JP2006141741A - 経絡刺激用器具及びそれを使用した健康増進並びに美容方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】誰でも簡単に、人体の健康及び美容に効果的な経絡を有効に刺激することが可能となる経絡刺激用器具並びにそれを使用した健康増進並びに美容方法の提供を図る。
【解決手段】人体の背中における経絡を刺激するための器具であって、略筒状からなる本体の先端部位に該本体の径より大きい径の指圧部を備えた構成となっている。本体を先端部位へ向かうにつれて緩やかに曲線を描きつつ径が大きくなるように成形することも可能であり、また、指圧部における径の中心部に開口部を設けるとともに、該開口部から本体内部へ高波動物質を挿入するための孔を設けた構成とすることもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、経絡刺激用器具及びその使用方法に関し、詳しくは、人体の背中にある経絡を刺激するための最良の器具及びそれを使用する方法に関するものである。
経絡は、東洋医学の基礎をなすものであって、経絡学説において、人体の各部位すなわち臓腑・感覚器・四肢・皮膚・筋肉・筋膜・人体などの相互関係、健康時・疾病時の人体に展開される法則性が理論としてまとめあげられている。そして現在、東洋医学が活用されている現場においては、この経絡の理論なしにあり得ないほど重要な概念となっている。
経絡とは、経脈(上下に直行する脈)と絡脈(左右に横行する脈)の略称であって、主幹と分枝とに分かれ、内部では臓腑に属し、外部では体表に分布し、全身くまなく網の目のようにいきわたっている。そして、生命活動の基本的要素ともいうべき「気・血」を運んで全身をめぐり、所属区域内の生命活動をつかさどっている。この「気・血」の循環に滞りのない状態が健康と想定されており、いったん臓腑に変調をきたしたり、体表を外邪が侵襲したりすると、「気・血」の循環が滞り、臓腑の変調が外表に反映されたり、体表の乱れが経絡を通じて臓腑に影響を及ぼしたりする。よって、その乱れの状態を上手に把握して、正常な状態へと戻していくことが大変に重要となる。
そこで、かかる東洋医学に基づく経絡の刺激により、肩こりや腰痛、さらには、臓腑の異変を回復させる施術は従来から行われており、また最近では、かかる経絡の刺激が、皮膚のしみやしわ、くすみ、たるみ等、肌の悩みを解決するのに有効であることがわかってきている。さらに本発明者は、経絡の刺激により、美容効果、詳しくは、体重の減少、むくみ解消、ふくらはぎ・太ももの引き締め、小顔等のダイエット効果や、バストアップ、ヒップアップ等の全身のシェイプアップ効果に有効であることを発見した。
そして、従来より、人体のマッサージ器具やツボ刺激器具等について、種々数多くのものが提案されている。しかしながら、上記経絡を刺激するための有効な器具は、未だ提案されていない。特に、背中を通る経絡を刺激するための有効な器具に関しては、存在しない。
特開平11−56961号公報 実開平6−5630号公報 実用新案登録第3007554号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、誰でも簡単に、人体の健康及び美容に効果的な経絡を有効に刺激することが可能となる経絡刺激用器具並びにそれを使用した健康増進並びに美容方法を提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明は、人体の背中における経絡を刺激するための器具であって、略筒状からなる本体の先端部位に該本体の径より大きい径の指圧部を備えた構成となっている。
また、本発明は、前記本体が、先端部位へ向かうにつれて緩やかに曲線を描きつつ径が大きくなるように成形されている構成を採用することができる。
さらに、本発明は、前記指圧部における径の中心部に開口部を設けるとともに、該開口部から本体内部へ高波動物質を挿入するための孔を設けた構成を採ることができる。
またさらに、本発明は、前記本体において、指圧部を備えた先端部位とは反対の面に把持部を設けた構成とすることもできる。
そしてまた、本発明は、うつ伏せに寝そべった患者に対し、器具使用者が患者の背骨のすぐ脇に前記経絡刺激用器具に備えられた指圧部をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体をあてがって、該指圧部を背骨のすぐ脇にある上下に延びる経絡に沿らせつつ経絡刺激用器具を転がす様に背中面を上下に動かしながら、上部から力を加えて背中の経絡に対して刺激を与える健康増進並びに美容方法である。
さらにまた、本発明は、仰向けに寝そべった患者が、自身の背中と床面との間に前記経絡刺激用器具を挟み込んで、自身の背骨のすぐ脇に経絡刺激用器具に備えられた指圧部をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体をあてがって、該指圧部を背骨のすぐ脇にある上下に延びる経絡に沿らせつつ経絡刺激用器具を転がす様に背中面を上下に動かしながら、自身の重みで力を加えて背中の経絡に対して刺激を与える健康増進並びに美容方法である。
本発明にかかる経絡刺激用器具によれば、誰でも簡単に人体の健康及び美容に効果的な経絡を有効に刺激することが可能となるため、従前にない全く新規で有益な器具を提供することができる。
また、本発明にかかる経絡刺激用器具を使用した健康増進並びに美容方法によれば、選定された部位の経絡を刺激することにより、所要の健康増進効果を図ることができるとともに、所要の美容効果をも得ることが可能となる。
本発明にかかる経絡刺激用器具1は、人体の背中における経絡を刺激するものであって、経絡を刺激するための指圧部3と該経絡の外側にある背肉を支持するための本体2とから構成されるようにしたことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかる経絡刺激用器具1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる経絡刺激用器具1の第一の実施形態を示しており、図1(a)は斜視図、図1(b)は側面図である。該経絡刺激用器具1は、本体2と、該本体2の先端部位に指圧部3を備えた構成からなる。本体2は、略筒状に成形されている。尚、図面では該本体2を円筒状にした場合を示しているが、これに限定されるものではなく、略筒状であれば多角柱形状であってもよい。また指圧部3は、本体2の径よりも大きい径となるよう成形されている。これにより、後述する使用状態において、経絡刺激用器具1が人体の背中にジャストフィットするのに適した形状となっている。すなわち、人体の背中において、背骨Sの存在する箇所は窪んでいるが、そこから両側は背中の筋肉(以下「背肉」という。)により隆起している。そこで、指圧部3を背骨Sのすぐ脇にある経絡にあてがった際に、該指圧部3と本体2とが適度な段差を有するため、隆起した背肉がその段差に収まる状態となる。
また、指圧部3の形状について、図面では平面視において円形状となっているが、かかる形状に限定するものではなく、経絡を刺激するのに有利な形状であればよい。例えば、図2から図4に示すような形状が考えられる。すなわち、図2は指圧部3が円形状である場合、図3は多角形状である場合、図4は外周に多数の凸部を付した形状である場合を示している。
尚、経絡刺激用器具1の材質についても限定するものではなく、木製や合成樹脂製、金属製、陶器製、ガラス製、クリスタル等の鉱石製等により成形することができる。また、本体2と指圧部3とを一体成形したものであってもよく、逆に、本体2と指圧部3とを別に成形して後で組み立てるものであってもよい。
図5は、本発明にかかる経絡刺激用器具1の第二の実施形態を示しており、図5(a)は斜視図、図5(b)は側面図である。かかる経絡刺激用器具1は、図5(b)に示す通り、本体2が先端部位へ向かうにつれて緩やかに曲線を描きつつ径が大きくなるように成形されている。かかる形状を採ることにより、後述する使用状態において、経絡刺激用器具1が人体の背中にジャストフィットするのにより適した形状となっている。すなわち、該本体2の形状が、人体の背肉の形状に沿う形状となっている。
尚、その他の構成、詳しくは、指圧部3の形状、経絡刺激用器具1の材質並びに成形手段については、上記第一の実施形態と同様である。
図6は、本発明にかかる経絡刺激用器具1の第三の実施形態を示しており、図6(a)は斜視図、図6(b)は側面図である。かかる経絡刺激用器具1は、指圧部3における径の中心部に開口部4を設けるとともに、該開口部4から本体2内部まで孔5を設けた構成となっている。該孔5は、高波動物質を挿入・充填するために設けられたものである。尚、挿入・充填される高波動物質は、例えば水晶やトルマリン、竹炭、ゼオライト、備長炭、二酸化チタン、セラミック、ゲルマニウム、その他波動転写機による高波動を転写した物質等種々考えうるが、特に限定するものではない。また、該孔5に高波動物質を充填した後は、中身が外へ出ないように、開口部4に蓋をすればよい。かかる構成を採用することにより、経絡刺激用器具1本来の指圧効果だけでなく、波動エネルギーによる更なる健康増進並びに美容効果を発揮させることが可能となる。
尚、その他の構成、詳しくは、本体2及び指圧部3の形状、経絡刺激用器具1の材質並びに成形手段については、上記第一並びに第二の実施形態と同様である。
図7は、本発明にかかる経絡刺激用器具1の第四の実施形態を示しており、図7(a)は斜視図、図7(b)は側面図である。かかる経絡刺激用器具1は、図面に示す通り、本体2において、指圧部3を備えた先端部位とは反対の面に把持部6を設けた構成となっている。かかる構成を採ることにより、使用者が経絡刺激用器具1を使用するにあたり、該把持部6を持つことで使用し易くなり、特に後述する使用状態において、患者自身が一人で使用する場合に有益である。
該把持部6の形状について、図面では棒状のものを採用した場合を示しているが、かかる形状に限定されるものではなく、把持部6としての機能を発揮するものであればよい。
尚、その他の構成、詳しくは、本体2及び指圧部3の形状、経絡刺激用器具1の材質並びに成形手段については、上記第一から第三の実施形態と同様である。
次に、上記各実施形態にかかる経絡刺激用器具1を使用した健康増進並びに美容方法について説明する。
人体の背骨のすぐ脇には経絡が通っており、多くの経穴(ツボ)が存在する。図8は、かかる背中の経絡を示す説明図である。かかる背中の経絡は、他の全身に通っている経絡と密接な関連性を有しており、背中の経絡を刺激することにより、全身の経絡を刺激したのと同じ効果が得られる。すなわち、背中の経絡を刺激することが、経絡刺激の最も有効な方法となる。そこで本発明は、背中の経絡を効果的に刺激することが可能な構造となっている。尚、背中の経絡に存在する経穴に対してそこを刺激した際の主な健康増進効果を、下記表1に示す。また、同様に主な美容効果を、下記表2に示す。
Figure 2006141741
Figure 2006141741
そこではじめに、患者Hに対し他の器具使用者が患者Hの経絡を刺激する場合について説明する。図9は、かかる使用状態を示す説明図である。患者Hは、うつ伏せに寝そべった状態となる。使用者は、うつ伏せに寝そべった患者Hの背中に経絡刺激用器具1を載せる。その際、患者Hの背骨Sのすぐ脇にある上下に延びる経絡に指圧部3をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体2をあてがう状態とする。該指圧部3を経絡に沿らせつつ、経絡刺激用器具1を転がす様に背中面を上下に動かしながら、使用者が上部から力を加えることにより、患者Hの背中の経絡に対して刺激を与える。
次に、患者Hが自分自身で経絡を刺激する場合について説明する。図10は、かかる使用状態を示す説明図である。患者Hは、仰向けに寝そべった状態となって、自分自身で背中と床面との間に経絡刺激用器具1を挟み込む。その際、自身の背骨Sのすぐ脇にある上下に延びる経絡に指圧部3をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体2をあてがう状態とする。該指圧部3を経絡に沿らせつつ、経絡刺激用器具1を転がす様に背中面を上下に動かしながら、自身の重みで力を加えることにより、自身の背中の経絡に対して刺激を与える。
本発明者は、10名の協力を得て、本発明にかかる経絡刺激用器具1を使用した試験を行い、以下の表3のような結果を得た。また、その使用した10名のアンケート調査を行い、以下の表4のような結果を得た。尚、試験期間は一ヶ月で行った。
Figure 2006141741
Figure 2006141741
以上の結果から、本発明にかかる経絡刺激用器具1を使用すれば、ほとんどの場合で効果が現れ、その効果も極めて優れていることがわかる。上記表3に示す通り、体重については10名中7名が減量に成功し、ウエストサイズ・ヒップサイズ・太ももサイズについては10名全員がサイズダウンに成功した。また、血液の循環が良くなることから、体温については10名中9名が上昇し、低体温で悩む人にとっても効果があることがわかった。さらに上記表4によると、上半分の健康増進効果については、便秘・冷え性・生理痛・頭痛・寝つきが悪いに関して若干名が効果を感じとれなかったものの、ほとんどの人が効果のあったことを実感していることがわかる。そしてまた、下半分の美容効果については、バストアップ・ニキビ・肌のくすみに関して若干名が効果を感じとれなかったものの、同様にほとんどの人が効果のあったことを実感していることがわかる。
本発明にかかる経絡刺激用器具の第一の実施形態を示している。 本発明にかかる指圧部の形状例を示している。 本発明にかかる指圧部の形状例を示している。 本発明にかかる指圧部の形状例を示している。 本発明にかかる経絡刺激用器具の第二の実施形態を示している。 本発明にかかる経絡刺激用器具の第三の実施形態を示している。 本発明にかかる経絡刺激用器具の第四の実施形態を示している。 人体の背中における経絡を示す説明図である。 他者が患者の経絡を刺激する場合の使用状態を示す説明図である。 患者が自分自身で経絡を刺激する場合の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 経絡刺激用器具
2 本体
3 指圧部
4 開口部
5 孔
6 把持部
H 患者
S 背骨


Claims (6)

  1. 人体の背中における経絡を刺激するための器具であって、略筒状からなる本体と、その先端部位に該本体の径より大きい径の指圧部を備えたことを特徴とする経絡刺激用器具。
  2. 前記本体が、先端部位へ向かうにつれて緩やかに曲線を描きつつ径が大きくなるように成形されていることを特徴とする請求項1に記載の経絡刺激用器具。
  3. 前記指圧部における径の中心部に開口部を設けるとともに、該開口部から本体内部へ高波動物質を挿入・充填するための孔を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の経絡刺激用器具。
  4. 前記本体において、指圧部を備えた先端部位とは反対の面に把持部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の経絡刺激用器具。
  5. 請求項1から請求項4に記載の経絡刺激用器具を使用する方法であって、うつ伏せに寝そべった患者に対し、器具使用者が患者の背骨のすぐ脇に経絡刺激用器具に備えられた指圧部をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体をあてがって、該指圧部を背骨のすぐ脇にある上下に延びる経絡に沿らせつつ経絡刺激用器具を転がす様に背中面を上下に動かしながら、上部から力を加えて背中の経絡に対して刺激を与えることを特徴とする健康増進並びに美容方法。
  6. 請求項1から請求項4に記載の経絡刺激用器具を使用する方法であって、仰向けに寝そべった患者が、自身の背中と床面との間に経絡刺激用器具を挟み込んで、自身の背骨のすぐ脇に経絡刺激用器具に備えられた指圧部をあてがい、かつ、その外側の背肉に本体をあてがって、該指圧部を背骨のすぐ脇にある上下に延びる経絡に沿らせつつ経絡刺激用器具を転がす様に背中面を上下に動かしながら、自身の重みで力を加えて背中の経絡に対して刺激を与えることを特徴とする健康増進並びに美容方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110432889A (zh) * 2019-08-22 2019-11-12 深圳市问库信息技术有限公司 一种电子经络健康状态检测装置

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