JP2006105205A - ディスクブレーキ - Google Patents

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JP2006105205A
JP2006105205A JP2004290186A JP2004290186A JP2006105205A JP 2006105205 A JP2006105205 A JP 2006105205A JP 2004290186 A JP2004290186 A JP 2004290186A JP 2004290186 A JP2004290186 A JP 2004290186A JP 2006105205 A JP2006105205 A JP 2006105205A
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衛 斉藤
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Abstract

【課題】 信頼性を向上させたディスクブレーキを提供すること。
【解決手段】 車体側に固設されるマウンティングと、両端がマウンティングに摺動可能に支持され、車輪と共に回転するディスクを挟圧する一対のパッドと、パッドの各端とマウンティングの摺動部との間に介装されると共に、断面が略コの字状の弾性部材により形成され、パッドの各端をディスク径方向に挟み込むようにしてパッドを弾性支持するサポートスプリングと、を備え、略コの字状のサポートスプリングにおけるディスク径方向の側面にマウンティング側に突出する突部が形成され、突部が嵌合する溝部がマウンティングの摺動部に形成されたディスクブレーキであって、突部および溝部の形状は、ディスク径方向の側面がディスク周方向に弾性変形するのを規制するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、信頼性を向上させたディスクブレーキに関する。
従来、車体側に固設されるマウンティングと、両端がマウンティングに摺動可能に支持され、車輪と共に回転するディスクを挟圧する一対のパッドと、パッドの各端とマウンティングの摺動部との間に介装されると共に、略コの字状の弾性部材により形成され、パッドの各端をディスク径方向に挟み込むようにしてパッドを弾性支持するサポートスプリングと、を備えるディスクブレーキが知られている(例えば、特許文献1参照)。
略コの字状のサポートスプリングのうちディスク周方向の側面にマウンティング側に突出する突部が形成され、突部が嵌合する溝部がマウンティングの摺動部に形成されている。これら突部と溝部との間に、潤滑剤が保持されている。
特開昭58−146729号公報
しかしながら、上記従来のディスクブレーキにおいては、突部および溝部はディスク周方向に弾性変形するのを規制するように形成されていない。これにより、略コの字状のサポートスプリングのうちディスク径方向の側面が反るように弾性変形した場合、パッドとマウンティングの摺動部との間に隙間が生じることがある。この隙間により、パッドとディスクとの間の接触が不安定となり、ブレーキの鳴きおよびディスクの偏磨耗の原因となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、信頼性を向上させたディスクブレーキを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、車体側に固設されるマウンティングと、両端が前記マウンティングに摺動可能に支持され、車輪と共に回転するディスクを挟圧する一対のパッドと、上記パッドの各端と前記マウンティングの上記摺動部との間に介装されると共に、断面が略コの字状の弾性部材により形成され、上記パッドの各端をディスク径方向に挟み込むようにして上記パッドを弾性支持するサポートスプリングと、を備え、上記略コの字状の前記サポートスプリングにおける上記ディスク径方向の側面に上記マウンティング側に突出する突部が形成され、上記突部が嵌合する溝部が上記マウンティングの上記摺動部に形成されたディスクブレーキであって、上記突部および上記溝部の形状は、上記ディスク径方向の側面がディスク周方向に弾性変形するのを規制するように形成されていることを特徴とするディスクブレーキである。
この一態様によれば、上記突部および上記溝部の形状は、上記ディスク径方向の側面がディスク周方向に弾性変形するのを規制するように形成されている。これにより、上記パッドの各端と上記マウンティングの上記摺動部との間にディスク周方向の隙間が生じるのを防止して、上記パッドを上記ディスクに安定的に接触させることができる。したがって、ブレーキの鳴きを防止し、さらに上記パッドと上記ディスクとの間の片当たりを防止できることから、上記ディスクの偏磨耗を防止できる。すなわち、ディスクブレーキの信頼性を向上させることができる。
なお、この一態様において、例えば、上記突部および上記溝部の断面形状において、パッド側の一方の辺長が対向するマウティング側の他方の辺長より小さくなるように形成されている。
また、この一態様において、例えば、上記突部および上記溝部の断面形状は、くさび状に形成されているのが好ましい。これにより、上記サポートスプリングの下端部に下方向の重力が作用すると、その力は上記サポートスプリングの角部を支点として、上記サポートスプリングの側面に対して上方の力として作用する。この上方の力は、上記くさび状に形成されたサポートスプリングの突部の上側の面の傾斜により、上記サポートスプリングの突部が上記マウンティングの溝部に密着するような力に変換される。したがって、上記サポートスプリングの側面がディスク周方向に弾性変形するのがより確実に規制される。
本発明によれば、信頼性を向上させたディスクブレーキを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、車両用のディスクブレーキの基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係るディスクブレーキを示す図である。図2は、図1に示すディスクブレーキ1を直線A−A′で切断した際の断面図である。
図1および図2に示すように、本実施例に係るディスクブレーキ1は車体側にボルトにより連結されるマウンティング3を備える。また、マウンティング3には凹状の摺動部3aが形成され、摺動部3aは一対(インナ側およびアウタ側)のパッド5の両端に形成された耳部5aを摺動可能に支持する。また、一対のパッド5は車輪と共に回転するディスク7を挟圧する。
図3は図1に示すディスクブレーキ1のX部分の部分拡大図である。図4は、マウンティング3に形成された摺動部3aおよび溝部3bの斜視図である。
サポートスプリング9がパッド5の各端の耳部5aとマウンティング3の摺動部3aとの間に介装されている。サポートスプリング9は、断面が略コの字状の弾性部材により形成され、パッド5の各端の耳部5aをディスク径方向(車両上下方向)に挟み込むようにして弾性支持している。これにより、パッド5が車両上下方向に振動するのを防止している。略コの字状のサポートスプリング9のうち上端部9aはマウンティング3の突部3cに嵌合し、下端部9bは下方側の面がマウンティング3の溝部3aと当接しつつ、その反力によりU字状の端部9cがパッド5の各端の耳部5aを上方に弾性支持している。また、略コの字状のサポートスプリング9のうちディスク径方向の側面9dに、マウンティング側に突出する突部9eが形成されている。突部9eは、断面がくさび状に形成されている。なお、サポートスプリング9はステンレス鋼等の耐腐食性材料により形成されている。
マウティング3には、サポートスプリング9の突部9eの形状に対応するように溝部3bが形成され(図4)、突部9eと溝部3bが嵌合している。
サポートスプリング9の突部9eおよびマウンティング3の溝部3bがくさび状に形成され、相互に嵌合することにより、サポートスプリング9の側面9dがディスク周方向に弾性変形する(撓む)のが規制される。
具体的には、サポートスプリング9の突部9eの断面形状において、パッド側の辺長h1がマウンティング側の辺長h2より小さくなっている(図5(a))。また、マウンティング3の溝部3bの断面形状において、パッド側の辺長H1がマウンティング側の辺長H2より小さくなっている(図5(b))。また、h2>H1、h1≒H1およびh2≒H2の関係を満たすようにサポートスプリング9の突部9eおよびマウンティング3の溝部3bは形成されている。これにより、サポートスプリング9の突部9eがマウンティング3の溝部3bに嵌め込まれた後、サポートスプリング9がマウンティング3から抜けるのを防止でき、組み付け作業性の向上にも繋がる。
次に、本実施例に係るディスクブレーキ1の動作について説明する。
図2に示すように、一方の内側にピストン11を内蔵し、他方側に爪部を形成するキャリパ13がディスク7の外周を跨いで設けられている。さらに、ピストン11の端面にインナ側のパッド5が保持され、爪部の内側面にアウタ側のパッド5が保持され、インナ側及びアウタ側のパッド5がディスク7の摺動面に押圧されることにより、ディスク7の回転は制動される。キャリパ13に内蔵されたピストン11は、キャリパ13に形成されたシリンダ15内にディスク7の軸方向にスライド自在に収容されている。車両のブレーキが掛けられると、キャリパ13のシリンダ15内に油圧が加わる。シリンダ15内に油圧が加わると、ピストン11はディスク側に移動し、インナ側のパッド5をマウンティング3の凹状の摺動部3aに沿って移動させ、ディスク7のインナ側の摺動面に押圧する。さらに、インナ側のパッド5がディスク7の方向に押圧されると、その反力でキャリパ13はディスク7の反対方向にスライドする。キャリパ13の爪部の内側面に設けられたアウタ側のパッド5がマウンティング3の凹状の摺動部3aに沿って移動し、ディスク7のアウタ側の摺動面に押圧される。これにより、ディスク7の両側の摺動面は一対のパッド5により押圧され、ディスク7の摺動面とパッド5との間の摩擦力により、ディスク7の回転は制動される。
次にサポートスプリング9の作用について説明する。
まず、サポートスプリング9の下端部9cには下方にパッド5の重力F1が作用する。サポートスプリング9の下端部9cに下方向の重力F1が作用すると、サポートスプリング9の角部9fを支点として、サポートスプリング9の側面9dにP方向の曲げモーメントが発生する(図3)。このとき、従来のサポートスプリングの形状の場合、サポートスプリングの側面はパッド5側に反るように変形しパッド5の耳部5aとマウンティングの摺動部との間にディスク周方向に僅かな隙間が生じる。一方、本実施例のように、サポートスプリング9の突部9eおよびマウンティング3の溝部3bがくさび状に形成され、相互に嵌合している。これより、サポートスプリング9の側面9dがディスク周方向に弾性変形するのが規制される。
さらに、サポートスプリング9の下端部9cに下方向の重力F1が作用すると、その力はサポートスプリング9の角部9fを支点として、サポートスプリング9の側面9dに対して上方の力として作用する。この上方の力は、くさび状に形成されたサポートスプリング9の突部9eの上側の側面の傾斜により、サポートスプリング9の側面9dがマウンティング3の溝部3bに密着するような力に変換される。これにより、サポートスプリング9の側面9dがディスク周方向に弾性変形するのがより確実に規制される。
以上により、パッド5の耳部5aとマウンティング3の摺動部3aとの間にディスク周方向の隙間が生じるのを防止して、パッド5をディスク7に安定的に接触させることができる。したがって、パッドはディスクに平行な状態で接触して均一な面圧分布となり、スティックスリップの発生が大幅に低減され、ブレーキの鳴きを防止できる。さらに、パッド5とディスク7との間の片当たりを防止できることから、ディスク7の偏磨耗を防止できる。すなわち、ディスクブレーキの信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記一実施例において、サポートスプリング9の突部9eは両端がくさび状に形成されているが、一端、特に上方側のみがくさび状に形成されていてもよいし(図6(a))、両端が丸く形成されていてもよい(図6(b))。すなわち、サポートスプリング9の突部9eおよびマウンティング3の溝部3aの形状は、サポートスプリング9の側面9dがディスク周方向に弾性変形するのを規制するような形状であれば、いずれの形状でもよい。
本発明は、車両用のディスクブレーキに利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
本発明の一実施例に係るディスクブレーキを示す図である。 図1に示すディスクブレーキを直線A−A′で切断した際の断面図である。 図1に示すディスクブレーキのX部分の部分拡大図である。 マウンティングに形成された摺動部および溝部の斜視図である。 (a)サポートスプリングの断面図である。(b)マウンティングの摺動部の断面図である。 本発明の一実施例に係るサポートスプリングの変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 ディスクブレーキ
3 マウティング
3a 摺動部
3b 溝部
3c 突部
5 パッド
5a 耳部
7 ディスク
9 サポートスプリング
9a 上端部
9b 下端部
9c 端部
9d 側面
9e 突部
9f 角部
11 ピストン
13 キャリパ
15 シリンダ

Claims (3)

  1. 車体側に固設されるマウンティングと、
    両端が前記マウンティングに摺動可能に支持され、車輪と共に回転するディスクを挟圧する一対のパッドと、
    前記パッドの各端と前記マウンティングの摺動部との間に介装されると共に、断面が略コの字状の弾性部材により形成され、前記パッドの各端をディスク径方向に挟み込むようにして前記パッドを弾性支持するサポートスプリングと、を備え、
    前記略コの字状の前記サポートスプリングにおける前記ディスク径方向の側面に前記マウンティング側に突出する突部が形成され、該突部が嵌合する溝部が前記マウンティングの前記摺動部に形成されたディスクブレーキであって、
    前記突部および前記溝部の形状は、前記ディスク径方向の側面がディスク周方向に弾性変形するのを規制するように形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 請求項1記載のディスクブレーキであって、
    前記突部および前記溝部の断面形状において、パッド側の一方の辺長が対向するマウティング側の他方の辺長より小さいことを特徴とするディスクブレーキ。
  3. 請求項1又は2記載のディスクブレーキであって、
    前記突部および前記溝部の断面形状は、くさび状に形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106949176A (zh) * 2017-02-06 2017-07-14 浙江诸暨万宝机械有限公司 一种低拖滞的电子卡钳结构

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