JP2006125583A - カメラ用ペデスタル - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラの高さ方向の移動量を大きくする。
【解決手段】 水平移動可能なキャリア21と、キャリア21上で水平旋回可能な旋回台32と、旋回台32上で前後移動可能なポール支持部29と、ポール支持部29上に所定傾斜角で立設された下段ポール1と中下段ポール2と中上段ポール3と上段ポール4とを有する伸縮ポール34と、上段ポール4に水平支軸23で回動可能に支持されたカメラチルト用滑車33及びカメラ固定部12と、中下段ポール2にチルト操作軸14で回転可能に取付けられたチルトハンドル27と、中下段ポールの上部のチルト用滑車15、16と中上段ポールの下部のチルト用滑車30、31とに掛け回され、一端がチルトハンドル27に設けたチルト操作用滑車13に連結され、他端がカメラチルト用滑車33に連結された前後のチルト用ワイヤロープ25とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、報道や番組撮影において高い位置からの撮影を行うことができるようにするカメラ用ペデスタルに関するものである。
従来、高い位置からの撮影を行う場合には、足場を組上げ、人がその上に乗って撮影したり、あるいは撮影用クレーン装置(特許文献1参照)を使用して撮影を行っていた。
しかしながら、高所からの撮影を行うための足場の組立作業は、非常に大きな労力を必要とする。また、スタジオ内などでよく使用される撮影用クレーン装置は、大きなスペースが必要で、狭い撮影場所では使用できず、周囲に人がいると危険であり、しかも非常に高価であるという問題がある。
そこで、本発明者は、高所からの撮影を狭い場所でも容易に行える装置として、図9に示すような、水平移動可能なキャリア90と、キャリア90上に水平旋回可能に支承されたポール支持部95と、ポール支持部95上に立設された下段ポール91と中段ポール92と上段ポール93からなる3段の伸縮ポール94と、伸縮ポール94を伸縮させる伸縮手段96と、上段ポール93の上部に伸縮ポール94の軸芯に対して垂直な支軸97で揺動可能に支持されたカメラ固定部98とを備えたカメラ用ペデスタルを提案している(特願2003−345985参照)。
このカメラ用ペデスタルは、軽量、安価で高所からの撮影を狭い場所でも安全に行うことができるが、カメラ光軸の高さ方向の移動量が操作量の2倍であり、人間が操作できる操作量には限界があるため、カメラ光軸の最高高さを高くしたい場合にはカメラ光軸の最低高さを高くする必要があり、カメラ光軸の最低高さを低く抑えたい場合にはカメラ光軸の最高高さを高くすることができない。
カメラ光軸の高さ方向の移動量を大きくするためには、伸縮ポール94を3段から4段にして、カメラ光軸の高さ方向の移動量を操作量の3倍とすることも考えられるが、段数が増加すれば伸縮ポール80の各段の連結部から発生するガタが全体として大きくなり、カメラ24の揺れが増大することになる。
また、キャリア90の周囲に設けられる移動装置99は、安定を確保するためにある程度の間隔をおいて配置する必要があり、カメラ24はその中心から鉛直に昇降するため、被写体に対して真上に近い位置からの撮影を行うことが困難であり、例えば、料理番組でレンジ51上の鍋52のような被写体を撮影する場合、図10に示すように、鍋52の底53の方は側面54に隠れて殆ど写すことができなかった。
特開平05−161037号公報
本発明は、高所からの撮影を行う場合における上記問題を解決するものであって、カメラ光軸の高さ方向の移動量を大きくでき、連結部のガタによるカメラの揺れを防止可能であり、カメラを旋回中心より前方に移動させて被写体に対して真上に近い位置からの撮影を行うことのできるカメラ用ペデスタルを提供することを目的とする。
本発明のカメラ用ペデスタルは、水平移動可能なキャリアと、キャリア上に水平旋回可能に支承された旋回台と、旋回台上に前後移動可能に設けられたポール支持部と、ポール支持部上に所定傾斜角で立設された下段ポールと中下段ポールと中上段ポールと上段ポールとを有する伸縮ポールと、伸縮ポールを伸縮させる伸縮手段と、上段ポールの上部に伸縮ポールの軸芯に対して垂直な水平支軸で回動可能に支持されたカメラチルト用滑車と、カメラチルト用滑車に連結されたカメラ固定部と、中下段ポールに伸縮ポールの軸芯に対して垂直なチルト操作軸で回転可能に取り付けられたチルト操作手段と、中下段ポールの上部に設けたチルト用滑車と中上段ポールの下部に設けたチルト用滑車とに掛け回され、一端がチルト操作手段に設けたチルト操作用滑車に連結され、他端がカメラチルト用滑車に連結された前後のチルト用ワイヤロープと、を備えることにより上記課題を解決している。
本発明のカメラ用ペデスタルは、4段の伸縮ポールを伸縮させることによりカメラを昇降させるので、カメラの光軸の移動量が操作量の3倍となる。従って、従来のカメラ光軸の最高高さを維持したまま最低高さを低くすることや、従来のカメラ光軸の最低高さを維持したまま最高高さを高くすることが可能である。
また、伸縮ポールがポール支持部上に所定傾斜角で立設されているため、伸縮ポールには常に重力により曲げがかかるので、連結部のガタによるカメラの揺れを防ぐことができる。
カメラは人の手の届かない高所でまで上昇させても、中下段ポールに設けたチルト操作手段でチルト操作できる。ポール支持部が旋回台によりキャリア上で水平旋回自在であるので、パン操作が可能であり、キャリアを水平移動させることもできる。
さらに、ポール支持部が旋回台上に前後移動可能に設けられているので、カメラを旋回中心より前方に移動させることにより、被写体に対して真上に近い位置からの撮影を行うことができるようになる。
伸縮ポールを伸縮させる伸縮手段としては、油圧シリンダ、ボールネジその他の手段を適宜選択できる。また、中下段ポールと中上段ポールと上段ポールを同時に伸縮させるようにしてもよく、個別に伸縮させるようにしてもよい。
なお、伸縮手段を、下段ポール又はポール支持部に設けられた、中下段ポール、中上段ポール、上段ポール、チルト操作手段、及びカメラの荷重を相殺するための定荷重ばねと、下段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が定荷重ばねに連結され、他端が中下段ポールの下部に連結された中下段ポール昇降用ワイヤロープと、中下段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が下段ポールの適所に連結され、他端が中上段ポールの下部に連結された中上段ポール昇降用ワイヤロープと、中上段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が中下段ポールの適所に連結され、他端が上段ポールの下部に連結された上段ポール昇降用ワイヤロープと、で構成すると、中下段ポール、中上段ポール、上段ポール、チルト操作手段、及びカメラの荷重が定荷重ばねによって相殺されるため、伸縮のために大きな力を要せず、人力で容易に昇降操作することができる。
中下段ポールに昇降ハンドルを設けると、昇降の操作がより容易になる。
この昇降ハンドルに、回動可能で所定の回動位置に係止可能な回動ハンドルと、回動ハンドルに取り付けたカメラ用モニター固定部と、カメラ用モニター固定部に載置されたカメラ用モニターとを設けると、チルト操作手段、昇降ハンドル、カメラ用モニターが一体となって昇降するため、カメラの位置に関わらず、上半身の姿勢を維持したまま膝の屈伸動作によ昇降操作を行うことで、撮影しながら映像を容易に確認できる。
カメラ固定部に、カメラを載置固定した状態でその重心が水平支軸の軸線上の位置となるよう、カメラが載置固定されると、カメラのチルト角度が変化してもチルト操作手段の操作力を一定にできる。
キャリアの移動装置にキャスターを備えていると、平面上の任意の位置へ移動することができる。
キャリアの移動装置に軌道走行車輪を備えていると、軌道に沿って所定の経路を正確に移動することができる。
本発明のカメラ用ペデスタルは、カメラ光軸の高さ方向の移動量を大きくでき、連結部のガタによるカメラの揺れを防止可能であり、操作が容易で、高所からの撮影を狭い場所でも安全に行うことができる。カメラを旋回中心より前方に移動させて被写体に対して真上に近い位置からの撮影を行うこともできる。
図1は本発明の実施の一形態を示すカメラ用ペデスタルの側面図、図2はカメラ用ペデスタルの伸縮ポール伸長状態の斜視図、図3はカメラ用ペデスタルの伸縮ポール縮小状態の斜視図、図4は昇降用ワイヤロープの掛け回し方の説明図、図5はチルト用ワイヤロープの掛け回し方の説明図、図6はカメラ用ペデスタルのポール支持部を旋回台上で前方に移動させた状態を示す側面図、図7は図6の状態のカメラから見た鍋の斜視図である。
このカメラ用ペデスタルは、移動装置50によって水平移動可能なキャリア21上に、旋回台32が鉛直軸Yを旋回中心とする旋回機構20で水平旋回可能に支承されており、この旋回台32上には水平スライド機構26により前後方向に移動可能なポール支持部29が設けられている。このポール支持部29上には、伸縮ポール34が所定傾斜角で立設されている。
移動装置50は、キャスター支持部材37で支持されたキャスター22と、ハンドル38でキャスター22の高さを調整するレベル調整機構19とを備えている。ここで、キャリア21には移動装置取付ブラケット36が四方に固設され、この移動装置取付ブラケット36に移動装置50が取付けられているが、安定した状態で移動できればその個数や位置は適宜変更しても差し支えない。
伸縮ポール34は、互いに摺動可能に嵌挿された下段ポール1と中下段ポール2と中上段ポール3と上段ポール4とからなり、上段ポール4の上部には、伸縮ポール34の軸芯に対して垂直な水平支軸23でカメラチルト用滑車33が回動可能に支持されている。このカメラチルト用滑車33には、カメラ固定部12が連結されており、このカメラ固定部12上には、カメラ24が重心を水平支軸23の軸線に合わせるようにして載置固定される。
中下段ポール2には、伸縮ポール34の軸芯に対して垂直で、且つ水平なチルト操作軸14によって、チルト操作用滑車13が回転可能に取り付けられている。チルト操作軸14は図2、図3上で左側方(後方に位置する撮影者側から見て左手側)に延出しており、その先端部には、チルト操作軸14とチルト操作用滑車13を回転させてチルト操作を行うためのチルトハンドル27が取り付けられている。
また、中下段ポール2のチルト操作軸14付近には、中下段ポール2を昇降、旋回させることによりカメラ24の高さや方向を変更するための昇降ハンドル17が設けられている。この昇降ハンドル17は、回動可能で且つ所定の回動位置に係止可能な回動ハンドル35と、この回動ハンドル35に取り付けたカメラ用モニター固定部18と、カメラ用モニター固定部18に載置されたカメラ用モニター28とを備えている。
下段ポール1の基部のポール支持部29上には、定荷重ばね5が設けられている。この定荷重ばね5は、中下段ポール2、中上段ポール3、上段ポール4、カメラ用モニター28、及びカメラ24の荷重を相殺するためのものであり、例えば、市販のコンストン(登録商標)ばね等が用いられる。
図4に示すように、下段ポール1の上部には昇降用滑車6が設けられており、この昇降用滑車6には中下段ポール昇降用ワイヤロープ7が掛け回され、一端が定荷重ばね5に連結され、他端が中下段ポール2の下部に連結されている。
中下段ポール2の上部には昇降用滑車9が設けられており、この昇降用滑車9には中上段ポール昇降用ワイヤロープ8が掛け回され、その一端が下段ポール1の上部に連結され、他端が中上段ポール3の下部に連結されている。
中上段ポール3の上部には昇降用滑車11が設けられており、この昇降用滑車11には上段ポール昇降用ワイヤロープ10が掛け回され、その一端が中下段ポール2の下部に連結され、他端が上段ポール4の下部に連結されている。
また、図5に示すように、中下段ポール2の左側方(撮影者側から見て左手側)上部には前後にチルト用滑車16、15、中上段ポール3の左側方(撮影者側から見て左手側)下部には前後にチルト用滑車31、30が設けられており、このチルト用滑車16、15、31、30にはそれぞれチルト用ワイヤロープ25が掛け回され、一端がチルト操作用滑車13に連結され、他端がカメラチルト用滑車33にそれぞれ連結されている。
このカメラ用ペデスタルを用いて撮影する場合には、撮影者は、まず、レベル調整機構19でキャリア21のレベルを調整して、旋回台32が水平に旋回し、ポール支持部29が旋回台32上で前後に水平移動できるようにする。
カメラ24の高さを変更するときには、昇降ハンドル17を手動で昇降させる。中下段ポール昇降用ワイヤロープ7が下段ポール1の上部の昇降用滑車6に掛け回されて、一端が定荷重ばね5に連結され、他端が中下段ポール2の下部に連結されており、中上段ポール昇降用ワイヤロープ8が中下段ポール2の上部の昇降用滑車9に掛け回されて、一端が下段ポール1の上部に連結され、他端が中上段ポール3の下部に連結されており、且つ、上段ポール昇降用ワイヤロープ10が中上段ポール3の上部の昇降用滑車11に掛け回されて、一端が中下段ポール2の下部に連結され、他端が上段ポール4の下部に連結されているので、カメラ24は昇降ハンドル17の移動距離の3倍の距離だけ昇降する。
カメラ24、カメラ固定部12、上段ポール4に作用する重力は、上段ポール昇降用ワイヤロープ10に掛かり、その張力が昇降用滑車11で支持されている。この昇降用滑車11で支持される上段ポール昇降用ワイヤロープ10の張力と、中上段ポール3に作用する重力は、中上段ポール昇降用ワイヤロープ8に掛かり、その張力が昇降用滑車9で支持されている。この昇降用滑車9で支持される中上段ポール昇降用ワイヤロープ8の張力と、昇降ハンドル17、カメラ用モニター28を含む中下段ポール2に作用する重力は、中下段ポール昇降用ワイヤロープ7に掛かるが、この力を相殺するように、中下段ポール昇降用ワイヤロープ7には常に一定の張力が定荷重ばね5によって与えられるので、伸縮ポール34を伸縮させるのに大きな力は要しない。
下段ポール1はポール支持部29上に所定傾斜角で前傾するように立設されている。そのため、伸縮ポール34は、傾斜角方向に伸縮し、中下段ポール2、中上段ポール3、上段ポール4には常に前方向へ重力により曲げがかかるので、連結部にガタが存在してもカメラの揺れは生じない。
昇降ハンドル17には、回動可能な回動ハンドル35が所定の回動位置で係止可能に取り付けられており、この回動ハンドル35にカメラ用モニター固定部18が取り付けられ、カメラ用モニター固定部18にカメラ用モニター28が載置されている。従って、回動ハンドル35を前後に回動させることにより、カメラ用モニター28を前後に回動させ、所定の回動位置で係止させることができる。即ち、昇降ハンドル17の高さに応じて回動ハンドル35を回動させることにより、カメラ用モニター28の俯仰角を調整することができる。
さらに、チルトハンドル27、昇降ハンドル17、カメラ用モニター28が一体となって昇降するため、カメラ24の位置に関わらず、撮影者は上半身の姿勢を維持したまま膝の屈伸動作により昇降操作を行い、撮影しながら映像を容易に確認できる。
カメラ24の方向を変更するときには、昇降ハンドル17を手動で旋回させる。
旋回機構20によって、旋回台32が旋回し、伸縮ポール34がポール支持部29と共に旋回するので、カメラ24は昇降ハンドル17の旋回角度だけ水平旋回する。
カメラ24のチルト角度を変更するときには、チルトハンドル27を手動で操作し、チルト操作軸14でチルト操作用滑車13を回転させる。
チルト用ワイヤロープ25がチルト用滑車15、16、30、31に掛け回されて、前後のチルト用ワイヤロープ25の一端がそれぞれチルト操作用滑車14に連結され、チルト用ワイヤロープ25の他端はカメラ24が水平となる状態でカメラチルト用滑車33の上部にそれぞれ連結されているので、チルト操作用滑車13を回転させると、カメラチルト用滑車33とカメラ24が同じ角度だけ回転してチルト角度が変わる。
例えば、チルト操作軸14を図1上で時計方向に回転させると、カメラチルト用滑車33の後側(図上右側)に連結されているチルト用ワイヤロープ25が引張され、カメラ固定部12の後側が下がるように傾動するので、カメラ24は上を向く。
このとき、カメラチルト用滑車33の前側に連結されているチルト用ワイヤロープ25は、チルト操作用滑車13の回転で送り出されるため、カメラチルト用滑車33の時計方向への回転に追従できる。
チルト操作軸14を図1上で反時計方向に回転させると、カメラチルト用滑車33の前側に連結されているチルト用ワイヤロープ25が引張され、カメラ固定部12の前側が下がるように傾動するので、カメラ24は下を向く。
また、図2に示す伸長状態から図3に示す縮小状態へ伸縮ポール34を縮小させたとき、カメラチルト用滑車33から中上段ポール3の下部に設けたチルト用滑車30、31までの距離が昇降ハンドル17の移動距離分だけ減少するが、このチルト用滑車30、31から中下段ポール2の上部に設けたチルト用滑車15、16までの距離が昇降ハンドル17の移動距離分だけ増加するので、チルト用ワイヤロープ25が弛むことはない。従って、縮小状態でも伸長状態の場合と同様に、チルトハンドル27の操作でカメラ24のチルト角度を変更することができる。
カメラ24は重心が水平支軸23の軸線上となる位置でカメラ固定部12に固定されているので、カメラ24のチルト角度が変化してもチルトハンドル27の操作力は一定である。
カメラ用ペデスタルは、キャリア21がキャスター22を備えた移動装置50で水平移動可能であるので、カメラ24を任意の撮影位置まで水平移動することができる。
さらに、ポール支持部29を水平スライド機構26によって旋回台32上で前方に移動させると、被写体の真上に近い位置からの撮影が可能となり、例えば、図6に示すように、レンジ51上の鍋52のような被写体を撮影する場合、図7のように側面54に妨げられることなく鍋52の底53の方まで写すことができる。
このカメラ用ペデスタルでは、4個のキャスター22を備えているが、キャスター22が移動装置50にそれぞれ転向自在に支承されているため、キャスター22の方向が揃っていない状態から移動を開始すると、それぞれのキャスター22の方向が撮影者の意図する方向に揃うまでの間、撮影者の意図と異なる方向に進む。
従って、移動しながら撮影を行うような場合には、撮影者の意図した通りの映像を撮れないことがある。
このような場合には、図8に示すように、撮影者の意図する移動経路に合わせて軌道45を敷設し、軌道走行車輪44を備えた移動装置46を用いるとよい。
このカメラ用ペデスタルのキャリア21には、図1に示すものと同様に移動装置取付ブラケット36が四方に固設されている。そして、移動装置46は、2個の移動装置取付ブラケット36にレベル調整機構19のハンドル38を利用して固定されたアダプタ39と、下部に雄ねじを有し、アダプタ39の前後端部に回転可能に取付けられた垂直な支軸40と、支軸40の雄ねじに螺合する雌ねじを有する車輪用ステー42と、支軸40の雄ねじに雌ねじで螺合された車輪用ステー42の回りをロックするロックハンドル41と、支軸40の上端に取付けられた高さ調整ハンドル43と、車輪用ステー42の前後端部に取付けられた軌道走行車輪44とで構成されている。
このカメラ用ペデスタルを用いて撮影する場合には、撮影者は、まず、撮影者の意図する移動経路に合わせて軌道45を敷設し、カメラ用ペデスタルを軌道45上に載置する。次に、車輪用ステー42の高さを揃えるため、高さ調整ハンドル43を握り、ロックハンドル41を平面視で反時計回りに回転させ、支軸40下部の雄ねじを車輪用ステー42に対して回転可能な状態とする。
それから、車輪用ステー42の高さを低くするときには、高さ調整ハンドル43を平面視で反時計回りに回転させ、車輪用ステー42の高さを高くするときには、高さ調整ハンドル43を平面視で時計回りに回転させて、4箇所の車輪用ステー42の高さを揃える。 その後、高さ調整ハンドル43を握り、ロックハンドル41を平面視で時計回りに回転させ、支軸40と車輪用ステー42を固定する。
軌道45上でカメラ用ペデスタルを走行させると、軌道45の方向に従って各車輪用ステー42が支軸40を中心として回転し方向を転換するため、キャリア21は、軌道45に沿って所定の経路を正確に移動する。
従って、移動しながら撮影を行うような場合に、撮影者の意図した通りの映像を撮ることができる。
なお、このカメラ用ペデスタルでは、キャリア21に図1に示すものと同様の移動装置取付ブラケット36が四方に固設されているので、必要に応じて移動装置46をキャスターを備えた移動装置50と交換することで、軌道外の床上で使用することができる。
本発明の実施の一形態を示すカメラ用ペデスタルの側面図である。 カメラ用ペデスタルの伸縮ポール伸長状態の斜視図である。 カメラ用ペデスタルの伸縮ポール縮小状態の斜視図である。 昇降用ワイヤロープの掛け回し方の説明図である。 チルト用ワイヤロープの掛け回し方の説明図である。 カメラ用ペデスタルのポール支持部を旋回台上で前方に移動させた状態を示す側面図である。 図6の状態のカメラから見た鍋の斜視図である。 移動装置に軌道走行車輪を備えたカメラ用ペデスタルの側面図である。 従来のカメラ用ペデスタルの側面図である。 図9の状態のカメラから見た鍋の斜視図である。
符号の説明
1 下段ポール
2 中下段ポール
3 中上段ポール
4 上段ポール
5 定荷重ばね
6 昇降用滑車
7 中下段ポール昇降用ワイヤロープ
8 中上段ポール昇降用ワイヤロープ
9 昇降用滑車
10 上段ポール昇降用ワイヤロープ
11 昇降用滑車
12 カメラ固定部
13 チルト操作用滑車
14 チルト操作軸
15、16 チルト用滑車
17 昇降ハンドル
18 カメラ用モニター固定部
19 レベル調整機構
20 旋回機構
21 キャリア
22 キャスター
23 水平支軸
24 カメラ
25 チルト用ワイヤロープ
26 水平スライド機構
27 チルトハンドル
28 カメラ用モニター
29 ポール支持部
30、31 チルト用滑車
33 カメラチルト用滑車
34 伸縮ポール
35 回動ハンドル
36 移動装置取付ブラケット
37 キャスター支持部材
38 ハンドル
39 アダプタ
40 支軸
41 ロックハンドル
42 車輪用ステー
43 高さ調整ハンドル
44 軌道走行車輪
45 軌道
46 移動装置
50 移動装置
51 レンジ
52 鍋
53 底
54 側面

Claims (7)

  1. 水平移動可能なキャリアと、キャリア上に水平旋回可能に支承された旋回台と、旋回台上に前後移動可能に設けられたポール支持部と、ポール支持部上に所定傾斜角で立設された下段ポールと中下段ポールと中上段ポールと上段ポールとを有する伸縮ポールと、伸縮ポールを伸縮させる伸縮手段と、上段ポールの上部に伸縮ポールの軸芯に対して垂直な水平支軸で回動可能に支持されたカメラチルト用滑車と、カメラチルト用滑車に連結されたカメラ固定部と、中下段ポールに伸縮ポールの軸芯に対して垂直なチルト操作軸で回転可能に取り付けられたチルト操作手段と、中下段ポールの上部に設けたチルト用滑車と中上段ポールの下部に設けたチルト用滑車とに掛け回され、一端がチルト操作手段に設けたチルト操作用滑車に連結され、他端がカメラチルト用滑車に連結された前後のチルト用ワイヤロープと、を備えたカメラ用ペデスタル。
  2. 伸縮手段が、下段ポール又はポール支持部に設けられた、中下段ポール、中上段ポール、上段ポール、チルト操作手段、及びカメラの荷重を相殺するための定荷重ばねと、下段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が定荷重ばねに連結され、他端が中下段ポールの下部に連結された中下段ポール昇降用ワイヤロープと、中下段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が下段ポールの適所に連結され、他端が中上段ポールの下部に連結された中上段ポール昇降用ワイヤロープと、中上段ポールの上部に設けた昇降用滑車に掛け回され、一端が中下段ポールの適所に連結され、他端が上段ポールの下部に連結された上段ポール昇降用ワイヤロープと、を備えた請求項1記載のカメラ用ペデスタル。
  3. 中下段ポールに昇降ハンドルを備えた請求項1又は請求項2記載のカメラ用ペデスタル。
  4. 昇降ハンドルに、回動可能で所定の回動位置に係止可能な回動ハンドルと、回動ハンドルに取り付けたカメラ用モニター固定部と、カメラ用モニター固定部に載置されたカメラ用モニターと、を備えた請求項3記載のカメラ用ペデスタル。
  5. カメラ固定部に、カメラを載置固定した状態でその重心が水平支軸の軸線上の位置となるよう、カメラが載置固定される請求項1〜4の何れか1項に記載のカメラ用ペデスタル。
  6. キャリアの移動装置にキャスターを備えた請求項1〜5の何れか1項に記載のカメラ用ペデスタル。
  7. キャリアの移動装置に軌道走行車輪を備えた請求項1〜5の何れか1項に記載のカメラ用ペデスタル。
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