JP2006228821A - 熱光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エネルギーの有効利用が図れる熱光発電装置を提供する。
【解決手段】
加熱することにより光3a,3bを輻射するエミッタ3と、エミッタ3が輻射した光3aを電気エネルギーに変換する光電池モジュール4と、を備える熱光発電装置1であって、エミッタ3の周囲に開閉可能に設けられ、開閉動作によって、エミッタ3が輻射した光3bを当該熱光発電装置1の外部へ射出させる開閉体6を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱光発電(Thermophotovoltaic;TPV)装置に関する。
従来、加熱により光を輻射し、この光を電気エネルギーに変換する熱光発電装置が知られている。この例として、特許文献1に開示された熱光発電装置がある。この装置は、燃焼機、エミッタ、及び光電変換素子を備えている。まず、燃料を燃焼機により燃焼させて、熱を有する燃焼ガスを発生させる。次に、この燃焼ガスをエミッタに通過させて、光を輻射させる。そして、この光を光電変換素子により電気エネルギーに変換させている。
特開2002−319693号公報
特許文献1に記載の装置では、エミッタから輻射された光のうち、エミッタの下面から輻射された光のみが光電変換素子に入射している。このため、エミッタの下面以外から輻射された光は電気エネルギーに変換されず、エネルギーの有効利用が十分に行われていない。
そこで本発明は、エネルギーの有効利用が図れる熱光発電装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る熱光発電装置は、加熱することにより光を輻射する輻射手段と、輻射手段が輻射した光を電気エネルギーに変換する光電変換手段と、を備える熱光発電装置であって、輻射手段の周囲に開閉可能に設けられ、開閉動作によって、輻射手段が輻射した光を当該熱光発電装置の外部へ射出させる開閉手段を備えることを特徴とする。
本発明では、加熱により輻射手段が輻射した光は、開閉手段の開閉動作によって、当該熱光発電装置の外部へ射出される。これにより、開閉手段に向けて輻射された光を、照明光として有効利用することができる。このため、本装置を照明装置として機能させることが可能となる。従って、この光のエネルギーの有効利用を図ることができる。
また、開閉手段は、閉じた際に輻射手段と対向する面に反射面を有し、輻射手段が輻射した光を輻射手段へ向けて反射させるのも好ましい。
これにより、開閉手段が閉じた際に、輻射手段が輻射した光は輻射手段へ向けて反射される。このため、開閉手段に向けて輻射された光のエネルギーを輻射手段の加熱に用いることが可能となる。従って、この光のエネルギーを十分に有効利用することができる。
また、開閉手段は、閉じた際に輻射手段と対向する面に反射面を有し、輻射手段が輻射した光を光電変換手段と対向する輻射手段の対向部へ向けて反射させるのも好ましい。
これにより、開閉手段が閉じた際に、輻射手段が輻射した光は輻射手段の対向部へ向けて反射される。このため、開閉手段に向けて輻射された光のエネルギーを対向部の加熱に用いることが可能となる。従って、この光のエネルギーを十分に有効利用することができる。
また、開閉手段は、閉じた際に輻射手段と対向する面に反射面を有し、輻射手段が輻射した光を光電変換手段へ向けて反射させるのも好ましい。
これにより、開閉手段が閉じた際に、輻射手段が輻射した光は光電変換手段へ向けて反射される。このため、開閉手段に向けて輻射された光のエネルギーを電気エネルギーへの変換に用いることが可能となる。従って、この光のエネルギーを十分に有効利用することができる。
また、輻射手段の周囲に設けられ、可視光を透過するとともに赤外光を反射する赤外光反射手段を備えるのも好ましい。
これにより、開閉手段の開閉動作によって射出される光のうち、可視光が赤外光反射手段を透過して本装置の外部へ射出され、赤外光が赤外光反射手段により反射される。従って、可視光を照明光として有効利用することができる。また、照明光として利用できない赤外光のエネルギーを輻射手段の加熱に用いることが可能となる。従って、赤外光のエネルギーを十分に有効利用することができる。
本発明によれば、エネルギーの有効利用が図れる熱光発電装置を提供することが可能である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1及び2に、本実施形態に係る第1実施形態の熱光発電装置1の構成概略図を示す。
本実施形態に係る熱光発電装置1は、図1に示すように、エミッタ(輻射手段)3と光電池モジュール(光電変換手段)4とを備えている。ここで、エミッタ3を加熱することにより、光3a,3bが輻射される。光3aは、光電池モジュール4により電気エネルギーに変換される。このように、装置1は、エミッタ3の加熱により最終的に電気エネルギーを発生する装置である。また、装置1は、光3bを照明光として装置1の外部へ射出することが可能な装置である。
装置1は、装置台7を設けている。装置台7は、装置1の土台となる。装置台7は、バーナ2を装置台7上に有することにより、輻射熱を持つ赤外光を受ける。このため、装置台7は、耐熱性部材からなるのが好ましい。また、装置台7は、光電池モジュール4を冷却する機構(図示せず)を有している。
装置台7上には、バーナ2が設けられている。バーナ2は、エミッタ3を加熱する加熱手段であって、燃料の燃焼により燃焼ガス2bを発生させる器具である。まず、装置1内部において、図1における水平方向にガス状燃料が噴出される。次に、このガス状燃料に点火してガス状燃料を燃焼させる。これにより、装置1内部に火炎2aが放射され、燃焼ガス2bが発生する。なお、燃焼ガス2bは熱を有している。
バーナ2の上方には、エミッタ3が設けられている。すなわち、エミッタ3は、図1に示すように燃焼ガス2bが上昇して通過し得る位置に設けられている。エミッタ3は、燃焼ガス2bによる加熱が行われると、光3a,3bを輻射する。このエミッタ3としては、例えば酸化イッテルビウム(Yb)や酸化エルビウム(Er)を含む多孔質体が用いられる。エミッタ3は、燃焼ガス2bからの熱伝達により加熱されて高温になるほど、光3a,3bを多く輻射する。
エミッタ3の下方には、光電池モジュール4が設けられている。すなわち、光電池モジュール4は、図1に示すように光3aが入射する位置に設けられている。光電池モジュール4は、光電変換素子から構成されている。光電変換素子は、例えばシリコン(Si)やゲルマニウム(Ge)やガリウムアンチモン(GaSb)からなる。光電変換素子により、光3aに含まれる赤外光が電気エネルギーに変換される。光電変換素子に光3aが多く入射されるほど、光3aは電気エネルギーに多く変換される。なお、光3aは、後述のガラス部材5aを透過して光電池モジュール4に入射する。また、光電池モジュール4に入射しない光3bは、後述のように照明光としてまたはエミッタ3の加熱に利用される。
光電池モジュール4上には、ガラス部材5aが配置されている。ガラス部材5aは、光電池モジュール4を覆うように設けられている。これにより、燃焼ガス2b及び光電池モジュール4が互いに直接触れ合うことを防ぐことができる。
エミッタ3上には、熱排気部8が設けられている。熱排気部8は、不要となった燃焼ガス2bを装置1の外部へ排気する。なお、熱排気部8は、熱交換器(図示せず)を有している。熱交換器により、排気されるガスの熱エネルギーが、吸入される新気に予熱として用いられる(熱損失の低減)。
エミッタ3の周囲には、ガラス部材5bが設けられている。すなわちガラス部材5bは、装置台7とバーナ2と熱排気部8とによりエミッタ3を覆うように設けられている。ガラス部材5bは、断熱性及び透光性を有する部材からなる。これにより、燃焼ガス2bの装置1外部への漏洩が防止されるとともに、光3bが装置1外部へ透過される。
ガラス部材5bの周囲には、開閉体(開閉手段)6が開閉可能に設けられている。開閉体6は、光学ミラー6a及び軸部材6bを有する。軸部材6bは、ガラス部材5bの外周面に支持固定されている。また、開閉体6を閉じた際にエミッタ3と対向する面に、光学ミラー6aが設けられている。光学ミラー6aは、入射光を反射する反射手段である。開閉体6及び光学ミラー6aは、軸部材6bを回転中心として回転可能である。開閉体6が開閉動作を行うことで、開閉体6及び光学ミラー6aが回転する。なお、開閉体6は、図1に示すような回転開閉式に限られず、開閉体6のスライド移動により開閉するスライド開閉式であってもよい。また、開閉体6の開閉動作は、手動式としてもよく、自動式としてもよい。
ここで、開閉体6が図1に示すように水平方向になるように光学ミラー6aを回転させることで、開閉体6は開放される。これにより、光3bが装置1の外部へ射出される。光3bは、開閉体6に向けて輻射され、光電池モジュール4に入射しない光である。この結果、電気エネルギーへの変換に寄与しない光3bを、照明光として有効利用できる。一方、開閉体6が図2に示すように鉛直方向になるように光学ミラー6aを回転させることで、開閉体6は閉鎖される。これにより、光3bはエミッタ3へ向けて反射される。このため、光3bのエネルギーをエミッタ3の加熱に十分に有効利用できる。エミッタ3は、加熱されて光3a,3bを輻射する。なお、開閉体6へ入射する光は、光学ミラー6aにより反射されるので、開閉体6を断熱構造とする必要が無い。
次に、本実施形態に係る熱光発電装置1の動作及び作用効果について説明する。
まずバーナ2に点火して、装置1内部に燃焼ガス2bを発生させる。ここで、燃焼ガス2bは高温ガスであって所定の熱を有する。次に、燃焼ガス2bによりエミッタ3が加熱される。加熱されたエミッタ3は、光3a,3bを輻射する。ここで、光3aは、光電池モジュール4に入射する。次に光電池モジュール4により、光3aは電気エネルギーに変換される。すなわち、光電池モジュール4に入射する光3a(図1における鉛直方向の光)が、電気エネルギーに変換される。
ここで、開閉体6を図1に示すように水平方向として開くと、光3bを装置1外部へ導く光路が形成され、光3bが装置1の外部へ射出される。なお、光3bは、開閉体6に向けて輻射され光電池モジュール4に入射しない光であって、電気エネルギーへの変換に寄与しない光である。この光3bを、装置1の外部へ射出することにより、照明光として利用することができる。この結果、装置1が照明装置として機能する。このため、光3bのエネルギーの十分な有効利用を図ることができる。また、暗い場所での作業効率を向上させることができる。さらに、照明のために改めて用意すべき燃料が不要となるので、消費するエネルギーの全体量を抑制することができる。また、装置1は、断熱のために別途設けるべき断熱構造が不要となる。このため、装置1の構造はコンパクトでシンプルになり、装置1の製造や取扱いが容易となる。
一方、開閉体6を図2に示すように鉛直方向として閉じると、開閉体6に入射する光3bが光学ミラー6aによって反射される。反射された光3bは、図2に示すようにエミッタ3に入射する。これにより、光3bをエミッタ3の加熱に有効利用することができる。エミッタ3は、加熱されて高温になるほど光3a,3bを多く輻射する。このため、光3bのエネルギーが十分に有効利用されることになる。
以上のことから、開閉体6の開閉により、発電機能及び照明機能を使い分けることが容易に可能となる。このため、熱光発電装置1の周囲の環境や状況に合わせて、発電量や照明のための光量を調節することができる。
[第2実施形態]
図3及び4に、本実施形態に係る第2実施形態の熱光発電装置1Aの構成概略図を示す。
熱光発電装置1Aは、図3に示すように、ガラス部材5cの形状を除いて第1実施形態と同様の構成となっている。ガラス部材5cは、ガラス部材5bの形状が変形した形状である。より詳しくは、ガラス部材5cは、装置台7とバーナ2と熱排気部8とによりエミッタ3を覆うとともに、熱排気部8側から装置台7側に近づくに従って裾が広がる形状となっている。
ガラス部材5cの周囲には、開閉体6が開閉可能に設けられている。軸部材6bは、ガラス部材5cの外周面に支持固定されている。ここで、開閉体6は、開放されて図3に示すように水平方向になる。これにより、光3bが装置1Aの外部へ射出される。この結果、電気エネルギーへの変換に寄与しない光3bを、照明光として有効利用できる。一方、開閉体6は、閉鎖されて図4に示すようにガラス部材5cの外周面と平行になる。これにより、光3bはエミッタ3の対向部3eへ向けて反射される。なお、対向部3eは、エミッタ3のうち光電池モジュール4に近い側の部分であり、図4における下方部分である。このため、光3bのエネルギーを対向部3eの加熱に十分に有効利用できる。対向部3eは、加熱されて光3a,3bを輻射する。
次に、本実施形態に係る熱光発電装置1Aの動作及び作用効果について説明する。
上述のように、バーナ2からの燃焼ガス2bが、エミッタ3及び光電池モジュール4により、最終的に電気エネルギーに変換される。
ここで、開閉体6が開閉されて水平方向になると、図3に示すように光3bが装置1Aの外部へ射出される。この結果、開閉体6に向けて輻射された光3bを照明光として有効利用できる。これにより、装置1Aが照明装置として機能する。このため、光3bのエネルギーの有効利用を図ることができる。また、暗い場所での作業効率を向上させることができる。さらに、消費するエネルギーの全体量を抑制することができる。また、装置1Aの製造や取扱いが容易となる。
一方、開閉体6が閉鎖されてガラス部材5cの外周面と平行になると、図4に示すように光3bは対向部3eへ向けて反射される。この結果、電気エネルギーへの変換に寄与しない光3bを、エミッタ3の加熱に有効利用することができる。これにより、対向部3eが加熱されて光3a,3bが輻射される。このため、光3bのエネルギーの十分な有効利用を図ることができる。ここで、加熱される対向部3eは、エミッタ3のうち光電池モジュール4に近い側の下方部分である。これにより、光電池モジュール4に、対向部3eからの光3aをより多く入射させることができる。
以上のことから、開閉体6の開閉により、発電機能及び照明機能を容易に使い分け、装置1Aの周囲の環境に合わせて発電量や光量を調節することができる。
[第3実施形態]
図5及び6に、本実施形態に係る第3実施形態の熱光発電装置1Bの構成概略図を示す。
熱光発電装置1Bは、図5に示すように、ガラス部材5dの形状を除いて第2実施形態と同様の構成となっている。ガラス部材5dは、ガラス部材5cの形状が変形した形状である。より詳しくは、ガラス部材5dは、装置台7とバーナ2と熱排気部8とによりエミッタ3を覆うとともに、熱排気部8側から装置台7側に近づくに従って裾がガラス部材5cよりもさらに広がる形状となっている。
ガラス部材5dの周囲には、開閉体6が開閉可能に設けられている。軸部材6bは、ガラス部材5dの外周面に支持固定されている。ここで、開閉体6は、開放されて図5に示すように水平な方向になる。これにより、光3bが装置1Bの外部へ射出される。この結果、開閉体6に向けて輻射された光3bを、照明光として有効利用できる。一方、開閉体6は、閉鎖されて図6に示すようにガラス部材5dの外周面と平行になる。すなわち、開閉体6は、回転して、水平方向に対して斜め45度前後の角度をなす。これにより、光3bは光電池モジュール4へ向けて反射される。このため、光3bのエネルギーを電気エネルギーへの変換に有効利用される。
次に、本実施形態に係る熱光発電装置1Bの動作及び作用効果について説明する。
上述のように、バーナ2からの燃焼ガス2bが、エミッタ3及び光電池モジュール4により、最終的に電気エネルギーに変換される。
ここで、上述のように開閉体6が図5に示すように開放されると、光3bが装置1Bの外部へ射出される。この結果、電気エネルギーへの変換に寄与しない光3bを、照明光として有効利用できる。また、暗い場所での作業効率の向上と、消費するエネルギーの全体量の抑制が可能となる。
一方、開閉体6が図6に示すように閉鎖されると、光3bは光電池モジュール4へ向けて反射される。すなわち、光3aに加えて、光電池モジュール4に入射しない光3bが、光電池モジュール4に入射することになる。この結果、電気エネルギーへの変換に寄与しない光3bを、電気エネルギーへの変換に有効利用することができる。ここで、光電池モジュール4に光3a,3bが多く入射されるほど、光3a,3bは電気エネルギーに多く変換される。このため、光3bのエネルギーの十分な有効利用を図ることができる。
以上のことから、熱光発電装置1Bにより、周囲の環境に合わせて発電量や光量の調節ができる。
[第4実施形態]
図7及び8に、本実施形態に係る第4実施形態の熱光発電装置1Cの構成概略図を示す。
熱光発電装置1Cは、図7に示すように、第1実施形態の構成においてガラス部材5dの周囲に光学フィルタ(赤外光反射手段)9を更に備えた構成となっている。
ガラス部材5dの周囲には、図7に示すように光学フィルタ9が設けられている。なお、ガラス部材5dはエミッタ3の周囲に設けられている。光学フィルタ9は、例えばシリカ(SiO)や酸化チタン(TiO)からなる。光学フィルタ9は、光3bのうち可視光3cを透過するとともに、光3bのうち赤外光3dを反射する。なお、可視光3cは照明光になり得るが、赤外光3dは照明光になり得ない。
次に、本実施形態に係る熱光発電装置1Cの動作及び作用効果について説明する。
上述のように、バーナ2からの燃焼ガス2bが、エミッタ3及び光電池モジュール4により、最終的に電気エネルギーに変換される。
ここで、光3bが光学フィルタ9に入射した際に、光3bのうち可視光3cは光学フィルタ9を透過する。これにより、開閉体6が図7に示すように水平方向として開放されると、可視光3cが装置1Cの外部へ射出される。ここで、可視光3cは照明光になり得る。この結果、可視光3cを照明光として有効利用できる。また、暗い場所での作業効率の向上と、消費するエネルギーの全体量の抑制が可能となる。
一方、光3bのうち赤外光3dは光学フィルタ9においてエミッタ3へ向けて反射される。これにより、赤外光3dの装置1Cの外部への無駄な射出を防ぐことができる。ここで、赤外光3dは照明光になり得ない。この結果、照明光になり得ない赤外光3dのエネルギーを、エミッタ3の加熱に有効利用することができる。エミッタ3は、加熱されて高温になるほど光3a,3bを多く輻射する。この結果、赤外光3dのエネルギーを、エミッタ3の加熱に有効利用することができる。
また、開閉体6が図8に示すように鉛直方向として閉鎖されると、可視光3cが光学ミラー6aにより反射される。反射された可視光3cは、図8に示すようにエミッタ3に入射する。これにより、赤外光3dに加えて可視光3cをエミッタ3の加熱に有効利用することができる。エミッタ3は、加熱されて高温になるほど光3a,3bを多く輻射する。この結果、可視光3cのエネルギーをエミッタ3の加熱に有効利用することができる。
以上のことから、照明光として寄与しない赤外光3dを、熱光発電装置1C内部に常に閉じ込めることができるので、赤外光3dのエネルギーの不要な損失を抑えることができる。また、装置1Cの周囲の環境に合わせて、発電量や光量の調節ができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。なお、上記の実施形態及び下記の変形例は、本発明の範囲を制限するものではなく、当業者がこれらの実施形態及び変形例を本発明の特許請求の範囲の主題に反することなく発展させることができるものである。
例えば、第4実施形態の熱光発電装置1Cでは、ガラス部材5dの周囲に光学フィルタ9を設けた構成となっているが、可視光3cを透過するとともに赤外光3dを反射するガラス部材を用いて、ガラス部材5d及び光学フィルタ9を置き換えてもよい。
以上説明したように、実施形態1、2、及び4に係るそれぞれの熱光発電装置1、1A、及び1Cによれば、開閉体6を開放させることで、開閉体6に向けて輻射された光3bを照明光として有効利用することができる。また、開閉体6を閉鎖させることで、光3bのエネルギーをエミッタ3の加熱に十分に有効利用することができる。
また、実施形態3に係る熱光発電装置1Bによれば、開閉体6に向けて輻射された光3bを照明光として有効利用することができる。また、開閉体6を閉鎖させることで、光3bのエネルギーを電気エネルギーの変換に十分に有効利用することができる。
第1実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第1実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第2実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第2実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第3実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第3実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第4実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。 第4実施形態の熱光発電装置の構成概略図である。
符号の説明
1,1A〜1C…熱光発電装置、2…バーナ、2a…火炎、2b…熱、3…エミッタ、3a,3b…光、3c…可視光、3d…赤外光、3e…対向部、4…光電池モジュール、5a〜5d…ガラス部材、6…開閉体6a…光学ミラー、7…装置台、8…熱排気部、9…光学フィルタ。


Claims (5)

  1. 加熱することにより光を輻射する輻射手段と、前記輻射手段が輻射した光を電気エネルギーに変換する光電変換手段と、を備える熱光発電装置であって、
    前記輻射手段の周囲に開閉可能に設けられ、開閉動作によって、前記輻射手段が輻射した光を当該熱光発電装置の外部へ射出させる開閉手段を備えることを特徴とする熱光発電装置。
  2. 前記開閉手段は、閉じた際に前記輻射手段と対向する面に反射面を有し、前記輻射手段が輻射した光を前記輻射手段へ向けて反射させることを特徴とする請求項1に記載の熱光発電装置。
  3. 前記開閉手段は、閉じた際に前記輻射手段と対向する面に反射面を有し、前記輻射手段が輻射した光を前記光電変換手段と対向する前記輻射手段の対向部へ向けて反射させることを特徴とする請求項1に記載の熱光発電装置。
  4. 前記開閉手段は、閉じた際に前記輻射手段と対向する面に反射面を有し、前記輻射手段が輻射した光を前記光電変換手段へ向けて反射させることを特徴とする請求項1に記載の熱光発電装置。
  5. 前記輻射手段の周囲に設けられ、可視光を透過するとともに赤外光を反射する赤外光反射手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱光発電装置。


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