JP2006154152A - 定着装置及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異常画像の発生、画像の汚染を防止することができる定着装置を提供する。
【解決手段】 加圧ローラ5との間のニップ部に未定着トナー像を担持した用紙を通紙して定着する定着ローラとして、弾性体2が芯金1上に形成され表層3に離型性を向上させる薄膜を被覆した構成のソフトローラ4を使用した定着装置において、端部外径D1、中央部外径D2として、D1>D2の関係をなす鼓形状の剛体で構成される押圧ローラ6をソフトローラ表面に押圧させ、押圧ローラ長Lpとニップ部通過する紙幅WはLp>Wの関係にある。
【選択図】 図2
【解決手段】 加圧ローラ5との間のニップ部に未定着トナー像を担持した用紙を通紙して定着する定着ローラとして、弾性体2が芯金1上に形成され表層3に離型性を向上させる薄膜を被覆した構成のソフトローラ4を使用した定着装置において、端部外径D1、中央部外径D2として、D1>D2の関係をなす鼓形状の剛体で構成される押圧ローラ6をソフトローラ表面に押圧させ、押圧ローラ長Lpとニップ部通過する紙幅WはLp>Wの関係にある。
【選択図】 図2
Description
本発明は、定着装置と、この定着装置を備えた電子写真装置に関する。
電子写真装置に用いられる定着装置では、形成された画像の粒状度を向上させるために、離型性を持たせ、被覆されたPFA等で構成された表層と芯金の間に弾性体を配置したソフトローラが採用されている。
しかし、このソフトローラは、稼働時の加熱、加圧によって表層が伸長して、例えば、深さ0.1mm、ピッチ0.5mm程度の微細なしわが発生することがあった。そして、このしわの形状が定着画像に転写されたり、しわの凹部にトナーが固着して画像を汚染させる異常を発生させたりすることがあった。
ここで、電子写真装置において、装置を構成する部材のしわを防止する技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1には、中間転写ベルトの回転中におけるしわの発生を防止するために、ベルト駆動、張架のローラを逆クラウン形状にすることが提案されている。
特開平10−20716号公報
しかし、このソフトローラは、稼働時の加熱、加圧によって表層が伸長して、例えば、深さ0.1mm、ピッチ0.5mm程度の微細なしわが発生することがあった。そして、このしわの形状が定着画像に転写されたり、しわの凹部にトナーが固着して画像を汚染させる異常を発生させたりすることがあった。
ここで、電子写真装置において、装置を構成する部材のしわを防止する技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1には、中間転写ベルトの回転中におけるしわの発生を防止するために、ベルト駆動、張架のローラを逆クラウン形状にすることが提案されている。
しかしながら、上記した技術は、ローラ自体に発生するしわを防止したり、低減したりするものではないので、定着装置における上記不具合、つまりローラ自体に発生するしわによって、画像が乱れたり、汚染されたりする不具合を解消することはできなかった。
そこで、本発明は上記したような点の鑑みてなされたものであり、異常画像の発生、画像の汚染を防止することができる定着装置及び電子写真装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は上記したような点の鑑みてなされたものであり、異常画像の発生、画像の汚染を防止することができる定着装置及び電子写真装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、加圧ローラとの間のニップ部に未定着トナー像を担持した用紙を通紙して定着する定着ローラとして、弾性体が芯金上に形成され、その表層に離型性を向上させる薄膜を被覆したソフトローラを使用した定着装置において、前記ソフトローラの表面を押圧する押圧ローラを備え、該押圧ローラは端部外径が中央部外径より大きい鼓形状の剛体により構成され、且つ、前記押圧ローラの長さが前記ニップ部を通過する用紙の紙幅より長い定着装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、通紙方向における前記ニップ部の上流側に配置した定着装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、その中央部表面が前記ソフトローラの表面に接触するか、もしくは食い込むまで押圧した定着装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、前記ソフトローラの回転により連れ回りをする定着装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラのローラ長をLp、前記ソフトローラのローラ長Lsとした場合、Lp≧Lsの関係が成り立つ定着装置を主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラの押圧面端部の面取り半径は0.5mm以上にした定着装置を主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラの表面粗さを6.3μm以下にした定着装置を主要な特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラが前記ソフトローラに対して自在に接離できるよう構成されている定着装置を主要な特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の定着装置を備えている電子写真装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、通紙方向における前記ニップ部の上流側に配置した定着装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、その中央部表面が前記ソフトローラの表面に接触するか、もしくは食い込むまで押圧した定着装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、前記ソフトローラの回転により連れ回りをする定着装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラのローラ長をLp、前記ソフトローラのローラ長Lsとした場合、Lp≧Lsの関係が成り立つ定着装置を主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラの押圧面端部の面取り半径は0.5mm以上にした定着装置を主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラの表面粗さを6.3μm以下にした定着装置を主要な特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラが前記ソフトローラに対して自在に接離できるよう構成されている定着装置を主要な特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の定着装置を備えている電子写真装置を最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ソフトローラの表面を押圧する押圧ローラを、その端部外径が中央部外径より大きい鼓形状の剛体により構成し、且つ、前記押圧ローラの長さを、ニップ部を通過する用紙の紙幅より長くしたことで、異常画像の発生、画像の汚染を防止することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施の形態の定着装置を構成するソフトローラ(定着ローラ)の正面断面図、図2は本実施の形態に係る定着装置の正面断面図、図3は押圧ローラを示した図、図4はソフトローラと押圧ローラの関係を示した図、図5は押圧ローラによるしわの移動を説明する説明図である。
図1に示すように本実施の形態のソフトローラ4は、周知の方法にてアルミ製の芯金(φ49.5、肉厚5mm)1にシリコーンゴムを主材料とする弾性体(t=0.25)2と、PFAを主材料とする表層(t=0.03)3を加硫接着することにより構成され、そのローラ長は、ローラ長Ls=325mm(図4参照)とされる。
図2に示す定着装置は内部にヒータ(図では省略)が配置されたソフトローラ4と、このソフトローラ4に対向配置した加圧ローラ5と、ソフトローラ4の表面にあって、通紙方向に対してニップ部上流側に配置した押圧ローラ6とを備え、ニップ部に対して矢印A方向から未定着トナー像を搭載した用紙を通紙することで、用紙にトナー像を定着するようにしている。
押圧ローラ6はソフトローラ4の稼働停止中において、ソレノイド(図では省略)によりソフトローラ4から離反し、押圧を解除できるようになっている。
加圧ローラ5は、周知の方法にて鉄製の芯金(φ35、肉厚5mm)にシリコーンゴムを主材料とする弾性体(t=7)と、PFAを主材料とする表層(t=0.1)を加硫接着することにより構成した。
押圧ローラ6は、アルミ材の切削により図3及び図4に示すような形状にした。つまり、押圧ローラ6の端部外径D1=10mm、押圧ローラ中央部外径D2=9.8mm、押圧ローラ長Lp=320mm、押圧ローラ6の端部の面取り半径R=0.6mm、表面粗さRz=5μmの形状とした。
押圧ローラ6は回転の駆動源は持たず、バネにより200N荷重にて、D2部表面までソフトローラ4に当接するよう押圧し、ソフトローラ4の回転により連れ回りするようになっている。なお、図4において符号7は用紙を示し、Wは紙幅を示す。
このような本実施の形態の定着装置を搭載した電子写真装置により、A4紙(W=297mm)をハーフトーン画像で通紙を行ったところ、500k枚までソフトローラ4の画像領域部の表層3にしわ8(図5参照)の発生がなく、ソフトローラ4を用いることにより粒状度の向上したままの良好な画像品質を得ることができた。
押圧ローラ6を配置しない場合、同試験では通紙100k枚程度で、ソフトローラ4の画像領域部の表層3にしわ8の発生が見られ、しわ形状が画像に転写されて劣化が見られていたため、押圧ローラ6を配置した効果が確認された。
押圧ローラ6をソフトローラ4にのみ当接させ、加圧ローラ5に当接させない理由は、用紙7に形成された未定着のトナーは、用紙7のソフトローラ4側の面に付着しており、加圧ローラ5の表層はある程度の硬度があっても弾性層の画像粒状度向上効果の低減に影響しないため、ある程度まで厚くして硬度を高めることによりしわ発生を防止できることによる。
図1は、本実施の形態の定着装置を構成するソフトローラ(定着ローラ)の正面断面図、図2は本実施の形態に係る定着装置の正面断面図、図3は押圧ローラを示した図、図4はソフトローラと押圧ローラの関係を示した図、図5は押圧ローラによるしわの移動を説明する説明図である。
図1に示すように本実施の形態のソフトローラ4は、周知の方法にてアルミ製の芯金(φ49.5、肉厚5mm)1にシリコーンゴムを主材料とする弾性体(t=0.25)2と、PFAを主材料とする表層(t=0.03)3を加硫接着することにより構成され、そのローラ長は、ローラ長Ls=325mm(図4参照)とされる。
図2に示す定着装置は内部にヒータ(図では省略)が配置されたソフトローラ4と、このソフトローラ4に対向配置した加圧ローラ5と、ソフトローラ4の表面にあって、通紙方向に対してニップ部上流側に配置した押圧ローラ6とを備え、ニップ部に対して矢印A方向から未定着トナー像を搭載した用紙を通紙することで、用紙にトナー像を定着するようにしている。
押圧ローラ6はソフトローラ4の稼働停止中において、ソレノイド(図では省略)によりソフトローラ4から離反し、押圧を解除できるようになっている。
加圧ローラ5は、周知の方法にて鉄製の芯金(φ35、肉厚5mm)にシリコーンゴムを主材料とする弾性体(t=7)と、PFAを主材料とする表層(t=0.1)を加硫接着することにより構成した。
押圧ローラ6は、アルミ材の切削により図3及び図4に示すような形状にした。つまり、押圧ローラ6の端部外径D1=10mm、押圧ローラ中央部外径D2=9.8mm、押圧ローラ長Lp=320mm、押圧ローラ6の端部の面取り半径R=0.6mm、表面粗さRz=5μmの形状とした。
押圧ローラ6は回転の駆動源は持たず、バネにより200N荷重にて、D2部表面までソフトローラ4に当接するよう押圧し、ソフトローラ4の回転により連れ回りするようになっている。なお、図4において符号7は用紙を示し、Wは紙幅を示す。
このような本実施の形態の定着装置を搭載した電子写真装置により、A4紙(W=297mm)をハーフトーン画像で通紙を行ったところ、500k枚までソフトローラ4の画像領域部の表層3にしわ8(図5参照)の発生がなく、ソフトローラ4を用いることにより粒状度の向上したままの良好な画像品質を得ることができた。
押圧ローラ6を配置しない場合、同試験では通紙100k枚程度で、ソフトローラ4の画像領域部の表層3にしわ8の発生が見られ、しわ形状が画像に転写されて劣化が見られていたため、押圧ローラ6を配置した効果が確認された。
押圧ローラ6をソフトローラ4にのみ当接させ、加圧ローラ5に当接させない理由は、用紙7に形成された未定着のトナーは、用紙7のソフトローラ4側の面に付着しており、加圧ローラ5の表層はある程度の硬度があっても弾性層の画像粒状度向上効果の低減に影響しないため、ある程度まで厚くして硬度を高めることによりしわ発生を防止できることによる。
次に、押圧ローラ6形状による効果について説明する。
上記試験では、上記したようにD1=10mm、D2=9.8mm、Lp=320mm、Rz=5μm、端部の面取り半径R=0.6mmの形状としたが、D1、D2の関係としわ発生状況を図6に示す。
D1−D2≦0(即ちD1≦D2)の場合は、D1−D2>0(即ちD1>D2)の場合に比べて、しわ8の発生までの通紙枚数向上が見られず、特にD1−D2<0(すなわちD1<D2)の場合は画像領域中央部にしわ8が寄ってくることが確認された。
図5に示すように、D1−D2>0(即ちD1>D2)の場合には、しわ8の発生はあるものの、発生したしわ8は押圧ローラ6のソフトローラ4への当接部外、即ちLp>Wとしているため非画像領域に寄せられ、表層3の画像領域においては通紙500k枚までは平坦な状態を保っていることが確認できた。
押圧ローラの押圧面端部Rの形状とその部位に当接するソフトローラの表層状態の関係を図7に示す。
押圧ローラ6の押圧面端部Rの形状が0.5mm以上であれば、その部位に当接するソフトローラ4の表層3に損傷を与えることがないといえる。
なお、ここまで押圧ローラ長Lpとソフトローラ長Lsは、Lp<Lsとして説明してきたが、Lp≧Lsの場合でも同様の効果が得られることは明らかである。
また、押圧ローラ6はソフトローラ4の停止中には押圧を解除しているため、停止中にソフトローラ4の外径形状に歪みが生じることがなかった。
押圧ローラ6の表面粗さRzとソフトローラ4の表層状態について図8により説明する。Rz>6.3μmとなると、ソフトローラ4の表層3にしわ8が発生する以前に、押圧ローラ6の表面形状が転写され、その形状がハーフトーン画像に現れる等の画像異常が発生することが確認され、これよりRz≦6.3μmである必要があるといえる。
上記試験では、上記したようにD1=10mm、D2=9.8mm、Lp=320mm、Rz=5μm、端部の面取り半径R=0.6mmの形状としたが、D1、D2の関係としわ発生状況を図6に示す。
D1−D2≦0(即ちD1≦D2)の場合は、D1−D2>0(即ちD1>D2)の場合に比べて、しわ8の発生までの通紙枚数向上が見られず、特にD1−D2<0(すなわちD1<D2)の場合は画像領域中央部にしわ8が寄ってくることが確認された。
図5に示すように、D1−D2>0(即ちD1>D2)の場合には、しわ8の発生はあるものの、発生したしわ8は押圧ローラ6のソフトローラ4への当接部外、即ちLp>Wとしているため非画像領域に寄せられ、表層3の画像領域においては通紙500k枚までは平坦な状態を保っていることが確認できた。
押圧ローラの押圧面端部Rの形状とその部位に当接するソフトローラの表層状態の関係を図7に示す。
押圧ローラ6の押圧面端部Rの形状が0.5mm以上であれば、その部位に当接するソフトローラ4の表層3に損傷を与えることがないといえる。
なお、ここまで押圧ローラ長Lpとソフトローラ長Lsは、Lp<Lsとして説明してきたが、Lp≧Lsの場合でも同様の効果が得られることは明らかである。
また、押圧ローラ6はソフトローラ4の停止中には押圧を解除しているため、停止中にソフトローラ4の外径形状に歪みが生じることがなかった。
押圧ローラ6の表面粗さRzとソフトローラ4の表層状態について図8により説明する。Rz>6.3μmとなると、ソフトローラ4の表層3にしわ8が発生する以前に、押圧ローラ6の表面形状が転写され、その形状がハーフトーン画像に現れる等の画像異常が発生することが確認され、これよりRz≦6.3μmである必要があるといえる。
本発明の実施の形態によれば、金属等の剛体で構成され、D1>D2、かつLp>Wの関係をなす押圧ローラ6をソフトローラ4表面に押圧させているので、ソフトローラ4、押圧ローラ6が回転することによって、発生した微細なしわを端部非画像領域に移動させることができ、画像品質の低下を防止できる。
押圧ローラ中央部表面を、ソフトローラ4に接触、または食い込む位置まで押圧することにより、押圧ローラ6の全長にわたりソフトローラ4に接触させることとなり、ソフトローラ4の画像領域全長にわたり上記の効果が得られる。
また、押圧ローラ6をソフトローラ4に連れ回りさせることにより、簡単な機構で両者表面の摺擦がなくなり、ソフトローラ4の表層3へのストレスによる損傷が低減できる。
また、押圧ローラ長Lpとソフトローラ長Lsを、Lp≧Lsとしておくことにより、ソフトローラ4の画像領域全域に渡りしわ8の発生を防止でき、かつ押圧ローラ端部がソフトローラ4の表層3に当接しないので、表層3の損傷を防止できる。
また、押圧ローラ6の押圧面端部Rの形状を0.5mm以上としておくことにより、定着装置、もしくは電子写真装置全体の配置の都合に関わらず、ソフトローラ4の表層3の損傷を防止できる。
また、押圧ローラ6の表面粗さRzを6.3μm以下としておくことにより、ソフトローラ4の表層3に、画像異常を来す押圧ローラ6表面形状の転写が発生することを防止できる。
また、押圧ローラ6をソフトローラ4に対して自在に接離できる機構を設けたことにより、ソフトローラ4の停止中には押圧を解除しておくことができ、ソフトローラ4の外形形状の変形を防止することができる。
押圧ローラ中央部表面を、ソフトローラ4に接触、または食い込む位置まで押圧することにより、押圧ローラ6の全長にわたりソフトローラ4に接触させることとなり、ソフトローラ4の画像領域全長にわたり上記の効果が得られる。
また、押圧ローラ6をソフトローラ4に連れ回りさせることにより、簡単な機構で両者表面の摺擦がなくなり、ソフトローラ4の表層3へのストレスによる損傷が低減できる。
また、押圧ローラ長Lpとソフトローラ長Lsを、Lp≧Lsとしておくことにより、ソフトローラ4の画像領域全域に渡りしわ8の発生を防止でき、かつ押圧ローラ端部がソフトローラ4の表層3に当接しないので、表層3の損傷を防止できる。
また、押圧ローラ6の押圧面端部Rの形状を0.5mm以上としておくことにより、定着装置、もしくは電子写真装置全体の配置の都合に関わらず、ソフトローラ4の表層3の損傷を防止できる。
また、押圧ローラ6の表面粗さRzを6.3μm以下としておくことにより、ソフトローラ4の表層3に、画像異常を来す押圧ローラ6表面形状の転写が発生することを防止できる。
また、押圧ローラ6をソフトローラ4に対して自在に接離できる機構を設けたことにより、ソフトローラ4の停止中には押圧を解除しておくことができ、ソフトローラ4の外形形状の変形を防止することができる。
1 芯金、2 弾性体、3 表層、4 ソフトローラ、5 加圧ローラ、6 押圧ローラ
Claims (9)
- 加圧ローラとの間のニップ部に未定着トナー像を担持した用紙を通紙して定着する定着ローラとして、弾性体が芯金上に形成され、その表層に離型性を向上させる薄膜を被覆したソフトローラを使用した定着装置において、前記ソフトローラの表面を押圧する押圧ローラを備え、該押圧ローラは端部外径が中央部外径より大きい鼓形状の剛体により構成され、且つ、前記押圧ローラの長さが前記ニップ部を通過する用紙の紙幅より長いことを特徴とする定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、通紙方向における前記ニップ部の上流側に配置したことを特徴とする定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、その中央部表面が前記ソフトローラの表面に接触するか、もしくは食い込むまで押圧したことを特徴とする定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラは、前記ソフトローラの回転により連れ回りをすることを特徴とする定着装置。
- 請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラのローラ長をLp、前記ソフトローラのローラ長Lsとした場合、Lp≧Lsの関係が成り立つことを特徴とする定着装置。
- 請求項4記載の定着装置において、前記押圧ローラの押圧面端部の面取り半径は0.5mm以上にしたことを特徴とする定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラの表面粗さを6.3μm以下にしたことを特徴とする定着装置。
- 請求項1記載の定着装置において、前記押圧ローラが前記ソフトローラに対して自在に接離できるよう構成されていることを特徴とする定着装置。
- 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004343192A JP2006154152A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 定着装置及び電子写真装置 |
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JP2004343192A JP2006154152A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 定着装置及び電子写真装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006154152A true JP2006154152A (ja) | 2006-06-15 |
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JP2004343192A Pending JP2006154152A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 定着装置及び電子写真装置 |
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JP (1) | JP2006154152A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010107598A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置および画像形成装置 |
-
2004
- 2004-11-26 JP JP2004343192A patent/JP2006154152A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010107598A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置および画像形成装置 |
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