JP2006161475A - 架構 - Google Patents

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Hitoshi Shimizu
斉 清水
Yasushi Yofune
康司 夜船
Kenichi Yoshida
健一 吉田
Kazuo Kadotani
和雄 門谷
Shinya Tashiro
真也 田代
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Abstract

【課題】 柱間空間の用途拡大を図ることができるようにする。
【解決手段】 間隔をあけて隣接する柱1と、それら柱1にわたって一体的に設けられた梁2とを備えた架構であって、梁1は、その長手方向に沿った側面側に柱1が位置する状態に配置してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、間隔をあけて隣接する柱と、それら柱にわたって一体的に設けられた梁とを備えた架構に関する。
従来、この種の架構としては、図6に示すように、梁2は、隣接する柱1の幅内に位置するように形成されると共に、梁2の長手方向での両端面2aを隣接する柱1どうしの対向面1aに連結されていた(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平9−209579号公報(図1、図2) 特開2001−207675号公報(図9)
上述した従来の架構によれば、隣接する柱で挟まれた柱間空間は、上下を梁で仕切られており、上下階を含めた広い空間としての利用が困難であった。従って、前記柱間空間は、その階層でのみ使用される用途に限定されていた。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、柱間空間の用途拡大を図ることができる架構を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、間隔をあけて隣接する柱と、それら柱にわたって一体的に設けられた梁とを備えた架構において、前記梁は、その長手方向に沿った側面側に前記柱が位置する状態に配置してあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、梁は、その長手方向に沿った側面側に前記柱が位置する状態に配置してあるから、梁を、隣接する柱の対向面で挟まれた柱間空間を外して設けることが可能となり、実質的には、前記柱間空間を上下階にわたって連通させることが可能となる。
その結果、前記柱間空間を、エレベータシャフトとして使用したり、空気循環用のシャフトとして使用したり、配管スペースとして使用する等、広い用途に使用することが可能となる。
また、従来は、これらの用途空間は、前記柱間空間には設けることができなかったわけであるが、本発明によれば、前記用途空間を前記柱間空間にも自由に設置することが可能となり、平面計画の自由性が向上する。
本発明の第2の特徴構成は、前記梁は、水平又はほぼ水平に設けてあるところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、柱の側方に位置する梁は、その長手方向の両端部は、従来のように柱で遮られることがなく、隣接する梁どうしは、梁長手方向に連続した空間を形成することができる。従って、梁を、水平又はほぼ水平に設けてあることによって、例えば、その梁上面を人や装置が移動する移動路として使用等、別の用途空間として利用することが可能となる。
本発明の第3の特徴構成は、前記梁は、一方の柱から他方の柱にわたって傾斜する状態に設けてあるところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、本発明の第1又は2の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、前記梁を、連続したスロープとして利用したり、梁上面に踏み面等を設置して階段として利用することが可能となり、更に梁上空間の用途が広がる。
尚、梁幅を充分に確保すれば、前記スロープは、例えば、建物内駐車場のアプローチの広幅スロープとして使用したり、前記階段は、多数の人が昇降できる広幅階段として使用することが可能となる。
本発明の第4の特徴構成は、前記梁は、前記柱の両側面に各別に配置してあるところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、本発明の第1〜3の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、柱に対する梁の取り付き構造として、柱の一側面側だけに梁が有るものに比べて、柱の両側面側に梁があることで相互に作用する荷重の偏芯を少なくすることができ、架構の応力状態を安定したものとすることが可能となる。
本発明の第5の特徴構成は、前記梁は、耐震要素としての物性を備えているところにある。
従来のこの種の架構では、耐震要素の代表的なものとしては、耐震壁やブレースを縦空間に設けることが挙げられる。しかしながら、これらの耐震要素は、実質的に建物内における動線を遮ったり、視界を遮ると言った問題があった。
本発明の第5の特徴構成によれば、本発明の第1〜4の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、梁そのものが耐震要素としての物性を備えているから、耐震壁やブレースを省くことが可能となり、建物内における動線確保や視界確保を容易に実施できるようになり、建物平面計画上の自由性を向上させることが可能となる。
本発明の第6の特徴構成は、前記梁は、その上面を通行自在に形成してあるところにある。
本発明の第6の特徴構成によれば、本発明の第1〜5の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、前記梁の上面を、通行路として利用することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、本発明の架構の一実施形態を採用した建物Bを示すもので、建物Bは、鉄筋コンクリート造と、鉄骨鉄筋コンクリート造とを併用した構造で構成され、複数階層に形成されている。
そして、建物Bの基本的な架構は、間隔をあけて隣接する柱1と、それら柱1にわたって一体的に設けられた梁2とを備えたラーメン架構で構成されている。
また、建物内の大半のラーメン架構は、梁2の長手方向での両端面2aを、隣接する柱1どうしの対向面1aに各別に連結する形で構成されている。
但し、図2に示すように、建物外面に面した吹き抜け部分の各柱1Aを含む架構には、各柱1の室内側の各面にわたって一体に配置された梁2Aが設けられている。そして、これらの柱1の室外側には、ガラスカーテンウォール3が形成されている。
従って、ガラスカーテンウォール3に面する部分の各柱1Aは、隣接する柱間の空間(以後、柱間空間という)Vは、前記梁2Aで仕切られることがなく、上下の階層にわたって連通する一つの吹き抜けを構成している。このように、通常は、デッドスペースとなり易い柱間の空間を、上下に連通する柱間空間Vとすることができるようになり、外気温度の影響を受けた窓際の空気が溜まったままになるのを防止でき、空調効果の向上を図ることが可能となる。
次に、柱1Aと前記梁2Aとの接続部分について説明する。
接続部分は、一方の柱1Aから他方の柱1Aにわたって徐々に低い位置となるように位置設定されており、それらの各接続部分にわたって設けられている梁2Aは、一方の柱1Aから他方の柱1Aにわたって傾斜する状態のスロープとして構成されている(図1参照)。
各接続部の構造を簡単に説明すると、図3に示すように、柱1A内部から室内側に突出する状態に形鋼材4が設けてあり、隣接する各柱1Aの形鋼材4を被う形で両形鋼材4にわたって、鉄骨鉄筋コンクリート製の平板状の梁2Aが一体に設けてある。
そして、当該梁2Aは、耐震要素としての強度を備えた構造材として構成されている。
従って、梁2Aそのものによる耐震効果は、建物の側面方向視においては、柱1Aにわたって斜めに設置されたブレースと同様の作用により、横揺れに対する耐震作用を発揮することができると共に、建物平面視においては、耐震壁状の構造によって応力負担することができ、建物の平面変形を抑制する耐震作用をも発揮することができる。
更には、当該梁2A上は、人が通行する通行路としての機能をも備えており、耐震機能の高い建物を、より簡素な部材構成によって実現することが可能となっている。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記梁は、先の実施形態で説明した傾斜した板状のものに限るものではなく、例えば、傾斜した幅狭の長尺体で構成してあってもよい。
〈2〉 また、梁は、傾斜する状態に設けられるものに限らず、例えば、水平又はほぼ水平に設けてあってもよい。
〈3〉 また、柱の一方側の側面にのみ梁2Aを設けてある架構に限らず、例えば、図4に示すように、前記柱1Aの両側面に各別に梁を配置した架構であってもよい。
〈4〉 一方、梁の用途に関しては、先の実施形態で説明したスロープに限るものではなく、例えば、階段として兼用化してあってもよい。
〈5〉 また、梁そのものは、耐震要素として機能を必ずしも備えてなくてもよい。
〈6〉 また、梁2の配置は、柱間空間Vをすべて外した位置に配置されることに替えて、梁2の一部が、図5に示すように前記柱間空間Vに侵入した状態に設けられてあってもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
建物の架構を示す要部斜視図 建物の梁軸芯方向視断面図 柱と梁との連結状況を示す要部斜視図 別実施形態の柱と梁との位置関係を示す要部平面図 別実施形態の柱と梁との位置関係を示す要部平面図 従来の架構を示す要部斜視図
符号の説明
1 柱
2 梁

Claims (6)

  1. 間隔をあけて隣接する柱と、それら柱にわたって一体的に設けられた梁とを備えた架構であって、
    前記梁は、その長手方向に沿った側面側に前記柱が位置する状態に配置してある架構。
  2. 前記梁は、水平又はほぼ水平に設けてある請求項1に記載の架構。
  3. 前記梁は、一方の柱から他方の柱にわたって傾斜する状態に設けてある請求項1に記載の架構。
  4. 前記梁は、前記柱の両側面に各別に配置してある請求項1〜3の何れか一項に記載の架構。
  5. 前記梁は、耐震要素としての物性を備えている請求項1〜4の何れか一項に記載の架構。
  6. 前記梁は、その上面を通行自在に形成してある請求項1〜5の何れか一項に記載の架構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058311A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Taisei Corp 偏心柱梁接合部を有する扁平柱架構および同架構で構成される建物

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JPS58168646U (ja) * 1982-05-07 1983-11-10 日成ビルド工業株式会社 自転車用駐車場
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