JP2006152955A - 多気筒エンジンの失火検出装置 - Google Patents

多気筒エンジンの失火検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、触媒温度が高温となるのを回避し、触媒の劣化や破損を防止することを目的としている。
【解決手段】このため、多気筒エンジンの失火検出装置の失火制御は、(1)燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、(3)点火時期を設定した遅角量により遅角させる制御と、を備えている。また、失火制御は、上記(3)の代わりに、スロットル開度を、開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御、を備えている。更に、失火制御は、上記(3)の代わりに、エンジン回転数を、設定された回転数以下になるように制限する制御、を備えている。更にまた、失火制御は、上記(3)の代わりに、車両速度を、設定された速度以下になるように制限する制御、を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は多気筒エンジンの失火検出装置に係り、特に触媒温度が高温となるのを回避し、触媒の劣化や破損を防止する多気筒エンジンの失火検出装置に関するものである。
車両に搭載されるエンジンにおいては、希薄燃焼運転による空燃比のリーン化や点火系・燃料系の機能不全、機関構成体の異常等の各種の要因により燃焼室内における燃料の燃焼が不安定となり、失火を生じることがある。エンジンは、失火を生じた場合に、未燃焼ガスが排気系の触媒に流れて燃焼し、触媒温度を上昇させて機能の劣化や破損を招くことになる。このため、エンジンには、失火を検出して燃料を制御する失火検出装置を設けているものがある。
特開平5−10180号公報 特開平9−217642号公報 特開2000−265893号公報 特開2002−138894号公報
ところで、従来の多気筒エンジンの失火検出装置においては、失火率に応じて燃料フィードバック(F/B)制御禁止と燃料カットとを選択し、触媒温度の上昇による破損から保護するものがある(上記の特許文献1参照)。
また、失火率により燃料フィードバック制御を停止し、燃料カットを行って触媒を保護するとともに、失火の原因が燃料不足であることをドライバーに知らせることにより、修理コスト低減を図るものがある(上記の特許文献4参照)。
更に、触媒保護燃料制御としては、失火による触媒保護燃料カット実施時の燃料制御に関するものもある。
ここで、従来の多気筒エンジンの失火検出装置による制御についてを説明すると、多気筒エンジンの失火検出装置は、図13に示す如く、制御のプログラムがスタートすると(502)、気筒毎の失火率を演算し(504)、失火率が触媒にダメージを与える失火率判定値A以上であるか否かを判断する(506)。
失火率の演算は、エンジン回転数が200回転毎に演算し、気筒毎に演算し、失火による燃料カットした気筒も含めて演算し、V型エンジンの場合はバンク毎に演算する。失火率判定値は、エンジン回転数とエンジン負荷とのテーブルから求める。
失火率が失火率判定値A以上であるか否かの判断(506)において、失火による燃料カット対象となる気筒は、図14に示す如く、燃料カット気筒の判定により決定される。燃料カット気筒の判定において、判定がスタートすると(602)、気筒毎の失火率を失火回数/点火回数(エンジン回転数が200回転毎)により演算し(604)、気筒毎の失火率が失火率判定値A以上であるか否かを判断し(606)、気筒毎の失火回数SIKCYLi(iは気筒番号)が200回転毎の全気筒失火回数の設定割合B(例えば、30%)を越えているか否かを判断する(608)。
判断(606)及び判断(608)がいずれもYESの場合には、失火気筒を決定し(610)、エンドにする(612)。また、判断(606)あるいは判断(608)がNOの場合には、処理(604)にリターンする。
失火気筒が決定され、前記判断(506)がYESの場合には、燃料カット対象となる気筒の燃料フィードバック(「F/B」ともいう。)制御を停止し(508)、燃料フィードバック制御を初期化する。燃料フィードバック制御の初期化においては、補正量を0又はデフォルト値とする。
次に、燃料カット対象となる気筒の燃料フィードバック制御量の学習制御を停止し(510)、学習補正量を初期化して未学習状態に設定する(512)。学習補正量の初期化においては、学習補正量を0にクリア又はデフォルト値とする。また、エンジン始動時やバッテリクリア時と同様な学習制御を初期状態に設定する。
その後、失火気筒を燃料カットし(514)、燃料カットが実施されていない気筒の燃料増量制御を禁止し(516)、処理(504)にリターンする。燃料増量制御の禁止においては、例えば、加速増量やエンリッチ増量、その他の増量等を禁止する。
失火気筒を燃料カットした(514)後の失火率演算(504)においては、燃料カットした気筒も含めて失火率を演算し、演算された失火率が触媒にダメージを与える失火率判定値A以上であるか否かを判断する(506)。
この判断(506)がYESの場合には、前記処理(508)〜(516)を実行する。この判断(506)がNOの場合には、触媒に与える影響が小さいため、失火した気筒の燃料カットから復帰し(518)、燃料フィードバック制御の停止から復帰し(520)、学習制御の停止から復帰し(522)、燃料増量制御の禁止から復帰し(524)、処理(504)にリターンする。
このとき、失火した気筒の燃料カットからの復帰する処理(518)は、図5に示す失火率判定値Aの代わりに、設定した回転数、負荷を代用することも可能である。
上述したような従来までの制御を実施した場合、失火発生時に燃料カット制御と燃料フィードバック禁止制御と燃料学習禁止制御と燃料増量制御を行うこととなり、これらの燃料カット制御や燃料フィードバック禁止制御、燃料学習禁止制御、燃料増量制御を実施した際に、触媒温度の上昇は防止できるが、図15のタイムチャートに示すとおりに、空燃比(「A/F」ともいう。)はリーンとなってしまい、ノッキングが発生してしまうという不都合がある。そして、この時のノッキング防止のための点火時期制御は何ら実施されていない。
また、失火発生時の燃料カット制御や燃料フィードバック制御、燃料学習禁止制御、燃料増量禁止制御を実施しても、失火頻度が低い場合や排気量が大きいエンジンの場合には、スロットルを踏み込めば車速を上昇させることができてしまい、エンジンや触媒等へ悪影響を与えてしまうばかりでなく、正常な排気ガス制御が行われないままに走行するため、大気へ大量の排気ガスを放出してしまうという不都合がある。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を備えていることを特徴とする。
また、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
を備えていることを特徴とする。
更に、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
を備えていることを特徴とする。
更にまた、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
を備えていることを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を備えていることにより、触媒温度が高温となることがないので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
また、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
を備えていることにより、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぐことができるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
更に、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
を備えていることにより、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぐことができるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
更にまた、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
を備えていることにより、失火判定された時には、失火による不具合を防ぐ失火制御と相反する高車速運転などの運転状態を運転者が取れないようにしたため、触媒温度が高温になることがなくなるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
上述の如く発明したことにより、失火制御が実施される際には、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を実施し、触媒温度が高温となるのを回避し、触媒の劣化や破損を防止している。
また、失火制御が実施される際には、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
を実施し、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぎ、触媒の劣化や破損を防止している。
更に、失火制御が実施される際には、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
を実施し、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぎ、触媒の劣化や破損を防止している。
更にまた、失火制御が実施される際には、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
を実施し、失火判定された時には、失火による不具合を防ぐ失火制御と相反する高車速運転などの運転状態を運転者が取れないようにして、触媒温度が高温になるのを回避し、触媒の劣化や破損を防止している。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図7はこの発明の実施例を示すものである。図3及び図4において、2は図示しない車両に搭載された多気筒エンジン(「内燃機関」ともいう。)である。
先ず、図4に沿って多気筒エンジン2のシステム構成について説明すると、多気筒エンジン2は、吸気通路4と排気通路6とを有するとともに、V型エンジンであり、一側の第1シリンダバンク8−1と他側の第2シリンダバンク8−2とをV字形状に配置して構成されている。
前記吸気通路4は、上流端にエアクリーナ10を設け、途中にスロットルバルブ12を設け、下流側を2本の第1・第2分岐吸気通路4−1・4−2に分岐し、第1分岐吸気通路4−1の下流端を第1シリンダバンク8−1側の燃焼室(図示せず)に連通するとともに、第2分岐吸気通路4−2の下流端を第2シリンダバンク8−2側の燃焼室(図示せず)に連通している。
そして、前記吸気通路4には、スロットルバルブ12をバイパスして上流側と下流側とを連通するバイパス空気通路14を設けている。バイパス空気通路14の途中には、バイパス空気通路14を流れるアイドル空気流量を調整可能なアイドル制御弁16を設けている。アイドル制御弁16は、後述する制御手段68に接続している。
また、前記排気通路6は、上流側を2本の第1・第2分岐排気通路6−1・6−2に分岐し、第1分岐排気通路6−1の上流端を第1シリンダバンク8−1側の燃焼室に連通するとともに、第2分岐排気通路6−2の上流端を第2シリンダバンク8−2側の燃焼室に連通し、第1・第2分岐排気通路6−1・6−2の下流端を合流している。
前記第1分岐排気通路6−1には、第1暖機用三元触媒18−1を設け、第1暖機用三元触媒18−1よりも上流側部位に第1フロント酸素センサ20−1を設けるとともに、第1暖機用三元触媒18−1よりも下流側部位に第1リヤ酸素センサ22−1を設けている。
前記第2分岐排気通路6−2には、第2暖機用三元触媒18−2を設け、第2暖機用三元触媒18−2よりも上流側部位に第2フロント酸素センサ20−2を設けるとともに、第2暖機用三元触媒18−2よりも下流側部位に第2リヤ酸素センサ22−2を設けている。
第1・第2フロント酸素センサ20−1・20−2は、第1・第2分岐排気通路6−1・6−2内の排気中の酸素濃度を検出し、反転するリッチ信号とリーン信号とを出力する。第1・第2リヤ酸素センサ22−1・22−2は、第1・第2暖機用三元触媒18−1・18−2下流側の第1・第2分岐排気通路6−1・6−2内の排気中の酸素濃度を検出し、反転するリッチ信号とリーン信号とを出力する。第1・第2分岐排気通路6−1・6−2の合流部位よりも下流側の排気通路6には、三元触媒24を設けている。
更に、前記多気筒エンジン2は、第1・第2シリンダバンク8−1・8−2の各燃焼室に指向させて、各側の第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2を設けている。第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2は、燃料供給通路28により燃料タンク30に連通されている。燃料タンク30内の燃料は、燃料ポンプ32により燃料供給通路28に圧送され、燃料フィルタ34により塵挨を除去されて第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2に供給される。
前記燃料供給通路28途中には、燃料の圧力を調整する燃料圧力調整部36を設けている。燃料圧力調整部36は、吸気通路4に連通する導圧通路38から導入される吸気管圧力により燃料圧力を所定値に調整し、余剰の燃料を燃料戻り通路40により燃料タンク30に戻す。
そして、前記燃料タンク30は、エバポ通路42によりキャニスタ44に連通している。エバポ通路42の途中には、タンク圧制御バルブ46を設けている。タンク圧制御バルブ46は、吸気通路4に連通する圧力通路48から導入される吸気管圧力をタンク圧制御用ソレノイドバルブ50により調整し、開閉制御される。前記キャニスタ44は、パージ通路52によりスロットルバルブ12下流側の吸気通路4に連通している。パージ通路52の途中には、パージ制御バルブ54を設けている。また、キャニスタ44には、導入する大気を調整する大気バルブ56を設けている。
前記多気筒エンジン2には、排気系システムを構成する第2フロント酸素センサ20−2よりも上流側の第2分岐排気通路6−2と吸気系システムを構成する第1・第2分岐吸気通路4−1・4−2の合流部位とを連通するEGR通路58を設けている。EGR通路58の途中には、EGR制御バルブ60を設けている。EGR制御バルブ60は、排気系システムから吸気系システムに還流される排気のEGR量を調整する。
また、この多気筒エンジン2には、第1・第2シリンダバンク8−1・8−2の各燃焼室に設けた点火プラグ(図示せず)に飛火させる各側の第1・第2イグニションコイル62−1・62−2を設け、第2シリンダバンク8−2にPCVバルブ64を設けている。
前記アイドル制御弁16と、第1・第2フロント酸素センサ20−1・20−2と、第1・第2リヤ酸素センサ22−1・22−2と、第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2と、燃料ポンプ32と、パージ制御バルブ54と、EGR制御バルブ60と、第1・第2イグニションコイル62−1・62−2とは、多気筒エンジン2の失火検出装置66を構成する制御手段68に接続している。
そして、この制御手段68には、吸気温度を検出する吸気温センサ70と、吸入空気量を検出する吸入空気量センサ72と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ74と、カム角を検出するカム角センサ76と、吸気管圧力を検出する吸気圧センサ78と、多気筒エンジン2の冷却水温度を検出する水温センサ80と、多気筒エンジン2のクランク角を検出してエンジン回転数センサとしても機能するクランク角センサ82と、燃料タンク30の燃料レベルを検出する燃料レベルセンサ84と、燃料タンク30内の圧力を検出する圧力センサ86とを接続している。
また、前記制御手段68には、表示ランプ88と、電気負荷90と、パワーステアリング圧力スイッチ92と、ヒータブロアファンスイッチ94と、車速センサ96と、コンビネーションメータ98と、クルーズコントロールモジュール100と、A/Cコンデンサファンリレー102と、A/Cコントローラ104と、デ一タリンクコントローラ106と、ABSコントロールモジュール108と、メインリレー110と、イグニションスイッチ112、P/N位置スイッチ114と、バッテリ116と、スター夕マグネットスイッチ118と、O/Dオフランプ120と、パワーランプ122と、ライトスイッチ124と、ストップランプスイッチ126と、O/Dカットスイッチ128と、パワー/ノーマル切換スイッチ130と、4WDロースイッチ132と、変速機レンジスイッチ134と、第1ソレノイドバルブ136と、第2ソレノイドバルブ138と、TCCソレノイドバルブ140と、A/T入力回転速度センサ142と、A/T出力回転速度センサ144とを接続している。
この多気筒エンジン2の失火検出装置66は、図4に示す如く、制御手段68に、大気圧センサ(Atmosphere Pressure Sensor)146を有するとともに、多気筒エンジン2の気筒毎の失火をエンジン回転数変動や筒内圧変動等から検出可能な失火検出手段148と、この失火検出手段148により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えている。
ここで、前記多気筒エンジン2の失火検出装置66の概略構成について説明すると、図3に示す如く、多気筒エンジン2は吸気通路4と排気通路6とを有し、吸気通路4に、上流側から吸入空気量を検出するエアフローセンサである前記吸入空気量センサ72と前記スロットルバルブ12とが配設され、このスロットルバルブ12の近傍にはスロットル開度を検出する電子制御スロットルセンサである前記スロットル開度センサ74が配設される。
また、前記排気通路6に触媒、例えば第1・第2暖機用三元触媒18−1・18−2や三元触媒24が配設され、これらの三元触媒18−1・18−2・24よりも上流側部位には酸素センサ(「O2センサ」ともいう。)あるいは空燃比センサのいずれか一方、例えば第1・第2フロント酸素センサ20−1・20−2や第1・第2リヤ酸素センサ22−1・22−2が配設される。
そして、前記多気筒エンジン2の失火検出装置66の制御手段(「ECU」ともいう。)68は、失火算出手段68aや失火率算出手段68b、燃料制御手段68c、点火時期制御手段68d、スロットル制御手段68eを有する。このとき、前記失火検出手段148は、失火算出手段68aと失火率算出手段68bとからなるとともに、燃料制御手段68cは、後述する燃料カット手段152による燃料カット制御や燃料フィードバック制御、燃料学習制御を行うものである。
この制御手段68には、前記多気筒エンジン2からのエンジン回転数や点火制御部品情報が入力されるとともに、制御手段68の入力側には、ノックセンサ150と、エアフローセンサである前記吸入空気量センサ72と、電子制御スロットルセンサである前記スロットル開度センサ74と、例えば第1・第2フロント酸素センサ20−1・20−2や第1・第2リヤ酸素センサ22−1・22−2と、吸気温度センサである前記吸気温センサ70と、前記水温センサ80と、大気圧センサ146と、前記車速センサ96とが接続される。
また、前記制御手段68の出力側には、インジェクタである前記第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2と、電子制御スロットルセンサである前記スロットル開度センサ74とが接続される。
このとき、前記多気筒エンジン2の失火検出装置66は、制御手段68により実施される失火制御に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段152により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を備えている。
詳述すれば、前記制御手段68は、失火検出手段148の失火算出手段68aによって、多気筒エンジン2の気筒毎の失火をエンジン回転数変動や筒内圧変動等から検出するとともに、失火率算出手段68bによって、失火率を200回転毎に演算し、前記失火検出手段148の失火率算出手段68bにより検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に失火制御を実施する。
なお、失火率の演算は、触媒に繋がっている気筒毎に、例えばV型エンジンである前記多気筒エンジン2の場合で、かつバンク毎に触媒を装着している場合には、バンク毎に演算を実施する。
このとき、設定された値とは、図5に示す触媒にダメージを与える触媒ダメージ失火判定比率である失火判定値A%であり、前記失火検出手段148の失火率算出手段68bにより検出された失火の頻度である失火率と失火判定値A%とを比較し、例えば、
失火率≧失火判定値A%
の場合に、失火制御を実施するものである。
失火制御の際には、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段152により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
が実施される。
つまり、前記燃料制御手段68cに含まれる燃料カット手段152により失火気筒を燃料カットする制御を実施するとともに、燃料フィードバック制御を停止し、燃料フィードバック制御を初期化する。このとき、初期化とは、補正量をゼロ又はデフォルト値とすることがである。
また、前記燃料制御手段68cにより燃料学習制御を停止して補正値を初期化し、未学習状態に設定する。このとき、初期化とは、学習補正量をゼロにクリア又はデフォルト値に設定することである。しかも、エンジン始動時やバッテリクリア時と同様な学習制御を初期状態に設定する。
更に、前記燃料制御手段68cにより、例えば加速増量やエンリッチ増量等の燃料増量制御を禁止する。
更にまた、前記点火時期制御手段68dにより、点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御である点火失火判定時時期遅角を行う。このとき、遅角制御量は、予め前記制御手段68で設定した固定値、または失火率や空燃比で設定した値とする。
また、ノック制御による点火時期遅角制御を実施している場合には、ノック制御幅を拡大させる。
そして、失火時燃料カット制御の開始後に、図6に示す如く、失火判定時燃料カット復帰条件において、Treset時間が経過し、かつ、分割した領域での運転が60秒以上継続した場合には、失火判定時燃料カット復帰条件が成立したと判断し、燃料カット制御を復帰させるとともに、この燃料カット制御に触媒保護制御も復帰させる。
次に、図1の前記多気筒エンジン2の失火検出装置66の失火発生時燃料カット等制御のフローチャートに沿って作用を説明する。
失火発生時燃料カット等制御用のプログラムがスタートすると(102)、気筒毎の失火率を演算し(104)、失火率が触媒にダメージを与える失火率判定値A以上であるか否かを判断する(106)。
失火率の演算は、エンジン回転数が200回転毎に演算し、気筒毎に演算し、失火による燃料カットした気筒も含めて演算し、V型エンジンの場合はバンク毎に演算する。また、失火率は、触媒を共有する気筒毎に演算する。失火率判定値Aは、図5に示す如く、エンジン回転数とエンジン負荷とのテーブルから求める。
失火率が失火率判定値A以上であるか否かの判断(106)において、失火による燃料カット対象となる気筒は、図2に示す如く、燃料カット気筒の判定用のフローチャートにより決定される。
燃料カット気筒の判定用のフローチャートにおいて、判定用のプログラムがスタートすると(202)、気筒毎の失火率を失火回数/点火回数(エンジン回転数が200回転毎)により演算し(204)、気筒毎の失火率が失火率判定値A以上であるか否かを判断し(206)、気筒毎の失火回数SIKCYLi(iは気筒番号)が200回転毎の全気筒失火回数の設定割合(例えば、30%)を越えているか否かを判断する(208)。
判断(206)及び判断(208)がいずれもYESの場合には、燃料カット気筒を決定し(210)、エンドにする(212)。また、判断(206)あるいは判断(208)がNOの場合には、処理(204)にリターンする。
燃料カット気筒が決定され、前記判断(106)がYESの場合には、燃料カット対象となる気筒の燃料フィードバック(「F/B」ともいう。)制御を停止し(108)、燃料フィードバック制御を初期化する。燃料フィードバック制御の初期化においては、補正量を0又はデフォルト値とする。
次に、燃料カット対象となる気筒の燃料フィードバック制御量の学習制御を停止し(110)、学習補正量を初期化して未学習状態に設定する(112)。学習補正量の初期化においては、学習補正量を0にクリア又はデフォルト値とする。また、エンジン始動時やバッテリクリア時と同様な学習制御を初期状態に設定する。
その後、失火気筒を燃料カットし(114)、燃料カットが実施されていない気筒の燃料増量制御を禁止する(116)。この燃料増量制御の禁止においては、例えば、加速増量やエンリッチ増量、その他の増量等を禁止する。
そして、前記点火時期制御手段68dによって点火時期遅角制御を行い(118)、ノック制御による点火時期遅角制御を実施している場合には、ノック制御幅(「ノック制御点火時期遅角制御幅」ともいう。)を拡大させ(120)、燃料カット復帰条件が成立するか否かを判断する(122)。
この燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(122)は、図6に示す如く、失火時燃料カット制御の開始後に、Treset時間が経過し、かつ、分割した領域での運転が60秒以上継続した場合には、失火判定時燃料カット復帰条件が成立したと判断し、燃料カット制御を復帰させるとともに、この燃料カット制御に触媒保護制御も復帰させるものである。
そして、燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(122)において、この判断(122)がNOの場合には、処理(104)にリターンし、判断(122)がYESの場合には、燃料フィードバック制御を復帰させる(124)とともに、燃料学習制御も復帰させ(126)、燃料増量制御の禁止状態を解除し(128)、点火時期遅角制御を解除し(130)、ノック制御による点火時期遅角制御を実施している場合には、ノック制御幅を拡大させる動作を解除し(132)、処理(104)にリターンする。
これにより、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段148と、この失火検出手段148により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジン2の失火検出装置6において、失火制御が実施される際に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段152により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を実施することによって、触媒温度が高温となることがないので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
図8〜図10はこの発明の第2実施例を示すものである。この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
上述第1実施例においては、多気筒エンジンの失火検出装置は、制御手段により実施される失火制御に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
を備えている構成としたが、この第2実施例の特徴とするところは、多気筒エンジンの失火検出装置は、失火制御に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
を備えている構成とした点にある。
すなわち、上述第1実施例における点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御を、第2実施例においては、失火判定時の電子制御スロットルに関する制御に置き換えたものである。
図8の前記多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時スロットル制御のフローチャートに沿って作用を説明すると、失火発生時スロットル制御用のプログラムがスタートすると(302)、気筒毎の失火率を演算し(304)、失火率が触媒にダメージを与える失火率判定値A以上であるか否かを判断する(306)。
失火率の演算は、エンジン回転数が200回転毎に演算し、気筒毎に演算し、失火による燃料カットした気筒も含めて演算し、V型エンジンの場合はバンク毎に演算する。また、失火率は、触媒を共有する気筒毎に演算する。失火率判定値Aは、エンジン回転数とエンジン負荷とのテーブルから求める(図5参照)。
失火率が失火率判定値A以上であるか否かの判断(306)において、失火による燃料カット対象となる気筒は、上述した燃料カット気筒の判定用のフローチャート(図2参照)により決定される。
燃料カット気筒が決定され、前記判断(306)がYESの場合には、図10に示す如く、スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする失火時スロットル開度制御を実施する(308)。
その後、失火気筒を燃料カットし、燃料カットが実施されていない気筒の燃料増量制御を禁止する。この燃料増量制御の禁止においては、例えば、加速増量やエンリッチ増量、その他の増量等を禁止する。
そして、燃料カット復帰条件が成立するか否かを判断する(310)。この燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(310)は、図6に示す如く、失火時燃料カット制御の開始後に、Treset時間が経過し、かつ、分割した領域での運転が60秒以上継続した場合には、失火判定時燃料カット復帰条件が成立したと判断し、燃料カット制御を復帰させるとともに、この燃料カット制御に触媒保護制御も復帰させるものである。
そして、燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(310)において、この判断(310)がNOの場合には、処理(304)にリターンし、判断(310)がYESの場合には、燃料フィードバック制御を復帰させるとともに、燃料学習制御も復帰させ、燃料増量制御の禁止状態を解除し、失火時スロットル開度制御を解除し(312)、処理(304)にリターンする。
さすれば、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、失火制御が実施される際に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
を実施することにより、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぐことができるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
図11及び図12はこの発明の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、多気筒エンジンの失火検出装置は、失火制御に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
を備えている構成、又は、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
を備えている構成とした点にある。
すなわち、上述第1実施例における点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御や第2実施例における失火判定時の電子制御スロットルに関する制御の代わりに、エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御、または、車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御の、例えば、車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御に置き換えたものである。
図11の前記多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時車速制御のフローチャートに沿って作用を説明すると、失火発生時車速制御用のプログラムがスタートすると(402)、気筒毎の失火率を演算し(404)、失火率が触媒にダメージを与える失火率判定値A以上であるか否かを判断する(406)。
失火率の演算は、エンジン回転数が200回転毎に演算し、気筒毎に演算し、失火による燃料カットした気筒も含めて演算し、V型エンジンの場合はバンク毎に演算する。また、失火率は、触媒を共有する気筒毎に演算する。失火率判定値Aは、エンジン回転数とエンジン負荷とのテーブルから求める(図5参照)。
失火率が失火率判定値A以上であるか否かの判断(406)において、失火による燃料カット対象となる気筒は、上述した燃料カット気筒の判定用のフローチャート(図2参照)により決定される。
燃料カット気筒が決定され、前記判断(406)がYESの場合には、車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御失火発生時車速を実施する(408)。このとき、スロットル制御又は燃料カット等による車速制御は、設定された速度を、例えば50km/hとし、アクセル開度の開度量にかかわらず、車両速度の上限を50km/h以下になるように制限する。
その後、失火気筒を燃料カットし、燃料カットが実施されていない気筒の燃料増量制御を禁止する。この燃料増量制御の禁止においては、例えば、加速増量やエンリッチ増量、その他の増量等を禁止する。
そして、燃料カット復帰条件が成立するか否かを判断する(410)。この燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(410)は、図6に示す如く、失火時燃料カット制御の開始後に、Treset時間が経過し、かつ、分割した領域での運転が60秒以上継続した場合には、失火判定時燃料カット復帰条件が成立したと判断し、燃料カット制御を復帰させるとともに、この燃料カット制御に触媒保護制御も復帰させるものである。
そして、燃料カット復帰条件が成立するか否かの判断(410)において、この判断(410)がNOの場合には、処理(404)にリターンし、判断(410)がYESの場合には、燃料フィードバック制御を復帰させるとともに、燃料学習制御も復帰させ、燃料増量制御の禁止状態を解除し、失火時車速制御を解除し(412)、処理(404)にリターンする。
さすれば、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、失火制御が実施される際に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
を実施すれば、失火判定された時において、運転者が失火によるパワーダウンを感じて、さらにアクセルを踏むことによって発生する高回転高負荷運転により引き起こされる触媒温度の上昇を防ぐことができるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
また、気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、失火制御が実施される際に、
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
を実施することにより、失火判定された時には、失火による不具合を防ぐ失火制御と相反する高車速運転などの運転状態を運転者が取れないようにしたため、触媒温度が高温になることがなくなるので、触媒の劣化や破損を防止することができる。
なお、この発明は上述第1〜第3実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の各実施例においては、失火制御を実施する際に、以下の2つの制御である(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御、
に加えて、3つ目の制御を、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御、

(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御、
(3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御、
あるいは
(3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御、
を実施する構成としたが、上述の3つ目の制御の少なくとも2つを併用する特別構成とすることも可能である。
すなわち、失火制御を実施する際に、2つの制御である
(1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御、
(2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御、
に加えて、例えば、
(3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御、

(3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御、
とを併用するものである。
さすれば、失火制御の信頼性の向上に寄与することができ、触媒温度が高温になるのを確実に阻止し得て、触媒の劣化や破損を防止することができる。
この発明の第1実施例を示す多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時燃料カット等制御のフローチャートである。 燃料カット気筒の判定のフローチャートである。 多気筒エンジンの失火検出装置の概略構成図である。 多気筒エンジンの失火検出装置のシステム構成図である。 触媒ダメージ失火判定比率を示す図である。 失火判定時燃料カット復帰条件(Treset)を示す図である。 多気筒エンジンの失火検出装置の発生時燃料カット等制御のタイムチャートである。 この発明の第2実施例を示す多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時スロットル制御のフローチャートである。 多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時スロットル制御のタイムチャートである。 失火判定時スロットル開度制御(THgard)を示す図である。 この発明の第3実施例を示す多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時車速制御のフローチャートである。 多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時車速制御のタイムチャートである。 この発明の従来技術を示す多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時燃料カット等制御のフローチャートである。 燃料カット気筒の判定のフローチャートである。 多気筒エンジンの失火検出装置の失火発生時燃料カット等制御のタイムチャートである。
符号の説明
2 多気筒エンジン(「内燃機関」ともいう。)
4 吸気通路
6 排気通路
12 スロットルバルブ
14 バイパス空気通路
16 アイドル制御弁
18−1 第1暖機用三元触媒
18−2 第2暖機用三元触媒
20−1 第1フロント酸素センサ
20−2 第2フロント酸素センサ
22−1 第1リヤ酸素センサ
22−2 第2リヤ酸素センサ
24 三元触媒
26−1・26−2 第1・第2燃料噴射弁
30 燃料タンク
44 キャニスタ
66 失火検出装置
68 制御手段
68a 失火算出手段
68b 失火率算出手段
68c 燃料制御手段
68d 点火時期制御手段
68eスロットル制御手段
70 吸気温センサ
74 スロットル開度センサ
78 吸気圧センサ
80 水温センサ
96 車速センサ
98 コンビネーションメータ
146 大気圧センサ(Atmosphere Pressure Sensor)
148 失火検出手段
150 ノックセンサ
152 燃料カット手段

Claims (4)

  1. 気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
    (1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
    (2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
    (3)点火時期を失火の程度あるいは空燃比の値に応じて設定した遅角量により遅角させる制御と、
    を備えていることを特徴とする多気筒エンジンの失火検出装置。
  2. 気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
    (1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
    (2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
    (3)スロットル開度を、アクセル開度に対応した通常の開度よりも開度量を制限した失火制御時開度になるようにする制御と、
    を備えていることを特徴とする多気筒エンジンの失火検出装置。
  3. 気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
    (1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
    (2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
    (3)エンジン回転数を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された回転数以下になるように制限する制御と、
    を備えていることを特徴とする多気筒エンジンの失火検出装置。
  4. 気筒毎に失火を検出可能な失火検出手段と、この失火検出手段により検出された失火の頻度が設定された値より多い場合に実施される失火制御を備えた多気筒エンジンの失火検出装置において、前記失火制御は、
    (1)気筒の燃料カットを行う燃料カット手段により失火気筒を燃料カットする制御と、
    (2)燃料フィードバック制御と燃料学習制御とを停止し、かつ両制御の補正量を初期化する制御と、
    (3)車両速度を、アクセル開度の開度量にかかわらず、設定された速度以下になるように制限する制御と、
    を備えていることを特徴とする多気筒エンジンの失火検出装置。
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