JP2006287438A - 無線端末装置 - Google Patents

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敏範 飯沼
Takayuki Kimura
貴幸 木村
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Abstract

【課題】 電波状態の変動に起因して無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下することを防ぐことが可能な無線端末装置を提供する。
【解決手段】 無線端末装置は、無線基地装置と複数種類の通信速度で通信し、複数種類の通信速度の中からユーザが選択した通信速度を検出する検出部13と、ユーザが選択した通信速度に基づいて通信方式を選択する制御を行なう制御部11と、選択された通信方式に基づいて無線基地装置との通信を行なう通信処理部50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線端末装置に関し、特に、複数の通信速度で無線基地装置と通信することが可能な無線端末装置に関する。
移動体通信システム(たとえば、Personal Handy-Phone System:以下、PHS)では、無線基地装置と無線端末装置との間で通信が行なわれる。
PHSでは、従来の音声通信に比べて大容量の伝送が要求されるデータ通信に対応するために、当初から採用されているπ/4シフトQPSK(Quadrature phase-shift keying)変調方式に比べてより多値数の多い変調方式が追加採用されている。このような多値変調方式の一例として、16QAM(直交振幅変調:Quadrature Amplitude Modulation)変調方式などが知られている。
16QAM変調方式のような多値数の多い変調方式では、シンボル点同士の間隔が狭く、シンボル点が密集しているため、通信環境が悪い場合にはシンボル点を誤って認識する可能性が高く、π/4シフトQPSK変調方式に比べて伝送速度が速い反面、受信エラーが生じやすいという問題点がある。
また、BPSK(Binary phase-shift keying)変調方式は、π/4シフトQPSK変調方式および16QAM変調方式に比べて伝送速度が遅い反面、雑音耐性が強いことから、通信環境が悪い場合でも、受信エラーが起きにくいという利点を有する。
このように、各変調方式は伝送速度および雑音耐性がそれぞれ異なるため、無線端末装置および無線基地装置が各変調方式のうち1つのみに対応するのではなく、通信環境に応じて各変調方式を選択する適応変調方式が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−298670号公報
しかしながら、特許文献1記載の無線端末装置では、電波状態の変動が激しい場合に無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループット、すなわち実効通信速度が低下するという問題点があった。
図7は、電波状態の変動が激しい場合において特許文献1記載の無線端末装置が電波状態に応じて変調方式を切り替える状態を示す図である。
同図を参照して、この無線端末装置は、電波状態が悪い場合にはBPSK変調方式を選択し、電波状態が改善されると多値数の大きい変調方式を選択する。また、電波状態が最もよい場合には16QAM変調方式を選択し、電波状態が悪化すると多値数の小さい変調方式を選択する。また、同図の太い直線はこの無線端末装置が変調方式を切り替えるために要する期間(以下、切替期間とも称する。)を示しており、切替期間において無線端末装置は無線基地装置と通信することができない。
ここで、同図に示すように電波状態が悪い場合とよい場合とが短期間に繰り返されると、所定期間における切替期間の割合、すなわち無線端末装置が無線基地装置と通信することができない期間の割合が大きくなり、無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下してしまう。
それゆえに、本発明の目的は、電波状態の変動に起因して無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下することを防ぐことが可能な無線端末装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる無線端末装置は、無線基地装置と複数種類の通信速度で通信する無線端末装置であって、複数種類の通信速度の中からユーザが選択した通信速度を検出する検出部と、ユーザが選択した通信速度に基づいて通信方式を選択する制御を行なう制御部と、選択された通信方式に基づいて無線基地装置との通信を行なう通信処理部とを備える。
好ましくは、制御部は、ユーザが選択した通信速度に基づいて変調方式を選択する制御を行ない、通信処理部は、無線基地装置へ送信すべきデータを選択された変調方式で変調する変調部と、変調されたデータを無線基地装置へ送信する送信部とを含む。
好ましくは、制御部は、ユーザが選択した通信速度に基づいて変調方式を選択する制御を行ない、通信処理部は、無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部と、受信した無線信号を選択された変調方式で復調する復調部とを含む。
好ましくは、制御部は、ユーザが選択した通信速度に基づいて誤り訂正方式を選択する制御を行ない、通信処理部は、無線基地装置へ送信すべきデータを選択された誤り訂正方式で符号化する誤り訂正符号化部と、符号化されたデータを無線基地装置へ送信する送信部とを含む。
好ましくは、制御部は、ユーザが選択した通信速度に基づいて誤り訂正方式を選択する制御を行ない、通信処理部は、無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部と、受信した無線信号を選択された誤り訂正方式で復号する誤り訂正復号部とを含む。
好ましくは、通信処理部は、無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部を含み、無線端末装置は、さらに、受信した無線信号に基づいて無線基地装置との通信状態を測定する測定部を備え、制御部は、ユーザが通信速度を選択していない場合には、測定された通信状態に基づいて通信方式を選択する制御を行なう。
本発明によれば、電波状態の変動に起因して無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下することを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る無線端末装置の構成を示す機能ブロック図である。
同図を参照して、この無線端末装置は、アンテナ1と、スイッチ2と、通信処理部50と、測定部11と、制御部12と、検出部13と、表示部14とを備える。
通信処理部50は、受信部3と、復調部4と、誤り訂正復号部5と、データ受信部6と、データ送信部7と、誤り訂正符号化部8と、変調部9と、送信部10とを含む。
アンテナ1は、無線基地装置から受信した無線信号をスイッチ2へ出力する。
スイッチ2は、アンテナ1から受けた無線信号を受信部3へ出力するか、あるいは送信部10から受けた送信信号をアンテナ1へ出力するかを図示しない制御信号に応じて切り替える。
受信部3は、スイッチ2から受けたRF(Radio Frequency)帯の無線信号をベースバンド信号に周波数変換する。そして、受信部3は、アナログ信号であるベースバンド信号をデジタル信号である受信データに変換し、復調部4および測定部11へ出力する。なお、受信部3は受信データの代わりに、スイッチ2から受けた無線信号をそのまま測定部11へ出力する構成であってもよい。
復調部4は、受信部3から受けた受信データを復調し、復調データとして誤り訂正復号部5へ出力する。
誤り訂正復号部5は、復調部4から受けた復調データに誤り訂正復号化処理を行ない、復号後のデータをデータ受信部6へ出力する。
データ受信部6は、誤り訂正復号部5から受けた復号後のデータを用いて音声を再生する等のデータ処理を行なう。
データ送信部7は、音声等をデジタル信号である送信データに変換する等のデータ処理を行なう。
誤り訂正符号化部8は、データ送信部7から受けた送信データに誤り訂正符号化処理を行ない、符号化後のデータを変調部9へ出力する。
変調部9は、誤り訂正符号化部8から受けた符号化後のデータを変調し、変調データとして送信部10へ出力する。
送信部10は、変調部9から受けたデジタル信号である変調データをアナログ信号に変換し、アナログ信号をRF帯に周波数変換した送信信号を増幅してスイッチ2へ出力する。
スイッチ2は、アンテナ1から受けた無線信号を受信部3へ出力するか、あるいは送信部9から受けた送信信号をアンテナ1へ出力するかを図示しない制御信号に応じて切り替える。
アンテナ1は、スイッチ2から受けた送信信号を無線信号として無線基地装置へ送信する。
測定部11は、受信部3から受けた受信データに基づいて無線基地装置との通信状態を測定し、測定した通信状態を表わす通信状態情報を制御部12へ出力する。なお、測定部11は、受信部3から受けた無線信号に基づいて無線基地装置との通信状態を測定する構成であってもよい。
表示部14は、無線端末装置および無線基地装置間の複数種類の通信速度を表示する。ここで、図2は、表示部14が表示する通信速度の選択画面を示す図である。
同図を参照して、ユーザはこの選択画面が表示された状態で無線端末装置に対してキー操作等を行なうことにより、低速、中速、高速および超高速で表される複数の通信速度の中から1つの通信速度を選択することができる。
再び図1を参照して、検出部13は、表示された複数種類の通信速度の中からユーザが選択した通信速度を検出し、ユーザが選択した通信速度を表わす通信速度情報を制御部12へ出力する。
制御部12は、測定部11から受けた通信状態情報および検出部13から受けた通信速度情報に基づいて通信方式を選択する制御を行なう。
次に、本発明の実施の形態に係る無線端末装置が変調方式を選択する際の動作について説明する。
[動作]
図3は、本発明の実施の形態に係る無線端末装置の動作手順を定めたフローチャートである。
この無線端末装置がユーザの操作に基づいて発呼するかまたは他の無線端末装置からの呼び出しにより着呼した場合には、表示部14は図2に示す通信速度の選択画面を表示する(S1)。ここで、表示部14は、無線端末装置および無線基地装置間で実現可能な通信速度を表示する。
制御部12は、この無線端末装置が発呼または着呼した時点から所定期間内に検出部13から通信速度情報を受けた場合、すなわち、ユーザが通信速度を選択した場合には(S2でYES)、通信速度情報が表わす通信速度を実現するための変調方式を選択する(S3)。そして、制御部12は、選択した変調方式を表わす通信方式情報をデータ送信部7へ出力する(S4)。
データ送信部7は、制御部12から通信方式情報を受けて、制御部12が選択した変調方式を無線基地装置に通知するための通信方式切替要求を送信データとして生成し、誤り訂正符号化部8へ出力する(S4)。
そして、通信方式切替要求は前述のように無線信号に変換されて無線基地装置へ送信される(S4)。
無線基地装置は、通信方式切替要求を無線端末装置から受信すると、通信方式切替指示を無線端末装置へ送信する。そして、無線基地装置は、通信方式切替要求が表わす変調方式で変調データを生成し、無線信号に変換して無線端末装置へ送信する。また、無線基地装置は、通信方式切替要求が表わす変調方式で無線端末装置から受信した無線信号を復調する。ここで、無線基地装置は、無線端末装置が無線基地装置から通信方式切替指示を受信して変調方式を切り替えるために必要な所定の期間が経過した後に通信方式切替要求が表わす変調方式で変調および復調を行なう。
制御部12は、無線基地装置から通信方式切替指示を受信したことを無線端末装置におけるデータ受信部6が認識すると、選択した変調方式を表わす通信方式情報を復調部4および変調部9へ出力する(S4)。
そして、変調部9は、誤り訂正符号化部8から受けた符号化後のデータを制御部12から受けた通信方式情報が表わす変調方式で変調し、変調データとして送信部10へ出力する。また、復調部4は、受信部3から受けた受信データを制御部12から受けた通信方式情報が表わす変調方式で復調し、復調データとして誤り訂正復号部5へ出力する(S5)。
一方、制御部12は、この無線端末装置が発呼または着呼した時点から所定期間内に検出部13から通信速度情報を受けなかった場合、すなわち、ユーザが通信速度を選択しなかった場合には(S2でNO)、適応変調方式を行なうことを決定する(S6)。
そして、制御部12は、測定部11から受けた通信状態情報に基づいて変調方式を選択する制御を行なう(S6)。
なお、表示部14は、複数の通信速度に加えて適応変調方式を表わす「自動」または「AUTO」等の表示を行なう構成であってもよい。この場合、制御部12は、ユーザが通信速度を選択しなかったとき、またはユーザが適応変調方式を選択した、すなわち検出部13から受けた通信速度情報が適法変調方式を表わすときには、適応変調方式を行なうことを決定する。
図4は、無線基地装置および本発明の実施の形態に係る無線端末装置が行なう下り方向(無線基地装置から無線端末装置への通信方向)の適応変調方式の一例を示すフローチャートである。
まず、無線端末装置および無線基地装置間で通信が行なわれている際に、制御部12が、測定部11から通信状態情報を受けて無線基地装置との通信状態が変動したことを検出すると(S11)、現在の無線基地装置との通信状態に適した少なくとも1つの変調方式を選択し、選択した変調方式を表わす通信方式情報をデータ送信部7へ出力する(S12)。
データ送信部7は、制御部12から通信方式情報を受けて、制御部12が選択した変調方式を無線基地装置に通知するための通信方式切替要求を送信データとして生成し、誤り訂正符号化部8へ出力する(S12)。
そして、通信方式切替要求は前述のように無線信号に変換されて無線基地装置へ送信される(S12)。
無線基地装置は、無線端末装置から受信した通信方式切替要求に基づいて下り方向における変調方式を決定する(S21)。
そして、無線基地装置は、決定した変調方式を表わす通信方式切替指示を無線端末装置へ送信する(S22)。
制御部12は、無線基地装置から通信方式切替指示を受信したことをデータ受信部6が認識すると、無線基地装置が決定した変調方式を表わす通信方式情報を復調部4へ出力する(S13)。
復調部4は、受信部3から受けた受信データを復調する方式を制御部12から受けた通信方式情報が表わす変調方式に切り替える(S13)。
制御部12は、復調部4が変調方式を切り替えると、切替完了通知をデータ送信部7へ出力する(S14)。
データ送信部7は、制御部12から受けた切替完了通知を含む送信データを生成し、誤り訂正符号化部8へ出力する(S14)。
そして、切替完了通知は前述のように無線信号に変換されて無線基地装置へ送信される(S14)。
無線基地装置は、切替完了通知を無線端末装置から受信して、変調方式を切り替える、すなわち、無線基地装置が決定した変調方式で変調データを生成し、無線信号に変換して無線端末装置へ送信する(S23)。
ここで、変調方式切り替え中であるステップS12からステップS23までの期間は、一般的にはデータ情報の通信が行なわれない。したがって、図7に示すように電波状態が悪い場合とよい場合とが短期間に繰り返されると、無線端末装置および無線基地装置間のデータ情報の通信が行なわれない期間の割合が大きくなり、無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下してしまうことが分かる。
図5は、電波状態の変動が激しい場合にユーザが通信速度として「高速」を選択したときの本発明の実施の形態に係る無線端末装置の通信状態を示す図である。
同図を参照して、制御部12は、ユーザが通信速度として「高速」を選択した場合には、8PSK変調方式を選択する。
同図のNGで示す期間は、電波状態が悪いために本来であればπ/4シフトQPSKまたはBPSK変調方式で通信を行なうべきところを8PSK変調方式で通信しているために無線端末装置および無線基地装置間で多量の通信エラーが発生している状態を示している。
また、同図のOKで示す期間は、電波状態がよいために8PSK変調方式で通信しても無線端末装置および無線基地装置間で発生する通信エラーが少ない状態を示している。
図7に示す無線端末装置が無線基地装置と通信することができない期間と比べると図4に示すNGの期間は短い。したがって、電波状態の変動が激しい場合には、常に適応変調方式で通信する特許文献1記載の無線端末装置よりも変調方式を固定して通信する本発明の実施の形態に係る無線端末装置で無線基地装置と通信する方が所定期間におけるスループットが高い。
図6は、電波状態の変動が激しい場合にユーザが通信速度として「低速」を選択したときの本発明の実施の形態に係る無線端末装置の通信状態を示す図である。
同図を参照して、制御部12は、ユーザが通信速度として「低速」を選択した場合には、BPSK変調方式を選択する。
本発明の実施の形態に係る無線端末装置が雑音耐性の強いBPSK変調方式で通信を行なうことにより、無線端末装置および無線基地装置間で発生する通信エラーを少なくすることができる。
この場合、図4に示す8PSK変調方式で通信する場合と比べて無線端末装置および無線基地装置間の通信速度は遅くなるが、通信エラーが少ない安定した通信を行なうことができるため、電波状態によっては図4に示す8PSK変調方式で通信する場合と比べて所定期間におけるスループットが高くなる場合がある。
したがって、本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、ユーザが音声等の状態を認識して試行錯誤しながら最良の通信速度を選択することができ、満足度の高い通信サービスをユーザに提供することができる。
ところで、特許文献1記載の無線端末装置では、電波状態の変動が激しい場合に無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループット、すなわち実効通信速度が低下するという問題点があった。
しかしながら、本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、制御部12は、この無線端末装置が発呼または着呼した時点から所定期間内に検出部13から通信速度情報を受けた場合、すなわち、ユーザが通信速度を選択した場合には、通信速度情報が表わす通信速度を実現するための変調方式を選択する。このような構成により、ユーザが音声等の状態を認識して試行錯誤しながら最良の通信速度を選択することができ、電波状態の変動が激しい場合において無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下することを防ぐことができる。
[変形例]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下の変形例も含まれる。
(1) 変調方式の選択
本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、制御部12は、ユーザが選択した通信速度を実現するための変調方式を選択することができる構成としたが、これに限定するものではない。制御部12は、ユーザが選択した通信速度を実現するための誤り訂正方式を選択する構成とすることができる。たとえば、制御部12は、通信速度の低い通信方式として誤り訂正用の冗長ビット数が多い誤り訂正方式を選択し、また、通信速度の高い通信方式として誤り訂正用の冗長ビット数が少ない誤り訂正方式を選択する構成とすることができる。
この場合、制御部12は、選択した誤り訂正方式を表わす通信方式情報をデータ送信部7へ出力する。データ送信部7は、制御部12から通信方式情報を受けて、制御部12が選択した誤り訂正方式を無線基地装置に通知するための通信方式切替要求を送信データとして生成し、誤り訂正符号化部8へ出力する。そして、通信方式切替要求は前述のように無線信号に変換されて無線基地装置へ送信される。無線基地装置は、通信方式切替要求を無線端末装置から受信すると、通信方式切替指示を無線端末装置へ送信する。そして、無線基地装置は、通信方式切替要求が表わす誤り訂正方式で送信データに誤り訂正符号化処理を行ない、符号化後のデータを無線信号に変換して無線端末装置へ送信する。また、無線基地装置は、無線端末装置から受信した無線信号に通信方式切替要求が表わす誤り訂正方式で誤り訂正復号化処理を行なう。
制御部12は、無線基地装置から通信方式切替指示を受信したことを無線端末装置におけるデータ受信部6が認識すると、選択した誤り訂正方式を表わす通信方式情報を誤り訂正復号部5および誤り訂正符号化部8へ出力する。そして、誤り訂正復号部5は、復調部4から受けた復調データに、制御部12から受けた通信方式情報が表わす誤り訂正方式で誤り訂正復号化処理を行ない、復号後のデータをデータ受信部6へ出力する。また、誤り訂正符号化部8は、データ送信部7から受けた送信データに、制御部12から受けた通信方式情報が表わす誤り訂正方式で誤り訂正符号化処理を行ない、符号化後のデータを変調部9へ出力する。
(2) 通信方式の選択の適用範囲
本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、制御部12が選択した変調方式を表わす通信方式情報を復調部4および変調部9へ出力し、変調部9および復調部4が、選択された変調方式で変調および復調を行なう構成としたが、これに限定するものではない。制御部12が選択した変調方式を表わす通信方式情報を復調部4または変調部9へ出力し、通信方式情報を受けた変調部9または復調部4が、選択された変調方式で変調または復調を行なう構成とすることができる。すなわち、無線基地装置から無線端末装置への方向の通信および無線端末装置から無線基地装置への方向の通信のいずれか一方の通信速度をユーザが選択する構成とすることができる。このような構成でも、電波状態の変動に起因して無線端末装置および無線基地装置間の通信におけるスループットが低下することを防ぐという本発明の目的を達成することができる。
(3) 表示部14
本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、表示部14は、無線端末装置および無線基地装置間の複数種類の通信速度を表示する。そして、検出部13は、表示された複数種類の通信速度の中からユーザが選択した通信速度を検出し、ユーザが選択した通信速度を表わす通信速度情報を制御部12へ出力する構成としたが、これに限定するものではない。表示部14が、無線端末装置および無線基地装置間の複数種類の通信速度を表示しない構成であっても、無線端末装置に「低速」、「中速」、「高速」および「超高速」と印刷されたボタン等が配置される構成であれば、ユーザは無線端末装置に対してこれらのボタンのうちのいずれかを押すことにより、低速、中速、高速および超高速で表される複数の通信速度の中から1つの通信速度を選択することができる。そして、検出部13は、ユーザがどのボタンを押したか、すなわち、ユーザが選択した通信速度を検出し、ユーザが選択した通信速度を表わす通信速度情報を制御部12へ出力する構成とすることができる。
(4) 無線基地装置への通知
本発明の実施の形態に係る無線端末装置では、無線端末装置が、選択した変調方式を無線基地装置に通知するための通信方式切替要求を無線基地装置へ送信し、また、無線端末装置が、無線基地装置から通信方式切替指示を受信したことを認識した後で、選択した変調方式に切り替える構成としたが、これに限定するものではない。無線端末装置が選択した変調方式を無線基地装置へ通知する構成でなくても、無線基地装置が無線端末装置から受信した無線信号から変調方式を検出し、検出した変調方式で無線端末装置から受信した無線信号を復調する。また、無線基地装置が、検出した変調方式で変調データを生成し、無線信号に変換して無線端末装置へ送信する構成とすることができる。たとえば、無線基地装置は、無線端末装置から受信した無線信号から多量のエラーが検出された場合には、他の変調方式に順次切り替えて復調し、エラー検出量の最も少ない変調方式を無線端末装置が新たに選択した変調方式であると推定する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る無線端末装置の構成を示す機能ブロック図である。 表示部14が表示する通信速度の選択画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線端末装置の動作手順を定めたフローチャートである。 無線基地装置および本発明の実施の形態に係る無線端末装置が行なう下り方向の適応変調方式の一例を示すフローチャートである。 電波状態の変動が激しい場合にユーザが通信速度として「高速」を選択したときの本発明の実施の形態に係る無線端末装置の通信状態を示す図である。 電波状態の変動が激しい場合にユーザが通信速度として「低速」を選択したときの本発明の実施の形態に係る無線端末装置の通信状態を示す図である。 電波状態の変動が激しい場合において特許文献1記載の無線端末装置が電波状態に応じて変調方式を切り替える状態を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 スイッチ、3 受信部、4 復調部、5 誤り訂正復号部、6 データ受信部、7 データ送信部、8 誤り訂正符号化部、9 変調部、10 送信部、11 測定部、12 制御部、13 検出部、14 表示部、50 通信処理部。

Claims (6)

  1. 無線基地装置と複数種類の通信速度で通信する無線端末装置であって、
    前記複数種類の通信速度の中からユーザが選択した通信速度を検出する検出部と、
    前記ユーザが選択した通信速度に基づいて通信方式を選択する制御を行なう制御部と、
    前記選択された通信方式に基づいて前記無線基地装置との通信を行なう通信処理部とを備える無線端末装置。
  2. 前記制御部は、前記ユーザが選択した通信速度に基づいて変調方式を選択する制御を行ない、
    前記通信処理部は、
    前記無線基地装置へ送信すべきデータを前記選択された変調方式で変調する変調部と、
    前記変調されたデータを前記無線基地装置へ送信する送信部とを含む請求項1記載の無線端末装置。
  3. 前記制御部は、前記ユーザが選択した通信速度に基づいて変調方式を選択する制御を行ない、
    前記通信処理部は、
    前記無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記受信した無線信号を前記選択された変調方式で復調する復調部とを含む請求項1記載の無線端末装置。
  4. 前記制御部は、前記ユーザが選択した通信速度に基づいて誤り訂正方式を選択する制御を行ない、
    前記通信処理部は、
    前記無線基地装置へ送信すべきデータを前記選択された誤り訂正方式で符号化する誤り訂正符号化部と、
    前記符号化されたデータを前記無線基地装置へ送信する送信部とを含む請求項1記載の無線端末装置。
  5. 前記制御部は、前記ユーザが選択した通信速度に基づいて誤り訂正方式を選択する制御を行ない、
    前記通信処理部は、
    前記無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記受信した無線信号を前記選択された誤り訂正方式で復号する誤り訂正復号部とを含む請求項1記載の無線端末装置。
  6. 前記通信処理部は、
    前記無線基地装置から送信された無線信号を受信する受信部を含み、
    前記無線端末装置は、さらに、
    前記受信した無線信号に基づいて前記無線基地装置との通信状態を測定する測定部を備え、
    前記制御部は、前記ユーザが前記通信速度を選択していない場合には、前記測定された通信状態に基づいて通信方式を選択する制御を行なう請求項1記載の無線端末装置。
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