JP2006242733A - 蛍光体の発光特性評価法 - Google Patents

蛍光体の発光特性評価法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006242733A
JP2006242733A JP2005058389A JP2005058389A JP2006242733A JP 2006242733 A JP2006242733 A JP 2006242733A JP 2005058389 A JP2005058389 A JP 2005058389A JP 2005058389 A JP2005058389 A JP 2005058389A JP 2006242733 A JP2006242733 A JP 2006242733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sample
phosphor
optical fiber
emission characteristics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005058389A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Matsuura
祐司 松浦
Mitsunobu Miyagi
光信 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyagi Mitsunobu
Original Assignee
Miyagi Mitsunobu
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyagi Mitsunobu filed Critical Miyagi Mitsunobu
Priority to JP2005058389A priority Critical patent/JP2006242733A/ja
Publication of JP2006242733A publication Critical patent/JP2006242733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

【課題】 微小蛍光体サンプルもしくは蛍光体パネル微細部の発光特性を能率よく評価するための測定系を，小型かつ低コストで提供する。
【解決手段】 分光器により単色化された紫外もしくは真空紫外励起光を，内部が真空化もしくは吸収性の小さなガスで充填された中空光ファイバによって蛍光体試料に照射し，発生した蛍光をガラス光ファイバにより検出する。
【選択図】 図１

Description

本発明は，蛍光体の発光特性評価法に関するものである。
プラズマディスプレイは，各画素ごとに設けられた電極において真空放電を発生させ，それにより発生した真空紫外および紫外光で蛍光体を励起することにより，可視光を得るものである。この蛍光体の開発においては，励起光波長に対する蛍光波長分布特性を評価することが必要である。しかし，励起光は空気中で減衰してしまう真空紫外領域の光も含むため，従来の評価装置では，すべての光路を真空，もしくは窒素などでガス置換された雰囲気に保つ必要があった。そのため，測定サンプルは金属チャンバーなどの試料室内に収納され，同じく金属容器内に設置されたミラーなどによりサンプルへ励起光を導光していた。
それゆえ，蛍光体の特性評価には，規模的にもコスト的にも大きな設備が必要とされるうえ，試料室の真空化もしくはガス置換に要する時間が大きく，時間的に能率の高い評価は困難であった。また，評価サンプルは容器内に収まる程度の大きさである必要があり，パネル化されたディスプレイの各画素の評価を行うことは困難であった。
また，各種化合物の分析にも真空紫外光励起により発生する蛍光特性が用いられる。この場合も従来の測定装置においては，測定サンプルを金属容器内に収納し，真空化もしくはガス置換を行うため，能率およびサンプルの大きさに制限があった。
特許第３３４１００７号
そこで本発明の目的は，微小蛍光体サンプルもしくは蛍光体パネル微細部の発光特性を能率よく評価するための測定系を，小型かつ低コストで実現することにある。
本発明は上記の目的を達成するために，中空光ファイバによって励起光を蛍光体に照射し，発生した蛍光を検出することを特徴とする蛍光体の発光特性評価法である。
ここで前記励起光が，紫外光もしくは真空紫外光であってもよい。
ここで前記励起光が，分光器により単色化された光であってもよい。
ここで前記中空光ファイバが，ガラス細管の内面にアルミニウム薄膜を形成した中空光ファイバであってもよい。
本発明の蛍光体の発光特性評価法であれば，微小な蛍光体試料や蛍光体パネル微細部の発光特性を能率よく評価することが可能である。
また，蛍光体サンプルの大きさに制限がなく，大型パネルの微細部の評価が可能である。
試料室を設ける必要がないため，真空化やガス置換にかかる時間が短縮され，高能率な評価が可能である。
評価装置の小型化・低コスト化が可能である。
以下，本発明の実施の形態を例示して詳述する。図１に測定系の概要を示す。分光された真空紫外光をファイバ結合部３を介して中空ファイバ４によって伝送し試料６に照射する。結合部３はファイバ４に最大の光量を入射できるよう光軸を調整するためのものである。真空紫外光伝送用ファイバ４として内径１ｍｍ，長さ１ｍのアルミニウム中空ファイバを使用する。アルミニウム中空ファイバの典型的な損失波長特性においては，波長１００ｎｍから３００ｎｍにおいてほぼ平坦な損失特性となっており，励起光の波長域では，測定誤差の原因となる，急峻な損失ピークなどは存在しない。ファイバの直径を小さくすることで，より高い空間分解能を得ることができ，より小さなサンプルの測定も可能となる。ただし，充分な光量が得られるように，ファイバ内径は１００μｍ以上１ｍｍ以下であることが好ましい。また，複数の中空光ファイバを束ねて使用することによっても，より大きな光量が得られる。
ファイバ出射端をフッ化マグネシウム，フッ化カルシウム，合成石英などの，紫外から真空紫外領域で透明な窓材で封止することにより光源から試料までの光路を真空化する。上記窓材を予め接着したシーリングキャップ５を出射端に装着することで容易に封止することができる。サンプル６は，粉末状であればエチルアルコールなどに溶いてガラス基板上に塗布・乾燥したものを用い，固体状であればそのまま用いることができる。サンプル６をファイバ出射端に押し当てて真空紫外光を照射し，発生した蛍光をサンプル背面から石英ガラスファイバ８で検出し，ファイバ入射型の可視域小型分光器９によって出力を測定する。
図２はサンプルとしてサリチル酸ナトリウムを用いた場合の蛍光特性の測定結果である。なお，予め測定した中空ファイバ出射端部における真空紫外照射光の出力スペクトルを用いて蛍光出力を正規化している。波長約３５０ｎｍから５００ｎｍにおける蛍光の発生が観察され，そのスペクトルの照射光波長依存性の測定が可能であることを確認した。照射光の波長範囲は１４０ｎｍ
から３００ｎｍであり，短波長側は主に酸素による吸収によって制限されている。これは，ファイバ内の真空度を向上させることにより更に短波長の真空紫外光を照射することが可能である。
本発明の一実施形態を示す配置図である。 本発明の効果を示す蛍光特性の測定結果を表す図である。
符号の説明
１ 重水素ランプ
２ 真空紫外分光器
３ ファイバ入射結合部
４ 中空光ファイバ
５ シーリングキャップ
６ 試料
７ ガラス光ファイバ入射端部
８ ガラス光ファイバ
９ 可視域分光器


Claims (4)

  1. 中空光ファイバによって励起光を蛍光体に照射し，発生した蛍光を検出することを特徴とする蛍光体の発光特性評価法
  2. 前記励起光が，紫外光もしくは真空紫外光であることを特徴とする請求項１に記載の蛍光体の発光特性評価法
  3. 前記励起光が，分光器により単色化された光であることを特徴とする請求項１に蛍光体の発光特性評価法
  4. 前記中空光ファイバが，ガラス細管の内面にアルミニウム薄膜を形成した中空光ファイバであることを特徴とする請求項１に記載の蛍光体の発光特性評価法
JP2005058389A 2005-03-03 2005-03-03 蛍光体の発光特性評価法 Pending JP2006242733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058389A JP2006242733A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 蛍光体の発光特性評価法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058389A JP2006242733A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 蛍光体の発光特性評価法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006242733A true JP2006242733A (ja) 2006-09-14

Family

ID=37049302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005058389A Pending JP2006242733A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 蛍光体の発光特性評価法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006242733A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7852010B2 (en) 2006-05-31 2010-12-14 Cree, Inc. Lighting device and method of lighting
US7872430B2 (en) 2005-11-18 2011-01-18 Cree, Inc. Solid state lighting panels with variable voltage boost current sources
US8040070B2 (en) 2008-01-23 2011-10-18 Cree, Inc. Frequency converted dimming signal generation
US8049709B2 (en) 2007-05-08 2011-11-01 Cree, Inc. Systems and methods for controlling a solid state lighting panel

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7872430B2 (en) 2005-11-18 2011-01-18 Cree, Inc. Solid state lighting panels with variable voltage boost current sources
US8461776B2 (en) 2005-11-18 2013-06-11 Cree, Inc. Solid state lighting panels with variable voltage boost current sources
US8941331B2 (en) 2005-11-18 2015-01-27 Cree, Inc. Solid state lighting panels with variable voltage boost current sources
US7852010B2 (en) 2006-05-31 2010-12-14 Cree, Inc. Lighting device and method of lighting
US8049709B2 (en) 2007-05-08 2011-11-01 Cree, Inc. Systems and methods for controlling a solid state lighting panel
US8330710B2 (en) 2007-05-08 2012-12-11 Cree, Inc. Systems and methods for controlling a solid state lighting panel
US8040070B2 (en) 2008-01-23 2011-10-18 Cree, Inc. Frequency converted dimming signal generation
US8115419B2 (en) 2008-01-23 2012-02-14 Cree, Inc. Lighting control device for controlling dimming, lighting device including a control device, and method of controlling lighting
US8421372B2 (en) 2008-01-23 2013-04-16 Cree, Inc. Frequency converted dimming signal generation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101716902B1 (ko) 분광 측정 장치, 분광 측정 방법, 및 분광 측정 프로그램
Jüstel et al. VUV spectroscopy of luminescent materials for plasma display panels and Xe discharge lamps
JP3682528B2 (ja) 固体試料の絶対蛍光量子効率測定方法及び装置
WO2014119038A1 (ja) 分光測定装置、分光測定方法、及び試料容器
WO2010073785A1 (ja) 分光測定装置
RU2576550C2 (ru) Течеискатель с оптическим обнаружением пробного газа
JP2006242733A (ja) 蛍光体の発光特性評価法
US20200256730A1 (en) Broadband semiconductor-based uv light source for a spectral analysis device
US6828568B2 (en) Process for testing of fluophors and device for carrying out the process
JP2007524801A (ja) エキシマー紫外線励起蛍光の検出
TW202103216A (zh) 寬頻紫外線照明源
WO2011136317A1 (ja) 電子線励起真空紫外発光測定装置用の校正用標準試料
WO2006006628A1 (ja) レーザ分析装置、およびレーザ分析方法、並びに気体漏れ検査装置
JP3611015B2 (ja) 蛍光体試料の光学特性測定方法と装置
JP3292016B2 (ja) 放電ランプおよび真空紫外光源装置
CN109297947A (zh) 一种光致荧光或散射光测量装置
JP2003207466A (ja) 蛍光ｘ線分析装置
US8934093B2 (en) Crystal fiber, raman spectrometer using the same and detection method thereof
JP2001307507A (ja) 無電極の低圧放電ランプ
JP5221322B2 (ja) 分光測定装置及びデュワ
JP5559643B2 (ja) 粉末試料の発光測定方法
US3489942A (en) Resonance spectral lamp
JP3071778B1 (ja) 対物レンズおよび対物レンズシステム
JP2005331319A (ja) 分光蛍光光度計及び試料セル
JP2006502399A (ja) 色収差無発生型且つ吸収低減型の光収集システムで、特に光学的分光分析に適応させたシステム