JP2006168749A - ガラス搬送用枠体 - Google Patents

ガラス搬送用枠体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006168749A
JP2006168749A JP2004360728A JP2004360728A JP2006168749A JP 2006168749 A JP2006168749 A JP 2006168749A JP 2004360728 A JP2004360728 A JP 2004360728A JP 2004360728 A JP2004360728 A JP 2004360728A JP 2006168749 A JP2006168749 A JP 2006168749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
glass
glass substrate
support frame
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004360728A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Hirabayashi
孝夫 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuhei Glass Kakou Co Ltd
Original Assignee
Kyokuhei Glass Kakou Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyokuhei Glass Kakou Co Ltd filed Critical Kyokuhei Glass Kakou Co Ltd
Priority to JP2004360728A priority Critical patent/JP2006168749A/ja
Publication of JP2006168749A publication Critical patent/JP2006168749A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Pallets (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

【課題】 搬送用トレイ等のガラス搬送用枠体を使用してガラス基板が搬送される際に、ガラス基板の跳ね上がりを抑えるとともに、ガラス搬送用枠体に衝撃や振動が生じた場合であっても、ガラス基板の周端縁以外の表面に僅かな傷も生じさせないガラス搬送用枠体を提供すること。
【解決手段】 ガラス基板14の周端縁下面を上下に貫通する開口が形成された枠体1の支持枠2に支持させた状態で、新たな枠体1が直下の枠体1に積層させると、上下に隣接する枠体1同士が突状体9によりその移動が相互に拘束される。このときガラス基板14の周端縁上面を支持枠2下面の当接材6に当接保持させて、ガラス基板14全体を湾曲させた枠体1に沿って湾曲させるので、ガラス基板14の跳ね上がりが抑えられるとともに、枠体1に衝撃や振動が生じた場合であっても、ガラス基板14の周端縁以外の表面には僅かな傷も生じさせない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、薄型かつ大型のガラス基板の搬送に用いるガラス搬送用枠体に関する。
従来、液晶基板等に用いるための大型ガラス基板を搬送するガラス搬送用枠体には、搬送用トレイが用いられており、この搬送用トレイは、主に平面形状が矩形の底板と、左右の側縁部と、前後の側縁部と、から構成されている。底部の上面には緩衝性のあるプラスチック発砲体等で形成された突起部が複数設けられており、これらの突起部で搬送トレイに収納される大型ガラス基板の底面が支持されている。
左右の側縁部には、それぞれ押さえ板が内方に折れ曲がるように蝶番で取り付けてあり、押さえ板を下方に向けて閉じると大型ガラス基板が軽く底板に固定される。この搬送用トレイは左右方向から中央部に向かって緩やかな凸状または凹状に湾曲されており、この大型ガラス基板を載置させると搬送用トレイの凸状面または凹状面に沿って湾曲され載置される。
このようにしてガラス基板を収納させた搬送用トレイを直下に位置する搬送トレイの前後左右の側縁部に重ね合わせることで、上下方向に多段で搬送用トレイが積層され、搬送用トレイの搬送中に振動や衝撃が生じても、大型ガラス基板が搬送用トレイの凸状または凹状に沿って載置されるので、水平方向に戻ろうとする力に対して反発力が働くため、大型ガラス基板の跳ね上がりは発生しにくくなっている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−149149号公報(段落0015〜段落0023、図3,図4,図5)
しかしながら、特許文献1にあっては、搬送用トレイに載置された大型ガラス基板の上部は左右の側端縁に設けられた押さえ板で軽く固定させている程度なので、多段に積層された搬送用トレイの搬送中に大きな振動や衝撃が生じた場合には、底板に設けられた複数の緩衝性のある突起部で殆どの衝撃が吸収されるものの、突起部に接する当接支持面に細かな傷を生じさせる恐れがあった。特に、ガラス基板の表面に僅かでも傷が生じてしまうと、新たなガラス基板を用意する必要があり手間とコストが掛かっていた。
さらに、近年ではガラス基板のさらなる薄型の大型化[例えば、厚さ2〜10mmで、縦(1500〜2200mm)×横(1800〜2600mm)]が進んでおり、搬送用トレイの凹状に沿わせてガラス基板を凹状に湾曲させ載置させただけでは、ガラス基板に傷を付けることなく跳ね上がりを確実に防止することは困難になってきている。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、搬送用トレイ等のガラス搬送用枠体を使用してガラス基板が搬送される際に、ガラス基板の跳ね上がりを抑えるとともに、ガラス搬送用枠体に衝撃や振動が生じた場合であっても、ガラス基板の周端縁以外の表面に僅かな傷も生じさせないガラス搬送用枠体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のガラス搬送用枠体は、一枚のガラス基板を水平方向に収納する上下に貫通する開口が形成された枠体を多段に積層させ搬送するガラス搬送用枠体であって、該ガラス搬送用枠体は、その一対の前後側部または一対の左右側部のいずれか一方の対の両側部から中央に向けて下方に緩やかに湾曲させるとともに、前記前後左右側部の内周面に沿って、前記ガラス基板の周端縁下面を支持する支持枠が設けられ、該支持枠の下面には直下に位置する前記ガラス基板の周端縁上面に当接保持可能な当接材が設けられ、前記ガラス搬送用枠体の隅部には隣接するガラス搬送用枠体同士の相互の移動を拘束する突状体が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ガラス基板の周端縁下面をガラス搬送用枠体の支持枠に支持させ、上下に隣接するガラス搬送用枠体同士を突状体で相互にその移動を拘束させながら、ガラス基板の周端縁上面を、上部に隣接するガラス搬送用枠体の当接材で当接保持して、ガラス基板全体をガラス搬送用枠体に沿って湾曲させることで、ガラス基板に外力が作用しても常にガラス基板が湾曲した状態に戻る復元力が作用し、ガラス基板の跳ね上がりが抑えられてガラス基板を安定して保持させることができるとともに、ガラス基板の周端縁以外の上下面が無接触状態で保持されているので、ガラス搬送用枠体を積層させ複数枚のガラス基板を搬送させる際に、ガラス搬送用枠体に衝撃や振動が生じた場合であっても、ガラス基板の周端縁以外の表面に傷が付くことがない。
本発明の請求項2に記載のガラス搬送用枠体は、請求項1に記載のガラス搬送用枠体であって、前記突状体は、下方に突設した係合凸部と、上方が開口する係合凹部とから形成され、該係合凹部に、新たに積層されるガラス搬送用枠体の前記係合凸部を係合固定させてガラス搬送用枠体を積層することが可能なことを特徴としている。
この特徴によれば、ガラス搬送用枠体を直下のガラス搬送用枠体に積層させる際に、直下のガラス搬送用枠体の係合凹部によって、新たなガラス搬送用枠体の係合凸部が下方に向けて正しい積層位置に円滑に案内され、互いのガラス搬送用枠体の係合凹部と係合凸部が係合されるので、ガラス搬送用枠体の相互の移動が確実に規制される。
本発明の請求項3に記載のガラス搬送用枠体は、請求項1または2に記載のガラス搬送用枠体であって、互いに当接する前記ガラス搬送用枠体の上下面間には緩衝材が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ガラス搬送用枠体の積層時や搬送時において、上下に隣接するガラス搬送用枠体同士が緩衝材を介して積み重ねられることになるので、振動や衝撃に対する防振効果がより高められる。
本発明の請求項4に記載のガラス搬送用枠体は、請求項1乃至3のいずれかに記載のガラス搬送用枠体であって、前記支持枠には支持枠延長部材が着脱自在に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ガラス搬送用枠体の開口よりもガラス基板が小さい場合であっても、支持枠に支持枠延長部材を取り付けるだけでガラス基板の周端縁下面を支持可能となるので、小さな開口サイズのガラス搬送用枠体を新たに用意する必要はなく、手間とコストが低減される。
本発明の請求項5に記載のガラス搬送用枠体は、請求項1乃至4のいずれかに記載のガラス搬送用枠体であって、前記ガラス搬送用枠体の外周面に結露防止手段が施されていることを特徴としている。
この特徴によれば、結露防止手段をガラス搬送用枠体の外周面に施すことにより、ガラス搬送用枠体の外周面には結露による水分が付着することがないので、ガラス搬送用枠体の外周面から内部に結露により生じた水分が入り込むことが防止される。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1における複数のガラス搬送用枠体をパレットに多段で設けた全体像を示す斜視図であり、図2は、ガラス搬送用枠体にガラス基板を載置する状態を示す斜視図であり、図3は、ガラス搬送用枠体の積層状態を示す斜視図であり、図4は、図2のA−A線を示す断面図であり、図5は、複数のガラス搬送用枠体を多段に積み重ねた端面図である。このガラス搬送用枠体(以下、枠体1)は、薄型かつ大型のディスプレイの液晶パネル等に使用されるガラス基板を搬送する際に使用される。
図1に示されるように、パレット15の上面には最下段の枠体1を支持する載置台8が固定具16で固定され、この載置台8に後述するガラス基板を収納する枠体1が上下方向で多段に積層されており、パレット15をフォークリフト等で持ち上げ移動させることで、同時に複数の枠体1を搬送可能になっている。
枠体1について説明すると、図2に示されるように、枠体1は、一対の短尺の左側部1aおよび右側部1bと、両端部から中央に向けて下方に緩やかに湾曲された一対の長尺の前側部1cおよび後側部1dからなる横長の矩形枠と、この矩形枠の内周面3cに沿って枠体1の内方に向けて設けられた支持枠2と、左側部1aおよび右側部1bの外周面1a’,1b’に沿って外方に向けて突設された手掛部5,5と、から構成されている。この矩形枠には中空形成の軽量化が図られたアルミニウム等の金属枠が用いられている。
そこで、一枚のガラス基板14を枠体1内に収納させるには、枠体1の上方からガラス基板14を略水平状態を保ちながら、支持枠2にガラス基板14の周端縁下面を当接させて載置させるだけで良い。なお、本実施例では、支持枠2の上面に支持されるガラス基板14下面の周端縁の載置面積幅は極力小さい方が好ましくおよそ5mm〜10mm幅の長さとしているが、特にこの数値範囲内に限定するものではない。
支持枠2の内部には上下に貫通する矩形の開口2aが、左側部1a,右側部1b,前側部1c,後側部1dからなる矩形枠の縮小比率で形成されている。枠体1の上部には水平面の載置部3が形成され、載置部3の隅部4箇所には金属で成形された逆円錐形の突状体9が設けられている。突状体9には載置部3から上方に開口された係合凹部9bが形成されている。
さらに、枠体1の下面には、図3に示されるように水平面の係合部4が形成され、係合部4の隅部4箇所から突状体9の係合凸部9aが下方に向けて突設されている。また、係合凸部9aを避けるように、発砲樹脂あるいはゴム等の弾性力のある緩衝材7が係合部4に沿って枠状に設けられている。
そして、手掛部5,5を利用して矢印に示されるように新たな枠体1を直下に位置する枠体1に積層させた際には、新たな枠体1の係合部4が緩衝材6を介して直下の載置部3に支持されるとともに、新たに載置される枠体1の係合凸部9aが直下の枠体1の係合凹部9b(図2参照)に係合される。
以下、本実施例の説明において、枠体1の矩形枠を構成する左側部1a,右側部1b,前側部1c,後側部1dは、略同一の断面形状のため本実施例では、左側部1aを中心に説明し、右側部1bおよび前側部1c,後側部1dの詳細な説明を割愛する。
そこで、枠体1の左側部1aについて詳細に説明すると、図4に示されるように、突状体9が垂直方向で係合凸部9aが下方に向けて係合部4を貫通するように溶接固定させており、突状体9の上端面には上方が開口し下方垂直方向に向けて延びる係合凹部9bが形成されている。枠体1の載置部3及び係合部4には内周面4cから外周面1a’に向けて水平面が形成されており、係合部4の水平面に沿って前述した緩衝材7(図3参照)が設けられている。
そして枠体1を多段に積層させた際に、緩衝材7によって上下に隣接する枠体1,1が互いに密接されるので気密性が確保され、枠体1の内部に外部からのゴミや埃や水分等が入り込まない構成になっている。支持枠2の下面には、内周面4cに沿って発砲樹脂あるいはゴム等の弾性力のある当接材6が設けられ、後述おいて説明するが枠体1を多段に積層させた際に、当接材6の下端を直下に位置する枠体1のガラス基板14の周端縁上面に当接させることで、支持枠2の上面と当接材6とでガラス基板14を挟んだ状態にして保持できる構成となっている。そしてこの当接材6はガラス基板14との当接時に、ガラス基板14の周端縁上面全体を囲繞して内部に水分や塵等が侵入できないようにしている。
そこで、枠体1を多段に積層させる手順について具体的に説明する。図5に示されるように、ガラス基板14が支持枠2に載置された直下に位置する枠体1に、新たな枠体1を矢印に示されるように上方より下方に向けて積層させていく。すると、直下の枠体1の係合凹部9b内に、新たに積層される枠体1の係合凸部9aが下方に向けて正しい積層位置に嵌入されていく。
そして、直下の枠体1の係合凹部9bと新たな枠体1の係合凸部9aが互いに嵌合されると、上下の枠体1,1の相互移動が確実に規制されるとともに、直下の枠体1の載置部3と、新たな枠体1の係合部4が緩衝材7を介して密接され安定した状態で載置される。しかも、これら上下に隣接する枠体1間に位置する緩衝材7によって、パレット15(図1参照)や各枠体1からの振動や衝撃が緩衝材7によって吸収され、特に多段に積層された枠体1のパレット15の搬送時においては有効である。
このようにして、ガラス基板14の周端縁下面を枠体1の支持枠2に支持させた状態で、新たな枠体1を直下の枠体1に積層させると、上下に隣接する枠体1同士は突状体9で相互にその移動が拘束され、ガラス基板14の周端縁上面が支持枠2下面の当接材6に当接することで、ガラス基板14全体が図2に示すように、前側部1cおよび後側部1dに沿って、左右方向から中央部に向かって緩やかに凹状で湾曲されることになり、水平方向に戻ろうとする力に対して反発力が働くため、ガラス基板14の跳ね上がりが発生しにくい構造となる。
そしてガラス基板14の周端縁以外の上下面は開口2aにあるので、ガラス基板14のほぼ全面が無接触状態で保持されていることになり、枠体1を使用してガラス基板14が搬送される際に、枠体1に衝撃や振動が生じた場合であっても、ガラス基板14の周端縁以外の表面に傷が付く恐れがない。
なお、当接材6のガラス基板14への当接における押圧力については、あくまでガラス基板14を支持枠2に固定保持させる程度のものであって、当接材6を介して枠体1の自重がガラス基板14で支持されるものではなく、新たに積層される枠体1の自重は直下に位置する枠体1によって確実に支持されているので、多段に枠体1が積層されても、多段に設けられたガラス基板14に何ら枠体重量が掛からない構成になっている。
また、特に図示しないが、多段に積層された各枠体1の外周面1a’,1b’,1c’,1d’、および外周面1a’,1b’の一部を構成する手掛部5,5(図2参照)には、結露防止材が含まれる塗膜が形成されており、この結露防止材によって枠体1の外周面1a’,1b’,1c’,1d’には結露により水分が付着されることがないので、枠体1の外周面1a’,1b’,1c’,1d’および手掛部5側から枠体1の内部に水分が入り込むことが防止される。
次に、本発明の実施例2をガラス搬送用枠体に支持板延長部材を備えた端面図である図6は、に基づき説明する。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
枠体1’の支持枠2’の開口2a(図1参照)よりも、支持枠2’に載置されるガラス基板14の周端縁のサイズが小さい場合において、枠体1’にガラス基板14を収納させるには、図6に示されるように、金属製の支持枠延長部材17を利用することができる。
この支持枠延長部材17には、支持枠2’に向けて断面コ字状の嵌合溝17aが形成され、嵌合溝17aの下方には、上下に貫通するネジ孔17bが形成されている。支嵌合溝17aが形成されていない持枠延長部材17の下面部分には、発砲樹脂あるいはゴム等の弾性力のある当接材18が下方に向けて突設されている。
支持枠延長部材17の取り付けについて説明すると、支持枠2’の下面にはネジ穴19が形成されており、支持枠延長部材17の嵌合溝17aを支持枠2’に嵌合させながら、ネジ孔17bをネジ穴19と重なる位置まで移動させた後、ネジ20をネジ孔17bに挿通させて、さらにネジ穴19に螺合させることで、支持枠2’に支持枠延長部材17が確実に固定される。
この支持枠延長部材17が取り付けられた枠体1’を直下の枠体1’に積層させると、直下に位置する枠体1のガラス基板14の周端縁上面に当接材18が当接され、支持枠2’の上面と当接材18とでガラス基板14が安定して保持される。
以上の説明により実施例2では、ガラス搬送用枠体17の開口2aよりもガラス基板14が小さい場合であっても、支持枠2’に支持枠延長部材17を取り付けるだけでガラス基板17の周端縁下面を支持可能となるので、小さな開口サイズのガラス搬送用枠体を新たに用意する必要はなく、手間とコストが低減される。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、互いに隣接する係合凹部9bと係合凸部9aとを係合させることで、枠体1、1’の相互の移動が確実に規制されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、枠体1、1’の載置部3および係合部4に凹凸面の突状体を形成させ、上下の枠体1、1’の積層時に互いの突状体の凹凸面を係合させることで、これら枠体1の相互の移動を規制するようにしても良い。
また、上記実施例では、緩衝材7を枠体1、1’下部の係合部4に設けているが、これに限らず、緩衝材7を載置部3に設けても良いことは言うまでもなく、載置部3に設けられた緩衝材7によって上下に積層される枠体1、1’においても、実施例のものと同一の防振効果が得られる。
なお、上記実施例では、前側部1cおよび後側部1dを一対で湾曲させているが、本発明はこれに限定されるものではなく、左側部1aおよび右側部1bを一対で湾曲させることで、ガラス基板14を左右側部1a,1bの支持枠2に沿わせて湾曲させるようにしても良い。
また、上記実施例では、枠体1、1’の外周面1a’,1b’,1c’,1d’、および外周面1a’,1b’の一部を構成する手掛部5,5(図2参照)に、結露防止材が含まれる塗膜を形成させることで、ガラス基板内部に水分が入り込むことが防止されるので好ましいが、結露防止手段として他のいかなる公知手段を適用しても良いことは言うまでもない。そして枠体1の外周面3dや手掛枠5だけでなく枠体1全体に結露防止手段を施すようにしても良い。
さらに、当接材は実施例においては、ガラス基板の周端縁上面を完全に囲繞している例で説明したが、ガラス表面が何も触れないで状態で支持されることだけを目的にするのであれば、当接材を完全に囲繞するのでなく部分的に配設することも可能である。
加えて、支持枠延長部材17を支持枠2’に取り付ける方法に関しては、ネジに限らず他の公知の固着手段を適用させることができる。
本発明の実施例1における複数のガラス搬送用枠体をパレットに多段で設けた全体像を示す斜視図である。 ガラス搬送用枠体にガラス基板を載置する状態を示す斜視図である。 ガラス搬送用枠体の積層状態を示す斜視図である。 図2のA−A線を示す断面図である。 複数のガラス搬送用枠体を多段に積み重ねた端面図である。 実施例2におけるガラス搬送用枠体に支持板延長部材を備えた端面図である。
符号の説明
1、1’ 枠体(ガラス搬送用枠体)
1a 左側部(枠体の一部)
1a’ 外周面
1b 右側部(枠体の一部)
1b’ 外周面
1c 前側部(湾曲された枠体の一部)
1c’ 外周面
1d 後側部(湾曲された枠体の一部)
1d’ 外周面
2、2’ 支持枠
2a 開口
3 載置部(枠体の上部)
3c 内周面
4 係合部(枠体の下部)
4c 内周面
5 手掛部
6 当接材
7 緩衝材
9 突状体
9a 係合凸部
9b 係合凹部
14 ガラス基板
17 支持枠延長部材
17a 嵌合溝
17b ネジ孔
18 当接材
19 ネジ穴
20 ネジ

Claims (5)

  1. 一枚のガラス基板を水平方向に収納する上下に貫通する開口が形成された枠体を多段に積層させ搬送するガラス搬送用枠体であって、該ガラス搬送用枠体は、その一対の前後側部または一対の左右側部のいずれか一方の対の両側部から中央に向けて下方に緩やかに湾曲させるとともに、前記前後左右側部の内周面に沿って、前記ガラス基板の周端縁下面を支持する支持枠が設けられ、該支持枠の下面には直下に位置する前記ガラス基板の周端縁上面に当接保持可能な当接材が設けられ、前記ガラス搬送用枠体の隅部には隣接するガラス搬送用枠体同士の相互の移動を拘束する突状体が設けられていることを特徴とするガラス搬送用枠体。
  2. 前記突状体は、下方に突設した係合凸部と、上方が開口する係合凹部とから形成され、該係合凹部に、新たに積層されるガラス搬送用枠体の前記係合凸部を係合固定させてガラス搬送用枠体を積層することが可能な請求項1に記載のガラス搬送用枠体。
  3. 互いに当接する前記ガラス搬送用枠体の上下面間には緩衝材が設けられている請求項1または2に記載のガラス搬送用枠体。
  4. 前記支持枠には支持枠延長部材が着脱自在に設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のガラス搬送用枠体。
  5. 前記ガラス搬送用枠体の外周面に結露防止手段が施されている請求項1乃至4のいずれかに記載のガラス搬送用枠体。
JP2004360728A 2004-12-14 2004-12-14 ガラス搬送用枠体 Pending JP2006168749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004360728A JP2006168749A (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガラス搬送用枠体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004360728A JP2006168749A (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガラス搬送用枠体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006168749A true JP2006168749A (ja) 2006-06-29

Family

ID=36669912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004360728A Pending JP2006168749A (ja) 2004-12-14 2004-12-14 ガラス搬送用枠体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006168749A (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030818A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイ
JP2008068902A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイ
JP2008081270A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物の搬送方法および板状物の搬送装置
JP2008081269A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物の受け取り方法および板状物の受け取り装置
JP2008120457A (ja) * 2006-10-16 2008-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2008155995A (ja) * 2006-11-28 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2012051651A (ja) * 2006-10-16 2012-03-15 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2012227403A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd インナーパレット
JP2012224352A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
JP2012224378A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013082459A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013110185A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
US20130152473A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-20 Keihin Corporation Sliding door
JP2013147286A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
JP2013159374A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013211285A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013254761A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2014003079A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2014037042A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Dainippon Printing Co Ltd 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた枠体搬送方法
JP2014067770A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
JP2015063334A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 大日本印刷株式会社 収容ケース
JP2015111733A (ja) * 2015-02-25 2015-06-18 大日本印刷株式会社 インナーパレット
JP2015193424A (ja) * 2015-07-30 2015-11-05 大日本印刷株式会社 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
JP2016013874A (ja) * 2015-10-15 2016-01-28 大日本印刷株式会社 基板用トレイ
JP2016020242A (ja) * 2015-11-06 2016-02-04 大日本印刷株式会社 基板保持用枠体と基板の梱包体
WO2019082298A1 (ja) * 2017-10-25 2019-05-02 堺ディスプレイプロダクト株式会社 表示パネル用梱包トレーおよび梱包トレー積層体
KR20210115793A (ko) * 2020-03-16 2021-09-27 손명식 인쇄회로기판 적재장치
KR20230040712A (ko) * 2021-09-16 2023-03-23 손명식 인쇄회로기판 적재장치
JP7539699B2 (ja) 2020-12-21 2024-08-26 株式会社ダイワ シート状の物品の搬送方法

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030818A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイ
JP2008068902A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイ
JP2008081270A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物の搬送方法および板状物の搬送装置
JP2008081269A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物の受け取り方法および板状物の受け取り装置
JP2008120457A (ja) * 2006-10-16 2008-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2012051651A (ja) * 2006-10-16 2012-03-15 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2008155995A (ja) * 2006-11-28 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2012224352A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
JP2012227403A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd インナーパレット
JP2012224378A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013082459A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013110185A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
US20130152473A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-20 Keihin Corporation Sliding door
JP2013124076A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Keihin Corp スライドドア
JP2013147286A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
JP2013159374A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013211285A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2013254761A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2014003079A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持部材
JP2014037042A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Dainippon Printing Co Ltd 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた枠体搬送方法
JP2014067770A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板保持用枠体の搬送方法
JP2015063334A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 大日本印刷株式会社 収容ケース
JP2015111733A (ja) * 2015-02-25 2015-06-18 大日本印刷株式会社 インナーパレット
JP2015193424A (ja) * 2015-07-30 2015-11-05 大日本印刷株式会社 基板保持用枠体と薄板基板の梱包体
JP2016013874A (ja) * 2015-10-15 2016-01-28 大日本印刷株式会社 基板用トレイ
JP2016020242A (ja) * 2015-11-06 2016-02-04 大日本印刷株式会社 基板保持用枠体と基板の梱包体
WO2019082298A1 (ja) * 2017-10-25 2019-05-02 堺ディスプレイプロダクト株式会社 表示パネル用梱包トレーおよび梱包トレー積層体
KR20210115793A (ko) * 2020-03-16 2021-09-27 손명식 인쇄회로기판 적재장치
KR102369361B1 (ko) * 2020-03-16 2022-02-28 손명식 인쇄회로기판 적재장치
JP7539699B2 (ja) 2020-12-21 2024-08-26 株式会社ダイワ シート状の物品の搬送方法
KR20230040712A (ko) * 2021-09-16 2023-03-23 손명식 인쇄회로기판 적재장치
KR102538677B1 (ko) * 2021-09-16 2023-05-30 손명식 인쇄회로기판 적재장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006168749A (ja) ガラス搬送用枠体
TWI285179B (en) Container for housing a large pellicle
JP4911276B2 (ja) 板状体梱包箱、板状体搬送方法
JP2006168748A (ja) ガラス搬送用枠体
KR20050114710A (ko) 박막 유리판의 포장
JP2011131938A (ja) 板状体梱包箱及び板状体搬送方法
JP4284895B2 (ja) 薄板搬送用コンテナ
KR101097077B1 (ko) 유리판 곤포 상자, 곤포 방법 및 개곤 방법
JP2009010119A (ja) 基板収容容器
JP4893579B2 (ja) 板状物用トレイと板状物の積層方法
WO2019176013A1 (ja) 梱包ケース
JP2006312511A (ja) ガラス支持枠体
JP2005132490A (ja) ガラス板梱包箱、梱包方法及び開梱方法
US20070051660A1 (en) Packing module and packing assembly having the same
JP2004149149A (ja) 大型ガラス基板用搬送トレイ
WO2019082298A1 (ja) 表示パネル用梱包トレーおよび梱包トレー積層体
US20160196993A1 (en) Packing structure for packing substrate storing container
JP5145203B2 (ja) 板状物品搬送用トレイ
JP2007290713A (ja) ガラス基板用搬送箱
CN108778959B (zh) 包装用构件、包装体及包装体的制造方法
JP2007279227A (ja) 薄型表示装置の転倒防止装置
JP2004067249A (ja) 大型ガラス板の搬送方法及び搬送用トレイ
JP5375442B2 (ja) 基板搬送用パレット
TWI432367B (zh) 緩衝包裝盒
TW202037541A (zh) 玻璃板捆包用棧板以及玻璃板捆包體