JP2006119201A - 帯電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置が停止した状態においても、オゾン等の放電生成物による汚染を抑えることができる帯電器を提供する。
【解決手段】 ホルダ52は、その大きさがケース底面と同じ大きさであり、ホルダ52の中央長手方向にノコ歯条電極53を配置固定するし、ホルダ52とケース51の底面にはそれぞれ同一形状(矩形)で、同一サイズの開口部55,56が同一位置に形成されている。こうして、ホルダ52は、ケース底面に載置され、開口部55と開口部56が対応する位置に配設される。こうして、ケース内部の空気は底面の開口部55,56を通ってケース外に出ることが可能となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の感光体を所定の電位に帯電させる帯電器に関するものであり、特に発生するオゾンやNOを効果的に排気し、画像形成環境を良好に保つことができる帯電器に関する。
電子写真方式の作像プロセスを利用した画像形成装置においては、帯電器を用いて感光体の表面を均一に所定の電位まで帯電させる。この帯電器にはコロナ放電を利用するものがあり、コロトロンとスコロトロンがある。図8(a)に示すように、コロトロン110は、金属ケース111の略中央に放電ワイヤ112が収納され、この放電ワイヤ112に高電位を付与してコロナ放電させる。しかし、このコロトロンは帯電ムラが大きいという問題がある。図8(b)に示すように、スコロトロン115は、コロトロンの開口面にメッシュのグリッド電極113を設け、ここにバイアス電圧を印加する。このため、スコロトロン115は、コロトロン110に比較して、構造は複雑で帯電効率も劣るが、帯電電位の均一性に優れるため、画像形成装置では広く使われている。
さて、帯電器は上記のいずれの方式であっても、コロナ放電を利用しているため、放電生成物としてオゾンやNOが発生してしまう。オゾンやNOが高濃度で画像形成装置内に滞留し、感光体の表面に酸化物が生成されると、感光体の表面抵抗が低下し、静電潜像の解像度の劣化、および、“像流れ”と呼ばれる静電潜像の画像劣化を生じさせる。このような生成物は、高湿環境下では抵抗低下が顕著であり、画質劣化が激しくなる。また、他の部材の劣化も引き起し、寿命の低下を招く。
また、NOについては、空気中の水分と反応して硝酸が生成され、また、金属と反応して金属硝酸塩が生成される。このような生成物は、低湿環境下では高抵抗であり、特にコロナ放電電極やグリッド電極等に付着すると帯電むらが生じやすくなる。
そこで、排気機構を設けて放電生成物を強制的に排気する技術が考えられている。例えば、特許文献1には、図9に示すように、感光体120の上方近傍に設けられた帯電器121に排気ダクト122をさらに設けて、排気ファンにより放電生成物を強制排気することが開示されている。
特開平11−202736号公報
しかしながら、図9のように、帯電器を感光体の上方に配置すると、画像形成装置が停止した際に、帯電器のケース内に残留したオゾンやNOが滞留を続けてコロナ放電電極やグリッド電極の汚染を進行させたり、比重が大きいので下方にある感光体の近傍に滞留を続け、汚染が進行させる虞があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、画像形成装置が停止した状態においても、オゾン等の放電生成物による汚染を抑えることができる帯電器を提供しようとするものである。
本発明は、画像形成装置の感光体近傍に配置され、該感光体の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電器において、感光体側の面が開口した断面コ字状のケースと、該ケース内に配置されたコロナ放電電極とを備え、前記感光体の下方に配置され、前記ケースの底面に開口部を有することを特徴とする。
また、本発明は、吸気口と排気口を備えた排気用ダクトをケース底面に当接させて配置し、該ダクトはケース底面との当接面に開口部が設けてあり、それぞれの開口部を介して前記ダクトと前記ケースが連通していることを特徴する。
また、本発明は、前記ダクトの吸気口が、帯電器本体より高い位置に配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ダクトの吸気口と排気口に放電生成物除去フィルタが設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記コロナ放電電極はノコ歯電極であり、前記ケースの底面に設けた開口部は、前記ノコ歯電極に対して感光体回転方向上流側と下流側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ノコ歯電極が絶縁体の支持ホルダに支持されてケース底面に固定されており、該支持ホルダはケース底面とほぼ同じ大きさ、形状で、さらに開口部が設けられ、該ホルダーの開口部は、ケース底面の開口部と大きさ及び形状がほぼ一致し且つ対応する位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、開口部が感光体側と反対のケース底面部に設けられ、感光体の下方に帯電器が設置されているので、画像形成装置が停止した際に、ケース内に残留するオゾン等の放電生成物が自重によりケース内から開口部を介して流出し、感光体やコロナ放電電極(スコロトロンではグリッド電極)を汚染することが防止できる。
また、開口部を介してダクトとケース内が連通しているので、画像形成装置の運転時はダクトを利用して空気を吸引し排出することにより、効率よくオゾン等の放電生成物を排出でき、又、停止時はケース内から脱出した放電生成物はダクト内に滞留するので画像形成装置内にオゾンが飛散することによる不要な汚染を防止できる。
また、帯電器より高い位置にダクトの吸気口が配置されているので、吸気口よりオ放電生成物が自重で流出する虞がない。
また、ダクトの吸気口と排気口に放電生成物除去フィルタが設けられているので、吸気口や排気口が低い場合でも、放電生成物の流出を防止できる。
また、開口が片側に偏っていると、コロナ放電をつかさどるノコ歯先端部の空気の流れが偏り、この先端部に例えばNOによる高抵抗の析出物が偏って成長し、均一な放電を妨げて帯電むらを生じさせる。しかし、本発明は感光体回転方向上流側と下流側に開口が設けられているので、空気の流れが偏らず、高抵抗の析出物が偏って成長することもなく、部品寿命を延ばすことができる。
また、支持ホルダの大きさがケース底面とほぼ同一であり、ケース底面の開口とホルダの開口が一致するので、ケース底面がホルダで覆い隠された形状となり、底面部でのコロナ電流のケースへの流れ込みが防止でき、帯電効率(帯電電流/放電電流)を改善できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。
本画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するものである。そして、図示するように、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4、中間転写ベルトユニット8、定着ユニット12と、用紙搬送路S、給紙カセット(給紙トレイ)10および排紙トレイ15等より構成されている。
なお、本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、クリーナユニット4(4a、4b、4c、3d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、本画像形成装置の上部に配置(装着)されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すように接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほかチャージャー型の帯電器が用いられる事もある。露光ユニット1は、図1に示すようにレーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法のほかに、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法もある。そして帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンション機構73、中間転写ベルト従動ローラ72、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および中間転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ71、中間転写ベルトテンションローラ73、中間転写ローラ6、中間転写ベルト従動ローラ72等は、中間転写ベルト7を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット8の中間転写ベルトテンション機構73の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト7上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
中間転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト7に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト7上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この中間転写ベルト7は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7の裏側に接触している中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト7に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施例では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いる事が可能である。
上述の様に各感光体3上で各色相に応じた顕像化された静電像は中間転写ベルト7で積層され、装置に入力された画像情報となる。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト7の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト7の接触位置に配置される転写ローラ11によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト7と転写ローラ11は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ11にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、転写ローラ11は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ11もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ71の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3との接触により中間転写ベルト7に付着したトナー、若しくは、転写ローラ11によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト7上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット9には、中間転写ベルト7に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト7は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ72で支持されている。
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本画像形成装置100の画像形成部および露光ユニット1の下側に設けられている。また、本画像形成装置100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、本画像形成装置100には、給紙トレイ10のシートを転写部11や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16,レジストローラ14、転写部11、定着部12、シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写部11に搬送する機能を有している。
定着ユニット12は、ヒートローラ31,加圧ローラ32,等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ32とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25…によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。本画像形成装置には予めシートを収納する給紙カセット10が配置されると共に、ユーザが少数枚の印字を行う時に前記給紙カセット10の開閉動作を行わなくても良い手差しトレイ20が配置されている。
両給紙方法には、各々前記のピックアップローラ16が配置され、1枚ずつを搬送路に導くようになっている。
給紙カセット10から搬送されるシートは搬送路中の搬送ローラ25−1によってレジストローラ14まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト7上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ11に搬送され、シートうえに画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着部12を通過する事によってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され搬送ローラ25−2を経て排紙ローラ25−3から排紙トレイ15上に排出される。(片面印字要求の時)
他方、手差し給紙トレイ20に積載されるシートはピックアップローラ16−2によって給紙され、複数の搬送ローラ(25−6、25−5、25−4)を経てレジストローラ14に到達し、それ以降は給紙カセットから給紙されるシートと同様の経過を経て排紙トレイ15に排出される。(片面印字要求の時)
この時、印字要求内容が両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着部12を通過したシートの後端が前記排紙ローラ25−3でチャックされ、排紙ローラが逆回転する事によって搬送ローラ(25−7、25−8)に導かれた後レジストローラ14を経て裏面印字が行われた後に排紙トレイ15に排出される。
以下に本発明に係る帯電器について詳しく説明する。
図2は本実施形態の帯電器の断面斜視図、図3は帯電器の断面図、図4は帯電器のホルダとケースの平面図である。
帯電器5は、図1に示すように、感光体ドラム3の下方に配置されており、感光体ドラム3側にグリッド電極54が面するように配置したスコロトロンである。図1に示すカラー画像形成装置では、4色用に4個の感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)を揃え、4個の帯電器5(5a、5b、5c、5d)を必要とする。従って、帯電器5のコロナ放電によるオゾン等の放電生成物の発生量も単色の画像形成装置に比べて多く、部品劣化を防ぐために何らかの対策が必要となる。
帯電器5の構造は、金属で構成された断面コ字状のケース51と、プラスチック等の絶縁物で構成されたホルダ52と、コロナ放電電極としてのノコ歯状電極53と、金属のメッシュをケース開口面に配したグリッド電極54から構成される。ホルダ52は、その大きさがケース底面と同じ大きさであり、ホルダ52の中央長手方向にノコ歯条電極53を配置固定するし、ホルダ52とケース51の底面にはそれぞれ同一形状(矩形)で、同一サイズの開口部55,56が同一位置に形成されている。こうして、図3に示すように、ホルダ52は、ケース底面に載置され、開口部55と開口部56が対応する位置に配設される。こうして、ケース内部の空気は底面の開口部55,56を通ってケース外に出ることが可能となっている。
帯電器5は、図1に示すように、感光体ドラム3の下方にグリッド電極54を感光体側に向けて配置されている。そのため、画像形成装置100が停止しても、周りの空気より比重の大きいオゾンやNO等の放電生成物は、自重で開口部55,56を通じてケース51の外側に流出する(図3の矢印参照)。こうして、放電生成物は、感光体ドラム3、コロナ放電電極53、グリッド電極54の近傍に滞留することがなく、これら部品4の汚染を防止できる。
また、ホルダ52の大きさがケース底面とほぼ同一であり、ケース51の底面の開口とホルダ52の開口が一致するので、ケース底面がホルダで覆い隠された形状となり、底面部でのコロナ電流のケースへの流れ込みが防止できる。そのため、帯電効率(帯電電流/放電電流)を改善できる。
開口部55,56は、ノコ歯条電極を中心に左右に配置されている。すなわち、図1に示すように、開口部55,56は、ノコ歯電極に対して感光体回転方向上流側と下流側に設けられていることになる。開口が片側に偏っていると、コロナ放電をつかさどるノコ歯電極52の先端部の空気の流れが偏り、先端部に析出する放電生成物も偏って成長し寿命が短く成る。本実施形態においては、空気の流れが偏らず排気できるので、放電生成物が滞留することもなく、汚染の拡大を防ぐことができる。
しかし、このままでは、帯電器5より流出して滞留する放電生成物が、更に下方にある部品等を劣化させる虞があるので、図5に示すように、ケース底面に排気用のダクト60を当接させて配置し、このダクト60を介してケース内の放電生成物を排出する。ダクト60には、ケース51とのダクト当接面に開口部55,56と同一形状で同一サイズの開口部61を設けておく。そして、ケース51とホルダ52の開口部55,56とダクト60の開口部61を一致させて配置する。こうして、ケース51とダクト60は、開口部55,56と開口部61を介して連通している。
さらに、図6に示すように、ダクト60の一端は、帯電器5より上方に延びており、そこに吸気口64が設けられている。また、ダクト60の他端には、排気ファン63と、放電生成物のオゾンを除去するフィルタ62とが配置されている。従って、画像形成装置100が稼働中は排気ファン63が回転し、オゾンは吸気口64から吸引された空気に混じってダクト内を流れ、排気口からオゾン除去フィルタ62を通って排出される。このとき、オゾンはフィルタ62で除去されて外には流れ出てこない。フィルタ62はオゾンの除去に用いていたが、窒素酸化物等の他の放電生成物の除去用のフィルタも使用してよい。
こうして、画像形成装置100の運転時は、ダクト60を利用して空気を吸引し排出することにより効率よくオゾン等の放電生成物を排出できる。停止時は、ケース内から流出した放電生成物はダクト内に滞留するので、画像形成装置内にオゾン等が飛散することによる不要な汚染を防止できる。さらに、吸気口64が帯電器より高い位置に配置されており、排気口にもオゾン除去フィルタがあるので、オゾンは外には流れ出てこない
図7にダクトの他の例を示す。このダクト71は両端に吸気口と排気口を有しており、この両方にオゾン除去フィルタ72,74を配したものである。排気口側には排気ファン73も配置されている。こうして、ダクト71の両方の口にオゾン除去フィルタ72、73を配したので、吸気口や排気口が帯電器5より低い位置にある場合でも、オゾンの流出を防止できる。
本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。 本実施形態の帯電器の断面斜視図である。 本実施形態の帯電器の断面図である。 帯電器のホルダとケースの平面図である。 帯電器とそれに当接するダクトを示す断面図である。 帯電器とそれに当接するダクトを示す説明図である 帯電器とそれに当接するダクトの他の例を示す説明図である 従来の帯電器の断面図である。 従来の画像形成装置の画像形成部分を示す概略図である。
符号の説明
1 露光ユニット
2 現像器
3 感光体ドラム
4 クリーナユニット
5 帯電器
6 中間転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルトユニット
9 中間転写ベルトクリーニングユニット
10 給紙カセット
11 転写ローラ
12 定着ユニット
14 レジストローラ
15 排紙トレイ
16 ピックアップローラ
20 給紙トレイ
25 排紙ローラ
31 ヒートローラ
32 加圧ローラ
51 ケース
52 ホルダ
53 ノコ歯状電極
54 グリッド電極
55,56 開口部
60 ダクト
61 開口部
62 フィルタ
63 排気ファン
64 吸気口
71 中間転写ベルト駆動ローラ
72 中間転写ベルト従動ローラ
73 中間転写ベルトテンションローラ
73 中間転写ベルトテンション機構
81 ダクト
82,84 フィルタ
100 画像形成装置
110 コロトロン
111 金属ケース
112 放電ワイヤ
113 グリッド電極
115 スコロトロン
120 感光体
121 帯電器
122 排気ダクト

Claims (6)

  1. 画像形成装置の感光体近傍に配置され、該感光体の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電器において、
    感光体側の面が開口した断面コ字状のケースと、該ケース内に配置されたコロナ放電電極とを備え、
    前記感光体の下方に配置され、前記ケースの底面に開口部を有することを特徴とする帯電器。
  2. 吸気口と排気口を備えた排気用ダクトをケース底面に当接させて配置し、該ダクトはケース底面との当接面に開口部が設けてあり、それぞれの開口部を介して前記ダクトと前記ケースが連通していることを特徴する請求項1に記載の帯電器。
  3. 前記ダクトの吸気口は、帯電器本体より高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯電器。
  4. 前記ダクトの吸気口と排気口に放電生成物除去フィルタが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の帯電器。
  5. 前記コロナ放電電極はノコ歯電極であり、前記ケースの底面に設けた開口部は、前記ノコ歯電極に対して感光体回転方向上流側と下流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の帯電器。
  6. 前記ノコ歯電極が絶縁体の支持ホルダに支持されてケース底面に固定されており、該支持ホルダはケース底面とほぼ同じ大きさ、形状で、さらに開口部が設けられ、該ホルダーの開口部は、ケース底面の開口部と大きさ及び形状がほぼ一致し且つ対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至5にいずれかに記載の帯電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8965238B2 (en) 2010-04-22 2015-02-24 Sharp Kabushiki Kaisha Charging device provided with a non-contact type discharge electrode and image forming apparatus including the charging device

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