JP2006180485A - IPv4網とIPv6網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法及びその装置 - Google Patents

IPv4網とIPv6網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】IPv4網を介したIPv6網間のトンネリングを行う際に、網間のアドレス変換のための別途のテーブルが必要なく、マルチキャストパケットに含まれたIPv6形式の送信元アドレス情報及び目的地アドレス情報を用いて、IPv4網とIPv6網間のマルチキャストを行うことが可能なトンネリング装置及びその方法を提供する。
【解決手段】IPv4網とIPv6網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法であって、目的地網がIPv4網に連結されたIPv6網である場合に、IPv6マルチキャストパケットに含まれた送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスからIPv4網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、IPv6マルチキャストパケットをIPv4形式でカプセルリングし、マルチキャストテーブルを参照してIPv4網を介してIPv6網にマルチキャストトンネリングする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、マルチキャスティングのためのトンネリング方法に関し、より詳細には、IPv4(Internet Protocol version 4)ネットワークを介して、IPv6(Internet Protocol version 6)パケットをIPv6ネットワークに転送するために、IPv6パケットをIPv4パケットでカプセル化し、IPv4ネットワークを通じてIPv6ネットワークにIPv4でカプセル化されたIPv6パケットをトンネリングするためのトンネリング方法及びその装置に関する。
ネットワーク間の連結プロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internetworking Protocol)プロトコルのうちのネットワーク階層プロトコルは、現在IPv4(Internet Protocol version 4)で運用されている。このIPv4は、インターネット上でのシステム間のホスト対ホスト通信を提供している。しかしながら、IPv4は、一般には、好適に設計されていると言われるが、IPv4が開発されたのは1970年代であり、 発展を重ねてきているデータ通信(インターネットを介したデータ通信)に対しては、当該IPv4は、もはや十分なデータ通信を提供することができない状況、すなわち、IPv4を適用するのに不適切な欠点が発見されている。
したがって、このような欠点を補完するために、 IPng(Internetworking Protocol, next generation)として知られたIPv6(Internet Protocol version 6)が提案され、現在、IPv6が標準となっている。IPv6におけるインターネットプロトコルは、急速に発展するインターネットに適応するために多くの修正(一部変更等の修正を含む)がなされている。IPアドレスの形式や長さは、パケット形式で置き換えられ、関連プロトコル(例えば、ICMP(Internet Control Message Protocolなど)が修正されている。また、ARP(Address Resolution Protocol)、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)、及びIGMP(Internet Group Management Protocol)のような他のプロトコルについてもネットワーク階層から削除されたり、ICMPに含まれた形態とする修正が行われている。さらに、ルーティングプロトコル(例えば、RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)など)も、このような変化に適応するために、若干修正されている。
今のところ、IPv6形式で動作するシステムが多数開発されているが、インターネット上には、膨大な数のシステムが存在するので、IPv4からIPv6への急激な遷移(移行)は難しい状況にある。すなわち、インターネット上の全てのシステムが、IPv4形式からIPv6形式のネットワークプロトコルに転換するには、多くの時間が必要である。したがって、遷移(transition)は、IPv4システムとIPv6システムとの間に発生する問題を防止するために漸進的になされなければならない。
円滑な遷移を確保するための戦略(計画)は、IETF(Internet Engineering Task Force)により提案され、これらの提案としては、二重スタック(dual stack)を用いた方法、ヘッダー変換(header translation)方法及びトンネリング(tunneling)方法の3つの方法が挙げられる。
二重スタック(dual stack)を用いた方法は、IPv6に完全に移行する前に、全てのホストが二重スタックプロトコルを有するもので、言い換えれば、インターネット上のあらゆるシステムがIPv6を使用するまでの間、IPv4とIPv6を同時に運用するようにする方法である。
ヘッダー変換(header translation)方法は、大部分のインターネットがIPv6を使用するが、未だ一部のシステムがIPv4を使用する場合に有用な方法である。すなわち、送信者は、IPv6を使用したいが、受信者はIPv6を理解できない(IPv6に適用できない)場合には、送信者がIPv6パケットのヘッダーをIPv4ヘッダーに変換して転送する方法である。
トンネリング(tunneling)方法は、IPv6を使用する2つのコンピュータが、互いに通信を行うために、IPv4を使用する領域を通過しなければならない場合に使用される方法である。すなわち、IPv6パケットが、IPv4を使用する領域に入る際に、IPv6パケットをIPv4パケット内にカプセル化し、IPv4領域から離れる際に、脱カプセル化(IPv4パケットによるIPv6パケットのカプセル化を解除)する方法である。本発明は、これら3つの方法のうちトンネリング方法に関するものである。
図1は、IPv4網を介した、IPv6網から他のIPv6網への一般的なトンネリング過程を示す概略図である。
当該図1は、IPv6網(IPv6 network)Aに連結したIPv6ホスト(Host)10が、IPv4網(IPv4 network)Bを介して連結された別のIPv6網(IPv6 network)Cに連結されたIPv6ホスト(Host)20にデータを転送する場合を例示している。
図1に示すように、IPv6ホスト10は、IPv6形式カプセル化されたデータ51をIPv6網Aに伝送する。そして、IPv6網AとIPv4網Bの境界(インターフェース)に位置するIPv6/IPv4ルータ(IPv6/IPv4 Router)30は、IPv6形式のデータ51をIPv4形式にカプセル化し、IPv4網BとIPv6網Cの境界(インターフェース)に位置するIPv4/IPv6ルータ40に伝送する。すなわち、IPv6/IPv4ルータ30は、データ51にIPv4ヘッダー(header)を付加し、IPv4ヘッダーが付加されたIPv6のデータ52をIPv4網Bに伝送する。
IPv4にカプセル化されたデータ52を受信したIPv4/IPv6ルータ40は、該データ52を脱カプセル化し、IPv6網Cに転送する。すなわち、IPv4/IPv6ルータ40は、IPv4網Bを通過するために付加されたIPv4ヘッダーを除去した後、IPv6網Cに転送する。これにより、IPv6ホスト20は、IPv4ヘッダーが除去されたIPv6形式のデータ53を受信することができる。
図2は、IPv4網を介した、IPv6網から他のIPv6網への一般的なトンネリング過程をより詳細を示した図である。
図2は、図1の例で、IPv6ホスト10のIPv6アドレスが「2002:c001:0101::5」であり、IPv6ホスト20のIPv6アドレスが「2002:c002:0202::5」である場合を例示している。すなわち、図2は、IPv6アドレス「2002:c001:0101::5」であるIPv6ホスト10が、IPv4網Bを介してIPv6アドレス「2002:c002:0202::5」であるIPv6ホスト20にデータを伝送する場合についてのトンネリング過程を説明している。
図2に示すように、IPv6ホスト10は、伝送しようとするデータに対してIPv6ヘッダーを付加して、IPv6カプセル化を行う。この時、IPv6ヘッダーは、該当データを伝送する送信元(source、以下「Src」という)アドレスと、伝送されるべき目的地(destination、以下「Dst」という)アドレスとを含む。図2の例では、伝送されるデータの発信元Srcは、IPv6ホスト10であり、目的地Dstは、IPv6ホスト20であるから、IPv6カプセル化処理により生成されたデータ51aのIPv6ヘッダーには、IPv6ホスト10のアドレス2002:c001:0101::5とIPv6ホスト20のアドレス2002:c002:0202::5とが含まれる。そして、IPv6ホスト10は、IPv6カプセル化されたデータ51aを、IPv6網Aを介してIPv6/IPv4ルータ30に伝送する。
一方、IPv6/IPv4ルータ30では、該データ51aにIPv4ヘッダーを付加して、IPv4カプセル化を行う。このとき、IPv4ヘッダーは、データ51aのIPv6ヘッダーに含まれた送信元アドレス情報及び目的地アドレス情報に基づいて生成される。例えば、IPv4ヘッダーは、IPv6ヘッダーに含まれたIPv6形式の送信元アドレス及び目的地アドレスに含まれたIPv4アドレス情報を用いて生成される。当該IPv4アドレス情報は、IPv6アドレスの2番目及び3番目のコラム(column)に含まれ、その値を十進数に変換して使用される。
IPv4アドレス情報について具体的に説明すると、図2の例では、データ51aの送信元アドレスは、「2002:c001:0101::5」であるから、2番目及び3番目のコラムの値c001:0101を抽出し、これを2桁単位で十進数に変換すれば、「192.1.1.1」となる。一方、データ51aの目的地アドレスは、「2002:c002:0202::5」であるから、2番目及び3番目のコラムの値c002:0202を抽出し、これを2桁単位で十進数に変換すれば、「192.2.2.2」となる。したがって、IPv4カプセル化の結果として生成されたデータ52aは、送信元アドレスが「192.1.1.1」であり、目的地アドレスが「192.2.2.2」であるIPv4ヘッダーを含むことになる。
これにより、IPv6/IPv4ルータ30は、IPv4ヘッダーの送信元アドレス情報及び目的地アドレス情報に基づいて、データ52aをIPv4網Bを介してIPv4/IPv6ルータ40に伝送。すなわち、IPv6/IPv4ルータ30は、目的地アドレス「192.2.2.2」に対応するIPv6アドレスを有するIPv6ホスト20を含んでいるIPv6網Cに連結したIPv4/IPv6ルータ40に、IPv4でカプセル化したデータ52aを伝送する。
IPv4/IPv6ルータ40は、受信したデータ52aを脱カプセル化し、IPv6網Cに伝送する。すなわち、IPv4/IPv6ルータ40は、IPv4カプセル化されたデータ52aからIPv4ヘッダーを除去した後、IPv6網Cを介してIPv6ホスト20に伝送する。
これによりIPv6ホスト20は、IPv4ヘッダーが除去されたIPv6形式のデータ53aを受信することができる。
このように、通常、IPv4Bを介してIPv6網AからIPv6網Cにトンネリングを行うためには、IPv6アドレスに含まれたIPv4アドレス情報を用いてIPv4カプセル化を行う必要がある。言い換えれば、IPv4カプセル化のために、IPv6アドレスは、IPv4アドレスを含まなければならない。
しかしながら、IPv6網Aからマルチキャスティングされるデータは、IPv6目的地アドレスにIPv4アドレスを含んでおらず、予め約束されたマルチキャスト(multicast)アドレス「ff02」だけを含んでいる。したがって、IPv4網を介したIPv6のトンネリングにおいて、目的地アドレスがマルチキャストアドレス「ff02」である場合には、マルチキャスト対象データに対するIPv4カプセル化が不可能である。その結果、IPv4網を介したIPv6のトンネリングによっては、マルチキャストアドレスを使うIPv6プロトコル{例えば、RIP(Routing Information Protocol)ng、OSPF(Open Shortest Path First)v3、PIM−DM(Protocol Independent Multicast-Dense Mode)、PIM−SM(Protocol Independent Multicast-Sparse Mode)、DVMRP(Distance Vector Multicast Routing Protocol)、RSVP(resource reservation protocol)など}を使用できないという短所がある。言い換えれば、従来、IPv4網を介したIPv6のトンネリング方法を用いてIPv6網とIPv4網間のデータ伝送を行う場合には、マルチキャスティングが不可能であるという短所があった。
図3は、一般的なIPv6網におけるマルチキャスティングの構成図である。図3に示すように、IPv6網Aに連結されたIPv6ホスト10が、IPv4網Bを介してIPv6ホスト10に連結された複数の他のIPv6ホストにマルチキャスティングをしようとする場合、IPv6網AとIPv4網Bの境界に位置するIPv6/IPv4ルータ30は、IPv6ホスト10から伝送されたマルチキャストデータを、IPv4/IPv6ルータ41及びIPv4/IPv6ルータ43に同時に伝送しなければならない。ところが、前述したように、マルチキャストデータには、IPv4アドレス(すなわち、IPv4/IPv6ルータ41及びIPv4/IPv6ルータ43を介して連結した目的地IPv6ホストのIPv4アドレス)を含んでいない。したがって、IPv6ホスト10は、図1及び図2に示したようなIPv4網を介したIPv6のトンネリング方法によるマルチキャスティングを行うことができないという短所がある。
ここで、図4に、IPv4網を介したIPv6トンネリングを用いたマルチキャスティングの一例を示す。
図4に示すように、IPv6/IPv4ルータ70は、IPv6ホスト60の要請に基づいて第1のIPv4/IPv6ルータ82及び第2のIPv4/IPv6ルータ84にIPv4トンネリングを用いたマルチキャストを行うために、マルチキャストアドレスに対応するIPv4アドレステーブルを具備しているものと仮定する。
IPv6ホスト60は、IPv6形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたマルチキャストパケットを、IPv6網Aを介してIPv6/IPv4ルータ70に伝送する。
IPv6/IPv4ルータ70は、マルチキャストパケットに含まれた送信元アドレス及びマルチキャストアドレス62を、IPv4アドレステーブルを参照してIPv4バージョンの送信元アドレス及び目的地アドレスに変換してIPv4カプセル化処理を行い、第1のIPv4/IPv6ルータ82及び第2のIPv4/IPv6ルータ84にそれぞれのアドレス情報が含まれたデータを伝送する。
このように、IPv4網Bを介したIPv6トンネリングを用いてマルチキャストを行うとしても、IPv6/IPv4ルータ70は、第1のIPv4/IPv6ルータ82及び第2のIPv4/IPv6ルータ84に対して各々同じデータを複写して伝送しなければならない。これにより、上述のような図4に示したマルチキャスト方法では、マルチキャスティングすべき目的地のIPv6網の個数が増加すると、転送データを各目的地アドレス毎にIPv6網の個数だけデータを複写しなければならないので、データの伝送負荷が大きくなり、伝送効率が低下するという問題点がある。
本発明は、上述のような術来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、IPv4網を介したIPv6網間のトンネリングを行う際のデータ伝送負荷を低減することができ、伝送効率を向上させることが可能なIPv4網とIPv6網間のマルチキャストのためのトンネリング装置及びその方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、IPv4網を介したIPv6網間のトンネリングを行う際に、網間のアドレス変換のための別途のテーブルが必要とせずに、マルチキャストパケットに含まれたIPv6形式の送信元アドレス情報及び目的地アドレス情報を用いて、IPv4網とIPv6網との間のマルチキャストを行うことが可能なトンネリング方法を提供することにある。
本発明の一態様におけるマルチキャストトンネリング方法は、互いに異なるアドレス形式を有する異種網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法であって、第1アドレス形式を有する第1網と第1アドレス形式と異なる第2アドレス形式を有する第2網との各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するステップと、第1網に対するマルチキャストアドレス領域と、第1アドレス形式と互換性を有する第2網に対するマルチキャストアドレス領域を割り当てるステップと、第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれた第2網マルチキャストパケットを受信するステップと、第2網マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網が第1網に連結した第2網である場合には、第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、マルチキャストテーブルを参照にして、第2網マルチキャストパケットを第1網を介して第2網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とする 。
なお、上記マルチキャストトンネリング方法の上記マルチキャストトンネリングステップは、第2網マルチキャストパケットを、抽出された第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれた第1網マルチキャストパケットにカプセル化するステップと、マルチキャストテーブルからカプセル化された第1網マルチキャストパケットに対する第1網送信インターフェースを検出するステップと、検出された第1網送信インターフェースを使用してカプセル化された第1網マルチキャストパケットを第1網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することが好ましい。
また、上記マルチキャストトンネリング方法は、第2網マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網が第2網である場合に、マルチキャストテーブルから第2網マルチキャストパケットに対する第2網送信インターフェースを検出するステップと、検出した第2網送信インターフェースを使用して、第2網マルチキャストパケットを第2網にマルチキャストするステップとをさらに有することが好ましい 。
また、本発明の他の態様におけるマルチキャストトンネリング方法は、IPv4網とIPv6網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法であって、IPv4網及びIPv6網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するステップと、IPv4網に対するマルチキャストアドレス領域と、第IPv4網と互換性を有するIPv6に対するマルチキャストアドレス領域を割り当てるステップと、IPv6網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたIPv6マルチキャストパケットを受信するステップと、IPv6マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網がIPv4網に連結したIPv6網である場合に、IPv6マルチキャストパケットに含まれた送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、IPv4網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、IPv6マルチキャストパケットをIPv4形式のパケットにカプセル化し、カプセル化されたIPv4形式のパケットを、マルチキャストテーブルを参照してIPv4網を介してIPv6網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とする。
なお、上記マルチキャストトンネリング方法のマルチキャストトンネリングステップは、IPv6マルチキャストパケットを、抽出されたIPv4網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたIPv4マルチキャストパケットにカプセル化するステップと、マルチキャストテーブルからカプセル化されたIPv4マルチキャストパケットに対するIPv4網送信インターフェースを検出するステップと、検出されたIPv4網送信インターフェースを使用してカプセル化された第IPv4マルチキャストパケットをIPv4網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することが好ましい。
また、上記マルチキャストトンネリング方法は、IPv6網用マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網がIPv6網である場合に、マルチキャストテーブルからIPv6網用マルチキャストパケットに対するIPv6網送信インターフェースを検出するステップと、検出されたIPv6網送信インターフェースを使用してIPv6マルチキャストパケットをIPv6網にマルチキャストするステップとをさらに備える。
また、本発明の1態様におけるマルチキャストトンネリング装置は、互いに異なるアドレス形式を有する網間のマルチキャスティングのためのトンネリング装置であって、第1アドレス形式を有する第1網と第1アドレス形式と異なる第2アドレス形式を有する第2網とに連結され、パケットを受信及び送信するパケット送受信部と、第1網及び第2網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するマルチキャスト情報管理部と、第2網から受信したパケットを第1網についてのパケットにカプセル化し、第1網から受信したパケットを第2網についてのパケットに脱カプセル化するカプセル化/脱カプセル化部と、第1網に対するマルチキャストアドレス領域及び第1アドレス形式と互換性を有する第2網に対するマルチキャストアドレス領域を割り当て、第1網を介して第2網にマルチキャストトンネリングするための第2網マルチキャストパケットの第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、マルチキャストテーブルを参照して、第2網マルチキャストパケットを第1網を介して第2網にマルチキャストトンネリングするマルチキャスト管理部とを有することを特徴とする。
なお、上記マルチキャストトンネリング装置のカプセル化/脱カプセル化部を、第2網用マルチキャストパケットを、抽出された第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれた第1網マルチキャストパケットにカプセル化するように構成し、かつマルチキャスト管理部を、マルチキャストテーブルからカプセル化された第1網マルチキャストパケットに対する第1網送信インターフェースを検出し、検出された第1網送信インターフェースを使用して、カプセル化された第1網マルチキャストパケットを第1網にマルチキャストトンネリングするように構成することが好ましい。
また、上記マルチキャストトンネリング装置のマルチキャスト管理部を、第2網マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網が第2網である場合に、マルチキャストテーブルから第2網マルチキャストパケットに対する第2網送信インターフェースを検出し、検出された第2網送信インターフェースを使用して第2網マルチキャストパケットを第2網にマルチキャストするように構成することが好ましい。
また、本発明の他の態様におけるマルチキャストトンネリング装置は、IPv4網とIPv6網との間のマルチキャスティングのためのトンネリング装置であって、IPv4網及びIPv6網に連結され、パケットを受信及び送信するパケット送受信部と、IPv4網及びIPv6網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するマルチキャスト情報管理部と、IPv6網形式のパケットをIPv4網形式のパケットにカプセル化し、カプセル化されたIPv4網形式のパケットをIPv6形式のパケットに脱カプセル化するカプセル化/脱カプセル化部と、IPv4網に対するマルチキャストアドレス領域及びIPv4網と互換性を有するIPv6網に対するマルチキャストアドレス領域を割り当て、IPv4網を介してIPv6網にマルチキャストトンネリングするためのIPv6網マルチキャストパケットに含まれたIPv6形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、IPv4形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、マルチキャストテーブルを参照してIPv6網マルチキャストパケットをIPv4網を介してIPv6網にマルチキャストトンネリングするマルチキャスト管理部とを有することを特徴とする。
なお、上記マルチキャストトンネリング装置のカプセル化/脱カプセル化部を、IPv6マルチキャストパケットを、抽出されたIPv4形式の目的地アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたIPv4マルチキャストパケットにカプセル化するように構成し、かつマルチキャスト管理部を、マルチキャストテーブルからカプセル化されたIPv4マルチキャストパケットに対するIPv4網送信インターフェースを検出し、検出されたIPv4網送信インターフェースを使用して、カプセル化されたIPv4マルチキャストパケットをIPv4網にマルチキャストトンネリングするように構成することが好ましい。
また、上記マルチキャストトンネリング装置のマルチキャスト管理部を、IPv6マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、この目的地網がIPv6網である場合に、マルチキャストテーブルからIPv6マルチキャストパケットに対するIPv6網送信インターフェースを検出し、検出されたIPv6網送信インターフェースを使用してIPv6マルチキャストパケットをIPv6網にマルチキャストするように構成することが好ましい。
本発明によれば、IPv4マルチキャストアドレスと互換可能なIPv6マルチキャストアドレスを利用することによって、IPv6マルチキャストパケットを、IPv6マルチキャストアドレスから抽出されたIPv4マルチキャストアドレスを含むIPv4マルチキャストパケットにカプセル化した後に、IPv4網を介したIPv6網間のマルチキャストトンネリングを行う。したがって、別途のアドレス変換テーブルが必要なく、データの伝送負荷を低減することが可能になり、伝送効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面において、同じ構成要素は、できるだけ同じ参照符号で表している。また、下記の説明において、本発明の要旨を不要にぼかすと判断される場合には、関連する公知の機能や構成についての詳細な説明を適宜省略する。
図5は、本発明の実施形態におけるIPv4網とIPv6網間のマルチキャストのための自動トンネリング装置の構成ブロック図である。
まず、本実施形態において用いられる用語について説明する。IPv4マルチキャストアドレスは、IPv4マルチキャスト網においてIPv6トンネリングアドレスとして使用されるアドレスであって、当該アドレスは、管理者等により入力されたり、公認された(権限が与えられた)IP領域に割り当てられる。本実施形態のIPv4マルチキャストアドレスは、224.10.0.0/16形式を有している。また、IPv6マルチキャストアドレスは、IPv6マルチキャスト網において自動トンネリングアドレスとして使用されるアドレスであって、IPv4マルチキャストアドレス領域を含むことができるプレフィックス(prefix;ネットワークアドレス部分の長さを表記するIPアドレスの表記方法。例えば、IPアドレスに続いて“/”と“ネットワークアドレスのビット数”を表記する)が使用され、管理者等により入力されたり、または公認された(権限が与えられた)IP領域に割り当てられる。本実施形態のIPv6マルチキャストアドレスは、FF:8E::224.10.0.0/112形式を有している。
また、図5において、IPv4網/IPv6網のマルチキャストトンネリング装置は、IPv6網とIPv4網間に設けられるIPv6/IPv4ルータ300である。本実施形態のIPv6/IPv4ルータ300は、IPv6網とIPv4網が各々独立したマルチキャスト伝達(配信)ツリー(multicast delivery tree)を構成するので、マルチキャストパケット受信のための別途の処理を行う。但し、DVMRP及びPIM−DMのような方式を使用するルーティングプロトコルでは、マルチキャストパケット受信のための別途の処理が必要ない。一方、PIM−SMのようなプロトコルは、マルチキャストパケットを受信するために、接続(Join)メッセージの伝送が必要であり、IPv6−IPv4互換アドレス領域のマルチキャスト伝達ツリーのルート(Multicast delivery tree of root)であるRP(Rendezvous Point)への接続要求メッセージの伝送が必要となる。
例えば、IPv4マルチキャストアドレスとして224.10.0.0/16を使用し、IPv6マルチキャストアドレスとしてFF:8E::224.10.0.0/112を使用するケースでは、
(1)IPv4網においてマルチキャストルーティングプロトコルとしてPIM−SMを使用する場合、IPv6/IPv4ルータ300は、224.10.0.0/16グループに対するRPに接続要求メッセージを送信する。
(2)IPv6網においてマルチキャストルーティングプロトコルとしてPIM−SMを使用する場合、FF:8E::224.10.0.0/112グループに対するRPに接続要求メッセージを送信する。
次に、IPマルチキャスト情報管理部310は、IPv4網及びIPv6網の各々に対するマルチキャストのためのマルチキャストプロトコル及びグループ管理プロトコルを管理する。このIPマルチキャスト情報管理部310は、IPv4網のマルチキャスト伝達ツリーを形成(構成)するために、IPv4マルチキャストプロトコル312及びIPv4グループ管理プロトコル314を実行し、IPv4マルチキャストテーブル324を生成する。また、IPマルチキャスト情報管理部310は、IPv6網のマルチキャスト伝達ツリーを形成(構成)するために、IPv6マルチキャストプロトコル316及びIPv6グループ管理プロトコル318を実行し、IPv6マルチキャストテーブル328を生成する。
IPv4マルチキャストテーブル324及びIPv6マルチキャストテーブル328は、論理的(ロジック的)に1つのIPマルチキャストテーブル320で構成することができる。
図6は、IPマルチキャストテーブル(IPv4マルチキャストテーブル324及びIPv6マルチキャストテーブル328)320の構成例を示す図である。図6に示すように、IPv4マルチキャストテーブル324及びIPv6マルチキャストテーブル328を含む各々の網に対するIPマルチキャストテーブル320は、マルチキャストパケットのソースIPアドレス(発信元IPアドレス)320a、ソースIPアドレスを有するマルチキャストパケットのグループアドレス320b、マルチキャストパケットの受信インターフェース320c及びマルチキャストパケットの送信インタフェースリスト320dを備えて構成される。
参考として、本実施形態において適用されるIPv4ヘッダー及びIPv6ヘッダーの構成について簡潔に説明する。
図7は、IPv4ヘッダーの構成を示す図である。図7に示すように、IPv4ヘッダー400は、「Version」、「Header Len」、「Service Type」、「Packet Length」、「Identifier」、「F」、「Fragment Offset」、「Lifetime」、「Protocol」、「Header Checksum」、「SourceIPAddress(ソースIPアドレス)」及び「DestinationIPAddress(目的地IPアドレス)」で構成されている。
「Version」は、IPのバージョン情報であり、「Header Len」は、IPヘッダーの長さ情報である。「Service Type」は、送信したIPデータグラムが要求するサービス品質を表し、「Packet Length」は、IPデータグラムの総長さ(total length)を表し、「Identifier」は、送信ホストにより生成される識別子であり、断片(fragment)の連結片(connection pieces)を識別するために利用される識別情報である。また、「F」は、データグラムの断片化を制御するのに使用され、また、「Fragment Offset」は、断片化されたIPデータグラムのオフセットであり、「Lifetime」は、データグラムが通過可能なネットワークの個数を表し、「Protocol」は、IPの上位プロトコルを識別するためのプロトコルコード情報である。「Header Checksum」は、IPヘッダーフィールドのエラー検出のためのエラーチェック情報である。「SourceIPAddress」は、パケットデータを伝送するソースホストのIPアドレス情報であり、「DestinationIPAddress」は、パケットデータを受信する目的地ホスト(destination host)のIPアドレス情報である。
図8は、IPv6ヘッダーの構成を示す図である。図8に示すように、IPv6ヘッダーは、「Version」、「Priority」、「Flow Label」、「Payload Length」、「Next Header ID」、「HOP Limit」、「SourceIPAddress(ソースIPアドレス)及び「DestinationIPAddress(目的地IPアドレス)」で構成される。
「Version」は、IPのバージョン情報であり、「Priority」は、IPv6パケットのクラス若しくは優先順位情報であり、「Flow Label」は、送信ホストから受信ホストへのデータフローのラベル情報であり、実時間データ(音声と画像)のようにサービスコネクション(service connection)に対する基本以上の品質を提供するために使用される。「Payload Length」は、IPペイロードの長さ情報であり、「Next Header ID」は、最初の拡張ヘッダー若しくは上位階層PDU(Protocol Data Unit)のプロトコル情報であり、「HOP Limit」は、IPv6パケットが移動できる最大リンク個数を示す。
以下、図5から図8を参照して、本実施形態におけるマルチキャストのための自動トンネリング過程を説明する。
まず、IPマルチキャスト情報管理部310は、管理者等により入力されたIPv4マルチキャストアドレス領域を受信する。本実施形態では、IPv4マルチキャストアドレス領域に224.10.0.0/16を自動互換アドレス領域として入力されるものとする。
また、IPマルチキャスト情報管理部310は、管理者等により入力されたIPv6マルチキャストアドレス領域を受信する。本実施形態において、IPv6マルチキャストアドレス領域にFF:8E::/96が入力されたとすると(IPv6マルチキャストアドレス領域がFF:8E::/96であるとすると)、IPマルチキャスト情報管理部310は、IPv6アドレスの下位4バイト(bytes)がIPv4アドレスにマッピングされるので、FF:8E::/96に224.10.0.0/16を追加し、最終的なIPv6マルチキャストアドレス領域としてFF:8E::224.10.0.0/112を生成する。
なお、IPv4網のマルチキャストルーティングプロトコルがPIM−SMである場合には、IPv6/IPv4ルータ300は、224.10.0.0/16グループのRPに接続要求信号を伝送する。また、IPv6網のマルチキャストルーティングプロトコルがPIM−SMである場合には、IPv6/IPv4ルータ300は、FF:8E::224.10.0.0/112グループのRPに接続要求信号を伝送する。
パケット送受信部350は、IPv4網420、440及びIPv6網520、540とのデータの送受信をする。マルチキャスト管理部340は、パケットデータを、IPマルチキャストテーブル320を参照してパケット送受信部350を介して伝送する。IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330は、パケットデータをカプセル化及び脱カプセル化する。
そして、IPv6/IPv4ルータ300が、IPv6網を介してソースIPv6ホストからFF8E::224.10.10.10グループに送信されるマルチキャストパケットを受信した場合には、当該パケット送受信部350は、受信したマルチキャストパケットをマルチキャスト管理部340に提供(出力)する。
マルチキャスト管理部340は、マルチキャストパケットに含まれたソースIPv6ホストのソースアドレス及びグループアドレスを検出するとともに、このマルチキャスト管理部340は、IPv6マルチキャストテーブル328を参照して、検出したソースアドレス及びグループアドレスに対応して設定された送信インターフェースを検出する。これにより、マルチキャスト管理部340は、検出した送信インターフェースにパケット送受信部350を介してマルチキャストパケットを出力し、IPv6網にマルチキャスティングを行う。
IPv6/IPv4ルータ300で受信されたマルチキャストパケットが、IPv4網に連結している複数のIPv6網へのマルチキャストトンネリングを要求するパケット(複数のIPv6網へのマルチキャストトンネリングが必要なパケット)である場合には、IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330は、受信したマルチキャストパケットのグループアドレスが、マルチキャスト自動互換アドレスであるFF:8E:224.10.0.0/112に属する場合には、受信したマルチキャストパケットをIPv4パケットにカプセル化する。このときのIPv4目的地IPアドレスは、IPv6ヘッダーの目的地IPアドレスから抽出された224.10.10.10が使用され、IPv4ソースIPアドレスは、IPv6ヘッダーのソースIPアドレスからIPv4互換領域を抽出して使用する。すなわち、IPv4網を介したIPv6マルチキャストパケットのIPv4マルチキャストを行うために、IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330は、IPv6マルチキャストアドレスからIPv4と互換可能な4バイト領域(IPv4と互換性を有する4バイト領域)を抽出し、抽出されたIPv4と互換可能な4バイト領域を、IPv4マルチキャストアドレスとして利用する。具体的に説明すると、例えば、IPv6マルチキャストアドレスがFF:8E:224.10.2.23である場合には、IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330は、FF:8E:224.10.2.23から224.10.2.23を抽出し、IPv4マルチキャストアドレスとして利用する。
これにより、マルチキャスト管理部340は、IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330においてIPv4マルチキャストパケットにカプセル化されたパケットを伝送するための送信インターフェースを、IPv4マルチキャストテーブル324を参照して検出する。したがって、マルチキャスト管理部340は、IPv4マルチキャストパケットにカプセル化されたパケットを、パケット送受信部350を介して検出した送信インターフェースに出力し、IPv4網のマルチキャスティングを行う。
一方、IPv6/IPv4ルータ300が、IPv4網からマルチキャスト自動互換アドレス領域が含まれたパケット(本実施形態では224.10.10.20)を受信した場合には、パケット送受信部350は、受信したIPv4マルチキャストパケットをマルチキャスト管理部340に出力する。
マルチキャスト管理部340は、IPv4パケットの目的地アドレスがIPv6自動互換アドレスであることを認識し、当該IPv4パケットをIPカプセル化/脱カプセル化モジュール330に出力する。IPカプセル化/脱カプセル化モジュール330は、受信したIPv4パケットからIPv4ヘッダーを除去し、元のIPv6パケットを抽出する脱カプセル化を行う。
そして、マルチキャスト管理部340は、脱カプセル化されたIPv6マルチキャストパケットの送信インターフェースを、IPv6マルチキャストテーブル328を参照して検出する。これにより、マルチキャスト管理部340は、パケット送受信部350を介して検出した送信インターフェースにIPv6マルチキャストパケットを出力し、IPv6網のマルチキャスティングを行う。
このように、本実施形態では、IPv4マルチキャストアドレスと互換可能なIPv6マルチキャストアドレスを用いることによって、IPv6マルチキャストアドレスからIPv4マルチキャストアドレスを抽出し、IPv6マルチキャストパケットをIPv4マルチキャストパケットにカプセル化した後、IPv4網を介したIPv6網間のマルチキャストトンネリングを行う。したがって、別途のアドレス変換テーブルを必要とせず、データの伝送負荷を低減することが可能になり、伝送効率を向上させることが可能となる。
図9は、図5のIPv6/IPv4ルータ300を用いたIPv4網及びIPv6網間のマルチキャストトンネリングが行われる構成例を示すブロック図である。
IPv6網220のIPv6ホスト120は、IPv6網620の第1のIPv6ホスト660及びIPv6網640の第2のIPv6ホスト680対してマルチキャストパケットを伝送するために、IPv6マルチキャストパケット240を、IPv6網220を介してIPv6/IPv4ルータ300に伝送する。ここで、IPv6ホスト120が伝送するIPv6マルチキャストパケット240のヘッダーに含まれたアドレス情報のうちのソースアドレス及び目的地アドレスは、IPv4と互換可能なIPv6形式のアドレスである。
IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6マルチキャストパケット240を受信すると、IPv6マルチキャストパケット240のヘッダーに含まれたIPv6形式のソースアドレスからIPv4互換領域を抽出し、IPv4ソースアドレスとして使用する。また、IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6マルチキャストパケット240のヘッダーに含まれたIPv6形式のソースアドレスからIPv4互換領域である4バイトを抽出し、IPv4マルチキャストアドレスとして使用する。
また、IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6ヘッダーから抽出したIPv6形式のソースアドレス及び目的地アドレスから、IPv4形式のソース及び目的地アドレスを抽出し、IPv4カプセル化を行う。IPv6/IPv4ルータ300は、IPv4カプセル化されたマルチキャストパケット440、すなわち、IPv6マルチキャストパケット240に、IPv6形式のソースアドレス及び目的地アドレスから抽出されたIPv4形式のソース及び目的地アドレスを含むIPv4ヘッダーが付加されたIPv4マルチキャストパケット440を、IPv4網420を介して第1のIPv4/IPv6ルータ460及び第2のIPv4/IPv6ルータ480に、IPv4マルチキャスティングを行う。
第1のIPv4/IPv6ルータ460及び第2のIPv4/IPv6ルータ480は、IPv4網420を介してIPv6/IPv4ルータ300によってIPv4マルチキャストされたIPv4マルチキャストパケットを受信すると、当該受信したIPv4マルチキャストパケットのIPv4ヘッダーを除去(削除)し、IPv6マルチキャストパケットを抽出する。そして、第1のIPv4/IPv6ルータ460及び第2のIPv4/IPv6ルータ480は、抽出したIPv6マルチキャストパケットをIPv6網620、640を介して第1のIPv6ホスト660及び第2のIPv6ホスト680に各々伝送する。
図10は、本実施形態におけるIPv4網とIPv6網間のマルチキャストトンネリング装置を用いたマルチキャストトンネリング方法のフローチャートである。以下、図9及び図10を参照して、説明する。
まず、IPv6/IPv4ルータ300は、IPv4マルチキャストプロトコル及びIPv4グループ管理プロトコルを用いて、IPv4網のマルチキャスト伝達ツリーであるIPv4マルチキャストテーブル324を設定し、IPv6マルチキャストプロトコル及びIPv6グループ管理プロトコルを用いて、IPv6網のマルチキャスト伝達ツリーであるIPv6マルチキャストテーブル328を設定する(S110)。
IPv6/IPv4ルータ300は、管理者等から入力されたIPv4網のマルチキャストアドレス領域及びIPv4と互換可能なIPv6網のマルチキャストアドレス領域を、割り当てる(S120)。
IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6ホストから伝送されるIPv6マルチキャストパケットの受信可否を判別する(S130)。IPv6マルチキャストパケットが受信されたと判別された場合には、IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6マルチキャストパケットの目的地アドレスの網連結種類を判別する(S140)。
IPv6マルチキャストパケットの目的地アドレスの網が、IPv6網220に連結された網であると判別した場合には、IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6マルチキャストテーブル328を参照して、受信したIPv6マルチキャストパケットの送信インターフェースを検出する(S150)。これにより、IPv6/IPv4ルータ300は、検出したIPv6送信インターフェースを介してIPv6マルチキャストパケットをIPv6網220のIPv6ルータ140にマルチキャス伝送送する(S160)。
一方、ステップS140において、IPv6マルチキャストパケットの目的地アドレスの網が、IPv4網420に連結した網であると判別した場合には、IPv6/IPv4ルータ300は、受信したIPv6マルチキャストパケットのIPv6マルチキャスト目的地アドレスからIPv4マルチキャスト目的地アドレスを抽出し、IPv6マルチキャストパケットのソースアドレスからIPv4ソースアドレスを抽出する(S210)。
IPv6/IPv4ルータ300は、IPv6マルチキャストパケットを、抽出したIPv4マルチキャスト目的地アドレス及びIPv4ソースアドレスが含まれたIPv4マルチキャストパケットにカプセル化する(S220)。
IPv6/IPv4ルータ300は、IPv4マルチキャストテーブル324を参照して、カプセル化されたIPv4マルチキャストパケットの送信インターフェースを検出する(S230)。これにより、IPv6/IPv4ルータ300は、検出されたIPv4送信インターフェースを介してIPv4マルチキャストパケットをIPv4網420の第1のIPv4/IPv6ルータ460及び第2のIPv4/IPv6ルータ480にマルチキャスト伝送する(S240)。
以上、本発明の具体的な実施形態に則して詳細に説明したが、形式や細部についての種々の変更が、特許請求の範囲により記載されるような本発明の精神及び範囲から逸脱するとこなく行われることが可能であることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。したがって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
IPv6網からIPv4網を経てIPv6網への従来の一般的なトンネリング過程を示した概略図である。 IPv6網からIPv4網を経てIPv6網への従来の一般的なトンネリング過程をより詳細に示した概略図である。 従来の一般的なIPv6網におけるマルチキャスティングのための構成を示す図である。 IPv4網を介したIPv6トンネリングにおけるマルチキャスティングの一例を示した図である。 本発明の実施形態におけるIPv4網とIPv6網間のマルチキャストのための自動トンネリング装置の構成ブロック図である。 本発明の実施形態のIPv4マルチキャストテーブル及びIPv6マルチキャストテーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施形態におけるIPv4ヘッダーの構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるIPv6ヘッダーの構成を示す図である。 図5のIPv6/IPv4ルータを用いたIPv4網及びIPv6網間のマルチキャストトンネリングが行われる構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるIPv4網とIPv6網間のマルチキャストトンネリング装置を用いたマルチキャストトンネリング方法のフローチャートである。
符号の説明
310 IPマルチキャスト情報管理部
312 IPv4マルチキャストプロトコル
314 IPv4グループ管理プロトコル
316 IPv6マルチキャストプロトコル
318 IPv6グループ管理プロトコル
320 IPマルチキャストテーブル
324 IPv4マルチキャストテーブル
328 IPv6マルチキャストテーブル
330 IPカプセル化/脱カプセル化モジュール
340 マルチキャスト管理部
350 パケット送受信部
420、440 IPv4網
520、540 IPv6網

Claims (12)

  1. 互いに異なるアドレス形式を有する異種網間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法であって、
    第1アドレス形式を有する第1網と前記第1アドレス形式と異なる第2アドレス形式を有する第2網との各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するステップと、
    前記第1網に対するマルチキャストアドレス領域と、前記第1アドレス形式と互換性を有する前記第2網に対するマルチキャストアドレス領域とを割り当てるステップと、
    前記第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれた前記第2網マルチキャストパケットを受信するステップと、
    前記第2網マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、前記目的地網が前記第1網に連結された前記第2網である場合に、前記第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、前記第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、前記マルチキャストテーブルを参照して、前記第2網マルチキャストパケットを、前記第1網を介して前記第2網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とするマルチキャストトンネリング方法。
  2. 前記マルチキャストトンネリングステップは、
    前記第2網マルチキャストパケットを、抽出された前記第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれた第1網マルチキャストパケットにカプセル化するステップと、
    前記マルチキャストテーブルからカプセル化された前記第1網用マルチキャストパケットに対する第1網送信インターフェースを検出するステップと、
    検出された前記第1網送信インターフェースを使用して、カプセル化された前記第1網用マルチキャストパケットを、前記第1網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャストトンネリング方法。
  3. 前記第2網用マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、前記目的地網が前記第2網である場合に、前記マルチキャストテーブルから第2網マルチキャストパケットに対する第2網送信インターフェースを検出するステップと、
    検出された前記第2網送信インターフェースを使用して、前記第2網マルチキャストパケットを、前記第2網にマルチキャストするステップとをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャストトンネリング方法。
  4. IPv4網とIPv6網との間のマルチキャスティングのためのトンネリング方法であって、
    前記IPv4網及び前記IPv6網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するステップと、
    前記IPv4網に対するマルチキャストアドレス領域と、前記第IPv4網との互換性を有し、前記IPv6に対するマルチキャストアドレス領域を割り当てるステップと、
    前記IPv6網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたIPv6マルチキャストパケットを受信するステップと、
    前記IPv6マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、前記目的地網が前記IPv4網に連結された前記IPv6網である場合に、前記IPv6マルチキャストパケットに含まれた送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから前記IPv4網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、前記IPv6マルチキャストパケットをIPv4形式のパケットにカプセル化し、カプセル化された前記IPv4形式のパケットを、前記マルチキャストテーブルを参照して前記IPv4網を介して前記IPv6網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とするマルチキャストトンネリング方法。
  5. 前記トンネリングステップは、
    前記IPv6マルチキャストパケットを、抽出された前記IPv4網の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含まれたIPv4マルチキャストパケットにカプセル化するステップと、
    前記マルチキャストテーブルからカプセル化された前記IPv4マルチキャストパケットに対するIPv4網送信インターフェースを検出するステップと、
    検出された前記IPv4網送信インターフェースを使用して、カプセル化された前記第IPv4マルチキャストパケットを、前記IPv4網にマルチキャストトンネリングするステップとを有することを特徴とする請求項4に記載のマルチキャストトンネリング方法。
  6. 前記IPv6網マルチキャストパケットの目的地網の連結種類を判別し、前記目的地網が前記IPv6網である場合に、前記マルチキャストテーブルから前記IPv6網マルチキャストパケットに対するIPv6網送信インターフェースを検出するステップと、
    検出した前記IPv6網送信インターフェースを使用して、前記IPv6マルチキャストパケットを、前記IPv6網にマルチキャストするステップとをさらに有することを特徴とする 請求項4に記載のマルチキャストトンネリング方法。
  7. 互いに異なるアドレス形式を有する網間のマルチキャスティングのためのトンネリング装置であって、
    第1アドレス形式を有する第1網と前記第1アドレス形式と異なる第2アドレス形式を有する第2網とに連結され、パケットを受信及び送信するパケット送受信部と、
    前記第1網及び前記第2網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するマルチキャスト情報管理部と、
    前記第2網から受信したパケットを前記第1網についてのパケットにカプセル化し、前記第1網から受信したパケットを前記第2網についてのパケットに脱カプセル化するカプセル化/脱カプセル化部と、
    前記第1網に対するマルチキャストアドレス領域及び前記第1アドレス形式と互換性を有する前記第2網に対するマルチキャストアドレス領域を割り当て、前記第1網を介して前記第2網にマルチキャストトンネリングするための第2網マルチキャストパケットに含まれた前記第2アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、前記第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、前記マルチキャストテーブルを参照して、前記第2網マルチキャストパケットを、前記第1網を介して前記第2網にマルチキャストトンネリングするマルチキャスト管理部とを有することを特徴とするマルチキャストトンネリング装置。
  8. 前記カプセル化/脱カプセル化部は、前記第2網マルチキャストパケットを、抽出した前記第1アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスが含む第1網マルチキャストパケットにカプセル化し、
    前記マルチキャスト管理部は、前記マルチキャストテーブルから、カプセル化された第1網マルチキャストパケットに対する第1網送信インターフェースを検出し、検出された前記第1網送信インターフェースを使用して、カプセル化された前記第1網マルチキャストパケットを、前記第1網にマルチキャストトンネリングすることを特徴とする請求項7に記載のマルチキャストトンネリング装置。
  9. 前記マルチキャスト管理部は、前記第2網マルチキャストパケットの目的地網が前記第2網である場合に、前記マルチキャストテーブルから第2網マルチキャストパケットに対する第2網送信インターフェースを検出し、検出された前記第2網送信インターフェースを使用して、前記第2網マルチキャストパケットを、前記第2網にマルチキャストすることを特徴とする請求項7に記載のマルチキャストトンネリング装置。
  10. IPv4網とIPv6網との間のマルチキャスティングのためのトンネリング装置であって、
    前記IPv4網及び前記IPv6網に連結され、パケットを受信及び送信するパケット送受信部と、
    前記IPv4網及び前記IPv6網の各々に対するマルチキャスト伝達ツリー構造の受信インターフェース及び送信インターフェースについての情報が含まれたマルチキャストテーブルを設定するマルチキャスト情報管理部と、
    IPv6網形式のパケットをIPv4網形式のパケットにカプセル化し、カプセル化された前記IPv4網形式のパケットを、前記IPv6網形式のパケットに脱カプセル化するカプセル化/脱カプセル化部と、
    前記IPv4網に対するマルチキャストアドレス領域と、前記IPv4網と互換性を有する前記IPv6網に対するマルチキャストアドレス領域を割り当て、前記IPv4網を介して前記IPv6網にマルチキャストトンネリングするためのIPv6網マルチキャストパケットに含まれたIPv6形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスから、IPv4形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを抽出し、前記マルチキャストテーブルを参照して、前記IPv6網マルチキャストパケットを、前記IPv4網を介して前記IPv6網にマルチキャストトンネリングするマルチキャスト管理部とを有することを特徴とするマルチキャストトンネリング装置。
  11. 前記カプセル化/脱カプセル化部は、前記IPv6マルチキャストパケットを、抽出された前記IPv4アドレス形式の送信元アドレス及びマルチキャスト目的地アドレスを含んでいるIPv4マルチキャストパケットにカプセル化し、
    前記マルチキャスト管理部は、前記マルチキャストテーブルからカプセル化された前記IPv4マルチキャストパケットに対するIPv4網送信インターフェースを検出し、検出された前記IPv4網送信インターフェースを使用して、カプセル化された前記IPv4マルチキャストパケットを、前記IPv4網にマルチキャストトンネリングすることを特徴とする請求項10に記載のマルチキャストトンネリング装置。
  12. 前記マルチキャスト管理部は、前記IPv6マルチキャストパケットの目的地網が、前記IPv6網である場合に、前記マルチキャストテーブルからIPv6マルチキャストパケットに対するIPv6網送信インターフェースを検出し、検出された前記IPv6網送信インターフェースを使用して、前記IPv6マルチキャストパケットを、前記IPv6網にマルチキャストすることを特徴とする請求項10に記載のマルチキャストトンネリング装置。
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