JP2006210781A - 溶着ヘッド装置及び該溶着ヘッド装置を備えた内層用配線板溶着機並びに内層用配線板の溶着方法 - Google Patents

溶着ヘッド装置及び該溶着ヘッド装置を備えた内層用配線板溶着機並びに内層用配線板の溶着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 作業時間を短縮可能な溶着ヘッド装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る溶着機1の溶着ヘッド211,221は、突出した外縁部により囲まれ、平面から構成される円形の溶着面を有する。溶着ヘッド211は、エアシリンダ213,223により駆動される溶着ヘッドベース212,222に固着される。溶着機1は、内層用配線板40を受け入れると、エアシリンダ213,223を駆動して、溶着ヘッド211,221の溶着面を、内層用配線板40の表面に密着するまでそれぞれ移動する。溶着ヘッド211,221は、内層用配線板40を加熱押圧して溶着面に対応するようにプリプレグ42に含浸されたエポキシ樹脂の一部を溶融するとともに、上記外縁部により内層用配線板40の端部から溶融したエポキシ樹脂が流出することを防止して、溶融したエポキシ樹脂を硬化してプリプレグ42を両面配線板41と溶着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶着ヘッド装置及び該溶着ヘッド装置を備えた内層用配線板溶着機並びに内層用配線板の溶着方法に関する。
ICチップ、抵抗、コンデンサ等の電子部品を実装するプリント配線基板は、これらの電子部品の小型化に伴い高密度化が要求されて多層化されて使用されることが多い。この多層プリント配線基板は、表裏2層の外部に露出した導体外層と、数層の露出しない導体内層から構成される。
上記の導体外層は、たとえば厚さ18μm程度の銅箔から構成され、両面配線板から構成される導体内層と共に絶縁基板により支持されている。絶縁基板には、主として、熱硬化性のエポキシ樹脂がガラス繊維に含浸されたプリプレグが使用される。
多層プリント配線基板は、上記の導体外層を最外層に配置し、次にプリプレグ、両面配線板の順に、所定の枚数重ねて、ホットプレスで加熱加圧して、プリプレグの熱硬化性樹脂を硬化させ、これらを一体化することにより製造される。
導体内層の各両面配線板には、それぞれ配線パターンが形成されており、これらの配線パターンは、対応する位置に配置されている必要がある。そのため、上記配線パターンが対応する位置に配置されるように、両面配線板とプリプレグとを重ねて内層用配線板とする。さらに、ホットプレスによる熱硬化工程で上記位置からずれないように、特許文献1に開示されるような溶着ヘッドを用いて、予め両面配線板とプリプレグの外周を部分的に溶着して、仮止めする。このとき、プリプレグには、溶着ヘッドの加熱押圧に起因する局所的に隆起が生じる。この隆起により、最外層の銅箔の接着が不十分となる虞があるため、溶着ヘッドより十分大きな押圧面を有するスタンパを用いて、上記隆起を押圧して平坦にする。特許文献2に開示されるように、スタンパは、加熱棒であってもよい。
特開平2−241091号公報 特開2003−101223号公報
図7に示すように、上記仮止め工程において、溶着ヘッド111の押圧面117に対応するようにプリプレグ142に含浸された熱硬化性樹脂の一部が溶融されて、内層用配線板140の端部から溶融した上記樹脂がはみ出すという問題があった。はみ出した樹脂は除去しなければならず、仮止め工程における作業時間が増加し、多層プリント配線基板の製造時間が長くなる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、作業時間を短縮可能な溶着ヘッド装置及びこれを備えた内層用配線板溶着機並びに内装用配線板の溶着方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る溶着ヘッド装置は、
複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された内層用配線板を加熱押圧して、該プリプレグを前記配線板に溶着する溶着ヘッド装置であって、
突出した外縁部により囲まれ、前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する溶着ヘッドと、
前記溶着ヘッドを移動する移動手段と、
前記溶着ヘッドの押圧面を所定の温度に加熱する加熱手段と、を備え
前記溶着ヘッドは、前記加熱手段により前記押圧面を加熱され、前記移動手段により、該押圧面を前記内層用配線板に密着して押圧するように移動され、前記押圧面により前記内層用配線板を加熱押圧して該押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板に溶着し、前記内層用配線板を仮止めする、
ことを特徴とする。
外縁部は押圧面の周囲の一部を閉成するように形成され、溶着ヘッドは移動手段により移動されて、外縁部を内層用配線板の端部に向けて配置されてもよい。
押圧面は、円形または矩形形状を有することができる。
この場合、押圧面は、平面、球面、円錐面または角錐面のいずれかから構成されることが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る内層用配線板溶着機は、
複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された内層用配線板を加熱押圧して溶着する内層用配線板溶着機であって、
突出した外縁部により囲まれ、所定の温度に加熱されて前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する移動可能な溶着ヘッドと、
前記溶着ヘッドの前記押圧面により加熱押圧された前記内層用配線板の表面を押圧する移動可能なスタンパと、
前記溶着ヘッドと前記スタンパとを移動する移動手段と、を備え、
前記溶着ヘッドは、前記移動手段により、前記プリプレグの前記溶着ヘッドへの溶着を防止する溶着防止材を介して前記押圧面を前記内層用配線板に密着して押圧するように移動され、前記押圧面により前記内層用配線板を加熱押圧して前記押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板と溶着し、前記内層用配線板を仮止めし、
前記スタンパは、前記移動手段により、仮止めされた前記内層用配線板の前記端部近傍に移動されて、前記溶着ヘッドの前記押圧面に対応する前記内層用配線板の表面を再度押圧し、前記溶着ヘッドにより前記表面に形成された隆起をならして平坦にする、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る内層用配線板の溶着方法は、
複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された、プリント配線板の内層を構成する内層用配線板を用意する工程と、
突出した外縁部により囲まれ、所定の温度に加熱されて前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する溶着ヘッドにより、前記プリプレグの前記溶着ヘッドへの溶着を防止する溶着防止材を介して、前記内層用配線板を加熱押圧して前記押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板と溶着し、前記内層用配線板を仮止めする仮止め工程と、
前記溶着ヘッドの前記押圧面により加熱押圧された前記内層用配線板の表面を押圧するスタンパにより前記溶着ヘッドの前記押圧面に対応する前記内層用配線板の表面を再度押圧し、前記仮止め工程にて前記表面に形成された隆起をならして平坦にする工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、溶着ヘッドの押圧面の周囲に形成された外縁部が内層用配線板の端部から溶融した樹脂が流出することを防止するので、作業時間を短縮可能な溶着ヘッド装置及びこれを備えた内層用配線板溶着機並びに内装用配線板の溶着方法を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる内層用配線板溶着機について、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる溶着機1の主要部を示す部分側面図である。
溶着機1は、架台10と、溶着ヘッド部20と、スタンパ部30、制御部50とから構成される。
架台10は、上側及び下側にそれぞれ1個の軸受け11が固着されている。シャフト12が軸受け11に挿通され、シャフト12の両端は、図示しないスライド軸受けで支承されている。シャフト12と共に架台10が、図示しない駆動手段により図中のX方向及びY方向に移動されて、架台10に取り付けられた溶着ヘッド部20及びスタンパ部30を、所定の位置に移動する。
溶着ヘッド部20は、複数の上側溶着ヘッド部21と下側溶着ヘッド部22とから構成される。
上側溶着ヘッド部21は、溶着ヘッド211と、溶着ヘッドベース212と、エアシリンダ213と、シリンダ取付板214と、ガイド棒215a,bと、ヒータ216とから構成される。
溶着ヘッド211は、一端を溶着ヘッドベース212に固着されている。図2に示すように、溶着ヘッド211は、他端に平面から構成される円形の溶着面217を有し、溶着面217は、突出した外縁部218により外周全体を閉成するように囲まれている。
ここで、後述するように、溶着ヘッド211は、エアシリンダ213により駆動されて、溶着面217を溶着防止材45を介して内層用配線板40に押圧する。内層用配線板40は、両面配線板41とプリプレグ42とを交互に積層して形成されたものである。両面配線板41は、両面に配線板が貼り合わされて構成される。プリプレグ42は、熱硬化性のエポキシ樹脂が含浸されたガラス繊維から構成される。溶着防止材45は、テフロン(登録商標)のテープから構成され、プリプレグ42の溶着ヘッド211への溶着を防止する。溶着防止材45は、図示しない搬送手段により、内層用配線板40の表面と溶着ヘッド211との間に提供される。
溶着ヘッドベース212は架台10内にあり、エアシリンダ213のアクチュエータ213aの先端に固定されている。
エアシリンダ213は、図示しない駆動手段により駆動されて、溶着ヘッドベース212を図中のZ方向に移動する。
シリンダ取付板214は、架台10に固着されている。シリンダ取付板214の中央には、エアシリンダ213が固定されている。
ガイド棒215a,bは、シリンダ取付板214に設けられた孔219に挿通されている。ガイド棒215a,bは、エアシリンダ213の駆動に伴って、溶着ヘッドベース212をZ軸方向に案内するとともに、溶着ヘッドベース212の回転を防止する。
ヒータ216は、溶着ヘッド211の一端部の周囲に配設され、溶着面217を、通常280℃から300℃の温度に加熱する。
下側溶着ヘッド部22は、溶着ヘッド221と、溶着ヘッドベース222(架台10内にあるため不図示)と、エアシリンダ223と、シリンダ取付板224と、ガイド棒225a,bと、ヒータ226とから構成される。下側溶着ヘッド部22は、上側溶着ヘッド部21と対をなし、上側溶着ヘッド部21と上下対称に配置される。下側溶着ヘッド部22の各構成要素は、上側溶着ヘッド部21の対応する構成要素と同一の構成を有するので、説明は省略する。
スタンパ部30は、上側スタンパ部31と、下側スタンパ部32とから構成される。
上側スタンパ部31は、スタンパ33と、エアシリンダ34とから構成される。
スタンパ33は、溶着ヘッド211よりも十分大きい外径を有する円形の押圧面を有する。スタンパ33は、エアシリンダ34のアクチュエータ34aの先端に固定されている。スタンパ33は、金属、硬質プラスチック等の材料から形成され、押圧面を含む表面にはテフロン(登録商標)等がコーティングされている。
エアシリンダ34は、スタンパ33が溶着ヘッド211と中心距離Pだけ離間して配置されるように、上側溶着ヘッド部21の溶着ヘッドベース212に固定されている。エアシリンダ34は、図示しない駆動手段により駆動されてスタンパ33を図中のZ方向に移動する。
下側スタンパ部32は、スタンパ35と、エアシリンダ36とから構成される。下側スタンパ部32は、上側スタンパ部31と対をなし、上側スタンパ部31と上下対称に配置される。下側スタンパ部32の各構成要素は、上側スタンパ部31の対応する構成要素と同一の構成を有するので、説明は省略する。
制御部50は、MPU(Micro Processor Unit)、各種メモリなどから構成される。制御部50は、架台10の図示しない駆動手段を制御する。制御部50は、上側及び下側溶着ヘッド部21,22のエアシリンダ213,223を制御して溶着ヘッド211,221を移動する。制御部50は、上側及び下側溶着ヘッド部21,22のヒータ216,226を制御する。制御部50は、上側及び下側スタンパ部31,32のエアシリンダ34,36を制御してスタンパ33,35を移動する。
図1及び図3を参照して、2枚の両面配線板を溶着する溶着機1の溶着動作について説明する。
3層のプリプレグ42と2枚の両面配線板41とが交互に積層して形成された内層用配線板40を受け入れる。次に、図示しない搬送手段により、図3−(a)に示すように、溶着防止材45を内層用配線板40の上下面と溶着ヘッド211,221との間にそれぞれ提供する。
次いで、制御部50により上側及び下側溶着ヘッド部21,22のエアシリンダ213,223が駆動されて、図3−(b)に示すように、溶着ヘッドベースを、溶着ヘッド211,221の溶着面217,227が、内層用配線板40の表面に密着するまでそれぞれ移動する。このとき、溶着ヘッド211,221の溶着面217,227は、ヒータにより所定の温度に加熱されており、溶着防止材45を介して内層用配線板40を押圧して加熱加圧する。
プリプレグ42に含浸されたエポキシ樹脂は、溶着ヘッド211,221の溶着面217,227に対応する部分が溶融される。一方、溶着ヘッド211,221は、溶着面217,227の外縁部218,228により、内層用配線板40の端部から溶融したエポキシ樹脂が流出することを防止する。このようにして、溶着ヘッド211,221は、溶融したエポキシ樹脂によりプリプレグ42を両面配線板41と溶着して内層用配線板40を仮止めする。このとき、内層用配線板40のプリプレグ42は、溶着ヘッド211,221により押圧された表面近傍で、他の表面より盛り上がって隆起する。
溶着したエポキシ樹脂が硬化するまで、溶着ヘッドベースは、図3−(b)に示す位置に保持され、溶着ヘッド211,221は、内層用配線板40の表面を押圧する。これにより、内層用配線板40の仮止めが終了する。ここで、内層用配線板40の表面近傍のエポキシ樹脂も、上記の隆起した形状を保持して硬化する。しかし、少なくとも、溶着ヘッド211,221により押圧された内層用配線板40の表面のプリプレグ42は、後述するスタンパ33,35による押圧により平坦にされる程度には未だ軟化している。
次に、制御部50により上側及び下側溶着ヘッド部21,22のエアシリンダ213,223が駆動されて、溶着ヘッドベースを、溶着ヘッド211,221の溶着面217,227が、内層用配線板40の表面から離れる方向にそれぞれ移動する。
制御部50が図示しない駆動手段を駆動して、架台10は、スタンパ33,35が溶着ヘッド211,221により押圧された内層用配線板40の表面上方及び下方に配置されるように、図1に示す溶着ヘッド211とスタンパ33の中心距離Pだけ移動する。
続いて、制御部50により上側及び下側スタンパ部31,32のエアシリンダ34,36が駆動されて、図3−(c)に示すように、スタンパ33,35を内層用配線板40の表面に密着するまで移動する。スタンパ33,35は、溶着防止材45を介して、溶着ヘッド211,221により押圧された内層用配線板40の表面を押圧し、上記の隆起した部分を押し均して平坦にする。
所定時間後、制御部50により上側及び下側スタンパ部31,32のエアシリンダ34,36が駆動されて、スタンパ33,35を内層用配線板40の表面から離れる方向に移動する。これにより、溶着機1は、溶着動作を終了する。
以上説明したように、溶着ヘッドは、溶着面により内層用配線板の表面を押圧してプリプレグに含浸されたエポキシ樹脂を溶融するとともに、溶着面の外縁部によりエポキシ樹脂が溶着面から押し出されることを防止する。そのため、溶着ヘッドは、溶融したエポキシ樹脂が内層用配線板の端部から流出しないようにすることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、その応用及び変形等は任意である。
例えば、上記の実施の形態ではプリプレグには熱硬化性のエポキシ樹脂が含浸されているが、加熱により溶融し、両面配線板と溶着(接着)可能な樹脂であれば使用可能である。用途に応じて、ポリイミドやBT樹脂等の耐熱樹脂を使用することもできる。
上記の実施の形態では、溶着面は、突出した外縁部により外周全体を閉成するように囲まれている。しかし、図4−(a)、(b)に示すように、外縁部218は、溶着面217の周囲の一部のみを閉成するように形成されてもよい。この場合、溶着ヘッドは、溶着ヘッドベースに、図4−(c)に示すように、外縁部218を内層用配線板40の端部に向けるように配置される。これにより、外縁部が溶着面の周囲の一部のみを閉成する場合であっても、上記の実施の形態と同様に、溶着ヘッドは、溶着面の外縁部により、内層用配線板の端部から溶融した樹脂が流出することを防止できる。
上記の実施の形態では、溶着面は、円形の形状を有し、平面から構成される。
しかし、溶着面の形状は任意であり、図5に示すように、溶着ヘッドは、矩形の溶着面を有してもよい。また、溶着面は、平面以外にも、図6に示すように、球面、円錐面や角錐面等の凹面から構成されてもよい。
本発明の実施の形態に係る溶着機の主要部を示す側面図である。 図1の溶着機の溶着ヘッドを示す図である。 (a)は斜視図、(b)は断面図、(c)は平面図である。 図1の溶着機の溶着動作の概略を示す模式図である。 本発明に係る溶着ヘッドの他の実施例を示す図である。 (a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は配置を示す下面図である。 本発明に係る溶着ヘッドの他の実施例を示す図である。 (a)は、斜視図、(b)は、平面図である。 本発明に係る溶着ヘッドの他の実施例を示す断面図である。 従来の溶着方法を示す図である。
符号の説明
1 溶着機
10 架台
20 溶着ヘッド部
21 上側溶着ヘッド部
22 下側溶着ヘッド部
30 スタンパ部
31 上側スタンパ部
32 下側スタンパ部
40 内層用配線板
41 両面配線板
42 プリプレグ
50 制御部
211 溶着ヘッド
212 溶着ヘッドベース
213 エアシリンダ
214 シリンダ取付板
215 ガイド棒
216 ヒータ
217 溶着面
218 外縁部

Claims (6)

  1. 複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された内層用配線板を加熱押圧して、該プリプレグを前記配線板に溶着する溶着ヘッド装置であって、
    突出した外縁部により囲まれ、前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する溶着ヘッドと、
    前記溶着ヘッドを移動する移動手段と、
    前記溶着ヘッドの押圧面を所定の温度に加熱する加熱手段と、を備え
    前記溶着ヘッドは、前記加熱手段により前記押圧面を加熱され、前記移動手段により、該押圧面を前記内層用配線板に密着して押圧するように移動され、前記押圧面により前記内層用配線板を加熱押圧して該押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板に溶着し、前記内層用配線板を仮止めする、
    ことを特徴とする溶着ヘッド装置。
  2. 前記外縁部は前記押圧面の周囲の一部を閉成するように形成され、
    前記溶着ヘッドは前記移動手段により移動されて、前記外縁部を前記内層用配線板の端部に向けて配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の溶着ヘッド装置。
  3. 前記押圧面は、円形または矩形形状を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の溶着ヘッド装置。
  4. 前記押圧面は、平面または凹面から構成される、ことを特徴とする請求項3に記載の溶着ヘッド装置。
  5. 複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された内層用配線板を加熱押圧して溶着する内層用配線板溶着機であって、
    突出した外縁部により囲まれ、所定の温度に加熱されて前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する移動可能な溶着ヘッドと、
    前記溶着ヘッドの前記押圧面により加熱押圧された前記内層用配線板の表面を押圧する移動可能なスタンパと、
    前記溶着ヘッドと前記スタンパとを移動する移動手段と、を備え、
    前記溶着ヘッドは、前記移動手段により、前記プリプレグの前記溶着ヘッドへの溶着を防止する溶着防止材を介して前記押圧面を前記内層用配線板に密着して押圧するように移動され、前記押圧面により前記内層用配線板を加熱押圧して前記押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板と溶着し、前記内層用配線板を仮止めし、
    前記スタンパは、前記移動手段により、仮止めされた前記内層用配線板の前記端部近傍に移動されて、前記溶着ヘッドの前記押圧面に対応する前記内層用配線板の表面を再度押圧し、前記溶着ヘッドにより前記表面に形成された隆起をならして平坦にする、
    ことを特徴とする内層用配線板溶着機。
  6. 複数の配線板と接着用の樹脂が含浸されたプリプレグとが交互に載置された、プリント配線板の内層を構成する内層用配線板を用意する工程と、
    突出した外縁部により囲まれ、所定の温度に加熱されて前記内層用配線板を加熱押圧する押圧面を有する溶着ヘッドにより、前記プリプレグの前記溶着ヘッドへの溶着を防止する溶着防止材を介して、前記内層用配線板を加熱押圧して前記押圧面に対応するように前記プリプレグに含浸された前記樹脂の一部を溶融するとともに、前記外縁部により前記内層用配線板の端部から溶融した前記樹脂が流出することを防止して、溶融した前記樹脂を硬化して前記プリプレグを前記配線板と溶着し、前記内層用配線板を仮止めする仮止め工程と、
    前記溶着ヘッドの前記押圧面により加熱押圧された前記内層用配線板の表面を押圧するスタンパにより前記溶着ヘッドの前記押圧面に対応する前記内層用配線板の表面を再度押圧し、前記仮止め工程にて前記表面に形成された隆起をならして平坦にする工程と、
    を備えることを特徴とする内層用配線板の溶着方法。
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