JP2006311354A - 通信装置と通信方法および電力線搬送通信システム - Google Patents

通信装置と通信方法および電力線搬送通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力線を利用した通信において、電力線からの漏洩電磁波による既存のシステムへの影響を低減させる。
【解決手段】送信信号Stを送信信号増幅部12で増幅し、送信信号変換部13で通信信号SPtに変換して、対を成す導体31,32例えば電力線に注入する。導体31,32からの入力信号SPrを入力信号変換部14で受信信号Srに変換する。受信信号処理部15は、受信信号Srの信号レベルに応じたレベル検出信号LEを生成する。出力レベル制御部17は、通信状態信号MSで通信が行われていないことが示されているときに受信信号処理部15で生成されたレベル検出信号LEに基づいて利得制御信号GCを生成し、この信号で送信信号増幅部12の利得を制御する。通信が行われていないときのレベル検出信号LEは外部雑音レベルを示し、外部雑音レベルが大きいときには、利得を高くして信号SPtの信号レベルを大きくする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、通信装置と通信方法および電力線搬送通信システムに関する。詳しくは、対を成す導体例えば電力線を伝送線路として利用する場合、通信が行われていないときに、電力線から供給される入力信号を変換して得られた受信信号やアンテナで得られた受信信号から雑音レベルを検出して、この雑音レベルに応じて電力線に注入する通信信号の信号レベルを制御するものである。
近年、コンピュータ装置等の電子機器の普及に伴い、電子機器間で通信を行うことができるようにネットワークが構築されている。このネットワークでは、通信用の専用線が用いられるだけでなく、電波や光等を用いた無線通信を行うことでネットワークを構築することも行われている。
ところで、通信用の専用線を用いる場合、建物の構造等の問題から専用線を容易に設けることができない場合がある。また、無線通信を行う場合、遮蔽物等が無線信号の伝送路に設けられていたり、電子機器間の距離が離れすぎていると、通信を行うことができない場合が生ずる。このため、例えば商用周波数の電力供給に用いられている電力線を利用した通信、すなわち電力線搬送通信を行うことで、新たな伝送線路を敷設することなく容易にネットワークを構築することが可能となる。
このような電力線搬送通信において、高速通信を行うために1.7MHz(あるいは2MHz)〜30MHzの周波数帯を用いる場合、EMC(Electro-Magnetic Compatibility)の問題、例えば伝送線路の不平衡によって生じた漏洩電磁波が、放送やアマチュア無線などの既存システムに悪影響を与えてしまうという問題が懸念されている。このため、漏洩電磁波を低減したり伝送線路への混入雑音による性能の劣化を防止する提案がなされている。
図5は、電力線搬送通信に用いる従来の通信装置の構成を示している。なお、図5に示す通信装置50では、送信部分のみを示している。送信データTDは、変調部51で変調されたのち増幅部52で所定レベルに増幅されて不平衡−平衡変換部53で平衡データに変換される。この平衡データは、例えば特許文献1の発明のように送信信号制御部54に入力され、その後、送信信号監視部55を経由して導体61,62に注入される。
ここで、送信信号監視部55は、実際に導体61,62に注入された電圧値または電流値またはその両方の値を監視して、実際に導体61,62に注入された信号レベルを送信信号制御部54にフィードバックする。送信信号制御部54は、送信信号監視部55からのフィードバック信号に基づき、実際に導体61,62に注入された信号の平衡度が向上するように、電圧または電流またはその両方の制御を行う。
このようなフィードバック制御によって平衡度を向上させることができるので、電力線からの漏洩電磁波が少なくなりEMC問題を低減することが可能となる。
特開2004−140565号公報
ところで、通信を行うことを考慮されていない伝送線路、例えば電力線のように対を成す導体を用いて通信を行う場合、伝送線路にはインピーダンスマッチングが考慮されない分岐が随所に存在している。このため、伝送線路は複雑な周波数特性を持ち、伝送周波数帯域全体で平衡度を高めることはかなり困難である。
そこで、この発明では、電力線のように対を成す導体を用いて通信を行う場合に、伝送線路からの漏洩磁波による既存システムへの影響を容易に低減できる通信装置と通信方法および電力線搬送通信システムを提供するものである。
この発明に係る通信装置と通信方法および電力線搬送通信システムは、送信信号が増幅されたのち通信信号に変換されて、対を成す導体例えば電力線に注入される。また、電力線からの入力信号が受信信号に変換されて、この受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号が生成される。ここで、送信信号を増幅する際の利得は、通信状態信号によって通信が行われていないことが示されているときに生成されたレベル検出信号、すなわち外部雑音レベルを示すレベル検出信号に基づき、外部雑音レベルが大きくときには通信信号の信号レベルが大きく、外部雑音レベルが小さいときには通信信号の信号レベルを小さくするように設定される。
また、電力線からの入力信号を変換して得られた受信信号とアンテナからの受信信号の選択を行い、通信状態信号によって通信が行われていないことが示されているときアンテナからの受信信号が選択されて、この選択された受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号が生成される。ここで、送信信号を増幅する際の利得は、通信状態信号によって通信が行われていないことが示されているときに生成されたレベル検出信号、すなわちアンテナで受信された外部雑音のレベルを示すレベル検出信号に基づき、外部雑音レベルが大きくときには通信信号の信号レベルを大きく、外部雑音レベルが小さいときには通信信号の信号レベルが小さくなるように設定される。
さらに、受信信号を所定のレベルに増幅するものとして、この受信信号を所定のレベルに増幅する際の利得に基づいてレベル検出信号が生成される。
この発明によれば、送信信号が増幅されたのち通信信号に変換されて、対を成す導体例えば電力線に注入される。また、電力線からの入力信号が受信信号に変換される。この受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号が生成される。また、アンテナが設けられた場合には、通信状態信号で通信が行われていないことが示されているときアンテナからの受信信号が選択されて、この選択された受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号が生成される。ここで、送信信号を増幅する際の利得は、通信状態信号によって通信が行われていないことが示されているときに生成されたレベル検出信号、すなわち外部雑音レベルを示すレベル検出信号に基づき設定される。
このため、レベル検出信号に基づき送信信号を増幅する際の利得を設定して、外部雑音レベルの大きいときには通信信号の信号レベルを大きくして、外部雑音レベルが小さいときには通信信号の信号レベルを小さく抑えることで、既存システムに妨害を与えない範囲で最大限の信号レベルの通信信号を電力線に注入することが可能となり、良好に通信を行うことができる、
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は、対を成す導体例えば電力線を用いて通信を行う通信システムで用いられる通信装置の構成を示している。
通信装置10は、変調部11、送信信号増幅部12、送信信号変換部13、入力信号変換部14、受信信号処理部15、復調部16、出力レベル制御部17を有している。
データ処理装置20で生成された送信データTDは、変調部11に供給される。変調部11では、送信データTDの変調処理を行い、1.7MHz(あるいは2MHz)〜30MHzまでの周波数帯を用いる送信信号Stを生成して送信信号増幅部12に供給する。ここで、変調部11は、高速通信が可能となるように、送信データTDに対して多値変調、例えば256QAM(Quadrature Amplitude modulation)や1024QAM等の変調を行う。ここで、256QAMを用いるものとすると1シンボルが8ビット、1024QAMを用いるものとすると1シンボルが10ビットとなる。従って、30MHzまでの周波数帯を用いて通信を行えば、送信データにヘッダ情報等が付加されても200Mbps程度の通信速度を実現することが可能となる。
また、変調部11は、電力線からの漏洩電磁波による影響を少なくするために、さらに電力線に接続されている家電機器からの雑音やオンオフ動作に伴うインピーダンス変動、放送波の重畳、電力線の分岐による信号の歪等が生じても正しく通信を行うために、二次変調を行うものとしても良い。例えば、多値変調された信号をスペクトラム拡散方式あるいは直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)で二次変調して送信信号Stを生成するものとしても良い。
送信信号増幅部12は、後述する出力レベル制御部17から供給された利得制御信号GCに基づいて利得を設定する。また、設定した利得で送信信号Stを増幅して送信信号変換部13に供給する。送信信号変換部13は、不平衡回路と平衡回路を接続するための素子であるバランや、差動ドライバ回路等を用いて構成される。この送信信号変換部13は、供給された送信信号Stを差動方式の通信信号SPtに変換して、対を成す導体31,32に差動信号をそれぞれ注入する。この導体31,32は、電力線搬送通信システムでは電力線に相当するものである。また、電力線カプラが設けられるときには、電力線カプラを介して導体31,32が電力線と接続される。
導体31、導体32には、入力信号変換部14が接続されている。入力信号変換部14は、送信信号変換部13と同様に構成されており、導体31、導体32から取りだした差動方式の入力信号SPrの平衡−不平衡変換を行い、得られた受信信号Srを受信信号処理部15に供給する。入力信号SPrは、他の通信装置から通信信号SPtが導体31および導体32に注入されたとき、この通信信号SPtに基づいた信号となる。また、通信がいないときには、外部雑音に基づいた信号となる。
受信信号処理部15は、自動利得制御機能が組み込まれており、受信信号Srを所定の信号レベルに増幅して復調部16に供給する。また、受信信号処理部15は、受信信号Srの信号レベルに応じたレベル検出信号LEを生成して出力レベル制御部17に供給する。例えば、受信信号Srを所定の信号レベルに増幅したときの利得を示す信号を生成して、レベル検出信号LEとして出力レベル制御部17に供給する。
復調部16は、送信側の通信装置に設けられている変調部の変調処理に対応した復調処理を行う。この復調処理によって得られた受信データRDをデータ処理装置20に供給する。
出力レベル制御部17には、データ処理装置20から、通信が行われているか否かを示す通信状態信号MSが供給される。図2は、通信動作と通信状態信号MSの関係を示しており、データ処理装置20は、通信が行われている場合、すなわち通信装置10に送信データTDの供給(送信動作)を行っているときや通信装置10からの受信データRDの供給(受信動作)が行われているとき、例えば通信状態信号MSの信号レベルをハイレベル「H」とする。また、通信が行われていないときには通信状態信号MSの信号レベルをローレベル「L」として、このローレベル「L」の期間を外部雑音レベル検出期間とする。
出力レベル制御部17は、通信状態信号MSと受信信号処理部15から供給されたレベル検出信号LEに基いて利得制御信号GCを生成して、この利得制御信号GCを送信信号増幅部12に供給することで、送信信号増幅部12の利得を設定する。
次に、通信装置の動作について説明する。外部雑音レベルは、図3に示すように通信を行う環境によって異なる。例えば、都市部のように人口密度が高い高雑音地域では外部雑音レベルが高く、田園地方にように人口密度の低い低雑音地域では外部雑音レベルが低くなる。このため、通信装置10では、既存システムへの影響が少なく良好に通信を行うことができるように、外部雑音レベルに応じて通信信号SPtの信号レベルを調整する。
通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されているとき、受信信号処理部15に供給される受信信号は外部雑音信号であり、出力レベル制御部17に供給されるレベル検出信号LEは、外部雑音レベルを示すものとなる。このため、出力レベル制御部17は、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されたときに供給されたレベル検出信号LEに基づいて利得制御信号GCを生成して、この利得制御信号GCで送信信号増幅部12の利得を制御することで、通信信号SPtの信号レベルを調整する。
ここで、出力レベル制御部17は、外部雑音レベルが大きいとき、導体31,32に注入される通信信号SPtの信号レベルが大きくなるように送信信号増幅部12の利得を設定する。すなわち、出力レベル制御部17は、送信信号増幅部12で設定されている利得に応じた信号レベルよりも、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されているときのレベル検出信号LEによって示された受信信号の信号レベルが大きいときは、送信信号増幅部12の利得を大きくするように利得制御信号GCを生成して送信信号増幅部12に供給する。
外部雑音レベルが大きいときに通信信号SPtの信号レベルを大きくした場合、漏洩電磁波が外部雑音よりも小さければ外部雑音に埋もれてしまうので、漏洩電磁波による既存システムへの影響を少なくできる。また、既存システムに妨害を与えない範囲で通信信号SPtの信号レベルを最大限として注入することができる。さらに、既存システムに妨害を与えない範囲で通信信号SPtの信号レベルを最大限として注入することができるので 外部雑音の影響を受け難くなり、良好に通信を行うことができる。
また、出力レベル制御部17は、外部雑音レベルが小さいとき、導体31,32に注入される通信信号SPtの信号レベルを小さく抑えるように送信信号増幅部12の利得を設定する。すなわち、出力レベル制御部17は、送信信号増幅部12で設定されている利得に応じた信号レベルよりも、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されているときのレベル検出信号LEによって示された受信信号の信号レベルが小さいときは、送信信号増幅部12の利得を小さくするように利得制御信号GCを生成して送信信号増幅部12に供給する。
外部雑音レベルが小さいときに通信信号SPtの信号レベルが小さくないと、外部雑音レベルが小さいことから漏洩電磁波による影響が顕著となってしまうからである。また、外部雑音の影響が少なくなるので、通信信号SPtの信号レベルを小さくしても良好に通信を行うことができるからである。
このように、通信が行われていないときに受信信号処理部15に供給された受信信号の信号レベルに応じて送信信号増幅部12の利得を制御すれば、外部雑音レベルに応じて通信信号SPtの信号レベルが調整されて、既存システムへの影響が少なく良好に通信を行うことができる。
また、単に送信電力を小さくして漏洩電磁界を低減するものではないことから、直交振幅変調を用いる場合であっても振幅変化の検出が可能となり、対を成す導体例えば電力線を介して伝送効率の高い通信を行うことができる。
ところで、上述の形態では、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されたときに入力信号変換部14から受信信号処理部15に供給された受信信号の信号レベルを検出することで、外部雑音レベルを検出している。しかし、外部雑音レベルの検出は、入力信号変換部14から供給される受信信号を利用する場合に限られるものではなく、例えばアンテナで得られた受信信号を利用して行うこともできる。図4は、通信装置の他の構成として、アンテナを用いて外部雑音レベルを検出する通信装置10aを示している。なお、図4において、図1と対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
入力信号変換部14で得られた受信信号Srは、信号選択部18に供給される。この信号選択部18には、アンテナ19から受信信号Satとデータ処理装置20から通信状態信号MSとが供給される。
信号選択部18は、通信状態信号MSに基づき、入力信号変換部14から供給された受信信号Srあるいはアンテナ19から供給された受信信号Satのいずれかの信号を選択して受信信号処理部15に供給する。
受信信号処理部15は、信号選択部18で選択された受信信号を所定の信号レベルに増幅して復調部16に供給する。また、受信信号処理部15は、例えば、受信信号Srを所定の信号レベルに増幅したときの利得を示す信号を生成して、レベル検出信号LEとして出力レベル制御部17に供給する。
ここで、信号選択部18は、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されたとき、アンテナ19から供給された受信信号Satを選択して受信信号処理部15に供給する。また、信号選択部18は、通信状態信号MSによって通信が行われていることが示されたとき、入力信号変換部14から供給された受信信号Srを選択して受信信号処理部15に供給する。
出力レベル制御部17は、通信状態信号MSによって通信が行われていないことが示されたとき、受信信号処理部15から供給されたレベル検出信号LEに基づいて利得制御信号GCを生成する。さらに、生成した利得制御信号GCを送信信号増幅部12に供給して、送信信号増幅部12の利得を制御する。例えば、外部雑音レベルが大きいとき、導体31,32に注入される通信信号SPtの信号レベルが大きくなるように、利得制御信号GCによって送信信号増幅部12の利得を大きくする。また、外部雑音レベルが小さいとき、導体31,32に注入される通信信号SPtの信号レベルが小さくなるように、利得制御信号GCによって送信信号増幅部12の利得を小さくする。
なお、データ処理装置20は、通信装置10からの受信データRDの供給に基づいて受信動作中であるか否かを検出して通信状態信号MSを生成するものとした場合、アンテナ19から供給された受信信号Satを信号選択部18で選択すると、その後に他の通信装置から通信信号SPtが供給されても、この通信信号SPtに基づく受信信号の復調が行われない。従って、受信データRDがデータ処理装置20に供給されず、通信状態信号MSを通信が行われている状態に切り替えることができない。
このため、信号選択部18は、アンテナ19から供給された受信信号Satを選択して、この受信信号Satの信号レベルに基づいて送信信号増幅部12の利得の設定が完了したとき、通信状態信号MSに係らず、入力信号変換部14から供給された受信信号Srを選択すれば、他の通信装置から通信信号SPtが供給されたとき、通信状態信号MSを通信が行われている状態に切り替えることができる。
このように、通信が行われていないときにアンテナ19から供給された受信信号Satの信号レベルに応じて送信信号増幅部12の利得を制御しても、外部雑音レベルに応じて通信信号SPtの信号レベルが調整されて、既存システムへの影響が少なく良好に電力線を介して通信を行うことができる。また、電力線を介して伝送効率の高い通信を行うこともできる。
さらに、上述の形態では、データ処理装置20で通信状態信号MSを生成して出力レベル制御部17や信号選択部18に供給するものとしたが、変調部11や送信信号増幅部12、受信信号処理部15、復調部16で通信状態信号MSを生成するものとしても良い。例えば、変調部11は送信データの供給の検出、送信信号増幅部12は送信信号の供給の検出も行い、送信データや送信信号が供給されているときに送信中であることを示す通信状態信号を生成して出力レベル制御部17や信号選択部18に供給する。また、他の通信装置から通信信号が供給されているときの入力信号SPrの信号レベルが外部雑音レベルよりも大きい通信システムの場合、受信信号処理部15は、受信信号を所定のレベルに増幅したときの利得が予め定めた値よりも小さいために受信信号が通信信号に基づく信号であると判別できるとき、受信中であることを示す通信状態信号を生成して出力レベル制御部17や信号選択部18に供給する。また、復調部16は、受信信号の復調で受信データを得ることができているときには、受信中であることを示す通信状態信号を生成して出力レベル制御部17や信号選択部18に供給する。
出力レベル制御部17や信号選択部18は、変調部11等からの通信状態信号に基づき、送信と受信が共に行われていないとき、レベル検出信号LEに基づいて送信信号増幅部12の利得を設定して、上述のように外部雑音レベルに応じて通信信号の信号レベルを調整する。
このように、通信状態信号MSを通信装置10の内部で生成すれば、通信状態信号MSを生成する機能を有していないデータ処理装置が通信装置10に接続されても、既存システムへの影響が少なく良好に通信を行うことができる。
なお、漏洩電磁界を低減する従来の方法も組み合わせて通信を行うものとすれば、さらに漏洩電磁界を低減させることができることは勿論である。
通信装置の構成を示す図である。 通信動作と通信状態信号の関係を示す図である。 外部雑音レベルを示す図である。 通信装置の他の構成を示す図である。 従来の通信装置の構成を示す図である。
符号の説明
10,10a,50・・・通信装置、11,51・・・変調部、12・・・送信信号増幅部、13・・・送信信号変換部、14・・・入力信号変換部、15・・・受信信号処理部、16・・・復調部、17・・・出力レベル制御部、18・・・信号選択部、19・・・アンテナ、20・・・データ処理装置、31,32,61,62・・・導体、52・・・増幅部、53・・・不平衡−平衡変換部、54・・・送信信号制御部、55・・・送信信号監視部

Claims (10)

  1. 送信信号の増幅を行う送信信号増幅部と、
    前記送信信号増幅部の利得を制御する出力レベル制御部と、
    前記送信信号増幅部で増幅された送信信号を、対を成す導体に注入する通信信号に変換する送信信号変換部と、
    前記対を成す導体から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換部と、
    前記受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理部とを有し、
    前記対を成す導体を介した通信が行われているか否かを示す通信状態信号を前記出力レベル制御部に供給し、前記出力レベル制御部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているときに前記受信信号処理部で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅部の利得を制御する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記受信信号処理部は、前記受信信号を所定のレベルに増幅して出力し、該受信信号を所定のレベルに増幅する際の利得に基づいて前記レベル検出信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記出力レベル制御部は、前記送信信号増幅部で設定されている利得に応じた信号レベルよりも、前記レベル検出信号によって示される前記受信信号の信号レベルが大きいときは前記利得を大きくし、前記受信信号の信号レベルが小さいときは前記利得を小さくする
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 送信信号の増幅を行う送信信号増幅工程と、
    前記送信信号増幅工程で増幅された送信信号を、対を成す導体に注入する通信信号に変換する送信信号変換工程と、
    前記対を成す導体から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換工程と、
    前記受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理工程と、
    前記対を成す導体を介した通信が行われていないときに前記受信信号処理工程で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅工程での利得を制御する出力レベル制御工程とを有する
    ことを特徴とする通信方法。
  5. 電力線を利用して通信を行う電力線搬送通信システムにおいて、
    前記電力線に通信信号を注入する通信装置は、
    送信信号の増幅を行う送信信号増幅部と、
    前記送信信号増幅部の利得を制御する出力レベル制御部と、
    前記送信信号増幅部で増幅された送信信号を前記通信信号に変換する送信信号変換部と、
    前記電力線から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換部と、
    前記受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理部とを有し、
    前記電力線を介した通信が行われているか否かを示す通信状態信号を前記出力レベル制御部に供給し、前記出力レベル制御部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているときに前記受信信号処理部で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅部の利得を制御する
    ことを特徴とする電力線搬送通信システム。
  6. 送信信号の増幅を行う送信信号増幅部と、
    前記送信信号増幅部の利得を制御する出力レベル制御部と、
    前記送信信号増幅部で増幅された送信信号を、対を成す導体に注入する通信信号に変換する送信信号変換部と、
    前記対を成す導体から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換部と、
    アンテナと、
    前記入力信号変換部からの受信信号あるいは前記アンテナからの受信信号を選択する信号選択部と、
    前記信号選択部で選択された受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理部とを有し、
    前記対を成す導体を介した通信が行われているか否かを示す通信状態信号を前記信号選択部と前記出力レベル制御部に供給し、
    前記信号選択部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているとき前記アンテナからの受信信号を選択し、
    前記出力レベル制御部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているときに前記受信信号処理部で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅部の利得を制御する
    ことを特徴とする通信装置。
  7. 前記受信信号処理部は、前記受信信号を所定のレベルに増幅して出力し、該受信信号を所定のレベルに増幅する際の利得に基づいて前記レベル検出信号を生成する
    ことを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 前記出力レベル制御部は、前記送信信号増幅部で設定されている利得に応じた信号レベルよりも、前記レベル検出信号によって示される前記受信信号の信号レベルが大きいときは前記利得を大きくし、前記受信信号の信号レベルが小さいときは前記利得を小さくする
    ことを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  9. 送信信号の増幅を行う送信信号増幅工程と、
    前記送信信号増幅工程で増幅された送信信号を、対を成す導体に注入する通信信号に変換する送信信号変換工程と、
    前記対を成す導体から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換工程と、
    前記対を成す導体を介した通信が行われていないとき、前記入力信号変換工程からの受信信号に代えてアンテナからの受信信号を選択する信号選択工程と、
    前記信号選択工程で選択された受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理工程と、
    前記対を成す導体を介した通信が行われていないときに前記受信信号処理工程で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅工程での利得を制御する出力レベル制御工程とを有する
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 電力線を利用して通信を行う電力線搬送通信システムにおいて、
    前記電力線に通信信号を注入する通信装置は、
    送信信号の増幅を行う送信信号増幅部と、
    前記送信信号増幅部の利得を制御する出力レベル制御部と、
    前記送信信号増幅部で増幅された送信信号を前記通信信号に変換する送信信号変換部と、
    前記電力線から供給される入力信号を受信信号に変換する入力信号変換部と、
    アンテナと、
    前記入力信号変換部からの受信信号あるいは前記アンテナからの受信信号を選択する信号選択部と、
    前記信号選択部で選択された受信信号の信号レベルに応じたレベル検出信号を生成する受信信号処理部とを有し、
    前記電力線を介した通信が行われているか否かを示す通信状態信号を前記信号選択部と前記出力レベル制御部に供給し、
    前記信号選択部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているとき前記アンテナからの受信信号を選択し、
    前記出力レベル制御部では、前記通信状態信号で通信が行われていないことが示されているときに前記受信信号処理部で生成されたレベル検出信号に基づいて、前記送信信号増幅部の利得を制御する
    ことを特徴とする電力線搬送通信システム。
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