JP2006122078A - 超音波診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被験者と病院とが物理的に離れていても遠隔診断できるシステムに対する期待が高まっているが、カメラ映像と超音波画像のフレームレートが異なる事に起因して、この2種類の画像を遠隔地に伝送して同時にシネ記録するような場合に、それぞれの画像データ毎に個別のシネ記録エリアを準備し、更に事前に埋込まれた相互の時間関係を明示する時間マーカなどを解析する機能が不可欠である。
【解決手段】診断風景などを撮影したカメラ映像と超音波画像のフレームレートが異なっていても、その双方に識別信号を付与し、取得した時系列順に混在して格納する記録する事で、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていて、その間が通信回線によって接続され、医師側で受信される順序に従って処理する事で超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが患者側での取得時と同一にすることができる超音波診断システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は医療用超音波診断装置に係わり、診断風景などを撮影したカメラ映像と超音波画像を混在させてシネ記録する、あるいは通信回線経由で遠隔地の病院に転送し、被験者と病院とが物理的に離れていても、リアルタイム操作が可能な遠隔診断対応の超音波診断システムに関する。
簡便に被験者の断層像をリアルタイム超音波動画像として提供する超音波診断装置が小型化するに連れて超音波検査室以外の場所、例えば病棟のベットサイド、個人診療所、企業内健康管理室、など各種の医療診断や検査時において重要な役割を果たしつつある。更にインターネットに代表される通信回線網の高速化が進むに連れて、あらゆるフィールドで通信回線経由の接続が可能となって来ているが、例えば飛行中の航空機、航行中の船舶、走行中の列車内などで急病人が発生した場合や、けが人を搬送中の救急車など、患者の近くに医師が不在の場面であっても通信回線経由で接続された先の病院(の医師)から的確な診断ができる遠隔診断可能な超音波診断装置の開発が期待されている。このような課題を解決するために通信回線を利用した遠隔超音波診断システム(例えば、特許文献1参照)などが知られている。
特開2000−175870号公報(第5頁、第1図)
上述のように近年、インターネットなどの通信回線に流せるデータレートが飛躍的に高速化され、その通信遅延時間(非リアルタイム性)も少なくなって来ているが、診断風景などを撮影したカメラ映像が常に一定のフレームレートであることに対して、超音波画像のフレームレートは診断深度や診断モードに依存して変化する為、カメラ映像と超音波画像とは一対一の関係にはなり得ない為、この2種類の画像を混在させてシネ記録するような場合、あるいは通信回線経由で遠隔地の病院に転送し後に遠隔地の装置にシネ記録するような場合に、それぞれの画像データ毎に個別のシネ記録エリアを準備し、更に相互の時間関係を明示する時間マーカなどを付加する機能の追加が不可欠であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するためのもので、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても記録手段から再生する際に格納順に読出せば超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にすることを目的とする。
本発明の遠隔超音波診断システムは、診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する記録する機能を有している。この構成により、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても記録手段から再生する際に格納順に読出せば超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にすることができる。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する機能を有している。この構成により、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても医師側で受信される順序に従って処理する事で超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが患者側での取得時と同一にすることができる。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、医師側で受信される際に超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を有している。この構成により、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても医師側の記録手段から再生する際に格納順に読出せば超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にすることができる。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、患者側の診断風景などの患者音声を取得する手段と、患者映像と同様に取り扱う機能を有している。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、医師側にも医師映像を取得する手段と、取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、医師側で受信される際に超音波画像と患者映像に医師側で取得した医師映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を有している。この構成により、患者側の超音波画像と患者映像と医師映像のフレームレートが異なっていても医師側の記録手段から再生する際に格納順に読出せば患者側の超音波画像と患者映像と医師映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にすることができる。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、医師側にも医師映像を取得する手段と、取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、医師映像を取得した時系列順に通信回線に送出する手段と、患者側で受信される際に患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を有している。この構成により、患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像のフレームレートが異なっていても記録手段から再生する際に格納順に読出せば患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にすることができる。
また、本発明の遠隔超音波診断システムは、医師側の診断指示などの医師音声を取得する手段と、医師映像と同様に取り扱う機能を有している。
本発明は、診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する記録する機能を設けることにより、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても記録手段から再生する際に格納順に読出せば超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にする、という効果を有する遠隔超音波診断システムを提供することができるものである。
また、本発明は、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する機能を設けることにより、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても医師側で受信される順序に従って処理する事で超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが患者側での取得時と同一にする、という効果を有する遠隔超音波診断システムを提供することができるものである。
また、本発明は、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、医師側で受信される際に超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を設けることにより、超音波画像と患者映像のフレームレートが異なっていても医師側の記録手段から再生する際に格納順に読出せば超音波画像と患者映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にする、という効果を有する遠隔超音波診断システムを提供することができるものである。
また、本発明は、患者側の診断風景などの患者音声を取得する手段と、患者映像と同様に取り扱う機能を有している。
また、本発明は、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、医師側にも医師映像を取得する手段と、取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、医師側で受信される際に超音波画像と患者映像に医師側で取得した医師映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を設けることにより、患者側の超音波画像と患者映像と医師映像のフレームレートが異なっていても医師側の記録手段から再生する際に格納順に読出せば患者側の超音波画像と患者映像と医師映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にする、という効果を有する遠隔超音波診断システムを提供することができるものである。
また、本発明は、診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、医師側にも医師映像を取得する手段と、取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、医師映像を取得した時系列順に通信回線に送出する手段と、患者側で受信される際に患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像を取得した時系列順に混在して格納する機能を設けることにより、患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像のフレームレートが異なっていても記録手段から再生する際に格納順に読出せば患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像の同期関係とそれぞれのフレームレートが取得時と同一にする、という効果を有する遠隔超音波診断システムを提供することができるものである。
また、本発明は、医師側の診断指示などの医師音声を取得する手段と、医師映像と同様に取り扱う機能を有している。
以下、本発明の実施の形態として図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態の超音波診断システムを図1とともにその動作を説明する。図1において、患者側装置100内の超音波プローブ110で受信された超音波反射信号は超音波受信部111で受信されて、各種の信号処理を実施した後、識別信号(付与部)112で超音波信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ130に送出される。また、患者画像を取得するカメラ撮像機120からのカメラ映像信号は映像信号受信部121で標準的なテレビ信号に変換され、識別信号(付与部)122で患者側映像信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ130に送出される。
以上のように構成された超音波診断システムについて、図2、図3を用いて更に詳細に患者側装置100のシネメモリ130から観測モニタ132の動作を説明する。図2の超音波画像210は識別信号(付与部)112を通過する超音波画像データを時系列的に表現し、カメラ映像(患者側)220は識別信号(付与部)122を通過する患者側映像信号を時系列的に表現している。この超音波画像210とカメラ映像(患者側)220の2種類は、シネメモリ格納状態200に示すように混在して格納され、格納順は画像がシネメモリ130に到着した時系列順となっている。シネメモリ130から読み出される状態は図3のシネメモリ格納状態300で示しており、識別信号(判読部)131を経由する事で、超音波画像は超音波画像310のように取得した際と同じフレームレートで再生され、患者側映像はカメラ映像(患者側)320のように取得した際と同じフレームレートで再生される。
このような本発明の第1の実施の形態の超音波診断システムによれば、超音波画像のフレームレートは視野深度や装置の設定モードにより異なる事に起因して、カメラ映像のフレームレートとは同一とならない場合でも、シネメモリ130は超音波画像も患者側映像も到着(時系列)順に混在させて記録しているので、シネメモリ130から画像データを格納順に読み出し、識別信号(判読部)131により、それぞれの画像種別毎に分離され、観測モニタ132の所定の画像表示エリアに画像取得時のフレームレートとそれぞれの同期関係が同一に保たれた状態で表示する事が可能となる。
なお、本発明の第1の実施の形態では、識別信号(付与部)112と122を通過する信号をフレーム単位で表現しているが、超音波掃引の音線毎やカメラ映像の水平走査線毎など画像フレームを細分化した状態でも同様にシネメモリ130に混在させて格納後、読み出すことで同様の効果を得ることが可能である。また、シネメモリ130に格納し、読み出す迄の時間間隔をゼロに近づけることで殆どリアルタイムに取得中のデータを観測モニタ132に表示することも可能である。また、シネメモリ130を削除して、識別信号(付与部)112と122の画像出力を識別信号(判読部)131に直接入力する事でも同様の効果を得ることが可能である。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態の超音波診断システムを図4とともにその動作を説明する。図4において、患者側装置400内の超音波プローブ410で受信された超音波反射信号は超音波受信部411で受信されて、各種の信号処理を実施した後、識別信号(付与部)412で超音波信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ430と通信回路(送信部)440に送出される。また、患者画像を取得するカメラ撮像機420からのカメラ映像信号は映像信号受信部421で標準的なテレビ信号に変換され、識別信号(付与部)422で患者側映像信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ430と通信回路(送信部)440に送出される。
通信回路(送信部)440では識別信号(付与部)412経由の超音波信号と識別信号(付与部)422経由の患者側映像信号を通信回路(ネットワーク)450に送出する。一方、医師側装置401の通信回路(受信部)460では通信回路(ネットワーク)450経由で超音波信号と患者側映像信号を受信している。
従って、医師側装置401のシネメモリ470は、通信回路(ネットワーク)450経由で受信した超音波信号と患者側映像信号の2種類の画像信号を格納し、シネメモリ470から読み出された2種類の画像信号は識別信号(判読部)471経由で観測モニタ472にそれぞれ分離されて表示される。
以上のように構成された超音波診断システムについて、図5、図6を用いて医師側装置401のシネメモリ470から観測モニタ472の動作を説明する。図5の超音波画像510は通信回路(受信部)460経由で受信した患者側装置400の超音波画像データを時系列的に表現し、同様にカメラ映像(患者側)520も患者側装置400の患者側映像信号を時系列的に表現している。この超音波画像510とカメラ映像(患者側)520の2種類は、シネメモリ格納状態500に示すように混在して格納され、格納順は画像がシネメモリ430に到着した時系列順となっている。シネメモリ470から読み出される状態は図6のシネメモリ格納状態600で示しており、識別信号(判読部)471を経由する事で、超音波画像は超音波画像610のように取得した際と同じフレームレートで再生され、患者側映像はカメラ映像(患者側)620のように取得した際と同じフレームレートで再生される。
その上、通信回線(ネットワーク)450を介して患者側装置400のシネメモリ430と識別信号(判読部)431と観測モニタ432は、医師側装置401のシネメモリ470と識別信号(判読部)471と観測モニタ472と同一の動作が実現されるので、同じ図5、図6を用いて患者側装置400のシネメモリ430から観測モニタ432の動作を説明する。図5の超音波画像510は識別信号(付与部)412を通過する超音波画像データを時系列的に表現し、カメラ映像(患者側)520は識別信号(付与部)422を通過する患者側映像信号を時系列的に表現している。この超音波画像510とカメラ映像(患者側)520の2種類は、シネメモリ格納状態500に示すように混在して格納され、格納順は画像がシネメモリ430に到着した時系列順となっている。シネメモリ430から読み出される状態は図6のシネメモリ格納状態600で示しており、識別信号(判読部)431を経由する事で、超音波画像は超音波画像610のように取得した際と同じフレームレートで再生され、患者側映像はカメラ映像(患者側)620のように取得した際と同じフレームレートで再生される。
このような本発明の第2の実施の形態の超音波診断システムによれば、超音波画像のフレームレートは視野深度や装置の設定モードにより異なる事に起因して、カメラ映像のフレームレートとは同一とならない場合でも、シネメモリ430および470は超音波画像も患者側映像も到着(時系列)順に混在させて記録しているので、シネメモリ430およびリ470から画像データを格納順に読み出し、識別信号(判読部)431および471により、それぞれの画像種別毎に分離され、観測モニタ432および472の所定の画像表示エリアに画像取得時のフレームレートとそれぞれの同期関係が同一に保たれた状態で表示する事が可能となる。
なお、本発明の第2の実施の形態では、識別信号(付与部)412と422を通過する信号をフレーム単位で表現しているが、超音波掃引の音線毎やカメラ映像の水平走査線毎など画像フレームを細分化した状態でも同様にシネメモリ430および470に混在させて格納後、読み出すことで同様の効果を得ることが可能である。また、シネメモリ430および470に格納し、読み出す迄の時間間隔をゼロに近づけることで殆どリアルタイムに取得中のデータを観測モニタ432および472に表示することも可能である。また、シネメモリ430または470を削除して、識別信号(付与部)412と422の画像出力を識別信号(判読部)431や471に直接入力する事でも同様の効果を得ることが可能である。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態の超音波診断システムを図7とともにその動作を説明する。図7において、患者側装置700内の超音波プローブ710で受信された超音波反射信号は超音波受信部711で受信されて、各種の信号処理を実施した後、識別信号(付与部)712で超音波信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ730と通信回路(送信部)740に送出される。また、患者画像を取得するカメラ撮像機720からのカメラ映像信号は映像信号受信部721で標準的なテレビ信号に変換され、識別信号(付与部)722で患者側映像信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ730と通信回路(送信部)740に送出される。
通信回路(送信部)740では識別信号(付与部)712経由の超音波信号と識別信号(付与部)722経由の患者側映像信号を通信回路(ネットワーク)750に送出する。一方、医師側装置701の通信回路(受信部)760では通信回路(ネットワーク)750経由で超音波信号と患者側映像信号を受信している。また、医師画像を取得するカメラ撮像機780からのカメラ映像信号は映像信号受信部781で標準的なテレビ信号に変換され、識別信号(付与部)782で患者側映像信号であることを識別できる信号が信号列の先頭などに付与され、シネメモリ770と通信回路(送信部)761に送出する。
従って、医師側装置701のシネメモリ770は、通信回路(ネットワーク)750経由で受信した超音波信号と患者側映像信号と、識別信号(付与部)782経由ので医師側映像信号の3種類の画像信号を格納し、シネメモリ770から読み出された3種類の画像信号は識別信号(判読部)771経由で観測モニタ772にそれぞれ分離されて表示される。
同時に、通信回路(送信部)761では識別信号(付与部)782経由の医師側映像信号を通信回路(ネットワーク)750に送出し、患者側装置700の通信回路(受信部)741では通信回路(ネットワーク)750経由で医師側映像信号を受信している。これにより、患者側装置700のシネメモリ730は、通信回路(ネットワーク)750経由で受信した医師側映像信号と、識別信号(付与部)712経由ので超音波信号と識別信号(付与部)722経由ので患者側映像信号との3種類の画像信号を格納し、シネメモリ730から読み出された3種類の画像信号は識別信号(判読部)731経由で観測モニタ732にそれぞれ分離されて表示される。
以上のように構成された超音波診断システムについて、図8、図9を用いて医師側装置701のシネメモリ770から観測モニタ772の動作を説明する。図8の超音波画像810は通信回路(受信部)760経由で受信した患者側装置700の超音波画像データを時系列的に表現し、同様にカメラ映像(患者側)820も患者側装置700の患者側映像信号を時系列的に表現し、カメラ映像(医師側)830は識別信号(付与部)782を通過する医師側映像信号を時系列的に表現している。この超音波画像810とカメラ映像(患者側)820とカメラ映像(医師側)830の3種類は、シネメモリ格納状態800に示すように混在して格納され、格納順は画像がシネメモリ730に到着した時系列順となっている。シネメモリ770から読み出される状態は図9のシネメモリ格納状態900で示しており、識別信号(判読部)771を経由する事で、超音波画像は超音波画像910のように取得した際と同じフレームレートで再生され、患者側映像はカメラ映像(患者側)920のように取得した際と同じフレームレートで再生され、医師側映像はカメラ映像(医師側)920のように取得した際と同じフレームレートで再生される。
その上、通信回線(ネットワーク)750を介して患者側装置700のシネメモリ730と識別信号(判読部)731と観測モニタ732は、医師側装置701のシネメモリ770と識別信号(判読部)771と観測モニタ772と同一の動作が実現されるので、同じ図8、図9を用いて患者側装置700のシネメモリ730から観測モニタ732の動作を説明する。図8の超音波画像810は識別信号(付与部)712を通過する超音波画像データを時系列的に表現し、カメラ映像(患者側)820は識別信号(付与部)722を通過する患者側映像信号を時系列的に表現し、カメラ映像(医師側)830は通信回路(受信部)714経由で受信した医師側装置701の医師側映像信号を時系列的に表現している。この超音波画像810とカメラ映像(患者側)820とカメラ映像(医師側)830の3種類は、シネメモリ格納状態800に示すように混在して格納され、格納順は画像がシネメモリ730に到着した時系列順となっている。シネメモリ730から読み出される状態は図9のシネメモリ格納状態900で示しており、識別信号(判読部)731を経由する事で、超音波画像は超音波画像910のように取得した際と同じフレームレートで再生され、患者側映像はカメラ映像(患者側)920のように取得した際と同じフレームレートで再生され、医師側映像はカメラ映像(医師側)920のように取得した際と同じフレームレートで再生される。
このような本発明の第3の実施の形態の超音波診断システムによれば、超音波画像のフレームレートは視野深度や装置の設定モードにより異なる事に起因して、カメラ映像のフレームレートとは同一とならない場合でも、シネメモリ730および770は超音波画像も患者側映像も医師側映像も到着(時系列)順に混在させて記録しているので、シネメモリ730およびリ770から画像データを格納順に読み出し、識別信号(判読部)731および771により、それぞれの画像種別毎に分離され、観測モニタ732および772の所定の画像表示エリアに画像取得時のフレームレートとそれぞれの同期関係が同一に保たれた状態で表示する事が可能となる。
なお、本発明の第3の実施の形態では、識別信号(付与部)712と722と782を通過する信号をフレーム単位で表現しているが、超音波掃引の音線毎やカメラ映像の水平走査線毎など画像フレームを細分化した状態でも同様にシネメモリ730および770に混在させて格納後、読み出すことで同様の効果を得ることが可能である。また、シネメモリ730および770に格納し、読み出す迄の時間間隔をゼロに近づけることで殆どリアルタイムに取得中のデータを観測モニタ732および772に表示することも可能である。また、シネメモリ730または770を削除して、識別信号(付与部)712と722や782の画像出力を識別信号(判読部)731や771に直接入力する事でも同様の効果を得ることが可能である。
以上のように、本発明は診断風景などを撮影したカメラ映像と超音波画像を混在させてシネ記録する、あるいは通信回線経由で遠隔地の病院に転送し、被験者と病院とが物理的に離れていても、リアルタイム操作が可能な遠隔診断対応の超音波診断システムにおいて、診断風景などを撮影したカメラ映像と超音波画像のフレームレートが異なっていても、それぞれの画像データ毎に個別のシネ記録エリアを準備する事無く、更に時間マーカやなどを付加する事も無く、シネ記録する事を可能とし、再生時には記録時と同じ時間関係でカメラ映像と超音波画像を混在して表示させる事が可能な遠隔診断対応の超音波診断システムに関して有用である。
本発明の第1の実施の形態における超音波診断システムのブロック図 本発明の第1の実施の形態における画像データ格納状態(書込み)の説明図 本発明の第1の実施の形態における画像データ格納状態(読出し)の説明図 本発明の第2の実施の形態における超音波診断システムのブロック図 本発明の第2の実施の形態における画像データ格納状態(書込み)の説明図 本発明の第2の実施の形態における画像データ格納状態(読出し)の説明図 本発明の第3の実施の形態における超音波診断システムのブロック図 本発明の第3の実施の形態における画像データ格納状態(書込み)の説明図 本発明の第3の実施の形態における画像データ格納状態(読出し)の説明図
符号の説明
100 患者側装置
110 超音波プローブ
111 超音波送受信部
112 識別信号(付与部)
120 カメラ撮像機
121 カメラ映像受信
122 識別信号(付与部)
130 シネメモリ
131 識別信号(判読部)
132 観測モニタ
200 シネメモリ格納状態
210 超音波画像
220 カメラ映像(患者側)
300 シネメモリ格納状態
310 超音波画像
320 カメラ映像(患者側)
400 患者側装置
401 医師側装置
410 超音波プローブ
411 超音波送受信部
412 識別信号(付与部)
420 カメラ撮像機
421 カメラ映像受信
422 識別信号(付与部)
430 シネメモリ
431 識別信号(判読部)
432 観測モニタ
440 通信回路(送信部)
450 通信回路(ネットワーク)
460 通信回路(受信部)
470 シネメモリ
471 識別信号(判読部)
472 観測モニタ
500 シネメモリ格納状態
510 超音波画像
520 カメラ映像(患者側)
600 シネメモリ格納状態
610 超音波画像
620 カメラ映像(患者側)
700 患者側装置
701 医師側装置
710 超音波プローブ
711 超音波送受信部
712 識別信号(付与部)
720 カメラ撮像機
721 カメラ映像受信
722 識別信号(付与部)
730 シネメモリ
731 識別信号(判読部)
732 観測モニタ
740 通信回路(送信部)
741 通信回路(受信部)
750 通信回路(ネットワーク)
760 通信回路(受信部)
761 通信回路(送信部)
770 シネメモリ
771 識別信号(判読部)
772 観測モニタ
780 カメラ撮像機
781 カメラ映像受信
782 識別信号(付与部)
800 シネメモリ格納状態
810 超音波画像
820 カメラ映像(患者側)
830 カメラ映像(医師側)
900 シネメモリ格納状態
910 超音波画像
920 カメラ映像(患者側)
930 カメラ映像(医師側)

Claims (7)

  1. 超音波診断装置において、
    診断風景などの患者映像を取得する手段と、
    取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、
    超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する記録手段を設けることを特徴とする超音波診断システム。
  2. 診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、
    患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、
    取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、
    超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段を設けることを特徴とする超音波診断システム。
  3. 診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、
    患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、
    取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、
    超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、
    医師側で受信される際に超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して格納する記録手段を設けることを特徴とする超音波診断システム。
  4. 患者側の診断風景などの患者音声を取得する手段と、患者映像と同様に取り扱う手段を具備した請求項1から3にいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  5. 診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、
    患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、
    取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、
    超音波画像と患者映像を取得した時系列順に混在して通信回線に送出する手段と、
    医師側にも医師映像を取得する手段と、
    取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、
    医師側で受信される際に超音波画像と患者映像に医師側で取得した医師映像を取得した時系列順に混在して格納する記録手段とを設けることを特徴とする超音波診断システム。
  6. 診断対象の被検体(患者)と診察者(医師)が離れていても、その間が通信回線によって接続され、双方の診断画面に類似の診断画像を表示できる超音波診断システムにおいて、
    患者側の診断風景などの患者映像を取得する手段と、
    取得した超音波画像と患者映像のそれぞれに識別情報を付与する手段と、
    医師側にも医師映像を取得する手段と、
    取得した医師映像に識別情報を付与する手段と、
    医師映像を取得した時系列順に通信回線に送出する手段と、
    患者側で受信される際に患者側の超音波画像と患者映像と医師側の医師映像を取得した時系列順に混在して格納する記録手段とを設けることを特徴とする超音波診断システム。
  7. 医師側の診断指示などの医師音声を取得する手段と、医師映像と同様に取り扱う手段を具備したことを特徴とする請求項5または6にいずれかに記載の超音波診断装置。
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