JP2006305438A - 水浄化装置及び水浄化装置を用いる水槽 - Google Patents

水浄化装置及び水浄化装置を用いる水槽 Download PDF

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幹夫 佐橋
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泰介 櫻井
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Abstract

【課題】 電力の供給なしに貯水タンク内の水を浄化できる水浄化装置を提供する。 【解決手段】 太陽光で太陽電池18にて起こした電力で水中ポンプ12を駆動して、導入パイプ32を介して平板状容器20へ水槽50内の水を導く。平板状容器20内では、太陽光で光触媒26により水中の有機物質を分解して炭酸ガスと水にし、水を浄化する。そして、浄化された水は、導出パイプ34を介して水槽50内に戻される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料用水等の水槽内の水を浄化する水浄化装置及び該水浄化装置を用いる水槽に関するものである。
4階建て以上のビルディングには、上階へ水道の圧力で水を送ることができないため、屋上に貯水槽が設けられている。ここで、オフィスビルでは、気温が高くなると共に日射が強い夏場に人がいなくなると、例えば、連休、盆休み等の時期に、貯水槽の水が使われなくなるため、内部の温度が上がり水道中の塩素が抜けて、細菌、微生物が繁殖し、水が臭くなることがあった。
ここで、特許文献1〜特許文献3には、光触媒を用いて水を浄化する装置が開示されている。
特開2003−251340号公報 特開2001−300585号公報 特開平9−131587号公報
水浄化装置を設けることで上述した事態に対応し得るが、水浄化装置は、大きな装置であり、既存の貯水槽に取り付けるのは難しい。また例えば、貯水槽へ塩素を加えるタイプの水浄化装置では、塩素をタンク内に補填する等のこまめなメンテナンスが必要となった。更に、係る装置を駆動させるには電力の供給が必須であった。例えば、特許文献1〜特許文献3の光触媒を用いて水を浄化する装置は、メンテナンス無しに稼働できるが、装置が大型であり、また、飲料用水を浄化するには向かなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、既存の貯水タンクに容易に取り付けることができ、電力の供給なしに貯水タンク内の水を浄化できる水浄化装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、水槽50内の水を浄化する水浄化装置10であって、
光触媒担持体26を収容し、上面に透明板24を配置した密封構造の平板状容器20と、前記平板状容器20を傾斜させ支持する架台16と、前記平板状容器20へ水槽50内の水を導くための導入パイプ32と、前記平板状容器20からの水を前記水槽50内へ導くための導出パイプ34と、太陽電池18と、太陽電池18により駆動され、前記導入パイプを介して前記平板状容器20へ水槽内の水を導くポンプ14とを備えることを技術的特徴とする。
請求項5の発明は、水槽50内の水を浄化する水浄化装置10であって、
前記平板状容器20を支持する架台16と、光触媒担持体26を収容し、上面に透明板24を配置した密封構造の平板状容器20と、前記平板状容器20へ水槽50内の水を導くための導入パイプ32と、前記平板状容器20からの水を前記水槽50内へ導くための導出パイプ34と、を備え、
前記平板状容器20を水槽50の側面に取り付け、前記導入パイプ32を前記平板状容器20の下端近傍に取り付け、前記導出パイプ34を前記平板状容器20の上端近傍に取り付けたことを技術的特徴とする。
請求項1の水浄化装置では、太陽光で起こした電力でポンプを駆動して、平板状容器へ水槽内の水を導く。平板状容器では、太陽光により光触媒を用いて水を浄化し、水槽側へ戻す。このため、電力の供給を受けずに水の浄化を、メンテナス無しに実現できる。
ここで、水槽側に導入パイプと導出パイプとを挿通する2つの小径孔を開けるだけで容易に取り付けることができる。水の浄化を気密構造の平板状容器を用いて行うため、外気と接触せず清潔で、飲料用水の浄化に好適である。架台により平板状容器を太陽側に向くように傾斜させることで、季節や時間帯の影響をあまり受けず、太陽光を十分に光触媒へ照射させることができる。また、太陽電池により駆動されるポンプを用いることで、日射が強く水槽内の浄化が必要となる夏場に、水の循環量を増加させて、水槽全体の水を光触媒で浄化することが可能である。反対に、外気温度が下がり、水槽内の浄化の必要性が低くなる冬季等は、触媒反応の起きる照射量の時のみポンプが運転するので、ポンプの運転時間を短くして、長寿命化を図ることができる。
請求項2の水浄化装置では、導入パイプを平板状容器の下端側に取り付け、導出パイプを平板状容器の上端側に取り付けてある。このため、最初の設置時や、何らかの原因でポンプの停止時に水槽内の水位が導出パイプ先端より下がり、平板状容器から水が抜けても、ポンプが運転を開始した際に、水槽から導いた水は、平板状容器の下側から上側に向かって溜まって行き、平板状容器内の空気を短時間で排出することができる。従って、水が平板状容器内で空気と混じらず清潔で、飲料用水の浄化に好適である。
また、一旦、平板状容器と導入パイプ、導出パイプ内が水で満たされた後は、サイフォンの原理によりポンプの揚程はほとんど必要なくなり、太陽光が弱く太陽電池の出力が少ない条件下でも水を循環させることができる。
請求項3では、水槽外部に配置したポンプを用いるため、水中ポンプを用いることと比較して、信頼性を高め、廉価に構成することができる。
請求項4では、導入パイプの先端に取り付けた水中ポンプを用いるため、外置ポンプで必要な設置時や水抜け時の呼び水を行うことなく平板状容器へ水を汲み上げることができる。
請求項5の水浄化装置では、水槽の側面に取り付けられた平板状容器に太陽光が照射すると、光触媒で水を浄化する。これと同時に、水が太陽光により暖められ、暖められた水が平板状容器の上側に向かい、平板状容器の上端近傍の導出パイプを介して水槽内に導出される。暖められた水が水槽内に向かうことで、平板状容器の下端近傍の導入パイプを介して水槽側からの相対的に冷たい水が、平板状容器内に流れ込む。このため、電力の供給を受けずに水槽の水を循環させ、メンテナス無しに浄化を実現できる。
ここで、水槽側に導入パイプと導出パイプとを挿通する2つの小径孔を開けるだけで容易に取り付けることができる。水の浄化を気密構造の平板状容器を用いて行うため、外気と接触せず清潔で、飲料用水の浄化に好適である。また、水の循環のためのポンプを用いないため、高い信頼性を有し、廉価に構成することができる。
請求項6では、フィルタを設けてあるため、導出パイプからの光触媒担持体の流出を防ぐことができる。
請求項7では、平板状容器の透明板と対向する内面を鏡面仕上げにしてある。このため、透明板側からの入射光のみでなく、平板状容器の内面からの反射光を光触媒に照射することができ、効率的に水を浄化することができる。
請求項8では、架台を、平板状容器の角度を調整可能なよう構成してあり、南中高度の季節変化、また、配置する地理的な地軸の傾きに対応させて角度を調整することで、平板状容器に垂直に近い角度で太陽光を当て、効率的に水を浄化することが可能である。
請求項9では、平板状容器の透明板の外面側に光触媒を塗布してあるので、透明板の表面に汚れが溜まらなくなって、汚れにより太陽光を減衰させずに光触媒へ当てることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る水浄化装置を図1及び図8を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る水浄化装置の構成を示す斜視図である。水浄化装置10は、水槽50の蓋又は上面52上に配置される。水浄化装置10は、光触媒26を収容し、上面が開放した箱形状のステンレス製平板状容器20と、該平板状容器20を傾斜させ支持する架台16と、該平板状容器20へ水槽50内の水を導くための導入パイプ32と、該平板状容器20からの水を水槽50内へ導くための導出パイプ34と、複数枚の太陽電池(太陽電池パネル)18と、太陽電池18により駆動され、導入パイプ32を介して平板状容器20へ水槽内の水を導く水中ポンプ12とを備える。太陽電池18は、平板状容器20側から延在する、該平板状容器20と一体に形成された延在枠20Aに取り付けられている。
光触媒26は、粒状のシリカゲルに二酸化チタンを担持させてなる。平板状容器20は、上面に強化ガラス24を配置した密封構造となっている。強化ガラス24及び太陽電池18の表面には汚れ防止用の光触媒塗料28が塗布されている。平板状容器20の強化ガラス24と対向する内面22は、入射光を反射するように鏡面仕上げされている。導入パイプ32は、平板状容器20内に導出され、複数の開口32aを介して水が導入される。
図8(A)は、図1中の導出パイプ34の平板状容器20側への導出部を示しており、図8(B)は図8(A)中の導出パイプ34のb矢視図である。導出パイプ34の内部には、平板状容器20内の光触媒26の流出を防止するためのステンレス製網状フィルタ35Aが配置されている。図8(C)は、フィルタの別例で、導出パイプ34の開口部に、フェルト製のフィルタ35Bが取り付けられている。
水浄化装置10の取り付けは、架台16を水槽50の蓋又は上面52に固定する。そして、蓋又は上面52に導入パイプ32と導出パイプ34とを挿通するための小径孔52a、52bを設け、それぞれ導入パイプ32、導出パイプ34を挿通させ、導入パイプ32の先端に水中ポンプ12を装着することにより行う。第1実施形態の水浄化装置10は、水槽50側に2つの小径孔52a、52bを開けるだけで簡単に取り付けることができる。
次に、水浄化装置10の動作について説明する。太陽光によって太陽電池18で起こした電力で水中ポンプ12を駆動して、導入パイプ32を介して平板状容器20へ水槽内の水を導く。平板状容器20内では、太陽光により、光触媒を構成する二酸化チタンを励起させる。二酸化チタンは、電子と正孔とを発生し、酸素や水と反応して活性酸素やOHラジカルを生ぜしめ、水中の有機物質と結合して分解し、炭酸ガスと水にする。これにより水が浄化される。そして、浄化された水は、導出パイプ34を介して水槽50内に戻される。このため、電力の供給を受けることなく水槽50内の水の浄化を、メンテナス無しに実現できる。
第1実施形態の水浄化装置10では、水の浄化を気密構造の平板状容器20を用いて行うため、外気と接触せず清潔で、飲料用水の浄化に好適である。架台16により平板状容器20を太陽側に向くように傾斜させることで、季節や時間帯の影響をあまり受けず、太陽光を十分に光触媒26へ照射させることができる。また、太陽電池18により駆動される水中ポンプ12を用いることで、日射が強く水槽50内の浄化が必要となる夏場に、水の循環量を増加させて、水槽50全体の水を光触媒で浄化することが可能である。反対に、外気温度が下がり、水槽50内の浄化の必要性が低くなる冬季等は、触媒反応の起きる照射量の時にみ水中ポンプ12が運転するので、水中ポンプ12の運転時間を短くして、長寿命化を図ることができる。
第1実施形態では、導入パイプ32の先端に取り付けた水中ポンプ12を用いるため、水上に設けたポンプで必要となる呼び水を行うことなく平板状容器20へ水を汲み上げることができる。また、平板状容器20の強化ガラス24と対向する内面を鏡面仕上げにしてあるため、強化ガラス24側からの入射光のみでなく、平板状容器20の内面からの反射光を光触媒26に照射することができ、効率的に水を浄化することができる。更に、強化ガラス24及び太陽電池18の外面側に光触媒塗料28を塗布してあるので、強化ガラス24の表面に汚れが溜まらなくなって、太陽光を減衰させずに光触媒へ当てることができる。また、太陽電池18により、メンテナンスなしで長期に渡り電力を発生させることができる。
[第1実施形態の第1改変例]
図2は、第1実施形態の第1改変例に係る水浄化装置10を示している。図1を参照して上述した第1実施形態では、水の汲み上げに水中ポンプを用いた。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、水槽50の外部に配置した通常のポンプ14を用いる。このため、最初の設置の際に、呼び水を行い、水をポンプ14まで汲み上げておく必要があるが、その後はポンプ14の吸入口に付属の逆止弁の作用により運転を続けることができる。第1実施形態の第1改変例では、水中ポンプを用いることと比較して、信頼性を高め、廉価に構成することができる。
[第1実施形態の第2改変例]
図3は、第1実施形態の第2改変例に係る水浄化装置10を示している。図1を参照して上述した第1実施形態では、平板状容器20の上側に導入パイプ32を接続し、下側に導出パイプ34を接続した。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、平板状容器20の下側に導入パイプ32を接続し、上側に導出パイプ34を接続してある。このため、最初の設置時や、何らかの原因でポンプの停止時に水槽内の水位が導出パイプ34先端より下がり平板状容器20から水が抜けても、水中ポンプ12が運転を開始した際に、水槽50から導いた水は、平板状容器20の下側から上側に向かって溜まって行き、平板状容器20内の空気を導出パイプ34側から短時間で排出することができる。
また、一旦、平板状容器20と導入パイプ32、導出パイプ34内が水で満たされた後は、サイフォンの原理によりポンプの揚程はほとんど必要なくなり、太陽光が弱く太陽電池18の出力が少ない条件下でも水を循環させることができる。
第1実施形態の第2改変例では、平板状容器20内での水の凍結による装置故障を防止するため、導出パイプ34の先端を大気中に開放し、日射が弱く水中ポンプ12が動作しない間に該導出パイプ34を介して空気が流れ込み、平板状容器20内の水が抜けるように設定した場合において好適である。即ち、水中ポンプ12が動作開始後は、平板状容器20中の空気が速やかに抜け、平板状容器20内で水が空気と混じらず清潔である。
図4(A)、(B)は、平板状容器20の角度を調整可能に構成した架台16の構成を示す説明図である。
架台16に対して、平板状容器20は軸21aを介して角度調整可能に取り付けられている。平板状容器20側から延在する延在枠20Aの上端近傍には、軸21bを介して第1リンク板17aが回動可能に取り付けられている。第1リンク板17aの他端には、軸21cを介して第2リンク板17cが回動可能に取り付けられている。第2リンク板17cの他端は、架台16に対して軸21dを介して軸支されている。第1リンク板17aの他端には、第2リンク板17cと当接する固定片19aが設けられている。同様に、第2リンク板17cには、第1リンク板17aと当接する固定片19cが設けられている。ここで、図4(A)に示すように、軸21cを外側へ引き出すように第1リンク板17a、第2リンク板17cを回動させることで、第2リンク板17cの固定片19cが第1リンク板17aと当接し、平板状容器20を緩い傾斜角度で固定できる。一方、図4(B)に示すように、軸21cを内側へ押し込むように第1リンク板17a、第2リンク板17cを回動させることで、第1リンク板17aの固定片19aが第2リンク板17cと当接し、平板状容器20を急傾斜角度で固定できる。
平板状容器20の角度を調整可能なよう構成することで、南中高度の季節変化、また、配置する地理的な地軸の傾きに対応させて角度を調整して、平板状容器20に対して垂直に近い角度で太陽光を当て、効率的に水を浄化することが可能となる。
[第2実施形態]
図5(A)は、第2実施形態に係る水浄化装置10の側面を示し、図5(B)は正面を示している。図1を参照して上述した第1実施形態では、水浄化装置を水槽の上側に配置した。これに対して、第2実施形態の水浄化装置10は、水槽50の側壁50wに取り付ける。また、第1実施形態では、ポンプを用いて水を強制循環させたが、第2実施形態では、ポンプを用いず、水を自然に対流させる。
第2実施形態の水浄化装置10では、平板状容器20に太陽光が照射すると、光触媒26で水を浄化する。これと同時に、水が太陽光により暖められ、暖められた水が平板状容器20の上側に向かい、平板状容器20の上端近傍の導出パイプ34を介して水槽50内に導出される。暖められた水が水槽50側に出ていくことで、平板状容器20の下端近傍の導入パイプ32を介して、水槽50側からの相対的に冷たい水が、平板状容器20内に流れ込む。このため、電力の供給を受けることなく水槽の水を循環させ、メンテナス無しに浄化を実現できる。第2実施形態では、水の循環のためのポンプを用いないため、高い信頼性を有し、廉価に構成することが可能である。
図6(A)、(B)は、第2実施形態の平板状容器20の角度を調整可能に構成した架台16の構成を示す説明図である。
図4を参照して上述した第1実施形態と同様に、図6(A)に示すように、軸21cを外側へ引き出すように第1リンク板17a、第2リンク板17cを回動させることで、第1リンク板17aの固定片19aが第2リンク板17cと当接し、平板状容器20を急傾斜角度で固定できる。一方、図6(B)に示すように、軸21cを内側へ押し込むように第1リンク板17a、第2リンク板17cを回動させることで、第2リンク板17cの固定片19cが第1リンク板17aと当接し、平板状容器20を緩い傾斜角度で固定できる。
[第2実施形態の第1改変例]
図7(A)、(B)は、第2実施形態の第1改変例に係る水浄化装置10を示している。図5を参照して上述した第2実施形態では、ポンプを用いなかった。これに対して、第2実施形態の第1改変例では、ポンプ14を用いて、太陽電池18で得られた電力により水を強制循環させている。この第2実施形態の第1改変例では、図中に二点鎖線で表してあるように、導出パイプ34の導出側を水面から離して空気中に配置することも可能である。又、外置ポンプでも呼び水の必要がなく、逆止弁も不要である。
上述した実施形態では、透明板として強化ガラスを用いたが、この代わりに、透明なポリカーボネート、ポリプロピレン等を用いることも可能である。更に、平板状容器20の角度調整として、2つの角度で固定する例を挙げたが、任意角度で固定できる構成を採用することも可能である。また、上述した実施形態では、本発明の水浄化装置を飲料水用の貯水槽に取り付ける例を挙げたが、本発明の水浄化装置は、中水、下水用の水槽にも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る水浄化装置の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の第1改変例に係る水浄化装置の構成を示す斜視図である。 第1実施形態の第2改変例に係る水浄化装置の構成を示す斜視図である。 (A)、(B)は、第1実施形態の平板状容器の角度を調整可能に構成した架台の構成を示す側面図である。 (A)は第2実施形態に係る水浄化装置の構成を示す側面図であり、(B)は正面図である。 (A)、(B)は、第2実施形態の平板状容器の角度調整機構の構成を示す側面図である。 (A)は第2実施形態の第1改変例に係る水浄化装置の側面図であり、(B)は正面図である。 (A)は、図1中の導出パイプの平板状容器側への導出部を示す説明図であり、(B)は(A)中の導出パイプのb矢視図である。(C)は、別例のフィルタが取り付けられた導出パイプ34の説明図である。
符号の説明
10 水浄化装置
12 水中ポンプ
14 ポンプ
16 架台
18 太陽電池
20 平板状容器
22 内面
24 透明強化ガラス
26 光触媒
28 光触媒塗料
32 導入パイプ
34 導出パイプ
35A、35B フィルタ
50 水槽
52 蓋又は上面
W 水

Claims (10)

  1. 水槽内の水を浄化する水浄化装置であって、
    光触媒担持体を収容し、上面に透明板を配置した密封構造の平板状容器と、
    前記平板状容器を傾斜させ支持する架台と、
    前記平板状容器へ水槽内の水を導くための導入パイプと、
    前記平板状容器からの水を前記水槽内へ導くための導出パイプと、
    太陽電池と、
    太陽電池により駆動され、前記導入パイプを介して前記平板状容器へ水槽内の水を導くポンプとを備えることを特徴とする水浄化装置。
  2. 前記導入パイプを前記平板状容器の下端側に取り付け、前記導出パイプを前記平板状容器の上端側に取り付けたことを特徴とする請求項1の水浄化装置。
  3. 前記ポンプとして、前記水槽外部に配置したポンプを用いたことを特徴とする請求項1の水浄化装置。
  4. 前記ポンプとして、前記導入パイプの先端に取り付けた水中ポンプを用いたことを特徴とする請求項1の水浄化装置。
  5. 水槽内の水を浄化する水浄化装置であって、
    前記平板状容器を支持する架台と、
    光触媒担持体を収容し、上面に透明板を配置した密封構造の平板状容器と、
    前記平板状容器へ水槽内の水を導くための導入パイプと、
    前記平板状容器からの水を前記水槽内へ導くための導出パイプと、を備え、
    前記平板状容器を水槽の側面に取り付け、
    前記導入パイプを前記平板状容器の下端近傍に取り付け、
    前記導出パイプを前記平板状容器の上端近傍に取り付けたことを特徴とする水浄化装置。
  6. 前記導出パイプからの光触媒担持体の流出を防ぐフィルタを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1の水浄化装置。
  7. 前記平板状容器の前記透明板と対向する内面を、鏡面仕上げにしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1の水浄化装置。
  8. 前記架台を、前記平板状容器の角度を調整可能なよう構成したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1の水浄化装置。
  9. 前記平板状容器の透明板の外面側に光触媒を塗布したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1の水浄化装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1の水浄化装置を用いる水槽。
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