JP2006270091A - 有機電界発光素子及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の電極3,8間に少なくとも正孔輸送層5と発光層6と電子輸送層7とが積層された有機電界発光素子において、正孔輸送層5の正孔移動度及び電子輸送層7の電子移動度よりも低い正孔移動度及び電子移動度持つ材料で発光層6が形成される。好適には、正孔移動度と電子移動度とが均衡する材料で発光層6が形成される。発光層6内でのキャリア滞留時間が長くなるため電子と正孔の再結合確率が高まり、発光効率が高くなる。また、再結合しなかったキャリアが対向の輸送層に入る数も少なくなるため、耐久性も向上する。
【選択図】図1
Description
1)一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、電場が106V/cmでの正孔輸送層の正孔移動度をμ(h1)、電子輸送層の電子移動度をμ(e1)、発光層の正孔移動度、電子移動度をそれぞれμ(h2)、μ(e2)とした時に、以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 104
1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 104
2)一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
0.1 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 10
(μ(e2)及びμ(h2)は上記1)に記載のものと同義である。)
3)一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
0.1 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 10
(μ(e1)及びμ(h1)は上記1)に記載のものと同義である。)
4)前記正孔移動度と前記電子移動度とが均衡する材料で前記発光層が形成されていることを特徴とする上記1)〜3の何れかに記載の有機電界発光素子。
5)前記発光層への電子及び正孔の供給バランスを均衡させることを特徴とする上記1)〜4)の何れかに記載の有機電界発光素子。
6)前記発光層が、正孔輸送性材料と電子輸送性材料とを含むことを特徴とする上記1)〜5)のいずれかに記載の有機電界発光素子。
7)前記発光層内に含む電子輸送性材料が、分子内にヘテロ原子を1個以上有する芳香族ヘテロ環化合物であることを特徴とする上記6)に記載の有機電界発光素子。
8)前記電子輸送層と前記発光層および/または前記正孔輸送層と前記発光層に同一の電子輸送性材料および/または正孔輸送性材料を含むことを特徴とする上記7)に記載の有機電界発光素子。
9)前記発光層内に燐光発光性材料を含むことを特徴とする上記1)〜8)のいずれかに記載の有機電界発光素子。
10)上記1)〜9)のいずれかに記載の有機電界発光素子で表示画面が構成されることを特徴とする表示装置。
式(1) 1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 104
式(2) 1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 104
好ましくは
1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 103
1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 103
更に好ましくは
1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 102.5
1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 102.5
また、本発明の有機電界発光素子は、一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足する。
式(3) 0.1 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 10
好ましくは
0.15 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 6
更に好ましくは
0.33 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 3
更に、本発明の有機電界発光素子は、一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足する。
式(4) 0.1 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 10
好ましくは
0.15 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 6
更に好ましくは
0.33 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 3
本発明において、正孔輸送層、発光層、電子輸送層各層の正孔移動度、電子移動度はそれぞれ電極のついた単層膜(膜厚は約2μm)を作成し、タイムオブフライト法で測定される値である。
式(1)及び式(2)は同時に満足する必要がある。
式(3)は、式(1)、式(2)及び式(4)とは独立であり、それらと同時に満足する必要はないが、それらの少なくとも一つと同時に満足することが好ましく、それら全てと同時に満足することが更に好ましい。
式(4)は、式(1)、式(2)及び式(3)とは独立であり、それらと同時に満足する必要はないが、それらの少なくとも一つと同時に満足することが好ましく、それら全てと同時に満足することが更に好ましい。
[有機電界発光素子]
本発明の発光素子は基板上に陰極と陽極を有し、両電極の間に正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された構成を含む複数の有機化合物層を有する。発光層に隣接している有機化合物層と電極の間には、更に有機化合物層を有していてもよい。発光素子の性質上、陽極及び陰極のうち少なくとも一方の電極は、透明であることが好ましい。通常の場合、陽極が透明である。
−有機化合物層の形成−
本発明の有機電界発光素子において、有機化合物層を構成する各層は、蒸着法やスパッタ法等の乾式製膜法、転写法、印刷法等いずれによっても好適に形成することができる。
発光層は、電界印加時に、正孔輸送層から正孔を受け取り、電子輸送層から電子を受け取り、正孔と電子の再結合の場を提供して発光させる機能を有する層である。
本発明では、発光層は、正孔輸送層の正孔移動度及び電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で形成される必要がある。
また、発光層は、前正孔移動度と電子移動度とが均衡する材料で形成されていることが好ましい。
本発明における発光層は、上記条件を満たすために少なくともホスト材料を含み、燐光発光材料からなるドーパント含むことができる。ホスト材料としては電荷輸送材料(電子輸送性材料及び正孔輸送性材料を総称する)であることが好ましく、正孔輸送性材料と電子輸送性材料とを含むことことが更に好ましい。また、該正孔輸送性材料と該電子輸送性材料の少なくとも一方は、各々正孔輸送層、電子輸送層に用いられているものと同じものであることが好ましい。
ホスト材料のT1(最低多重項励起状態のエネルギーレベル)は、ドーパント材料のT1レベルより大きいことが好ましい。なお、ホスト材料とドーパント材料とを共蒸着することによって、ドーパント材料がホスト材料にドープされた発光層を好適に形成することができる。
遷移金属原子としては、特に限定されないが、好ましくは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、及び白金が挙げられ、より好ましくは、レニウム、イリジウム、及び白金である。
ランタノイド原子としては、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテシウムが挙げられる。これらのランタノイド原子の中でも、ネオジム、ユーロピウム、及びガドリニウムが好ましい。
具体的な配位子としては、好ましくは、ハロゲン配位子(好ましくは塩素配位子)、含窒素ヘテロ環配位子(例えば、フェニルピリジン、ベンゾキノリン、キノリノール、ビピリジル、フェナントロリンなど)、ジケトン配位子(例えば、アセチルアセトンなど)、カルボン酸配位子(例えば、酢酸配位子など)、一酸化炭素配位子、イソニトリル配位子、シアノ配位子であり、より好ましくは、含窒素ヘテロ環配位子である。上記錯体は、化合物中に中心金属原子を一つ有してもよいし、また、2つ以上有するいわゆる複核錯体であってもよい。異種の金属原子を同時に含有していてもよい。
発光層は、上記材料のほか、所望により電気的に不活性なポリマーバインダー等を含有してもよい。
正孔注入層、正孔輸送層は、陽極又は陽極側から正孔を受け取り陰極側に輸送する機能を有する層である。正孔注入層、正孔輸送層は、具体的には、正孔輸送性材料として、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、芳香族第三級アミン化合物、スチリルアミン化合物、芳香族ジメチリディン系化合物、ポルフィリン系化合物、有機シラン誘導体、カーボン、等を含有する層であることが好ましい。
正孔注入層、正孔輸送層の厚さは、駆動電圧を下げるという観点から、各々50nm以下であることが好ましい。
正孔輸送層の厚さとしては、5〜50nmであることが好ましく、10〜40mであることが更に好ましい。また、正孔注入層の厚さとしては、0.5〜50nmであることが好ましく、1〜40nmであることが更に好ましい。
正孔注入層、正孔輸送層は、上述した材料の1種又は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数層からなる多層構造であってもよい。
電子注入層、電子輸送層は、陰極又は陰極側から電子を受け取り陽極側に輸送する機能を有する層である。電子注入層、電子輸送層は、具体的には、電子輸送性材料として、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、フルオレノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、アントロン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、カルボジイミド誘導体、フルオレニリデンメタン誘導体、ジスチリルピラジン誘導体、ナフタレン、ペリレン等の芳香環テトラカルボン酸無水物、フタロシアニン誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯体やメタルフタロシアニン、ベンゾオキサゾールやベンゾチアゾールを配位子とする金属錯体に代表される各種金属錯体、有機シラン誘導体、等を含有する層であることが好ましい。中でも分子内にヘテロ原子を1個以上有する芳香族ヘテロ環化合物を電子輸送性材料として含有する電子輸送層であることが好ましい。芳香族ヘテロ環化合物とは、芳香族性を有するヘテロ化合物であり、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、ピラゾール、イミダゾール、ベンズイミダゾール、トリアゾール、チアゾール、ベンゾチアゾール、イソチアゾール、ベンズイソチアゾール、チアジアゾールあるいはこれらの縮合環が挙げられる。
電子輸送層の厚さとしては、5〜50nmであることが好ましく、10〜50nmであることが更に好ましい。また、電子注入層の厚さとしては、0.1〜50nmであることが好ましく、0.5〜20nmであることが更に好ましい。
電子注入層、電子輸送層は、上述した材料の1種又は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数層からなる多層構造であってもよい。
電子輸送層は発光層に隣接する層であるので、耐久性向上の観点から、当該層を構成する材料としては、イオン化ポテンシャルが6.0eV以下のものを用いることが好ましい。
正孔ブロック層は、陽極側から発光層に輸送された正孔が、陰極側に通りぬけることを防止する機能を有する層である。
正孔ブロック層は、具体的には、BAlq等のアルミニウム錯体、トリアゾール誘導体、ピラザボール誘導体等を含有する層であることが好ましい。
正孔ブロック層が、発光層に隣接する有機化合物層として設けられる場合、耐久性向上の観点から、当該層を構成する材料としては、通常、イオン化ポテンシャルが6.0eV以下のものが用いられる。
また、正孔ブロック層の厚さは、駆動電圧を下げるという観点から、50nm以下であることが好ましく、1〜50nmであることが好ましく、5〜40nmであることが更に好ましい。
本発明において、有機EL素子全体は、保護層によって保護されていてもよい。
保護層に含まれる材料としては、水分や酸素等の素子劣化を促進するものが素子内に入ることを抑止する機能を有しているものであればよい。
その具体例としては、In、Sn、Pb、Au、Cu、Ag、Al、Ti、Ni等の金属、MgO、SiO、SiO2、Al2O3、GeO、NiO、CaO、BaO、Fe2O3、Y2O3、TiO2等の金属酸化物、SiNx、SiNxOy等の金属窒化物、MgF2、LiF、AlF3、CaF2等の金属フッ化物、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、ポリウレア、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリジクロロジフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレンとジクロロジフルオロエチレンとの共重合体、テトラフルオロエチレンと少なくとも1種のコモノマーとを含むモノマー混合物を共重合させて得られる共重合体、共重合主鎖に環状構造を有する含フッ素共重合体、吸水率1%以上の吸水性物質、吸水率0.1%以下の防湿性物質等が挙げられる。
さらに、本発明の有機電界発光素子は、封止容器を用いて素子全体を封止してもよい。
また、封止容器と発光素子の間の空間に水分吸収剤又は不活性液体を封入してもよい。水分吸収剤としては、特に限定されることはないが、例えば、酸化バリウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、五酸化燐、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化銅、フッ化セシウム、フッ化ニオブ、臭化カルシウム、臭化バナジウム、モレキュラーシーブ、ゼオライト、酸化マグネシウム等を挙げることができる。不活性液体としては、特に限定されることはないが、例えば、パラフィン類、流動パラフィン類、パーフルオロアルカンやパーフルオロアミン、パーフルオロエーテル等のフッ素系溶剤、塩素系溶剤、シリコーンオイル類が挙げられる。
本発明の有機電界発光素子の駆動方法については、特開平2−148687号、同6−301355号、同5−29080号、同7−134558号、同8−234685号、同8−241047号の各公報、特許第2784615号、米国特許5828429号、同6023308号の各明細書、等に記載の駆動方法を適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の表示画面を構成する有機電界発光素子の積層構成例を示す図である。この有機電界発光素子1は、基板2と、基板2の上に積層された陽極3と、陽極3の上に積層された正孔注入層4と、正孔注入層4の上に積層された正孔輸送層5と、正孔輸送層5の上に積層された発光層6と、発光層6の上に積層された電子輸送層7と、電子輸送層7の上に積層された電子注入層及び陰極8とを備える。
1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 104
1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 104
の式を満足する材料を選択して正孔輸送層5と発光層6と電子輸送層7とを製造する。
0.1 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 10
となるような材料を選択している。
0.1 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 10
の式を満足する材料を選択している。
基板として厚みが0.5mmで2.5cm角のガラス板を用い、この基板を真空チャンバ−内に導入し、SnO2含有率が10重量%であるITOタ−ゲット(インジウム:錫=95:5(モル比))を用いて、DCマグネトロンスパッタ(条件:基材温度250℃、酸素圧1×10−3Pa)により、透明電極としてのITO薄膜(厚み0.2μm)を形成した。ITO薄膜の表面抵抗は10Ω/□であった。
東洋テクニカ製ソ−スメジャ−ユニット2400型を用いて、直流電圧を有機EL素子に印加し発光させて、初期の発光性能を測定した。2000cd/m2時の発光効率を外部量子効率(η2000)、および電圧(V2000)で表1に示した。
また初期輝度2000cd/m2時の定電流耐久性試験での輝度が半分になった時間(輝度半減時間)をT1/2とし、その結果を表1に示した。
正孔輸送層(化合物(A))μ(h1)=6.5×10−5cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=5.1×10−6cm2/V・sec
μ(e2)=3.4×10−6cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
このように、例1は、1≦μ(h1)/μ(h2)≦104、1≦μ(e1)/μ(e2)≦104を満足し、またμ(e2)/μ(h2)=0.67、μ(e1)/μ(h1)=0.65となり、0.1≦μ(e2)/μ(h2)≦10、0.1≦μ(e1)/μ(h1)≦10ともに満足するものであった。
例1と比較し、正孔輸送層として化合物AのかわりにN,N’−ジナフチル−N,N’−ジフェニルベンジジジン(NPD)を用い、発光層として化合物(A)とAlqの共蒸着膜のかわりにAlq単独膜を用いる以外は例1と同じ方法で発光素子を作成し、例1と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表1に示した。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=3.2×10−7cm2/V・sec
μ(e2)=4.2×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
例2と比較し、発光層としてAlq単独膜のかわりにAlqとNPDの50/50共蒸着膜を用いる以外は例2と同じ方法で発光素子を作成し、例1と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表1に示した。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=7.1×10−4cm2/V・sec
μ(e2)=2.1×10−6cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
基板として厚みが0.5mmで2.5cm角のガラス板を用い、この基板を真空チャンバ−内に導入し、SnO2含有率が10重量%であるITOタ−ゲット(インジウム:錫=95:5(モル比))を用いて、DCマグネトロンスパッタ(条件:基材温度250℃、酸素圧1×10−3Pa)により、透明電極としてのITO薄膜(厚み0.2μm)を形成した。ITO薄膜の表面抵抗は10Ω/□であった。
この上に燐光発光性化合物であるFirpic(下に示す)と、正孔輸送材料としてmCP(下に示す)と、電子輸送材料として化合物B(下に示す)とを蒸着比5/75/25で共蒸着し、0.03μmの発光層を設けた。
さらにこの上にパタ−ニングしたマスク(発光面積が2mm×2mmとなるマスク)を設置し電子注入層としてLiFを1nm/秒の速度で蒸着して0.002μmの電子注入層を設けた。
前記透明電極(陽極として機能する)及び前記背面電極より、それぞれアルミニウムのリ−ド線を結線し、発光積層体を形成した。
東洋テクニカ製ソ−スメジャ−ユニット2400型を用いて、直流電圧を有機EL素子に印加し発光させて、初期の発光性能を測定した。360cd/m2時の発光効率を外部量子効率(η360)、および電圧(V360)で表2に示した。
また初期輝度360cd/m2時の定電流耐久性試験での輝度が半分になった時間(輝度半減時間)をT1/2とし、その結果を表2に示した。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=7.3×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=6.1×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
この例5では、例4の電子輸送材Alqの替わりに化合物(B)を用いる以外は例4と同じ方法で有機EL素子を作成し、例4と同じ方法で有機EL素子を評価した。その結果を表2に示した。
各層の正孔移動度、電子移動度は例1と同じ方法で求めた。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=7.3×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=6.1×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(化合物(B))μ(e1)=2.5×10−3cm2/V・sec
この例6では、例4の発光層(Firpic,mCP,化合物(B)の共蒸着膜)の替わりに、FirpicとmCPだけの蒸着比5:100の共蒸着膜で発光層を製造する以外は例4と同じ方法で発光素子を作成し、例4と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表2に示した。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=9.5×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=2.8×10−6cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
例7では、例4の発光層(Firpic,mCP、化合物Bの共蒸着膜)の替わりに、燐光発光性化合物として下に示すIr(ppy)3と、正孔輸送材料としてCBP(下に示す)と、電子輸送材料として化合物C(下に示す)の共蒸着膜を発光層として用い、その共蒸着比を5:60:40にする以外は例4と同じ方法で有機EL素子を作成し、例5と同じ方法で有機EL素子を評価した。その結果を表3に示した。
ただし、2000cd/m2時の発光効率を外部量子効率(η2000)、および電圧(V2000)で表3に示した。
また初期輝度2000cd/m2時の定電流耐久性試験での輝度が半分になった時間(輝度半減時間)をT1/2とし、その結果を表3に示した。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=1.2×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=3.1×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
この例8では、例4の電子輸送材Alqの替わりに化合物Cを用い、それ以外は例4と同じ方法で有機EL素子を作成し、例7と同じ方法で有機EL素子を評価した。その結果を表3に示した。
各層の正孔移動度、電子移動度は例1と同じ方法で求めた。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=7.3×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=6.1×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(化合物(C))μ(e1)=9.0×10−4cm2/V・sec
例8は、1≦μ(h1)/μ(h2)≦104、1≦μ(e1)/μ(e2)≦104を満足する。またμ(e2)/μ(h2)=0.84、であり、μ(e1)/μ(h1)=0.33となり0.1≦μ(e2)/μ(h2)≦10、0.1≦μ(e1)/μ(h1)≦10ともに満足するものであった。
この例9では、例8の正孔輸送材NPDの替わりに化合物Aを用い、それ以外は例8と同じ方法で発光素子を作成し、例8と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表3に示した。
各層の正孔移動度、電子移動度は例1と同じ方法で求めた。
正孔輸送層(化合物(A))μ(h1)=6.5×10−5cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=7.3×10−5cm2/V・sec
μ(e2)=6.1×10−5cm2/V・sec
電子輸送層(化合物(C))μ(e1)=9.0×10−4cm2/V・sec
例9は、1≦μ(e1)/μ(e2)≦104を満足する。またμ(e2)/μ(h2)=0.84であり、0.1≦μ(e2)/μ(h2)≦10を満足するが、μ(e1)/μ(h1)=13.85となり、0.1≦μ(e1)/μ(h1)≦10は満足しないものであった。
この例10では、例8の発光層(Ir(ppy)3、CBP、化合物Cの共蒸着膜)の替わりに、Ir(ppy)3とCBPのみの蒸着比5:100の共蒸着膜を発光層として用い、それ以外は例8と同じ方法で発光素子を作成し、例8と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表3に示した。
各層の正孔移動度、電子移動度は例1と同じ方法で求めた。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=9.8×10−4cm2/V・sec
μ(e2)=1.3×10−7cm2/V・sec
電子輸送層(化合物(C))μ(e1)=9.0×10−4cm2/V・sec
例10は、(h2)≦μ(h1)、μ(e2)≦μ(e1)を満足する。またμ(e2)/μ(h2)=0.00013、であり、μ(e1)/μ(h1)=0.33となり0.1≦μ(e2)/μ(h2)≦10を満足しないものであった。
この例11では、例7の発光層(Ir(ppy)3、CBP、化合物Cの共蒸着膜)の替わりに、Ir(ppy)3とCBPのみの蒸着比5:100の共蒸着膜を発光層として用い、それ以外は例7と同じ方法で発光素子を作成し、例8と同じ方法で発光素子を評価した。その結果を表3に示した。
各層の正孔移動度、電子移動度は例1と同じ方法で求めた。
正孔輸送層(NPD) μ(h1)=2.7×10−3cm2/V・sec
発光層 μ(h2)=9.8×10−4cm2/V・sec
μ(e2)=1.3×10−7cm2/V・sec
電子輸送層(Alq) μ(e1)=4.2×10−5cm2/V・sec
例11は、(1≦μ(h1)/μ(h2)≦104、1≦μ(e1)/μ(e2)≦104を満足する。しかし、μ(e2)/μ(h2)=0.00013、μ(e1)/μ(h1)=0.016となり0.1≦μ(e2)/μ(h2)≦10、0.1≦μ(e1)/μ(h1)≦10ともに満足しないものであった。
2 基板
3 陽極
4 正孔注入層
5 正孔輸送層
6 発光層
7 電子輸送層
8 電子注入層+陰極
Claims (10)
- 一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、電場が106V/cmでの正孔輸送層の正孔移動度をμ(h1)、電子輸送層の電子移動度をμ(e1)、発光層の正孔移動度、電子移動度をそれぞれμ(h2)、μ(e2)とした時に、以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
1 ≦ μ(h1)/μ(h2)≦ 104
1 ≦ μ(e1)/μ(e2)≦ 104 - 一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
0.1 ≦ μ(e2)/μ(h2) ≦ 10
(μ(e2)及びμ(h2)は請求項1に記載のものと同義である。) - 一対の電極間に少なくとも正孔輸送層と発光層と電子輸送層とが積層された有機電界発光素子において、前記正孔輸送層の正孔移動度及び前記電子輸送層の電子移動度と等しいか、それらよりも低い正孔移動度及び電子移動度を持つ材料で前記発光層が形成され、かつ以下の式を満足することを特徴とする有機電界発光素子。
0.1 ≦ μ(e1)/μ(h1) ≦ 10
(μ(e1)及びμ(h1)は請求項1に記載のものと同義である。) - 前記正孔移動度と前記電子移動度とが均衡する材料で前記発光層が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の有機電界発光素子。
- 前記発光層への電子及び正孔の供給バランスを均衡させることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の有機電界発光素子。
- 前記発光層が、正孔輸送性材料と電子輸送性材料とを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 前記発光層内に含む電子輸送性材料が、分子内にヘテロ原子を1個以上有する芳香族ヘテロ環化合物であることを特徴とする請求項6に記載の有機電界発光素子。
- 前記電子輸送層と前記発光層および/または前記正孔輸送層と前記発光層に同一の電子輸送性材料および/または正孔輸送性材料を含むことを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光素子。
- 前記発光層内に燐光発光性材料を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の有機電界発光素子で表示画面が構成されることを特徴とする表示装置。
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