JP2006220571A - レゾルバユニット、それを用いたレゾルバ - Google Patents

レゾルバユニット、それを用いたレゾルバ Download PDF

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Abstract

【課題】 軸方向の長さを短くし、固定側と回転側の間の磁気的結合特性が劣化しないようにし、巻線の発生磁束を多くすると共に多重化が容易な構造を有するレゾルバユニット、それを用いたレゾルバを提供することにある
【解決手段】レゾルバユニット1は、外側枠体7の外側円筒部24に設けたレゾルバ本体10の外側部21と、同じ外側枠体7の内側円筒部23に設けた回転トランス8の内側部20の間に、外側面にレゾルバ本体10の内側部11を設け、内側面に回転トランス8の外側部9を対向して設けた内側枠体6の円筒部13を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転位置検出を行うレゾルバユニット、それを用いたレゾルバに関し、特にトランス巻線を有し、軸方向の長さを短くしたレゾルバユニット、それを用いたレゾルバ
に関する。
従来の電源供給用のトランス巻線を備えたレゾルバを図6に示す。
図6は、従来の、円筒状のステータ組立体と該円筒状のステータ組立体に同軸状に配置されるロータ組立体を有するレゾルバの一部断面図である。
図6では、レゾルバ100は、円筒状のステータ組立体101と、該ステータ組立体101に同軸状に配置されるロータ組立体102と、トランス部103からなる。
トランス部103は、インナーコア104と、これと同軸状に配置されているアウターコア105とを有する。
ステータ部は、円筒状のハウジング106に、アウターコア105、ステータ組立体101を軸方向に組み込んだ構造をとる。
ロータ部は、シャフト107にインナーコア104、ロータ組立体102を軸方向に組み込んだ構造をとる。
前記トランス部103のインナーコア104の巻線は渡り線でロータ組立体102のロータ巻線に接続される。このレゾルバの各巻線部は同軸状に配置されているため、軸の偏心を防ぐために、2個のベアリング108が軸方向に離間して配置されている。
この図6に示す例では、インナーコア104、ロータ組立体102、および2個のベアリング108を軸方向に連設するので、軸方向の長さが長くなり、また、円筒状に配置したステータ組立体101とロータ組立体102およびインナーコア104とアウターコア105の構造が複雑になり、全体的に小型化できない問題があった。
そこで、軸方向の長さを短くするために、ディスク型レゾルバ又は扁平型レゾルバが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図7は下記特許文献1に示す従来の扁平型レゾルバの断面図である。
図7において、固定側は、固定側コア111、固定側シートコイル113を有する。
固定側コア111は、円板状のフェライト等の高周波鉄損特性の良い材料からなる磁性体板112を備えている。
固定側シートコイル113は、磁性体板112の側面に接着剤等により固定される。固定側シートコイル113は、回転トランス部Aの一次側巻線114と、信号発生部Bの検出巻線115とをエッチング、印刷またはプレス加工によるプリント配線により平板状の導体から形成し、円板状のポリイミドからなる絶縁基板の表裏面に接着して形成し、更に導体の表面にはポリイミド樹脂などによる絶縁処理が施してある。
回転側は、回転側コア116、回転側シートコイル118を有し、シャフト119に固定されている。回転側コア116は、固定側コア111に空隙を介して対向するように設けた円板状のコアで、固定側コア111と同様に磁性体板117を備えている。
回転側コア116は、その中心部をシャフト119に固定し、固定側コア111に固定したブラケット120に軸受121を介して支持される。
回転側シートコイル118は、磁性体板117の側面に接着剤等により固定される。回転側シートコイル118は、回転トランス部Aの2次側巻線122と、信号発生部Bの励磁巻線123とを同様にプリント配線により形成し、円板状のポリイミドからなる絶縁基板124の表裏面に接着して形成し、更に導体の表面にはポリイミド樹脂などにより絶縁処理がしてある。なお、固定側コア111と固定側シートコイル113との固定、および回転側コア116と回転側シートコイル118との固定を接着剤で行う場合、接着剤の厚さが25μm程度になるため、磁気的空隙が増加するので、消費電力の増加につながる。
前記図7の従来の扁平型レゾルバの場合、
(1)固定側コア111と固定側シートコイル113との固定、および回転側コア116と回転側シートコイル118との固定を接着剤で行う場合、接着剤の厚さが25μm程度になる。このため、固定側コア111の面に対して固定側シートコイル113が厚い接着剤の層により傾いて取り付けられたり、また、回転側コア116の面に対して回転側シートコイル118が厚い接着剤の層により傾いて取り付けられたりした場合、固定側と回転側との間のギャップを均一にできず、固定側と回転側の間の磁気的結合特性に前記傾いた分だけ歪みが生じる問題がある。
(2)導体の表面にはポリイミド樹脂などにより絶縁処理がしてあるため、前記導体上の前記樹脂の層の厚さにより、固定側と回転側との間のギャップを均一にできず、固定側と回転側の間の軸方向の長さが長くなり、従って、固定側と回転側の間の磁気的結合特性が劣化する問題がある。
(3)回転トランス部Aの1次側巻線114および信号発生部Bの検出巻線115は、磁性体板112上に支持され、また、回転トランス部Aの2次側巻線122および信号発生部Bの励磁巻線123は、磁性体板117上に支持されている。磁路を形成する磁性体は、両側の磁性体板112と117のみとなる。
このため、一方の巻線から他方の磁性体板までの距離が比較的に長いため、回転数が下がってトランス出力が小さくなると、両磁性体板112と117を透過する磁束を発生することが難しくなる。従って、有効に2次側巻線122および検出巻線115に鎖交する磁束を形成する磁路が不足し、漏洩磁束が多くなる。
しかも、巻線を、エッチング、印刷またはプレス加工によるプリント配線により平板状の導体から形成しているため、巻回数を多くすることができない。従って、巻線の発生磁束を多くすることが困難となる。
そこで、軸方向の長さを短くし、固定側と回転側の間の磁気的結合特性が劣化しないようにすると共に巻線の発生磁束を多くするレゾルバが求められていた。参考となる例として特許文献3がある。
図8は特許文献3の開示例の構成図である。
図8のレゾルバ130は、回転トランス131を内側にし、レゾルバ本体132を外側にして回転軸133の周りに同心配置してレゾルバ130の薄型化を図っている。回転トランス131の回転子部134は回転軸133に固定され、固定子部135はケース136の端板部分137から内側に張り出した環状の固定子部支持体138に固定されている。レゾルバ本体132の回転子部139は回転軸133に一体に支持された回転子部支持体140に固定し、レゾルバ本体132の固定子部143はケース136に固定されている。回転子部支持体140は、回転軸133に固定された円板部141とこの円板部141の周縁に連設された環状部142を備えている。
特開平08−136211号公報 特開平05−010779号公報 特公昭57−052639号公報
(1) 図8のレゾルバは、中心軸から半径方向外方に向かって、回転軸133に設けた回転トランス131の回転子部134、固定子部支持体138に設けられた回転トランス131の固定子部135、回転子部支持体140に設けられたレゾルバ本体132の回転子部139、ケース136に設けたレゾルバ本体132の固定子部143の順で配置されている。この構成においては、回転トランス131の回転子部134と固定子部135の間、固定子部支持体138と回転子部支持体140の間、レゾルバ本体132の回転子部139と固定子部143の間にギャップが生ずる。これらのギャップを各々適切な値に維持することは、ギャップの数が多いだけに困難であった。
(2) 回転トランス131で発生した電力をレゾルバ本体132の励磁コイルへ給電するために、回転トランス131の回転子部134のコイル巻線と、レゾルバ本体132の回転子部139のコイル巻線とを渡り線により接続する構造となっている。
この渡り線は回転子部支持体140に沿わせて配置することになるが、渡り線の長さが長くなるため、回転時の風圧を受けやすく、また、回転時の振動も受けやすくなる。このため、渡り線の断線等の損傷が発生しやすくなる。
(3) レゾルバ本体132の回転子部139と回転トランス131の回転子部134を所定の関係に連結するために、レゾルバ本体132の回転子部139を回転子部支持体140に設け、回転トランス131の回転子部134を回転軸133に設け、それら回転子部支持体140と回転軸133を連結している。
レゾルバを形成する最低限の構成としては、両固定子部135、143を設けたケース136と、前記各回転子部134、139を設けた回転子部支持体140と回転軸133を連結した構成を必要とする。この最低限の構成を基に多重化を考える場合、回転軸の連結手段が問題で実現が難しかった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、軸方向の長さを短くし、固定側と回転側の間の磁気的結合特性が劣化しないようにし、巻線の発生磁束を多くすると共に多重化が容易な構造を有するレゾルバユニット、それを用いたレゾルバを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために以下の解決手段を採用する。
(1)レゾルバユニット、は、
円板部の周囲に円筒部を連続して設けた内側枠体と、環状板部の外周に外側円筒部を連続して設けると共に、前記環状板部の内周に内側円筒部を連続して設けた外側枠体と、環状の外側トランスコイルと環状の外側トランスヨークからなる回転トランスの外側部と、環状の内側トランスコイルと環状の内側トランスヨークからなる回転トランスの内側部と、
内側コイルを備えた複数の内側磁極部を環状の内側ヨークに設けたレゾルバ本体の内側部と、外側コイルを備えた複数の外側磁極部を環状の外側ヨークに設けたレゾルバ本体の外側部を備えたレゾルバユニットであって、
前記回転トランスの外側部と内側部を対にして対向配置すると共に、
前記レゾルバ本体の内側部と外側部を対にして対向配置し、
前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に、前記回転トランスの外側部または前記レゾルバ本体の外側部のいずれか一方を設け、
前記外側枠体の前記内側円筒部の半径方向外側の側面に、前記回転トランスの内側部と前記レゾルバ本体の内側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に設けたものと対にして対向配置する方を設け、
前記内側枠体の前記円筒部の半径方向外側の側面に、前記回転トランスの内側部と前記レゾルバ本体の内側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に設けたものと対にならない方を設け、
前記外側枠体の前記外側円筒部の半径方向内側の側面に、前記回転トランスの外側部と前記レゾルバ本体の外側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向外側の側面に設けたものと対にして対向配置する方を設けたことを特徴とする。
(2) 上記(1)記載のレゾルバユニット、は、
前記レゾルバ本体の前記外側部と前記内側部および前記回転トランスの前記外側部と前記内側部を円板部の面と環状板部の面に挟まれた空間に連続して配置したことを特徴とする。
(3) レゾルバは、上記(1)又は(2)記載のレゾルバユニットを用いたレゾルバであって、
前記円板部にシャフトを設け、前記外側円筒部をハウジングに設け、前記ハウジングに前記シャフトを回転自在に設けたことを特徴とする。
(4) 上記(3)記載のレゾルバにおいて、前記ハウジングは、環状突部と上部フランジ部を有する上板部と、該上板部に立設し、開放端に下部フランジ部を有する側壁部を備える上部ハウジングと、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか一方を固定する円筒部と、前記下部フランジ部に対向する基板フランジ部を有する下部ハウジングとから構成し、前記上板部には、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか前記円筒部に固定されない方を固定するシャフトを設けたことを特徴とする。
(5) レゾルバは、上記(1)又は(2)記載のレゾルバユニットを多段に組み合わせて一体に動作するようにしたレゾルバであって、
隣接する前記レゾルバユニットを前記環状板部同士又は前記円板部同士のいずれか一方で連結し、次に隣接する前記レゾルバユニットを前記連結したものとは異ならせて連結し、順次同様に必要数連結することを特徴とする。
(6) レゾルバは、上記(1)又は(2)記載のレゾルバユニットを多段に組み合わせて一体に動作するようにしたレゾルバであって、
前記外側枠体を含み、前記円板部の面と前記環状板部の面に挟まれた空間に連続して配置した前記レゾルバ本体の前記外側部と前記内側部と前記回転トランスの前記外側部と前記内側部の配置関係が固定された単位構成を、多重化の程度に応じて必要数半径方向に連設配置し、前記単位構成の半径方向外方順位に応じて前記内側枠体の前記円板部の半径を伸ばし且つ前記内側枠体の前記円筒部の幅を前記単位構成の半径方向外方順位に応じて板厚分伸ばしたことを特徴とする
(7) レゾルバは、上記(6)記載のレゾルバを軸方向に多段に設けたことを特徴とする。
(8) 上記(4)記載のレゾルバにおいて、前記ハウジングは、環状突部と上部フランジ部を有する上板部と、該上板部に立設し、開放端に下部フランジ部を有する側壁部を備える上部ハウジングと、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか一方を固定する円筒部と、前記下部フランジ部に対向する基板フランジ部を有する下部ハウジングとから構成し、前記上板部には、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか前記円筒部に固定されない方を固定するシャフトを設け、前記レゾルバユニットを内部空間に収納した上部ハウジングを任意数連結し、最後の上部ハウジングの開口端を下部ハウジングにより封止したことを特徴とする。
本発明のレゾルバユニットは、レゾルバ本体の内側部又は外側部と回転トランスの外側部又は内側部を内側枠体に設け、残りの各部を外側枠体に設けてそれぞれ仮組立体とし、これら2仮組立体を相互に位置決めすることにより構成できるので、直接相手機器に取り付けることにより、使用可能となる。
本発明のレゾルバユニットは、外側枠体の外側円筒部に設けたレゾルバ本体の外側部と、同じ外側枠体の内側円筒部に設けた回転トランスの内側部の間に、外側面にレゾルバ本体の内側部を設け、内側面に回転トランスの外側部を対向して設けた内側枠体の円筒部を配置したので、ギャップは、レゾルバ本体の外側磁極と内側磁極の間、および、回転トランスの外側部と内側部の間の2箇所となり前記特許文献3に開示された例より少なくできる。
本発明のレゾルバユニットは、外側枠体の外側円筒部に設けた回転トランスの外側部と、同じ外側枠体の内側円筒部に設けたレゾルバ本体の内側部の間に、外側面に回転トランスの内側部を設け、内側面にレゾルバ本体の外側部を対向して設けた内側枠体の円筒部を配置したので、ギャップは、レゾルバ本体の外側磁極と内側磁極の間、および、回転トランスの外側部と内側部の間の2箇所となり前記特許文献3に開示された例より少なくでき、ギャップ調整が容易になる。
本発明のレゾルバは、内側枠体を固定し、外側枠体を可動に構成し、内側枠体の円筒部の表裏面に回転トランスの外側部とレゾルバ本体の内側部を対向して設けると、前記回転トランスの外側部に設けたトランスコイルの巻線を、前記内側枠体および外側トランスヨークを介して前記レゾルバ本体の内側部に設けた内側コイルの巻線に短い渡り線で接続することができる。これにより、渡り線の振動、風圧等による損傷を小さく抑制することができる。
本発明のレゾルバは、内側枠体を固定し、外側枠体を可動に構成し、内側枠体の円筒部の表裏面に回転トランスの内側部とレゾルバ本体の外側部を対向して設けたので、前記回転トランスの内側部に設けたトランスコイルの巻線を、前記内側枠体および内側トランスヨークを介して前記レゾルバ本体の外側部に設けた外側コイルの巻線に短い渡り線で接続することができる。これにより、渡り線の振動、風圧等による損傷を小さく抑制することができる。
本発明のレゾルバユニットを用いたレゾルバは、内側枠体の円板部又は外側枠体の環状板部を連結することにより容易に軸方向又は半径方向に多重化することができる。
本発明のレゾルバは、内側枠体の円板部が成す面と、外側枠体の環状板部が成す面の間にレゾルバ本体および回転トランスの構成が全て収まるので、前記円板部又は前記環状板部を用いて多重化することができるようになる。
本発明は、上部フランジ部と下部フランジ部を有する上部ハウジングと、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか一方を固定する円筒部と、前記下部フランジ部に対向する基板フランジ部を有する下部ハウジングとから構成し、前記上板部には、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか前記円筒部に固定されない方を固定するシャフトを設け、前記レゾルバユニットを内部空間に収納した上部ハウジングを任意数連結し、最後の上部ハウジングの開口端を下部ハウジングにより封止したので、単体のレゾルバでも多重化レゾルバでも容易に構成することができる。
本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明のレゾルバは、一単位のレゾルバユニットを組み込んだ単体のレゾルバ、および、複数のレゾルバユニットを組み合わせて一体に構成した多重化レゾルバを含む。
図1は本発明のレゾルバユニットの構成図である。
図1(a)は、図1(b)のD−D線での正面図であり、所定の中心角度範囲は正確な正面図であり、残りの中心角度範囲は主に円形に形成された構造を示す概略図である。
図1(b)は、図1(a)のC−C線での断面のみを示す断面図である。即ち、C−C線で切って所定方向を見た図(背景の有る図)ではない。以下、断面図は同様に表す。
図1のレゾルバユニット1は、相対的にみて中心方向内側の内側構造体2と外側の外側構造体3とからなり、多重化の場合の単位基本構造となる。
内側構造体2と外側構造体3は、どちらも任意に固定側とすることができ、固定側が決まればそれに応じて相手側を可動側とすることができる。本発明のレゾルバユニット1は、内側構造体2と外側構造体3の2部材を組み合わせ位置決めすることにより構成することができる。例えば、内側構造体2と外側構造体3は、それらの内側枠体6や外側枠体7を直接相手機器、例えばモータのシャフト、動力伝達軸、操作用ハンドルのシャフト等の回転体(図示省略)と、それらに対向して配置される、モータのハウジング、動力伝達軸案内用のケース、操作用ハンドルのシャフトを案内するケース等の支持体(図示省略)に直接設けることにより、最小限の構造によりレゾルバを構成できる。
内側構造体2は、内側枠体6、回転トランス8の外側部9、レゾルバ本体10の内側部11からなる。
レゾルバ本体10は、回転角度に応じた電気信号を取り出すための、コイル、コア等を含む。
内側枠体6は、円板状の円板部12と、この円板部12の周囲に連続して設けた円筒状の円筒部13からなる。
回転トランス8の外側部9は、中心方向に開口を向けた断面略コ字状で正面図で環状の外側トランスヨーク14と、この外側トランスヨーク14の断面略コ字状の環状凹部内に配置された外側トランスコイル15からなる。
レゾルバ本体10の内側部11は、内側コア16と内側コイル17からなる。
内側コア16は、環状の内側ヨーク部18と、この内側ヨーク部18の外周に複数突設した内側磁極部19とからなる。内側コア16は、例えば積層鋼板等の磁性体で形成する。
外側構造体3は、外側枠体7、回転トランス8の内側部20、レゾルバ本体10の外側部21からなる。
外側枠体7は、環状板からなる環状板部22と、この環状板部22の内周に一端面を連接した円筒状の内側円筒部23と、同じく環状板部22の外周に一端面を連接した円筒状の外側円筒部24とからなる。
回転トランス8の内側部20は、半径方向外向きに開口を向けた断面略コ字状で正面図で環状の内側トランスヨーク25と、この内側トランスヨーク25の断面略コ字状の環状凹部内に配置された内側トランスコイル26からなる。
レゾルバ本体10の外側部21は、外側コア27と外側コイル28からなる。
外側コア27は、環状の外側ヨーク部29と、この外側ヨーク部29の内周に複数突設した外側磁極部30とからなる。外側コア27は、例えば積層鋼板等の磁性体で形成する。
外側トランスコイル15を内側コイル17へ接続する渡り線31は、例えば外側トランスヨーク14および内側枠体6の円筒部13端面を介して配置される。渡り線31をこのように形成することにより、渡り線31の長さが短くなり、風圧や振動による損傷を抑制することができる。
また、凹状の配線溝(図示省略)を設けて埋め込むことにより、更に損傷を少なくすることができる。
レゾルバ本体10の外側部21と内側部11および回転トランス8の外側部9と内側部20を円板部12の面と環状板部22の面に挟まれた空間に連続して配置する。
(内側枠体を固定する場合:インナーステータ型)
内側枠体6を固定部材(図示省略)に固定する場合、外側枠体7の内側円筒部23にシャフト(図示省略)を固定するか又は回転する相手部材を固定し、このシャフト等を内側枠体6や支持体(図示省略)に回転自在に固定する。その際、回転トランス8とレゾルバ本体10を図1(b)に示すように円板部12の面と環状板部22の面に挟まれた空間に連続して配置する。
この例の場合、回転トランス8の外側部9はトランスの1次側となり、回転トランス8の内側部20はトランスの2次側となる。
レゾルバ本体10の外側部21は励磁側となり、レゾルバ本体10の内側部11は検出(出力)側となる。
トランスの2次側となる回転トランス8の内側部20の内側トランスコイル26から励磁側となるレゾルバ本体10の外側部21の外側コイル28までの渡り線(図示省略)は外側枠体7の環状板部22の側面に沿わせて配置する。必要に応じて環状板部22に貫通孔を設けて異なる側面に配置する。
また、環状板部22の側面に凹状の配線溝を形成して渡り線を埋め込み樹脂固定することにより、風圧および振動に強い配線構造とすることができる。
(外側枠体を固定する場合:アウターステータ型)
外側枠体7を支持体(図示省略)に固定する場合、内側枠体6の円板部12にシャフト(図示省略)を固定するか又は回転する相手部材を固定し、このシャフト等を支持体(図示省略)に回転自在に固定する。その際、回転トランス8とレゾルバ本体10を図1(b)に示すように円板部12の面と環状板部22の面に挟まれた空間に連続して配置する。
この例の場合、回転トランス8の内側部20はトランスの1次側となり、回転トランス8の外側部9はトランスの2次側となる。
レゾルバ本体10の内側部11は励磁側となり、レゾルバ本体10の外側部21は検出(出力)側となる。
トランスの2次側となる回転トランス8の外側部9の外側トランスコイル15から励磁側となるレゾルバ本体10の内側部11の内側コイル17までの渡り線31は例えば外側トランスヨーク14および内側枠体6の円筒部13端面を介して配置される。内側枠体6の円筒部13を挟むようにして一方側面に回転トランス8の2次側となる外側部9を設け、他方側面にレゾルバ本体10の励磁側となる内側部11を設け、回転トランス8の2次側からレゾルバ本体10の励磁側までの渡り線を、例えば外側トランスヨーク14および内側枠体6の円筒部13端面を介して配置したので、渡り線を短い距離で配置でき、渡り線への風圧および振動による影響を抑制することができる。
(変形例)
図1に示すレゾルバユニット1は、内側枠体6の円筒部13を境にして、半径方向内側に回転トランス8の内側部20と外側部9を設け、半径方向外側にレゾルバ本体10の内側部11と外側部21を設けた構成になっている。図1(c)は図1(b)の配置を変えた例を示す断面図である。なお、図1(c)は、図1(b)と同様に断面のみを示す断面図である。
図1(b)の構成と異なり、内側枠体6の円筒部13を境にして、半径方向内側にレゾルバ本体10の内側部11と外側部21を設け、半径方向外側に回転トランス8の内側部20と外側部9を設けることもできる。
(多重化1)(ハウジング例1)
本発明の多重化レゾルバは、図1に示す一単位のレゾルバユニット1を以下に述べるシャフト又はハウジングの方向に任意数連結して多重化する。
図2は図1のレゾルバユニット1を用いた多重化レゾルバの断面図である。
ハウジング33は、上部ハウジング34と下部ハウジング35から構成される。
上部ハウジング34は、略平板状の上板部36と、円筒状の側壁部37から構成する。
上板部36は、中心開孔周辺部分に軸受40を収納する凹部41を有し、外周近傍に円筒状のねじ部42を突設し、外側周辺に取付および連結用の上部フランジ部38を備える。
側壁部37は、レゾルバユニット1の1段分に相当する長さを有し、軸方向両側に円筒状のねじ部45が設けてある。
側壁部37はねじ部45により任意数連結することができる。側壁部37を1つにした場合は、レゾルバを構成する。
一方、下部ハウジング35は、前記上板部36と同様の平板状の基板部44を有し、該基板部44の中心開孔周辺部分に軸受40を収納する凹部46を有し、前記基板部44の外側周辺に取付および連結用の基板フランジ部47を備える。
シャフト32は、レゾルバユニット1の軸方向長さに相当する長さの略円柱体48を必要数連結させ、ねじ部49により必要数螺着連結する。
上部ハウジング34の下部フランジ部39と下部ハウジング35の基板フランジ部47は、相互に位置合わせした状態で、螺着、溶着等の手段により固着する。側壁部37の軸方向長さは一単位のレゾルバユニット1の長さの任意の整数倍とする。
上板部36の一方側面と基板部44の一方側面に円板部12の側面を位置決めする。
側壁部37の空間に、シャフト32を固定した任意数のレゾルバユニット1を装着・位置決めすると同時に、該任意数のレゾルバユニット1を連結したシャフト32を上板部36および基板部44に収納した軸受40、40に回転自在に挿通支持する。
上部ハウジング34内にレゾルバユニット1を装着するとき、隣接するレゾルバユニット1、1を環状板部22、22同士又は円板部12、12同士のいずれか一方の組合せで連結し、次に隣接するレゾルバユニット1、1を前記連結したものとは異なる組合せで連結し、以下順次同様に組合せを交互に変えて必要数連結する。具体的には、内側枠体6の円板部12同士を背中合わせに連結する工程と、外側枠体7の環状板部22同士を背中合わせに連結する工程とを、順番に組み合わせて多重化する。
その際、内側枠体6の円板部12にシャフト32を固着し、外側枠体7の外側円筒部24を円筒形の側壁部37に固定する。シャフト32とハウジング33のいずれか一方を固定し、他方を回転させる。ハウジング33は、レゾルバ以外の任意の前記支持体(図示省略)に固定することもできる。
(多重化2)
図3は、本発明の他の多重化レゾルバの断面図である。
図3(a)は、半径方向へ2重化した本発明の2重化レゾルバの断面図である。
本発明の他の多重化レゾルバは、図1に示す一単位のレゾルバユニット1とその一部の構成を変形した変形レゾルバユニットFを半径方向に任意数連結して多重化する。
図3の2重化レゾルバ50は、図1(b)に示すレゾルバユニット1と変形レゾルバユニットFからなる。
レゾルバユニット1が収納できる変形レゾルバユニットFは、レゾルバユニット1の内側枠体6aにおける円板部12aの半径Gを環状板部22aの長さ(増加分)Hだけ長くして(G+H)とし、円筒部の長さJを(J+円板部の板厚(増加分)K)とする。
以下、多重化、例えば、nを任意の正の整数としたとき、n重化の程度に応じて、上記2重化のときの増加分をn倍に増加して全体の形状を形成する。環状板部22aの半径方向の長さは一定とする。
(多重化3)
図3(b)は、図3(a)に示す半径方向へ2重化した2重化レゾルバ50を単位として、内側枠体の円板部同士をシャフト又はハウジングの方向へ連結する本発明の多方向多重化レゾルバの断面図である。
図3(c)は、図3(a)に示す半径方向へ2重化した2重化レゾルバ50を単位として、外側枠体の環状板部同士をシャフト又はハウジングの方向へ連結する本発明の多方向多重化レゾルバの断面図である。
連結する際、内側枠体6a、6bの円板部12a、12bにシャフト51を固着し、外側枠体7bの外側円筒部24bを円筒状のハウジングの側壁部52に固定する。シャフト51とハウジングのいずれか一方を固定側とし、残りの他方を回転側とする。シャフト51とハウジングは、任意の支持体(図示省略)に回転自在に固定する。
2重化レゾルバの連結は、図3(b)に示すように内側枠体6a、6bの円板部12a、12b同士又は図3(c)に示すように外側枠体7a、7bの環状板部22a、22b同士による接着により行う。
このように多重化することにより、任意の方向へ多重化することができ、該レゾルバを収める占有空間を小さくすることができる。
(ハウジング例2)
ハウジング例2は、図1(b)に示すレゾルバユニット1の内側枠体6を回転側とし、外側枠体7を固定側とした例である。
図4は、本発明の実施例5をシャフトの中心を通る線でシャフト方向に切った断面のみを示す断面図であり、ハウジング例2を示す。
図4(a)はハウジング例2の分解断面図、図4(b)はハウジング例2の組立断面図、
図4(c)はハウジング例2を多重化実装した場合の断面図である。
ハウジング60は、上部ハウジング61と下部ハウジング62から構成される。
上部ハウジング61は、平板状の上板部63と、円筒状の側壁部64とを一体に設ける。
上板部63は、中心開孔周辺部分に環状突部76と、軸受65を収納する凹部66を有し、外側周辺に取付および連結用の上部フランジ部67を備える。
側壁部64の解放端には、前記上部フランジ部67に対向して、取付および連結用の下部フランジ部68を備える。
上部ハウジング61に収納したシャフト69は、円柱状の連結軸部70と、係止腕部71を一体に連設する。連結軸部70は、先端に係合突部72を有する。
係止腕部71は、円板状の係止用円板部73と、円筒状の係止用円筒部74を一体に連設する。
係止用円板部73の中心には連結軸部70の先端に設けた係合突部72が嵌合する凹部75が設けられている。
円柱状の連結軸部70は、上部ハウジング61の上板部63に収納されている軸受65に回転自在に軸支される。
一方、下部ハウジング62は、平板状の基板部77と、該基板部77に垂設した円筒部78を有する。
前記基板部77の外側周辺に取付および連結用の基板フランジ部79を備える。
また、レゾルバユニット1の内側枠体6の円板部12には、シャフト69の先端の係合突部72を挿通する開孔80が設けられている。
上部ハウジング61の下部フランジ部68と下部ハウジング62の基板フランジ部79は、相互に位置合わせした状態で、螺着、溶着等の手段により固着される。側壁部64の軸方向長さは、基本的には、一単位のレゾルバユニット1の長さとする。ただし、側壁部64の軸方向長さは、一単位のレゾルバユニット1の長さの任意の整数倍とすることもできる。
係止用円筒部74の内径は、内側枠体6の円板部12の外径と同じに構成する。これにより、係止用円筒部74が内側枠体6の円板部12に嵌合する。
下部ハウジング62の円筒部78は外側枠体7の内側円筒部23に嵌合する。これにより、前記円筒部78と前記内側円筒部23の相互の位置決めが容易にできるようになる。
図4(a)の状態から、図4(b)の状態に組み立てる組立時、
(a1)まず、シャフト69の係止腕部71内に内側枠体6の円筒部13を嵌合固着する。
(a2)次に、下部ハウジング62の円筒部78を外側枠体7の内側円筒部23に嵌合させながら、下部ハウジング62の基板部77に外側枠体7の環状板部22を配置する。
(a3)最後に、上部ハウジング61の下部フランジ部68と下部ハウジング62の基板フランジ部79を位置決めし固着し、上部ハウジング61の開口端を封止する。
図4(c)に示すように多重化の状態に組み立てる場合、
(b1)まず、最初の上部ハウジング61を配置し、前記上部ハウジング61に装着したシャフト69の係止腕部71内に内側枠体6の円筒部13を嵌合固着する。
(b2)次に、上部ハウジング61の側壁部64内に外側枠体7の外側円筒部24を嵌合し位置決め固定する。
(b3)その次に、次の上部ハウジング61を、最初の上部ハウジング61に対し、
(b3−1)次のシャフト69の係合突部72を最初のシャフト69の係止腕部72の凹部75に嵌合し位置決め固着し、
(b3―2)次の上部ハウジング61の上板部63の環状突部76を外側枠体7の内側円筒部23に当接位置決めし、
(b3−3c)最初の上部ハウジング61の下部フランジ部68を次の上部ハウジング61の上部フランジ部67に位置決め固着する。
(b4)以上の工程を多重化の程度に応じて順次必要な数実行する。
(b5)最後に、前記(a2)工程と前記(a3)工程を実行する。
なお、以上説明した例とは逆に、シャフトを固定して、ハウジングを回転するようにしてもよい。
(実施例5の効果)
実施例5の場合、図4に示すようなシャフト、上部ハウジングおよび下部ハウジングからなるハウジングを用いることにより、一単位のレゾルバユニット1をハウジングに操作可能に収納することができる。
また、任意数のシャフトおよび上部ハウジングと下部ハウジングを組み合わせることにより、任意数のレゾルバユニット1を連動操作可能に一体に組み込んで多重化レゾルバを構成することができる。
即ち、シャフト、上部ハウジングおよび下部ハウジングを所定の関係で組み合わせることにより、単体のレゾルバや多重化レゾルバを適宜構成することができる。
(ハウジング例3)
ハウジング例3は、ハウジング例2の場合と逆に、図1(b)に示すレゾルバユニット1の内側枠体6を固定側とし、外側枠体7を回転側とした例である。
図5は、本発明の実施例6をシャフトの中心を通る線でシャフト方向に切った断面のみを示す断面図であり、ハウジング例3を示す。
図5(a)はハウジング例3の分解断面図、図5(b)はハウジング例3の組立断面図、
図5(c)はハウジング例3を多重化実装した場合の断面図である。
図5のハウジング例3は、図4のハウジング例2の場合と比べ、
シャフト69の係止腕部71aが外側枠体7の内側円筒部23に嵌合固定され、下部ハウジング62の円筒部78aが内側枠体6の円筒部13に嵌合固定される点で相異する。この点以外の残りの構成はハウジング例2の場合と同じなので、同じ番号を付して説明は省略する。
なお、以上説明した例とは逆に、シャフトを固定して、ハウジングを回転するようにしてもよい。
(実施例6の効果)
実施例6の場合、図5に示すようなシャフト、上部ハウジングおよび下部ハウジングからなるハウジングを用いることにより、一単位のレゾルバユニット1をハウジングに操作可能に収納することができる。
また、任意数のシャフトおよび上部ハウジングと下部ハウジングを組み合わせることにより、任意数のレゾルバユニット1を連動操作可能に一体に組み込んで多重化レゾルバを構成することができる。
即ち、シャフト、上部ハウジングおよび下部ハウジングを所定の関係で組み合わせることにより、単体のレゾルバや多重化レゾルバを適宜構成することができる。
本発明のレゾルバユニットの構成図である。 図1のレゾルバユニット1を用いた多重化レゾルバの断面図である。 本発明の他の多重化レゾルバの断面図である。 本発明の実施例5をシャフトの中心を通る線でシャフトの長さ方向に切った断面のみを示す断面図であり、ハウジング例2を示す。 本発明の実施例6をシャフトの中心を通る線でシャフト方向に切った断面のみを示す断面図であり、ハウジング例3を示す。 従来の、円筒状のステータ組立体と該円筒状のステータ組立体に同軸状に配置されるロータ組立体を有するレゾルバの一部断面図である。 特許文献1に示す従来の扁平型レゾルバの断面図である。 特許文献3の開示例の構成図である。
符号の説明
1 レゾルバユニット
2 内側構造体
3 外側構造体
6、6a、6b 内側枠体
7,7a、7b 外側枠体
8 回転トランス
9、21 外側部
10 レゾルバ本体
11、20 内側部
12,12a、12b 円板部
13、78,78a 円筒部
14 外側トランスヨーク
15 外側トランスコイル
16 内側コア
17 内側コイル
18 内側ヨーク部
19 内側磁極部
22,22a、22b 環状板部
23 内側円筒部
24、24b 外側円筒部
25 内側トランスヨーク
26 内側トランスコイル
27 外側コア
28 外側コイル
29 外側ヨーク部
30 外側磁極部
31 渡り線
32、51、69 シャフト
33、60 ハウジング
34、61 上部ハウジング
35、62 下部ハウジング
36、63 上板部
37、52、64 側壁部
38、67 上部フランジ部
39、68 下部フランジ部
40、65 軸受
41、46、66、75 凹部
42、43、45、49 ねじ部
44、77 基板部
47、79 基板フランジ部
48 略円柱体
50 2重化レゾルバ
70 連結軸部
71,71a 係止腕部
72 係合突部
73 係止用円板部
74 係止用円筒部
76 環状突部
78,78a 円筒部
80 開孔

Claims (8)

  1. 円板部の周囲に円筒部を連続して設けた内側枠体と、環状板部の外周に外側円筒部を連続して設けると共に、前記環状板部の内周に内側円筒部を連続して設けた外側枠体と、環状の外側トランスコイルと環状の外側トランスヨークからなる回転トランスの外側部と、環状の内側トランスコイルと環状の内側トランスヨークからなる回転トランスの内側部と、
    内側コイルを備えた複数の内側磁極部を環状の内側ヨークに設けたレゾルバ本体の内側部と、外側コイルを備えた複数の外側磁極部を環状の外側ヨークに設けたレゾルバ本体の外側部を備えたレゾルバユニットであって、
    前記回転トランスの外側部と内側部を対にして対向配置すると共に、
    前記レゾルバ本体の内側部と外側部を対にして対向配置し、
    前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に、前記回転トランスの外側部または前記レゾルバ本体の外側部のいずれか一方を設け、
    前記外側枠体の前記内側円筒部の半径方向外側の側面に、前記回転トランスの内側部と前記レゾルバ本体の内側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に設けたものと対にして対向配置する方を設け、
    前記内側枠体の前記円筒部の半径方向外側の側面に、前記回転トランスの内側部と前記レゾルバ本体の内側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向内側の側面に設けたものと対にならない方を設け、
    前記外側枠体の前記外側円筒部の半径方向内側の側面に、前記回転トランスの外側部と前記レゾルバ本体の外側部のうちの前記内側枠体の前記円筒部の半径方向外側の側面に設けたものと対にして対向配置する方を設けたことを特徴とするレゾルバユニット。
  2. 前記レゾルバ本体の前記外側部と前記内側部および前記回転トランスの前記外側部と前記内側部を円板部の面と環状板部の面に挟まれた空間に連続して配置したことを特徴とする請求項1記載のレゾルバユニット。
  3. 請求項1又は2記載のレゾルバユニットを用いたレゾルバであって、前記円板部にシャフトを設け、前記外側円筒部をハウジングに設け、前記ハウジングに前記シャフトを回転自在に設けたことを特徴とするレゾルバ。
  4. 前記ハウジングは、環状突部と上部フランジ部を有する上板部と、該上板部に立設し、開放端に下部フランジ部を有する側壁部を備える上部ハウジングと、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか一方を固定する円筒部と、前記下部フランジ部に対向する基板フランジ部を有する下部ハウジングとから構成し、
    前記上板部には、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか前記円筒部に固定されない方を固定するシャフトを設けたことを特徴とする請求項3記載のレゾルバ。
  5. 請求項1又は2記載のレゾルバユニットを多段に組み合わせて一体に動作するようにしたレゾルバであって、
    隣接する前記レゾルバユニットを前記環状板部同士又は前記円板部同士のいずれか一方で連結し、次に隣接する前記レゾルバユニットを前記連結したものとは異ならせて連結し、順次同様に必要数連結することを特徴とするレゾルバ。
  6. 請求項1又は2記載のレゾルバユニットを多段に組み合わせて一体に動作するようにしたレゾルバであって、
    前記外側枠体を含み、前記円板部の面と前記環状板部の面に挟まれた空間に連続して配置した前記レゾルバ本体の前記外側部と前記内側部と前記回転トランスの前記外側部と前記内側部の配置関係が固定された単位構成を、多重化の程度に応じて必要数半径方向に連設配置し、前記単位構成の半径方向外方順位に応じて前記内側枠体の前記円板部の半径を伸ばし且つ前記内側枠体の前記円筒部の幅を前記単位構成の半径方向外方順位に応じて板厚分伸ばしたことを特徴とするレゾルバ。
  7. 請求項6記載のレゾルバを軸方向に多段に設けたことを特徴とするレゾルバ。
  8. 前記ハウジングは、環状突部と上部フランジ部を有する上板部と、該上板部に立設し、開放端に下部フランジ部を有する側壁部を備える上部ハウジングと、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか一方を固定する円筒部と、前記下部フランジ部に対向する基板フランジ部を有する下部ハウジングとから構成し、
    前記上板部には、前記レゾルバユニットの前記内側枠体又は前記外側枠体のいずれか前記円筒部に固定されない方を固定するシャフトを設け、前記レゾルバユニットを内部空間に収納した上部ハウジングを任意数連結し、最後の上部ハウジングの開口端を下部ハウジングにより封止したことを特徴とする請求項4項記載のレゾルバ。
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