JP2006105495A - 燃焼装置 - Google Patents

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宣彦 藤原
Koichi Kanezaki
幸一 金▲崎▼
Hisataka Sonoda
寿貴 園田
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Abstract

【課題】ブンゼンバーナの持つ簡素な構成、軽量、低HCといった利点を維持しながら、濃淡バーナと同等の低NOxを実現すること。
【解決手段】二次空気口34と炎口21との間の無口部距離を2mm以上としている。これにより、拡散火炎である外炎への二次空気の急激な流入を抑制して、燃焼温度の高温化を抑制でき、ブンゼンバーナの持つ簡素な構成、軽量、低HCといった利点を維持しながら、濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として家庭用又は業務用の燃焼装置において特に低NOx化を図った燃焼装置に関するものである。
従来のこの種の燃焼装置は特許文献1および2に示すようなものが一般的であった。図6は特許文献1に記載された従来の燃焼装置を示す図である。図6に示すように、バーナ1がバーナケース2内に所定の間隔で、本図の紙面と垂直方向に、併設されている。バーナケース2の底部に空気室3が形成され、ファン4が取り付けられている。バーナ1の燃料・空気導入口5に対向して燃料ノズル6が設けられている。
上記構成において、ファン4から空気室3に空気が供給され、一部は燃料・空気導入口5からバーナ1に一次空気として流入する。また燃料ノズル6から燃料が噴出し、燃料・空気導入口5からバーナ1に流入する。空気と燃料の混合気はバーナ1より燃焼室7に噴出して予混合火炎である内炎を形成する。空気室に供給された残りの空気は併設されているバーナ1の間を通流して燃焼室に二次空気として流出する。二次空気と内炎の未燃物質が混合し、内炎の外側に拡散火炎である外炎が形成される。本バーナは一般的にブンゼンバーナと呼ばれる。
図7は特許文献2に記載された従来の燃焼装置を示す図である。図7に示すように、上部に希薄炎口11を有する希薄バーナユニット12と上部に濃炎口13を有する濃バーナユニット14を交互に併設している。
上記構成において、希薄バーナユニット12の希薄導入口(図示せず)から燃料および空気が流入し、希薄バーナユニット12内で混合され、空気が多い希薄混合気が生成され、希薄炎口11より希薄混合気が流出し、希薄火炎を形成する。一方濃バーナユニット14の濃導入口(図示せず)より燃料および空気が流入し濃バーナユニット14内で混合され空気が少ない濃混合気が生成され、濃炎口13より濃混合気が流出し、濃火炎を形成する。火炎温度が低くNOx発生量が少なく燃焼性の悪い希薄火炎は、火炎温度が高くNOx発生量が多く安定した濃火炎によって安定化され、全体としてNOx発生量を抑制できる。本バーナは一般的に濃淡バーナと呼ばれる。
実開平2−85239号公報 特許第2839049号公報
従来例1のようなブンゼンバーナは構成が簡潔で、軽量の利点を有する。しかし炎口の近傍を二次空気が通流するため、拡散火炎である外炎に二次空気が急激に流入して燃焼温度が高温化し、NOxの発生が多いという課題があった。
一方、従来例2のような濃淡バーナは低NOxの利点を有する。しかし2種類のバーナが必要となるため、構成が複雑になり重いという課題があった。また、希薄火炎は燃焼速度が遅く燃焼しにくいため、特に空気過剰時や着火時に未燃のHC(炭化水素)が多く発生するという課題もあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、低NOx、低HC、簡素な構成、軽量を実現した燃焼装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するため、二次空気口と炎口との間の無口部距離を2mm以上としたものである。これにより、拡散火炎である外炎への二次空気の急激な流入を抑制し、燃焼温度の高温化を抑制できる。
本発明の燃焼装置は、ブンゼンバーナの持つ簡素な構成、軽量、低HCといった利点を維持しながら、濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。
第1の発明は、炎口と一次空気導入口を形成したバーナボディを併設し、前記バーナボディの間に二次空気口を形成するための二次空気ガイドを設け、前記二次空気口と前記炎口との間の無口部距離を2mm以上としている。
そして、拡散火炎である外炎への二次空気の急激な流入を抑制し、燃焼温度の高温化を抑制して、従来の濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。また濃淡バーナに比べ、構成の簡素化、軽量化、低HC化を実現できる。
第2の発明は、特に第1の発明において、バーナボディを間隔を設けて併設し、形成される隙間を二次空気が通流している。
そして、二次空気通流用の流路を新たに設けることなく、二次空気通路を形成でき、構成を簡潔化できる。
第3の発明は、特に第1〜2の発明のいずれか1つの発明において、二次空気口は二次空気ガイドのバーナ併設方向中心軸近傍に設けられている。
そして、バーナボディの併設ピッチを大きくすることなく無口部距離を大きくすることができ、燃焼装置を大きくすることなく、火炎温度の上昇を抑制し、低NOx化できる。
第4の発明は、特に第1〜3の発明において、二次空気口は、バーナボディ併設方向に直行する方向が長い長穴形状としている。
そして、バーナボディの併設幅ピッチを大きくすることなくさらに無口部距離を大きくすることができ、燃焼装置を大きくすることなく、火炎温度の上昇を抑制し、低NOx化できる。
第5の発明は、特に第1〜5の発明において、燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定している。
そして、火炎温度を抑制し、低NOx化できる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の燃焼装置を示す全体断面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は同燃焼装置を示す要部平面図、図4は無口部距離LとNOx、COの関係を示す特性図である。
図1〜図4において、上部に炎口21、下部側面に一次空気導入口22を形成したバーナボディ23を所定間隔にて併設し、バーナケースA24、バーナケースB25、バーナケースC26、バーナケースD27にて囲い、バーナユニット28を構成している。バーナユニット28の底部にファン29を取付けている。一次空気導入口22に対向して、燃料ガスを噴出する燃料噴出ノズル30をバーナボディ23と同数設けている。バーナケースA24には二次空気を導く二次空気導入口31を設けている。バーナボディ23を併設して形成される隙間が二次空気通路32となり、末端には二次空気ガイド33を設けている。丸穴形状の二次空気口34を二次空気ガイド33のバーナ併設方向中心軸近傍に設けている。炎口21と二次空気口34の間の無口部35(いわゆるリム部)の無口部距離Lを2mm以上の適値(例えば4mm)としている。燃焼室36に着火手段37を設けている。
次に動作、作用について説明すると、ファン29が空気を供給し、その空気が一次空気として燃料噴出ノズル30から噴出する燃料ガスと共に一次空気導入口22から各バーナボディ23へ流入する。各バーナボディ23内で燃料と空気が混合して可燃の混合気となり、炎口21から燃焼室36へ流出し、いわゆるブンゼン火炎の内炎(図示せず)を形成する。ここで一次空気過剰率(一次空気の理論空気量に対する比率)が0.7から0.9程度の範囲においては、一次空気過剰率が増えるに従い、急激に火炎温度が上昇し、急激にNOxの発生が多くなる特性を持っている。そのため、低NOx化のためには、一次空気過剰率を0.7以下にすることが好ましい。しかしながら過剰に低く一次空気過剰率を設定すると、イエローチップが発生するため、一次空気過剰率は0.6程度に設定することが好ましい。
ファン29が供給した残りの空気は、二次空気導入口31、二次空気通路32を通流して二次空気口34から二次空気として燃焼室35へ流出する。二次空気により内炎の外側に外炎が形成され、完全燃焼する。本発明者らは、図4に示すように無口部距離Lが2mm未満になるとNOx発生量が急増することを発見した。以下この現象について説明する。上述した外炎には、二次空気口34から流出する二次空気と、内炎中の未燃物質が対流や拡散により流入する。無口部距離Lが2mm未満において、Lが小さくなると外炎への二次空気流入量が急増し、いわゆる当量比(空気過剰率の逆数)が急減して1に近づいていく。その結果この燃焼反応が活発となって外炎温度が高くなり、NOx発生が多くなる。なお、Lが極めて小さくなると、無口部35上に形成される火炎基部の当量比が1を下回り、火炎基部の燃焼速度が遅くなりすぎて、内炎が吹き飛びやすくなり、その結果騒音が大きくなったり、COの発生が多くなる。
一方Lが大きすぎると(6mm以上)、火炎基部への二次空気流入量が減って当量比が大きくなって、燃焼速度が遅くなりすぎ、内炎が吹き飛びやすくなり、その結果騒音が大きくなる。また外炎への空気流入量が減少して外炎が長くなり、熱交換器(図示せず)に触れて反応が停止し、COの発生が多くなる。さらにバーナボディ23の併設ピッチ、併設数を変えないとすれば、バーナボディ併設方向の寸法が大きくなる。NOxおよびCO発生量、寸法を考慮するとLの最適値は4mm程度である。
以上説明したように、無口部35の無口部距離Lを2mm以上としたことにより、拡散火炎である外炎への二次空気の急激な流入を抑制し、燃焼温度の高温化を抑制して、従来の濃淡バーナと同等の低NOxを実現できる。また濃淡バーナに比べ、構成の簡素化、軽量化、低HC化を実現できる。
また、バーナボディ23を間隔を設けて併設し、形成される隙間を二次空気が通流している。これにより、二次空気通流用の流路を新たに設けることなく、二次空気通路32を形成でき、構成を簡潔化できる。
また、二次空気口34は二次空気ガイド33のバーナ併設方向中心軸近傍に設けられている。これにより、バーナボディの併設ピッチを大きくすることなく無口部距離を大きくすることができ、燃焼装置を大きくすることなく、火炎温度の上昇を抑制し、低NOx化できる。
また、燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定している。これにより、火炎温度を抑制し、低NOx化できる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2の燃焼装置を示す要部平面図である。図5はにおいて、本実施の形態が実施の形態1と異なる点は、二次空気口341を丸穴ではなく、バーナボディ併設方向に直行する方向が長い長穴形状とした点である。
これにより、実施の形態1と同等の二次空気口面積を維持し、かつバーナボディの併設ピッチを大きくすることなくさらに無口部距離を大きくすることができ、燃焼装置を大きくすることなく、火炎温度の上昇を抑制し、低NOx化できる。
なお、各実施の形態において、燃料は都市ガス等の気体燃料で説明したが、灯油等の液体燃料をガス化させて用いてもよい。
以上のように、本発明にかかる燃焼装置は、都市ガス等の気体燃料やガス化させた灯油等の液体燃料を用い、簡素な構成で軽量でありながら、低NOx、低HCにて燃焼させることが可能となるため、給湯や暖房や調理用などの燃焼装置として幅広く適用できる。
本発明の実施の形態1の燃焼装置を示す全体断面図 同装置を示す図1のX−X線断面図 同装置を示す要部部分平面図 同装置の無口部距離LとNOx、COの関係を示す特性図 本発明の実施の形態2の燃焼装置を示す要部部分平面図 従来の燃焼装置を示す全体断面図 従来の他の燃焼装置を示す部分断面図
符号の説明
21 炎口
22 一次空気導入口
23 バーナボディ
32 二次空気通路
33 二次空気ガイド
34、341 二次空気口
35 無口部

Claims (5)

  1. 炎口と一次空気導入口を形成したバーナボディを列設し、該隣接するバーナボディの間に二次空気口を形成する二次空気ガイドを設け、前記二次空気口と前記炎口との間に形成される無口部の距離を2mm以上とした燃焼装置。
  2. 隣接するバーナボディ間に形成される隙間を二次空気が通流する請求項1記載の燃焼装置。
  3. 二次空気口は二次空気ガイドの中心に形成された請求項1又は2記載の燃焼装置。
  4. 二次空気口は、バーナボディの長手方向と平行な長穴形状とした請求項1、2又は3記載の燃焼装置。
  5. 燃料と混合する一次空気の理論空気量に対する比率を0.7以下に設定した請求項1〜4のいずれか1項記載の燃焼装置。
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