JP2006268967A - コンテンツ記録再生装置及びコンテンツ編集方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンテンツ編集作業の操作性を向上させる。
【解決手段】 コンテンツの編集を開始する際、編集対象であるプログラム管理情報に含まれるタイトルあるいはチャプター等の管理データをメモリの保存領域にコピーしてから、編集領域で編集を行う。編集の過程で、リスト中の個々のタイトルあるいはチャプターに対して行った処理を取り消す場合、取り消しを指示することで、編集領域の編集中データを削除した後、保存領域に保存した編集前の管理データに基づいて、編集領域に新たに編集対象のデータを復元するように構成した。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクにコンテンツを記録し、記録されたコンテンツを再生するコンテンツ記録再生装置に関し、特にそのコンテンツの編集を適切に実行できるようにしたコンテンツ記録再生装置及びコンテンツ編集方法に関する。
DVDレコーダ等のコンテンツ記録再生装置にあっては、記録媒体として光ディスクの他、HDD(Hard Disk Drive)を搭載するものが主流となってきており、そのような記録再生装置では、数百GB(Giga-Byte)の記録容量を持つようになる。
したがって、多数のプログラム(タイトル)を記録でき、また長時間のプログラムも記録できるため、ユーザは、編集を行って、タイトルをより視聴し易くしたい要望が必然的に発せられるようになる。
このため、例えば長時間の動画像プログラムを、所望の内容毎に区切る、いわゆるチャプター設定(分割)を行って、視聴したいシーンだけ自動的に抽出して視聴できるように編集することを可能にした編集装置が実用化されており、さらには、複数のプログラム(タイトル)あるいはチャプターの再生順序を自由に設定して、ユーザの好みの進行内容でプログラム(タイトル)を視聴できるように編集することを可能にした編集装置も実用化されている。
チャプターの設定は、記録されたままの全く編集が行われていないいわゆるオリジナルプログラムに対して行う編集であり、プログラムを再生して表示される映像を見ながら、区切りたいシーン位置でチャプター設定を実行することで、そのチャプター設定した位置をインデックスとして頭出し再生できるようになる。
また、複数のプログラムあるいはチャプターの再生順序を自由に設定することは、いわゆるプレイリストを作成するというということであり、視聴を作成したプレイリストによって実行させることにより、好みの視聴態様を実現することができる。
以上説明した内容の編集を行うことにより、好みの視聴態様で視聴を行うことができるようになるが、次の要望として、その編集作業をより簡単に行えるようにしたいということが出てくる。
そのような要望を満足するために、本件出願人は、先にプレイリストを簡単に作成できるようにすることを目的とした、特許文献1に示す出願を行っている。
すなわち、この特許文献1には、記録媒体に記録されている複数のタイトルをサムネイル表示し、その中から、プレイリストに登録するタイトルを選択するという作業を行うことが開示されている。さらに具体的に述べると、表示部に、記録されたタイトルをサムネイル表示する領域と、プレイリストとして選択されたタイトルを表示する領域を備え、サムネイル表示されたタイトルの中から選択したタイトルをプレイリスト表示領域に移動させることでそのタイトルをプレイリストに登録するという作業を実行するものである。
以上のように構成することにより、プレイリストを簡単に生成することができるため編集作業を容易に行うことが可能になるものである。
特開2002−152665号公報
以上説明したように、プレイリストを簡単に作成することのできる編集装置において、さらにその編集作業に多様性を持たせれば編集作業効率を向上させることができる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、編集前のデータを一旦、保存手段に保存してから編集作業を行うように構成して、保存手段に保存されている編集前のデータによって、編集対象のデータを復元できるようにしたコンテンツ記録再生装置及びコンテンツ編集方法を提供することを目的とする。
この発明に係わるコンテンツ記録再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を設定するための編集機能を備えたコンテンツ記録再生装置において、前記管理情報を編集領域に保存すると共に、同じ管理情報を保存領域に保存する編集準備手段と、前記編集領域に保存された管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成する編集手段と、前記編集手段による前記管理情報の加工後であっても、前記保存手段に保存された編集前の管理情報を、前記編集領域に復元する復元手段と、を具備したことを特徴とする。
また、この発明に係わるコンテンツ編集方法は、記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を設定するための編集を行うコンテンツ編集方法であって、前記管理情報を編集領域に保存すると共に、同じ管理情報を保存領域に保存するステップと、前記編集領域に保存された管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成するステップと、前記管理情報の加工後であっても、前記編集領域に前記保存手段に保存した編集前の管理情報を復元するステップと、を具備したことを特徴とする。
さらにまた、この発明に係わるコンテンツ編集方法は、記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を決定するための編集データを生成するコンテンツ編集方法において、前記管理情報に基づいて再生態様を決定する編集データを編集領域に保存すると共に、同じ編集データを保存領域に保存するステップと、前記編集領域に保存された編集データの管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成するステップと、前記編集手段による前記編集データの加工後であっても、前記保存手段に保存された編集前の編集データを前記編集領域に復元するステップと、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、編集の過程で例えば、意にそぐわない編集が行われてしまっても、その内容を編集前の内容に簡単に復元させることができるものである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する記録再生装置を示している。この実施の形態は、記録媒体として、DVD−RAM(Random Access Memory)及びハードディスクの両方を取り扱うことができる記録再生装置として示しているが、いずれか一方のみの記録媒体を取り扱う装置に対しても、この発明は適用可能である。
図1の各ブロックを大きく分けると、左側には記録部の主なブロックを示し、右側には再生部の主なブロックを示している。
図1に示す記録再生装置100における再生処理は、プログラムの再生順序を示すプログラムチェーン情報(PGCI)にしたがって行われ、このPGCIでは、複数のプログラム(PG)を指定することができ、PGCIにはセルインフォメーション(CI)が定義されている。
そしてCIによりセルエントリーポイント(C_EPI)が指定され、再生すべき対象となるビデオオブジェクト(VOB)が特定されることになる。また、記録順に再生するための特別なPGC(Program Chain)をオリジナルPGCと称し、このオリジナルPGCの情報は、ORG_PGCIとして記録されている。
さらに、このときのビデオデータの属性情報(解像度情報、アスペクト情報、音声属性情報など)は、ビデオマネージメントインフォメーション(VMGI)内のストリームインフォメーション(STI)に記録される。また、上記したパックは、データ転送処理を行う最小単位である。さらに、論理上の処理を行う最小単位はセルで、論理上の処理はこの単位で行われる。したがって、録画が行われるときは、上記のフォーマットに合致する形式に記録信号が変換される。
記録再生装置100は、ビデオファイルを構築できる情報記憶媒体である光ディスク101を回転駆動し、この光ディスク101に対して情報の読み書きを実行するディスクドライブ102と、ハーディスクドライブ(HDD)103と、録画側を構成するエンコーダ部104と、再生側を構成するデコーダ部105と、装置本体の動作を制御するマイクロコンピュータブロック106とを、主たる構成要素としている。
エンコーダ部104は、ADC(アナログデジタルコンバータ)107と、V(ビデオ)エンコーダと、A(オーディオ)エンコーダと、SP(Sub Picture:副映像)エンコーダを含むエンコーダ群108と、各エンコーダの出力を所定のフォーマットに変換するフォーマッタ109と、バッファメモリ110とを備えている。
ADC107には、AV入力部111から外部アナログビデオ信号及び外部アナログオーディオ信号が供給されるか、あるいはTV(テレビジョン)チューナ112からのアナログビデオ信号及びアナログ音声信号が入力される。
ADC107は、入力されたアナログビデオ信号を、例えばサンプリング周波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットでデジタル化する。すなわち、輝度成分Y、色差成分Cr(またはY−R)及び色差成分Cb(またはY−B)が、それぞれ8ビットで量子化されることになる。
同様に、ADC107は、入力されたアナログオーディオ信号を、例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビットでデジタル化する。
なお、ADC107にデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が入力されるときは、ADC107は、デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号をスルーパスさせる。そして、これらのデジタルビデオ信号及びデジタルオーディオ信号に対して、内容は改変することなく、ジッタ低減処理やサンプリングレート変更処理等は行なってもよい。
ADC107から出力されたデジタルビデオ信号は、Vエンコーダを介してフォーマッタ109に送られる。また、ADC108から出力されたデジタルオーディオ信号は、Aエンコーダを介してフォーマッタ109に送られる。
Vエンコーダは、入力されたデジタルビデオ信号を、MPEG(Moving Picture Experts Group)2またはMPEG1規格に基づいて、可変ビットレートで圧縮されたデジタル信号に変換する機能を持つ。また、Aエンコーダは、入力されたデジタルオーディオ信号を、MPEGまたはAC−3(Audio Compression-3)規格に基づいて、固定ビットレートで圧縮されたデジタル信号またはリニアPCM(Pulse Code Modulation)のデジタル信号に変換する機能を持つ。
副映像情報がAV入力部111から入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送され、それがTVチューナ112で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号(副映像パック)が、SPエンコーダに入力される。SPエンコーダに入力された副映像信号は、所定の信号形態にアレンジされて、フォーマッタ109に送られる。
フォーマッタ109は、バッファメモリ110をワークエリアとして使用しながら、入力されたビデオ信号、オーディオ信号、副映像信号等に対して所定の信号処理を施すことにより、所定のDVDフォーマット(ファイル構造)に合致した記録データをデータプロセッサ113に出力する。
ここで、この記録再生装置100は、エンコーダ部104でエンコードされた情報、及び、作成された管理情報を、データプロセッサ113を介してHDD103に供給し、ハードディスクに記録することができる。またハードディスクに記録された情報を、データプロセッサ113、ディスクドライブ102を介して光ディスク101に記録することもできる。さらにまた、エンコーダ部104でエンコードされた情報、及び、作成された管理情報をデータプロセッサ113、ディスクドライブ102を介して、光ディスク101に記録することもできる。
また、この記録再生装置100は、HDD103のハードディスクに記録されている情報が、光ディスク101のデータフォーマットと同じである場合、ハードディスクの情報を光ディスク101にエンコード処理することなく記録することができる。
またHDD103のハードディスクに記録されている情報が、光ディスク101のデータフォーマットと異なる場合は、ハードディスクから読み出した情報をエンコーダ部104でエンコードする。そしてエンコードされた情報を光ディスク101に記録することができる。
ここで、光ディスク101への記録データを作成するための標準的なエンコード処理内容を簡単に説明しておく。すなわち、エンコーダ部104において、エンコード処理が開始されると、ビデオ(主映像)データ及びオーディオデータをエンコード処理するにあたって必要なパラメータが設定される。
次に、設定されたパラメータを利用して主映像データがプリエンコード処理されることにより、設定された平均転送レート(記録レート)に最適な符号量の分配が計算される。プリエンコード処理で得られた符号量分配に基づき、主映像データのエンコード処理が実行される。このとき、オーディオデータのエンコード処理も同時に実行される。同様に、副映像データをエンコード処理するに必要なパラメータが設定され、エンコード処理された副映像データが作成される。
エンコード処理された主映像データ、オーディオデータ及び副映像データが組み合わされて、ビデオオブジェクトセット(VOBS)の構造に変換される。
すなわち、主映像データ(ビデオデータ)の最小単位としてセルが設定され、セル情報が作成される。次に、プログラムチェーン(PGC)を構成するセルの構成や、主映像、副映像及びオーディオの属性等が設定され(これらの属性情報の一部は、各データをエンコードするときに得られた情報が利用される)、ここに、種々の情報を含めたVMG(Video Manager)ファイルが作成される。
エンコード処理された主映像データ、オーディオデータ及び副映像データは、一定サイズ(2048バイト)のパックに細分化される。なお、パック内には、適宜、再生時刻を示すPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)や、デコード時刻を示すDTS(デコーディングタイムスタンプ)等のタイムスタンプが記述される。副映像のPTSについては、同じ再生時間帯の主映像データあるいはオーディオデータのPTSより任意に遅延させた時間を記述することができる。
そして、各データのタイムコード順に再生可能なように、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)単位でその先頭にRDIパック(ナビゲーションパックに相当)を配置しながら各セルが配置される。これにより、複数のセルで構成されるVOBが構成される。このVOBを1つ以上集めてなるVOBSが、ムービービデオファイルにプログラムとして記録される。
なお、DVDビデオプレーヤからDVD再生信号をデジタルコピーする場合には、上記セル、プログラムチェーン、管理テーブル、タイムスタンプ等の内容は始めから決まっているので、これらを改めて作成する必要はない。
光ディスク101に対して、情報の読み書き(録画及び/または再生)を実行する部分としては、光学系、駆動系を有するディスクドライブ102と、データプロセッサ113と、一時記憶部114と、STC(システムタイムカウンタまたはシステムタイムクロック)115とを備えている。
一時記憶部114は、データプロセッサ113、ディスクドライブ102介して光ディスク101に書き込まれるデータ(エンコーダ部104から出力されるデータ)のうちの一定量分をバッファリングしたり、ディスクドライブ102、データプロセッサ113を介して光ディスク101から再生されたデータ(デコーダ部105に入力されるデータ)のうちの一定量分をバッファリングするのに利用される。ディスクドライブ102は、光ディスク101に対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有する。
例えば、一時記憶部114が4MB(Mega Bytes)の半導体メモリ(DRAM)で構成されるときは、平均4Mbps(ビット・パー・セカンド)の記録レートでおよそ8秒分の記録または再生データのバッファリングが可能である。また、一時記憶部114が16MBのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)(フラッシュメモリ)で構成されるときは、平均4Mbpsの記録レートでおよそ30秒の記録または再生データのバッファリングが可能である。
さらに、一時記憶部114が100MBの超小型HDDで構成されるときは、平均4Mbpsの記録レートで3分以上の記録または再生データのバッファリングが可能となる。
一時記憶部114は、録画途中で光ディスク101を使い切ってしまった場合において、光ディスク101が新しいディスクに交換されるまでの短時間の録画情報を一時記憶しておくことにも利用できる。
しかし、この記録再生装置100では、大きな容量を持つHDD103が設けられているので、このHDD103を活用することができる。
また、一時記憶部114は、ディスクドライブ102として高速ドライブ(2倍速以上)を採用した場合において、一定時間内に通常ドライブより余分に読み出されたデータを一時記憶しておくことにも利用できる。再生時の読み取りデータを一時記憶部114にバッファリングしておけば、振動ショック等で図示しない光ヘッドが読み取りエラーを起こしたときでも、一時記憶部114にバッファリングされた再生データを切換え使用することによって、再生映像が途切れないようにすることができる。
データプロセッサ113は、マイクロコンピュータブロック106の制御にしたがって、エンコーダ部104から出力されたDVD記録データをディスクドライブ102に供給したり、光ディスク101から再生したDVD再生信号をディスクドライブ102から取り込んだりする他、光ディスク101に記録された管理情報を書換えたり、光ディスク101に記録されたデータ(ファイルあるいはビデオオブジェクト)の削除をしたりする。
マイクロコンピュータブロック106は、MPU(Micro Processing Unit)またはCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラム等が書き込まれたROM(Read Only Memory)と、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのRAMとを含んでいる。
マイクロコンピュータブロック106のMPUには、ユーザが操作するキー入力部116が接続されており、このキー入力部116からの操作情報を受け、ROMに格納された制御プログラムに基づいて、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF(Universal Disk Format)記録、AVアドレス設定等を実行する。
また、マイクロコンピュータブロック106は、システム全体を制御するために必要な情報処理部を有するもので、機能としてコピー情報検知・設定部、ディレクトリ検知部、VMG管理情報作成部を備える。
さらに、マイクロコンピュータブロック106は、赤外線受光部117を介してリモートコントローラ118からのリモートコントロール信号を受けて、記録再生装置100全体の機能の切換え、調整、各種設定を行う。
さらにまた、マイクロコンピュータブロック106には、表示部119とメモリ120が接続され、表示部119はマイクロコンピュータブロック106の制御の下、記録再生装置100の機能を設定するためのGUI(Graphical User Interface)形式の画面の表示を行う他、MPUの実行結果のうち、ディスクドライブ102のユーザに通知すべき内容を表示する。また、メモリ120は設定されたデータを保存するものであり、フラッシュメモリ等で構成されている。表示部119に代えて、図示しないモニタディスプレイを用いることも可能である。
なお、マイクロコンピュータブロック106が、ディスクドライブ102、データプロセッサ113、エンコーダ部104及び/またはデコーダ部105等を制御するタイミングは、STC115からの時間データに基づいて、実行することができる。録画や再生の動作は、通常はSTC115からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理は、STC115とは独立したタイミングで実行されてもよい。
デコーダ部105は、パック構造を持つ映像情報から各パックを分離して取り出すセパレータ121と、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリ122と、セパレータ121で分離される主映像データ(ビデオパックの内容)、オーディオデータ(オーディオパック内容)及び副映像データ(副映像パックの内容)それぞれデコードするVデコーダ、Aデコーダ及びSPデコーダとで構成されるV、A、SPデコーダ群123と、Vデコーダから得られる主映像データにSPデコーダから得られる副映像データを適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサ124を備えている。
ビデオプロセッサ124の出力は、ビデオミクサー125に入力される。ビデオミクサー125では、テキストデータの合成が行われる。またビデオミクサー125には、また、TVチューナ112やA/V入力部111からの信号を直接取り込むラインも接続されている。ビデオミクサー125には、バッファとして用いるフレームメモリ126が接続されている。ビデオミクサー125の出力がデジタル出力の場合は、インターフェース(I/F)127を介して外部へ出力され、アナログ出力の場合は、DAC(デジタルアナログコンバータ)128を介して外部へ出力される。
デコーダ群123のAデコーダの出力がデジタル出力の場合は、インターフェース(I/F)129を介して外部へ出力され、アナログ出力の場合はセレクタ130を介してDAC131に供給され、アナログ変換されて外部に出力される。セレクタ130は、マイクロコンピュータブロック106からのセレクト信号により、TVチューナ112やA/V入力部111からの信号を直接モニタするとき、ADC107からの出力を選択することも可能である。アナログオーディオ信号は、図示しない外部コンポーネント(2チャンネル〜6チャンネルのマルチチャンネルステレオ装置)に供給される。
上記の記録再生装置において、ビデオ信号の流れを簡単に説明すると、以下のようになる。まず、入力されたAV信号はADC107でデジタル変換される。ビデオ信号はVエンコーダへ、オーディオ信号はAエンコーダへ、文字放送等の文字データはSPエンコーダへ入力される。ビデオ信号はMPEG圧縮され、オーディオ信号はAC−3圧縮またはMPEGオーディオ圧縮され、文字データはランレングス圧縮される。
各エンコーダからの圧縮データは、パック化された場合に2048バイトになるようにパケット化されて、フォーマッタ109へ入力される。フォーマッタ109では、各パケットがパック化され、さらに、多重化され、データプロセッサ113へ送られる。
ここで、フォーマッタ109は、アスペクト情報を元に、RDIパックを作成し、VOBUの先頭に配置する。データプロセッサ113は、16パック毎にECC(Error Correcting Code)ブロックを形成し、エラー訂正データを付け、その出力をディスクドライブ102を介して光ディスク101へ記録する。ここで、ディスクドライブ102がシーク中やトラックジャンプなどの場合のため、ビジィー状態の場合には、一時記憶部114(例えばHDDバッファ部)へ入れられ、DVD−RAMドライブ部(ディスクドライブ102)の準備ができるまで待つこととなる。
さらに、フォーマッタ109では、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック106のMPUへ送る(GOP(Group Of Picture)先頭割り込み時などの情報)。
切り分け情報としては、VOBUのパック数、VOBU先頭からのI(Intra)ピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。
同時に、アスペクト情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここで、STIは、解像度データ、アスペクトデータ等を保存し、再生時、各デコーダ部はこの情報を元に初期設定を実行する。
また、録再DVDでは、ビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。
ここで、DVDを利用したリアルタイム録再機において、注意すべき点は、データをアクセスする場合において、そのアクセス(シーク)している間に、とぎれないで再生を続けるために、最低限連続するセクタが必要になってくる。この単位をCDA(Contiguous Data Area)という。つまりシームレス再生を実現するために予め取り決められているデータサイズである。
このCDAは、ECCブロック単位となっている方が有利である。そのため、CDAサイズは16セクタの倍数にし、ファイルシステムでは、このCDA単位で記録を行っている。ただし、この場合、ディスク内にうまくCDAの大きさの空き領域がない場合などは、別のファイルが使用している短いセクタが、CDA内に入り込むことも許している。これにより、CDA単位で記録することができる。
図2には、VMGの階層構造を示し、その中でデータ再生順序を管理する系統について詳しく示している。
ビデオファイルに記録されたデータ再生順序は、図2に示すような、PGCで定義されている。このPGCには、セル(Cell)が定義され、さらにセル(Cell)には、再生すべき対象となるVOBが定義されている。このPGCの具体的情報を記録してある部分がVMGファイルの中のプログラムチェーン情報(PGCI)部分である。PGCIには、2種類が存在し、1つはオリジナルPGCI(ORG_PGCI)、もう1つはユーザディファインドPGCテーブル(UD_PGCIT)である。
UD_PGCは、ORG_PGCの中の一部をユーザが選択することにより、その選択したパート(チャプター或はタイトル)を任意に繋げて管理する情報であり、プレイリストとも言われる。このUD_PGCは複数作成することができる。プログラムチェーン情報としては、このプログラムチェーンに対応するプログラムが消去可能か否かを示すプログラムタイプ(PG_TY)、このプログラム内のセル数、このプログラムで記述されるプライマリーテキスト情報(PRM_TXTI)、テキスト情報へのポインタ番号(IT_TXT_SRPN)、代表画像情報(REP_PICTI=セル番号及びそのセル内でのポインタ)が記述される。
以上のような、プログラムの再生順序を管理するための情報は、プログラム管理情報であり、記録媒体のプログラム管理情報記録領域に記録される。
次に、本発明に係わるコンテンツ記録再生装置のコンテンツ編集機能について説明する。
図3は、本発明に係わるコンテンツ編集機能の、基本的概念を説明するために示す図である。本発明においては、コンテンツ編集機能が起動されると、プログラム管理情報をメモリの保存領域にコピーし、その後、プログラム管理情報を編集領域にて編集する。編集作業の過程で、ユーザの意図しないタイトルの登録、削除が実行された場合、編集領域において編集途中にあるプログラム管理情報を消去してから、保存領域に保存されていた編集前のデータに基づいて新たなプログラム管理情報を、編集領域に生成する。すなわち、プログラム管理情報の編集領域への復元処理が実行される。
図3(a)は、編集領域301内のプログラム管理情報の内容を示すもので、複数の編集対象タイトルを示すデータが存在している。プログラム管理情報編集が起動されると、そのデータがまず保存領域302にコピーされる。
ユーザによって図3(b)に示すように編集領域301内のデータに対して編集作業が実行されるが、その過程でユーザによって例えば「取り消し」指示が実行されると、編集領域301で編集中のデータを削除し、次に保存領域302に保存されていたデータに基づいて編集領域301に新たなプレイリストを生成する。この結果、編集領域301のデータは、図3(c)に示すように編集開始時のデータとなる。この「取り消し」指示は、例えばリモートコントローラ118の取り消しキー等の所定キーを1度操作することで実行させることが可能である。
このように、編集作業の過程で、ユーザの意図しないタイトルの登録、削除が実行された場合に、ユーザは簡単な操作で、元の状態に復帰させることができるので、意図しないタイトルの削除操作とか、削除してしまったタイトルを再度登録する操作とか、タイトル毎に個々に作業をする必要がなく、一括で初期状態に戻すことが可能であるため操作性が向上するものである。
次に、図3に示す本発明に係わるコンテンツ編集処理の手順を図4〜図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
図4は、タイトル情報の編集取り消し処理を説明するために示すフローチャートである。図4において、ステップS401で編集が開始され、ステップS402で、保存領域に編集対象のタイトル情報を保存する。
次いで、ステップS403で編集領域の編集対象タイトル情報を編集し、ステップS404で編集の確定を行う。次いでステップS405で編集確定を取り消すか否かの判定がなされ、取り消すと判定された場合には、ステップS406で編集領域のタイトル編集情報を消去し、次いでステップS407で保存領域の編集対象タイトル情報を編集領域に復元する。
ステップS407の処理が終了するか、またはステップS405で編集確定を取り消さないと判定された場合には、ステップS408で編集が完了したか否かの判定がなされ、完了していない場合には、ステップS403に戻り、完了した場合にはステップS409で処理を終了する。
図5は、編集対象タイトル情報の保存処理を説明するために示すフローチャートであり、オリジナルプルグラムに対するチャプター編集処理と、プレイリスト編集処理を纏めて示してある。
図5において、ステップS501で保存領域に編集対象タイトル情報を保存する処理が開始され、ステップS502でPGCIデータが取得されると共に、プレイリスト編集の場合にPL_SRP(プレイリストサーチポインタ)データを取得する(オリジナルプログラムに対する編集の場合には、これを取得しない)。なお、PL_SRPは、プレイリストの基本情報を格納している情報である。
次に、ステップS503でエントリーポイント(チャプター)のみの編集か否かの判定がなされ、エントリーポイントのみの編集でないと判定された場合に、ステップS504に移って、編集前のPL_SRPデータ及びPGCIデータを保存領域にコピーする。
次いで、ステップS505でIT_TXT(アイテムテキスト)が存在するか否かの判定がなされ、存在すると判定されたらステップS506でIT_TXTデータを取得し、ステップS507でIT_TXTデータを保存領域に保存する。なお、IT_TXTは、PRM_TXTI(プライマリテキストインフォメーション)を補完する可変長テキストである。
IT_TXT情報の保存処理が終了するか、またはステップS503でエントリーポイントのみの編集であると判定されるか、あるいは、ステップS505でIT_TXT情報がないと判定された場合には、ステップS508でこのタイトルの最初のM_CI(ムービーセルインフォメーション)ポインタを取得する。M_CIは動画のセル情報である。
次に、ステップS509でこのタイトルのM_CI,S_CI(スチルセルインフォメーション)を全て取得済みであるか否かの判定がなされ、取得済みでない場合に、ステップS510でM_CI,S_CI情報を取得し、次いでステップS511でM_CI,S_CI情報を保存し、ステップS512で次のM_CI,S_CIポインタを取得してステップS709に戻る。なお、S_CIは、静止画のセル情報である。
ステップS509でこのタイトルのM_CI,S_CIを全て取得済みであると判定された場合には、ステップS513で処理を終了する。
ステップS509〜S512の処理ループによって、編集前タイトルの全てのM_CI,S_CI情報すなわち、M_C_GI(ムービーセルゼネラルインフォメーション)、M_C_EPI(ムービーセルエントリポイントインフォメーション)、S_C_GI(スチルセルゼネラルインフォメーション)、S_C_EPI(スチルセルエントリポイントインフォメーション)情報が保存領域に保存(コピー)される。
図6は、編集領域の消去処理を説明するために示すフローチャートであり、図7に示す編集対象タイトル情報の保存領域への保存処理が実行された後で実行される。図6も、オリジナルプルグラムに対するチャプター編集処理と、プレイリスト編集処理を纏めて示してある。
図6において、ステップS601で編集領域のタイトル編集情報の消去を開始し、ステップS602でPGCI情報を取得すると共に、プレイリスト編集の場合にPL_SRP(プレイリストサーチポインタ)データを取得する(オリジナルプログラムに対する編集の場合には、これを取得しない)。
次いでステップS603で、このタイトルの最初のM_CI,S_CIポインタを取得する。次にステップS604でこのタイトルのM_CI,S_CIを全て取得済みか否かの判定を行い、全て取得済みでない場合にはステップS605でM_CI,S_CI情報を削除し、ステップS606で次のM_CI,S_CIポインタを取得してステップS604に戻る。
ステップS403〜S406の処理ループで、編集領域の全てのM_CI,S_CIデータすなわち、M_C_GI、M_C_EPI、S_C_GI、S_C_EPIデータが削除される。
ステップS604でこのタイトルの全てのM_CI,S_CIを取得済みであると判定されたら、ステップS607でエントリーポイント(チャプター)のみの編集か否かの判定が行われ、エントリーポイントのみの編集でないと判定されたら、ステップS608でIT_TXTが存在するか否かの判定がなされ、存在すると判定されたらステップS609でIT_TXT情報を削除する。
IT_TXT情報の削除処理が終了したか、またはステップS608でIT_TXTが存在しないと判定された場合には、ステップS610で、PGCI及びPL_SRP情報を削除して、ステップS611で処理を終了する。また、ステップS807でエントリーポイントのみの編集であると判定された場合にも、ステップS611で処理を終了する。なお、他のタイトルがステップS609で削除するIT_TXT情報と同一IT_TXT情報を参照している場合には、削除処理を実行しない。
図7は、保存領域から編集領域への復元処理を説明するためのフローチャートである。図7においても、オリジナルプルグラムに対するチャプター編集処理と、プレイリスト編集処理を纏めて示してある。
図7において、ステップS701で、保存領域の編集対象タイトル情報の編集領域への復元処理が開始され、ステップS702でエントリーポイント(チャプター)のみの編集か否かの判定が行われ、エントリーポイントのみの編集でない場合には、ステップS703で、保存領域のPGCI情報及びPL_SRP情報を元に、編集領域にPGCI及びPL_SRPを新規作成する。
次いでステップS704で保存領域にIT_TXT情報が存在するか否かの判定がなされ、存在する場合にはステップS705で保存領域のIT_TXT情報に基づいてIT_TXTを新規作成する。ただし、既に同一IT_TXTが他のタイトルにて使用されている場合にはIT_TXTの新規作成は行わない。
IT_TXTの新規作成処理が終了したか、またはステップS702でエントリーポイントのみの編集であると判定されたか、あるいはステップS704でIT_TXT情報が存在しないと判定された場合には、ステップS706で保存領域に保存されているM_CI,S_CI情報を取得する。
次いで、ステップS707で、保存領域に保存したM_CI,S_CI情報を全て取得済みか否かの判定がなされ、取得済みでないと判定されたら、保存領域に保存したM_CI,S_CI情報の内容を復元して、ステップS706に戻る。ステップS707で保存領域に保存したM_CI,S_CI情報を全て取得済みであると判定された場合には、ステップS709で処理を終了する。
ステップS706〜S708の処理ループによって、保存領域に保存されている全てのM_CI,S_CIすなわちM_C_GI、M_C_EPI、S_C_GI、S_C_EPI情報が編集領域に新規に作成される。以上によって、編集前のタイトルが復元される。
以上説明したように、本発明によれば、タイトルを編集する際に、編集前のデータを、一旦メモリの保存領域に保存しておくことにより、編集の過程で、編集開始時の状態に戻したい場合には、例えばリモートコントローラの取り消しキーを操作するだけで、保存領域に保存されているデータに基づいて編集対象のデータが復元されるため、操作性が著しく改善するものである。
さらに、プレイリスト編集の具体的操作手順について、図8及び図9を参照して詳細に説明する。
図1に示す記録再生装置100において、ユーザはリモートコントローラ118を操作して、マイクロコンピュータブロック106に対して、プレイリスト編集機能の起動を指示する。それによって、マイクロコンピュータ106は、RAM内にプレイリストデータ編集領域と、保存領域を確保し、メモリ120に保存されているプレイリストデータを読み出して、編集領域と保存領域にコピーする。
さらに、マイクロコンピュータブロック106は、表示部119にプレイリスト編集用画面を表示させる。
すなわち、プレイリスト編集用画面は図8に示すように、画面801の上部に光ディスク101に記録されているタイトルあるいはそのチャプターまたクリップの先頭画像をサムネイル表示するサムネイル表示部402を有しており、図8の場合には、その表示部402に10個のクリップA〜Jがサムネイル表示されている。
さらに、画面801のサムネイル表示部802の下部には、プレイリスト編集表示部803が設けられている。
図8(a)は、初期状態を示すものであり、プレイリスト編集表示部803には、何ら表示されていない。すなわち、プレイリストには何らタイトル、チャプター、クリップが登録されていないことを示している。
また、初期状態においては、10個のクリップの内先頭のクリップAに斜線で示すフォーカス804が位置しており、リモートコントローラ118の図示しない例えばカーソルキーを操作することで、フォーカス804をプレイリストに登録したいクリップに移動させることが可能である。三角マーク805は頁繰りあるいはスクロール可能方向を示すものであり、クリップJにフォーカス404を移動させた後、さらに、三角マーク805方向に、リモートコントローラ118のカーソルキーを操作することで、新たな頁(クリップK〜T)が表示されるか、スクロールされてクリップK、L、…が順次表示される。
図8(b)に示すように、プレイリストに登録したいクリップHにフォーカス804を移動させてから、リモートコントローラ118の例えば決定キーを操作してそれを確定し、フォーカス804をプレイリスト編集表示部803に移動させると図8(c)に示す表示状態になる。
図8(c)においては、プレイリスト編集表示部803にカーソル806が表示され、このカーソル806によってプレイレストへの登録位置(再生順位)が設定される。サムネイル表示部802では、クリップHがプレイリストに登録されるべく選択されていることを示している。この状態において、ユーザがリモートコントローラ119の例えば決定キーを操作することで、図8(d)に示すように、プレイリスト編集表示部803にクリップHが表示されて、それがプレイリストの1番目に再生されるクリップとして設定される。
仮に、このとき、クリップHのプレイリストへの登録が、ユーザの意向とは異なり間違って行われたとすると、ユーザは例えばリモートコントローラの取り消しキーを操作することで、保存領域に保存されていた編集開始時のデータを再び編集領域に取り込むことになる。すなわち、画面801の内容は図8(a)の状態に戻る。
この処理を、保存領域に保存されているデータを用いずに行うとすると、プレイリスト編集表示部803に表示されているクリップHにフォーカスを移動させてから、リモートコントローラの例えば削除キーを操作するという少なくとも2アクションが必要になり、取り消しキーを1回操作するだけで済む本発明よりも操作性がよくない。
以上のような処理を経て生成されたプレイリストは、タイトルを付して保存する。このため、画面801の中央部にプレイリストのタイトル名入力部807が設けられており、ユーザはリモートコントローラ118を駆使してタイトル名を入力する。タイトル名の入力が完了したら、リモートコントローラ118の決定キーを操作することで、生成されたプレイリストがそのタイトル情報と共に記録再生装置100のメモリ120に記憶される。
図9は、プレイリスト編集表示部に表示されたプレイリスト中に残しておくべきクリップを誤って削除してしまった場合の対応について説明するものであり、リモートコントローラ118の操作によって、プレイリスト編集機能を起動させると、マイクロコンピュータブロック106は、そのRAM内に編集領域と保存領域を確保し、メモリ120に保存されているプレイリストデータを読み出して各領域にコピーし、さらに、図5(a)に示すように、サムネイルと共に表示部119に表示させる。
すなわち、図5(a)において、画面501の上部に光ディスク101に記録されているタイトルあるいはそのチャプターまたクリップの先頭画像をサムネイル表示するサムネイル表示部502を有しており、図5の場合には、その表示部502に7個のクリップK〜Qがサムネイル表示されている。
さらに、画面501のサムネイル表示部502の下部には、プレイリスト編集表示部503が設けられ、そこに4個のクリップH,B,P,Mが表示されている。
なお、サムネイル表示部502のクリップMに斜線で示すフォーカス504が位置している状況が示されている。さらにサムネイル表示部502のクリップKの左に表示されている三角マーク505は、頁繰りあるいはスクロール可能方向を示すものであり、前頁への頁繰りか、前方向へのスクロールが可能であることを示している。
図5(b)は、フォーカス504を、サムネイル表示部502からプレイリスト編集表示部503へ移動させた状態を示すもので、クリップPにフォーカス504が存在している。
図5(c)は、プレイリスト編集表示部503に表示された4個のクリップH,B,Pの内、削除対象のクリップHにフォーカス504を移動させた状態を示すものである。この状態において、リモートコントローラ118の例えば削除キーを操作すれば、クリップHがプレイリスト編集表示部503から消えて、次のクリップBがクリップHが存在した位置に移動し、フォーカス504もクリップBの位置に留まる。
ここで、クリップHの削除がユーザの意図しないものであったとしたら、リモートコントローラ118の取り消しキーを操作することによって、編集領域の編集中プレイリストデータを削除後、RAMの保存領域に保存されていたプレイリストデータが読み出されて、編集領域に新規プレイリストとして作成される。すなわち、プレイリストとして、編集を開始した時点のデータが編集領域に復元されることになる。このとき、表示部119の表示は図5(a)に示すものとなる。
以上の処理を、戻るキーを使わずに行うとすれば、まず、フォーカス504をサムネイル表示部502に移動させて、クリップHに位置させてリモートコントローラ118の決定キーを操作してクリップHをプレイリストに登録するクリップとして選択する。次いでフォーカス504をプレイリスト編集表示部503に移動させて、クリップBに位置させ、リモートコントローラ118の決定キーを操作することで、クリップHをクリップBの前に位置(順位)に登録する。このように複雑な操作を行う必要があり、保存領域のプレイリストデータを編集領域に復元するという本発明に比べて操作性がはるかに悪いことが明白である。
プレイリスト編集が完了したら、タイトル名入力部506に、編集したプレイリストに付すタイトル名を入力してリモートコントローラ118の決定キーを操作することで、生成したプレイリストがそのタイトル情報と共にメモリ120に記憶される。
なお、以上説明した本発明の実施の形態では、マイクロコンピュータブロック106のRAMに編集領域と保存領域を設けるものとしたが、例えばメモリ120のプレイリストデータが書き込まれた領域をそのまま保存領域として用いて、RAMに編集領域を設けたり、あるいは逆に、メモリ120に編集領域、RAMに保存領域を設けるように構成することもできるものである。
以上説明したように、本発明によれば、オリジナルタイトル(プログラム)あるいはプレイリストを編集する際に、編集前のデータを、一旦メモリの保存領域に保存しておくことにより、編集の過程で、編集開始時の状態に戻したい場合には、例えばリモートコントローラの取り消しキーを操作するだけで、保存領域に保存されているデータに基づいて編集対象のデータが復元されるため、操作性が著しく改善するものである。
なお、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
この発明に係わるコンテンツ記録再生装置の一実施の形態を説明するために示す回路ブロック図。 図1に示すコンテンツ記録再生装置において、記録媒体に記録されるコンテンツを管理する管理情報を説明するために示す構成図。 この発明に係わるコンテツンの編集機能の概要を説明するために示す構成図。 この発明に係わるコンテンツ編集機能の処理手順を説明するために示すフローチャート。 この発明に係わるコンテンツ編集機能の処理手順を説明するために示すフローチャート。 この発明に係わるコンテンツ編集機能の処理手順を説明するために示すフローチャート。 この発明に係わるコンテンツ編集機能の処理手順を説明するために示すフローチャート。 この発明に係わるプレイリスト編集機能の具体的操作手順を説明するために示す構成図。 この発明に係わるプレイリスト編集機能の具体的操作手順を説明するために示す構成図。
符号の説明
100…コンテンツ記録再生装置
101…光ディスク
102…ディスクドライブ
103…HDD
104…エンコーダ部
105…デコーダ部
106…マイクロコンピュータブロック
107…ADC
108…V,A,SPエンコーダ群
109…フォーマッタ
110…バッファメモリ
111…A/V入力部
112…TVチューナ
113…データプロセッサ
114…一時記憶部
115…STC
116…キー入力部
117…赤外線受光部
118…リモートコントローラ
119…表示部
120…メモリ
121…セパレータ
122…メモリ
123…V,A,SPデコーダ群
124…ビデオプロセッサ
125…ビデオミクサー
126…フレームメモリ
127,129…I/F
128,131…DAC
130…セレクタ

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を設定するための編集機能を備えたコンテンツ記録再生装置において、
    前記管理情報を編集領域に保存すると共に、同じ管理情報を保存領域に保存する編集準備手段と、
    前記編集領域に保存された管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成する編集手段と、
    前記編集手段による前記管理情報の加工後であっても、前記保存手段に保存された編集前の管理情報を、前記編集領域に復元する復元手段と、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ記録再生装置。
  2. 記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を決定するための編集機能を備えたコンテンツ記録再生装置において、
    前記管理情報に基づいて再生態様を決定する編集データを編集領域に保存すると共に、同じ編集データを保存領域に保存する編集準備手段と、
    前記編集領域に保存された編集データの管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成する編集手段と、
    前記編集手段による前記編集データの加工後であっても、前記保存手段に保存された編集前の編集データを前記編集領域に復元する復元手段と、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ記録再生装置。
  3. 前記編集データは、前記管理情報に基づき、タイトル内のチャプターを再生開始位置として特定するデータであることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録再生装置。
  4. 前記編集データは、前記管理情報に基づき、複数のタイトルまたはチャプターの再生順序を特定するデータであることを特徴とする請求項2に記載のコンテン記録再生装置。
  5. 前記編集領域に編集前の管理情報を復元する復元手段は、復元の前に当該編集領域をクリアする消去を実行するものであることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  6. 前記編集領域に編集前の編集データを復元する復元手段は、復元の前に当該編集領域をクリアする消去を実行するものであることを特徴とする請求項2または4のいずれかに記載のコンテンツ記録再生装置。
  7. 記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を設定するための編集を行うコンテンツ編集方法であって、
    前記管理情報を編集領域に保存すると共に、同じ管理情報を保存領域に保存するステップと、
    前記編集領域に保存された管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成するステップと、
    前記管理情報の加工後であっても、前記編集領域に前記保存手段に保存した編集前の管理情報を復元するステップと、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ編集方法。
  8. 記録媒体に記録されたコンテンツの管理情報に基づいて当該コンテンツの再生態様を決定するための編集データを生成するコンテンツ編集方法において、
    前記管理情報に基づいて再生態様を決定する編集データを編集領域に保存すると共に、同じ編集データを保存領域に保存するステップと、
    前記編集領域に保存された編集データの管理情報を加工して再生態様を決定するための編集データを生成するステップと、
    前記編集手段による前記編集データの加工後であっても、前記保存手段に保存された編集前の編集データを前記編集領域に復元するステップと、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ編集方法。
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