JP2006188301A - 乗客コンベアの乗客検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動運転方式の乗客コンベアに用いられる乗客検出装置において、投光体の出力の上昇や受光体の感度の上昇やセンサの設置数を増加したときでも、誤検出を防止することができるようにする。
【解決手段】 乗客コンベアの欄干の先端部の正面スカート6に設けられた検出部を有する。この検出部は前記正面スカート6の先端部から前記乗客コンベアの乗降口に向けて光を発する投光体12aを有すると共に、この投光体12aから発せられた光の反射光を検出する受光体12bを有する。この投光体12a及び受光体12bの先端部には、検出部カバー16が設けられる。この検出部カバー16は、投光体12a及び受光体12bとそれぞれ接続する貫通孔161、162を有していて投光体12aと受光体12bとの間を遮光する役割を果たす。
【選択図】 図1
【解決手段】 乗客コンベアの欄干の先端部の正面スカート6に設けられた検出部を有する。この検出部は前記正面スカート6の先端部から前記乗客コンベアの乗降口に向けて光を発する投光体12aを有すると共に、この投光体12aから発せられた光の反射光を検出する受光体12bを有する。この投光体12a及び受光体12bの先端部には、検出部カバー16が設けられる。この検出部カバー16は、投光体12a及び受光体12bとそれぞれ接続する貫通孔161、162を有していて投光体12aと受光体12bとの間を遮光する役割を果たす。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動運転方式の乗客コンベアに用いられ、乗客コンベアの乗降口近傍の乗客を検出する乗客検出装置に関する。
エスカレータや動く歩道といった乗客コンベアは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段を備え、踏段上の乗客を一方の乗降口から他方の乗降口まで搬送する。乗客コンベアを乗客の有無に関わらず定格速度で常時運転することは、エネルギーの無駄が多いので、近年、自動運転方式の乗客コンベアが実用化されるに至った。
自動運転方式の乗客コンベアでは、乗客が一方の乗降口又はその近傍にいないときには乗客コンベアの運転を停止し又は低速で運転しておき、乗客がその乗降口に向けて接近していることを当該乗降口近傍に設けられたセンサにより検出し、このセンサの検出信号に基づいて制御装置が乗客コンベアの駆動装置を定格速度で駆動させ、その乗客が他の乗降口に到達するのに要する時間に、ある程度の余裕時間を付加した時間を経過した後に、乗客コンベアの運転を停止し又は低速運転するようにしている。
自動運転方式の乗客コンベアにおいて、乗降口の乗客を検出するセンサとしては、乗降口において乗客の進行方向からみて踏段よりも手前側に所定の間隔を隔てて設けられた一対の光電ポールに設けられた透過型の光電センサが従来から知られている。
しかしながら、この光電ポールを備える自動運転方式の乗客コンベアでは、光電ポールで乗客を確実に検出するために、この光電ポールと欄干との間に誘導柵が設けられる。そのため、乗客コンベアの側方から乗降口に向かう利用者は、前記光電ポールまで迂回しなければならない。また、光電ポールを設けるために、乗降口の周辺には、ある程度のスペースを確保する必要がある。また、意匠面からも、光電ポール及び誘導柵が煩雑な印象を与える場合がる。
そのため、光電ポールを用いることなく、乗客を検出するセンサを乗客コンベア本体に取り付けた自動運転方式の乗客コンベアが開発され、現在、普及に向けてさまざまな技術改良が試みられている状況にある。
光電ポールを用いない自動運転方式乗客コンベアにおいて、乗客を検出するセンサとしては、乗降口に向けて光を発する投光体と、この投光体から発せられた光の乗客からの反射光を検出する受光体とを有する反射光検出式のセンサが用いられる。そして、前記投光体と前記受光体とが同一方向に向けられて並列に近接して例えば欄干先端部に設けられて、前記投光体から発せられる光線が、検出対象物、すなわち、乗客によって反射され、その反射された光を受光体が検出することにより乗降口又はその近傍における乗客の有無を検出することができるようになっている。
このような光電ポールを用いない自動運転方式乗客コンベアの乗客検出装置は、例えば特許文献1に開示がある。
特開2003−226482号公報
光電ポールを用いない自動運転方式乗客コンベアにおいて、検出範囲を広げて乗客を早期に又は確実に検出し、より安全な自動運転制御を行うために、乗客検出センサの出力又は感度を上げたり、複数組のセンサを併用したりすることがある。しかしながら、このような場合に、従来の反射光検出式の乗客検出装置では、投光体の近傍に設けられた受光体が、投光体から発せられた光を直接的に検出することがあった。そうなると、反射光が無いにも関わらず、換言すれば乗降口に乗客がいないにも関わらず、乗客検出信号を制御装置に出力してしまう。そのため、自動運転による省エネルギー効果が薄れるおそれがあった。
特許文献1に記載された乗客検出装置においても、上記のような誤検出の問題が残されており、すなわち、特許文献1に記載された反射光検出式の乗客検出装置では、並列された投光部及び受光部の前面には、透光板が設けられた検出窓が設けてあるのみであることから、やはり、投光部から発された光が、直接的に受光部により検出され、誤検出を生じてしまう場合があった。
本発明は上記の問題を有利に解決するもので、投光体の出力の上昇や受光体の感度の上昇やセンサの設置数を増加したときでも、誤検出を防止することができる乗客コンベアの乗客検出装置を提供することを目的とする。
本発明の乗客コンベアの乗客検出装置は、乗客コンベアの欄干の先端部に設けられ、前記欄干の先端部から前記乗客コンベアの乗降口に向けて光を発する投光体を有すると共にこの投光体から発せられた光の反射光を検出する受光体を有する検出部と、前記検出部の前記投光体及び前記受光体の先端部に設けられ、前記投光体及び前記受光体とそれぞれ接続する貫通孔を有し、前記投光体と前記受光体との間を遮光する検出部カバーとを備えることを特徴とする。
本発明の乗客検出装置によれば、センサの投光体と受光体との間を遮光する検出部カバーとを備えることから、反射光検出型のセンサの感度を上げたり、複数のセンサを併用したりした場合であっても、誤検出を有利に防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の乗客コンベアの乗客検出装置の実施形態を説明する。図1は、乗客コンベアの乗降口近傍の欄干の一例の正面図であり、図2は、図1に示す欄干の側面図である。
図1及び図2において、欄干は、無端状に連結された移動てすり1を備え、この移動手すり1は、透光性を有するガラスパネル2の側縁部に沿って、踏段の移動方向と同じ向きに同期して循環移動する。前記ガラスパネル2の下端部近傍には、踏段側に設けられた内レッジ3が設けられ、一方、前記ガラスパネル2を挟んで前記内レッジ3の反対側には外デッキ4が設けられている。この内レッジ3及び外デッキ4は、それぞれ樹脂製のパッキン5を介して前記ガラスパネル2と接続されている。
前記内レッジ3及び外デッキ4の下側において欄干基部の長手方向先端部には、正面スカート6が設けられている。この正面スカート6は、前記移動手すり1の出入口7を備えていて、この出入口7より移動手すり1が出入する。また、前記正面スカート6の後端部と接続して先端スカート8が設けられている。
そして、前記正面スカート6の内部空間には乗客検出装置本体11が設けられている。なお、図1では破断線により前記正面スカート6の一部を破断して、正面スカート6の内部空間に設けられた前記乗客検出装置本体11を示している。
図示した乗客検出装置本体11は、反射光検出式の乗客検出装置であって、それぞれ概略円筒形を有する投光体としての投光素子12aと、受光体としての受光素子12bとを上下方向に配列させて備えている。この投光素子12aと受光体12bとの組み合わせによって本実施形態における検出部を構成している。そして、前記検出部は、前記投光素子12aの端面から光が発せられ、検出対象物(すなわち、乗客)に向けて投光された光が検出対象物により反射され、その反射した光を前記受光素子12bの端面で検出することにより、乗客の有無を検出することができるようになっている。
投光素子12a及び受光素子12bは、いずれも固定具13に取り付けられて、投光方向及び受光方向が乗降口の中央寄りでかつ上向きになるような所定の角度に位置決め固定される。この固定具13は、第一の支持具14に取り付け固定され、更に、前記第一の支持具14は、床面又はトラスの梁に接続する第二の支持具15に取り付け固定される。
前記投光素子12a及び受光素子12bの先端部には、検出部カバー16が設けられている。この検出部カバー16は、ある程度の厚みを有する概略長方形状であり、上下方向に配列されている前記投光素子12a及び受光素子1bとそれぞれ接続する貫通孔161、162を有している。
図3に、乗客検出装置本体11の要部拡大図を示す。図3に示すように、前記投光素子12aの先端部が検出部カバー16の貫通孔161内に収まり、かつ、前記受光素子12bの先端部が検出部カバー16の貫通孔162内に収まる位置に前記検出部カバー16が取り付けられ、正面スカート6に対して固定される。
図4は、検出部カバー16の平面図(同図(a))及び正面図(同図(b))である。検出部カバー16は、遮光性材料からなり、例えば、ステンレス鋼やアルミニウムなどの金属材料が用いられる。検出部カバー16には、前記貫通孔161及び162が設けられている。貫通孔161及び162について、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口16aの開口径は、これらの素子を開口16a内に挿入することができるように、これらの素子の直径よりも若干大きな径となっている。また、前記開口16aの開口径よりも、検出対象物に向かう側の開口16bの開口径のほうが大きくなっており、これにより、乗客を検出するための所定の検出範囲を確保している。また、必要に応じて開口16bの開口径を調整することにより、投光素子12aから発される光の広がりを調整することや受光素子12bで検出できる光の範囲を調整することもできる。
本実施形態の乗客検出装置は、前記検出部カバー16を検出部の投光素子12a及び受光素子12bの先端部に設け、検出部カバー16の貫通孔161及び162に投光素子12a及び受光素子12bの先端部を接続していることにより、投光素子12aの先端部と受光素子12bの先端部との間は、貫通孔161及び162の内部の側壁により遮光されている。したがって、投光素子12aの先端部の端面から投光された光を直接的に受光素子12bが検出することがなく、検出対象物(乗客)からの反射光のみを検出する。したがって、誤検出を防止することができる。
また、従来から用いられてきた乗客検出装置本体そのものに特に加工を施す必要がなく、検出部カバー16に工夫を加えるだけで誤検出を防止することができる。したがって、乗客検出装置本体による占有スペースを拡大させることなしに投光素子12aからの光の回りこみによる受光素子12bの誤検出、ひいては乗客コンベアの誤動作を防ぐことができる。
さらに、投光素子12aの出力を上げたり、受光素子12bの感度を上げたり、検出部(センサ)の設置数を増加したときでも、誤検出を防ぐことができるので、乗客検出範囲を広げることあるいは細かい範囲設定が可能となる。そのため乗客検出装置の検出漏れを防ぎ、安全性を高めた乗客コンベアを提供することができる。
図1〜図4に示した本実施形態の乗客検出装置本体11は、欄干の先端部の正面スカート6の内部空間に設けられている。特許文献1に開示された乗客検出装置のように既存の欄干基部の端面に対して取付金具により付加的に取り付け固定されているものではないので、欄干先端部に突起物がなく意匠性が優れているのみならず、乗客の荷物などが不用意に乗客検出装置に衝突することがないので、安定して乗客を検出することができる。
前記乗客検出装置本体11が、欄干の先端部の正面スカート6の内部空間に設けられている場合には、検出部カバー16の表面は、この検出部カバーが設けられる欄干の先端部である正面スカート6の外表面と同一の表面形状になることが好ましい。検出部カバー16の表面を、正面スカート6の外表面と同一の表面形状にすることにより、乗客コンベアの種類に応じた多様な正面スカートの形状に合わせた検出部カバー16の形状となり、意匠性を損なうことなく本発明の乗客検出装置の作用効果を得ることができる。
図1〜図4に示した本実施形態の乗客検出装置は、乗降口に設けられた両欄干のうち、踏段に向かって右側の欄干について代表的に示しているが、本発明の乗客検出装置は、左側の欄干に設けることができるし、また、右側と左側の両側の欄干に設けることもできる。両側の欄干に乗客検出装置を設けることにより、いずれか一方の欄干に設ける場合よりも広い範囲で乗客を検出することができる。
次に、本発明の乗客コンベアの乗客検出装置の第二の実施形態について説明する。本実施形態においては、検出部カバーが、欄干の先端部に設けられる検出部の個数に応じて複数の貫通孔を有することとしている。このような検出部カバーを図5に平面図(同図(a))及び正面図(同図(b))で示す。
図5に示した検出部カバー17は、垂直方向に4個の貫通孔171〜174を配列させて備え、このうち上から二つの貫通孔に一つの検出部の投光素子と受光素子とをそれぞれ接続し、下から二つの貫通孔に一つの検出部の投光素子と受光素子とをそれぞれ接合し、合計で2つの検出部を検出部カバー17に取り付けるようにしている。また、前記貫通孔171〜174の、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口17aの開口径は、これらの素子を開口17a内に挿入することができるように、これらの素子の直径よりも若干大きな径となっている。また、前記開口17aの開口径よりも、検出対象物に向かう側の開口17bの開口径のほうが大きくなっており、これにより、乗客を検出するための所定の検出範囲を確保している。
なお、本実施形態において、上記検出部を有する乗客検出装置本体については、図1〜3に示した乗客検出装置本体11を垂直方向に2組設けた構成であって、実質的な構成は同じであるので、以下では詳細な説明を省略する。
図5に示した検出部カバー17を備える本実施形態の乗客検出装置は、上側の検出部で検出する方向と、下側の検出部の検出する方向とを異ならせることにより、図1〜図4に示した実施形態の乗客検出装置よりも広い範囲で乗客を検出することが可能となる。そして本実施形態においても投光素子12aと受光素子12bとの間は、前記検出部カバー17の貫通孔171〜174の側壁により遮光されているので、投光素子12aからの光の回りこみによる受光素子12bの誤検出を防ぐことができる。しかも、複数の検出部を具備している場合でも、複数の検出部の光の相互干渉による誤動作を防ぐことができる。
図6に示した検出部カバー18は、垂直方向に2個、水平方向に2個の合計4個の貫通孔181〜184を配列させて備え、このうち紙面左側の二つの貫通孔に一つの検出部の投光素子と受光素子とをそれぞれ接続し、紙面右側の二つの貫通孔に一つの検出部の投光素子と受光素子とをそれぞれ接合し、合計で2つの検出部を検出部カバー18に取り付けるようにしている。また、前記貫通孔181〜184の、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口18aの開口径は、これらの素子を開口18a内に挿入することができるように、これらの素子の直径よりも若干大きな径となっている。また、前記開口18aの開口径よりも、検出対象物に向かう側の開口18bの開口径のほうが大きくなっており、これにより、乗客を検出するための所定の検出範囲を確保している。
なお、図6に示した本実施形態においても、上記検出部を有する乗客検出装置本体については、図1〜3に示した乗客検出装置本体11を水平方向に2組設けた構成であって、実質的な構成は同じであるので、以下では詳細な説明を省略する。
図6に示した検出部カバー18を備える本実施形態の乗客検出装置は、右側の検出部で検出する方向と、左側の検出部の検出する方向とを異ならせることにより、図1〜図4に示した実施形態の乗客検出装置よりも広い範囲で乗客を検出することが可能となる。そして本実施形態においても投光素子12aと受光素子12bとの間は、前記検出部カバー18の貫通孔181〜184の側壁により遮光されているので、投光素子12aからの光の回りこみによる受光素子12bの誤検出を防ぐことができる。しかも、複数の検出部を具備している場合でも、複数の検出部の光の相互干渉による誤動作を防ぐことができる。
なお、図6に示した検出部カバー18を具備する乗客検出装置としては、乗客検出装置本体について、投光素子12aと受光素子12bとを水平方向に配列させた検出部を、上下方向に2個を設けた構成であってもよい。
次に、本発明の乗客コンベアの乗客検出装置の第三の実施形態について説明する。本実施形態においては、検出部カバーの貫通孔の形状を、先に図4に示した検出部の貫通孔の形状とは異ならせたものである。このような検出部カバーを図7及び図8に、それぞれ平面図(各図の(a))及び正面図(各図の(b))で示す。
図7に示した検出部カバー19は、貫通孔191及び192を垂直方向に配列させて備え、これらの貫通孔191及び192に投光素子12aと受光素子12bとをそれぞれ接続するようにしている。また、前記貫通孔191及び192の、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口19aの開口径は、これらの素子を開口19a内に挿入することができるように、これらの素子の直径よりも若干大きな径となっている。また、前記開口19aの開口径よりも、検出対象物に向かう側の開口19bの開口径のほうが大きくなっており、これにより、乗客を検出するための所定の検出範囲を確保している。この点については、図4に示した検出部カバー16と同様である。
そして、図7に示した検出部カバー19は、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口19aと、検出対象物に向かう側の開口19bとの間の側壁面19cについて、凹型の曲面で構成されている。このように側壁面19cを凹型の曲面で構成することによっても、図4に示した検出部カバー16と同様の効果を有することができる。
一方、図8に示した検出部カバー20は、貫通孔201及び202を垂直方向に配列させて備え、これらの貫通孔201及び202に投光素子12aと受光素子12bとをそれぞれ接続するようにしている。また、前記貫通孔201及び202の、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口20aの開口径は、これらの素子を開口20a内に挿入することができるように、これらの素子の直径よりも若干大きな径となっている。また、前記開口20aの開口径よりも、検出対象物に向かう側の開口20bの開口径のほうが大きくなっており、これにより、乗客を検出するための所定の検出範囲を確保している。この点については、図4に示した検出部カバー16と同様である。
そして、図8に示した検出部カバー20は、投光素子12a及び受光素子12bの先端部が接続される側の開口20aと、検出対象物に向かう側の開口20bとの間の側壁面20cについて、図7に示した検出部カバー19とは逆に、凸型の曲面で構成されている。このように側壁面20cを凸型の曲面で構成することによっても、図4に示した検出部カバー16と同様の効果を有することができる。しかも、側壁面20cを凸型の曲面で構成することにより、この側壁面20cに水滴や塵埃が溜まることを抑制することができる。
図7及び図8に示した検出部カバー19、20では、投光素子12a用の貫通孔と、受光素子12b用の貫通孔とを同一形状にしているが、本発明の乗客検出装置においては、投光素子12a用の貫通孔の側壁部を図7に示した凹型の曲面にし、受光素子12b用の貫通孔の側壁部を図8に示した凸型の曲面にすることにより、投光素子12a用の貫通孔の形状と受光素子12b用の貫通孔の形状を異ならせることができる。また、逆に、投光素子12a用の貫通孔の側壁部を図8に示した凸型の曲面にし、受光素子12b用の貫通孔の側壁部を図7に示した凹型の曲面にすることにより、投光素子12a用の貫通孔の形状と受光素子12b用の貫通孔の形状を異ならせることもできる。
本発明の乗客検出装置は、エスカレータの上階側又は下階側の欄干の何れにも設けることができるし、動く歩道の欄干に設けることもできる。
6 正面スカート
12a 投光素子(投光体)
12b 受光素子(受光体)
16 検出部カバー
12a 投光素子(投光体)
12b 受光素子(受光体)
16 検出部カバー
Claims (6)
- 乗客コンベアの欄干の先端部に設けられ、前記欄干の先端部から前記乗客コンベアの乗降口に向けて光を発する投光体を有すると共に、この投光体から発せられた光の反射光を検出する受光体を有する検出部と、
前記検出部の前記投光体及び前記受光体の先端部に設けられ、前記投光体及び前記受光体とそれぞれ接続する貫通孔を有し、前記投光体と前記受光体との間を遮光する検出部カバーと
を備えることを特徴とする乗客コンベアの乗客検出装置。 - 前記検出部が、欄干の先端部の内部空間に設けられ、前記検出部カバーの表面が欄干の先端部の外表面と同一面内になるように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの乗客検出装置。
- 前記検出部カバーの表面は、この検出部カバーが設けられる欄干の先端部の外表面と同一の表面形状になることを特徴とする請求項2記載の乗客コンベアの乗客検出装置。
- 前記検出部カバーは、前記乗降口における両欄干のうちいずれか一方又は両方の先端部に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの乗客検出装置。
- 前記検出部カバーは、欄干の先端部に設けられる検出部の個数に応じて複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗客コンベアの乗客検出装置。
- 前記検出部カバーは、前記投光体に接続する貫通孔の形状と前記受光体に接続する貫通孔の形状とが異なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗客コンベアの乗客検出装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110118 |