JP2006177647A

JP2006177647A - 円筒形真空断熱冷蔵庫

Info

Publication number: JP2006177647A
Application number: JP2004382736A
Authority: JP
Inventors: Keiji Sakamoto; 慶二阪本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-12-21
Filing date: 2004-12-21
Publication date: 2006-07-06

Abstract

【課題】真空断熱材を用いる冷蔵庫の構造。
【解決手段】ステンレス鋼板等、金属板２枚を一定の隙間をおいて重ね、端部で両板を溶接接続密閉し、隙間を真空にした真空断熱材は断熱性能が良好で、省エネルギー、省資源材であるが、外気圧力に弱く、四角形冷蔵庫の断熱材としての使用が比較的困難である。よって、円筒形真空断熱材を用い、円筒形真空断熱冷蔵庫の製作を比較的容易にする。【選択図】図１

Description

本発明は、断熱性能が優れている真空断熱材を用いて製作する円筒形真空断熱冷蔵庫に関するするものである。

従来、冷蔵庫に用いられている断熱材のうち、冷蔵庫廃却時、廃材となるものが多く、その際、焼却が行われて地球環境への影響が問題となり、また、従来、四角形状の冷蔵庫が製作されており、本発明に用いる真空断熱を利用する際、外気圧力に弱く、従って、本発明に用いる真空断熱材利用冷蔵庫発達の障害となっていた。

ステンレス鋼板等、金属板２枚を一定の隙間をおいて重ね、端部で両板を溶接接続密閉し、隙間を真空にした真空断熱材は、断熱性能が良好であり、真空が断熱を行うため、断熱材料資源を必要とせず、冷蔵庫廃却に際して焼却等を行う必要が無い。しかし、外気圧力により変形すること、及び、真空断熱材を金属で製作するとき、端部、両板を溶接接続部における熱伝導放熱が比較的大きくなる。

真空断熱冷蔵庫を円筒形にして円筒形真空断熱材を用い、耐外気圧力の向上を計ることによって、冷蔵庫内部体積に対して外殻壁面積が四角形よりも円筒形の方が小であり、放熱が小となり、扉の形状を円筒形真空断熱冷蔵庫外側に添わせる半径の局面とし、弾性を有するゴムペルト状材等を円筒形真空断熱冷蔵庫外側に巻きつけ扉に取り付け、扉と冷蔵庫本体を密着させ、扉開閉時、扉と弾性を有するゴムペルト状材等が円筒形真空断熱冷蔵庫外周を左右に摺動する構造とし、扉開閉時、冷蔵庫本体の外側に、扉のはみ出しを小にし、冷蔵庫の設置面積を小にする上、円筒形真空断熱冷蔵庫の開口部、扉と重なる部分において、低熱伝導材料を比較的幅広く挿入し、冷蔵庫内受熱壁面及び扉の冷蔵庫内側受熱壁面から冷蔵庫外放熱壁面及び扉の冷蔵庫外側放熱壁面までの距離を長くして、この部分からの熱伝達を小にすることにより断熱良好な円筒形真空断熱冷蔵庫とし、外観を四角形とするときには、円筒形真空断熱冷蔵庫に四角形外殻を設けることが可能である。

この際、楕円筒形とすることが可能であり、扉を円筒形真空断熱冷蔵庫開口部外周に密着させるため、扉開閉レールに弾性を有するゴムペルト状材等を取り付けること、また、磁石を用いることが可能である。

冷蔵庫を円筒形真空断熱冷蔵庫とすることにより、庫内に円形回転棚を有効に設けることを可能にし、棚の清掃を容易にし、棚上物品の出し入れを扉部分において行うことを可能にし、物品間、及び、物品上面隙間を少なく多くの物品収納を可能にし、物品が保有する熱量を大きくし、物品出し入れ時の短時間、扉を開くことによる冷蔵庫内温度低下を小にすることを可能にし、真空断熱材の庫内面壁の棚部分にリブを設け、冷蔵庫内で障害にはならないリブとし、リブによって。真空断熱材の庫内面壁の耐外気力を向上させ、庫内面壁材厚さを小にすることを可能にする。

真空断熱の断熱性能を活かした冷蔵庫により省エネルギーを計り、断熱材を用いない断熱を活用して省資源を計る。

図１、及び、図２は円筒形真空断熱冷蔵庫を示し、１は冷蔵庫本体、２は，開閉扉、３は、弾性を有するゴムベルト等、４は、扉開閉用レール、５は、冷蔵庫本体の開口部と扉との重なり部に用いる低熱伝導材である。

図１のａは冷蔵庫の扉を閉めた状態であり、図１のｂは図１の断面であり、図２図のａは、扉を開けた状態であり、図２のｂは、冷蔵庫本体開口部端と扉の端部の拡大図であり、冷蔵庫本体の真空断熱壁、すなわち、真空断熱材は６と７の真空部形成金属壁内８を真空にして真空断熱材を形成し、扉の真空断熱は、９と１０の真空部形成金属壁内の１１を真空にして真空断熱構造を形成している。

省エネルギー、省資源製品であり、廃却時の焼却物を少にし、リサイクルに適応できる製品である。

（ａ）円筒形真空断熱冷蔵庫の本体の図である。（ｂ）図１ａの断面図である。（ａ）円筒形真空断熱冷蔵庫の扉を開いたときの図である。（ｂ）冷蔵庫本体開口部端と扉との重なり部の拡大図で、真空断熱材の構造を表す断面図である。

符号の説明

１円筒形真空断熱冷蔵庫本体
２円筒形真空断熱冷蔵庫の扉
３弾性を有するゴムベルト等
４扉開閉用レール
５冷蔵庫本体開口部と扉の重なり部に用いている低熱伝導材
６円筒形真空断熱冷蔵庫の真空断熱材庫内壁
７円筒形真空断熱冷蔵庫の真空断熱材庫外壁
８円筒形真空断熱冷蔵庫の真空断熱材真空部
９円筒形真空断熱冷蔵庫扉の真空断構造材庫内側壁
１０円筒形真空断熱冷蔵庫の真空断熱構造材庫外側壁
１１円筒形真空断熱冷蔵庫扉の真空断熱構造の真空部

Claims

ステンレス鋼板等、金属板２枚を一定の隙間をおいて重ね、端部で両板を溶接接続密閉し、隙間を真空にした真空断熱材を用いて製作する冷蔵庫において、耐外気圧が大きい円筒形真空断熱材を用いて円筒形真空断熱冷蔵庫とし、冷蔵庫、開口部に用いる扉を円筒形真空断熱冷蔵庫外に添う半径の曲面状とし、弾性を有するゴムベルト状材等を円筒形真空断熱冷蔵庫の外周に添わせて扉に接続し、扉を円筒状開口部外周に密着させて扉部分の気密性を向上させ、扉、及び弾性ベルト状材等を円筒形冷蔵庫外周に沿わせて摺動させ、左右に開閉し、開口量自在にすることにより、扉開閉時、冷蔵庫本体からの扉のはみ出しを小にして冷蔵庫設置面積を少にし、扉開閉時、必要最小開口量とすることを特徴とする円筒形真空断熱冷蔵庫。
請求項１の円筒形真空断熱冷蔵庫において、冷蔵庫の開口部と扉との重なりを比較的長く広くし、該重なり部分の間に低熱伝導なる材料を挿入し、冷蔵庫内受熱壁面、及び、扉の庫内面受熱壁面と、冷蔵庫外面放熱壁面、及び、扉の庫外面放熱壁面との距離を長くして熱伝導を小にし、放熱を小にすることを特徴とする円筒形真空断熱冷蔵庫。
請求項１の円筒形真空断熱冷蔵庫において、庫内に円形回転棚を有効に設けることを可能にし、棚の清掃を容易にし、棚上物品の出し入れを扉部分において行うことを可能にし、物品間、及び、物品上面隙間少なく、多くの物品収納を可能にし、物品が保有する熱量を大きくし、物品出し入れ時の短時間、扉を開くことによる冷蔵庫内温度低下を小にすることを特徴とする円筒形真空断熱冷蔵庫。