JP2006287407A - 映像記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像部と記録部を無線接続するビデオカメラは操作性と応答性が課題。
【解決手段】記録装置200は、信号処理部23で、伝送信号の誤り訂正符号によるエラーの訂正を行う際に発生エラーをカウントすることで伝送状態の検出を行うようにする。そしてそのエラーカウント値は、無線送受信部22を介して撮像装置100へと送られ、無線送受信部12で受信されたエラーカウント数はコントローラ13で所定数と比較し、記録可能なレベルの伝送状態か否かを判断するように制御するものとする。また、コントローラ13はその伝送状態が使用者に分かる形で表示部14に表示するよう制御するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像部と記録部を別構成とする映像記録再生装置に関するものである。
現在の映像記録再生装置(以後、ビデオカメラと記す)は装置自体の小型化及び記録メディアの小型化によって、現在のような撮像部にメディア記録部を備えた一体型ビデオカメラが一般的となっている。
しかし、
(a)媒体記録ユニット部分がかさ張りデザイン的にも制限がある
(b)記録容量が不足
(c)継続使用時間が不足
等の課題が依然として残っている。
このような課題に対して、既に以下のような撮像部と記録部或いはモニタ部を別構成とし、その間を無線伝送するという技術提供が行われている。
(1)撮像機器に携帯電話機能或いはそれに準ずる機能を備え、撮像画像を送信することで、離れた場所で別機器によって記録する。(下記特許文献1、2)
(2)撮像機器と機器操作インターフェースを兼ね備えた外部モニタ間を双方向の無線接続することで煩わしい配線接続を不要にし、モニタ側からモニタ確認と機器操作を行え、媒体への記録動作時のみ通信するよう制御することで消費電力を低減する。(下記特許文献3)
(3)撮像部と記録部を別体とし、その間を双方向で映像信号と制御信号を無線伝送可能とする。(下記特許文献4)
(4)小容量記録媒体を有する撮像記録機器とは別に大容量記録媒体を有する機器と無線接続し、記録信号を送信する(下記特許文献5)。
特開平06−268582号公報 特開2002−281424号公報 特開平09−205571号公報 特開平09−238296号公報 特開2000−253292号公報
しかしながら、上記の従来のものでは以下の問題が発生し得る。
(1)携帯電話機能を利用することについては、通信キャリアへの契約時のイニシャルコストと使用時のランニングコストは高価であり、また携帯電話を有している使用者は大多数であり、これとは別に携帯電話契約を行う事は市場では受け入れられ難い。また、既に有している携帯電話を接続して通信するような使用方法も接続が煩わしく、これもまた市場では受け入れられ難い。更に、現状の回線状態では静止画などの低ビットレートの伝送は比較的可能であるが、動画などの高ビットレート伝送は現段階においては現実的ではない。
(2)外部モニタに双方向の通信機能と表示機能を備えて、ビデオカメラの録画再生をモニタ側で操作することは配線接続を不要にするものの、サイズ制限や記録容量の制限を解消するものではない。また、ビデオカメラが記録或いは記録一時停止状態になれば送受信可能とするは電力削減には有効であるが、無線接続において送受信の確立には若干の遅延が生じるため応答性に課題がある。更に、無線伝送とだけ記載はあるが無線伝送で考慮しなければならない伝送状態の劣化した場合の対処は考慮されていない。
(3)カメラ部と記録部を別体とし、その間を無線接続して双方向通信をすることで撮像部の小型化・省電力化には寄与するが、これも伝送状態の劣化した場合の対処はなんら考慮されていない。また、応答性向上の記載もない。
(4)内蔵媒体の残容量によって、外部の記録機器に無線伝送して記録を行う際の操作性の向上と、省電力化について記載はあるが、伝送状態の劣化した場合の対処と、無線伝送の応答性向上に対する記載はない。
本発明は、上記(1)〜(4)の従来に示す問題点を解決するもので、撮像部と記録部を別構成とし、その間を無線接続する該映像記録再生装置の操作性と応答性を向上させることを目的とする。
本発明の請求項1の発明は、撮像部と記録部を夫々別構成とし、その間を無線伝送する映像記録再生装置であって、
前記撮像部を、映像を撮像し且つ所望の電気信号に変換する撮像手段と、動作制御を行う第1の制御手段と、映像信号と制御信号を送受信する第1の無線通信手段とで構成し、
前記記録部を、前記第1の無線通信手段とのみ接続可能とする第2の無線通信手段と、前記撮像部から送信されてくる撮像信号を記録媒体に記録する映像記録手段と、前記撮像部の動作状態に対応する動作制御を行う第2の制御手段とで構成し、
前記記録部は、前記第2の無線通信手段で受信する伝送信号の受信状況を常時検出し、その伝送品質状態を前記撮像部へ送信するものである。
本願の請求項2の発明は、請求項1の受信状況の検出において、第2の無線通信手段の受信レベルとすることを特徴とする。
本願の請求項3の発明は、請求項1の受信状況の検出において、伝送信号に付加されている誤り訂正符号の誤り訂正数を用いることを特徴とする。
本願の請求項4の発明は、請求項1の受信状況が所定品質を下回る場合は、その記録にその履歴を書き込み、その状態を使用者に知らしめるよう告知することを特徴とする。
本願の請求項5の発明は、請求項1の受信状況が所定品質を下回る場合は、記録動作を停止し、その状態を使用者に知らしめるよう告知することを特徴とする。
本願の請求項6の発明は、請求項4と5の使用者への告知は、撮像部のモニタ表示に通常と異なる表示を行うようにすることを特徴とする。
本願の請求項7の発明は、撮像部を、映像を撮像し且つ電気信号に変換する撮像手段と、動作制御を行う第1の制御手段と、装置の使用状態を検知する使用状態検知手段と、映像信号と制御信号を送受信する第1の無線通信手段とで構成し、
記録部を、第1の無線通信手段とのみ接続可能な第2の無線通信手段と、撮像部の動作状態に応じて送信されてくる撮像信号を記録媒体に記録する映像記録手段と、撮像部の動作状態に対応する動作制御を行う第2の制御手段で構成し、
撮像部と記録部は夫々別構成とするものである。
本願の請求項8の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、静電センサを備えることによって静電容量の変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項9の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、圧力センサを備えることによって把持圧力の変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項10の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、光学センサを備えることによって光学的変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項11の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、加速度センサを備えることによって動的変化出力から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項12の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、ジャイロセンサを備えることによって動的変化出力から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項13の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、機械式スイッチを備えることによってスイッチ状態の変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項14の発明は、請求項7の使用状態検知手段において、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、静電センサ、圧力センサ、光学センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ及び機械式スイッチの全部或いは一部の組み合わせを備えることによって各センサの変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする。
本願の請求項15の発明は、請求項7の映像記録再生装置において、撮像部の動作状態及び使用状態検知結果から記録が行われる可能性のある場合を判断し、記録部が速やかに記録を行える状態に制御することを特徴とする。
以上のような手段を用いた本発明の映像記録再生装置によれば、記録部で受信される伝送信号を常時検出する事で、伝送状態の把握が出来ることから、それを使用者に分かる形で知らしめる事で伝送状態の劣化による記録不可能な状況を未然に回避可能な映像記録再生装置を提供する事によって使用者に対して安心感を提供できることとなる。
また、撮像部に使用状態検知手段を設ける事で、その検知結果から使用状況を判断し、機器の動作制御に用いるようにした映像記録再生装置を提供する事によって使用者に対して操作性と応答性の向上を提供できることとなる。
以下、本発明の各実施の形態における映像記録再生装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。本実施例の映像記録再生装置は撮像装置100と、記録装置200の別構成とし、その間を無線接続するものである。撮像装置100は、使用者の操作に応じて被写体を撮影し、記録装置200へ撮影画像を無線伝送するものであって、撮像素子(図示せず)を含む撮像処理部10と、撮像信号を圧縮などの処理を施す信号処理部11と、無線伝送に好適な信号の送受信を行う無線送受信部12と、これらの装置の動作を制御するコントローラ13と、動作状態を表示する表示部14と、無線信号の送受を行うアンテナ15から成る。以下、撮像装置100及び記録装置200に設けられた各構成について説明する。
撮像処理部10は、レンズから入射する被写体の画像光を撮像素子で光電変換し、ノイズ除去と信号増幅を行い、最後にA/D変換器でディジタル信号へ変換するものである。
信号処理部11は、撮像処理部10からの信号に対してメディア記録を行うために画像及び音声の情報量圧縮処理を施し、リードソロモン符号などの誤り訂正符号付加処理と、画像に付帯する制御コード、例えばカメラの露出値などのデータ付加処理などを行う。
無線送受信部12は、無線伝送に適した信号形態への信号の変調或いは受信信号の復調を行う。撮像装置100と記録装置200との通信は、アンテナ15及び21間で無線通信にて行う構成とし、通信形式(プロトコル)については特に限定しない。
コントローラ13は、使用者の操作に応じて撮像処理部10のカメラ部制御と、信号処理部11の信号処理制御と、無線送受信部12の送受信に係わる制御と、後述する表示部14の制御を行う。
表示部14は、撮像画像の表示と撮像装置100及び記録装置200の動作状態の表示を行うものである。一般には数インチ程度の液晶モニタが使用されるが、少なくとも撮像画像及び動作状態を表示することができれば、表示デバイスについては限定されるものではない。
記録装置200は、使用者の操作によって撮像装置100で撮影が行われる場合、その無線伝送される映像信号を受信し、記録メディアに記録を行うものであって、無線信号の送受を行うアンテナ21と、無線伝送に好適な信号の送受信を行う無線送受信部22と、メディア記録用の前処理を行う信号処理部23と、メディアへの記録を行うメディア記録部24と、これらの装置の動作を制御するコントローラ25と、動作状態を表示する表示部26とから成る。
無線送受信部22は、アンテナ21を介して無線伝送される信号の受信復調、及び記録装置からの信号送信を行う。
信号処理部23は、撮像装置100の信号処理部11で付加されている誤り訂正符号を用いて伝送状態の劣化により発生する伝送エラーデータの訂正を行い、再度記録用に誤り訂正符号を付加した元のデータ系列に復元する。
メディア記録部24は、メディア記録に好適の信号形態に変調を施す。
コントローラ25は、無線送受信部22の送受信に係わる制御と、信号処理部23の信号処理制御と、メディア記録部24の制御と、後述する表示部26の制御を行う。
表示部26は、記録装置200の動作状態の表示を行うものであって、画像を表示しない場合は動作表示のみ行うことができる、簡単なものでも良い。
上記構成において記録装置200は、撮像装置100の撮影動作によって送信される映像信号をメディアへ記録するが、無線接続間の伝送状態は常に一定ではなく常にその環境に左右される。例えば、伝送距離は無線であることから規定以上の距離で使われる場合や、またその伝送間の近傍に妨害に値する発信源が存在する場合もあり、そのような場合に一時的に無線接続が切断する可能性もあり得る。静止画記録の場合は一時的な切断による影響は少ないが、動画記録で伝送レートに余裕のない場合は記録映像が途切れるという状況も発生する。
本実施の形態1による記録装置200は、信号処理部23で、伝送信号の誤り訂正符号によるエラーの訂正を行う際に発生エラーをカウントすることで伝送状態の検出を行うようにする。そしてそのエラーカウント値は、無線送受信部22を介して撮像装置100へと送られ、無線送受信部12で受信されたエラーカウント数はコントローラ13で所定数と比較し、記録可能なレベルの伝送状態か否かを判断するように制御するものとする。また、コントローラ13はその伝送状態が使用者に分かる形で表示部14に表示するよう制御するものである。
図2は実施の形態1における表示部14に表示される伝送状態の表示例の説明図である。図2(ア)は、表示画面上に記録中である「REC」表示を表記しその直下に、伝送状態表示141を表記する例である。例えば伝送状態が記録不可直前にある場合は、伝送状態表示141は所定値以下の表示を示し且つ「REC」表示を点滅表示するなどして、伝送状態が劣化していることを使用者に知らしめるように制御するものである。
図2(イ)は、表示画面上に伝送状態をレベルバー142で表記する例を示し、例えば伝送状態が記録不可直前にある場合はレベルバー142全体を点滅表示にし、伝送状態が記録不可能な状態にある場合は、同じくレベルバー142全体を赤色表記するなどして、使用者に知らしめるように制御するものである。
図2(ウ)は、表示画面枠143を特異色で表示するようにし、録画一時停止・録画中も夫々異なる色表示とし、伝送状態が記録不可直前にある場合は点滅表示するなどして伝送状態が劣化していることを使用者に知らしめるように制御するものである。
これらの告知表記は、上記内容の組み合わせでも良く、より使用者にアピールできるものが望ましい。
また、伝送状態の遷移点には履歴を合わせて記録するようにする。その履歴を用いれば新たな機能提供を行えることとなる。
図3は実施の形態1における記録装置200について記録される伝送状態履歴の利用例の説明図である。
図3(ア)は記録装置200で記録される内容を時系列に示すもので、記録A部分は伝送可能部分、記録Bでは所定値を上回るエラー数が発生したために伝送ができなくなった部分であり、記録Cでは再び伝送可能となったとする。記録装置200ではエラー数を撮像装置100へ送信するとともに、記録Aと記録Bの間に図のように伝送不可部分の入り側マーキング“a”を付帯信号として記録するようにする。同様に再度伝送可能となる記録Bと記録Cの間に、伝送不可部分出側マーキング“b”を記録するようにする。ここで伝送状態の判定にはヒステリシスをもった判定が行われるものとする。
図3(イ)は記録装置200で記録された内容の編集例を示すもので、マーキング“a”と“b”を用いることで自動的に記録B部を削除した内容に編集できるように制御することも可能である。更にヒステリシスを持たせる判定を行う事を考慮して、マーキング“a”及び“b”のタイミングから任意時間前に編集点をシフトするようにすれば過渡期の記録を排除することも可能である。
ここでは、伝送状態の検出に信号処理部23の誤り訂正によるエラー数を用いたが、無線送受信部22でのアナログ的な受信レベルを検出して、伝送状態を判定することも可能である。
また、訂正不可能な状態が一定時間継続する場合はその旨を使用者に告知し、記録動作を停止するよう制御しても良い。
このように制御する事によって、無線接続の伝送状態を使用者が常時把握できる事から伝送状態の劣化による正常記録不可能な状況を未然に回避できる事となる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。本実施の形態2の映像記録再生装置は撮像装置100と、記録装置200の別構成とし、その間を無線接続するものであって、実施の形態1の撮像装置100に使用状態検出器16を付加するものである。
使用状態検出器16は、撮像装置100を手で把持しているか否か検出するものである。各種センサーによって構成されるものである。
図5は実施の形態2における使用状態検出器16の説明図で、撮像装置100の使用者による把持例である。
図5(a)のように使用状態検出器16は、例えば静電容量の変化で検出する静電センサや、筐体に加わる圧力で検知する圧力センサ、筐体の特定部への入射光或いは反射光を検出する光学センサ、把持する事によって機械的に状態変化を起こすメカスイッチなどを装置に配置し、その検出結果をコントローラ13に与えるものである。具体的な検出については、手で把持しているか否かを手の平に当たる部分に配置する静電センサ、圧力センサや光学センサの変化出力で検知可能である。
また、モニタを注視しているような状態か否かをモニタ部に設置される光学センサによって検知することも可能である。更に、図5(b)のように撮像装置100が静止状態か否か或いは姿勢状態を検出する多軸の加速度センサや、手で把持している状態で発生する角速度を検出し、主に手ブレ補正に用いられるジャイロセンサを併用することで状態遷移の精度を向上させることが出来ることとなる。具体的には、装置姿勢が例えば逆姿勢のような異常な姿勢か否か、或いは所定期間内の加速度の有無によって装置の静止状態を装置内の加速度センサで検知することが可能である。また、装置の静止は同様にしてジャイロセンサによっても検出可能である。これに電源スイッチ状態、装置動作モードの情報を加えて次に記録が行われる可能性を判断することが可能となる。
図6は実施の形態2における映像記録再生装置の制御動作例S60を説明するフロー図である。
先ずS61では、使用状態検出器16の一例である把持状態検出器のセンサ出力によって使用者が把持しているか否かを検出する。もし、把持していれば次ステップS62へと移行する。S62では、前記把持状態検出器の加速度センサやジャイロセンサの出力から静止状態の検出を行い、その出力に所定値以上の変化が認められれば移動状態にあると判断する。つまり撮像装置100は把持された上で移動中と判断できる。S61,S62の分岐で把持状態或いは使用中のそのいずれでもない場合は、所定間隔で把持状態検出器のセンサ出力を繰り返し検知するようにする。
S63では、主電源状態を検出し、まだ電源が入っていなければS64で電源を入れるようにする。もし、電源が切れていたとすれば装置自体の各種設定は初期値になっていることから、S65で初期設定を行う。これと平行するように撮像装置100と記録装置200は記録に際して無線接続のLinkが確立していなければ記録開始できないため、S67でLinkを確立する。このLinkとは、送信側受信側で信号やり取りするための物理アドレスの組み合わせ認証を行う作業でペアリングと呼ばれるものである。S66では電源が入っていた場合に伝送Link状態を再チェックし、確立していなければS67で再度伝送Linkを確立するようにする。
S68では、次に起こる可能性の高い記録開始に備えて撮像装置100と記録装置200を記録一時停止状態にしておく。S69は、使用者からの記録開始指示を待って、記録開始指示があればS70で記録モードに移行するように制御する事とする。もし記録開始指示はなく、S71のように所定時間を超えて記録一時停止状態が継続するようであれば、S72で停止モードへ移行し、S73で省電力モードへ移行するように制御する事とする。所定値或いは所定時間については、予めコントローラ13に設定されるようにしておくか、または使用者によって設定できるようにするのが望ましい。
尚、本実施の形態2ではすべてのセンサを使って使用状態検出を行うよう記載しているが、構成費用の削減するためも効果に合わせて必要なセンサを選択するのが望ましい。
このように使用状態検出器として各種センサを用いて、使用者が持って構えるなどの作業をして被写体を画角に捕らえている間に、記録が行われる可能性を装置自体が判断して、無線伝送Linkを完了させて記録待機状態にしておくなどの制御が出来る事となる。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図である。本実施の形態3の映像記録再生装置は撮像装置100、受信装置201と記録装置300の3ユニット構成とし、実施の形態1及び2の記録装置200を受信装置201と記録装置300に分割構成にするものである。なお、各構成における基本構成は、実施の形態1と同様である。
受信装置201は記録装置200に対してメディア記録部24を削除するもので、撮像装置100との無線接続装置として機能するものであって、無線信号の送受を行うアンテナ21と、無線伝送信号の送受信を行う無線送受信部22と、メディア記録用に前処理を行う信号処理部27と、これらの装置の動作を制御するコントローラ28と、動作状態を表示する表示部26とから成る。
無線送受信部22は、無線伝送される信号を受信復調、及び記録装置からの信号送信を行う。
信号処理部27は、撮像装置100の信号処理部11で付加されている誤り訂正符号を用いて伝送状態の劣化により発生する伝送エラーデータの訂正を行い、再度記録用に誤り訂正符号を付加した元のデータ系列に復元し、そのデータ系列は記録するために記録装置300のメディア録再部33へ送出する。
コントローラ28は、無線送受信部22の送受信に係わる制御と、信号処理部27の信号処理制御と、記録装置300のコントローラ31との連携制御と、表示部26の制御を行う。
表示部26は、受信装置201の動作状態の表示を行うものである。
記録装置300は、受信装置201で削除した代わりにメディア録再部33を有するものであって、メディアの記録再生処理のコントローラ31と、その装置動作を表示する表示部32とから成る。
メディア録再部33は受信装置201と接続しない場合は単独で動作可能な装置にあって、ハードディスクドライブのような大容量メディアを意図するものである。
コントローラ31は、受信装置201と接続した場合にコントローラ28との連携によって信号処理部27からの信号をメディア録再部33に順次記録できるよう制御するものである。
具体的に記録装置300は、主として撮像装置100からの記録信号を記録するものではなく、携帯型音楽プレーヤ或いは携帯型マルチメディアプレーヤなどの用途で用いられるものであって、これらの機器で有する大容量メディアを一時的に映像記録に用いるようにするものである。例えば、撮像装置100で映像記録しようとする場合は、記録装置300に受信装置201を接続し記録装置として、撮像装置100近傍の範囲に存在させるだけでよい。
尚、記録装置200と記録装置300の間のインターフェースは無線ではなく直接接続を意図し、例えばUSBインターフェースなどで相互の通信を成立させるものである。本実施例の場合は、通常既存のプレーヤなどはUSBのスレーブ機能しか有さないため、記録装置200のコントローラ28にホスト機能を組み込み、記録装置300を制御できるようにするものである。
図8は実施の形態3の具体的な使用例を示す説明図である。図8において、携帯型音楽プレーヤ300に受信装置201を接続してウエストホルダーに設置する或いは、胸ポケットに入れるか落とさないように鞄に入れたまま、使用者は撮像装置100を把持することで撮影する事が可能となる。このように身につけるようにすれば、伝送距離の超過に伴う伝送信号の劣化も防げることとなりより安定した記録が行える事となる。
尚、メディアについては、本実施例ではハードディスクドライブとしたが、その他磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、磁気テープや半導体メモリであっても良い。
また、信号処理部27は伝送遅れやメディアの記録待ちを考慮し、ある程度のバッファメモリを有する構成にするのが望ましい。
以上のように、携帯型音楽プレーヤなどの大容量メディアを流用するようにすれば新たに専用記録メディアを用意する必要もなく、使い勝手の良い映像記録再生装置を提供できる事となる。
撮像部と記録部を別構成とし、その間を無線伝送する映像記録再生装置の操作性と応答性の向上が提供でき、多様な形態での利用が期待できる。
本発明の実施の形態1における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1における表示部14に表示される伝送状態の表示例の模式図 本発明の実施の形態1における記録装置200について記録される伝送状態履歴の利用例の模式図 本発明の実施の形態2における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2における使用状態検出器の模式図 本発明の実施の形態2における映像記録再生装置の制御例S60を説明するフロー図 本発明の実施の形態3における映像記録再生装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態3の具体的な使用例を示す模式図
符号の説明
10 撮像処理部
11 信号処理部
12 無線送受信部
13 コントローラ
14 表示部
15 アンテナ
16 使用状態検出器
21 アンテナ
22 無線送受信部
23 信号処理部
24 メディア記録部
25 コントローラ
26 表示部
27 信号処理部
28 コントローラ
31 コントローラ
32 表示部
27 コントローラ
100 撮像装置
200 撮像装置
201 送受信装置
300 記録装置

Claims (15)

  1. 撮像部と記録部を夫々別構成とし、その間を無線伝送する映像記録再生装置であって、
    前記撮像部を、映像を撮像し且つ所望の電気信号に変換する撮像手段と、動作制御を行う第1の制御手段と、映像信号と制御信号を送受信する第1の無線通信手段とで構成し、
    前記記録部を、前記第1の無線通信手段とのみ接続可能とする第2の無線通信手段と、前記撮像部から送信されてくる撮像信号を記録媒体に記録する映像記録手段と、前記撮像部の動作状態に対応する動作制御を行う第2の制御手段とで構成し、
    前記記録部は、前記第2の無線通信手段で受信する伝送信号の受信状況を常時検出し、その伝送品質状態を前記撮像部へ送信することを特徴とする映像記録再生装置。
  2. 受信状況の検出は、第2の無線通信手段の受信レベルとすることを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  3. 受信状況の検出は、伝送信号に付加されている誤り訂正符号の誤り訂正数を用いることを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  4. 受信状況が所定品質を下回る場合は、その記録にその履歴を書き込み、その状態を使用者に知らしめるよう告知することを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  5. 受信状況が所定品質を下回る場合は、記録動作を停止し、その状態を使用者に知らしめるよう告知することを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  6. 使用者への告知は、撮像部のモニタ表示に通常と異なる表示を行うようにすることを特徴とする請求項1記載の映像記録再生装置。
  7. 撮像部を、映像を撮像し且つ電気信号に変換する撮像手段と、動作制御を行う第1の制御手段と、装置の使用状態を検知する使用状態検知手段と、映像信号と制御信号を送受信する第1の無線通信手段とで構成し、
    記録部を、前記第1の無線通信手段とのみ接続可能な第2の無線通信手段と、前記撮像部の動作状態に応じて送信されてくる撮像信号を記録媒体に記録する映像記録手段と、前記撮像部の動作状態に対応する動作制御を行う第2の制御手段とで構成し、
    前記撮像部と前記記録部は夫々別構成とすることを特徴とする映像記録再生装置。
  8. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知手段であって、静電センサを備えることによって静電容量の変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  9. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、圧力センサを備えることによって把持圧力の変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  10. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、光学センサを備えることによって光学的変化から装置の使用状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  11. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、加速度センサを備えることによってその動的変化出力から装置の使用状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  12. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、ジャイロセンサを備えることによってその動的変化出力から装置の使用状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  13. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、機械式スイッチを備えることによってスイッチ状態の変化から装置の把持状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  14. 使用状態検知手段は、撮像部が撮影者に把持されているか否かを検知する把持状態検知であって、静電センサ、圧力センサ、光学センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ及び機械式スイッチの全部或いは一部の組み合わせを備えることによって装置の把持状態を検知することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
  15. 撮像部と記録部からなる映像記録再生装置は、撮像部の動作状態及び使用状態検知結果から記録が行われる可能性のある場合を判断し、記録部が速やかに記録を行える状態に制御することを特徴とする請求項7記載の映像記録再生装置。
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