JP2006236750A - 燃料電池用セパレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池用セパレータは、板状であり、中央部に表面から板厚方向に掘られたような酸化剤または燃料からなるガスが流れる溝状の流路、周縁部に板厚方向に貫通し、上記流路の上記ガスが流れる方向の両端部にそれぞれ接続されている入口マニホールドおよび出口マニホールドが具備されている燃料電池用セパレータにおいて、上記中央部の表面に上記流路に平行し、並行する複数の水リザーバ溝が設けられている。
【選択図】図3
Description
このような問題は、反応によって生成水が生ずるとともに燃料極から空気極へ固体高分子電解質膜を介して1プロトンあたり数個の水分子が搬送される空気流路側において顕著であるが、燃料ガス流路側においても飽和に近く加湿されていてガス流量が空気の数分の1と流速の遅いので同じような問題がある。
また、固体高分子電解質膜が乾燥すると、過酸化水素の発生が増えたり、濃度が高まって固体高分子電解質膜に穴が明いたりすることが判明しており、膜の乾燥を防止することが、燃料電池の寿命を確保する上で重要な課題である。
図1は、この発明の実施の形態1に係わる固体高分子型燃料電池の燃料電池セルの断面模擬図である。図2は、実施の形態1に係わる固体高分子型燃料電池の側面図である。図3は、実施の形態1に係わるカソードセパレータの平面図である。図4は、図3のA−A断面線における水リザーバ溝の断面図である。図5は、ポア半径と水の移動速度の関係を示す図である。図6は、接触角とポア吸引力の関係を示す図である。
なお、以下の説明において燃料電池用セパレータとしてカソードセパレータを例に挙げて説明するが、アノードセパレータにも同様にこの発明を適用できる。
また、一般的に、アノードガス拡散電極3とカソードガス拡散電極7は、カーボンペーパーを用いることが多いが、カーボンクロス、カーボンフェルトを用いることもある。
また、一般的に、アノード触媒層4として、白金ルテニウム合金微粒子を担持したカーボン粒子が用いられており、カソード触媒層6として、白金微粒子を担持したカーボン粒子が用いられている。固体高分子電解質膜5は、プロトン伝導性を有するナフィオン(商標登録)などからなり、この固体高分子電解質膜5によって電子とガスを隔絶すると同時に、プロトンを伝達することができる。
一般的に、燃料電池セル1は、その面内の中央部に燃料がイオン化されてプロトンが生成され、そのプロトンが固体高分子電解質膜5内を伝達し、酸素と結合して水が生成されるとともに発電される発電部が配設され、その中央部を囲繞する周縁部に、燃料、空気、冷却水が分配され、使用後排出されるマニホールドが設けられている。
そして、カソードセパレータ8は、図3に示すように、矩形のカーボン樹脂モールド板である。カーボン樹脂モールド板の4辺の内、相対する2辺のマニホールド辺17a、17bに沿うようにマニホールドが設けられている。マニホールドは、カーボン樹脂モールド板の1つの隅からマニホールド辺17aに沿うようにしてカーボン樹脂モールド板を板厚方向に貫通する空気入口マニホールド21、空気入口マニホールド21に対してカーボン樹脂モールド板の中心点を中心として点対称の隅から他のマニホールド辺17bに沿うようにしてカーボン樹脂モールド板を板厚方向に貫通する空気出口マニホールド22からなる。
なお、さらに加工を低コストにするには、カーボン樹脂モールドにおいて、金型に予め、水リザーバ溝31の型を設ければよく、モールド加工されたセパレータの流路凸部29の頂部30に、型の形状に合わせて水リザーバ溝31が形成される。
空気や酸素などの酸化剤ガスは、カソードセパレータ8を貫通する空気入口マニホールド21から2本の流路凹部28に流れ込み、流路凹部28を空気入口マニホールド21から空気出口マニホールド22へ流れる間にカソードガス拡散電極7とカソード触媒層6に拡散によって供給され、カソード触媒層6で反応により生成された水はカソードガス拡散電極7から流路凹部28に排出され、流路凹部28ではカソードガス拡散電極7から排出された水滴が酸化剤ガスが流れる方向に進むに従って徐々に大きくなって酸化剤ガスとともに空気出口マニホールド22から排出される。流路凹部28の幅、深さは1mm程度、カソードガス拡散電極7のポア径は80μm程度、カソード触媒層6のポア径は1μm以下である。
従って、出口領域33では、流路凹部28に溢れ出る水の量が減り、入口領域34での乾燥が緩和される。すなわち、加湿度合いがセパレータ面内で均一化されるので、反応ガスの加湿を相対湿度100%近くまで高めなくとも、低加湿で特性を高く保ち、安定に動作させることが可能になる。
図5から分かるように、水リザーバ溝31の溝幅または溝深さが大きいほど、水が水リザーバ溝31内を移動する移動速度が速くなる。水リザーバ溝31の溝幅または溝深さが10μmを下回ると水リザーバ溝31を伝わった水の移動速度が極端に遅くなるので、水リザーバ溝31の溝幅または溝深さの下限値は10μmとなる。一方、溝幅または溝深さの上限値については、特に制限はないが、カソードガス拡散電極7のポア半径に比べて小さいことが望ましい。
なお、カソードガス拡散電極7には、通常、撥水処理が施されており、接触角が90度より大きく、ポア吸引力が低いので、水リザーバ溝31の溝幅または溝深さが300μm程度であっても機能させることができる。
ポア吸引力ΔPは、水の表面張力をγ(mN/m)、流路凹部28の内壁の接触角をθ(度)、ポア半径をra(m)とすると、式(1)で表される。
図7は、この発明の実施の形態2に係わるカソードセパレータの平面図である。図8は、図7のB−B断面線における水リザーバ溝の断面図である。
実施の形態2に係わるカソードセパレータ8Bは、図7に示すように、実施の形態1に係わるカソードセパレータ8と水リザーバ溝31Bの溝深さのガスが流れる方向の分布が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
また、出口領域33の水リザーバ溝31Bに溜められる水の量が増えるので、流路凹部28に溢れ出る水の量をより減らすことができる。
図9は、この発明の実施の形態3に係わるカソードセパレータの平面図である。図10は、図9のB−B断面線における水リザーバ溝の断面図である。
実施の形態3に係わるカソードセパレータ8Cは、実施の形態1に係わるカソードセパレータ8と水リザーバ溝31Cの溝幅のガスが流れる方向の分布が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
また、出口領域33の水リザーバ溝31Cに溜められる水の量が増えるので、流路凹部28に溢れ出る水の量をより減らすことができる。
図11は、この発明の実施の形態4に係わるカソードセパレータの平面図である。図12は、図11のC−C断面線における水リザーバ溝の断面図である。
実施の形態4に係わるカソードセパレータ8Dは、実施の形態1に係わるカソードセパレータ8と水リザーバ溝31D、31Eが配設されている位置が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
また、水リザーバ溝の本数を10本として説明したが、これに限るものではない。
Claims (6)
- 板状であり、中央部に表面から板厚方向に掘られたような酸化剤または燃料からなるガスが流れる溝状の流路、周縁部に板厚方向に貫通し、上記流路の上記ガスが流れる方向の両端部にそれぞれ接続されている入口マニホールドおよび出口マニホールドが具備されている燃料電池用セパレータにおいて、
上記中央部の表面に上記流路に平行し、並行する複数の水リザーバ溝が設けられていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。 - 上記水リザーバ溝の深さは、上記入口マニホールドに近づくに従い浅く、上記出口マニホールドに近づくに従い深くなるように連続的に変化することを特徴とする請求項1に記載する燃料電池用セパレータ。
- 上記水リザーバ溝の幅は、上記入口マニホールドに近づくに従い狭く、上記出口マニホールドに近づくに従い広くなるように連続的に変化することを特徴とする請求項1に記載する燃料電池用セパレータ。
- 上記周縁部の表面に上記流路に平行する複数の水リザーバ溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載する燃料電池用セパレータ。
- 上記水リザーバ溝の幅または深さが10μm以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載する燃料電池用セパレータ。
- 上記水リザーバ溝の接触角が80度以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載する燃料電池用セパレータ。
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