JP2006210423A - 積層型圧電素子及びその製造方法 - Google Patents

積層型圧電素子及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】絶縁樹脂の接着性を向上させ、耐久性に優れた絶縁構造を有する積層型圧電素子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】積層型圧電素子1は、圧電材料よりなる圧電層11と導電性を有する内部電極層21、22とを交互に積層してなるセラミック積層体10を有し、セラミック積層体10の側面103に外部電極を接合してなると共に、セラミック積層体10の側面103全体を絶縁樹脂35によりモールドしてなる。絶縁樹脂35に接するセラミック積層体10の表層には、外表面に凹凸を有するアンカー層13が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、圧電アクチュエータ等に適用される積層型圧電素子及びその製造方法に関する。
近年、自動車の燃費、排気ガス等の対策の面から、積層型圧電素子を用いた自動車の燃料噴射用インジェクタの開発が進められている。
積層型圧電素子は、一般に圧電材料よりなる圧電層と導電性を有する内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体を有し、該セラミック積層体の側面に外部電極を接合してなると共に、セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドしてなる。そして、上記内部電極層間に電圧を印加することにより、上記圧電層に変位が生じて駆動するように構成されている。
上記積層型圧電素子を自動車の燃料噴射用インジェクタの圧電アクチュエータとして適用した場合、高温高湿下で長期間使用されるといった使用環境の厳しさにより、従来から様々な問題が生じている。
例えば、上記絶縁樹脂は、上記セラミック積層体の側面全体にモールドされ、外部との電気的な絶縁性を確保している。しかし、駆動時の上記圧電層の伸縮により上記絶縁樹脂が上記セラミック積層体の側面から剥離したり、上記圧電層の伸縮に耐え得る柔軟性がないために上記絶縁樹脂の内部にクラックが発生したりして、絶縁不良等の不具合を生じるといった問題がある。また、高出力を得ようとすればするほど、上記圧電層の変位は大きなものとなるため、上記の不具合は顕著となる(特許文献1参照)。
上記の問題点を解決すべく、上記絶縁樹脂の接着性及び絶縁性を向上させる様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献2及び特許文献3では、積層型圧電素子にシリコーン樹脂等をコーティングすることで絶縁性を確保する方法が提案されているが、上記のような厳しい条件下での使用においては、コーティングした樹脂が剥離するおそれがある。
また、特許文献4では、積層型圧電素子にガラス絶縁材をコーティングすることで耐湿性を確保する方法が提案されている。しかし、上記ガラス絶縁材は、上記圧電層の伸縮に耐え得る柔軟性を有していないため、内部にクラックが発生し、絶縁破壊するおそれがある。
特開平6−252469号公報 特開平5−160458号公報 特開2003−17768号公報 特開平7−7193号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、絶縁樹脂の接着性を向上させ、耐久性に優れた絶縁構造を有する積層型圧電素子及びその製造方法を提供する。
第1の発明は、圧電材料よりなる圧電層と導電性を有する内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体を有し、該セラミック積層体の側面に外部電極を接合してなると共に、上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドしてなる積層型圧電素子において、
上記絶縁樹脂に接する上記セラミック積層体の表層には、外表面に凹凸を有するアンカー層が形成されていることを特徴とする積層型圧電素子にある(請求項1)。
本発明の積層型圧電素子において、上記絶縁樹脂は、上記セラミック積層体の表層に形成された外表面に凹凸を有する上記アンカー層に接してモールドされているため、該アンカー層の凹部に上記絶縁樹脂が入り込み、いわゆるアンカー効果が得られる。このアンカー効果によって、上記絶縁樹脂の上記セラミック積層体の側面に対する接着性を高めることができる。そのため、上記絶縁樹脂は、駆動時の圧電変位によって生じる応力に耐え得る接着強度を有するものとなり、上記側面における上記絶縁樹脂の剥離等の不具合を抑制することができる。それ故、上記積層型圧電素子は、長期間の使用における充分な耐久性を発揮すると共に、絶縁性を確保することができる。
このように、本発明によれば、絶縁樹脂の接着性を向上させ、耐久性に優れた絶縁構造を有する積層型圧電素子を提供することができる。
第2の発明は、圧電材料よりなる圧電層と導電性を有する内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体を有し、該セラミック積層体の側面に外部電極を接合してなると共に、上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドしてなる積層型圧電素子を製造する方法において、
上記圧電層となるグリーンシートと上記内部電極層となる電極材料とを交互に積層してなる中間積層体を作製する中間積層体作製工程と、
上記中間積層体の側面に、その後の焼成によって焼失する焼失粒子と上記圧電層と一体化しうるセラミック原料とを含有するアンカー層形成用のスラリーを、少なくとも上記外部電極を配設するための電極配設部を除いて塗布するスラリー塗布工程と、
上記中間積層体を焼成して上記セラミック積層体を得ると共に、上記スラリーを焼成して外表面に凹凸を有するアンカー層を上記セラミック積層体の側面に形成する焼成工程と、
上記セラミック積層体の上記電極配設部に上記外部電極を接合する外部電極接合工程と、
上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドするモールド工程とを含むことを特徴とする積層型圧電素子の製造方法にある(請求項4)。
本発明の積層型圧電素子の製造方法は、上記スラリー塗布工程において、上記中間積層体の側面に、上記焼失粒子と上記セラミック原料とを含有するアンカー層形成用のスラリーを塗布する。そして、上記焼成工程を行うことによって、上記中間積層体を焼成して上記セラミック積層体を得る。このときの焼成により、上記スラリー中の上記セラミック原料が焼成すると共に、上記焼失粒子が焼失して凹部が形成され、上記のごとく、外表面に凹凸を有するアンカー層が上記セラミック積層体の側面に形成される。その後、上記モールド工程では、上記アンカー層を形成した上記セラミック積層体の側面に上記絶縁樹脂をモールドする。
そのため、上記絶縁樹脂は、上記アンカー層の凹部に入り込み、そのアンカー効果を得ることによって、上記セラミック積層体の側面に対する接着性を高めることができる。そのため、上記絶縁樹脂は、駆動時の圧電変位によって生じる応力に耐え得る接着強度を有するものとなり、上記側面における上記絶縁樹脂の剥離等の不具合を抑制することができる。それ故、得られる上記積層型圧電素子は、長期間の使用における充分な耐久性を発揮すると共に、絶縁性を確保することができる。
このように、本発明によれば、絶縁樹脂の接着性を向上させ、耐久性に優れた絶縁構造を有する積層型圧電素子の製造方法を提供することができる。
上記第1の発明において、上記アンカー層の凹凸の凹部の平均深さは2〜10μmであることが好ましい(請求項2)。
上記凹部の平均深さが2μmよりも小さい場合には、上記アンカー層の凹部に入り込んだ上記絶縁樹脂は、アンカー効果を充分に得ることができないおそれがある。一方、上記凹部の平均深さが10μmよりも大きい場合には、上記アンカー層の強度が低下するおそれがある。
また、上記積層型圧電素子は、インジェクタの駆動源として用いられるインジェクタ用圧電アクチュエータであることが好ましい(請求項3)。
上記インジェクタは、高温高湿という過酷な条件下で使用される。そのため、上記の優れた積層型圧電素子をアクチュエータとして用いることにより、耐久性及び絶縁性を向上させることができ、インジェクタ全体の性能向上を図ることができる。
上記第2の発明において、上記スラリーに含有させる上記焼失粒子は、カーボン粒子又は炭化有機物粒子の少なくともいずれかを含むことが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記焼成工程において、上記スラリー中の上記焼失粒子を焼成によって焼失させ、その部分に間隙を形成することができる。そのため、外表面に凹凸を有する上記アンカー層を上記セラミック積層体の側面に確実に形成することができる。
なお、上記焼失粒子を樹脂粒子又はパウダー状の有機物粒子等を炭化させてなる炭化有機物粒子より構成することにより、上記焼失粒子を低コストで供給でき、上記積層型圧電素子の製造コストを抑制することができる。
また、上記焼失粒子は、平均粒径が2〜10μmであることが好ましい(請求項6)。
上記焼失粒子の平均粒径が2μmよりも小さい場合には、上記焼成工程により上記焼失粒子が焼失して形成される上記アンカー層の凹部に上記絶縁樹脂が入り込むことが困難となり、アンカー効果を充分に得ることができないおそれがある。一方、上記焼失粒子の平均粒径が10μmよりも大きい場合には、塗布する上記スラリーの作業性及び形成された上記アンカー層の強度が低下するおそれがある。
また、上記中間積層体の積層方向両端には、保護層用のグリーンシートを積層して保護層形成部を設けておき、上記スラリー塗布工程では、上記保護層形成部の外表面にも上記スラリーを塗布し、
また、上記焼成工程の前には、上記中間積層体の上記電極配設部に、側面電極形成用の側面電極材料を塗布する側面電極材料塗布工程を行い、
上記焼成工程においては、上記保護層を含む上記セラミック積層体の側面に上記アンカー層を形成すると共に上記側面電極材料を焼成させて側面電極を形成し、
上記外部電極接合工程では、上記側面電極の上に該側面電極よりも積層方向の寸法が大きくなるよう導電性接着剤を塗布すると共に該導電性接着剤を介して上記外部電極を接合することが好ましい(請求項7)。
即ち、上記セラミック積層体の積層方向両端に上記保護層を設けると共に、該保護層の側面にも上記アンカー層が形成される。そして、上記保護層の側面には、上記絶縁樹脂以外に上記導電性接着剤も塗布される。
この場合には、上記絶縁樹脂はもちろんのこと、上記導電性接着剤も、上記アンカー層の凹部に入り込み、そのアンカー効果を得ることによって、上記セラミック積層体の側面に対する接着性を高めることができる。それ故、上記導電性接着剤は、駆動時の圧電変位によって生じる応力に耐え得る接着強度を有するものとなり、上記側面における剥離等の不具合を抑制することができる。特に上記保護層は、駆動時の圧電変位による応力が他の部分に比べて大きくかかるため、上記の効果はきわめて有効である。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる積層型圧電素子及びその製造方法について、図1〜図17を用いて説明する。
本例の積層型圧電素子1は、図1〜図4に示すごとく、圧電材料よりなる圧電層11と導電性を有する内部電極層20とを交互に積層してなるセラミック積層体10を有し、セラミック積層体10の側面103に外部電極34を接合してなると共に、セラミック積層体10の側面103全体を絶縁樹脂35によりモールドしてなる。
そして、絶縁樹脂35に接するセラミック積層体10の表層には、外表面に凹凸を有するアンカー層13が形成されている。
以下、これを詳説する。
本例の積層型圧電素子1において、セラミック積層体10は、図1、図5に示すごとく、断面樽形状を呈しており、側面103には相互に対面する一対の第1側面101及び第2側面102が形成されている。なお、セラミック積層体10の断面形状としては、本例の樽形に限定されるものではなく、用途、使用状況に合わせて円形、四角形、八角形等の様々な形状に変更可能である。
また、図5に示すごとく、セラミック積層体10は、第1内部電極層21及び第2内部電極層22が積層方向に交互に配置されている。そして、内部電極層21、22の端部の一部がセラミック積層体10の側面103に露出せず、電極控え部29によって内部に控えた、いわゆる電極控え構造を有している。つまり、本例において、セラミック積層体10の第1側面101では第2内部電極層22が、一方、第2側面102では第1内部電極層21が露出せず、電極控え部29によって内部に控えた状態となっている。なお、内部電極層21、22は、Ag/Pd合金より構成されている。
また、同図に示すごとく、セラミック積層体10は、積層方向両端に保護層12を有している。保護層12は、圧電層11と同材料よりなる。
また、セラミック積層体10の側面101、102には、隣り合う内部電極層21、22の全ての中間部において、窪んだ溝を周方向に設けてなるスリット状のスリット部19が形成されている。
また、図2に示すごとく、セラミック積層体10の側面103のうち、第1側面101及び第2側面102上には、それぞれ側面電極31、32が配設されている。側面電極31は第1内部電極層21と、側面電極32は第2内部電極層22と電気的に導通した状態となっている。側面電極31、32上には、導電性接着剤33を介して外部電極34が接合されている。なお、外部電極34の接合位置は、セラミック積層体10の側面101、102の上部のみとしてもよい。また、側面電極31、32を設けずに、セラミック積層体10の側面101、102に導電性接着剤33を介して外部電極34を接合する構成とすることもできる。
また、図1〜図3に示すごとく、セラミック積層体10の側面103のうち、側面電極31、32が配設された部分を除いた領域には、外表面に凹凸を有するアンカー層13が形成されている。また、セラミック積層体10の側面103全体は、絶縁樹脂35によりモールドされている。
そして、図4に示すごとく、絶縁樹脂35は、アンカー層13の凹部133に入り込んだ状態で配設されている。アンカー層13の凹凸の凹部133の平均深さは5μmである。なお、絶縁樹脂35は、シリコーン樹脂より構成されている。
次に、本例の積層型圧電素子1の製造方法について説明する。
本例の積層型圧電素子1を製造するに当たっては、少なくとも、中間積層体作製工程、スラリー塗布工程、焼成工程、外部電極接合工程、及びモールド工程を行う。
中間積層体作製工程は、圧電層11となるグリーンシート110と内部電極層21、22となる電極材料200とを交互に積層してなる中間積層体100を作製する。
スラリー塗布工程は、中間積層体100の側面103に、その後の焼成によって焼失する焼失粒子と圧電層11と一体化しうるセラミック原料とを含有するアンカー層形成用のスラリー130を、少なくとも外部電極34を配設するための電極配設部30を除いて塗布する。
焼成工程は、中間積層体100を焼成してセラミック積層体10を得ると共に、スラリー130を焼成して外表面に凹凸を有するアンカー層13をセラミック積層体10の側面103に形成する。
外部電極接合工程は、セラミック積層体10の電極配設部30に外部電極34を接合する。
モールド工程は、セラミック積層体10の側面103全体を絶縁樹脂35によりモールドする。
以下、これを詳説する。
<中間積層体作製工程>
まず、圧電材料となるセラミック原料粉末を準備し、800〜950℃で仮焼する。次に、仮焼粉に純水、分散剤を加えてスラリー状とし、パールミルにより湿式粉砕する。この粉砕物を乾燥、粉脱脂した後、溶剤、バインダー、可塑剤、分散剤等を加えてボールミルにより混合し、得られたシート用スラリーを真空装置内で撹拌機により撹拌しながら真空脱泡、粘度調整をする。そして、ドクターブレード法により、上記シート用スラリーをキャリアフィルム119上に塗布し、厚さ90μmのグリーンシート110を成形する(図6、図7)。
なお、本例では、圧電材料となるセラミック原料としてジルコン酸チタン酸鉛(PZT)を採用した。また、グリーンシート110の成形方法としては、本例で用いたドクターブレード法のほか、押出成形法やその他種々の方法を用いることができる。
次に、図6、図7に示すごとく、中間積層体100に必要なシート片を得るためにグリーンシート110に印刷を施す。本例では、内部電極層21、22を形成する電極材料200を含む電極含有シート片51とスリット部19を形成する焼失層190を含む焼失層含有シート片52との2種類のシート片用の印刷を施す。
電極含有シート片51には、図6に示すごとく、グリーンシート110上の打ち抜き領域41において、内部電極層21、22を形成する部分に電極材料200を印刷する。そして、打ち抜き領域41において、電極材料200を印刷した部分と他の部分との印刷高さを略一致させるため、電極材料200が印刷されていない部分、即ち、電極控え部29を形成する部分にスペーサ層111を電極材料200と同じ厚みで印刷する。スペーサ層111は、打ち抜き領域41の直線部411、412のうちの一方の直線部がなす外周部に印刷する。図6では、直線部412がなす外周部に印刷する様子を図示してある。さらに、シート片を積層する際の接着効果を高めるため、電極材料200及びスペーサ層111の上に接着層112を印刷する。
焼失層含有シート片52には、図7に示すごとく、グリーンシート110上の打ち抜き領域41において、スリット部19を形成する部分に焼失層190を印刷する。そして、打ち抜き領域41において、焼失層190を印刷した部分と他の部分との印刷高さを略一致させるため、焼失層190が印刷されていない部分に、スペーサ層111を焼失層190と同じ厚みで印刷する。本例では、スペーサ層111を、打ち抜き領域41の2つの直線部411、412がなす外周部に印刷する。さらに、打ち抜いたシート片を積層する際の接着効果を高めるために、電極材料200及びスペーサ層111の上に接着層112を印刷する。
本例では、電極材料200として、ペースト状のAg/Pd合金を用いた。上記以外にも、Ag、Pd、Cu、Ni等の単体、Cu/Ni等の合金を用いることができる。
また、スペーサ層111及び接着層112として、グリーンシート110を構成している上記シート用スラリーを用いた。
また、焼失層190として、後述する焼失粒子131を用いた。
また、本例では、後述する打ち抜き積層装置によるシート片の打ち抜きと積層とを効率よく進めるために、予め長尺のグリーンシート110の長手方向に積層する順序に上記の印刷を施す。
具体的には、図8に示すごとく、電極含有シート片51及び焼失層含有シート片52の印刷を交互に施す。電極含有シート片51の印刷については、電極材料200及びスペーサ層111の印刷位置がグリーンシート110の長手方向において交互に逆方向となるようにする。即ち、スペーサ層111を、打ち抜き領域41の2つの直線部411、412がなす外周部に交互に印刷する。
次に、シート片の打ち抜きと積層とを同時に進行できるように構成されている打ち抜き積層装置(図示略)を用いて、グリーンシート110における打ち抜き領域41の打ち抜きと、打ち抜いて得られるシート片の積層とを並行して実施する。
まず、上記打ち抜き積層装置にキャリアフィルム119及びグリーンシート110を一体の状態でセットし、図9に示すごとく、打ち抜き領域41を打ち抜いて電極含有シート片51及び焼失層含有シート片52を得ると共に順次積層する。本例では、中間積層体100の積層方向両端に、グリーンシート110と同材料よりなり、保護層を形成するための保護層形成部120を設けておく。なお、保護層形成部120を設けない構成とすることもできる。
これにより、図10に示すごとく、中間積層体100を形成する。なお、図10では、同材料よりなり、焼成後に圧電層11となるグリーンシート110、スペーサ層111、及び接着層112をすべてグリーンシート110として一体的に図示してある。
形成された中間積層体100は、積層方向に加圧しながら保持する。なお、本例では、電極含有シート片51及び焼失層含有シート片52にスペーサ層111を印刷してあるため、印刷面の段差がなく、精度高く積層することができる。さらに、接着層112を印刷してあるため、接着しながら積層することができる。これらにより、両シート片を積層した状態の中間積層体100に対して、強く圧着させる工程を必要としない。
次に、図11に示すごとく、中間積層体100の側面101、102の電極配設部30に、側面電極用の導電性を有するペースト状の側面電極材料300を塗布する。なお、側面電極材料300は、Ag/Pd合金より構成されている。
<スラリー塗布工程>
次に、アンカー層形成用のスラリー130を作製する。
スラリー130は、まず可塑剤としてのテレピネオールにバインダーとしてのPVB(電気化学社製)を添加し、撹拌する。PVBを完全に溶解させた後、圧電材料となるセラミック原料粉末(本例ではPZT)を仮焼・粉砕したもの、焼失粒子131、及び分散剤としてのSPAN85(和光純薬社製)を添加し、撹拌混合する。以上により、アンカー層形成用のスラリー130を作製する。なお、スラリー130に含有させる焼失粒子131として、平均粒径6μmのカーボン粒子を用いた。
作製したスラリー130は、図12、図13に示すごとく、電極配設部30を除いた中間積層体100の側面103全体に塗布する。スラリー130の平均塗布厚みは12μmとした。
本例では、焼失粒子131としてカーボン粒子を用いたが、炭化有機物粒子又は両方を用いることもできる。この炭化有機物粒子は、粉末状の有機物粒子を炭化させて得ることができるほか、炭化させた有機物粒子を粉砕して得ることもできる。さらに、上記有機物としては、樹脂等の高分子材料や、コーン、大豆、小麦粉等の穀物を用いることができる。この場合には、製造コストを抑制することができる。
<焼成工程>
次に、中間積層体100を加熱することにより脱脂を行う。加熱条件は、80時間かけて徐々に500℃まで昇温し、5時間保持する。これにより、グリーンシート110に含有されているバインダー樹脂を90%以上除去する。
そして、脱脂した中間積層体100を焼成する。焼成条件は、12時間かけて徐々に1065℃まで昇温し、2時間保持後、炉内で徐々に冷却する。これにより、図14に示すごとく、セラミック積層体10を得る。
図14に示すごとく、上記焼成により、グリーンシート110、スペーサ層111、及び接着層112は圧電層11を、電極材料200は内部電極層21、22を形成する。特に、電極材料200に隣接して印刷されたスペーサ層111は、その部分に電極控え部29が形成される。また、焼失層190はスリット部19を形成する。
同図に示すごとく、セラミック積層体10の積層方向両端には、保護層12が形成される。そして、保護層12を含むセラミック積層体10の側面103のうち、側面101、側面102の電極配設部30には、それぞれ側面電極31、32が形成され、それ以外の部分には、アンカー層13が形成される。
アンカー層13には、図15に示すごとく、焼成により焼失粒子131が焼失し、その部分に間隙132が形成される。そして、アンカー層13の外表面には、間隙132によって凹部133が形成される。
<外部電極接合工程>
次に、図16に示すごとく、セラミック積層体10の側面101、102に設けた側面電極31、32上に、導電性接着剤33を塗布する。このとき、導電性接着剤33を側面電極31、32よりも積層方向の寸法が大きくなるように塗布し、塗布した導電性接着剤33の両端がアンカー層13の凹部133に入り込んだ状態となるようにする。
そして、図17に示すごとく、導電性接着剤33上に外部電極34を配置し、導電性接着剤33を加熱硬化させ、外部電極34を接合する。
本例では、導電性接着剤33として、絶縁樹脂としてのエポキシ樹脂に導電性フィラーとしてのAgを分散させたものを用いた。なお、絶縁樹脂としては、上記以外にも、シリコーン、ウレタン、ポリイミド等の各種樹脂を用いることができる。また、導電性フィラーとしては、上記以外にも、Cu、Ni等を用いることができる。
また、外部電極34として、金属板を加工したメッシュ状のエキスパンダメタルを用いた。なお、上記以外にも、パンチングメタル等を用いることができる。
<モールド工程>
最後に、セラミック積層体10の外周面103全体を絶縁樹脂35によりモールドし、図1の積層型圧電素子1を完成させる。このとき、絶縁樹脂35は、図4に示すごとく、セラミック積層体10の側面103に形成されたアンカー層13に接するようにモールドし、アンカー層13の凹部133に入り込んだ状態となるようにする。
本例では、絶縁樹脂35として、シリコーン樹脂を用いた。上記以外にも、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等を用いることができる。
次に、本例の積層型圧電素子1及びその製造方法における作用効果について説明する。
本例の積層型圧電素子1において、絶縁樹脂35に接するセラミック積層体10の表層には、外表面に凹凸を有するアンカー層13が形成されている。
即ち、絶縁樹脂35は、セラミック積層体10の側面103に形成されたアンカー層13に接してモールドされているため、アンカー層13の凹部133に絶縁樹脂35が入り込み、いわゆるアンカー効果が得られる。このアンカー効果によって、絶縁樹脂35の側面103に対する接着性を高めることができる。そのため、絶縁樹脂35は、駆動時の圧電変位によって生じる応力に耐え得る接着強度を有するものとなり、側面103における絶縁樹脂35の剥離等の不具合を抑制することができる。それ故、積層型圧電素子1は、長期間の使用における充分な耐久性を発揮すると共に、絶縁性を確保することができる。
また、本例では、アンカー層13の凹凸の凹部133の平均深さは5μmである。そのため、アンカー層13の凹部に入り込んだ絶縁樹脂35は、アンカー効果を充分に得ることができると共に、アンカー層13の強度を維持することができる。
また、本例の製造方法において、アンカー層形成用のスラリー130に含有させる焼失粒子131は、カーボン粒子である。そのため、焼成工程において、スラリー130中の焼失粒子131を焼失させ、その部分に間隙132を形成し、外表面に凹凸を有するアンカー層13をセラミック積層体10の側面103に確実に形成することができる。
また、焼失粒子131は、平均粒径が6μmである。そのため、焼成工程により焼失粒子131が焼失して形成されたアンカー層13の凹部133に、絶縁樹脂35が容易に入り込み、アンカー効果を充分に得ることができる。また、塗布するスラリー130の作業性や形成されるアンカー層13の強度は充分なものとなる。
また、セラミック積層体10の積層方向両端には、保護層12を形成し、この保護層12を含むセラミック積層体10の側面103にアンカー層13を形成する。そして、導電性接着剤33の一部がアンカー層13に接するように塗布する。
そのため、導電性接着剤33は、絶縁樹脂35と同様にアンカー層13の凹部133に入り込み、そのアンカー効果を得ることによって、セラミック積層体10の側面103に対する接着性を高めることができる。それ故、導電性接着剤33は、駆動時の圧電変位によって生じる応力に耐え得る接着強度を有するものとなり、セラミック積層体10の側面103における剥離等の不具合を抑制することができる。特に保護層12は、駆動時の圧電変位による応力が他の部分に比べて大きくかかるため、上記の効果はきわめて有効である。
このように、本例によれば、絶縁樹脂の接着性を向上させ、耐久性に優れた絶縁構造を有する積層型圧電素子及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1のセラミック積層体10において、内部電極層21、22及びスリット部19の形状や配設位置を様々に変化させた例である。この内容について、実施例1のセラミック積層体10を含む、図5及び図18を用いて説明する。
内部電極層21、22の形状や配設位置は、グリーンシート110の打ち抜き領域41に印刷する電極材料200及びスペーサ層111の印刷位置を変えることによって、様々に変化させることができる。
また、スリット部19の形状や配設位置は、グリーンシート110の打ち抜き領域41に印刷する焼失層190及びスペーサ層111の印刷位置や、電極含有シート片51及び焼失層含有シート片52の印刷・積層順序を変えることによって、様々に変化させることができる。
内部電極層21、22は、図5に示すごとく、一方の側面101、102のみをセラミック積層体10の内部に控えることもできるし、図18に示すごとく、一方の側面101、102以外を内部に控えることもできる。また、側面103全体に露出させることもできる。
スリット部19は、図5、図18に示すごとく、隣り合う内部電極層21、22の中間部に形成することもできるし、内部電極層21、22に沿って形成することもできる。
また、スリット部19は、図5、図18に示すごとく、隣り合う内部電極層21、22の中間部のすべてに形成することもできるし、1層おき、あるいは、複数層おきに形成することもできる。
また、スリット部19は、図5に示すごとく、側面103の一部(例えば、第1側面101及び第2側面102)に形成することもできるし、図18に示すごとく、側面103全体に形成することもできる。
(実施例3)
本例は、実施例1の積層型圧電素子1をインジェクタ6の圧電アクチュエータとして用いた例である。
本例のインジェクタ6は、図19に示すごとく、ディーゼルエンジンのコモンレール噴射システムに適用したものである。
このインジェクタ6は、同図に示すごとく、駆動部としての積層型圧電素子1が収容される上部ハウジング62と、その下端に固定され、内部に噴射ノズル部64が形成される下部ハウジング63を有している。
上部ハウジング62は略円柱状で、中心軸に対し偏心する縦穴621内に、積層型圧電素子1が挿通固定されている。
縦穴621の側方には、高圧燃料通路622が平行に設けられ、その上端部は、上部ハウジング62上側部に突出する燃料導入管623内を経て外部のコモンレール(図示略)に連通している。
上部ハウジング62上側部には、また、ドレーン通路624に連通する燃料導出管625が突設し、燃料導出管625から流出する燃料は、燃料タンク(図示略)へ戻される。
ドレーン通路624は、縦穴621と駆動部(積層型圧電素子)1との間の隙間60を経由し、さらに、この隙間60から上下ハウジング62、63内を下方に延びる図示しない通路によって後述する3方弁651に連通してしる。
噴射ノズル部64は、ピストンボデー631内を上下方向に摺動するノズルニードル641と、ノズルニードル641によって開閉されて燃料溜まり642から供給される高圧燃料をエンジンの各気筒に噴射する噴孔643を備えている。燃料溜まり642は、ノズルニードル641の中間部周りに設けられ、上記高圧燃料通路622の下端部がここに開口している。ノズルニードル641は、燃料溜まり642から開弁方向の燃料圧を受けるとともに、上端面に面して設けた背圧室644から閉弁方向の燃料圧を受けており、背圧室644の圧力が降下すると、ノズルニードル641がリフトして、噴孔643が開放され、燃料噴射がなされる。
背圧室644の圧力は3方弁651によって増減される。3方弁651は、背圧室644と高圧燃料通路622、またはドレーン通路624と選択的に連通させる構成である。ここでは、高圧燃料通路622またはドレーン通路624へ連通するポートを開閉するボール状の弁体を有している。この弁体は、上記駆動部1により、その下方に配設される大径ピストン652、油圧室653、小径ピストン654を介して、駆動される。
そして、本例においては、上記構成のインジェクタ6における駆動源として、実施例1で示した積層型圧電素子1を用いている。この積層型圧電素子1は、上記のごとく、耐久性及び絶縁性に優れた構造を有するものである。そのため、インジェクタ6全体の性能向上を図ることができる。
実施例1における、積層型圧電素子の構造を示す説明図。 図1におけるA−A矢視断面図。 図1におけるB−B矢視断面図。 実施例1における、アンカー層周辺部を示す拡大説明図。 実施例1における、セラミック積層体の構造を示す説明図。 実施例1における、電極含有シート片の印刷工程を示す説明図。 実施例1における、焼失層含有シート片の印刷工程を示す説明図。 実施例1における、長尺のグリーンシートに印刷する順序を示す説明図。 実施例1における、シート片を積層する工程を示す説明図。 実施例1における、中間積層体を示す説明図。 実施例1における、側面電極用のスラリーを塗布する工程を示す説明図。 実施例1における、アンカー層形成用のスラリーを塗布する工程を示す説明図。 実施例1における、塗布したアンカー層形成用のスラリーを示す説明図。 実施例1における、焼成工程後のセラミック積層体の構造を示す説明図。 実施例1における、形成されたアンカー層を示す説明図。 実施例1における、導電性接着剤を塗布する工程を示す説明図。 実施例1における、外部電極を接合する工程を示す説明図。 実施例2における、その他のセラミック積層体の構造を示す説明図。 実施例3における、インジェクタの構造を示す説明図。
符号の説明
1 積層型圧電素子
10 セラミック積層体
103 側面
11 圧電層
13 アンカー層
21 第1内部電極層(内部電極層)
22 第2内部電極層(内部電極層)
35 絶縁樹脂

Claims (7)

  1. 圧電材料よりなる圧電層と導電性を有する内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体を有し、該セラミック積層体の側面に外部電極を接合してなると共に、上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドしてなる積層型圧電素子において、
    上記絶縁樹脂に接する上記セラミック積層体の表層には、外表面に凹凸を有するアンカー層が形成されていることを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 請求項1において、上記アンカー層の凹凸の凹部の平均深さは2〜10μmであることを特徴とする積層型圧電素子。
  3. 請求項1又は2において、上記積層型圧電素子は、インジェクタの駆動源として用いられるインジェクタ用圧電アクチュエータであることを特徴とする積層型圧電素子。
  4. 圧電材料よりなる圧電層と導電性を有する内部電極層とを交互に積層してなるセラミック積層体を有し、該セラミック積層体の側面に外部電極を接合してなると共に、上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドしてなる積層型圧電素子を製造する方法において、
    上記圧電層となるグリーンシートと上記内部電極層となる電極材料とを交互に積層してなる中間積層体を作製する中間積層体作製工程と、
    上記中間積層体の側面に、その後の焼成によって焼失する焼失粒子と上記圧電層と一体化しうるセラミック原料とを含有するアンカー層形成用のスラリーを、少なくとも上記外部電極を配設するための電極配設部を除いて塗布するスラリー塗布工程と、
    上記中間積層体を焼成して上記セラミック積層体を得ると共に、上記スラリーを焼成して外表面に凹凸を有するアンカー層を上記セラミック積層体の側面に形成する焼成工程と、
    上記セラミック積層体の上記電極配設部に上記外部電極を接合する外部電極接合工程と、
    上記セラミック積層体の側面全体を絶縁樹脂によりモールドするモールド工程とを含むことを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  5. 請求項4において、上記スラリーに含有させる上記焼失粒子は、カーボン粒子又は炭化有機物粒子の少なくともいずれかを含むことを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  6. 請求項4又は5において、上記焼失粒子は、平均粒径が2〜10μmであることを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項において、上記中間積層体の積層方向両端には、保護層用のグリーンシートを積層して保護層形成部を設けておき、上記スラリー塗布工程では、上記保護層形成部の外表面にも上記スラリーを塗布し、
    また、上記焼成工程の前には、上記中間積層体の上記電極配設部に、側面電極形成用の側面電極材料を塗布する側面電極材料塗布工程を行い、
    上記焼成工程においては、上記保護層を含む上記セラミック積層体の側面に上記アンカー層を形成すると共に上記側面電極材料を焼成させて側面電極を形成し、
    上記外部電極接合工程では、上記側面電極の上に該側面電極よりも積層方向の寸法が大きくなるよう導電性接着剤を塗布すると共に該導電性接着剤を介して上記外部電極を接合すること特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
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