JP2006281585A - 個人情報不可視手段付き帳票 - Google Patents
個人情報不可視手段付き帳票Info
- Publication number
- JP2006281585A JP2006281585A JP2005104249A JP2005104249A JP2006281585A JP 2006281585 A JP2006281585 A JP 2006281585A JP 2005104249 A JP2005104249 A JP 2005104249A JP 2005104249 A JP2005104249 A JP 2005104249A JP 2006281585 A JP2006281585 A JP 2006281585A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip
- personal information
- description
- information
- invisible means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】通常室内温度では不透明であり前記室内温度より高い所定の温度条件が加えられた状態で透明となる可逆性示温インキからなる隠蔽層を有し、少なくとも第二記載部7を覆う大きさの個人情報不可視手段8を備えた。
【選択図】 図3
Description
上記カーボンシステムにあっては、上位伝票の裏面における情報記載部に対応する部分にカーボンインキ層を形成して、上位伝票の情報記載部に記載するときの筆圧によってカーボンインキが下位伝票の情報記載部に転移し、これによって複写できるようにしたものであった。また、ノンカーボンシステムにあっては、例えば上位伝票の裏面における情報記載部に対応する部分に発色剤をマイクロカプセル化したインキからなる発色剤層を形成するとともに、下位伝票の表面における情報記載部に顕色剤をマイクロカプセル化したインキからなる顕色剤層を形成し、上位伝票の情報記載部に記載するときの筆圧によって発色剤カプセル(上位伝票)と顕色剤カプセル(下位伝票)とが破壊され、発色剤と顕色剤とによる発色反応により下位伝票での情報記載部で記載情報が現出させるようにしたもの、さらに下位伝票の表面における情報記載部に発色剤カプセルと顕色剤カプセルとを混合させたインキからなる複写層を設け、同様の発色剤と顕色剤との発色反応により複写情報を形成するものであった。
そして、口座開設時には、申込者が口座開設以降に各種サービスで利用する暗証番号を設定することから、上述した申込用紙の帳票においては、電算業務部門の入力伝票と管理業務の保管伝票とのそれぞれに同位置にして暗証番号が記載される部分を設けていて、申込者が上位伝票側の入力伝票の暗証番号記載部に暗証番号を記載すれば、下位伝票側である管理業務の保管伝票の暗証番号記載部に同時複写される構成としている。
これには蛍光インキによる複写方法が用いられていて、上位伝票側である入力伝票の裏面における暗証番号記載部に対応する部分に蛍光インキ層を形成するとともに、下位伝票側である保管伝票の表面における暗証番号記載部に、前記蛍光インキの通常色と同じ色彩のインキによる凹凸や地紋のある色彩面を形成したものであり、暗証番号の記載によってその暗証番号が複写形成された下位伝票(保管伝票)の暗証番号記載部を通常に目視しても暗証番号が確認できないようにし、そして紫外線照射を下位伝票に行なうことでその暗証番号記載部に複写された暗証番号のパターンの蛍光インキが蛍光発色して暗証番号を確認できるようにしたものであった。(特許文献1参照)
まず、暗証番号を記載する時点での筆圧が小さいと蛍光インキの転写が確実なものとはならず、不鮮明な暗証番号となる可能性がある。しかしながら、上述したように下位伝票の暗証番号記載部に蛍光インキと同色のインキによる色彩面があるため、暗証番号を記載したその時点では、申込者がその暗証番号の複写状態を目視確認できず、適正に複写されているかどうかの判断が行なえないと問題がある。この点は、暗証番号に限らず固定電話や携帯電話の電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、血液型などの多種、多量の個人情報を秘密とすべき情報とした場合、確認できないということは重要な問題となる。
また、蛍光インキが経時変化することで下位伝票への転写性が悪くなるとともに、長年保管管理される下位伝票の暗証番号記載部に複写された蛍光インキ自体も経時変化によって蛍光発色しなくなる可能性が高いものであった。
さらに、口座開設用のこの帳票においては、申込者が上記入力伝票となる上位伝票の暗証番号記載部と、業務管理の保管伝票となる下位伝票の暗証番号記載部とのそれぞれに直接暗証番号を記載しても、本来かまわないものであるが、上述した蛍光インキの複写構成を採用すると、申込者の記載行為に対して、上位伝票側から暗証番号を記載して複写させなければならないという限定が加わってしまうという不都合があった。
そして、上記発明において、上記個人情報不可視手段は粘着剤が塗布されて、該粘着剤が剥離紙で覆われ、前記粘着剤の一部を上記下位伝票の所定個所に形成された剥離剤面に剥離可能に貼り合わせて、個人情報不可視手段が下位伝票に分離可能に取り付けられているものとすることが可能である。
また、上記発明において、上記第一記載部に記載された個人情報が上記第二記載部に同時複写される複写構成を備えているものとすることが可能である。
さらに個人情報を記載する部分に対して上位伝票側から下位伝票側への複写構成を行なう場合でも経時変化することのない複写素材の選択が自由に行なえ、そして、下位伝票の第二記載部に対する直接の記載も行なえるようになる。
また、請求項2の発明により、第二記載部に重ね合わせる前の上記個人情報不可視手段の所在が明確となるとともに、第二記載部に貼り合わせるという簡易な操作で個人情報の保護が行えるようになる。
また、請求項3の発明により、上位伝票での第一記載部に対する個人情報の記載で同時に下位伝票である下位伝票での第二記載部に同時に個人情報が複写されるため、複数の伝票に対する個人情報の記載が頗る容易になる。
図中1は個人情報不可視手段付き帳票で、銀行口座開設用の申込用紙としたものである。そして、この個人情報不可視手段付き帳票1では申込受付業務での控伝票2を最上位の伝票とし、この控伝票2の下位に、申込者情報の入力業務などの電算部門の入力伝票3、申込者情報の管理業務の保管伝票4が重ね合され、同一辺側で分離可能にして綴じ合わされている。そして、これら三枚の伝票2、3、4それぞれにおいては同一位置に申込者の住所や氏名などの申込者情報記載部5を有していて、申込者が、帳票1として最上位にある前記控伝票2での申込者情報記載部5に住所や氏名などの情報を記載することで、下位二枚の入力伝票3、保管伝票4それぞれの申込者情報記載部5それぞれにも情報が同時複写される複写構成を有している。
個人情報不可視手段8の隠蔽層10は、通常室内温度では不透視であり前記室内温度より高い所定の温度条件が加えられた状態で透明となる可逆性の示温インキを上記透明基材9の表面に塗工することによって形成されたもので、一般的な室内環境温度の下で黒色または隠蔽性の高い色彩となって消色しない状態が維持され、前記一般的な室内環境温度より高い温度条件、例えば60℃〜100℃で加熱することで消色して透明となるように設けられているものである。この示温インキとしては、例えば染料の中間体(主にロイコ染料)と酸性物質(顕色剤)と第三物質(溶剤)との混合物をマイクロカプセルに封じ込めてインキ化したものが利用できる。
一方、隠蔽層10を構成している示温インキを消色状態に変化させる温度条件に設定された加熱装置(図示せず)にこの保管伝票4を乗せれば、隠蔽層10が直ぐに消色して第二記載部7に記載された暗証番号aをこの個人情報不可視手段8を透して確認することができる(図5)。
このように暗証番号aを確認する場合、別途に加熱装置を必要とするため、許可された者だけその加熱装置を取り扱えるようにすることで、保管伝票4に記載されている暗証番号の秘匿性が頗る高くなり、また、許可された者が保管伝票4の暗証番号を確認する場合には、加熱装置にて個人情報不可視手段8に対して消色のための温度条件を与えるだけでよく、具体的にはその加熱装置に保管伝票4を乗せるという簡易な操作となるため、暗証番号aの確認が簡単なものとなる。なお、示温インキは可逆性であり、加熱装置から保管伝票4を外して、温度を下げるようにすれば隠蔽層10が不透視状態に直ぐに変化し再び暗証番号aが目視できない状態に戻る。
さらに、暗証番号が個人情報不可視手段8で覆われている保管伝票4を取り扱う場合、他物が個人情報不可視手段8に接触するようなことがあっても、この個人情報不可視手段8で暗証番号を保護しているため、傷つきなどから確実に保護できるものとなる。これに対して従来の蛍光インキを転写するものでは、転写された蛍光インキ自体が直接外部に表出している状態であるために傷つき易く、不鮮明になり易い。このような物理的な損傷からも暗証番号を保護する機能を本発明は有しているものである。
2…控伝票
3…入力伝票
4…保管伝票
5…申込者情報記載部
6…第一記載部
7…第二記載部
8…個人情報不可視手段
9…透明基材
10…隠蔽層
11…粘着剤層
12…剥離紙
13…剥離剤層
a…暗証番号
Claims (3)
- 電話番号や暗証番号などの個人情報を記載する第一記載部を有する上位伝票の下位に、前記第一記載部に対応位置する第二記載部を有する下位伝票が重ね合された帳票において、
通常室内温度では不透視であり前記室内温度より高い所定の温度条件が加えられた状態で透明となる可逆性示温インキからなる隠蔽層を有し、少なくとも前記第二記載部を覆う大きさの個人情報不可視手段を、前記下位伝票が備えていることを特徴とする個人情報不可視手段付き帳票。 - 上記個人情報不可視手段は粘着剤が塗布されて、該粘着剤が剥離紙で覆われ、前記粘着剤の一部を上記下位伝票の所定個所に形成された剥離剤面に剥離可能に貼り合わせて、個人情報不可視手段が下位伝票に分離可能に取り付けられている請求項1に記載の個人情報不可視手段付き帳票。
- 上記第一記載部に記載された上記個人情報が上記第二記載部に同時複写される複写構成を備えている請求項1または2に記載の個人情報不可視手段付き帳票。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104249A JP4666306B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 個人情報不可視手段付き帳票 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104249A JP4666306B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 個人情報不可視手段付き帳票 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006281585A true JP2006281585A (ja) | 2006-10-19 |
JP4666306B2 JP4666306B2 (ja) | 2011-04-06 |
Family
ID=37403994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005104249A Expired - Fee Related JP4666306B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 個人情報不可視手段付き帳票 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4666306B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196424A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toppan Forms Co Ltd | 複写シート |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759667U (ja) * | 1980-09-26 | 1982-04-08 | ||
JPH0133352Y2 (ja) * | 1982-05-19 | 1989-10-09 | ||
JPH045337Y2 (ja) * | 1987-02-27 | 1992-02-14 | ||
JPH0533360Y2 (ja) * | 1986-10-31 | 1993-08-25 | ||
JPH1148654A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Toppan Forms Co Ltd | 隠蔽ラベルを備えた葉書用シート |
JPH1173110A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-16 | Toppan Forms Co Ltd | 情報隠蔽用ラベル |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005104249A patent/JP4666306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759667U (ja) * | 1980-09-26 | 1982-04-08 | ||
JPH0133352Y2 (ja) * | 1982-05-19 | 1989-10-09 | ||
JPH0533360Y2 (ja) * | 1986-10-31 | 1993-08-25 | ||
JPH045337Y2 (ja) * | 1987-02-27 | 1992-02-14 | ||
JPH1148654A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Toppan Forms Co Ltd | 隠蔽ラベルを備えた葉書用シート |
JPH1173110A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-16 | Toppan Forms Co Ltd | 情報隠蔽用ラベル |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007196424A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Toppan Forms Co Ltd | 複写シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4666306B2 (ja) | 2011-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS646958B2 (ja) | ||
JP4666306B2 (ja) | 個人情報不可視手段付き帳票 | |
JP2006082237A (ja) | 感熱複写帳票 | |
US8448853B2 (en) | Data medium, identity document and corresponding security-protection method | |
JP5051908B2 (ja) | 情報隠蔽帳票 | |
JPS60157895A (ja) | 保護カバ−された認識カ−ド | |
JP2018517582A (ja) | 秘密にすべきデータを適用できる支持体、及び、秘密にすべき適用されたデータを有するデータ支持体 | |
JP4852771B2 (ja) | 秘匿情報隠蔽用感熱用紙 | |
JP2009137047A (ja) | ノンカーボン感圧複写紙及びトリアージタグ | |
JP6212857B2 (ja) | カード | |
JPH034545Y2 (ja) | ||
JP2011068075A (ja) | 隠蔽情報所持体用シート | |
JP3770391B2 (ja) | 複写帳票 | |
JP5477970B2 (ja) | 葉書シート及び葉書シートの使用方法 | |
JP3919289B2 (ja) | 赤外線により識別可能な記録媒体 | |
JP3718010B2 (ja) | 複写伝票とその使用方法 | |
JPH0726162U (ja) | カード | |
WO1992012861A1 (en) | A document, in particular a credit instrument, able to reveal forgeries | |
JP3784984B2 (ja) | 複写隠蔽用ラベル | |
JP2024114317A (ja) | 情報隠蔽カード | |
JP3606486B2 (ja) | 感圧複写伝票 | |
CA1146991A (en) | Plastic identification card having an improved signature panel | |
JP3201989U (ja) | 個人番号収集セット | |
JPH08244350A (ja) | シート及びシート組 | |
JP2015093440A (ja) | パスポート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100907 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110104 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4666306 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |