JP2006257678A - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアが開けられる際のドアの車体側からの最大突出距離を小さくする。
【解決手段】 車両用ドア構造10では、リヤドア22が開けられる際に、ロア側ヒンジアーム38によってリヤドア22が車体14に対してスライドされた後にリヤドア22が車体14に対して回動されると共に、アッパ側ヒンジアーム28によってリヤドア22が車体14に対して回動される。ここで、リヤドア22が開けられる際には、ロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28が、車体14とリヤドア22とを常に連結し、車体14及びリヤドア22から離間されることがない。このため、リヤドア22が開けられる際のリヤドア22の車体14からの最大突出距離を小さくできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に設けられた開口をドアが閉じる車両用ドア構造に関する。
車両用ドア構造としては、リヤドアが車体側にガイドローラ及び中央ヒンジを介して支持されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この車両用ドア構造では、ガイドローラが車体側のガイドレールに沿って摺動可能にされると共に、中央ヒンジが車体側及びリヤドアに対して回動可能にされており、リヤドアが開けられる際の前期には、ガイドローラがガイドレールに沿って摺動されると共に、中央ヒンジが車体側及びリヤドアに対して回動されて、リヤドアが車体側に対してスライドされる。
しかしながら、この車両用ドア構造では、リヤドアが開けられる際の後期において、ガイドローラがガイドレールから離脱された後に、リヤドアが中央ヒンジに対して回動されることで、リヤドアが車体側に対して中央ヒンジ側を中心として回動される。このため、リヤドアが開けられる際におけるリヤドアの車体側からの最大突出距離(最大リフト量)が大きい。
特開2003−211962公報
本発明は、上記事実を考慮し、ドアが開けられる際におけるドアの車体側からの最大突出距離を小さくできる車両用ドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用ドア構造は、車体側に設けられた開口を閉じるドアと、前記車体側と前記ドアとを常に連結し、前記ドアが開けられる際には、前期において前記車体側及びドアの少なくとも一方に対してスライドされると共に、後期において前記車体側及びドアの少なくとも一方に対して回動される連結部材と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ドア構造は、請求項1に記載の車両用ドア構造において、前記ドアが開けられる際の前期には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材の回動が阻止される、ことを特徴としている。
請求項3に記載の車両用ドア構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア構造において、前記ドアが開けられる際の後期には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材のスライドが阻止される、ことを特徴としている。
請求項4に記載の車両用ドア構造は、請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア構造において、前記ドアが開けられる際には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対して前記連結部材が回動されても前記ドアが前記車体側へ干渉しない位置になるまで、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材の回動が阻止される、ことを特徴としている。
請求項5に記載の車両用ドア構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用ドア構造において、前記車体側に回動可能に支持され、前記ドアを回動可能に支持する支持部材を備えた、ことを特徴としている。
請求項1に記載の車両用ドア構造では、車体側に設けられた開口をドアが閉じると共に、車体側とドアとを連結部材が連結している。
ドアが開けられる際には、前期において車体側及びドアの少なくとも一方に対して連結部材がスライドされてドアが車体側に対してスライドされると共に、後期において車体側及びドアの少なくとも一方に対して連結部材が回動されてドアが車体側に対して回動される。
ここで、連結部材が車体側とドアとを常に連結している。このため、ドアが開けられる際に連結部材が車体側及びドアから離間されることがなく、ドアが開けられる際におけるドアの車体側からの最大突出距離を小さくすることができる。
請求項2に記載の車両用ドア構造では、ドアが開けられる際の前期に、車体側及びドアの少なくとも一方に対する連結部材の回動が阻止される。このため、ドアが開けられる際の前期において、ドアを車体側に対して安定してスライドさせることができ、ドアの操作フィーリングをスムーズにすることができる。
請求項3に記載の車両用ドア構造では、ドアが開けられる際の後期に、車体側及びドアの少なくとも一方に対する連結部材のスライドが阻止される。このため、ドアが開けられる際の後期において、ドアを車体側に対して安定して回動させることができ、ドアの操作フィーリングをスムーズにすることができる。
請求項4に記載の車両用ドア構造では、ドアが開けられる際に、車体側及びドアの少なくとも一方に対して連結部材が回動されてもドアが車体側へ干渉しない位置になるまで、車体側及びドアの少なくとも一方に対する連結部材の回動が阻止される。このため、ドアが開けられる際にドアの操作が車体側に制限されることを防止することができる。
請求項5に記載の車両用ドア構造では、支持部材が、車体側に回動可能に支持されると共に、ドアを回動可能に支持している。これにより、ドアが車体側に連結部材及び支持部材を介して支持されるため、ドアの支持剛性を高くすることができると共に、ドアが開けられる際においてドアを車体側に対して安定してスライド及び回動させることができてドアの操作フィーリングをスムーズにすることができる。
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造10が適用されて構成された車両12の主要部が車両前斜め左方から見た斜視図にて示されており、図2には、車両用ドア構造10の主要部が上方から見た平面図にて示されている。さらに、図4には、車両用ドア構造10の主要部が図2の矢印Aの方向から見た側面図にて示されており、図5には、車両用ドア構造10の主要部が図2の矢印Bの方向から見た側面図にて示されている。また、図6には、車両用ドア構造10が上方から見た概略的な断面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両左方(車幅方向外方)を矢印LHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態の車両12では、車体14の側面において、開口としてのオープニング16が貫通形成されている。オープニング16は車室15の側面全体を車幅方向外側へ開口させており、オープニング16の車両前後方向中央には所謂センタピラー(Bピラー)が設けられていない。車体14には、オープニング16の周囲全体において、板状のサイドメンバ18が設けられており、サイドメンバ18は、支持部18A(支持面)、連結部18B及びシール部18C(シール面)を有している。支持部18Aは車体14の側面に略平行に配置され、連結部18Bは支持部18Aの車幅方向外側において支持部18Aに略垂直に配置され、シール部18Cは連結部18Bの車幅方向外側において車体14の側面に略平行に配置されている。
オープニング16の車両前側部分は、フロントドア20に閉じられており、フロントドア20の車両前側端はサイドメンバ18連結部18Bの車両前側端に回動可能に支持されると共に、フロントドア20の車両後側端は上端及び下端においてサイドメンバ18の支持部18Aにロックされている。フロントドア20の全周には、シール部材としての前シール(図示省略)が設けられおり、前シールはフロントドア20とサイドメンバ18のシール部18C及び下記リヤドア22の車両前側端との間をシールしている。
図10にも実線で示す如く、オープニング16の車両後側部分は、ドアとしてのリヤドア22に閉じられており(図1ではリヤドア22が開けられた状態が図示されている)、リヤドア22の車両後側端は上下方向中央部においてサイドメンバ18の支持部18Aにロックされている。リヤドア22の全周には、シール部材としての後シール24が設けられており、後シール24はリヤドア22とサイドメンバ18のシール部18C及びフロントドア20の車両後側端との間をシールしている。リヤドア22の裏面(車幅方向内側面)には、意匠部材としてのドアトリム(図示省略)が設けられており、ドアトリムにはドアポケット(図示省略)等が設けられている。
サイドメンバ18の支持部18Aには、車両後側の上下方向中間部において、アッパ側ヒンジアームボデー側取付ブラケット26が固定されており、アッパ側ヒンジアームボデー側取付ブラケット26は断面コ字形板状にされて車幅方向外側へ開放されている。アッパ側ヒンジアームボデー側取付ブラケット26内には、支持部材としての矩形湾曲柱状のアッパ側ヒンジアーム28の基端(上端)がアッパ側ヒンジアームボデー側回転軸30を中心軸として回動自在に支持されている。
アッパ側ヒンジアーム28に対応してリヤドア22の車両後側部には、上下方向中間部において、アッパ側ヒンジアームドア側取付ブラケット32が固定されており、アッパ側ヒンジアームドア側取付ブラケット32は断面コ字形板状にされて車幅方向内側へ開放されている。アッパ側ヒンジアームドア側取付ブラケット32内には、アッパ側ヒンジアーム28の先端(下端)がアッパ側ヒンジアームドア側回転軸34を中心軸として回動自在に支持されている。
サイドメンバ18の支持部18Aには、車両後側の下部において、ロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36が固定されており、ロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36は断面コ字形板状にされて車幅方向外側へ開放されている。ロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36の上壁外周には、車幅方向外側の部分において回動制御部としてのロック掛面36Aが形成されると共に、ロック掛面36Aよりも車両後側の部分においてスライド制御部としての円周面36Bが形成されており、ロック掛面36Aは平面視略L字状にされると共に、円周面36Bは平面視円弧状にされている。
ロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36内には、連結部材としての矩形柱状のロア側ヒンジアーム38の基端がロア側ヒンジアームボデー側回転軸40を中心軸として回動自在に支持されている。ロア側ヒンジアーム38の基端側部には、回動制御部材としての平面視L字形板状の回転制御ロックレバー42の中央部が回転制御ロックレバー回転軸44を中心軸として回動自在に支持されている。回転制御ロックレバー42の一端側部42Aは、ロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36のロック掛面36Aに係合されており、これにより、回転制御ロックレバー42の車両後側への回動が阻止されている。回転制御ロックレバー42の他端側部42Bには、連絡部材としての長尺板状の連結ロッド46の基端が回転制御ロックレバー側結合軸48を中心軸として回動自在に支持されている。
ロア側ヒンジアーム38に対応してリヤドア22の車両前側部には、下部においてドア取付ブラケット50が固定されている。ドア取付ブラケット50は、屈曲板状とされて、平板状の固定部50A、横延伸部50B及び縦延伸部50Cを有しており、固定部50Aは垂直に配置されてリヤドア22に固定され、横延伸部50Bは固定部50Aの下端から車幅方向内側へ延伸され、縦延伸部50Cは横延伸部50Bの車幅方向内側端から下側へ延伸されている。
ドア取付ブラケット50の横延伸部50Bの下面には、スライド部材としての柱状のドア側スライドレール52が固定されており、ドア側スライドレール52の下部には断面台形状の嵌合部52Aが形成されている。ドア取付ブラケット50の縦延伸部50Cには、長手方向中間部において、切替部材としての矩形平板状のドア側スライドレール凸部54が一体に形成されており、ドア側スライドレール凸部54は縦延伸部50Cから下側へ突出している。
ドア側スライドレール52には、スライドレールとしての柱状のヒンジ側スライドレール56が支持されている。ヒンジ側スライドレール56の上部には断面台形状の嵌合孔56Aが形成されており、嵌合孔56Aにドア側スライドレール52の嵌合部52Aが嵌合されることで、ヒンジ側スライドレール56とドア側スライドレール52とがスライド可能にされている。
ヒンジ側スライドレール56の下面には断面L字形板状の支持板58が固定されており、支持板58の下側部の車幅方向内側面には、ロア側ヒンジアームドア側取付ブラケット60が固定されている。ロア側ヒンジアームドア側取付ブラケット60は断面コ字形板状にされて車幅方向内側へ開放されており、ロア側ヒンジアームドア側取付ブラケット60内には、ロア側ヒンジアーム38の先端がロア側ヒンジアームドア側回転軸62を中心軸として回動自在に支持されている。
ロア側ヒンジアーム38の先端側部には、スライド制御部材としての板状のスライド制御ロックレバー64がスライド制御ロックレバー回転軸66を中心軸として回動自在に支持されており、スライド制御ロックレバー64には、上記連結ロッド46の先端がスライド制御ロックレバー側結合軸68を中心軸として回動自在に支持されている。スライド制御ロックレバー64には、開制御部としての開突部64A及び閉制御部としての閉突部64Bが一体に形成されており、開突部64A及び閉突部64Bはスライド制御ロックレバー64から車幅方向内側へ突出すると共に、開突部64Aは閉突部64Bよりも車両後側に隙間を開けて配置されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドア構造10において、リヤドア22が閉じられた(全閉にされた)状態からリヤドア22が開けられる際には、リヤドア22車両後側端のサイドメンバ18支持部18Aへのロックが解除されて、リヤドア22が車両後側へ移動操作される。
これにより、回転制御ロックレバー42一端側部42Aのロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36ロック掛面36Aへの係合により回転制御ロックレバー42の車両後側への回動が阻止されてロア側ヒンジアーム38の車体14に対する車両後側への回動が阻止された状態で、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつドア取付ブラケット50及びドア側スライドレール52がヒンジ側スライドレール56に対して車両後側へスライドされてリヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して車両後側へスライドされると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両後側へ回動される。
さらに、図3に示すと共に図10に1点鎖線で示す如く、ドア取付ブラケット50のドア側スライドレール凸部54がスライド制御ロックレバー64の開突部64Aに到達した際に、ドア側スライドレール凸部54によって開突部64Aが移動されて、スライド制御ロックレバー64が車両後側へ回動される。このため、スライド制御ロックレバー64によって連結ロッド46が回転制御ロックレバー42側へ移動されて、回転制御ロックレバー42が回動されることで、回転制御ロックレバー42一端側部42Aのロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36ロック掛面36Aへの係合が解除されて、ロア側ヒンジアーム38の車体14に対する車両後側への回動が許可される。また、スライド制御ロックレバー64の開突部64Aと閉突部64Bとの間にドア側スライドレール凸部54が配置された状態でスライド制御ロックレバー64の車両後側への回動が阻止されることで、ドア取付ブラケット50及びドア側スライドレール52のヒンジ側スライドレール56に対する車両後側へのスライドが阻止されて、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対する車両後側へのスライドが阻止される。
これにより、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつロア側ヒンジアーム38が車体14に対して車両後側へ回動されると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両後側へ回動される。この際、回転制御ロックレバー42の一端側部42Aがロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36の円周面36Bに沿って移動される。
さらに、図9に示すと共に図10に2点鎖線で示す如く、ロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28が車両後側へ向けられてロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28の少なくとも一方が係止されるまで、引き続き、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつロア側ヒンジアーム38が車体14に対して車両後側へ回動されると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両後側へ回動されることで、リヤドア22が全開にされる。
以上により、ロア側ヒンジアーム38によってリヤドア22が車体14に対して車両後側へスライドされた後にリヤドア22が車体14に対して車両後側へ回動(スイング)されると共に、アッパ側ヒンジアーム28によってリヤドア22が車体14に対して車両後側へ回動(スイング)されて、リヤドア22が全開にされる。
一方、リヤドア22が全開にされた状態からリヤドア22が閉じられる際には、リヤドア22が車両前側へ移動操作される。
これにより、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつロア側ヒンジアーム38が車体14に対して車両前側へ回動されると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両前側へ回動される。この際、ドア取付ブラケット50のドア側スライドレール凸部54がスライド制御ロックレバー64の閉突部64Bを押圧するが、回転制御ロックレバー42の一端側部42Aがロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36の円周面36Bに係合することで、回転制御ロックレバー42の回動及び連結ロッド46のスライド制御ロックレバー64側への移動が阻止されて、スライド制御ロックレバー64の車両前側への回動が阻止される。
さらに、回転制御ロックレバー42の一端側部42Aがロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36のロック掛面36Aに到達した際に、ドア取付ブラケット50のドア側スライドレール凸部54によってスライド制御ロックレバー64の閉突部64Bが移動されて、スライド制御ロックレバー64が車両前側へ回動される。このため、ドア取付ブラケット50及びドア側スライドレール52のヒンジ側スライドレール56に対する車両前側へのスライドが許可されて、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対する車両前側へのスライドが許可される。また、スライド制御ロックレバー64によって連結ロッド46がスライド制御ロックレバー64側へ移動されて、回転制御ロックレバー42が回動されることで、回転制御ロックレバー42の一端側部42Aがロア側ヒンジアームボデー側取付ブラケット36のロック掛面36Aへ係合されると共に、ロア側ヒンジアーム38の車体14に対する車両前側への回動が阻止される。
これにより、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつリヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して車両前側へスライドされると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両前側へ回動される。
さらに、リヤドア22の車両後側端がサイドメンバ18の支持部18Aへロックされるまで、引き続き、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して回動されつつリヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対して車両前側へスライドされると共に、リヤドア22がアッパ側ヒンジアーム28に対して回動されつつアッパ側ヒンジアーム28が車体14に対して車両前側へ回動されることで、リヤドア22が全閉にされる。
以上により、ロア側ヒンジアーム38によってリヤドア22が車体14に対して車両前側へ回動(スイング)された後にリヤドア22が車体14に対して車両前側へスライドされると共に、アッパ側ヒンジアーム28によってリヤドア22が車体14に対して車両前側へ回動(スイング)されて、リヤドア22が全閉にされる。
また、図8に示すと共に図10に破線で示す如く、リヤドア22が開閉される際のリヤドア22の車体14から車幅方向外側への最大突出時(最大リフト時)は、リヤドア22の全開時ではなく、リヤドア22の全閉時と全開時との間に存在する。
ここで、リヤドア22が開閉される際には、ロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28が、車体14とリヤドア22とを常に連結し、車体14及びリヤドア22から離間されることがない。しかも、リヤドア22の全開時には、リヤドア22が車体14から車幅方向外側への最大突出時よりも車体14側に配置される。このため、リヤドア22が開閉される際におけるリヤドア22の車体14から車幅方向外側への最大突出距離(最大リフト量)を小さくすることができ、車両12が壁等の障害物の側方近傍に駐車された際でも、リヤドア22を全開にすることを容易にできると共に、リヤドア22から車両12外へ出た乗員がリヤドア22を一旦閉じることなくリヤドア22を越えて車両後側へ移動することを容易にすることができる。
また、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対してスライドされる際には、ロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動が阻止される。しかも、ロア側ヒンジアーム38が車体14に対して回動される際には、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対するスライドが阻止される。このため、リヤドア22が開閉される際において、リヤドア22を車体14に対して安定してスライド及び回動させることができ、リヤドア22の操作フィーリングをスムーズにすることができる。
さらに、リヤドア22が車体14にロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28を介して支持されると共に、ロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28はリヤドア22を上下にずれた位置において支持している。このため、リヤドア22の支持剛性を高くすることができると共に、リヤドア22が開閉される際においてリヤドア22を車体14に対して一層安定してスライド及び回動させることができてリヤドア22の操作フィーリングを一層スムーズにすることができる。さらに、ロア側ヒンジアーム38をオープニング16の下方のサイドメンバ18に支持すると共に、アッパ側ヒンジアーム28をオープニング16の車両後方のサイドメンバ18に支持することで、車両12のスペースを有効に利用することができる。
また、リヤドア22が開けられる際には、ロア側ヒンジアーム38が車体14に対して回動されてもリヤドア22が車体14側(特にフロントドア20のロック機構(ストライカ等)や前シール等)へ干渉しない位置になるまで、ロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動が阻止される。さらに、リヤドア22が閉じられる際には、ロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動によりリヤドア22が車体14側へ干渉する前に、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対するスライドが開始される。しかも、リヤドア22が閉じられた際には、リヤドア22がフロントドア20にロックされず、リヤドア22の車両前後方向の移動がアッパ側ヒンジアーム28によって規制された状態でリヤドア22の上下方向中央部がサイドメンバ18にロックされる。
このため、本実施の形態の如く車両12にセンタピラーが設けられていない場合でも、リヤドア22が開閉される際にリヤドア22の操作が車体14側に制限されることを防止することができると共に、フロントドア20の開閉状態に拘らずリヤドア22を単独で開閉させることができ、かつ、リヤドア22を車体14に強固にロックした状態に閉じることができる。さらに、リヤドア22はフロントドア20との間で後シール24によってシールされるため、簡単な構造で良好なシール性能を得ることができる。
また、上述の如く、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対するスライドのみならずロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動によってリヤドア22が開閉される。このため、リヤドア22に設けられたドア側スライドレール52を短くしても、オープニング16を広く開けることができ、車両12のオープニング16よりも後側の長さが短い場合でもオープニング16を広く開けることができる。さらに、ドア側スライドレール52がリヤドア22の下部に配置されているため、ドア側スライドレール52が外観を損なうことを抑制することができる。しかも、ドア側スライドレール52がリヤドア22に設けられているため、ドア側スライドレール52が車体14に設けられた場合とは異なり、リヤドア22のスライドの非円滑感(ローラの回転によるゴロゴロ感)及びリヤドア22のスライドによる騒音を抑制することができる。
さらに、ロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28の少なくとも一方(特にロア側ヒンジアーム38)の長さを調整することで、リヤドア22の全開時におけるリヤドア22の車体14から車幅方向外側への突出距離を調整することができる。このため、リヤドア22の全開時におけるロア側ヒンジアーム38及びアッパ側ヒンジアーム28の少なくとも一方(特にロア側ヒンジアーム38)の車体14から車幅方向外側への突出距離を長くすることで、リヤドア22のドアトリム(ドアポケット等)の意匠制約を少なくすることができ(ドアトリムを車幅方向内側へ突出させることができ)、車両12のスペースを有効に利用することができる。
なお、本実施の形態では、アッパ側ヒンジアーム28がオープニング16の車両後方のサイドメンバ18に支持された構成としたが、アッパ側ヒンジアーム28がオープニング16の上方のサイドメンバ18に支持された構成としてもよい。
また、本実施の形態では、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対するスライドとロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動とが同時に行われない構成としたが、リヤドア22のロア側ヒンジアーム38に対するスライドとロア側ヒンジアーム38の車体14に対する回動とが同時に行われる構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、リヤドア22がロア側ヒンジアーム38に対してスライドされると共に、ロア側ヒンジアーム38が車体14に対して回動されることで、リヤドア22が開閉される構成としたが、ロア側ヒンジアーム38がリヤドア22及び車体14の少なくとも一方に対してスライドされると共に、ロア側ヒンジアーム38がリヤドア22及び車体14に対して回動されることで、リヤドア22が開閉される構成であればよい。
また、本実施の形態では、車両12にセンタピラーを設けない構成としたが、車両12にセンタピラーが設けた構成としてもよい。この場合、リヤドア22を全閉にした際にリヤドア22をセンタピラーにロックする構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、本発明をリヤドア22に適用した構成としたが、本発明をフロントドア20等の車両の他のドアに適用した構成としてもよい。この場合等には、当該ドアが開けられる際に当該ドアが車両前側へスライド及び回動されると共に、当該ドアが閉められる際に当該ドアが車両後側へ回動及びスライドされる構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造が適用されて構成された車両の主要部(リヤドアが開かれた状態)を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造の主要部(リヤドアが全閉にされた状態)を示す上方から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造の主要部(リヤドアのロア側ヒンジアームに対するスライド終了時及びロア側ヒンジアームの車体に対する回動開始時)を示す上方から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造の主要部(リヤドアが全閉にされた状態)を示す図2の矢印Aの方向から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造の主要部(リヤドアが全閉にされた状態)を示す図2の矢印Bの方向から見た側面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造(リヤドアが全閉にされた状態)を概略的に示す上方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造(リヤドアのロア側ヒンジアームに対するスライド終了時及びロア側ヒンジアームの車体に対する回動開始時)を概略的に示す上方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造(リヤドアの車体から車幅方向外側への最大突出時)を概略的に示す上方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造(リヤドアが全開にされた状態)を概略的に示す上方から見た断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ドア構造においてリヤドアが開閉される状況を概略的に示す上方から見た断面図である。
符号の説明
10 車両用ドア構造
12 車両
14 車体
16 オープニング(開口)
22 リヤドア(ドア)
28 アッパ側ヒンジアーム(支持部材)
38 ロア側ヒンジアーム(連結部材)

Claims (5)

  1. 車体側に設けられた開口を閉じるドアと、
    前記車体側と前記ドアとを常に連結し、前記ドアが開けられる際には、前期において前記車体側及びドアの少なくとも一方に対してスライドされると共に、後期において前記車体側及びドアの少なくとも一方に対して回動される連結部材と、
    を備えた車両用ドア構造。
  2. 前記ドアが開けられる際の前期には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材の回動が阻止される、ことを特徴とする請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. 前記ドアが開けられる際の後期には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材のスライドが阻止される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ドア構造。
  4. 前記ドアが開けられる際には、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対して前記連結部材が回動されても前記ドアが前記車体側へ干渉しない位置になるまで、前記車体側及びドアの少なくとも一方に対する前記連結部材の回動が阻止される、ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用ドア構造。
  5. 前記車体側に回動可能に支持され、前記ドアを回動可能に支持する支持部材を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の車両用ドア構造。
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