JP2006181434A - 濾過ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 濾過ユニットを支持する索体やフレーム等の支持材に過大な負荷が作用するのを避けることが可能な濾過ユニットを提供する。
【解決手段】 原水が導入される貯水槽あるいは貯水池内に設置される濾過ユニット1であって、これら貯水槽あるいは貯水池内の原水中に浸漬される筒状のケーシング2と、このケーシング2内に収容される濾過モジュールとを備え、ケーシング2の外周に、原水よりも比重の小さいフロート22を取り付ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、浄水場等の沈殿池のような貯水槽あるいは貯水池(以下、貯水槽等と称する。)内に設置されて原水を濾過処理するための濾過ユニットに関するものである。
このように浄水場等の沈殿池のような貯水槽等内に保持された原水を濾過処理するための濾過装置としては、例えば特許文献1に、濾過槽内の上部に膜モジュールが配設されるとともに、濾過槽の底部には汚泥掻寄機が備えられた浸漬型の膜濾過装置が記載されている。すなわち、この特許文献1に記載された濾過装置においては、円筒形の濾過槽の上部中心に筒状の仕切が取り付けられて円柱状の区画とドーナツ状の区画とに分割され、円柱状の区画に原水が導入されてその下部から濾過槽内に流入するとともに、ドーナツ状の区画には中空糸膜を組み込んだ膜モジュールが配設され、またこの膜モジュールの下方には散気管が同心円状に複数配置されている。一方、濾過槽の底部には、この濾過槽の底面に近接して配設されたレーキとこのレーキが取り付けられた回転軸とを有する上記汚泥掻寄機が備えられており、レーキに取り付けられた多数の寄せ板によって汚泥が掻き寄せられるようになっている。
特開平10−230261号公報
ところが、この特許文献1記載の濾過装置にあっては、上記散気管から空気を吹き込んでエアスクラビングにより膜モジュールを洗浄する際に、この空気の吹き込みによって濾過槽内の原水が撹拌されることにより、濾過槽底部に堆積した汚泥が巻き上げられてしまうおそれがあった。しかるに、こうして巻き上げられた汚泥は、上記散気管から吹き込まれる空気によってさらに濾過槽の上部へと上昇することとなるため、この汚泥が膜モジュールから剥離した付着物とともに沈降するまでに濾過作業を再開すると、汚泥等が膜に付着し、濾過効率を損なう結果となる。また、膜モジュールを槽内に設置するには、長期の大がかりな工事が必要で高コストとなる。さらに、設置した膜を薬品(次亜塩等)で洗浄するには、槽内全体を薬品で満たすか、各膜モジュールを取り外して個別に洗浄するしか方法がなく、これらは多大な手間とコストが必要となる。
そこで、本発明の発明者は、このような問題を解決するため、先に特願2003−30731号において、原水が導入される貯水槽等内に浸漬されて設置される濾過ユニットであって、上記貯水槽等内の原水が導入可能とされた有底筒状のケーシング内に濾過モジュールが配設されるとともに、該ケーシング内には該濾過モジュールを洗浄する洗浄手段が備えられ、さらに該ケーシングには洗浄後のケーシング内の原水を排出する排出手段が備えられた濾過ユニットを提案している。従って、かかる濾過ユニットによれば、有底筒状のケーシング内に濾過モジュールと洗浄手段とが収容されるため、この洗浄手段が空気を散気するものであっても、その洗浄の際にはケーシング内の原水のみが撹拌されるだけとなり、貯水槽等の底部に堆積した汚泥が巻き上げられたりすることがない。
そして、さらにこの特願2003−30731号には、上記濾過モジュールや洗浄手段を内部に設置したケーシングを貯水槽等内に設置されたフレームに取り付けて支持することも提案されているが、このような場合や、あるいは濾過ユニットを例えばワイヤーロープのような索体によって吊り下げて支持するような場合にあっては、当該濾過ユニットの重量によってこのフレームや索体に大きな負荷が作用することは避けられず、フレームに撓みが生じて安定した濾過ユニットの支持が図られなくなったり、索体やフレームが損傷してその寿命が短縮されてしまったりするおそれがある。
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のような有底の筒状ケーシングを備えた濾過ユニットは勿論、上下が解放された筒状のケーシングであっても、当該濾過ユニットを支持する索体やフレームに過大な負荷が作用するのを避けることが可能な濾過ユニットを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、原水が導入される貯水槽等に設置される濾過ユニットであって、上記貯水槽等内の原水中に浸漬される筒状のケーシングと、このケーシング内に収容される濾過モジュールとを備え、上記ケーシングの外周に、上記原水よりも比重の小さいフロートを取り付けたことを特徴とする。
従って、このような濾過ユニットによれば、ケーシングの外周に取り付けられたフロートにより、原水中に浸漬された当該濾過ユニットの浮力を増して見かけの重量を低減することができるので、この濾過ユニットを索体やフレームによって支持する場合でも、これら索体やフレームに過大な負荷が作用してその損傷や撓みを招いたりするのを防止することができ、これら索体やフレームの寿命を延長することができるとともに、濾過ユニットの安定した支持を促すことが可能となる。
さらに、上記ケーシングを矩形の筒状として、上記フロートは該ケーシングの側壁面のうち少なくとも1の側壁面に取り付けることにより、フロートを取り付け可能なケーシング側壁面部分の面積を大きく確保して、一層確実に濾過ユニットの浮力増大を図ることができる。また、上記フロートを薄板状として、その厚さ方向を上記ケーシングの側壁面に向けて取り付けることにより、例えば貯水槽内に複数の濾過ユニットを設置するときに、隣接する濾過ユニット間でそのフロート同士が互いに対向するように設置しても干渉し合うのを避けることができ、特に上述のように矩形筒状のケーシングの長辺に沿う側壁面にフロートを取り付けた場合に、貯水槽等内に設置可能な濾過ユニットの数を増やすことが可能となる。
さらにまた、上記フロートをエアバッグとして、このフロートに排気弁およびエアポンプを接続することにより、例えばケーシングが有底の筒状である場合に、その内部に保持された原水を排出するときには上記排気弁によってエアバッグ内の空気を排出し、また新たに原水をケーシング内に導入するときにはエアポンプによってエアバッグ内に空気を供給することで、濾過ユニットの見かけ重量を一定に保つことが可能となり、一層安定した濾過ユニットの支持を図ることが可能となる。また、例えば濾過ユニットを索体によって支持した場合には、特にフロートによって浮力が増すと貯水槽等内でユニットが不安定となるおそれがあるので、上記ケーシングにおいて上記フロートよりも上方に、上記貯水槽等の開口端面間または該貯水槽等に渡された支持部に掛け渡されて該ケーシングを上記原水中に懸架して支持する剛体材製の支持部材を取り付け、上述したフレームのような上記支持部により支持するのが望ましい。
図1ないし図3は本発明の濾過ユニットの第1の実施形態を示すものである。本実施形態の濾過ユニット1は、特願2003−30731号に提案したものと同様に、原水Wが導入可能とされた有底筒状のケーシング2内に濾過モジュール3が収容されたものとされ、このケーシング2内には濾過モジュール3を洗浄する洗浄手段4が備えられるとともに、該ケーシング2には洗浄後のケーシング2内の原水Wを排出する排出手段7が備えられている。
ここで、本実施形態ではケーシング2は、ステンレス等の耐蝕性の高い金属材などにより、平面視に長方形の矩形状をなし、かつその高さがこの矩形の長・短辺の長さに対して大きくされた縦長の有底矩形筒状、すなわち矩形の筒の底部が閉塞された形状とされていて、この底部を下向きにしてその高さ方向を鉛直縦方向に向け設置される。
また、このケーシング2の底部は、下方に向かうに従い断面が漸次小さくなる下向きに凸の凸形状とされ、特に本実施形態では凸曲面形状とされている。具体的には、図1および図3に示すように、ケーシング2の高さ方向に延びる4つの側壁面のうち、互いに対向する一対の第1側壁面2E、2Eの下端部は、該ケーシング2の高さ方向に延びるとともに、その下端縁が該第1側壁面2Eに対向する側面視において下方に凸とされた凸曲線状とされ、他の互いに対向する残りの一対の第2側壁面2D、2Dの下端部は、上記第1側壁面2Eの下端縁に沿うように、下方に向かうに従い漸次互いに接近させられた凸曲面状とされて、これらの第1、第2側壁面2E、2Dの上記下端部が、ケーシング2の底部を画成するようになっている。
なお、本実施形態では、ケーシング2の上記平面視の長方形において、第1側壁面2Eの上端縁は長辺を画成し、第2側壁面2Dの上端縁は短辺を画成するようになっている。また、本実施形態の第1側壁面2E、2Eの下端縁は単一の円弧とされていて、特に本実施形態では半円弧とされており、従って第2側壁面2D、2Dの下端部は互いに滑らかに連なって半円筒状を呈することになる。さらに、ケーシング2の下端には図2に示すようにドレン口2Gが配設されている。ただし、ケーシング2の底部は本実施形態の凸曲面形状に限られるものではなく、例えば上記他の一対の第2側壁面2D、2Dを一定の傾斜角で下方に向かうに従い互いに接近する傾斜平面状としたり、上記一対の第1側壁面2E、2Eも下方に向かうに従い漸次互いに接近する凸曲面状あるいは傾斜平面状としたりして、このケーシング2の底部を全体に亙って凸曲面状としたり、あるいは角錐台形状や下向きに凸となる切妻屋根形状としたりしてもよい。
一方、ケーシング2の上部には、該ケーシング2の内部に原水Wを導入するための流入口2Aが設けられており、この流入口2Aには、該流入口2Aを介しての原水Wの流通を制御する図示しない制御手段が備えられている。ここで、本実施形態では、流入口2Aは、ケーシング2が平面視になす長方形の短辺に沿う上記一対の第1側壁面2E、2Eのうち、一方の第1側壁面2Eの上部におけるその幅方向中央部に、該壁面2Eを貫通するように突設された一つの管状部材の内周面により構成されている。このように流入口2Aを一つとすることにより、流入口2Aが配設された第1側壁面2Eの強度の低下を最小限に抑制できるようになっている。
また、上記制御手段は、この管状部材の根元部分に設けられたバタフライ弁等の開閉バルブによって構成されており、この開閉バルブを図示されない駆動手段によって駆動して流入口2Aを開放することにより、該流入口2Aを介して原水Wがケーシング2内に導入可能とされ、また、流入口2Aを閉鎖することによりケーシング2内が外部の原水Wと隔絶されて該流入口2Aを介しての原水Wの流入およびケーシング2からの原水Wの流出が阻止され、すなわち原水Wの流通が制御されるようになされている。そして、上記流入口2Aは、図2に示されるように、上記貯水槽11に保持される原水Wの水面部Hに開口する高さに設けられて該水面部Hに開口可能とされている。ただし、流入制御方法を限定するものではない。
さらに、上記ケーシング2の外周には、この流入口2Aの周囲を取り囲むように仕切り板2Cが設けられている。本実施形態では、この仕切り板2Cは、流入口2Aが配設された第1側壁面2Eの上部表面のうち、その幅方向における両端部からそれぞれ上記第2側壁面2D、2Dと平行に、かつ互いにも平行に突出するように延びる2枚の矩形状の板材と、これらの板材の突端の間に上記表面に平行に延びるやはり矩形状の板材とからなる平面視に「コ」字状のものであって、その上下は開放されたままとされている。そして、この仕切り板2Cは、図2に示すように上記流入口2Aとの間に間隔をあけ、かつ上記貯水槽11に保持される原水Wの水面部Hの高さに位置するように配設されており、従って原水Wは、この仕切り板2Cの下から該仕切り板2Cとケーシング2との間に入り込んで上記流入口2Aからケーシング2内に導入されることとなる。これにより、水面部Hに浮いているゴミ等がそのままケーシング2内に導入されるのを防ぐことができるとともに、上記板材により流入口2Aの周囲を限定的に取り囲むことによって、仕切り板2Cを設けたことによる濾過ユニット1の貯水槽11内における占有体積の増大が最小限に抑制されるようになっている。
一方、ケーシング2内に収容される濾過モジュール3は、例えば中空糸膜をスクリーン状に張ったエレメントや平膜状の分離膜を有するエレメントを多数積層したり、あるいは管状のセラミック膜エレメントを多数本束ねたりしてなる膜モジュール3Kを備え、複数の膜モジュール3Kが図示されないヘッダ等によりまとめられてモジュール化されたものであって、個々の膜モジュール3Kは、本実施形態では概略横長の直方体状をなしている。そして、本実施形態では同形同大のこのような膜モジュール3Kが複数(図では4つ)、それぞれの長手方向に延びる一対の側面を水平かつ該側面の長辺をケーシング2が平面視になす矩形の長辺(第2側壁面2Dの上端縁)と平行にし、また膜モジュール3K同士ではこれらの側面を対向させて上下に整列するように並列に積層され、ケーシング2内に配設されている。
こうして積層された複数の膜モジュール3Kは、そのうち最上端の膜モジュール3Kが図1および図2のようにケーシング2の上記流入口2Aよりも下方に位置するようにされる。また、上下に隣接する膜モジュール3K同士は、互いに密着させられていても、あるいは適当な間隔をあけるようにしてもよい。上記ヘッダは、膜濾過水管3Aを介して吸引ポンプ3Bに接続されており、濾過モジュール3によって原水Wから濾過された濾過水は、この吸引ポンプ3Bにより膜濾過水管3Aを通して排出される。
さらに、上記洗浄手段4は、ケーシング2内に洗浄用流体として空気を散気して膜モジュール3K(濾過モジュール3)を洗浄する散気手段とされるとともに、本実施形態では、例えばケーシング2内の原水Wに活性炭を添加した際にこの活性炭を均一に分散するための撹拌手段を兼ねたものとされている。すなわち、この散気手段(撹拌手段および洗浄手段4)は、図2に示すように例えば多数の下向きに開口する空気孔を有して濾過モジュール3の下に配設される複数本の配管あるいは焼結管よりなる散気装置4Aが、撹拌用流体供給管および洗浄用流体供給管としての空気管4Bを介してブロア等の空気供給源4Cに接続された構成とされており、この空気供給源4Cから供給された空気が空気管4Bを通して散気装置4Aの上記配管に設けられた空気孔あるいは焼結管に形成される細かい気孔から噴出させられることにより、その上方のケーシング2内に保持された原水Wを撹拌し、また該散気装置4Aの上方に位置する膜モジュール3Kを散気によるエアスクラビングによって洗浄するようになされている。
また、本実施形態では、ケーシング2内に上記流入口2Aから下方に向けて下降するように延びる下降管6Aが備えられていて、この下降管6Aの下端開口部6Bは、撹拌手段および洗浄手段4としての上記散気手段の散気装置4Aよりも下方に位置させられており、この下降管6Aによって、ケーシング2内に導入された原水Wが濾過モジュール3に直接衝突するのを抑える濾過モジュール保護手段6が構成されている。ここで、上記下降管6Aは、断面が偏平した「コ」字状をなすアングル型の条材が、上記流入口2Aのケーシング2内側開口部から上記散気装置4Aよりも下方のケーシング2底部直上に亙って、この断面の開口部を、流入口2Aが配設されたケーシング2の上記第1側壁面2Eの裏面のうち、流入口2Aと対応する部分(幅方向中央部)に向けて接合されることにより形成されたものであり、その上端部は流入口2Aが該下降管6A内に連通するようにして閉じられている。
なお、下降管6Aは上記形態に限られるものではなく、例えば上記条材を平面視に流入口2A側に開口する断面半円形状としたり、またケーシング2の内側に、上記第1側壁面2Eの裏面と平行でかつ間隔をあけるように別の壁面を新たに配設して、ケーシング2の内部空間を仕切ることによって、上記壁面と上記裏面との間の隙間を下降管6Aとしたりするようにしてもよく、この断面形状は限定されるものではない。また、円管状や角管状等のパイプを流入口2Aからケーシング2内の下方に延びるように配設して下降管6Aとしてもよい。さらに、濾過モジュール保護手段6としては、このような下降管6Aに代えて、例えばケーシング2の内部において流入口2Aと対向し、かつその周囲が解放された板状体(じゃま板)を設けて、流入口2Aから流入した原水Wがこの板状体と衝突して濾過モジュール3には直接降りかからないようにしたり、あるいは流入口2Aのケーシング2内側に目の細かい網状体を設け、原水Wの流入の勢いを弱めて衝撃を緩和したりするようにしてもよい。
さらに、本実施形態における排出手段7においては、一端がケーシング2の底部に開口するとともに、他端がケーシング2の外部に配設される吸引ポンプ7Aに接続された排出管7Bと、ケーシング2の底部に設けられたドレン口2Gにケーシング2の外部から接続された図2に鎖線で示すドレン排出管7Cとが備えられている。排出管7Bは、吸引ポンプ7A側から濾過ユニット1のケーシング2直上に延びて該ケーシング2上部の開口部から上記高さ方向にケーシング2内に通されて、その一端が該ケーシング2底部に開口するように配設されており、しかも、この排出管7Bの一端は、上述のように凸曲面状とされて下向きに凸とされたケーシング2内底部の下端近傍に下向きに開口するように配設されている。ドレン排出管7Cは例えば可撓性のあるフレキシブル管により構成され、ケーシング2の外部において、ケーシング2の上記高さ方向に延びてその一端部が貯水槽11の外部に配設される図示しないポンプに接続されている。なお、ドレン排出管7Cはフレキシブル管に限られるものではなく例えば鋼管等の剛体管であってもよい。なお、本実施形態では濾過モジュール3の上記膜濾過水管3Aや散気手段(撹拌手段および洗浄手段4)の上記空気管4Bも、上記排出管7Bと同様に上部開口部からケーシング2内を通して濾過モジュール3のヘッダや散気装置4Aに接続されている。
さらにまた、上記ケーシング2には、該ケーシング2を貯水槽11内の原水W中に懸架して支持する剛体材製の支持部材21が取り付けられている。ここで、本実施形態ではこの支持部材21は、ケーシング2と同様にステンレスのような鋼材等の金属材により形成されて断面矩形の筒状あるいは管状(角パイプ状)をなしていて、ケーシング2や濾過モジュール3を含む濾過ユニット1の荷重を実質的に撓み無く支持できるようになっている。すなわち、図2および図3に示すように、ケーシング2の底部を下向きにして上記高さ方向を鉛直縦方向に向けた状態で、支持部材21の下面を、内部に原水Wが導入された貯水槽11上に渡された支持部(フレーム)Lに支持させて、濾過ユニット1を原水Wに浸漬させたときに、支持部材21が実質的に撓まないようになっている。
本実施形態では、同形同大の一対のこのような支持部材21が、ケーシング2の上記側壁面2D,2Eのうち該ケーシング2が平面視になす上記長方形の長辺に沿う上記一対の第2側壁面2D,2Dのそれぞれ上端外側縁部に、その長手方向を互いに平行かつ上記長辺とも平行とするとともに、鉛直縦方向に向けられるケーシング2の上記高さ方向に垂直な1の平面すなわち1の水平面上に位置するようにし、かつその両端部を上記長方形の短辺に沿う一対の第1側壁面2E,2Eから互いに等しい長さだけ突出させ、ボルト等による締結または溶接等による接合によって固定されて取り付けられている。
一方、貯水槽11には、支持部材21と同じような剛体材製のレール状あるいは管状等の一対の上記支持部L,Lが、図2に示すようにケーシング2の幅よりも大きく、かつ支持部材21の長さよりは短い間隔で、該貯水槽11の上側開口部を間にした両側の開口端面Kに互いに平行かつ水平に渡されており、これらの支持部L,Lに支持部材21の両端部が載置または固定されてケーシング2を懸架するようにされている。そして、この支持部材21は、こうしてケーシング2が原水W中に懸架されて浸漬された状態で、上述のようにケーシング2の流入口2Aと仕切り板2Cとが原水Wの水面部Hの高さに位置して該流入口2Aから導入された原水W中に濾過モジュール3のすべての膜モジュール3Kが浸漬されるように、これら流入口2Aおよび仕切り板2Cとケーシング内に収容された濾過モジュール3の複数の膜モジュール3Kのうちその最上端の膜モジュール3Kの配設位置よりも上方に位置するように配設されている。
また、本実施形態の濾過ユニット1が設置される貯水槽11においては、図3に示すように該貯水槽11内に複数の濾過ユニット1…が設置されるようになされている。ここで、隣接するこれらの濾過ユニット1…は、矩形筒状のケーシング2が平面視になす長方形の長辺を画成する上記第2側壁面2D同士を互いに間隔をあけて対向させるようにして、上記一対の支持部L,Lにそれぞれその支持部材21の両端部を載置または固定され、並列に懸架されている。なお、このような支持部Lは、貯水槽11に保持された原水Wの上を横切るように該貯水槽11内に掛け渡されていてもよく、また貯水槽11等内に立設した支柱上に設置したりしたものでもよい。さらに、例えば上記支持部材21が延びる方向において貯水槽11の上側開口部の幅(図2における左右方向の幅)が上記支持部材21の長さよりも小さい場合などには、支持部材21の両端部を直接貯水槽11の両側の開口端面K、すなわち貯水槽11が掘り下げられたその床面の該貯水槽11の上側開口部周辺に載置または固定してもよい。
そして、このような濾過ユニット1において、上記ケーシング2の外周には、原水Wよりも比重の小さいフロート22が取り付けられている。ここで、このフロート22は、例えば発泡スチロール等の発泡樹脂や、エアバッグのような内部に空気等の気体を封入した袋状体よりなるものであって、本実施形態ではその厚さ寸法が幅寸法や長手寸法よりも小さくされた方形の薄板状をなしており、同形同大のこのようなフロート22が、矩形筒状のケーシング2が平面視になす長方形の長辺に沿う一対の上記第2側壁面2D,2Dの双方に、その厚さ方向を該第2側壁面2D側に向けるように、かつその長手方向においては上記長辺の全長に亘るようにして、上述のようにケーシング2の流入口2Aと仕切り板2Cとが原水Wの水面部Hの高さに位置した状態で該原水W中に浸漬される位置に取り付けられている。従って、上記支持部材21はこのフロート22よりも上方に配設されることとなる。
このように構成された本実施形態の濾過ユニット1では、こうしてケーシング2の外周に取り付けられたフロート22により、原水W中に浸漬された濾過ユニット1の浮力を増大させて見かけ重量を低減することができる。このため、内部に濾過モジュール3等を収容したこの濾過ユニット1のケーシング2が上述のように貯水槽11に渡された支持部L,Lに支持部材21を介して懸架されている場合でも、これら支持部Lや支持部材21に過大な負荷が作用して撓みや損傷を生じたりするのを避けることができ、その寿命の延長を図ることが可能となるとともに、濾過ユニット1を安定的に支持して効率的な濾過を促すことができる。
また、本実施形態では上記ケーシング2が矩形筒状とされている一方で、フロート22はその側壁面2D,2Eのうち該ケーシング2が平面視になす矩形(長方形)の長辺に沿う第2側壁面2D,2Dに取り付けられており、フロート22の取付面積を大きく確保して一層確実に濾過ユニット1の浮力増大を図ることができる。また、ケーシング2の第1側壁面2Eに流入口2Aと仕切り板2Cとが設けられた本実施形態では、第2側壁面2Dのみにフレート22を取り付けることにより、これらとフロート22が干渉するのを避けることができるという利点も得られる。ただし、このような干渉を避けることができ、また十分な浮力を確保することができれば、フロート22は、第1側壁面2Eのみに取り付けられていてもよく、勿論これら第1、第2側壁面2E,2Dの双方に取り付けられていてもよく、場合によっては上記側壁面2D,2Eの一つに取り付けられていてもよい。すなわち、該フロート22は、これらの側壁面2D,2Eのうち少なくとも1の側壁面に取り付けられていればよい。
さらに、本実施形態では、このフロート22が薄板状に形成されていて、その厚さ方向をケーシング2の上記第2側壁面2D側に向けるようにして取り付けられているので、ケーシング2自体の厚さ寸法(ケーシング2が平面視になす長方形の短辺方向の寸法)を小さく抑えることが可能となる。このため、図3に示したように貯水槽11に複数の濾過ユニット1…を並列に設置するような場合でも、隣接する濾過ユニット1,1間のケーシング2同士の間隔が必要以上に大きくなるのを避けることができ、言い換えれば限られた大きさの貯水槽11内により多くの濾過ユニット1…を設置することが可能となるので、さらに効率的な濾過を促すことができる。
さらにまた、本実施形態の濾過ユニット1におけるケーシング2には、上記フロート22よりも上方に剛体材製の支持部材21,21が取り付けられており、ケーシング2は貯水槽11の開口端面Kに渡された支持部L,Lにこれらの支持部材21,21が掛け渡されることによって原水W中に懸架されて支持される。従って、例えば濾過ユニット1をワイヤーロープ等の索体により吊り下げて支持するのに比べ、フロート22を取り付けてもケーシング2を安定的かつ強固に保持することができ、例えば上記洗浄手段4の散気装置4Aから空気を噴出させて濾過モジュール3を洗浄する場合においても、このケーシング2が激しく揺り動かされて損傷を生じたりするようなことがなく、長期に亙って円滑な濾過作業を図ることが可能となる。
しかも、本実施形態では、上記支持部材21がステンレスなどの鋼材等からなる金属製で、しかも断面矩形の筒状(管状)とされており、ケーシング2を支持するのに十分な剛性を確保しつつも、中空であるので重量が必要以上に重くなるのを防ぐことができ、支持部Lへの負荷の増大をさらに軽減することができる。また、支持部材21がステンレスなどであれば耐食性も確保することができる。ただし、このような剛性が確保されるのであれば、該支持部材21としては断面L字やI字、あるいは「コ」字形のアングル材を用いることも可能であり、これは上記支持部Lについても同様である。また、場合によってはこのような支持部材21によらずに、ケーシング2をワイヤーロープ等で吊り下げて支持するようにしてもよい。
一方、本実施形態では、ケーシング2が有底の筒状とされていて、該ケーシング2に設けられた流入口2Aを介して貯水槽11内の原水Wが導入可能とされており、従ってこのケーシング2内に上記散気装置4A等を備えた洗浄手段4を設けることにより、濾過モジュール3の洗浄の際に貯水槽11の底部に堆積した汚泥等が攪拌されることがなく、効率的な濾過を行うことができるという効果も得られる。ただし、本発明は、このようにケーシングが有底ではなく、ケーシングの上下が解放されて、上部の開口部までが貯水槽内の原水中に浸漬されるような濾過ユニットにも適用可能であり、このような場合においても濾過ユニット1による支持部L,Lへの負荷の低減を図って安定的かつ円滑な濾過を図ることができる。
次に、図4および図5は本発明の第2の実施形態を示すものであり、第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を配して説明を省略する。本実施形態においては、ケーシング2に取り付けられるフロート22が、内部に空気を封入可能な袋状体よりなる、いわゆるエアバッグとされており、このフロート22に排気弁23とエアポンプ24とが接続されていることを特徴とする。すなわち、この排気弁23は、これを閉じておくことでフロート22内に空気が封入された状態を維持し、かつ該排気弁23を開くことでこのフロート22内の空気を排出可能とされている。また、エアポンプ24は、こうして空気が排出されたフロート22内に所望の圧力で空気を供給して上記エアバッグを膨らませ、再び空気が封入された状態に戻すことが可能とされている。なお、図4、5において排気弁23およびエアポンプ24は片側のフロート22にのみ接続されているが、ケーシング2を挟んだ2つのフロート22が配管で連通していても良く、また両方のフロート22にそれぞれ排気弁23やエアポンプ24を接続しても良い。
この実施形態では、図5(a)に示した通常の濾過の状態から、図5(b)に示すように濾過ユニット1のケーシング2内の原水Wを図示が略された上記排出手段7によって排出するときに排気弁23を開けることで、フロート22のエアバッグ内の空気がケーシング2外の貯水槽11内に保持された原水Wの水圧により押し出され、内部の原水Wが排出されたケーシング2に過大な浮力が作用しないようにすることができる。また、この図5(b)に示す状態から、再度ケーシング2内に貯水槽11の原水Wを導入するときには、排気弁23を閉じた上で図5(c)に示すようにエアポンプ24によって空気をフロート22に供給してエアバッグを膨らませることにより、浮力を復元させることができる。
従って、このような第2の実施形態の濾過ユニット1によれば、例えば上記洗浄手段4によって濾過モジュール3を洗浄した後の汚れが浮遊したケーシング2内の原水Wを上記排出手段7によって排出したりしたときに、ケーシング2に過大な浮力が作用して該ケーシング2が不安定となるのを防ぐことができる。すなわち、ケーシング2内の原水Wの有無に関わらず、濾過ユニット1の見かけ重量を一定に保つことができるので、より安定した濾過ユニット1の支持を図ることができる。
なお、上記第1、第2の実施形態ではフロート22が板状等の直方体形とされていたが、例えば外形円柱状や長円柱状などの他の形状とされていてもよく、さらにケーシング2の上下方向に複数のフロート22を取り付けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態を示す一部破断斜視図である。 図1に示す実施形態を貯水槽11に設置した状態での側断面図である。 図1に示す実施形態を貯水槽11に複数設置した場合を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す一部破断斜視図である。 図4に示す実施形態により、(a)通常の濾過を行う状態、(b)ケーシング2内の原水Wを排出した状態、(c)再びケーシング2内に原水Wを導入した状態を示す図である。
符号の説明
1 濾過ユニット
2 ケーシング
2D,2E ケーシング2の側壁面
3 濾過モジュール
4 洗浄手段
7 排出手段
11 貯水槽
21 支持部材
22 フロート
23 排気弁
24 エアポンプ
W 原水
L 支持部

Claims (5)

  1. 原水が導入される貯水槽あるいは貯水池内に設置される濾過ユニットであって、上記貯水槽あるいは貯水池内の原水中に浸漬される筒状のケーシングと、このケーシング内に収容される濾過モジュールとを備え、上記ケーシングの外周には、上記原水よりも比重の小さいフロートが取り付けられていることを特徴とする濾過ユニット。
  2. 上記ケーシングは矩形の筒状をなすとともに、上記フロートは該ケーシングの側壁面のうち少なくとも1の側壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の濾過ユニット。
  3. 上記フロートは薄板状とされていて、その厚さ方向を上記ケーシングの側壁面に向けて取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の濾過ユニット。
  4. 上記フロートはエアバッグとされており、このフロートには排気弁およびエアポンプが接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の濾過ユニット。
  5. 上記ケーシングには、上記フロートよりも上方に、上記貯水槽あるいは貯水池の開口端面間または該貯水槽あるいは貯水池上に渡された支持部に掛け渡されて該ケーシングを上記原水中に懸架して支持する剛体材製の支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の濾過ユニット。
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