JP2006221997A - 電池の固定構造 - Google Patents

電池の固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006221997A
JP2006221997A JP2005035469A JP2005035469A JP2006221997A JP 2006221997 A JP2006221997 A JP 2006221997A JP 2005035469 A JP2005035469 A JP 2005035469A JP 2005035469 A JP2005035469 A JP 2005035469A JP 2006221997 A JP2006221997 A JP 2006221997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
fastening
fixing structure
fastening belt
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005035469A
Other languages
English (en)
Inventor
Takekazu Odo
豪一 大堂
Yuichi Kurosawa
裕一 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentax Corp filed Critical Pentax Corp
Priority to JP2005035469A priority Critical patent/JP2006221997A/ja
Priority to US11/352,229 priority patent/US20060182438A1/en
Priority to DE102006006834A priority patent/DE102006006834A1/de
Publication of JP2006221997A publication Critical patent/JP2006221997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/12Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
    • G03B17/14Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/12Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】 電池ケースに収納する電池の着脱の作業性を低下させることなく電池ケース内における電池の移動による瞬断を防止する電池の固定構造を提供する。
【解決手段】 電池ケース(バッテリグリップ)10内に電池D3を収納して電池の電極に接片131〜133を電気接触させる電池収納構造において、電池ケースに基端部が固定され、先端部が引張されたときに電池の周面に巻き付くループ状をした帯板からなる締結ベルト15を備える。締結ベルト15で電池D3を締め付けることで、締結ベルトと電池側面との間に生じる摩擦力によって電池の移動を防止する。接片のバネ性が弱くても衝撃や振動によって電池が電池ケース内で移動されることがなく、電池の着脱性を低下することなく電池の瞬断を確実に防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は電池ケース内に電池を固定する構造に関し、特に衝撃により電池が移動して電池接片との接触が瞬断することを防止した固定構造に関するものである。
近年の携帯電子機器やカメラ等の電池を電源とする電子機器では、電源スイッチをオンした状態で電池ケース内に内装した電池の電気的な接続が断されると電子回路がリセットされてしまい、特にカメラではメモリカードに撮影データ等を書き込み中に電源が断されると撮影データが破壊されてしまう。そのため、この種の電子機器では電源スイッチがオンされているときには電池を交換しないように注意書がなされるとともに、誤って電源スイッチをオンしたままで電池を交換しようとして電池ケースの蓋を開けたときには電源スイッチを強制的にオフするような対策が施されている。
単3形電池や単4形電池等のような円柱型をしてその両端に正負の電極を有する単形電池を使用する電子機器の電池ケースは、正負の電極にそれぞれバネ性をもって接触する接片を設け、これら接片のバネ力で正負の各電極に電気的な接触を行うと同時に、両接片のバネ力によって単型電池を保持する構成が採用されている。このような電池ケースでは、電池は長手方向の両端の電極において接片のバネ性によって弾性支持された状態にあるため、接片のバネ力が弱いと接片と電池の電極との接触が不安定なものとなり、外部から加えられる衝撃や振動によって電池が移動し、接片との接触が瞬断するおそれがある。一方、接片のバネ力を強くすると電池を電池ケース内に装填する際に大きな力が必要となり着脱が困難になる。また、接片のバネ力を強くした場合でも、外部からの衝撃の大きさによってはバネ力以上の加速度を受けて電池が移動してしまい瞬断を確実に避けることは困難である。
この電池の瞬断の問題に対し、特許文献1では、電池と接触する湾曲した接触部をもつ複数の独立した端子(接片)を設け、各端子はそれぞれ接触部を電池に押圧する独立の付勢部を備える構成としている。また、一方のバネ常数を他方(反対側)のバネ常数よりも大きくした構成としている。このようにすることで、端子は電池の動きに追従して、各端子での電気接触を確保するというものである。
特開2004−87134号公報
特許文献1の技術は、電池の電極に対して複数の端子が独立して接触する構成ではあるが、基本的には前述した従来の電池ケースの構造と同様に端子のバネ力に依存して電極との電気接触を行うものであるので、衝撃等によって電池に生じる加速度の大きさによっては端子との接触断を確実に防止することは困難である。特に、このような構成を単3形電池を電源とするカメラの電池ケース等に適用した場合に、外部から大きな衝撃や振動が加えられたときには単3形電池に生じる加速度が極めて大きなものになることは本発明者の実験によって確認されており、このような加速度が生じたときには電池は端子のバネ変形の範囲以上に移動してしまい、移動方向と反対側の端子での瞬断が発生する。これを防止するために、各独立した端子のバネ力を極めて強くした場合には、前述のように電池の着脱作業性が悪くなる。特に、電池を電池ケース内にスライドさせながら収納する構造の電池ケースでは、電池の一方の電極を対応する一方の接片に当接させてこれを弾性変形させながら電池を所定箇所に装填させる作業が必要であり、この際の弾性変形力が極めて大きくなり、電池の収納が困難なものになる。電池を電池ケースから取り出すときも同様であり、電池の取り出しが極めて困難なものになる。
また、電池ケースの蓋側にゴム材やスポンジ材等の弾性材を配設しておき、蓋を閉じたときに弾性材で電池の側面を押圧して電池を固定する構造も提案されているが、この構造は主に電池ケース内において電池が接片間から側方に外れることを防止する、いわゆるガタ防止のための構造であり、電池が長さ方向に移動することを抑制する上では多少の効果はあるが、電池に対する押圧力に大きなものを得ることは困難であり、外部からの衝撃等による電池の移動を有効に防止して電池の瞬断を確実に防止することは困難である。
本発明の目的は、電池の着脱の作業性を低下させることなく電池の瞬断を確実に防止することを可能にした電池の固定構造を提供するものである。
本発明の電池の固定構造は、電池ケース内に電池を収納し、電池ケースに設けた接片に電池の電極を電気接触させる構成の電池収納構造において、電池ケースに一端部が固定され、他端部が引張されたときに電池の周面に巻き付くループ状をした帯板からなる締結ベルトを備えることを特徴とする。固定構造は締結ベルトの他端部に連結された締結軸と、締結軸を軸転するための回動機構を備え、回動機構は締結軸を一方向に軸転したときに締結ベルトの他端部を巻き取って引張状態とし、反対方向に軸転したときに締結ベルトの他端部を巻き戻すように構成される。
本発明によれば、ループ状をした帯板からなる締結ベルトを電池の周面に巻き付けて締め付けることで、締結ベルトは板厚方向に追従変形して電池の周面に対する密接性が高くなり、締結ベルトと電池側面との間に生じる摩擦力が増大し、締結ベルトの幅方向、すなわち電池の長手方向への移動を防止することができる。そのため、電池の電極に接触する接片のバネ性が弱くても外部の衝撃や振動によっても電池が電池ケース内で移動されることがなく、電池ケースへの電池の着脱の作業性を低下させることがないとともに電池の瞬断を確実に防止することができる。
締結ベルトは長手方向の他方の端部側が一方の端部側よりも幅広に形成され、当該他方の端部側には一方の端部側を挿通可能な開口溝が設けられ、一方の端部側が前記開口溝を挿通されてループ状に構成することで、締結ベルトを締め付けたときにもベルト幅方向に対称な締結力を生じさせ、電池の周面に対して安定した状態で締め付けることが可能になる。また、締結ベルトの一端部には締結ベルトを板厚方向に曲げ加工して当該締結ベルトの長手方向にバネ性を付与するための緩衝部が設けられることで、締結力が強過ぎる場合、あるいは締結力が弱い場合でも緩衝部でのバネ作用によって電池を適切に締め付けることが可能になる。
回動機構は手操作により回動される締め付けノブを備え、当該締め付けノブの回動操作により前記締結軸を軸転させるように構成される。また、回動機構には締結軸が反対方向に軸転することを係止する係止手段が設けられ、係止手段は締め付けノブが締結軸を反対方向に軸転させる方向に回動操作されたときに係止手段による係止を解除するように構成されるので、締め付けノブの手操作によって締結ベルトによる電池の締め付けとその解除が可能になる。
本発明の電池の固定構造が適用される電池収納構造は、カメラの三脚雌ネジを利用してカメラに取着されるバッテリグリップとして構成されることが好ましく、この場合に締め付けノブは当該バッテリグリップをカメラに取着させる三脚雄ネジとして構成されることが好ましい。また、電池は長さ方向の両端部に電極を有する単3形電池で代表される単形電池であり、当該単形電池の長さ方向の一部において締結ベルトでの締結を行う構成とすることが好ましい。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の電池の固定構造を電池ケースとしてレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラのバッテリグリップに適用した実施例1の概略斜視図である。カメラボディ1は前面に図1には表れない撮影レンズを装着するためのレンズマウント2が配設される。また、前記カメラボディ1の上面には回転レバー式のメインスイッチ3及び押下操作可能なレリーズボタン4と、各種撮影情報を表示するための撮影情報用LCD(液晶表示装置)5と、各種撮影モードを設定するためのモード設定ダイヤル6が配設されている。前記カメラボディ1の底面にはそれぞれ透視的に示す三脚雌ネジ7とボディ側接続電極8が配設されており、カメラの補助電源としての電池を収納した電池ケース、ここではバッテリグリップ10を当該三脚雌ネジ7を利用してカメラボディ1の底面に取着し、取着したときにバッテリグリップ10の上面の長さ方向の一端部に露出された一対のバッテリ側接続電極134が前記カメラボディ1のボディ側接続電極8に接触して電気的に導通されるようになっている。このバッテリグリップ10は前述のようにカメラボディ1に内蔵されている図には表れない電池に加えて電池容量を増大させるためのものであるとともに、バッテリグリップ10を片手で保持することにより、カメラを縦位置に構えたときの撮影を容易にするために利用される。
前記バッテリグリップ10は、ここでは4本の単3形電池D3が収納可能に構成されている。細長い箱状のグリップ本体11内には内部基盤12が固定されており、後述するようにこの内部基盤12上に前記電池D3を収納させるための接片構造13が組立てられ、かつ電池固定構造14が組立てられている。前記グリップ本体11は、上面の長さ方向の両側部に開口111が開設され、各開口111を通してグリップ本体11内に電池D3を収納し、かつ取り出すことが可能にされている。また、当該グリップ本体11の上面の長さ方向の中央に配置されている上面板112には三脚雄ネジ17がバッテリグリップ10の底面から上方に向けて貫通状態に突出されており、バッテリグリップ10の底面に配設した大径の三脚締め付けノブ18を回転操作することにより当該三脚雄ネジ17を軸転し、前記カメラボディ1の底面の三脚雌ネジ7に螺合させてバッテリグリップ10をカメラボディ1に一体的に取着させるようになっている。なお、前記上面の各開口111はバッテリグリップ10に対して着脱可能な電池蓋113により閉じられるようになっている。
図2(a),(b)は前記バッテリグリップ10の上面板112を除去した平面図と縦断面図であり、図3は前記グリップ本体11内の内部基盤12に組立てられた接片構造13と電池固定構造14の一部を分解した斜視図である。内部基盤12は前記バッテリグリップ10のグリップ本体11の形状に対応して細長い板状に形成され、その上面の長手方向の中央にボス121が立設され、このボス121を通して上下方向に貫通した挿通穴に前記三脚雄ネジ17が挿通されている。この三脚雄ネジ17の後述する軸部171の下端部には前記三脚締め付けノブ18が一体に設けられている。
前記接片構造13は前記内部基盤12の上面に構成されている。前記電池D3を支承するための上縁が波型をした複数の、ここでは6個の電池受リブ122が内部基盤12の長手方向の両端領域にそれぞれ所要の間隔で配設されており、バッテリグリップ10内に収納される4個の電池D3は、長手方向に並ぶ3個の電池受リブ122上に縦横2×2の平面配列でそれぞれ載置された状態で支承される。また、前記内部基盤12の上面の中央位置と長手方向の両端位置にはそれぞれバネ性のある金属板を曲げ加工した接片131,132,133がカシメ固定されており、前記電池受リブ122に支承される単3形電池D3の正電極と負電極にそれぞれバネ力をもって接触し、4個の単3形電池D3を直列状態に電気接続するようになっている。前記接片131〜133のうち、内部基盤12の一端部に配設された接片133は互いに独立した一対の接片として構成されており、これら一対の接片133はそれぞれ前記グリップ本体11の上面にまで延長され、当該上面に沿って曲げ形成された先端部は前記バッテリ側接続電極134として構成されている。
前記電池固定構造14は、前記内部基盤12の長手方向の中央部を挟んだ両側にそれぞれ3個ずつ配列された前記電池受リブ122のうち、中央寄りの各2つの電池受リブ122に挟まれる領域にそれぞれ配設された2つの締結ベルト15と、当該締結ベルト15を締結させるための回動機構16とを備えている。前記2つの締結ベルト15は両者とも同じ構成であり、それぞれ薄い鋼板を帯状に形成し、他端側部位151を一端側部位152よりも幅広に形成し、この他端側部位151に一端側部位152を挿通可能な開口溝153を形成したものである。また、前記締結ベルト15の一端部154の近傍部位には板厚方向に三角山形に曲げ加工した緩衝部156が設けられている。この締結ベルト15の一端部154を前記開口溝153を挿通させて板厚方向にループ状に曲げた上で、内部基盤12の長手方向と直交する方向に向け、当該一端部154を前記内部基盤12の上面の一側部にネジ157により固定し、他端部155を前記内部基盤12の他側部に沿って延長した前記回動機構16の締結軸161に連結している。
前記回動機構16は前記三脚雄ネジ17と三脚締め付けノブ18に関連して構成されている。図4(a)は前記締結ベルト15と回動機構16を下側から見た図であり、図5はその要部の部分分解斜視図である。前記締結ベルト15の他端部155に連結されている前記締結軸161は前記内部基盤12の一側に一体形成した軸受片123によって軸転可能に軸支持されており、この締結軸161のほぼ中央位置には傘歯車162が一体に固定されている。この締結軸161は軸転されたときには、前記各締結ベルト15の他端部155を軸に巻き付け、締結ベルト15のループを縮径させることが可能とされている。また、前記三脚雄ネジ17の軸部171の長さ方向の一部にはキー172が一体に形成され、このキー172に嵌合するキー穴163aを有する大径の第1歯車163が前記軸部171を中心に回転可能に支持されている。前記第1歯車163は裏面に若干小径をした鋸歯を有するラチェット歯車164を一体に有している。また、前記第1歯車163には第2歯車165が噛合され、第2歯車165には第3歯車166が噛合されている。これら第2歯車165と第3歯車166は内部基盤12に立設した固定軸124,125に回転可能に軸支されている。また、前記第3歯車166には前記傘歯車162に噛合する傘歯車167が一体に設けられている。これにより、前記三脚雄ネジ17が軸転されると、キー結合した第1歯車163が回転され、さらに第2歯車165と第3歯車166が順次回転され、傘歯車162を回転して締結軸161を軸転させ、前記締結ベルト15を巻き込むようになる。
また、前記三脚雄ネジ17の軸部171の一部にはアーム168の基端部168aが摩擦係合されている。この基端部168aは円弧状に形成されて前記軸部171の周面に摺接され、三脚雄ネジ17が軸転されたときには摩擦力によって同じ方向に回動しようとする力が伝えられる。その一方で、前記アーム168は前記グリップ本体11の内底面に立設した細径円柱状の一対のストッパ114の間に配設されているので、前記摩擦係合によって三脚雄ネジ17と共に回動される範囲はこれらストッバ114で挟まれる小角度範囲に制限されている。また、前記アーム168の先端部には回動係止爪169が揺動可能に支持されている。この回動係止爪169は前記ラチェット歯車164に噛合する爪部169aを有しており、前記アーム168の先端部に設けた軸部168bにより揺動可能に支持されるとともに、当該アーム168との間に掛けわたしたねじりバネ160によって爪部169aがラチェット歯車164に噛合する方向に付勢されているが、前記アーム168に立設した規制ピン168cにより当該ねじりバネ160の付勢力による回動方向への位置が規制されている。この回動位置はアーム168が図4の時計方向に揺動されるときに爪部169aがラチェット歯車164に噛合するのに必要とされる位置である。
以上の構成のバッテリグリップ10では、バッテリグリップ10をカメラボディ1から外した状態では締結ベルト15は図6(a)に示すように、緩められた状態にある。そのため、電池蓋113を外して電池D3を開口111から挿入し、電池受リブ122上に支持させる。この際には、中央の接片132を電池D3の一方の電極で押して弾性変形させながら各電池D3を電池受リブ122上に載置することで、当該接片の弾性復帰力によって両端側の接片131,133との間に電池D3を挟持させ、同時に正負の各電極はそれぞれ接片131〜133に電気接触される。しかる後、電池蓋113を閉じて開口111を閉塞することで電池の収納が行なわれることになり、この作業はこれまでのバッテリグリップ10と同様である。
このようにして電池D3を収納したバッテリグリップ10をカメラボディ1に取着するには、バッテリグリップ10の上面をカメラボディ1の底面に当接させ、三脚締め付けノブ18を図3,5の反時計方向(この方向は図4の時計方向であるので、以降は図4を基準に方向を説明する)に回転操作して三脚雄ネジ17を三脚雌ネジ7に螺合させて行く。このとき、三脚雄ネジ17のキー172と第1歯車163のキー穴163aとが嵌合しているため、三脚雄ネジ17の軸転と共に第1歯車163が時計方向に回転し、この回転力により第2歯車165と第3歯車166が回転され、さらに第3歯車166と一体の傘歯車167により傘歯車162と一体の締結軸161が軸転される。これにより、締結軸161は締結ベルト15の他端部155を徐々に巻き付けて行き、締結ベルト15は絞られてループ径が縮径されて行く。そして、図6(b)に示すように、締結ベルト15は並列配置された2本の単3形電池D2を一括して締結する。
このとき、締結ベルト15は他端側部位151に設けた開口溝153内に一端側部位152が挿通されているので、電池D3に加える締め付け力は締結ベルト15の幅方向に沿って一端側部位152の幅方向の両側に均等に生じることになり、電池D3の周面に対して安定した状態での面接触状態となる。また、締結ベルト15は薄肉で板厚方向に追従変形が可能であるので締結した際における電池D3の周面に対する密接性が高くなり締結ベルト15と電池D3の側面との間に生じる摩擦力が増大し、締結ベルト15の幅方向、すなわち電池D3の長手方向への移動を確実に防止することが可能になる。
三脚雄ネジ17がカメラボディ1の三脚雌ネジ7に完全に螺合してバッテリグリップ10がカメラボディ1に固定される状態になると、三脚雄ネジ17の軸方向の移動により軸部171のキー172が第1歯車163のキー穴163aから抜け出る状態となる。この状態となる前の状態では、三脚雄ネジ17の軸転に摩擦係合しているアーム168はストッパ114の角度範囲内で時計方向に小角度揺動し、ねじりバネ160によって回動係止爪169の爪部169aがラチェット歯車164に噛合している。この状態は第1歯車163が三脚雄ネジ17とのキー結合が解除された状態でも保持されるため、第1歯車163が反時計方向に回動することが係止され、締結ベルト15による電池D3の締結状態は保持され、当該電池D3の移動が防止された状態が保持される。
このとき、第1歯車163の回転量が大きく、これが各歯車を介して締結軸161の軸転量につながり、締結ベルト15の巻き付け量が大きくなると電池D3を締め付けた後も締結ベルト15に締結軸161からの巻き込み力が加えられることになるが、図6(c)に示すように、この巻き込み力によって締結ベルト15の一端部154に設けられている緩衝部156が弾性変形して伸びるため、締結軸161に大きな負荷が加えられることはなく、同時に電池D3に過大な締結力が加えられることもない。また、第1歯車163の回転を止めたときに、ラチェット歯車164と回動係止爪169との噛合はラチェットのバックラッシュ分だけ逆方向に戻るため締結力が低下するおそれが生じるが、このときに締結ベルト15の緩衝部156でのバネ復元力によって電池D3に対する締結力が保持される。
したがって、カメラボディ1にバッテリグリップ10が固定された状態で、カメラに衝撃や振動が加えられても、4本の電池D3は締結ベルト15によって締結されて内部基盤12に強固に固定されているため、各電池D3が内部基盤12上で長手方向に移動することはなく、正負の各電極とこれに接触している各接片131〜133との電気接触状態を保持し、電池D3における瞬断を確実に防止することができる。また、電池D3が繰り返しの衝撃や振動によって移動することによる接片131〜133のバネ変形によるへたりが生じることもなく、接片131〜133における電池電極への接触性が保持される。
バッテリグリップ10をカメラボディ1から取り外すため締め付けノブ18を反時計方向に回転し、三脚雄ネジ17を軸転して三脚雌ネジ7との螺合から解除して行くと、当初は回動係止爪169がラチェット歯車164に噛合しているため第1の歯車163の反時計方向への回動が係止されているが、三脚雄ネジ17の軸部171に摩擦係合しているアーム168がストッパ114で挟まれる角度範囲内で三脚雄ネジ17と共に反時計方向に小角度だけ揺動したときに、図4(b)に一部を示すように、回動係止爪169もアーム168と一体に回動し、爪部169aがラェット歯車164との噛合から外れ、回動係止爪169によるラチェット歯車164の回動係止が解除される。さらに三脚雄ネジ17が軸転されて下方向に移動され、三脚雄ネジ17の軸部171のキー172が再び第1歯車163のキー穴163aに嵌合すると第1歯車163が三脚雄ネジ17と共に反時計方向に回動される。第1歯車163が反時計方向に回動されると、第2歯車165、第3歯車166が回動され、さらに2つの傘歯車167,162が順次回動されて締結軸161が反対方向に軸転され、締結ベルト15を緩めて電池D3の締め付けを解除し、図6(a)の状態に復帰する。これにより、これまでの電池ケースの場合と同様に電池D3をバッテリグリップ10から取り出すことが可能になる。
前記実施例では2本の電池を同時に締結して固定する例を示したが、1本の電池のみを締結して固定し、あるいは3本以上の電池を同時に締結して固定するように構成することも可能である。また、実施例では2本の締結ベルトを備えているが、1本の締結ベルト、あるいは3本以上の締結ベルトを備えてもよい。さらに、締結ベルトで締め付けて固定することが可能な電池であれば、単3形電池以外の電池であってもよい。
前記実施例では本発明をカメラのバッテリグリップに適用した例を示しているが、締結ベルトを締結するための回動機構を変形すれば、電池を電源とする各種電子機器の電池ケースに適用することが可能である。例えば、締結ベルトを単純にノブの回転操作によって締結するように構成してもよい。この場合、締結ベルトの締結状態を保持するためにはロック機構を設け、手操作により締結時にはロック状態とし、締結解除時にはロック解除するようにすればよい。
本発明をカメラのバッテリグリップに適用した実施例の概略斜視図である。 バッテリグリップの一部を除去した平面図と縦断面図である。 内部基盤と接片構造及び電池固定構造の斜視図である。 電池固定構造を下方から見た底面図である。 回動機構の要部の部分分解斜視図である。 締結ベルトによる電池の締め付け状態を示す図である。
符号の説明
1 カメラボディ
7 三脚雌ネジ
8 ボディ側接続電極
10 バッテリグリップ
11 グリップ本体
12 内部基盤
13 接片構造
14 電池固定構造
15 締結ベルト
16 回動機構
17 三脚雄ネジ
18 三脚締め付けノブ
164 ラチェット歯車
169 回動係止爪
D3 単3形電池

Claims (9)

  1. 電池ケース内に電池を収納し、当該電池ケースに設けた接片に前記電池の電極を電気接触させる構成の電池収納構造において、前記電池ケースに一端部が固定され、他端部が引張されたときに前記電池の周面に巻き付くループ状をした帯板からなる締結ベルトを備えることを特徴とする電池の固定構造。
  2. 前記締結ベルトの他端部に連結された締結軸と、前記締結軸を軸転するための回動機構を備え、前記回動機構は前記締結軸を一方向に軸転したときに前記締結ベルトの他端部を巻き取って引張状態とし、反対方向に軸転したときに前記締結ベルトの他端部を巻き戻すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電池の固定構造。
  3. 前記締結ベルトは長手方向の他方の端部側が一方の端部側よりも幅広に形成され、当該他方の端部側には前記一方の端部側を挿通可能な開口溝が設けられ、前記一方の端部側が前記開口溝を挿通されてループ状に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電池の固定構造。
  4. 前記締結ベルトの一端部には締結ベルトを板厚方向に曲げ加工して当該締結ベルトの長手方向にバネ性を付与するための緩衝部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電池の固定構造。
  5. 前記回動機構は手操作により回動される締め付けノブを備え、当該締め付けノブの回動操作により前記締結軸を軸転させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電池の固定構造。
  6. 前記回動機構には前記締結軸が反対方向に軸転することを係止する係止手段が設けられ、前記係止手段は前記締め付けノブが前記締結軸を反対方向に軸転させる方向に回動操作されたときに前記係止手段による係止を解除するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電池の固定構造。
  7. 前記係止手段は前記締め付けノブと一体的に回動可能なラチェット歯車と、当該ラチェット歯車に噛合してその回動を係止する係止爪と、当該係止爪に連結され、前記締め付けノブと回転方向に摩擦係合されて当該締め付けノブの回動に伴って前記係止爪を前記ラチェット歯車との係合から解除するのに必要な角度範囲で揺動可能なアームとで構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電池の固定構造。
  8. 前記電池収納構造はカメラの三脚雌ネジを利用してカメラに取着されるバッテリグリップとして構成され、前記締め付けノブは当該バッテリグリップを前記カメラに取着させる三脚雄ネジとして構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電池の固定構造。
  9. 前記電池は長さ方向の両端部に電極を有する単3形電池で代表される単形電池であり、当該単形電池の長さ方向の一部において前記締結ベルトでの締結を行う構成であることを特徴とする請求項8に記載の電池の固定構造。

JP2005035469A 2005-02-14 2005-02-14 電池の固定構造 Pending JP2006221997A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035469A JP2006221997A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 電池の固定構造
US11/352,229 US20060182438A1 (en) 2005-02-14 2006-02-13 Battery fixing structure
DE102006006834A DE102006006834A1 (de) 2005-02-14 2006-02-14 Konstruktion zur Befestigung einer Batterie

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005035469A JP2006221997A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 電池の固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006221997A true JP2006221997A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36776402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005035469A Pending JP2006221997A (ja) 2005-02-14 2005-02-14 電池の固定構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060182438A1 (ja)
JP (1) JP2006221997A (ja)
DE (1) DE102006006834A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023069767A (ja) * 2021-11-08 2023-05-18 株式会社ミヤワキ 計測装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD1012853S1 (en) * 2020-03-24 2024-01-30 Acer Incorporated Battery holder

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3848889A (en) * 1972-06-06 1974-11-19 C Sharrow Load fasteners
US4752792A (en) * 1986-11-26 1988-06-21 Keith Carl D Camera support and accessory storage apparatus storagrip
US5308717A (en) * 1992-02-12 1994-05-03 S & K Racing Products, Inc. Battery jig
US5581850A (en) * 1995-03-20 1996-12-10 Acker; John D. Fastening device
JP3345357B2 (ja) * 1998-10-01 2002-11-18 旭光学工業株式会社 カメラ
JP4665408B2 (ja) * 2004-03-04 2011-04-06 ブラザー工業株式会社 電子機器の電池室構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023069767A (ja) * 2021-11-08 2023-05-18 株式会社ミヤワキ 計測装置
JP7442832B2 (ja) 2021-11-08 2024-03-05 株式会社ミヤワキ 計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102006006834A1 (de) 2006-08-24
US20060182438A1 (en) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5151214B2 (ja) 電池収納機構
JP3351674B2 (ja) 電池収納室構造
JP4196952B2 (ja) 電子機器
US20100331042A1 (en) Battery cover assembly for portable electronic device
JP2006221997A (ja) 電池の固定構造
JP5049634B2 (ja) 電池ホルダのロック機構
JP2000269655A (ja) バッテリ保持構造と該バッテリ保持構造を備えた携帯型電子機器
JP2006186491A (ja) 撮像装置
US20060084466A1 (en) Hinge unit and mobile terminal having the hinge unit
US7833652B2 (en) Battery loading mechanism and electronic apparatus
JP4180879B2 (ja) 防水型カメラ
US8830390B2 (en) Digital camera with storage portion provided beneath electronic and mode dials
JP2006039075A (ja) カメラ
JP2006302703A (ja) 電子機器の電池蓋構造及び撮像装置
JP7526937B2 (ja) 電子機器
JP5250970B2 (ja) 電池固定構造及び電子機器
JP4169451B2 (ja) 電池固定具
JP2007026701A (ja) 電子機器の蓋装置
JP3951991B2 (ja) 電子機器
JP3053674B2 (ja) 電池収納装置
JP2010027425A (ja) 蓋付筺体の蓋開閉補助機構及び電池蓋付ストロボの蓋開閉補助機
JP2985891B1 (ja) 電池ホルダ
JP2010027424A (ja) 電池蓋付ストロボの蓋開閉補助機
JP4291547B2 (ja) 乾電池収容装置
JP3025650B2 (ja) フィルムカセット