JP2006101875A5 - - Google Patents

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JP2006101875A5
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すなわち本発明は、以下のとおりである。
(1)L−グルタミン酸生産能を有するコリネ型細菌であって、生育が非改変株または野生株と同等以上であり、かつ染色体上のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE1oサブ
ユニットをコードするodhA遺伝子のコード領域内、または発現制御領域内に変異が導入されたことにより、菌体内α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性が、非改変株または野生株の菌体内α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性の二分の一以下に低下したこと
を特徴とするコリネ型細菌。
(2)前記odhA遺伝子が以下の(A)〜(D)のいずれかに記載のタンパク質をコードする遺伝子である、(1)のコリネ型細菌:
(A)配列番号10に示すアミノ酸配列を有するタンパク質、
(B)配列番号10に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入、または付加されたアミノ酸配列を有し、かつα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE1oサブユニット活性を示すタンパク質。
(C)配列番号10に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1257のアミノ酸配列を有するタンパク質、
(D)配列番号10に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1257のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入、または付加されたアミノ酸配列を有し、かつα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE1oサブユニット活性を示すタンパク
質。
(3)前記数個が2〜20個である、(2)のコリネ型細菌。
(4)前記odhA遺伝子が以下の(a)〜(d)のいずれかに記載の遺伝子である、(1)のコリネ型細菌:
(a)配列番号9に示す塩基配列の塩基番号443〜4213の塩基配列を有する遺伝子

(b)配列番号9に示す塩基配列の塩基番号443〜4213の塩基配列を有するポリヌクレオチド又は同塩基配列から調製され得るプローブとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE1oサブユニット活性を示す
タンパク質をコードする遺伝子。
(c)配列番号9に示す塩基配列の塩基番号551〜4213の塩基配列を有する遺伝子、
(d)配列番号9に示す塩基配列の塩基番号551〜4213の塩基配列を有するポリヌクレオチド又は同塩基配列から調製され得るプローブとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE1oサブユニット活性を示す
タンパク質をコードする遺伝子。
(5)前記変異が前記odhA遺伝子のチアミンピロリン酸結合部位をコードする領域に導入されたことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(6)前記変異が、配列番号9に記載の塩基配列において、2534-2548番目の領域に導入
されたことを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(7)前記変異が、配列番号10に記載のアミノ酸配列において、698−702番目のアミノ酸残基のうちいずれか1以上のアミノ酸残基を欠失させる変異である、(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(8)前記変異が配列番号10に記載のアミノ酸配列において、698番目のLys残基、699
番目のLeu残基、700番目のArg残基, 702のTyr残基から選択される残基を他のアミノ酸に
置換する変異である、(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(9)前記変異が、配列番号9に記載の塩基配列において、1094−1114番目の領域に導入されたことを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(10)前記変異が、配列番号10に記載のアミノ酸配列において、218〜224番目のアミノ酸残基のうちの1または2以上のアミノ酸残基を欠失させる変異である、(1)〜(4)のいずれかのコリネ型細菌。
(11)(1)〜(10)のいずれかのコリネ型細菌を培地で培養して、L−グルタミン酸を該培地中又は菌体内に生成蓄積させ、該培地又は菌体からL−グルタミン酸を回収することを特徴とするL−グルタミン酸の製造法。
(12)下記(e)〜(f)のいずれかに記載の遺伝子である、変異型α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ遺伝子:
(e)配列番号11、13、もしくは15の塩基番号443〜4213、または配列番号44、46、もしくは48の塩基番号443〜4210に示す塩基配列を有する遺伝子

(f)配列番号11、13、もしくは15の塩基番号443〜4213、または配列番号44、46、もしくは48の塩基番号443〜4210に示す塩基配列を有するポリヌクレオチド又は同塩基配列から調製され得るプローブとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE2o及びE3サブユニットタン
パク質と複合体を形成することにより、野生株または非改変株のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体の二分の一以下のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性を示すタンパク質をコードする遺伝子。
(g)配列番号11、13、もしくは15の塩基番号551〜4213、または配列番号44、46、もしくは48に示す塩基配列の塩基番号551〜4210の塩基配列を有する遺伝子、又は
(h)配列番号11、13、もしくは15の塩基番号551〜4213、または配列番号44、46、もしくは48に示す塩基配列の塩基番号551〜4210の塩基配列を有するポリヌクレオチド又は同塩基配列から調製され得るプローブとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE2o及びE3サブユ
ニットタンパク質と複合体を形成することにより、野生株または非改変株のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体の二分の一以下のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活
性を示すタンパク質をコードする遺伝子。
(13)下記(E)〜(H)のいずれかに記載のタンパク質である変異型α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ:
(E)配列番号12、14、16、45、47又は49に示すアミノ酸配列を有するタンパク質、
(F)配列番号12、14、16、45、47又は49に示すアミノ酸配列において、1または数個のアミノ酸が置換、欠失、または付加されたアミノ酸配列を有し、かつ、α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE2o及びE3サブユニットタンパク質と複合体を形成す
ることにより、野生株または非改変株のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体の二分の一以下のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性を示すタンパク質、
(G)配列番号12、45、47又は49に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1256のアミノ酸配列、配列番号14に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1255のアミノ酸配列、または配列番号16に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1254のアミノ酸配列を有するタンパク質、
(H)配列番号12、45、47又は49に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1256のアミノ酸配列、配列番号14に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1255のアミノ酸配列、または配列番号16に示すアミノ酸配列のアミノ酸番号37〜1254のアミノ酸配列において、1または数個のアミノ酸が置換、欠失、または付加されたアミノ酸配列を有し、かつ、α−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼのE2o及びE3サブユニットタ
ンパク質と複合体を形成することにより、野生株または非改変株のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体の二分の一以下のα−ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性を示すタンパク質。
(2)2-2型変異
この変異は、odhA遺伝子(配列番号9)の1094−1114番目の領域に導入されたものであり、好ましくは、配列番号10に記載のアミノ酸配列の218-224番目のアミノ酸残基
(Asp-Val-Ile-Asp-Gly-Lys-Pro)のうち1または2以上のアミノ酸残基を欠失させる変異及び/又は1または2以上のアミノ酸残基を置換する変異である。より好ましくは、odhA遺
伝子(配列番号9)の1094−1098番目のgacgtを欠失させ、かつ、1110−1111番のagをggccに置換する変異である。この変異を有するodhA遺伝子の塩基配列を配列番号11の塩基
番号443〜4213(または配列番号11の塩基番号551〜4213)に示す。該遺伝子にコードされる変異型odhAのアミノ酸配列を配列番号12(または配列番号12のアミノ酸番号37〜1256)に示す。
アミノ酸残基の欠失を伴う変異としては、配列番号10に記載のアミノ酸残基の218番目のAsp残基を欠失させる変異が好ましい。この変異を有するodhA遺伝子の塩基配列を配列番号11の塩基番号443〜4213(または配列番号11の塩基番号551〜4213)に示す。該遺伝子にコードされる変異型odhAのアミノ酸配列を配列番号12(または配列番号12のアミノ酸番号37〜1256)に示す。

Claims (1)

  1. 前記変異が、配列番号9に記載の塩基配列において、1094−1114番目の領域に導入されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコリネ型細菌。
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