JP2006225897A - 建物の柱梁接合構造体およびその接合方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 柱梁接合構造体4において、PCa製柱3の柱仕口部6には水平方向に貫通孔7を形成し、大梁5,5aの長手方向の一方側端面9aから梁用接続鉄筋10を突出させ他方側端面9bの内方には複数の梁用スリーブ12を設置している。大梁の梁用接続鉄筋を、PCa製柱の柱仕口部の貫通孔を貫通させて、設置済みの隣の大梁の梁用スリーブに挿入することにより、大梁同士を柱仕口部を介して接合した。
【選択図】 図3
Description
たとえば、特許文献1(特開平6−93656号公報)には、プレキャストのRC柱(PCa製柱)とプレキャストのRC梁(PCa製梁)とからなる架構が記載されている。この架構では、柱主筋の端部などに現場打ちのコンクリート層が形成されている。
特許文献2(特開2001−279811号公報)には、PCa柱部材の仕口部に梁接合筋を貫通して取付け、PCa梁部材の端部に梁主筋を突設するとともに梁接合筋に継手金具を介して接合し、その周囲にコンクリートを充填している。
一方、特許文献3(特開2004−278257号公報)には、プレキャストコンクリート柱梁の接合構造および架構構造の技術が開示され、特許文献4(特開2000−319985号公報)には、ラーメンプレハブ工法に関する技術が記載されている。
また、PCa柱とPCa梁とをあらかじめ一体化して一つのPCa部材ピース(接合構造体)とした例では、このPCa部材ピースの形状が複雑化している。その結果、工場での製造,運搬,現場での組立て作業で十分な配慮が必要であり、作業の負担になっていた。
さらに、一つのPCa部材ピースのなかに、高いコンクリート強度を要求される柱の部分と、柱より相対的に低いコンクリート強度でよい梁の部分とが混在している。その結果、PCa部材ピースを工場で製造するときに、コンクリート強度の仕分け(区別)を行わなければならず作業が複雑化していた。
PCa製梁の梁継手部材は、ヒンジゾーンを外れるように、このPCa製梁の他方側端面から内方に入った任意の位置に設置されているのが好ましい。
一つの実施態様として、PCa製梁の複数の梁用接続鉄筋をPCa製梁とは別体のものとして準備し、PCa製梁の長手方向の一方側端面の内方にも、この梁用接続鉄筋を挿入するための複数の梁継手部材を設置した場合であってもよい。
また、他の実施態様として、PCa製柱の柱主筋は、基準階のPCa製梁の下端高さ位置と下階のPCa製梁の上端高さ位置との間ではX形配筋を構成している場合であってもよい。
PCa製柱の柱用接続鉄筋は、柱頭部から上方に突出して設けられているか、または、柱脚部から下方に突出して設けられている。
本発明にかかる方法は、上述の建物の柱梁接合構造体における接合方法であって、建物の各階では、PCa製柱を垂直方向下方に移動させることにより、設置済みのPCa製梁の他方側端面側にこのPCa製柱を設置する第1の作業手順と、PCa製梁を水平方向に移動させることにより、このPCa製梁の梁用接続鉄筋をPCa製柱の柱仕口部の貫通孔を貫通させ、設置済みの隣のPCa製梁の梁継手部材に挿入する第2の作業手順とを交互に繰り返して、PCa製柱を設置するとともにPCa製梁同士を柱仕口部を介して接合する。
そして、PCa製梁の梁用接続鉄筋を、PCa製柱の柱仕口部の貫通孔を貫通させて、設置済みの隣のPCa製梁の梁継手部材に挿入することにより、PCa製梁同士を柱仕口部を介して接合している。
こうすることにより、PCa製柱とPCa製梁を工場で製造し、運搬し、現場で組立てるまでの各工程における作業を、一貫して制約なく且つ容易に行うことができ、また、柱梁接合構造体をほぼ完全プレキャスト化して、現場でのコンクリート打設作業を省略して現場作業を大幅に軽減するという目的を実現することができる。
また、建物の基準階(各階のうち任意の階)の平面形が、ほぼ正方形の場合を示したが、片廊下方式の板状平面形や、内部に吹き抜け空間を有する形状(たとえば、ロ字形,C字形)でもよい。なお、本発明は、多層建物以外の建物にも適用可能である。
さらに、本発明は、PCa製柱同士の接合が、いわゆる順差しと逆差しのいずれの場合にも適用可能である。
図1ないし図12は本発明の実施例を示す図で、図1は、本発明の柱梁接合構造体を有する多層建物の平面図、図2は、前記多層建物の組立て手順を示す正面断面図である。図3は、前記柱梁接合構造体の構成とその接合方法を示す正面図である。
図4は、前記柱梁接合構造体の組立て手順を示す斜視図、図5は、前記柱梁接合構造体の組立て手順を示す正面図、図6は、前記柱梁接合構造体の十字柱部における組立て手順を示す斜視図である。
図7は、本実施例の変形例を示す図4相当図で、PCa製柱が逆差し柱の場合の前記柱梁接合構造体の組立て手順を示す斜視図である。図8は、図7に示す柱梁接合構造体の組立て手順を示す説明図、図9,図10は、図1ないし図8に示す柱梁接合構造体を前記多層建物の各階において組立てる手順を示す概略平面図であり、図10は図9に続く手順を示している。
図示する多層建物1は、桁行方向Cと梁間方向Dがいずれも4スパンである。ここで、1スパンは、隣接するPCa製柱3,3間のスパンである。多層建物1の柱梁接合構造体(骨組構造体)4は、ラーメン構造体をなしている。
柱梁接合構造体4は、複数のPCa製柱3と、PCa製柱3の間に架設されたPCa製梁とを備えて構成されている。PCa製梁としての大梁5,大梁5aは、桁行方向Cや梁間方向Dを向いて配置されている。
PCa製柱3と大梁5と大梁5aは、それぞれ全体がPCa(プレキャストコンクリート)により一体的に形成されて、柱梁接合構造体4を組立てるのに使用される。
ここで、「柱梁接合構造体」とは、架構と、この架構に一体化した二次的構造部材とで構成され、地震力などの外力に対して構造設計上抵抗し得る構造体をいう。架構は、PCa製柱3,大梁5,大梁5a,その他の小型の柱や梁などの線材と、耐震壁の機能を有する壁面構造体や壁ブレースなどの面部材とを組み合わせて構成されている。
断面積の大きい大梁5は多層建物1の外周部に配置され、この大梁5より断面積の小さい他の大梁5aは、外周部以外の場所に配置される。大梁5は、PCa製柱3の柱仕口部6に水平方向に取付けられ、大梁5aも、PCa製柱3の柱仕口部6に水平方向に取付けられる。
PCa製柱3と大梁5と大梁5aとを組み合わせることにより、柱梁接合構造体4が構成されている。
PCa製柱3と大梁5,5aとにより構成された柱梁接合構造体4は、大梁5,5aの梁用接続鉄筋10を、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔7を貫通させて、設置済みの隣の大梁5,5aの梁用スリーブ12に挿入することにより、PCa製梁同士(ここでは、大梁5,5同士または大梁5a,5a同士)を柱仕口部6を介して接合している。
一例として、PCa製柱3に対して大梁5は、平面視で直線状,L字状(たとえば、コーナー部27,27a,27b)に配置される。また、PCa製柱3に対して大梁5aは、平面視で直線状,T字状,十字状(たとえば、十字柱部29)に配置される。さらに、PCa製柱3に対して大梁5と大梁5aは、平面視でL字状,T字状(たとえば、T字状部28),十字状に配置される。
ここで、「直接的に接合」とは、現場打ちコンクリートを使用せず、継手部材(スリーブ)などを用いて柱や梁を直接接合することをいう。
柱仕口部6には、複数の貫通孔7が水平方向に貫通形成されて所定の配列で配置されている。梁用接続鉄筋10を貫通させるために、貫通孔7の内径は梁用接続鉄筋10の外径より若干大きい。なお、変形例として、貫通孔7内にシース管を嵌合させてもよく、こうすれば、貫通孔7に梁用接続鉄筋10を容易に挿入することができるので好ましい。
大梁5,5aの他方側端面9bの内方には、梁主筋11に接続されて所定の配列(梁主筋11と同じ配列)で配置された複数の梁用スリーブ12が設置されている。梁内部に設置された梁用スリーブ12から他方側端面9bの端面までは、隣の大梁5,5aの梁用接続鉄筋10を挿入するための孔13が形成されている。
そして、大梁5,5aの梁用接続鉄筋10を、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔7を貫通させて、設置済みの隣の大梁5,5aの梁用スリーブ12に挿入することにより、大梁同士(大梁5,5同士または大梁5a,5a同士)を柱仕口部6を介して接合している。
なお、コーナー部27,27a,27bやT字状部28において、PCa製柱3に行き止まり状に接合される大梁5,5aは、一方側端面9aと他方側端面9bのそれぞれ内方に梁用スリーブ12が設置された「めす−めす構造」を有しており、また、大梁5,5aの内方に設置された梁用スリーブ12から一方側端面9aまでは、鉄筋26を挿入するための孔が形成されている。
梁用接続鉄筋10は、PCa製柱3の貫通孔7を貫通して、設置済みの隣の大梁5,5aの梁用スリーブ12に挿入されるので、この梁用スリーブ12を大梁5,5aの内部の任意の深さ位置に設置することができる。こうすれば、梁用接続鉄筋10と、設置済みの大梁5,5aの梁主筋11とを、梁用スリーブ12を介して大梁5,5a内の任意の位置で接続することができる。
これにより、組み込んだ大梁5,5aの梁用接続鉄筋10と、設置済みの隣の大梁5,5aの梁主筋11とを、ヒンジゾーンSを外れた位置で梁用スリーブ12を介して接続することができる。
梁用スリーブ12がヒンジゾーンSを外れた内方位置に設置されており、ヒンジゾーンSに大梁5,5aの主筋の接合部が配置されることはないので、柱梁接合構造体4の耐震強度に悪影響を及ぼす恐れはない。
図4(A1)では、コーナー部27に設置されるPCa製柱3において、柱仕口部6の直角な二つの面に、鉄筋26をそれぞれ突出させた場合を示している。また、図4(A4)では、平面視でT字状に大梁5aが接合されるPCa製柱3において、柱仕口部6の一つの面に鉄筋26を突出させた場合を示している。
これらの鉄筋26に接合される大梁5,5aは、その長手方向の一方側端面9aの内方には複数の梁継手部材としての梁用スリーブ12が設置されている。
このコーナー部27,27a,27bやT字状部28に設置される大梁5,5aにおいて、梁用スリーブ12が、ヒンジゾーンSを外れるように一方側端面9aと他方側端面9bから大梁5,5aの内方に入った任意の位置にそれぞれ設置されているので、大梁5,5aは「めす−めす構造」をなしている。
図3〜図6に示す「順差し柱」の実施例において、PCa製柱3の柱脚部23の内方には、複数の柱継手部材としての柱用スリーブ24が設置されている。基準階のPCa製柱3の柱用スリーブ24を、下階(ここでは、基準階のすぐ下の階)のPCa製柱3の柱用接続鉄筋20に係合させることにより、基準階と下階のPCa製柱3,3同士が、柱梁接合部8で直接的に接合される。
したがって、PCa製柱3,3同士を接合するのに、現場打ちコンクリートの作業を省略して、現場作業を軽減することができる。
これら梁用スリーブ12,柱用スリーブ24としては、たとえば異形鉄筋同士(たとえば、梁主筋11と梁用接続鉄筋10、および柱主筋21と柱用接続鉄筋20)をグラウト(たとえば、モルタル)を介して一体化するスリーブ状の継手金具などの機械式継手金具が使用される。
この場合には、施工現場などで梁用接続鉄筋10をPCa製梁の一方側端面9aに取付けて突出させた状態にしたのち、PCa製梁を柱梁接合部8に組込む。または、PCa製梁とは別体の梁用接続鉄筋10を、柱仕口部6の貫通孔7を通過して設置済みの隣のPCa製梁の梁用スリーブ12に挿入し、次いで、組立てるべきPCa製梁の一方側端面9aの内方の梁継手部材に挿入することにより、梁用接続鉄筋10をこのPCa製梁の一方側端面から突出した状態にすることになる。
この変形例では、PCa製梁から梁用接続鉄筋10があらかじめ突出していないので、PCa製梁の運搬が容易になる。
図3〜図6において、下階では柱梁接合構造体4の組立てが完了した状態になっている(図4(A0))。なお、現場工事の手順として、下階における全てのPCa製柱3と大梁5,5aの施工が完了したのち基準階の柱梁接合構造体4を組立てるのが好ましいが、下階における一部のPCa製柱3や大梁5,5aの取付けが完了していない場合であってもよい。また、下階に床スラブ25が打設された場合を図示しているが、床スラブ25や壁躯体の施工は、柱梁接合構造体4を構築したのちであってもよい。
また、柱梁接合構造体4をほぼ完全プレキャスト化(フルPCa化)して、現場でのコンクリート打設作業を省略して現場作業を大幅に軽減することができる。
この最初のコーナー部27に設置されるPCa製柱3の柱仕口部6には、平面視で90度離れた両方向に鉄筋26がそれぞれ突出して設けられている。コーナー部27に配置するための「めす−めす構造」の大梁5を、コーナー部27のPCa製柱3に接合する(図4(A2),図5(A2))。
その際、この大梁5を水平方向(たとえば、桁行方向C)に移動させて(矢印E2)、大梁5の一方側端面9aの内部の梁用スリーブ12を、PCa製柱3の鉄筋26に係合させる。
その結果、大梁5が、コーナー部27の柱梁接合部8でPCa製柱3の柱仕口部6に直接的に接合される。また、梁間方向Dに関する大梁5も、これと同様にして接合される。こうして組み込まれた大梁5は、片持ち状態なので仮設部材(図示せず)により一時的に支持される。
PCa製柱3を垂直方向下方に移動させるときに、設置済みの大梁5の他方側端面9bは鉄筋が突出しておらず平面状なので、PCa製柱3は他方側端面9bに沿って下方に移動することができる。
こうして、上下のPCa製柱3,3同士が接合されたのち、設置済みの大梁5と同一軸線で同一方向(たとえば、桁行方向C)を向く大梁5を組み込む(図4(A4),図5(A4))。
この組み込まれる大梁5は、一方側端面9aから梁用接続鉄筋10が突出し、他方側端面9bの内方に梁用スリーブ12が設置された「おす−めす構造」の梁である。この大梁5を水平方向(たとえば、桁行方向C)に移動させる(矢印E4)。この大梁5の水平移動方向は、接合される柱仕口部6の貫通孔7および設置済みの大梁5の長手方向と同一方向である。
大梁5aに関しては、この大梁5aを矢印E4に示すように水平方向に移動させる。大梁5aは、行き止まり状態に組み込まれるので「めす−めす構造」の梁である。大梁5aの一方側端面9aの内方に設置された梁用スリーブ12が鉄筋26と係合して、大梁5aがPCa製柱3に接合される。
こうして新たに組み込まれた大梁5,5aは、片持ち状態なので仮設部材(図示せず)により一時的に支持される。
これにより、上下のPCa製柱3,3同士が接合される。こうして、設置済みの大梁5の他方側端面9b側にPCa製柱3を設置する第1の作業が完了する。
すると、大梁5の一方側端面9aから突出している梁用接続鉄筋10が、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔7を貫通し、設置済みの隣の大梁5の梁用スリーブ12に挿入される。これが、第2の作業手順であり、大梁5,5同士が柱仕口部6を介して接合される。
こうして、PCa製柱3→大梁→PCa製柱3→大梁→・・・の順にPCa製柱3と大梁を交互に組み込んで、PCa製柱3を設置するとともに、大梁同士(大梁5,5同士または大梁5a,5a同士)を柱仕口部6を介して接合する。
この大梁5aの組み込み手順は、図4(A4)に示す手順と同じである。なお、組み込まれた大梁5aが片持ち状態のあいだは、仮設部材(図示せず)により一時的に支持される。
次いで、十字柱部29を構成するPCa製柱3を垂直方向下方に移動させることにより、設置済みの二つの大梁5a,5aの各他方側端面9b側にこのPCa製柱3を設置する(図6(C),(D))。このとき、次の十字柱部を構成するための他の大梁5aをあらかじめ外周部のPCa製柱3に組み込んでおく(図6(D))。
そして、この大梁5aの梁用接続鉄筋10を、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔7を貫通させ、設置済みの隣の大梁5aの梁用スリーブ12に挿入する。これにより、一方向(たとえば、梁間方向D)を向く大梁5a,5a同士が、柱仕口部6を介して接合される。
次いで、十字柱部29を構成する四つ目の大梁5aを組み込む(図6(F))。すなわち、この四つ目の「おす−めす構造」の大梁5aを水平方向(たとえば、桁行方向C)に移動させる。
そして、この大梁5aの梁用接続鉄筋10を、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔7を貫通させ、設置済みの隣の大梁5aの梁用スリーブ12に挿入する。これにより、一直線状に一方向(たとえば、桁行方向C)を向く大梁5a,5a同士が、柱仕口部6を介して接合される。
したがって、本発明では、従来のように工場であらかじめ十字状に一体化して嵩張った構造体を製造,運搬する必要はない。その結果、十字柱部29を形成するためのPCa製部材(PCa製柱3,大梁5a)を個別に容易に製造でき、運搬も可能になる。
このPCa製柱3を、設置済みの下階のPCa製柱3の直上で垂直方向下方に移動させれば、その柱用接続鉄筋20が、下階のPCa製柱3の柱頭部22の内方に設置された柱用スリーブに挿入される。これにより、上下のPCa製柱3,3同士が直接的に接合される。
PCa製柱3が逆差し柱なので、その柱頭部22の上面では柱用接続鉄筋は上方に突出していない。したがって、大梁5,5aが水平移動するときに柱用接続鉄筋が邪魔になることがないので、施工が容易になる。
図8(A)〜(F)も、PCa製柱3が逆差し柱の場合を示している。図8に示すように、PCa製柱3を垂直方向下方に移動させて(矢印E5)、設置済みの大梁5,5aの下方側端面側にこのPCa製柱3を設置する第1の作業手順と、大梁5,5aを水平方向に移動させることにより(矢印E4)、この大梁5,5aの梁用接続鉄筋10を、PCa製柱3の柱仕口部6の貫通孔を貫通させ、設置済みの隣の大梁5,5aの梁継手部材(梁用スリーブ)に挿入する第2の作業手順とを交互に繰り返して、PCa製柱3を設置するとともに、大梁同士(大梁5,5同士または大梁5a,5a同士)を柱仕口部6を介して接合している。
図7,図8に示すように、PCa製柱3が逆差し柱の場合であっても、本発明によれば柱梁接合構造体4を組立てることができ、前記実施例と同じ作用効果を奏する。
最初に組立てるコーナー部27から始まって、PCa製柱3と大梁5,5aを順次組立てていく手順は上述のとおりであるが、このコーナー部27の隣の他の二箇所のコーナー部27aでは、PCa製柱3と大梁5の一方または両方を所定の形状に構成している。
たとえば、コーナー部27aに設置すべきPCa製柱3の柱仕口部に、あらかじめ鉄筋26を水平方向に突出して取付け、PCa製柱3を、コーナー部27aで水平方向に移動可能にするために逆差し柱にする場合や、PCa製柱3と大梁5とがあらかじめ一体化された構造体を用いる場合などがある。こうすることにより、コーナー部27aにおいても、PCa製柱3と大梁5とを直接的に接合することができる。
また、最後に組立てるコーナー部27bでは、PCa製柱3と大梁5とを直接的に接合することができない部位30が一箇所必然的に生じる場合がある。この場合には、この部位30は、現場打ちコンクリートによる接合部となり、コンクリートを現場打ちしてPCa製柱3と大梁5とを接合する。
充填されるモルタルは十分な強度を有しているので、十分な接合強度が発揮される。モルタルは、現場打ちコンクリートと比べると、硬化して十分な強度が発現するまでの時間が短時間(たとえば、3日間)なので、柱梁接合構造体4を構築するのに要する期間が短縮される。
現場作業の負担が軽減し、組み立てに要する期間も短縮されるので、工程管理が容易になるとともに建設コストも低減される。
接合作業のための型枠,配筋,足場が不要なので、これらの作業を行うための床スラブ25は打設されていなくてもよい。したがって、多層建物1の主要構造体である柱梁接合構造体4のみを、床スラブ25や壁躯体などの施工に先行して立ち上げることができる。すなわち、いわば鉄骨造の多層建物と同じような組み立て手順で、柱梁接合構造体4を上層に向かって各階毎に順次組立施工することができる。
現場打ちコンクリート接合部となる部位30は一箇所ですむので、この部位30では、コンクリートが硬化して所定の強度を発現するまで、補強用の鉄骨部材などを仮設して大梁5とPCa製柱3を仮に接合しておけばよい。こうして、その階(基準階)における柱梁接合構造体4の組立が完了したのち、上階での柱梁接合構造体4の組立工程に移行することができる。
このようにすれば、床スラブ25や壁躯体の施工を待たなくても、柱梁接合構造体のみを先行して立ち上げることができる。なお、補強用に仮設した鉄骨部材などは、後日取り除けばよい。
図11(A),(B)は、両方とも梁上ジョイントの場合であって、順差しと逆差しの場合をそれぞれ示している。この梁上ジョイントでは、接合位置Hが大梁5,5aの上面とほぼ同じ高さ位置になっている。
図11(C),(D)は、両方とも梁下ジョイントの場合であって、順差しと逆差しの場合をそれぞれ示している。梁下ジョイントの場合は、接合位置Hが大梁5,5aの下面とほぼ同じ高さ位置になっている。
図11(E),(F)は、梁上下中間ジョイントの場合であって、それぞれ順差しと逆差しの場合を示している。接合位置Hは、上方に位置する大梁5,5aと下方に位置する大梁5,5aの中間の高さ位置になっている。
図11から分かるように、本発明によれば、接合位置Hが梁上ジョイント,梁下ジョイント,梁上下中間ジョイントのいずれの場合であってもよく、またPCa製柱3が順差し柱,逆差し柱のいずれであっても適用可能である。すなわち、本発明は、これら接合位置HやPCa製柱3の順差し,逆差しなどの制約を受けない。
図12(A)は、PCa製柱3,3同士を接合する接合位置Hが、大梁5,5aの上端部とほぼ同じ高さ位置の場合を示しており、図12(B)は、接合位置Hが、大梁5,5aの下端部とほぼ同じ高さ位置の場合を示している。
このように、PCa製柱3の柱主筋21がX形配筋であっても、本発明を適用することができ、本発明は、柱主筋21がX形配筋であるか否かの制約を受けないことが分かる。柱主筋21をX形配筋にすれば、PCa製柱3のせん断耐力が増加するので、多層建物1に使用する柱の数を少なくすることができる。
PCa製柱3と大梁5,5aとをあらかじめ一体化して構造体にする必要がなく、PCa製柱3と大梁5,5aを、柱は柱、梁は梁として個別に製造,運搬,組立てができる。また、PCa製柱3と大梁5,5aは、それぞれ全体が簡素な直方体をなしている。
本発明では、一つのPCa製部材(ピース)を工場で一体的に製造する際に、そのPCa製部材における部分部分でのコンクリート強度の仕分けは不要である。すなわち、PCa製柱3は、柱に要求されるコンクリート強度のみで製造でき、大梁5,5aは、梁に要求されるコンクリート強度のみで製造できる。
したがって、PCa製柱3と大梁5,5aを、容易に且つ高精度に製造することができる。
PCa製柱3と大梁5,5aとを直接接合できるので、現場でのコンクリート打設作業がほとんど不要になり、現場での組立て作業が容易になる。さらに、本発明では、柱主筋をX形配筋にする架構が可能になる。
また、一の大梁5,5aの梁用接続鉄筋10を、設置済みの隣の大梁5,5aの梁用スリーブ12に挿入するので、大梁5,5aの内部に設置される梁用スリーブ12の位置を任意の位置に設定して、この梁用スリーブ12で梁用接続鉄筋10と梁主筋11とを接続することができる。
これにより、大梁5,5aの内部に設置する梁用スリーブ12の位置を、ヒンジゾーンSを外れた任意の位置に配置することができる。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
3 PCa製柱
4 柱梁接合構造体
5,5a 大梁(PCa製梁)
6 柱仕口部
7 貫通孔
9a 一方側端面
9b 他方側端面
10 梁用接続鉄筋
11 梁主筋
12 梁用スリーブ(梁継手部材)
20 柱用接続鉄筋
21 柱主筋
22 柱頭部
23 柱脚部
H1 上端高さ位置
H2 下端高さ位置
S ヒンジゾーン
Claims (6)
- PCa製柱には柱仕口部が一体的に形成され、PCa製柱の柱仕口部にはPCa製梁が水平方向に取付けられた建物の柱梁接合構造体であって、
PCa製柱の柱仕口部には水平方向に複数の貫通孔を形成し、
PCa製梁の長手方向の一方側端面から複数の梁用接続鉄筋を突出させるとともに他方側端面の内方には複数の梁継手部材を設置し、
PCa製梁の梁用接続鉄筋を、PCa製柱の柱仕口部の貫通孔を貫通させて、設置済みの隣のPCa製梁の梁継手部材に挿入することにより、PCa製梁同士を柱仕口部を介して接合したことを特徴とする建物の柱梁接合構造体。 - PCa製梁の梁継手部材は、ヒンジゾーンを外れるように、このPCa製梁の他方側端面から内方に入った任意の位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の建物の柱梁接合構造体。
- PCa製梁の複数の梁用接続鉄筋をPCa製梁とは別体のものとして準備し、PCa製梁の長手方向の一方側端面の内方にも、この梁用接続鉄筋を挿入するための複数の梁継手部材を設置したことを特徴とする請求項1または2に記載の建物の柱梁接合構造体。
- PCa製柱の柱主筋は、基準階のPCa製梁の下端高さ位置と下階のPCa製梁の上端高さ位置との間ではX形配筋を構成していることを特徴とする請求項1,2または3に記載の建物の柱梁接合構造体。
- PCa製柱の柱用接続鉄筋は、柱頭部から上方に突出して設けられているか、または、柱脚部から下方に突出して設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の建物の柱梁接合構造体。
- 請求項1ないし5のいずれかの項に記載の建物の柱梁接合構造体における接合方法であって、
建物の各階では、PCa製柱を垂直方向下方に移動させることにより、設置済みのPCa製梁の他方側端面側にこのPCa製柱を設置する第1の作業手順と、
PCa製梁を水平方向に移動させることにより、このPCa製梁の梁用接続鉄筋をPCa製柱の柱仕口部の貫通孔を貫通させ、設置済みの隣のPCa製梁の梁継手部材に挿入する第2の作業手順とを交互に繰り返して、
PCa製柱を設置するとともにPCa製梁同士を柱仕口部を介して接合することを特徴とする建物の柱梁接合構造体の接合方法。
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