JP2006220287A - パイプカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転式ヘッダーに対応可能なパイプカバーの提供。
【解決手段】 筒形状の本体1の周側壁に、軸方向に沿って等間隔に円形の貫通穴5が5つ形成されている。各貫通穴5は、同一形状とされ、その軸心が本体1の径方向に沿うように形成されている。本体1の周側壁のうち、貫通穴5と径方向に対向する部分は、軸方向に沿って一直線状に切り欠かれており、断面略C字形の筒形状とされている。シート7を介して全ての貫通穴5,5同士間に、本体1の周方向に沿って断続的な切込み14が形成されており、本体1は切り離し可能とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配管の凍結や結露などを防止するために使用されるパイプカバーに関するものである。
配管が凍結したり結露したりしないように、断熱性を有した筒状のパイプカバーを配管に被せることが行われている。例えば家庭において、給水管の水を台所や風呂場など複数箇所に分岐させるために、給水管には複数個の継手部が設けられており、この継手部に分岐管がそれぞれ接続されている。そして、この継手部分にパイプカバーが取り付けられている。
従来、継手部は給水管に固定されていたので、パイプカバーに継手部が通される穴をあけるだけで対応することができた。
しかしながら、近年、管路を分岐させる際に、各継手部が回転可能な回転式ヘッダーが使用されるようになってきた。これに対して、従来のパイプカバーは、単に軸方向に連続したもので分離することができず、継手部の回転に対応することができなかった。そのため、継手部が通される穴が一つ形成されたパイプカバーを継手部ごとに一つ一つ取り付ける必要があった。この取付作業は、時間や手間がかかり現場において労力を必要とするものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、回転式ヘッダーに対応可能なパイプカバーを提供することにある。
この発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、筒形状の本体には、軸方向に間隔をあけて貫通穴が複数個形成されており、前記貫通穴同士間の少なくとも一箇所が切り離し可能とされたことを特徴とするパイプカバーである。
請求項2に記載の発明は、前記本体の周側壁は、周方向の一部において開放するように、軸方向に切り欠かれており、その開放両端部を離隔近接可能に可撓性を有することを特徴とする請求項1に記載のパイプカバーである。
請求項3に記載の発明は、前記本体の周側壁には、その開放端部から周方向に離隔した位置に前記貫通穴が形成されており、前記本体の開放一端部から前記貫通穴に向けてスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパイプカバーである。
請求項4に記載の発明は、前記本体の開放両端部同士を当接した状態において、前記貫通穴を構成するように、前記本体の開放両端部には、それぞれ対応して、切欠きが軸方向に間隔をあけて複数個形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパイプカバーである。
請求項5に記載の発明は、前記本体には、周方向に沿って断続的な切込みまたは内周面にまで達しない連続した切込みが形成されることで、前記切り離しが可能とされたことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載のパイプカバーである。
請求項6に記載の発明は、前記本体の軸方向両端部は、周側壁の内面が拡径されていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパイプカバーである。
請求項7に記載の発明は、前記本体の開放一端部には、開放他端部との連結を図る粘着テープが設けられていることを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに記載のパイプカバーである。
請求項8に記載の発明は、周方向に沿う断続的な貫通長穴が、軸方向に間隔をあけて複数箇所形成された筒状体からなることを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれかに記載のパイプカバーの断続的な切込みを形成するための治具である。
本発明のパイプカバーによれば、本体が複数に切り離し可能とされていることで、継手部が回転可能な回転式ヘッダーにも対応することができる。
以下、本発明のパイプカバーについて、実施例に基づき更に詳細に説明する。
本実施例のパイプカバーは、配管の凍結などを防止するために、配管の外周部に設けられるものであり、断熱材として使用される。本実施例のパイプカバーは、特に、回転式ヘッダーに好適に使用される。回転式ヘッダーは、管路を分岐させる際に使用されるものであり、例えば、配水管からの水を台所や風呂場など複数箇所に供給する際に使用される。
回転式ヘッダー70は、複数個多くは3〜5個のヘッダーピース71が互いに連結されて構成されている(図4)。このヘッダーピース71は、円管状の基体72の周側壁に、継手部73が設けられた略T字形状とされている。そして、例えば、5つのヘッダーピース71の各基体72が一列に連結されて、回転式ヘッダー70を構成する。この際、各ヘッダーピース71は、それぞれ回転可能とされ、ひいては各継手部73が回転可能とされている。
図1は、本発明のパイプカバーの実施例1を示す斜視図である。図2は、図1のパイプカバーの右側面図であり、図3は、図1のパイプカバーの側面視縦断面図である。
本実施例のパイプカバーは、筒形状の本体1の周側壁に、軸方向に間隔をあけて前記継手部73が通される貫通穴5が並んで複数個多くは3〜5個形成されている。本実施例では、本体1の周側壁に、軸方向に沿って等間隔に円形の貫通穴5が5つ形成されている。各貫通穴5は、同一形状とされ、その軸心が本体1の径方向に沿うように形成されている。貫通穴5の内径は、継手部73の外径と同じ又は若干小径とされ継手部73を密に囲む大きさとされている。貫通穴5,5同士の間隔は、回転式ヘッダー70の継手部73,73同士の間隔に対応している。
また、本体1の軸方向両端部は、その周側壁内面が拡径されており、段部2が形成されている。
本体1は、弾性素材により形成されており、本実施例では、ポリプロピレンなどの発泡素材で形成されている。
本体1の周側壁のうち、前記貫通穴5と径方向に対向する部分は、軸方向に沿って内外を連通するように一直線状に開かれ、若しくは切り欠かれており、本実施例の本体1は、縦断面略C字形の筒形状とされている。
つまり、本実施例のパイプカバーの本体1には、その周側壁の径方向一端部に軸方向に間隔をあけて5つの貫通穴5が形成されると共に、径方向他端部に軸方向に沿って切欠き3が形成されている。そして、本体1は、断熱性能を有する発泡素材からなる弾性体により形成されており、可撓性を有しているので、本体1の開放両端部1a,1bは、互いに離隔および近接が可能とされ、回転式ヘッダー70への装着が可能とされている。
本体1には、その周側壁外周面を覆うように、ビニール製の矩形状のシート7が巻かれて本体表面に貼着されている。本実施例では、シート7は、本体1の開放両端部1a,1bにおいてのみ貼り付けられている。
このシート7の周方向一端部は、本体1の開放一端部1a外周面が若干露出するように、本体1の開放一端部1aより若干開放他端部1b側へ配置されている。また、シート7の周方向他端部は、本体1の開放他端部1bより外方へ延出している。このシート7の延出部8の裏面には、粘着剤9が設けられると共に、この粘着剤9面には剥離紙10が剥離可能に設けられている(図4)。具体的には、両面テープの一端面がシート7の延出部8裏面に貼着されている。
シート7を含めて本体1に貫通穴5が形成されることで、シート7にも本体1の貫通穴5と対応して丸穴11がそれぞれ形成されている。
本体1の周側壁には、貫通穴5,5同士間に切込み14が形成されている。
本実施例では、シート7を含めて全ての貫通穴5,5同士間に、本体1の上方向からと下方向から切込み14が形成されており、わずかの連結部14aを残して本体1は切り離し可能とされている。連結部14aは、保管中や作業中は連結を保つが、切込み14を挟んで隣り合う本体1を持って反対方向に回すことで、容易に切れる程度の幅とする。連結部14aの幅は、1〜10mm、好ましくは2〜5mmとする。シート7の延出部8にも、連続して切込み14が形成されている。図示例では、切込み14は、貫通穴5,5同士間の中央に形成されている。連結部14aは、周方向に数箇所設けてもよいが、図示例では、周方向に2箇所としており、これにより、上方向と下方向の2方向から切込みを入れることによって形成可能となり、切込み作業が容易、確実となる。
図4〜図6は、本実施例1のパイプカバーの使用状態を示す概略図であり、図4は、回転式ヘッダーにパイプカバーを被せた状態を示す正面図であり、図5は、その側面視縦断面図であり、図6は、図4の状態から継手部を回転させた状態を示す正面図である。
本実施例のパイプカバーを使用するには、まず、本体1の各貫通穴5に回転式ヘッダー70の各継手部73を差し込み、本体1内に回転式ヘッダー70の各基体72を収容する。この際、本体1の貫通穴5の内径は、継手部73の外径と同じか若干小径であるので、継手部73の外周面を隙間のないように覆う。なお、貫通穴5の内径が継手部73の外径より若干小径である場合でも、本体1が弾性素材により形成されていることで、継手部73を貫通穴5に差し込む際、貫通穴5が拡径するように弾性変形するので貫通穴5に継手部73を差し込むことが可能である。
そして、本体1の開放両端部1a,1bを互いに当接または近接させた状態で、シート7の延出部8に設けられた剥離紙10を取り外し、その延出部8をシート7の周方向一端部側(本体1の開放一端部1a側)へ貼り付けて固定する。これにより、本体1の開放両端部1a,1bの当接または近接状態が保持される。
本体1の開放両端部1a,1bを当接または近接させた際の本体1の内径は、回転式ヘッダー70の外径、すなわち基体72の外径に対応しており、本体1は、回転式ヘッダー70の外周面を隙間のないように密着して覆う。なお、本体1の軸方向両端部には、段部2が形成されていることで、回転式ヘッダー70の端部に配管が接続し易くなっている。
本実施例のパイプカバーを回転式ヘッダー70に取り付けた状態において、例えば、一のヘッダーピース71aを隣接するヘッダーピース71b,71cに対して回転させる場合、その一のヘッダーピース71aをパイプカバーごと回転させればよい。
本実施例のパイプカバーの本体1には、切込み14が形成されており、その一のヘッダーピース71aを回転させることで、その部分の本体1すなわち隣接する切込み14,14間の連結部14aが容易に切り離され、図6に示すように、その一のヘッダーピース71aと共に回転する。ヘッダーピース71aの回転に伴って継手部73も回転し、この角度調節後のヘッダーピース71aの継手部73に分岐管75を接続すればよい。
このように、本実施例のパイプカバーによれば、回転式ヘッダーに取り付けた状態で、各ヘッダーピース71(継手部73)の角度調節を行うことができる。
よって、作業する際には、あらかじめ本実施例のパイプカバーを回転式ヘッダー70に取り付けておき、この回転式ヘッダー70を、パイプカバーを取り付けたままで配管に接続し、現場の状況に応じて各ヘッダーピース71を回転させることができる。
本実施例1では、回転式ヘッダー70の各ヘッダーピース71がそれぞれ回転可能な場合について説明したが、隣接する2つまたは3つのヘッダーピースが一体的に回転する場合もある。この場合、本実施例1のパイプカバーをそのまま使用することも可能であるが、その対応した部分にのみ切込み14を本体1に形成することも可能である。
図7は、本発明のパイプカバーの実施例2を示す斜視図である。図8は、図7のパイプカバーの右側面図であり、図9は、図7のパイプカバーの側面視縦断面図である。
本実施例2のパイプカバーの本体21は、上記実施例1と同様に、断面略C字形の筒形状とされている。この本体21の軸方向両端部は、その周側壁内面が拡径されており、段部22が形成されている。本実施例のパイプカバーの本体21も、弾性素材により形成されており、可撓性を有する。
本体21には、前記略C字形の開放両端部21a,21bに、それぞれ対応して、切欠き24が軸方向に間隔をあけて複数個形成されている。
本実施例では、本体21の開放両端部21a,21bに、それぞれ軸方向に沿って等間隔に5つの半円形状の切欠き24が形成されている。軸方向に隣接する切欠き24,24同士の間隔は、回転式ヘッダー70の継手部73,73同士の間隔に対応している。
そして、本体21の開放両端部21a,21bを当接した際、開放両端部21a,21bに形成された半円形状の切欠き24,24同士が対面することで、連続した円形の貫通穴25を構成する(図10)。この貫通穴25の内径は、継手部73の外径と同じか若干小径とされる。ところで、この貫通穴25の軸心が開放両端部21a,21bを当接した本体21の径方向に沿うように、各切欠き24は本体21の開放両端部21a,21bにそれぞれ形成されている。
また、上記実施例1と同様に、本体21の周側壁外周面を覆うように、ビニール製の矩形状のシート27が巻かれて貼着されている。本実施例では、シート27は、本体21の開放両端部21a,21bにおいてのみ貼り付けられている。
このシート27の周方向一端部は、本体21の開放一端部21a外周面が若干露出するように、本体21の開放一端部21aより若干開放他端部21b側へ配置されている。また、シート27の周方向他端部は、本体21の開放他端部21bより外方へ延出している。
このシート27の延出部28の裏面には、粘着剤29が設けられると共に、粘着剤29面には剥離紙30が一時的に設けられている(図10)。具体的には、両面テープの一端面がシート27の延出部28裏面に貼着されている。
シート27には、その周方向一端部に本体21の開放一端部21aの切欠き24と対応して、略半円形状の切欠き31が形成されると共に、周方向他端部から延出部28にかけて、前記貫通穴25と同形状の丸穴32が形成される。この丸穴32は、本体21の開放両端部21a,21bを当接してシート27の延出部28を本体21の開放一端部21a側に重ねた際に、前記貫通穴25と対応して形成されている。
また、シート27の延出部28には、延出部28端辺から丸穴32に向けてスリット34が形成されている。
本体21の切欠き24、シート27の切欠き31および丸穴32は、具体的には以下のようにして形成される。まず、本体21の開放両端部21a,21bを当接させた状態で、シート27の延出部28を本体21の開放一端部21a側に重ねておく。そして、シート27を介して、本体21の当接箇所(21a,21b)に円形の貫通穴を形成する。
これにより、本体21の当接を解除した際に、本体21の開放両端部21a,21bには、それぞれ対応した位置に半円形状の切欠き24,24が形成されていると共に、シート27の周方向両端部にはそれぞれ半円形状の切欠き31および丸穴32が形成されている。
本体21の周側壁には、その軸方向に隣接する切欠き24,24同士間に切込み35が形成されている。本実施例では、全ての軸方向に隣接する切欠き24,24同士間に、シート27を介して本体21の周方向に沿って断続的な切込み35が形成されており、本体21は切り離し可能とされている。なお、シート27の前記延出部28にも連続して切込み35が形成されている。
図10〜図12は、本実施例2のパイプカバーの使用状態を示す概略図であり、図10は、回転式ヘッダーにパイプカバーを被せた状態を示す正面図であり、図11は、その縦断側面図であり、図12は、図10の状態から継手部を回転させた状態を示す正面図である。
本実施例のパイプカバーを使用する際には、まず、本体21内部に回転式ヘッダー70の基体72を収容すると共に、本体21の開放両端部21a,21bに形成された各切欠き24,24で継手部73を挟み込む。
そして、本体21の開放両端部21a,21bを当接または近接させた状態において、シート27の延出部28に設けられた剥離紙30を剥がして、その延出部28を本体21のシート27の周方向一端部側(本体21の開放一端部21a側)へ貼り付けて固定する。これにより、本体21の開放両端部21a,21bの当接または近接状態が保持される。
本体21の開放両端部21a,21bを当接または近接させた際の本体21の内径は、回転式ヘッダー70の外径、すなわち基体72の外径に対応しており、本体21は、回転式ヘッダー70の外周面を隙間のないように密着して覆う。なお、本体21の軸方向両端部には、段部22が形成されていることで、回転式ヘッダー70の端部に配管が接続し易くなっている。
本実施例のパイプカバーを回転式ヘッダー70に取り付けた状態において、例えば、一のヘッダーピース71aを隣接するヘッダーピース71b,71cに対して回転させる場合、上記実施例1と同様に、その一のヘッダーピース71aをパイプカバーごと回転させればよい。
本実施例のパイプカバーの本体21にも切込み35が、隣接する本体21を逆方向に回転させることで容易に切り離し得る連結部35aを残して形成されている。これにより、その一のヘッダーピース71aを回転させることで、その部分の本体21すなわち隣接する切込み35,35間が切り離され、図12に示すように、その一のヘッダーピース71aと共に回転する。ヘッダーピース71aが回転することで、継手部73も回転し、この角度調節後のヘッダーピース71aの継手部73に分岐管75を接続すればよい。
このように、本実施例2のパイプカバーも、回転式ヘッダー70に取り付けた状態で、各ヘッダーピース71(継手部73)の角度調節を行うことができる。
よって、作業する際には、あらかじめ本実施例2のパイプカバーを取り付けた回転式ヘッダー70を配管に接続しておき、現場の状況に応じて各継手部73を回転させればよい。
ところで、上述したように本実施例2のパイプカバーは、回転式ヘッダー70に取り付けた状態のまま継手部73の角度調節をすることが可能であり、その角度調節後の継手部73に分岐管75を接続することができる。
また、本実施例2のパイプカバーは、本体21の開放両端部21a,21bに形成された各切欠き24,24で継手部73を挟み込む構成とされている。よって、本実施例2のパイプカバーは、角度調節前の継手部73に分岐管75が接続されていても回転式ヘッダー70に取り付けることが可能である。そして、本実施例のパイプカバーを取り付けた後に、分岐管75が取り付けられた継手部73の角度調節を行うことが可能である。
図13は、本発明のパイプカバーの実施例3を示す斜視図である。
本実施例3のパイプカバーの本体41は、上記各実施例と同様、断面略C字形の筒形状とされている。この本体41の軸方向両端部は、その周側壁内面が拡径されており、段部42が形成されている。本実施例のパイプカバーの本体41も、弾性素材により形成されており、可撓性を有する。
本体41の周側壁には、前記略C字形の開放部43から周方向に離隔した位置に貫通穴44が形成されており、本実施例では、開放一端部41aから周方向に約90度ずれた位置に、軸方向に間隔をあけて前記継手部73が通される貫通穴44が並んで複数個形成されている。
本実施例では、本体41の周側壁に、軸方向に沿って等間隔に円形の貫通穴44が5つ形成されている。各貫通穴44は、同一形状とされ、その軸心が本体41の径方向に沿うように形成されている。貫通穴44の内径は、継手部73の外径と同じまたは若干小径とされている。貫通穴44同士の間隔は、回転式ヘッダー70の継手部73,73同士の間隔に対応している。
本体41には、その周側壁外周面を覆うように、ビニール製の矩形状のシート46が巻かれて貼着されている。本実施例では、シート46は、本体41の開放両端部41a,41bにおいてのみ貼り付けられている。
このシート46の周方向一端部は、本体41の開放一端部41a外周面が若干露出するように、本体41の開放一端部41aより若干開放他端部41b側へ配置されている。
また、シート46の周方向他端部は、本体41の開放他端部41bより外方へ延出している。このシート46の延出部47の裏面には、粘着剤が設けられると共に、この粘着剤面には剥離紙49が一時的に設けられている。具体的には、両面テープの一端面がシート46の延出部47裏面に貼着されている。
なお、シート46を介して本体41に貫通穴44が形成されることで、シート46にも本体41の貫通穴44と対応した位置に丸穴50がそれぞれ形成される。
そして、本体41には、シート46を介して、その開放一端部41aから各貫通穴44に向けて内外を連通するスリット52が形成されている。
また、本体41の周側壁には、貫通穴同士44,44間に切込み54が形成されている。本実施例では、シート46を介して全ての貫通穴同士44,44間に、本体41の周方向に沿って断続的な切込み54が形成されており、本体41は切り離し可能とされている。なお、シート46の前記延出部47にも、連続して切込み54が形成されている。図示例では、切込み54は、貫通穴同士44,44間の中央に形成されている。
本実施例3のパイプカバーは、上記実施例1と同様に、回転式ヘッダーに取り付けることが可能である。
また、本実施例3のパイプカバーは、本体41の開放一端部41aから貫通穴44に向けてスリット52が形成されていることで、上記実施例2と同様、角度調節前の継手部に分岐管が接続されている場合でも、取り付けることが可能である。
つまり、貫通穴44に向けて形成されたスリット52から継手部を押し込むことで、分岐管が接続された継手部を貫通穴44内に収容することができる。
本実施例3のパイプカバーの本体41にも切込み54が、隣接する本体41を逆方向に回転させることで容易に切り離し得る連結部54aを残して形成されていることで、上記各実施例と同様、回転式ヘッダーに取り付けた状態において、各継手部を回転させることが可能である。
ところで、上記各実施例において、パイプカバーの本体1,21,41の周側壁に形成される切込み14,35,54は、以下に説明する治具を使用することで形成することが可能である。
図14は、治具に収容されたパイプカバーの周側壁に切込みを形成している状態を示す概略断面図であり、図15は、治具からパイプカバーを取り出した状態を示す概略斜視図である。
治具60は、周方向に沿う断続的な貫通穴61が、軸方向に間隔をあけて複数箇所形成された筒体とされ、例えば塩ビ管や金属管により形成されている。本実施例では、細長い溝状の貫通穴61が略半周分ずつ周方向に沿って形成されており、径方向両端部には1〜10mmの連結部61aが形成される。連結部61aは、好ましくは2〜5mmとされる。本実施例では、このような構成の貫通穴61が、軸方向に4ヶ所形成されている。
治具60の内径は、上記各実施例のパイプカバーの外径に対応した大きさとされ、内部にパイプカバーを収容可能とされる。
図14に示すように、治具60内にパイプカバーが差し込まれた状態で、治具60の貫通穴61に切刃65が差し込まれ、パイプカバーの本体1,21,41およびシート7,27,46には、周方向に沿って断続的な切込み14,35,54が形成される。
本発明のパイプカバーは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記各実施例では、本体1,21,41の周側壁に形成される切込み14,35,54を、本体の周方向に沿う断続的な切込みとしたが、内周面にまで達しない連続した切込みなどとしてもよく、本体を切り離すことのできる切込みであれば適宜変更可能である。
また、本発明のパイプカバーは多種にわたる管路に使用可能である。
さらに、上記各実施例では、本体に継手部が通される貫通穴5,44および切欠き24が形成されているが、本体の周側壁に円環状または半円環状に断続的な切込みを形成しておき、継手部を通す際に、その部分を取り外し円形の貫通穴または半円形状の切欠きを表出させる構成としても構わない。
加えて、上記各実施例の本体1,21,41は、断面略C字形状とされたが、周側壁の一部が単に切り込まれた円筒状としても構わない。
本発明のパイプカバーの実施例1を示す斜視図である。 図1のパイプカバーの右側面図である。 図1のパイプカバーの側面視縦断面図である。 図1のパイプカバーの使用状態を示す概略図であり、回転式ヘッダーにパイプカバーを被せた状態を示す正面図である。 図4の側面視縦断面図である。 図4の状態から継手部を回転させた状態を示す正面図である。 本発明のパイプカバーの実施例2を示す斜視図である。 図7のパイプカバーの右側面図である。 図7のパイプカバーの側面視縦断面図である。 図7のパイプカバーの使用状態を示す概略図であり、回転式ヘッダーにパイプカバーを被せた状態を示す正面図である。 図10の側面視縦断面図である。 図10の状態から継手部を回転させた状態を示す正面図である。 本発明のパイプカバーの実施例3を示す斜視図である。 治具に収容されたパイプカバーの周側壁に切込みを形成している状態を示す概略断面図である。 治具からパイプカバーを取り出した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 本体
3 切欠き
5 貫通穴
7 シート
14 切込み
21 本体
24 切欠き
25 貫通穴
35 切込み
41 本体
44 貫通穴
46 シート
52 スリット
54 切込み
60 治具
61 貫通穴

Claims (8)

  1. 筒形状の本体には、軸方向に間隔をあけて貫通穴が複数個形成されており、
    前記貫通穴同士間の少なくとも一箇所が切り離し可能とされた
    ことを特徴とするパイプカバー。
  2. 前記本体の周側壁は、周方向の一部において開放するように、軸方向に切り欠かれており、
    その開放両端部を離隔近接可能に可撓性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパイプカバー。
  3. 前記本体の周側壁には、その開放端部から周方向に離隔した位置に前記貫通穴が形成されており、
    前記本体の開放一端部から前記貫通穴に向けてスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパイプカバー。
  4. 前記本体の開放両端部同士を当接した状態において、前記貫通穴を構成するように、前記本体の開放両端部には、それぞれ対応して、切欠きが軸方向に間隔をあけて複数個形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパイプカバー。
  5. 前記本体には、周方向に沿って断続的な切込みまたは内周面にまで達しない連続した切込みが形成されることで、前記切り離しが可能とされた
    ことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載のパイプカバー。
  6. 前記本体の軸方向両端部は、周側壁の内面が拡径されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパイプカバー。
  7. 前記本体の開放一端部には、開放他端部との連結を図る粘着テープが設けられている
    ことを特徴とする請求項2から請求項6までのいずれかに記載のパイプカバー。
  8. 周方向に沿う断続的な貫通長穴が、軸方向に間隔をあけて複数箇所形成された筒状体からなる
    ことを特徴とする請求項5から請求項7までのいずれかに記載のパイプカバーの断続的な切込みを形成するための治具。
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