JP2006232038A - 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法 - Google Patents

鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006232038A
JP2006232038A JP2005047976A JP2005047976A JP2006232038A JP 2006232038 A JP2006232038 A JP 2006232038A JP 2005047976 A JP2005047976 A JP 2005047976A JP 2005047976 A JP2005047976 A JP 2005047976A JP 2006232038 A JP2006232038 A JP 2006232038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
signal
command signal
control command
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005047976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4462065B2 (ja
Inventor
Masatomo Kishi
真友 岸
Osamu Goto
修 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP2005047976A priority Critical patent/JP4462065B2/ja
Publication of JP2006232038A publication Critical patent/JP2006232038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4462065B2 publication Critical patent/JP4462065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】 台車に生じる振動の周波数スペクトルが変動しても良好な振動低減効果を維持できる鉄道車両の振動制御装置を提供する。
【解決手段】 鉄道車両を表す制御系の伝達関数のゲインを予め定められた第1周波数及び第2周波数においてそれぞれ極小化するための個別制御指令信号S11及びS12を出力するH∞制御器11及び12と、個別制御指令信号S11及びS12を混合比信号S60によって示される比で混合することにより制御指令信号S30を生成する乗算器21、22及び加算器30と、振動加速度信号S10と制御指令信号S30とから台車の振動を推定する外乱オブザーバ40と、推定された台車の振動の第1周波数成分信号S51及び第2周波数成分信号S52の大きさに応じて前記混合比を決定して混合比信号S60を出力する混合比演算器60とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法に関し、特に、車体振動を複数の周波数成分において低減させる技術に関する。
近年、鉄道車両の乗り心地を向上させるために、走行時に車体に生じる振動をアクティブ制御によって抑制する技術が実用化されている。
図6は、アクティブ制御を行う従来の振動制御装置の一般的な全体構成を、制御対象である車両を含めて示す構成図である。図6において、台車95の振動は二次ばね94を介して車体90へ伝わる。振動加速度計91は車体90の振動加速度を計測し、制御器92は計測された振動加速度に応じて車体90の振動を低減させる方向の制御指令信号を出力し、アクチュエータ93は制御指令信号に従って空気圧、油圧、電磁力等を用いて動作する。
このようなアクティブ制御器の設計は、例えばH∞制御理論に基づいて行うことができる。H∞制御は、周知のように、制御系の伝達関数Gのゲイン‖G‖の周波数領域でのピーク値を所定値以下に抑える制御である。前記車両を表す制御系についてH∞制御理論に基づいて設計される制御器を用いて車体の振動を抑制する技術が公知となっている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1は、振動加速度を含む複数の状態変数を用いて前記制御系を表し、特に振動加速度には周波数に応じて異なる重みを与えた上で制御器を設計し、設計された制御器を用いてH∞制御を行う技術を開示する。
図7(A)は、振動加速度に与える重みの周波数分布の一例であり、図7(B)は、そのような重みを用いてH∞制御を行った場合の伝達関数のゲインの周波数特性の一例である。図に見られるように、重み分だけ伝達関数のゲインが小さくなり振動が効果的に抑制されることとなる。
特許文献1は、最大の振動抑制性能を得ようとする周波数f0を予め定め、この周波数f0において最大の重みを用いると共に、乗り心地を特に顕著に損なう原因となる特定の周波数範囲の振動についても、その周波数範囲において所定値以上の重みを用いてある程度抑制することによって、良好な乗り心地が得られるとしている。
特開平5−213196号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、最大の振動抑制性能が得られる周波数f0が固定されるため、この周波数f0から離れた周波数の振動は車体へ比較的よく伝わることになる。そのため、台車に生じる振動のピーク周波数が、例えば車輪の磨耗といった経年変化や、トンネルの中か外かといった走行環境の変化に応じて周波数f0から変動すると、車体の振動が増大して乗り心地が損なわれるという問題がある。
上記の問題に鑑み、本発明は、台車に生じる振動のピーク周波数(スペクトルの形状)が変動しても良好な振動抑制性能を維持できる鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明の振動制御装置は、台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御装置であって、前記台車から前記車体への振動の伝達利得を所定の第1周波数において極小化するための第1制御指令信号を生成する第1制御手段と、前記伝達利得を所定の第2周波数において極小化するための第2制御指令信号を生成する第2制御手段と、外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とを混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合手段とを備える。
この構成によれば、前記新たな制御信号を用いることによって、前記混合比信号によって示される比率で前記第1周波数及び前記第2周波数の振動伝達が抑制される。そして、前記混合比信号によって振動の周波数スペクトルの形状に適応した比率を指示できるので、振動スペクトルの形状が変化した場合でも常にそのスペクトルに追従して振動伝達を抑制することが可能となり、良好な振動抑制性能が維持されることとなる。
また、前記振動制御装置は、さらに、前記台車の振動を表す外乱信号に含まれる前記第1周波数の成分信号の大きさと前記第2周波数の成分信号の大きさとに基づいて前記混合比信号を生成する混合比演算手段を備えてもよい。
好ましくは、前記混合比演算手段は、前記第1周波数の成分信号の大きさをAとし、前記第2周波数の成分信号の大きさをBとするとき、A/(A+B)の値を混合比αとして算出し、算出された混合比αを表す混合比信号を生成し、前記混合手段は、前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とをα:(1−α)の比で混合することによって新たな制御指令信号を生成してもよい。
この構成によれば、前記第1周波数及び前記第2周波数の振動伝達が、台車の振動のそれぞれの周波数成分量に比例して抑制されるので、台車の振動スペクトルの変化に正確に追従して振動抑制性能が発揮される。
また、前記振動制御装置は、さらに、前記車体の振動加速度を表す振動加速度信号、及び前記新たな制御指令信号を用いて前記台車の振動を推定し、推定の結果に応じて前記外乱信号を生成する外乱オブザーバを備えてもよい。
この構成によれば、車体において得られる信号から推定される台車の振動に追従して振動抑制制御を行うため、振動や温度変化の激しい台車にセンサを設ける必要がないので、信頼性の高い振動制御装置が比較的容易に実現される。
また、前記台車には外乱センサが備えられ、前記混合比演算手段は、前記外乱信号を前記外乱センサから取得してもよい。
この構成によれば、前記外乱センサの機能を振動や温度変化の激しい台車において維持する必要がある反面、外乱オブザーバが省略され制御器の構成を簡素化できる。
本発明の振動制御方法は、台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御方法であって、前記台車から前記車体への振動の伝達利得を所定の第1周波数において極小化するための第1制御指令信号を生成する第1制御ステップと、前記伝達利得を所定の第2周波数において極小化するための第2制御指令信号を生成する第2制御ステップと、外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とを混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合ステップとを含む。
本発明のプログラムは、前述の振動制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
これらの方法及びプログラムを用いて振動抑制制御を行うことによって、前述と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る振動制御装置について、図面を参照しながら説明する。この振動制御装置の全体構成は、従来技術の一般的な全体構成(図6参照)と同様であるが、制御器が、異なる周波数において伝達関数のゲインを極小化する複数のH∞制御器を備え、各H∞制御器から出力される制御指令を台車の振動の周波数成分に応じて混合して得られる新たな制御指令を出力する点に特徴がある。
以下、本実施の形態に係る制御器について詳細に説明する。この制御器は、図6に示される全体構成において制御器92として用いられるものである。
図1は、制御器92aの構成を示す機能ブロック図である。制御器92aは、第1H∞制御器11、第2H∞制御器12、乗算器21及び22、加算器30、外乱オブザーバ40、第1バンドパスフィルタ51、第2バンドパスフィルタ52、混合比演算器60から構成される。
制御器92aは、例えば、DSP(Digital Signal Processor)を用いて実現されるとしてもよい。その場合、各構成要素はDSPが所定のプログラムを実行することによって発揮される機能を表す。もちろん、制御器92aを各構成要素の機能を発揮するハードウェア回路を用いて実現してもよい。
制御器92aは、振動加速度計91から車体の振動加速度(例えば左右方向の加速度)を表す振動加速度信号S10を与えられ、アクチュエータ93へ制御指令信号S30を出力する。なお、これらの信号をアナログ形式とデジタル形式との間で変換するために、図示しないD/A変換器及びA/D変換器が適宜用いられるものとする。
第1H∞制御器11は予め定められる周波数f1にピークを持つ第1の重みを用いて設計され、第2H∞制御器12は予め定められる周波数f2にピークを持つ第2の重みを用いて設計される。そして、互いに独立してH∞制御を行うことによって、振動加速度信号S10からそれぞれ、周波数f1において伝達関数のゲインを極小化する第1個別制御指令信号S11、及び周波数f2において伝達関数のゲインを極小化する第2個別制御指令信号S12を出力する。
ここで、周波数f1及びf2は、予め知られた振動成分が大きい代表的な2つの周波数であり、例えば1Hz及び3Hzである。
図2(A)は、前記第1の重みの周波数分布71、及び前記第2の重みの周波数分布72を、一例として示す。
乗算器21は、第1個別制御指令信号S11に混合比信号S60によって示される混合比α(0≦α≦1)を乗じ、乗算器22は、第2個別制御指令信号S12に(1−α)を乗じ、加算器30は、それぞれの乗算結果を加算することによって得られる制御指令信号S30を出力する。
外乱オブザーバ40は、振動加速度信号S10及び制御指令信号S30を用いて台車の左右振動速度を推定し、推定結果を表す外乱信号S40を出力する。
第1バンドパスフィルタ51は、中心周波数がf1の帯域通過フィルタであり、第2バンドパスフィルタ52は、中心周波数がf2の帯域通過フィルタである。そして、外乱信号S40を入力とし、それぞれ第1周波数成分信号S51及び第2周波数成分信号S52を出力する。
図2(B)は、第1バンドパスフィルタ51のゲインの周波数特性73、及び第2バンドパスフィルタ52のゲインの周波数特性74を、一例として示す。
混合比演算器60は、第1周波数成分信号S51の大きさをAとし第2周波数成分信号S52の大きさをBとするとき、A/(A+B)の値を混合比αとして算出する。ここで、A及びBとして、例えば、第1周波数成分信号S51及び第2周波数成分信号S52それぞれの振幅を用いることができる。
図3(A)及び(B)は、それぞれ第1周波数成分信号S51及び第2周波数成分信号S52の時間波形の一例を示し、それぞれの振幅がA及びBとして用いられることを表している。
また、A及びBとして、他に例えば、第1周波数成分信号S51及び第2周波数成分信号S52のRMS(Root Mean Square)を用いることも考えられる。
混合比演算器60は、算出した混合比αを表す混合比信号S60を乗算器21及び22へ出力する。そして、前述したように、第1個別制御指令信号S11と第2個別制御指令信号S12とは、乗算器21及び22、並びに加算器30によってα:(1−α)の比率で混合され制御指令信号S30として出力される。
図4は、制御指令信号S30を用いてアクチュエータ93を制御する場合の伝達関数Gのゲイン‖G‖の周波数特性80を示す。また、対比のために、第1個別制御指令信号S11を単独で用いた場合の周波数特性81、及び第2個別制御指令信号S12を単独で用いた場合の周波数特性82を示している。
制御指令信号S30には、台車の振動の周波数分布(スペクトル)に適応して決定される比で第1個別制御指令信号S11及び第2個別制御指令信号S12が含まれるので、制御指令信号S30を用いることによって、一方の個別制御指令信号を単独で用いる従来の技術に比べてより大きな周波数変動に対して振動抑制性能が維持される。
以上のように、本実施の形態に係る振動制御装置は、台車の振動に含まれる2つの周波数成分を分析し、その成分の量に応じた比率で各周波数の振動伝達を抑制する。そのため、経年変化等によって振動スペクトルの形状(振動のピーク周波数)が変化しても、常にそのスペクトルに追従して振動伝達が抑制されるので、良好な振動抑制性能が維持されることとなる。
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述した実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
実施の形態では、外乱オブザーバによって台車の振動を推定するとしたが、台車に設けられる外乱センサ(速度センサ、振動センサなど)を用いて台車の振動を計測してもよい。
図5は、そのような変形例に係る制御器92bの構成を示す機能ブロック図である。制御器92aと比べて、外乱オブザーバ40が省略され、代わりに外乱センサ45から台車の信号の計測結果を表す外乱信号S45を取得する点が異なる。
制御器92bによれば、振動や温度変化の激しい台車において外乱センサの機能を維持する必要がある反面、外乱オブザーバが省略され制御器の構成を簡素化できる。
また、実施の形態では簡明のため2つの周波数を用いて説明したが、一般にn個の周波数に拡張することは容易である。その場合には、周波数fi(i=1,…,n)に対応して、第i個別制御指令信号を出力する第iH∞制御器と、第i周波数成分信号を出力する第iバンドパスフィルタとが設けられる。そして、第i周波数成分信号の大きさをAiとするとき、Ai/(Σj=1,,n(Aj))の
値を混合比αiとして、Σj=1,,n(αj×第i個別制御指令信号)に従って制
御指令信号を生成すればよい。
また、本発明は、実施の形態で説明した処理ステップを含む方法であるとしてもよい。また、その方法を、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD、MO、DVD、BD、半導体メモリ等であるとしてもよい。
また、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコンピュータシステムにおいて実行されるとしてもよい。
本発明に係る振動制御装置及び振動制御方法は、鉄道車両における車体の振動抑制に利用できる。
実施の形態に係る制御部の構成を示す機能ブロック図である。 (A)前記制御部における個々のH∞制御器の設計に用いられる重みの周波数分布の一例である。(B)前記制御部における個々のバンドパスフィルタの周波数特性の一例である。 (A)及び(B)前記バンドパスフィルタからの出力信号の時間波形の一例である。 制御指令信号を用いる場合、及び個別制御指令信号を単独で用いる場合それぞれの伝達関数のゲインの周波数特性の一例である。 変形例に係る制御部の構成を示す機能ブロック図である。 従来の振動制御装置の一般的な全体構成を示す構成図である。 (A)従来のH∞制御器の設計に用いられる重みの周波数分布の一例である。(B)前記重みを用いた場合の伝達関数のゲインの周波数特性の一例である。
符号の説明
11 第1H∞制御器
12 第2H∞制御器
21、22 乗算器
30 加算器
40 外乱オブザーバ
45 外乱センサ
51 第1バンドパスフィルタ
52 第2バンドパスフィルタ
60 混合比演算器
90 車体
91 振動加速度計
92 制御器
93 アクチュエータ
94 2次ばね
95 台車

Claims (9)

  1. 台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御装置であって、
    前記台車から前記車体への振動の伝達利得を所定の第1周波数において極小化するための第1制御指令信号を生成する第1制御手段と、
    前記伝達利得を所定の第2周波数において極小化するための第2制御指令信号を生成する第2制御手段と、
    外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とを混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合手段と
    を備えることを特徴とする振動制御装置。
  2. 前記振動制御装置は、さらに、
    前記台車の振動を表す外乱信号に含まれる前記第1周波数の成分信号の大きさと前記第2周波数の成分信号の大きさとに基づいて前記混合比信号を生成する混合比演算手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動制御装置。
  3. 前記混合比演算手段は、前記第1周波数の成分信号の大きさをAとし、前記第2周波数の成分信号の大きさをBとするとき、A/(A+B)の値を混合比αとして算出し、算出された混合比αを表す混合比信号を生成し、
    前記混合手段は、前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とをα:(1−α)の比で混合することによって新たな制御指令信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の振動制御装置。
  4. 前記振動制御装置は、さらに、
    前記車体の振動加速度を表す振動加速度信号、及び前記新たな制御指令信号を用いて前記台車の振動を推定し、推定の結果に応じて前記外乱信号を生成する外乱オブザーバを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の振動制御装置。
  5. 前記台車には外乱センサが備えられ、
    前記混合比演算手段は、前記外乱信号を前記外乱センサから取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の振動制御装置。
  6. 台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御装置であって、
    n個の所定の周波数fi(i=1、…、n)それぞれに対応して、前記台車から前記車体への振動の伝達利得をfiにおいて極小化するための第i制御指令信号を生成する第i制御手段と、
    外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第i制御指令信号(i=1、…、n)を混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合手段と
    を備えることを特徴とする振動制御装置。
  7. 台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御方法であって、
    前記台車から前記車体への振動の伝達利得を所定の第1周波数において極小化するための第1制御指令信号を生成する第1制御ステップと、
    前記伝達利得を所定の第2周波数において極小化するための第2制御指令信号を生成する第2制御ステップと、
    外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第1制御指令信号と前記第2制御指令信号とを混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合ステップと
    を含むことを特徴とする振動制御方法。
  8. 台車、車体、及び前記台車と前記車体との間に設けられるアクチュエータを含んでなる鉄道車両において、前記アクチュエータを制御することによって前記車体の振動を抑制する振動制御方法であって、
    n個の所定の周波数fi(i=1、…、n)それぞれに対応して、前記台車から前記車体への振動の伝達利得をfiにおいて極小化するための第i制御指令信号を生成する第i制御ステップと、
    外部から与えられる混合比信号に応じた比で前記第i制御指令信号(i=1、…、n)を混合することによって前記アクチュエータへ供給する新たな制御指令信号を生成する混合ステップと
    を備えることを特徴とする振動制御方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の振動制御方法に含まれるステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2005047976A 2005-02-23 2005-02-23 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法 Active JP4462065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047976A JP4462065B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047976A JP4462065B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006232038A true JP2006232038A (ja) 2006-09-07
JP4462065B2 JP4462065B2 (ja) 2010-05-12

Family

ID=37040169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005047976A Active JP4462065B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4462065B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009538772A (ja) * 2006-05-31 2009-11-12 ボンバルディアー トランスポーテーション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 鉄道車両の能動的な走行装置を制御する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009538772A (ja) * 2006-05-31 2009-11-12 ボンバルディアー トランスポーテーション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 鉄道車両の能動的な走行装置を制御する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4462065B2 (ja) 2010-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4513810B2 (ja) 能動騒音低減装置
Guo et al. Active interior noise control for rail vehicle using a variable step-size median-LMS algorithm
JP5822862B2 (ja) 車両用能動型振動騒音制御装置
WO2016043062A1 (ja) 騒音抑制装置および騒音抑制方法、並びにプログラム
US20190073992A1 (en) Signal processing device, signal processing method and computer program
JP4462065B2 (ja) 鉄道車両の振動制御装置及び振動制御方法
KR20130036926A (ko) 조향휠 떨림 저감 방법 및 그 장치
US9967663B2 (en) Loudspeaker protection against excessive excursion
JP5557565B2 (ja) 能動型振動騒音制御装置
JP4653635B2 (ja) フィルタ装置、及びそれを用いたフィードバック制御装置
JP2015104966A (ja) 車両のサスペンション装置
JP5103606B2 (ja) 信号処理装置
CN112677897A (zh) 控制车辆的内部声音的方法和系统
JP6213701B1 (ja) 音響信号処理装置
JP2013131957A (ja) 音響再生装置
EP3725100B1 (en) Spatially aware dynamic range control system with priority
KR20230086931A (ko) 차량 내 음향 제어 장치 및 그의 제어 방법
DE102022208851A1 (de) Schallsteuervorrichtung eines fahrzeugs und verfahren zum steuern derselben
JP2011240824A (ja) サスペンション制御装置
KR20230086098A (ko) 차량의 음향 제어 장치 및 그의 제어 방법
KR20230087161A (ko) 차량 음향 제어 장치 및 방법
JP4983263B2 (ja) 免振装置
JP5402649B2 (ja) ノッチフィルタとそれを備えたモータ制御装置
DE102022208904A1 (de) Klangsteuerungsvorrichtung für fahrzeuge und steuerungsverfahren dafür
JP2011121533A (ja) 能動型騒音制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4462065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350