JP2006136843A - セレン含有水の処理方法 - Google Patents

セレン含有水の処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006136843A
JP2006136843A JP2004330281A JP2004330281A JP2006136843A JP 2006136843 A JP2006136843 A JP 2006136843A JP 2004330281 A JP2004330281 A JP 2004330281A JP 2004330281 A JP2004330281 A JP 2004330281A JP 2006136843 A JP2006136843 A JP 2006136843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selenium
containing water
treating
alkali
ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004330281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4670004B2 (ja
Inventor
Tetsuo Fujita
哲雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Mining Co Ltd filed Critical Dowa Mining Co Ltd
Priority to JP2004330281A priority Critical patent/JP4670004B2/ja
Publication of JP2006136843A publication Critical patent/JP2006136843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4670004B2 publication Critical patent/JP4670004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 セレン含有水から高い除去率で簡単且つ安価にセレンを除去することができるとともに、セレン含有水からセレンを含む化合物を効率的に分離して回収することができる、セレン含有水の処理方法を提供する。
【解決手段】 セレン濃度が5mg/L以上のセレン含有水に、CaOやCa(OH)などのアルカリを添加してアルカリ性にした後、空気や酸素などにより酸化し、その後BaClまたはBa(OH)などのBa化合物を添加する。Ba(OH)の水和物または水溶液を添加する場合には、アルカリの添加と酸化を省略して、セレン含有水に直接添加してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セレン含有水の処理方法に関し、特に、製錬工程やセレンの製造・加工工程から排出されたセレン含有排水などのセレン含有水を処理する方法に関する。
従来、セレン含有水の処理方法として、鉄粉置換処理法、2価鉄を用いた還元処理法、3価鉄を用いた共沈法などが知られているが、平成5年8月の水質汚濁防止法施行令の一部改正によりセレンに関する排水基準が0.1mg/L以下と規定されたことに伴い、セレンの除去能力の高い処理技術の開発が進められてきた。
近年、セレンの除去能力の高い方法として、セレン含有排水に弱酸性下で2価鉄イオンを添加し、さらに還元剤を用いて液の酸化還元電位を極低電位レベルまで低下させ、次いで急速に中和処理して2価鉄イオンを水酸化鉄として晶出させ、中和処理した後、固液分離することによりセレンを除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、その他の方法として、セレンと反応して難溶性塩を生成する金属塩をセレン含有水に添加する方法、セレン含有水を生物汚泥と嫌気状態で接触させてセレン化合物を沈殿除去する方法、Feなどの金属を排煙脱硫排水に接触させて排煙脱硫排水中の酸化性物質とセレンを除去する方法、イオン交換樹脂またはキレート樹脂にセレンを吸着させる方法、セレン含有液に銅塩を添加した後にアルカリを添加して凝集物を分離することによりセレンを除去する方法、6価セレン含有排水を遷移金属化合物と還元剤との存在下でセレンを沈殿として除去する方法などが提案されている(例えば、特許文献2〜7参照)。
特開平8−224585号公報(段落番号0006−0007) 特開平5−78105号公報(段落番号0010) 特開平8−323392号公報(段落番号0004−0006) 特開平9−47790号公報(段落番号0010−0011) 特開平10−137753号公報(段落番号0006) 特開平11−57746号公報(段落番号0008) 特開平8−132074号公報(段落番号0007)
このように、排水中のセレンを安全に分離し且つ厳しい排出規制に沿って無害化する様々な方法が提案されている。しかし、これらの方法には、セレン以外の多くの沈殿物が残留したり、対象排水の制限により所望のセレンの除去率を得ることができない場合にセレンの回収効率を高めるために過剰な設備が必要であったり、使用する試薬が高価であったり、プロセスが煩雑であったりするなどの問題がある。また、回収したセレンを非鉄金属製錬の原料として使用可能な状態に分離できないという問題もある。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、セレン含有水から高い除去率で簡単且つ安価にセレンを除去することができるとともに、セレン含有水からセレンを含む化合物を効率的に分離して回収することができる、セレン含有水の処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セレン含有水にアルカリを添加してアルカリ性にするとともに酸化剤を添加した後にBa化合物を添加することにより、あるいは、セレン含有水にBa(OH)の水和物または水溶液を添加することにより、セレン含有水から高い除去率で簡単且つ安価にセレンを除去することができるとともに、セレン含有水からセレンを含む化合物を効率的に分離して回収することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によるセレン含有水の処理方法は、セレン含有水にアルカリを添加してアルカリ性にした後に酸化剤を添加し、あるいは、セレン含有水に酸化剤を添加した後または溶存させた後にアルカリを添加してアルカリ性にし、その後Ba化合物を添加することを特徴とする。このセレン含有水の処理方法において、アルカリが、CaOやCa(OH)などのアルカリ土類金属の酸化物または水酸化物、あるいは、NaOHなどのアルカリ金属の水酸化物であるのが好ましい。なお、セレン含有水がアルカリ性の場合には、アルカリを添加する必要はない。また、酸化剤が、空気、酸素、オゾン、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウムおよび次亜塩素酸カルシウムからなる群から選ばれる酸化剤であるのが好ましい。また、Ba化合物が、BaClまたはBa(OH)あるいはこれらの水和物または水溶液であるのが好ましい。さらに、経済的には、セレン含有水中のSe濃度が5mg/L以上であるのが好ましい。
また、本発明によるセレン含有水の処理方法は、セレン含有水にBa(OH)の水和物または水溶液を添加してセレン化合物を沈殿させることを特徴とする。このセレン含有水の処理方法において、経済的には、セレン含有水中のSe濃度が5mg/L以上であるのが好ましい。
本発明によれば、セレン含有水から高い除去率で簡単且つ安価にセレンを除去することができるとともに、セレン含有水からセレンを含む化合物を効率的に分離して回収することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明によるセレン含有水の処理方法の実施の形態について説明する。
図1は、本発明によるセレン含有水の処理方法の一実施の形態を説明する工程図である。図1に示すように、まず、処理対象であるセレン含有水として、製錬工程から排出されたセレン含有排水を用意する。このセレン含有排水は、Seイオンとして、例えば90%程度の4価のSeイオンと10%程度の6価のSeイオンを含んでいる。
次に、アルカリによってセレン含有排水のpHを調整する。このpH調整によりセレン含有水がアルカリ性になることが必要であり、セレン含有排水のpHが8以上になればよいが、10.5以上になるのが好ましく、11.5になるのがさらに好ましい。しかし、セレン含有排水のpHが13以上になると、処理後に排水を放流する際に中性に戻す必要があるために、逆中和に必要な酸の使用量が非常に多くなるので、セレン含有排水のpHが13未満になるのが好ましい。このpH調整に使用するアルカリとしては、NaOHやKOHなどのアルカリ金属の水酸化物の他、MgOやCaOなどのアルカリ土類の酸化物や、Mg(OH)やCa(OH)などのアルカリ土類の水酸化物を使用することができる。経済的にはCaOを使用するのが好ましい。セレン含有排水中にSO 2−イオンが多く存在する場合には、後工程で添加するBa塩の量を少なくするために、Ca2+によってCaSO・2HOとして除去しておくのが好ましい。
次に、酸化剤を導入して酸化反応させる。酸化剤としては、酸素由来のものであればよく、Oガスや空気を使用するのが好ましい。オゾン(O)や過酸化水素(H)を使用することもできる。この酸化反応を簡略的に進行させるためには、pH調整時の撹拌をやや強くすることにより、大気中の空気を引き込むようにすればよい。滞留時間は5分間で十分であり、直ちに酸化反応が生じる。これは、アルカリ性にすることにより酸化反応が促進されているためであると考えられる。セレン含有排水のpHがやや中性に近い場合(pH=8)、空気の引き込みにより酸化反応を進行させるためには、滞留時間を10分間以上にするのが好ましい。
上記の酸化工程後に固液分離してもよい(図2参照)。製錬工程からの排水を使用しているので、この固液分離では、ごく僅かのCu、PbおよびZnを含む沈殿物と、投入したアルカリによる沈殿物が回収され、製錬原料として回収される。この固液分離の操作が煩雑であると考えられる場合や製錬工程からの排水を使用しない場合、すなわち、澱物が生じない場合などには、この固液分離を省略してもよい。通常、固液分離にはフィルタープレスなどを使用するので、簡略化のためにこの固液分離を省略するのが好ましい。
上記の酸化工程後のセレン含有排水中のSeイオンは、99%が6価のSeイオンである。6価になったSeイオンは、通常の還元作用では還元されず、4価のSeイオンや金属セレンには戻らない。これは、同属元素である硫黄と比較すると理解し易い。すなわち、4価のSイオン、つまり亜硫酸塩は、酸化作用もあるが還元作用もあり、さらにHSによって還元されて、硫黄元素になることができるが、6価のSイオン、つまり硫酸塩は、熱濃硫酸の形態を除いて非常に安定しており、HSでは還元されない。Seイオンのほとんどが6価のSeイオンからなるセレン含有排水にBaClなどのBaイオンを添加すると、難溶性のBa塩であるBaSeOが生成して沈殿する。これは、硫酸Ba塩が難溶性であることと同じである。しかし、酸化処理を行わずセレン含有排水中のSeイオンのほとんどが4価のSeイオンである場合には、Baイオンと難溶性の塩を生成することは無く、排水中にSeイオンが留まることになる。
なお、Baイオンの添加量は、Se濃度とSO濃度によって決定される。これらのイオン濃度が不明である場合には、電気伝導度を測定することにより、過剰なBaイオンの添加量を最小限にすることができる。例えば、BaClを添加する場合には、最初にBa塩が沈殿するため、電気伝導度が大きく上昇することはないが、過剰のBaClが添加されるとBa2+イオンとClイオンのために電気伝導度が上昇する。
上記のBaイオンの添加による沈殿後に固液分離してもよい(図2参照)。生成した沈殿物の主成分は、BaSOとBaSeOであると考えられる。上述した酸化工程後の固液分離を省略した場合には、Cu、PbおよびZnの沈殿物も含まれる。これらの沈殿物は、一括して製錬原料として処理することができる。この固液分離は、後のpH調整工程後の固液分離と統合することができるので、ここでも固液分離を省略することができる。
上記のBaイオンの添加によりSe化合物を沈殿させた液(スラリー)は、依然としてアルカリ性であり、若干過剰に加えられるBaがイオンとなって溶存しているので、これを除去するために、硫酸と硫酸塩(NaSO、CaSO)の溶解液を添加することにより、液のpHを中性にし、BaをBaSOとして沈殿させる。
その後、固液分離を行う。沈殿したBaSOは、Baがスラグ成分の塩基度調整に有効に利用されるので、製錬原料として使用することができる。このようにして、それぞれの固液分離により回収された沈殿物を全て製錬原料として使用することができる。この固液分離では、液量が少ない場合にはフィルタープレスを用いることができるが、液量が多い場合には沈降分離を行うのが経済的に有利である。この場合、凝集剤を添加してシックナーにより沈降させるのが好ましい。
なお、セレン含有排水中に多量のSOイオンが存在している場合、すなわち多量のNaSOが存在している場合には、BaClなどの添加量が増加し、BaSOの発生量が増加する。そのため、Ba化合物の試薬コストが高くなるので、極端に多いBaSOをスラグ原料として使用する場合には経済的ではないが、セレン含有排水中のSOイオンの量が少なく、BaSOの発生量が少ない場合には、本発明によるセレン含有水の処理方法の実施の形態は、セレンを経済的に除去するのに十分に効果がある。
また、本発明によるセレン含有水の処理方法の実施の形態では、CaOやCa(OH)などのアルカリ土類の酸化物や水酸化物により、セレン含有排水をアルカリ性にする必要がある。この添加量を概算したところ、BaCl・2HO+SO 2−→BaSO+2Clから、BaCl・2HO=243.23、BaSO=233.33であり、ごく微量のSe分を除いて、投入するBaCl化合物とほぼ同量の固形分(ドライベース)が生じることになる。
また、図3に示すように、BaClの代わりにBa(OH)を使用する場合には、アルカリの添加と酸化を省略して、セレン含有排水中に直接Ba(OH)を添加してもセレンを十分に除去することができる。これは、Ba(OH)の添加により、セレン含有排水中のSeイオンのほとんどが6価のSeイオンになるためであると考えられる。
以下、本発明によるセレン含有水の処理方法の実施例について詳細に説明する。
[比較例1〜3]
まず、表1に示すように、12.19mg/LのSe(11.03mg/LのSe4+と1.16mg/LのSe6+を含み、6価のSeイオンの割合が9.5%)、0.032mg/LのBa、163.33mg/LのS、20.08mg/LのNa、33mg/LのCl、38.11mg/LのCa、4.61mg/LのCu、2mg/LのPb、6.25mg/LのZnを含むセレン含有排水1Lを計量してビーカーに入れた。このセレン含有排水に特級試薬のBaCl・2HOを0.50g計量して添加した(Ba添加量282mg/L)ところ、直ちに白濁を生じた。これを5分間撹拌した後、固液分離し、ろ液を分析した(比較例1)。回収されたケーキはごく少量であり、ウェットで重さ1g程度であった。また、BaCl・2HOの添加量を1.00g(Ba添加量565mg/L)(比較例2)、1.50g(Ba添加量847mg/L)(比較例3)と増加して同様の処理を行ったところ、ろ液の白濁の度合いは肉眼では変化がなかった。これらの比較例のろ液の分析結果を表1に示す。表1に示すように、これらの比較例では、セレンの除去率が40%程度に過ぎなかった。
Figure 2006136843
[実施例1〜3]
比較例1〜3と同様のセレン含有排水1Lをビーカーに入れるとともに、工業品のCaOのスラリーを添加してpH=11.5にし、室温で反応させ、空気を吹き込み、5分間撹拌した。なお、固体分を除去してろ液を分析した結果を表2に示す。
また、上記の撹拌後の液1Lに対して、それぞれ試薬特級のBaCl・2HOを0.50g(実施例1)、1.00g(実施例2)、1.50g(実施例3)計量して添加した(Ba添加量はそれぞれ282mg/L、565mg/L、847mg/L)ところ、液が白濁した。これを5分間撹拌して熟成させた後、固液分離し、ろ液を分析した。これらの実施例のろ液の分析結果を表2に示す。表2に示すように、これらの実施例では、99.5%程度のセレンを除去することができた。
Figure 2006136843
[実施例4〜6]
比較例1〜3と同様のセレン含有排水1Lに対して、それぞれ試薬特級のBa(OH)・8HOを0.50g(実施例4)、1.00g(実施例5)、1.50g(実施例6)計量して添加した(Ba添加量はそれぞれ218mg/L、436mg/L、653mg/L)ところ、液が白濁した。これを5分間撹拌した後、固液分離し、ろ液を分析した。これらの実施例のろ液の分析結果を表3に示す。表3に示すように、これらの実施例では、それぞれ91.8%、99.2%、99.2%のセレンを除去することができた。
Figure 2006136843
実施例1〜6のろ液の分析結果から、セレン含有排水にBa塩を添加することによりセレンを除去することができるのがわかる。特に、実施例1〜3のように、BaCl・2HOを添加する場合には、その添加の前に、CaOなどによりアルカリ性にした後に酸化する必要があるが、実施例4〜6のように、Ba(OH)・8HOを添加する場合には、そのような処理が必要ないことがわかる。
なお、実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中の各元素の量との関係を図4〜9に示す。特に図4からわかるように、CaOによりセレン含有排水のpHを調整した後にBaClを添加した実施例1〜3と、セレン含有排水にBa(OH)を直接添加した実施例4〜6では、ろ液中のSe濃度が極めて低くなっている。
本発明によるセレン含有水の処理方法の一実施の形態の工程図である。 本発明によるセレン含有水の処理方法の他の実施の形態の工程図である。 本発明によるセレン含有水の処理方法の他の実施の形態の工程図である。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のSeの量との関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のBaの量との関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のSの量との関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のNaの量との関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のClの量との関係を示すグラフである。 実施例および比較例におけるBa添加量とろ液中のCaの量との関係を示すグラフである。

Claims (11)

  1. セレン含有水にアルカリを添加してアルカリ性にした後、酸化剤を添加し、その後Ba化合物を添加することを特徴とする、セレン含有水の処理方法。
  2. セレン含有水に酸化剤を添加した後または溶存させた後、アルカリを添加してアルカリ性にし、その後Ba化合物を添加することを特徴とする、セレン含有水の処理方法。
  3. 前記アルカリが、アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物であることを特徴とする、請求項1または2に記載のセレン含有水の処理方法。
  4. 前記アルカリ土類金属の酸化物または水酸化物がCaOまたはCa(OH)であることを特徴とする、請求項3に記載のセレン含有水の処理方法。
  5. 前記アルカリが、アルカリ金属の水酸化物であることを特徴とする、請求項1または2に記載のセレン含有水の処理方法。
  6. 前記アルカリ金属の水酸化物がNaOHであることを特徴とする、請求項5に記載のセレン含有水の処理方法。
  7. アルカリ性のセレン含有水に酸化剤を添加した後、Ba化合物を添加することを特徴とする、セレン含有水の処理方法。
  8. 前記酸化剤が、空気、酸素、オゾン、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウムおよび次亜塩素酸カルシウムからなる群から選ばれる酸化剤であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載のセレン含有水の処理方法。
  9. 前記Ba化合物が、BaClまたはBa(OH)あるいはこれらの水和物または水溶液であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載のセレン含有水の処理方法。
  10. セレン含有水にBa(OH)の水和物または水溶液を添加してセレン化合物を沈殿させることを特徴とする、セレン含有水の処理方法。
  11. 前記セレン含有水中のSe濃度が5mg/L以上であることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれかに記載のセレン含有水の処理方法。
JP2004330281A 2004-11-15 2004-11-15 セレン含有水の処理方法 Active JP4670004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330281A JP4670004B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 セレン含有水の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330281A JP4670004B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 セレン含有水の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006136843A true JP2006136843A (ja) 2006-06-01
JP4670004B2 JP4670004B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=36617991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004330281A Active JP4670004B2 (ja) 2004-11-15 2004-11-15 セレン含有水の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4670004B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188536A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Dowa Eco-System Co Ltd セレン含有排水の処理方法
JP2010234306A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dowa Eco-System Co Ltd セレンの不溶化処理方法
JP2011072940A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Chiyoda Kako Kensetsu Kk 還元性セレン含有排水の処理方法
JP2013522008A (ja) * 2010-03-10 2013-06-13 ナルコ カンパニー 製油所廃液からセレンの除去
WO2014207905A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 セレン除去方法及びセレン除去装置
WO2015056588A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 三菱重工業株式会社 排水処理方法及び排水処理装置
CN104556540A (zh) * 2013-10-22 2015-04-29 中国石油化工股份有限公司 一种含硒废水的处理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101879744B1 (ko) * 2016-10-18 2018-08-17 주식회사 한 수 폐수 중 셀레늄 제거방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578105A (ja) * 1991-07-23 1993-03-30 Mitsubishi Materials Corp セレン含有廃水の処理方法
JPH0770665A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Sumitomo Metal Mining Co Ltd レニウムと不純物の分離方法
JPH0959008A (ja) * 1995-08-21 1997-03-04 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd セレンを含む溶液からのセレンの回収方法
JPH0975954A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd セレン含有廃液中のセレノ硫酸イオンの除去方法
US6251283B1 (en) * 1999-09-03 2001-06-26 Perma-Fix Environmental Services, Inc. Methods for removing selenium from a waste stream

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0578105A (ja) * 1991-07-23 1993-03-30 Mitsubishi Materials Corp セレン含有廃水の処理方法
JPH0770665A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Sumitomo Metal Mining Co Ltd レニウムと不純物の分離方法
JPH0959008A (ja) * 1995-08-21 1997-03-04 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd セレンを含む溶液からのセレンの回収方法
JPH0975954A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd セレン含有廃液中のセレノ硫酸イオンの除去方法
US6251283B1 (en) * 1999-09-03 2001-06-26 Perma-Fix Environmental Services, Inc. Methods for removing selenium from a waste stream

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188536A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Dowa Eco-System Co Ltd セレン含有排水の処理方法
JP2010234306A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dowa Eco-System Co Ltd セレンの不溶化処理方法
JP2011072940A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Chiyoda Kako Kensetsu Kk 還元性セレン含有排水の処理方法
JP2013522008A (ja) * 2010-03-10 2013-06-13 ナルコ カンパニー 製油所廃液からセレンの除去
WO2014207905A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 セレン除去方法及びセレン除去装置
US10919790B2 (en) 2013-06-28 2021-02-16 Mitsubishi Power Environmental Solutions, Ltd. Method for removing selenium and apparatus for removing selenium
WO2015056588A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 三菱重工業株式会社 排水処理方法及び排水処理装置
JP2015077553A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 三菱重工業株式会社 排水処理方法及び排水処理装置
KR20160045877A (ko) 2013-10-16 2016-04-27 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 배수 처리 방법 및 배수 처리 장치
CN105593173A (zh) * 2013-10-16 2016-05-18 三菱重工业株式会社 排水处理方法及排水处理装置
US10336631B2 (en) 2013-10-16 2019-07-02 Mitsubishi Heavy Industries Engineering, Ltd. Wastewater treatment method and wastewater treatment apparatus
CN104556540A (zh) * 2013-10-22 2015-04-29 中国石油化工股份有限公司 一种含硒废水的处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4670004B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2238246C2 (ru) Способ уменьшения концентрации растворенных металлов и металлоидов в водном растворе
US5820966A (en) Removal of arsenic from iron arsenic and sulfur dioxide containing solutions
CA2826182C (en) Method for producing a poorly soluble calcium-arsenic compound
JP7372691B2 (ja) ヒ素含有量が多いスコロダイトを硫酸含有量が多い酸性溶液から得る方法
JP4670004B2 (ja) セレン含有水の処理方法
JP3825537B2 (ja) As含有排水の処理方法
JP7015002B2 (ja) 重金属含有廃水の処理方法
JP2010036107A (ja) 下水処理方法
JPH09295841A (ja) セメント製造装置抽気ダストの処理方法
JPS5952583A (ja) 鉄酸化バクテリアを使用する砒素と鉄を含有する水溶液の処理法
JP3572233B2 (ja) 排煙脱硫方法および排煙脱硫システム
JP2007203239A (ja) 砒素含有排水の処理方法
WO2008111682A1 (ja) 硫黄酸化物含有液中のセレン処理方法
JP2003137545A (ja) 廃酸石膏製造方法
JP4862191B2 (ja) セレン含有水の処理方法
JP5716892B2 (ja) 汚泥の洗浄方法
JP3733452B2 (ja) 廃棄物の処理方法
JP3901191B2 (ja) セメント製造装置抽気ダストの処理方法
JP2718221B2 (ja) 砒素含有硫酸系排水の処理方法
JP2001286875A (ja) 含ヒ素排水の処理方法
JP2006116469A (ja) セレン含有水の処理方法
JP5911270B2 (ja) 砒素含有水の処理方法
JP2005288413A (ja) 飛灰浸出水の処理方法
CN114314927A (zh) 一种含砷污酸和铁砷废渣的共处理方法
JP2005329355A (ja) 希薄砒素含有廃液の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4670004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250