JP2006295248A - 電力線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】分電盤により分岐された電力線を使用した電力線通信システムにおいて、各電力線にインジェクション部により高周波信号を重畳する場合、同位相の電力線の何れか一方に配線する信号線の配線方法を変えることにより、通信効率を高めた電力線通信システムを提供する。
【解決手段】この電力通信システム100は、高圧配電線である主幹電力線30の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器32の2次側を複数の電力線対(以下、単に電力線と記す)に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線2a−3a、2b−3bに、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7d)と、ループ状に形成した一対の信号線6a、6bにより複数のインジェクション部7に高周波信号9を分配する分配器5と、高周波信号9を送信するモデム4と、対向モデム8、8aと、を備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力線通信システムに関し、さらに詳しくは、複数の電力線に高周波信号を磁気結合して重畳及び抽出する方法に関するものである。
家庭内に引き込まれている電力線を用いた通信システムを構築する場合、高周波信号(1MHz〜30MHzの周波数帯)を電力線に重畳させる手段が必要となる。その場合の基本構成として図8(a)に示すようなフェライトコア51を用いてインジェクションする方法がある。この方法は、家庭内に引き込まれている電力線50のそれぞれにフェライトコア51を用いて電力線50と信号線52とを挟み込み、モデム53から信号線52を介して送信した高周波信号を磁気結合により電力線50に重畳するものである。またモデム53が高周波信号を受信する場合は、電力線50に重畳された高周波信号は、表皮効果により電力線50の表面に現れるので、信号線52を電力線50の表面に挟み込むようにすれば、その間の磁気結合力により高周波信号のみを取り出すことができる。
また分岐された電力線に高周波信号を重畳する場合は、図8(b)に示すように、モデム53から送出する高周波信号を分配器56により電力線50と50aに分配する。このときの分配方法は、分配器56から信号線52と52aを単純に並列に分配される。
尚、日本の配電システム(TTシステム:図10参照)では、2本の電力線と大地に設置された中性線の3本の電力線から構成されている。従って、電力線に重畳された高周波信号は必ず中性線と他の電力線の一方に重畳されるので、100Vの商用電源にモデムを接続すれば必ず高周波信号を受信することができる。
図10は、日本の配電システムに採用されているTTシステムの概念図である。柱上トランス40の2次側は中点が接地線41により大地に接地されている。従って、トランス40の両端(電力線42と43の間)の電圧は200Vであるが、中性線44との間では夫々100Vとなる。そして、その3線電力線は図示しない電力会社のブレーカを介して、需要家内の電力量計49により電力が積算されて分電盤45に入り、各ブレーカ45a、45b、45cを介して各家電機器46、47、48に供給される。従って、例えば家電機器46がPCであれば、電力線42と中性線44に重畳された高周波信号をPC内のモデムが受信して通信を行うことができる。
またフェライトコアを用いた電磁誘導結合(磁気結合)回路にて信号をインジェクションするものとして、特許文献1に開示されたものがある。
特開2004−032585公報
しかしながら、図8(a)に示したフェライトコアを用いた信号重畳方式は、図9に示すように、重畳する高周波信号55は対向モデム54の方向に流れる信号57と、その反対方向に流れる信号56が存在するが、反対方向に流れる信号56のエネルギーは通信にはほとんど寄与しないため、効率の良いシステムを構築する上で大きな課題であった。また、反対方向に流れる信号56により、フェライトコア51のモデム53側の電力線から漏洩電界が発生する可能性もあった。
また図8(b)に示した分岐された電力線に高周波信号を重畳する場合は(本方式を方式1と呼ぶ)、その分岐数が多くなると設置工事に手間がかかる上、配線数が増加するため接続ミスが発生しやすく、ケーブルの敷設できる場所が限られるなどの問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、分電盤により電力線が分岐された電力線を使用した電力線通信システムにおいて、各電力線にインジェクション部により高周波信号を重畳する場合、同位相の電力線の何れか一方の電力線のインジェクション部に配線する信号線の配線方法を変えることにより、インジェクション部から流出する反対方向の高周波信号を効率良く対向モデム側に誘導して、通信効率を高めた電力線通信システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、ループ状に形成した一対の信号線を前記複数のインジェクション部に分配する分配器と、を備え、複数の前記一対の信号線を前記分配器により並列に接続し、各信号線から前記複数の電力線対に備えられたインジェクション部に高周波信号を重畳する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に分配する一対の信号線と、他方の電力線対に分配する一対の信号線とが異なる極性になるように接続したことを特徴とする。
本発明の電力線通信システムは、変圧器の2次側の電力線対を複数の電力線対に分電する分電盤と、高周波信号を複数の信号線により分配する分配器と、分電された各電力線対に高周波信号を重畳するインジェクション部とを備え、モデムから送信した高周波信号を分配器により分配してインジェクション部を介して電力線に重畳することにより、モデム間でデータの授受を行う電力線通信システムである。しかしモデムから対向モデムに高周波信号を送出する際に、インジェクション部から対向モデム側に流れる信号以外に、その信号と反対側に流れる信号が発生する。そしてこの信号は、対向モデムとの通信を行う上では寄与しない信号であるばかりでなく、反対側に流れる信号は不要な電界を発生させ、通信品質と通信効率を低下させる要因となっている。そこで本発明では、この反対側に流れる信号を対向モデム側に誘導するために、それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の何れか一方の電力線対に分配する一対の信号線の極性と、他方の電力線対に分配する一対の信号線との極性を交互に接続するようにして、反対側に流れる信号は分電盤を通過して一方の電力線を介して対向モデム側に誘導させる。ここで、モデムとは高周波信号を送信して、その信号をインジェクション部から電力線に重畳する側に備えられたモデムを指す。また対向モデムとは、電力線に重畳された高周波信号を電力線から受信するモデムを指す。
請求項2は、電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、を備え、ループ状に形成した一対の信号線のループ内に前記複数のインジェクション部を備えて前記高周波信号を重畳する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番と、他方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番とが異なるようにループ配線したことを特徴とする。
モデムから送出された高周波信号を分配する分配器が無い場合、モデムからの一対の信号線をループ状に形成し、そのループがインジェクション部を通過する順番を変えるようにしても請求項1と同様の効果を得ることができる。即ち、同位相の電力線対の一方の電力線にあるインジェクション部に高周波信号を分配する順番と、他の電力線対にあるインジェクション部に高周波信号を分配する順番とを異なるようにしたものである。
請求項3は、電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、ループ状に形成した一対の信号線を前記複数のインジェクション部に分配する分配器と、を備え、ループ内に前記複数のインジェクション部を備えるように構成した信号線を前記分配器により複数の電力線対に分配する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番と、他方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番とが異なるようにループ配線したことを特徴とする。
3線電力線を分電盤により2線電力線に分電する場合、1本の中性線を共通に使用してそれぞれ同位相の電力線対を複数構成することができる。そして各電力線の同位相の電力線対の一方の電力線に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を分配する順番と、他方の電力線対の順番とを異なるようにするものである。そしてこれらの組み合わせの電力線対を複数構成するために、分配器から信号線を並列に分配して構成するものである。
請求項4は、前記インジェクション部は、前記高周波信号を送出する信号線を前記変圧器の2次側の電力線に夫々磁気結合するように構成したことを特徴とする。
電力線に重畳された高周波信号は、表皮効果により電力線の表面に現れる。従って、信号線を電力線の表面に挟み込むようにすれば、その間の磁気結合力により高周波信号のみを取り出すことができる。
請求項1の発明によれば、反対側に流れる信号を対向モデム側に誘導するために、それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に分配する一対の信号線の極性と、他方の電力線対に分配する一対の信号線との極性を交互に接続するようにして、反対側に流れる信号は分電盤を通過して一方の電力線を介して対向モデム側に誘導するので、反対側に流れる信号は分電盤を通過して一方の電力線を介して対向モデム側に誘導され、通信効率を高めることができると共に、対向モデムと反対方向に存在する電力線からの漏洩電界の発生と雑音を低減することができる。
また請求項2では、モデムから送出された高周波信号を分配する分配器が無い場合、モデムからの一対の信号線をループ状に形成し、そのループがインジェクション部を通過する順番を変えるので、分配器がなくとも効率よく反対側に流れる信号を対向モデム側にバイパスすることができ、コスト的に安いシステムを構成することができる。
また請求項3では、3線電力線を分電盤により2線電力線に分電する場合、1本の中性線を共通に使用してそれぞれ同位相の電力線対を複数構成し、そして各電力線対の同位相の電力線対の一方の電力線に備えられたインジェクション部に高周波信号を分配する順番と、他方の電力線対の順番とを異なるようにするので、電力線対が追加された場合、分配器から並列に信号線を追加することにより、容易にインジェクション部を追加することができる。
また請求項4では、電力線と信号線をインジェクション部により挟み込むように構成するので、商用電力と高周波信号をアイソレーションすると共に、高周波信号のみを磁気結合により電力線に重畳することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の第1の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。この電力通信システム100は、高圧配電線である主幹電力線30の電圧を降圧して商用電力に変換する柱上トランス(変圧器)32の2次側を複数の電力線対(以下、単に電力線と記す)に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線2a−3a、2b−3bに、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7d)と、ループ状に形成した一対の信号線6a、6bにより複数のインジェクション部7に高周波信号9を分配する分配器5と、インジェクション部7に送信すべき高周波信号9を信号線6を介して送信するモデム4と、モデム4と信号の送受を行う対向モデム8、8aと、を備えて構成される。
尚、高圧配電線(6600V)30の電圧を商用電圧(100V)に降圧する柱上トランス32の2次側の低圧配電線2、3の一方(この例では低圧配電線2)は接地線34により大地に接地されている(低圧配電線2は中性線とも呼ばれる)。また図示は省略するが、柱上トランス32の低圧配電線2、3から電力会社のブレーカを介して本システムは接続されている。また、インジェクション部7はフェライトコア7a〜7dにより構成され、フェライトコア7aは低圧配電線2aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7bは低圧配電線3aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7cは低圧配電線2bと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7dは低圧配電線3bと信号線6bを挟み込んでいる。またモデム4の2本の信号線は分配器5により一対の信号線6aと6bが並列に接続され、信号線6aの先端はフェライトコア7a、7bに挟み込まれてループ状に構成されている。また信号線6bの先端はフェライトコア7d、7cに挟み込まれ、信号線6aと交互に接続されてループ状に構成され、この例では分配器5により信号線6aと6bは交互に配線されている。また対向モデム8、8aは2次側の電力線2a−3a、2b−3bとそれぞれ接続されている(本方式を方式2と呼ぶ)。
次に本発明の実施形態に係る電力通信システムの動作について説明する。モデム4から送出された高周波信号9は信号線6a、6bを介してインジェクション部7にそれぞれ入力される。インジェクション部7では、フェライトコア7a、7bに信号線6aが挟み込まれており、且つ低圧配電線2a、3aとも挟みこまれているので、信号線6aと低圧配電線2a、3aとの間で磁気結合が発生して高周波信号9aが低圧配電線3aに重畳される。その高周波信号9aはフェライトコア7bから低圧配電線3aの両側に信号9a、9cとして流れる。信号9aは対向モデム8に向かって流れる本来の信号であるが、信号9cは対向モデム8とは反対側に流れようとする。しかし、途中に分電盤10があり、その分電盤10により低圧配電線3aと3bが接続されるので、信号9cは分電盤10に入力し、低圧配電線3bに重畳されて信号9cとして対向モデム8a側に誘導される。そして信号9cは信号9bと合成されて、送信出力を5〜6dB増加した状態(実測結果は後述する)と等価な効果を得ることができる。
同様にしてインジェクション部7では、フェライトコア7c、7dに信号線6bが挟み込まれており、且つ低圧配電線2b、3bとも挟みこまれているので、信号線6bと低圧配電線2b、3bとの間で磁気結合が発生して高周波信号9bが低圧配電線2bに重畳される。その高周波信号9bはフェライトコア7cから低圧配電線2bの両側に信号9b、9dとして流れる。信号9bは対向モデム8aに向かって流れる本来の信号であるが、信号9dは対向モデム8aとは反対側に流れようとする。しかし、途中に分電盤10があり、その分電盤10により低圧配電線2bと2aが接続されるので、信号9dは分電盤10に入力し、低圧配電線2aに重畳されて信号9dとして対向モデム8側に誘導される。そして信号9dは信号9aと合成されて、送信出力を5〜6dB増加した状態(実測結果は後述する)と等価な効果を得ることができる。
以上のように本発明の電力線通信システム100は、柱上トランス32の2次側の電力線2−3を複数の電力線2a−3a、2b−3bに分電する分電盤10と、高周波信号9を信号線6により分配する分配器5と、分電された各電力線2a−3a、2b−3bに高周波信号9を重畳するインジェクション部7とを備え、モデム4から送信した高周波信号9を分配器5により分配してインジェクション部7を介して電力線2a−3a、2b−3bに重畳することにより、モデム間でデータの授受を行う電力線通信システムである。しかしモデム4から対向モデム8、8aに高周波信号を送出する際に、インジェクション部7から対向モデム8、8a側に流れる信号9a、9b以外に、その信号9a、9bと反対側に流れる信号9c、9dが発生する。そしてこの信号9c、9dは、対向モデム8、8aとの通信を行う上では寄与しない信号であるばかりでなく、反対側に流れる信号は不要な電界を発生させ、通信品質と通信効率を低下させる要因となっている。そこで本実施形態では、この反対側に流れる信号9c、9dを対向モデム8、8a側に誘導するために、同位相の電力線の一方の電力線(この例では2b−3b)に分配する一対の信号線6bの極性と、電力線2a−3aに分配する一対の信号線6aとの極性を交互に接続するようにして、反対側に流れる信号9c、9dは分電盤10を通過して一方の電力線2a、3bを介して対向モデム8、8a側に誘導するようにしたものである。これにより、反対側に流れる信号9c、9dは分電盤10を通過して一方の電力線を介して対向モデム8、8a側に誘導され、通信効率を高めることができると共に、対向モデム8、8aと反対方向に存在する電力線からの漏洩電界の発生と雑音を低減することができる。
図2は本発明の第2の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この電力通信システム110は、高圧配電線である主幹電力線30の電圧を降圧して商用電力に変換する柱上トランス(変圧器)32(図示せず)の2次側を複数の電力線に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線2a−3a、2b−3bに、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7d)と、インジェクション部7に送信すべき高周波信号9を信号線6を介して送信するモデム4と、モデム4と信号の送受を行う対向モデム8、8aと、を備えて構成される。
尚、低圧配電線2、3以前の構成は図1と同様なので図示は省略する。また、インジェクション部7はフェライトコア7a〜7dにより構成され、フェライトコア7aは低圧配電線2aと信号線6を挟み込み、フェライトコア7bは低圧配電線3aと信号線6を挟み込み、フェライトコア7cは低圧配電線2bと信号線6を挟み込み、フェライトコア7dは低圧配電線3bと信号線6を挟み込んでいる。そして信号線6はループ状に形成され、そのループがフェライトコ7a−7b−7d−7cの順番でモデム4に戻るように配線されている。また対向モデム8、8aは2次側の電力線2a−3a、2b−3bとそれぞれ接続されている。即ち、図2が図1と異なる点は、分配器をなくし、モデム4から出た信号線6のループがフェライトコ7a−7b−7d−7cの順番でモデム4に戻るように配線されている点である。尚、動作は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する(本方式を方式3と呼ぶ)。
このようにモデム4から送出された高周波信号9を分配する分配器が無い場合、モデム4からの一対の信号線6をループ状に形成し、そのループがインジェクション部7内のフェライトコアを通過する順番を変えるようにしても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、同位相の電力線の何れか一方の電力線にあるインジェクション部内のフェライトコアに高周波信号を分配する順番と、他の電力線にあるインジェクション部内のフェライトコアに高周波信号を分配する順番とを異なるようにしたものである。これにより、分配器5がなくとも効率よく反対側に流れる信号9c、9dを対向モデム8、8a側にバイパスすることができ、コスト的に安くシステムを構成することができる。
図3は方式1(従来方式)、方式2及び方式3を比較した減衰特性を示す図である。縦軸に減衰量(dB)を表し、横軸に周波数(MHz)を表す。符号11は方式1(従来方式)、符号12は方式2、符号13は方式3の特性である。この図から明らかな通り、10MHzで方式2と3は方式1に比べて約7〜8dB減衰量が少なくなっているのが解る。また40MHzでも方式2と3は方式1に比べて約4.5〜5.5dB減衰量が少なくなっているのが解る。そして40MHzでは方式3に比べて方式2の方が約1dB減衰量が少なくなっている。しかし方式3は分配器が不要となるため、コストダウンが望めるほか、分配器への配線工事が不要となるため、設置工事への負担が少なくできる。従って、方式2、3のどちらを選択するかは、コストと性能との兼ね合いで決定される。
図4は本発明の第3の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この電力通信システム120は、高圧配電線である主幹電力線30の電圧を降圧して商用電力に変換する柱上トランス(変圧器)32の2次側の3(1、2、3)線を複数の電力線に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線1a−2a、1b−2b、1c−2c、1d−2dに送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7h)と、ループ状に形成した一対の信号線6a、6b、6c、6dにより複数のインジェクション部7に高周波信号(図示せず)を分配する分配器5と、インジェクション部7に送信すべき高周波信号を信号線6を介して送信するモデム4と、モデム4と信号の送受を行う対向モデム(図示せず)と、を備えて構成される。
尚、高圧配電線(6600V)30の電圧を商用電圧(100V)に降圧する柱上トランス32の2次側の低圧配電線2は接地線34により大地に接地されている。また図示は省略するが、柱上トランス32の低圧配電線1、2、3から電力会社のブレーカを介して本システムは接続されている。また、インジェクション部7はフェライトコア7a〜7hにより構成され、フェライトコア7aは低圧配電線1aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7bは低圧配電線2aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7cは低圧配電線1bと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7dは低圧配電線2bと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7eは低圧配電線1cと信号線6cを挟み込み、フェライトコア7fは低圧配電線2cと信号線6cを挟み込み、フェライトコア7gは低圧配電線1dと信号線6dを挟み込み、フェライトコア7hは低圧配電線2dと信号線6dを挟み込んでいる。またモデム4の2本の信号線6には分配器5により一対の信号線6a、6b、6c、6dが並列に接続され、信号線6aはフェライトコア7a、7bに挟み込まれてループ状に構成されている。また信号線6bはフェライトコア7d、7cに挟み込まれ、信号線6aと交互に接続されてループ状に構成されている。また信号線6cはフェライトコア7e、7fに挟み込まれてループ状に構成されている。また信号線6dはフェライトコア7g、7hに挟み込まれ、信号線6cと交互に接続されてループ状に構成されている(本方式を方式4と呼ぶ)。
図5は本発明の第4の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この電力通信システム130は、商用電力の3線(1、2、3)を複数の電力線に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線1a−2a、1b−2b、1c−2c、1d−2dに送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7h)と、インジェクション部7に送信すべき高周波信号を信号線6を介して送信するモデム4と、モデム4と信号の送受を行う対向モデム(図示せず)と、を備えて構成される。
尚、低圧配電線1、2、3以前の構成は図4と同様なので図示は省略する。また、インジェクション部7はフェライトコア7a〜7hにより構成され、フェライトコア7aは低圧配電線1aと信号線6を挟み込み、フェライトコア7bは低圧配電線2aと信号線6を挟み込み、フェライトコア7cは低圧配電線1bと信号線6を挟み込み、フェライトコア7dは低圧配電線2bと信号線6を挟み込み、フェライトコア7eは低圧配電線1cと信号線6を挟み込み、フェライトコア7fは低圧配電線2cと信号線6を挟み込み、フェライトコア7gは低圧配電線1dと信号線6を挟み込み、フェライトコア7hは低圧配電線2dと信号線6を挟み込んでいる。そして信号線6はループ状に形成され、そのループがフェライトコ7a−7b−7d−7cの順番でモデム4に戻るように配線されている。即ち、図5が図4と異なる点は、分配器をなくし、モデム4から出た信号線6のループがフェライトコ7a−7b−7d−7c−7e−7f−7h−7gの順番でモデム4に戻るように配線されている点である。尚、動作は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する(本方式を方式5と呼ぶ)。
図6は本発明の第5の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この電力通信システム140は、商用電力の3線を複数の電力線(1、2、3)に分電する分電盤10と、分電盤10により分電されたそれぞれの電力線1a−2a、1b−2b、1c−2c、1d−2d、に、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部7(7a〜7h)と、インジェクション部7に送信すべき高周波信号を信号線6a、6bを介して送信するモデム4と、ループ状に形成した一対の信号線6a、6bにより複数のインジェクション部7に高周波信号(図示せず)を分配する分配器5と、モデム4と信号の送受を行う対向モデム(図示せず)と、を備えて構成される。
尚、低圧配電線1、2、3以前の構成は図4と同様なので図示は省略する。また、インジェクション部7はフェライトコア7a〜7hにより構成され、フェライトコア7aは低圧配電線1aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7bは低圧配電線2aと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7cは低圧配電線1bと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7dは低圧配電線2bと信号線6aを挟み込み、フェライトコア7eは低圧配電線1cと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7fは低圧配電線2cと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7gは低圧配電線1dと信号線6bを挟み込み、フェライトコア7hは低圧配電線2dと信号線6bを挟み込んでいる。またモデム4の2本の信号線6は分配器5により一対の信号線6a、6bが並列に接続され、そして信号線6aはループ状に形成され、そのループがフェライトコ7a−7b−7d−7cの順番でモデム4に戻るように配線されている。また信号線6bはループ状に形成され、そのループがフェライトコ7e−7f−7h−7gの順番でモデム4に戻るように配線されている。即ち、図6が図5と異なる点は、分配器により一対の信号線6を2組に分配し、モデム4から出た信号線6aのループがフェライトコ7a−7b−7d−7cの順番で、信号線6bのループがフェライトコ7e−7f−7h−7gの順番でモデム4に戻るように配線されている点である。尚、動作は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する(本方式を方式6と呼ぶ)。
以上のように各電力線の同位相の電力線の一方の電力線に備えられたインジェクション部に高周波信号を分配する順番と、他方の電力線の順番とを異なるようにすることにより、電力線が追加された場合、分配器5から並列に信号線を追加することにより、容易にインジェクション部を追加することができる。
図7は本発明の方式4、方式5及び方式6を比較した減衰特性を示す図である。縦軸に減衰量(dB)を表し、横軸に周波数(MHz)を表す。符号21は方式4、符号22は方式5、符号23は方式6の特性である。この図から明らかな通り、10MHzでは方式5、方式4、方式6の順番で減衰量が多くなっており、差があることが解る。また40MHzでは方式4と6はほぼ同じ特性を示すが、方式5はそれに比べて減衰量が約4dB大きいのが解る。従って、この中では方式6が周波数10MHz〜40MHzに亘って一番良い特性を持つことがわかる。
本発明の第1の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。 方式1(従来方式)、方式2及び方式3を比較した減衰特性を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る電力通信システムの構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る電力通信システムの構成図である 本発明の方式4、方式5及び方式6を比較した減衰特性を示す図である。 従来のフェライトコアを用いてインジェクションする方法を説明する図である。 従来方式における問題点を説明するための図である。 日本の配電システムに採用されているTTシステムの概念図である。
符号の説明
1、2、3 低圧配電線、1−2、2−3 電力線、4 モデム、5 分配器、6a、6b 一対の信号線、7(7a〜7d) インジェクション部、8、8a 対向モデム、9 高周波信号、10 分電盤、30 主幹電力線、32 柱上トランス、100 電力通信システム

Claims (4)

  1. 電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、
    高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、ループ状に形成した一対の信号線を前記複数のインジェクション部に分配する分配器と、を備え、
    複数の前記一対の信号線を前記分配器により並列に接続し、各信号線から前記複数の電力線対に備えられたインジェクション部に高周波信号を重畳する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に分配する一対の信号線と、他方の電力線対に分配する一対の信号線とが異なる極性になるように接続したことを特徴とする電力線通信システム。
  2. 電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、
    高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、を備え、
    ループ状に形成した一対の信号線のループ内に前記複数のインジェクション部を備えて前記高周波信号を重畳する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番と、他方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番とが異なるようにループ配線したことを特徴とする電力線通信システム。
  3. 電力線に高周波信号を重畳して信号の送受信を行う電力線通信システムであって、
    高圧配電線である主幹電力線の電圧を降圧して商用電力に変換する変圧器の2次側を複数の電力線対に分電する分電盤と、該分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に備えられ、送信すべき信号を重畳し、受信すべき信号を抽出する複数のインジェクション部と、ループ状に形成した一対の信号線を前記複数のインジェクション部に分配する分配器と、を備え、
    ループ内に前記複数のインジェクション部を備えるように構成した信号線を前記分配器により複数の電力線対に分配する場合、前記それぞれの電力線対のうち同位相の電力線対の一方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番と、他方の電力線対に備えられたインジェクション部に前記高周波信号を重畳する順番とが異なるようにループ配線したことを特徴とする電力線通信システム。
  4. 前記インジェクション部は、前記高周波信号を送出する信号線を前記分電盤により分電されたそれぞれの電力線対に磁気結合するように構成したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の電力線通信システム。
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