JP2006087695A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回胴式遊技機のBBゲームに新たな遊技興趣を持たせる。
【解決手段】 本発明の回胴式遊技機は、S400にて、ミッションゲーム数を報知する。ミッションゲームとは、BB中に遊技者に課される別の遊技であり、ここでは「BBの一般遊技を所定の制限回数内に抑える」という遊技が課され、役物回数表示器23に例えば「15回以内にBBゲームを終らせよ」と表示される。S560では、ミッションゲームが遂行されたか否かを判定する。ミッションゲームが遂行された場合は(S530:NO)はS570に進み、特典付与フラグをセットし、BB終了後に更なる特典としてCTが遊技者に付与される。このようなBB遊技処理によれば、一般遊技を制限回数内にBBゲームを終了させれば、BBゲーム終了後にCTという特典が付与されるので、BBゲームに新たな遊技興趣を持たせることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、表示領域に表示される複数の図柄が特定の図柄配列で停止表示された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる回胴式遊技機に関する。
従来より、スロットマシンとも呼ばれる回胴式遊技機においては、表示領域に「7」等の特定の図柄が3個1列に並んだ状態で停止表示されると、ボーナス役の入賞が成立して特別遊技状態が発生する(いわゆるビッグボーナス(BBともいう)ゲームが開始される)ようにされている。
BBゲームは、複数回の一般遊技(BB一般遊技ともいう)と、この一般遊技においてリプレイ図柄(またはJACK図柄。以下、リプレイ図柄に代表させる)が3個1列に並んだ時に行われるレギュラーボーナス(RBともいう)ゲームとから構成される。このRBゲームは一般的にBBゲーム中、最大3回(または2回)行われ、RBゲームが最大数に達するとBBゲームが終了する。
RBゲーム中は、使用するメダル数が強制的に最小数(例えば1枚)となり、かつ、リプレイ図柄が3個1列に並ぶと最大数(例えば15枚)のメダルが払い出されるという特殊な内容となっている。RBゲーム中はリプレイ図柄が3個1列に並ぶ確率が90%程度まで上昇するため、遊技者は容易に大量のメダルを獲得できる。BBゲーム中にRBゲームが終了し、かつ、その回数が前記最大数に満たない場合は、再びBB一般遊技に戻る。
BB一般遊技においては、小役入賞(スイカ等の図柄が3個1列に並んだ状態等。所定枚数のメダルの払い出しのみがあり、BBゲームやRBゲームには移行しない)が通常よりも高い確率で発生するので、RBゲームに移行しなくても、遊技者は小役の入賞により次善の配当を得ることができる。
スロットマシンの中には、BBゲームの終了後に、BBゲームやRBゲームとは別の、遊技者にとって有利な特別遊技状態が一定の確率で発生するように構成された機種がある。この特定遊技状態として、CT(Challenge Time)と呼ばれるものがある(例えば、特許文献1を参照)。CTに移行するか否かは乱数に基づいてスロットマシンのCPUが決定する。CTにおいては、スロットマシンのCPUによる賞態様の抽選結果に関係なく、停止ボタンの操作のみに基づいてリール(回胴)を停止させることができるので、タイミング良く停止ボタンを押すことにより小役入賞を発生させることができるようにされている。このCTは、連続する複数回のゲームにおいて、所定の終了条件が成立するまで継続するようになっている。
特開平11−299964号公報
近年のスロットマシンは、特許文献1に記載のようなCTを搭載した機種のほかに、BBゲーム終了後にAT(Assist Time)特典を付与する機種や、BBゲームにおけるメダル獲得可能枚数を高く設定した機種等があるが、これらのスロットマシンは、射幸性が著しく高くなる傾向にある。
このため、最近では、射幸性が著しく高くなることを防止するために、様々な制限が課せられるようになってきている。例えばBBゲームやCTゲームにおいて獲得できるメダルの枚数に上限を設け、その上限を超える場合には、BBゲームやCTゲームを終了するといった制限である。
このような制限を加えることにより、射幸性が著しく高くなることを防止できるが、反面、BBゲームやCTゲーム等の特別遊技状態におけるゲーム性が低下して、スロットマシンに対する遊技者の興味が低下するという問題がある。
本発明は、係る課題に鑑みてなされたものであり、上記制限の下、特別遊技状態に新たな遊技興趣を持たせて、射幸性が著しく高くなることを防止しつつ、回胴式遊技機(スロットマシン)に対する遊技者の興趣の維持・向上を図ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、外周面に複数の図柄が形成された複数個の回胴を有し、複数の回胴の回転および停止により図柄の変動停止表示を可能とした可変表示手段と、複数の回胴の各々を停止させる停止操作手段と、乱数抽選によって賞態様を決定する賞態様決定手段と、賞態様決定手段で決定された賞態様および停止操作手段の操作に基づいて、回胴の停止位置を制御する停止制御手段と、可変表示装置に停止表示された図柄配列に基づいて、遊技者に賞遊技価値を付与する賞遊技価値付与手段と、可変表示手段に停止表示された図柄配列が予め定められた特定態様である場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を開始する特別遊技状態発生手段と、特別遊技状態中において、賞遊技価値付与手段により遊技者に付与される賞遊技価値量が予め定められた所定の上限を超えた場合に、特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、特別遊技状態開始手段が特別遊技状態を開始する場合に、特別遊技状態における遊技条件を決定する遊技条件決定手段と、特別遊技状態終了手段が特別遊技状態を終了する場合に、遊技条件が成立しているか否かを判定する遊技条件判定手段と、遊技条件判定手段により遊技条件が成立していると判定された場合に、特別遊技状態終了後に遊技者に特典を付与する特典付与手段とを備えることを特徴とする。
これにより、特別遊技を消化する間に遊技条件が成立すれば、特別遊技とは別途、特典が付与されので、上記制限の下、特別遊技状態に新たな遊技興趣を持たせて、射幸性が著しく高くなることを防止しつつ、回胴式遊技機に対する遊技者の興趣の維持・向上を図ることができる。
なお「特別遊技状態の終了後」とは特別遊技状態の終了直後でも良いし、所定時間経過した後や、数ゲーム消化した後でもよい。
請求項2に記載の発明では、特別遊技状態は、賞態様決定手段により決定される賞態様が、賞遊技価値の付与を伴う賞態様となる確率が高くなるビックボーナス遊技状態であることを特徴とする。
これにより、従来の回胴式遊技機にない新規なビックボーナスゲーム(以下、BBゲームともいう)を実現でき、BBゲームに対する遊技者の興趣の維持・向上を確実に図ることができる。
請求項3に記載の発明では、特別遊技状態は、複数の回胴のうち少なくとも1つ以上の回胴の停止制御を、停止操作手段の操作のみに基づいて行うチャレンジタイム遊技状態であることを特徴とする。
これにより、従来の回胴式遊技機にない新規なチャレンジタイム(以下、CTともいう)を実現でき、CTに対する遊技者の興趣の維持・向上を確実に図ることができる。
請求項4に記載の発明では、遊技条件は、特別遊技状態の開始から終了までの遊技回数であることを特徴とする。
これにより、遊技者は、所定の遊技回数の範囲内で特別遊技状態を終了させることができるか否かに重点を置いて遊技を行うこととなるので、特別遊技を1ゲーム消化する毎に遊技者の緊張感を高めることができ、特別遊技状態に対する遊技者の興趣の維持・向上を確実に図ることができる。
請求項5に記載の発明では、遊技条件は、特別遊技状態の開始から所定の遊技回数が経過するまでに、賞遊技価値付与手段によって遊技者に付与される賞遊技価値量であることを特徴とする。
これにより、遊技者は、特別遊技状態において所定の遊技回数が経過するまでに、所定の賞遊技価値量を獲得することができるか否かに重点を置いて遊技を行うので、当別遊技を1ゲーム消化する毎に遊技者の緊張感を高めることができ、特別遊技状態に対する興趣の維持・向上を確実に図ることができる。
請求項6に記載の発明では、遊技条件決定手段により決定された遊技条件を遊技者に報知する遊技条件報知手段を備えることを特徴とする。
これにより、遊技者は、特別遊技状態における遊技条件を確実に知ることができるので、特別遊技状態における遊技条件の存在を知ることなく遊技を進めることがなくなり、報知された遊技条件を達成できれば特別遊技状態終了後に特典が付与される可能性があるということを遊技者に示唆できる。したがって、特別遊技状態終了後に特典が付与されるにもかかわらず、その特典を受けることなく遊技者が遊技を終了してしまうことを防ぐことができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態は、回胴式遊技機の一具体例であるスロットマシン1を例示している。
まず、スロットマシン1の構造について図1〜図3を参照して説明する。図1はスロットマシン1の正面図である。図1に示すように、スロットマシン1の前面部は、メダルを投入する投入口3、投入されたメダルの内、1枚を使用する1枚BETボタン5、投入されたメダルの内、3枚を使用する3枚BETボタン7、3体のリール(回胴)を回転始動させるスタートレバー9、スロットマシン1の内部に格納された3個のリールが外部より視認可能なリール表示部11、回転しているリールを停止させる停止ボタン13L、13C、13Rを主要部として構成している。
なお、3体のリール75L〜75R(図2参照)とリール表示部11が本発明の可変表示手段に相当し、停止ボタン13L〜13Rが本発明の停止操作手段に相当する。
停止ボタン13L、13C、13Rはそれぞれリール表示部11内の左リール、中リール、右リールを停止するのに用いる。停止の結果、入賞するとメダル払出口15から入賞結果に応じた枚数のメダルが遊技者に付与される。なお、投入口3に投入されて未使用のメダルの枚数はクレジット数として遊技メダル貯留枚数表示器19に表示される。クレジット数は最大50枚までとなっており、50枚を超える分は受皿17に払い出される。
また、1枚BETボタン5を1回押すとメダル投入枚数表示ランプ21aが点灯して横中央の1ラインのみが有効であることを示し、更に1回押すとメダル投入枚数表示ランプ21b、21bも点灯して横の上中下3ラインが有効であることを示し、更に1回押すと、メダル投入枚数表示ランプ21c、21cも点灯して横の上中下3ラインに斜め2ラインを加えた計5ラインが有効であることを示す。
3枚BETボタン7を押すと、メダル投入枚数表示ランプ21a〜21cが全て点灯し、前記5ラインが有効であることを示す。役物回数表示器23には、後述するRBゲーム中の作動可能回数、後述するBBゲーム中の一般遊技作動可能回数、後述するBBゲーム中の役物の入賞可能回数等が表示される。また、遊技メダル払出枚数表示器(図示せず)には払い出されている遊技メダルの枚数が表示される。
再遊技ランプ(図示せず)は、リールが停止してリール表示部11にリプレイ図柄が揃う(再遊技役に入賞する)と点灯するもので、メダル投入ランプ29は、スロットマシン1が現在、メダルを投入可能な状態である場合に点灯するものである。返却ボタン31は投入された遊技メダルが詰まったときに使用するもので、精算ボタン33はクレジットとして貯留されているメダルを払い出すために使用するもので、ドアキー35は扉の鍵と、打ち止め状態を解除するために店員が操作するものである。
スロットマシン1は、プリペイドカードを用いてメダルを借りることが可能にされている。これにはまず、スロットマシン1の左方に設置された台間サンド41に差込口43にプリペイドカードを差し込む。すると、3枚BETボタン7の右方に設けられた残高表示装置45に差し込んだプリペイドカードの残高が表示される。
残高表示装置45は3桁の7セグメント表示装置となっており、例えばプリペイドカードに3000円分の代金が残っている場合は「030」と残高表示装置45に表示される。遊技者が、残高表示装置45の更に右方にある貸出ボタン47を1回押すと、500円分のメダルがメダル払出口15から払い出され、残高表示が5減る(前記例では「030」が「025」となる)。
なお、クレジット数が50に満たない場合は、貸出ボタン47を押すとクレジットが50に上昇し、50を超える分が受皿17に払い出されるように構成してもよい。遊技者が、貸出ボタン47の更に右方にあるカード返却ボタン49を押すと、プリペイドカードが差込口43から出てくる。因みに、プリペイドカードは、スロットマシン1が設置された店の内部に設置された自動販売機で購入する。
スロットマシン1を用いて遊技をすると、スピーカー51から様々な効果音が流れ、また天飾りランプ53をはじめとするスロットマシン1が備える様々なランプが点灯・点滅等を繰り返して遊技を盛り上げる演出が為される。
なお、図示はしないが、リール表示部11の上方に、ドットマトリックス表示装置や液晶表示装置等からなる演出表示部を設けることも可能であり、このような演出表示部を設けることにより、遊技の進行に伴う演出効果を更に高めることができる。
図2にスロットマシン1の制御系を示す。スロットマシン1の制御系は、様々なコンピュータプログラムを実行するCPU63と、ワークメモリ等として機能するRAM65と、制御プログラムおよび比較判定用のデータを格納したROM67と、CPU63の動作タイミングを規定する基準クロック信号を発生する動作クロック発生回路69と、遊技に関わる処理に用いられる乱数を発生させる乱数発生回路71を主要部として構成されている。
CPU63には更に、停止ボタン13L〜13R、スタートレバー9、1枚BETボタン5、3枚BETボタン7、返却ボタン31、カード返却ボタン49、貸出ボタン47が操作されたことを示す信号をCPU63に送信するスイッチ類インタフェース(図2ではスイッチI/Fと表記)、リール75L、75C、75Rを回転駆動する3体のモータMを制御するモーター駆動回路77、リール75L、75C、75Rの回転位置を検出する光学センサ79L、79C、79Rからの信号をCPU63に送信するリール位置検出回路81、スピーカー51から効果音を発生させるスピーカー駆動回路83、天飾りランプ53をはじめとするスロットマシン1が備える各種ランプを駆動するランプ駆動回路85、残高表示装置45に所定の数値を表示させる表示装置駆動回路87、およびメダル払出口15からメダルを払い出すホッパー89を適宜駆動して所定枚数のメダルを払い出すホッパー駆動回路91等が接続されている。
なお、貸出ボタン47とスイッチ類インタフェース73とは、リレー93を介して接続されており、このリレー93はリレー駆動回路95を通してCPU63から送られてくる信号によりON・OFFされるように構成されている。
図3に、リール75L〜75Rに描かれている図柄を示す。いずれのリール75L〜75Rにも、図3に示すような「レッドセブン」、「カザン」、「バー」、「スズ」、「プラム」、「リプレイ」、および「レッドチェリー」の7種類の図柄が外周面に描かれている。
そして、リール表示部11に「レッドセブン」または「カザン」が夫々3個1列に並んだ状態で停止表示されると、特別ボーナス役(以下BB役ともいう)の入賞が成立して15枚のメダルが払い出されるとともに、更に特別遊技状態が発生する(いわゆるビッグボーナス(BBともいう)ゲームが開始される)ようにされている。
また、リール表示部11に「バー」が3個1列に並んだ状態で停止表示されると、通常ボーナス役(以下RB役ともいう)の入賞が成立して15枚のメダルが払い出されるとともに、更にBBゲームよりは遊技者に与える利益が小さい特別遊技状態が発生する(いわゆるレギュラーボーナスゲームが開始される)ようにされている。
また、リール表示部11に「スズ」が3個1列に並んだ状態で停止表示されると、小役の入賞が成立して15枚のメダルが払い出され、「プラム」が3個1列に並んだ状態で停止表示されると、小役の入賞が成立して10枚のメダルが払い出され、「レッドチェリー」が左のリール75Lに停止表示されると小役の入賞が成立して、2枚のメダルが払い出されるようにされている。なお、以下「スズ」が3個1列に並んだ状態、「プラム」が3個1列に並んだ状態、および「レッドチェリー」が左のリール75Lに停止表示された状態を小役入賞と呼ぶことにする。
また、リール表示部11に「リプレイ」が3個1列に並んだ状態で停止表示されると再遊技役の入賞が成立して、BETボタン5,7を操作することなく次のゲームを行えるようにされている。
BBゲームは、BB一般遊技と、この一般遊技において「リプレイ」が3個1列に並んだ時に行われるRBゲーム(高配当遊技)とから構成される。RBゲーム中は、使用するメダル数が強制的に1枚となり、かつ、「リプレイ」が3個1列に並ぶと15枚のメダルが払い出されるという特殊な内容となっている。
そして、BBゲームやRBゲームが発生していない通常遊技状態、および後述するCT遊技状態が発生している状態において、「リプレイ」が3個1列に並ぶと、再遊技役の入賞となる。また、BB一般遊技中において、「リプレイ」が3個1列に並ぶと、RBゲームを開始する賞(通常ボーナス役と同等の役入賞)の入賞が成立(ジャックイン入賞)したこととなる。更に、RBゲーム中において、「リプレイ」が3個1列に並ぶと、15枚のメダルを払い出す賞(特別役)の入賞が成立したこととなる。
なお、RBゲーム中に8回の特別役の入賞が成立した時点、もしくはRBゲームの開始後12ゲームが終了した時点の何れかで、RBゲームが終了する。
また、RBゲーム中は「リプレイ」が3個1列に並ぶ確率が90%程度まで上昇し、遊技者は容易に大量のメダルを獲得できる。そして、BBゲーム中に1回目のRBゲームが終了すると、再びBB一般遊技に戻り、BB一般遊技においては、小役入賞が通常よりも高い確率で発生し、たとえ「リプレイ」が3個1列に並ばなくても、遊技者は小役入賞により次善の配当を得ることができる。
なお、BBゲーム中のメダル獲得枚数が規定の上限(例えば、360枚)に達すると、BB一般遊技の回数やBBゲーム中のRBゲームの回数に関係なく、その時点でBBゲームは終了する。
また、本実施形態に係るスロットマシン1では、BBゲームの終了後に、一定の条件でCTに移行するように構成されている。そして、このCTにおいては、リール75L〜75Rの引き込み(後述)の量が厳しく制限され、後述の抽選処理の結果に関係なく、遊技者がタイミング良く停止ボタン13L〜13Rを押すこと(いわゆる目押し)により小当たりを発生させることができるようにされている。つまり、CT中は遊技者の技量に応じてメダル獲得枚数を増やすことができる。なお、本実施形態におけるCTは、メダル獲得枚数が規定の上限(例えば253枚)に達するか、もしくは後述する抽選処理においてRBゲームに当選するまで続くようにされている。
次に、CPU63が遊技中に実行するメイン処理の概要について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
本処理はクレジットがある状態において繰り返し実行される。本処理が起動されると、まず規定数のメダルが投入されたか否か、つまりBETボタン5、7の何れかが押されたかを判定する。メダルが投入されていない場合(S100:NO)にはS100に戻り、メダルが投入されるのを待つ。メダルが投入された場合(S100:YES)にはS110に進み、スタートレバー9が操作されたか否かを判定する。
スタートレバー9が操作されていない場合(S110:NO)にはS110に戻り、スタートレバー9が操作されるのを待つ。スタートレバー9が操作された場合(S110:YES)にはS110に進み、リール回転処理を行う。なお、リール回転処理の概要は、モーター駆動回路77に対して指令を発し、モータMを駆動してリール75L〜75Rを回転させるものであり、この詳細については省略する。
そして、リール回転処理が終了すると、S130の抽選処理を行う。この抽選処理は本発明の賞態様決定手段に相当するものであり、図5に抽選処理の概要を示す。本処理が起動されると、先ずS200にて抽選乱数を乱数発生回路71から取得し、この取得した乱数に基づいて、続くS210にて特別ボーナス役入賞、通常ボーナス役入賞、小役等の入賞に係る賞態様に当選したか否かを判定する。なお、当選の場合(S210:YES)はS220に進んで当選フラグをセットして本処理を終了し、当選ではない場合(S210:NO)は何もせずに本処理を終了する。
そして、抽選処理が終了すると、図4に示すように、S140に進んでリール停止処理を行う。このリール停止処理は本発明の停止制御手段に相当するものであり、図6にリール停止処理の概要を示す。本処理が起動されると、先ずS300にてリール75L〜75Rの回転速度が一定か否かを判定する。リール75L〜75Rの回転速度が一定ではない場合(S300:NO)はS300に戻って回転速度が一定になるのを待つ。一方、回転速度が一定の場合(S300:YES)はS310に進んで停止ボタン13L〜13Rの何れかが押されたか否かを判定し、停止ボタン13L〜13Rの何れかが押されていない場合(S310:NO)はS320に進み、自動停止時間が経過したか否かを判定する。なお、自動停止時間が経過していない場合(S320:NO)はS310に戻って停止ボタン13L〜13Rの何れかが押されるのを待つ。
停止ボタン13L〜13Rの何れかが押されたか(S310:YES)、または自動停止時間が経過した場合(S320:YES)はS330に進み、停止位置決定処理を行う。この処理の概要は、停止ボタン13L〜13Rの操作と、抽選処理でセットされた(もしくはされなかった)当選フラグに基づき、リール75L〜75Rを、特別ボーナス役や通常ボーナス役や小役等の入賞が成立する態様、あるいは、単なる外れの態様で停止させるための、リール75L〜75Rの停止位置を決定するものとなっている。
なお、当選していないにも拘わらず入賞が成立する態様で停止するタイミングで停止ボタン13L〜13Rが操作された場合や、逆に、当選しているにも拘わらず入賞が成立しない態様で停止するタイミングで停止ボタン13L〜13Rが操作された場合には、許された範囲内(例えば、リールに描かれた図柄4個(以下4コマともいう。)分。190ms以内。)でリール75L〜75Rの引き込み制御または蹴飛ばし制御を行い、光学センサ79L〜79Rの検出結果に基づいてリール75L〜75Rの回転位置を検出しつつ、対応する態様(図柄配列)でリール75L〜75Rが停止するように制御する。
ここで、引き込み制御とは、賞態様に対応する図柄をリール表示部11に停止表示させようにリール75L〜75Rの回転を制御することを言い、蹴飛ばし制御とは、賞態様に対応する図柄をリール表示部11に停止表示させないようにリール75L〜75Rの回転を制御することを言う。
なお、抽選処理において特別ボーナス役(BBゲーム)、通常ボーナス役(RBゲーム)の何れかに当選している(当選フラグがセットされている)状態であって、かつ、前記引き込み制御を行ったにもかかわらず、その当選フラグに対応する図柄配列がリール表示部11に停止表示されなかった場合には、次回のゲーム以降、その当選フラグに対応する入賞が成立するまで引き込み制御が行われる。
また、小役もしくは再遊技役に当選している状態で前記引き込み制御を行ったにもかかわらず、その当選フラグに対応する図柄配列がリール表示部11に停止表示されなかった場合には、次回のゲームでは引き込み制御が行われず、セットされた小役もしくは再遊技役に対応する当選フラグは消去される。
ところで、上記した停止位置決定処理では、遊技者による停止ボタン13L〜13Rの操作と、抽選処理の結果に基づいて行うものとなっているが、CT中(特定遊技状態中)においては、上記した処理と異なる停止位置決定処理を行う。そこで、以下にその概要を説明する。
CT中の停止位置決定処理は、抽選処理の結果に関係なく、遊技者による停止ボタン13L〜13Rの操作のみに基づいて、リール75L〜75Rの停止位置を決定する。そして、CT中は、少なくとも1個以上のリールは図柄1個(以下、1コマともいう。)分だけの引き込み制御(以下、1コマ引き込み制御ともいう。)が行われる。
具体的には、例えば、リール75Lの図柄のうち「スズ」をリール表示部11に停止表示させるように、遊技者が「スズ」の図柄を狙ってタイミングよく停止ボタン13Lを押すと、その停止ボタン13Lの操作に基づいて、リールに描かれた図柄1個分の範囲内でリール75Lを引き込み制御して、リール75Lを停止させる。
つまり、CT中は、少なくとも1個以上のリールは、図柄1個分の引き込み制御となるため、遊技者が停止ボタンを押したタイミングとほぼ同時にリールが停止するようになる。このため、遊技者の技量に応じてリールが所望の位置に停止するかしないかが決定されることとなる。
そして、残り2個のリール75C、75Rについても、「スズ」の図柄を狙って停止ボタン13C、13Rを押して、リール75C、75Rを夫々停止し、リール表示部11に「スズ」が3個1列に並んで停止表示されると、小役入賞が成立する。なお、残り2個のリール75C、75Rについての引き込み制御は、後述するリール数決定処理により図柄1コマ分、図柄4コマ分の何れかとなる。
そして、停止位置決定処理が終了すると、S340に進み、押された停止ボタン13L〜13Rに対応するリール75L〜75R、つまり停止ボタン13Lならリール75L、停止ボタン13Cならリール75C、停止ボタン13Rならリール75Rを停止させ、S350で全リール75L〜75Rが停止したか否かを判定する。
このとき、未だ回転しているリールがある場合(S350:NO)、すなわち押されていない停止ボタン13L〜13Rがある場合にはS310に戻り、全リール75L〜75Rが停止した場合(S350:YES)は本処理を終了する。
リール停止処理が終了すると、図4に示すように、S150に進んで入賞判定処理を行う。具体的には、リール75L〜75Rが停止して表示された図柄がBBゲームに移行する特別ボーナス役入賞の配列、RBゲームに移行する通常ボーナス役入賞の配列、小役入賞の配列、リプレイ役(再遊技役)入賞の配列、および単なる外れかのいずれかを判定する。
そして、その判定結果に応じ、入賞が発生している場合には、S160にて対応する枚数(外れの場合は0枚)のメダルを払い出すよう、ホッパー駆動回路91に対してホッパーを駆動する指令を送信してし、本処理を終了する。
また、S150の入賞判定処理の結果、BBゲームに移行する態様でリール75L〜75Rが停止していた場合には、次ゲームからBBゲームに移行する。これが本発明の特別遊技状態発生手段に相当し、以下、そのBBゲームを行なうBB遊技処理を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
本処理が起動すると、先ずS400にて、ミッションゲーム数を報知する。ここで、ミッションゲームとは、BB中に遊技者に課される別の遊技であり、具体的には、「BBゲーム中において、所定の制限回数以内にBBゲームの終了条件である360枚のメダルを獲得する」といった遊技である。
そして、ミッションゲーム数とは、この制限回数を意味し、S400ではこの制限回数(ミッションゲーム数)が、役物回数表示器23や図示しない演出表示部に表示されることにより、遊技者に対して報知され、本発明の遊技条件報知手段が構成される。
また、ミッションゲーム数は本発明の遊技条件に相当し、スタータレバー9が操作された時(BB内部当選時)またはBBゲームに移行する態様でリール75L〜75Rが停止した時(BB入賞成立時)に抽選により決定され、本発明の遊技条件決定手段が構成される。
また、遊技者に対するミッションゲーム数の報知としては、例えば「15回以内にBBゲームを終らせよ」といったものであり、通常、ミッションゲーム数が小さいときほど、ミッション達成率、つまり所定の制限回数以内の一般遊技中に所定枚数のメダルを獲得することが難しくなり、逆に、ミッションゲーム数が大きいほど、ミッション達成率が容易になる。
このとき、本実施形態に係るスロットマシン1では、ミッションゲーム数の種類としては、例えば10回、15回および20回の3種類があり、「プラム」、「スズ」、「レッドチェリー」および「リプレイ」が3個1列に並ぶ確率テーブルは、Aテーブル、BテーブルおよびCテーブルの3種類あるので、ミッションゲームにおけるミッション達成確率は、概ね約9種類である。
具体的には、ミッションゲーム数10回が抽選される確率は約40%であり、ミッションゲーム数15回が抽選される確率は約55%であり、ミッションゲーム数20回が抽選される確率は約5%である。また、例えば「プラム」が3個1列に並ぶ確率は、Aテーブル、Bテーブル、Cテーブルの順に大きく、かつ、Aテーブルが抽選される確率は約1%であり、Bテーブルが抽選される確率は、約9%であり、Cテーブルが抽選される確率は約90%である。
したがって、例えばミッションゲーム数が10回であるときにAテーブルが抽選される確率は約0.4%(=0.4×0.01)であり、ミッションゲーム数が15回であるときにAテーブルが抽選される確率は、約0.55%(=0.5×0.01)であり、ミッションゲーム数が20回であるときにAテーブルが抽選される確率は約0.05%(=0.05×0.01)となる。
そして、続くS410では1〜3枚の遊技メダルが投入されるのを待ち、S420でスタートレバー9が操作(図7では「レバー操作」と記載)されたか否かを判定する。
スタートレバー9が操作された場合(S420:YES)はS430に進み、ミッションゲーム数を1減算し、S440に進み、一方、スタートレバー9が操作されていない場合(S420:NO)はS420に戻り、スタートレバー9が操作されるまで待つ。
S440では回胴回転始動装置を作動させ、続くS450で抽選処理を行なう。そしてS460にて全ての回胴の回転を開始し、S470にて停止ボタン13L〜13Rの操作に応じて回胴を順次停止させる。S480にて入賞したか否かを判定する。入賞したと判定された場合(S480:YES)はS490に進み、入賞枚数を払い出した後、S500に移行する。入賞していないと判定された場合(S480:NO)は直接S500に進む。
そして、S500ではRBゲーム中であるか否かを判定し、RBゲーム中でないと判定された場合(S500:NO)にはS510に進み、RB役に入賞(レギュラーボーナスに移行する役(ここではリプレイ役)に入賞)したか否かを判定する。
このとき、RB役に入賞したと判定された場合(S510:YES)はS520に進み、RBゲームを行ない、S530に移行する。RB役に入賞しなかったと判定された場合(S510:NO)は直接S530に進む。
また、S500にてRBゲーム中でないと判定された場合(S500:YES)にはS540に進み、RBゲームの終了条件が成立したか否か、つまりRBゲーム中における特別役(リプレイ役)の入賞回数が所定回数もしくはRBゲーム中のゲーム数が所定回数(本実施形態では、特別役の入賞回数が8回もしくはRBゲーム中のゲーム数が12ゲーム)に到達したか否かを判定し、RBゲームの終了条件が成立している場合(S540:YES)にはS550に進み、実際にRBゲームを終了させた後、S530に進む。一方、RBゲームが終了していない場合(S540:NO)には、直接S530に進む。
また、S530ではBBゲームの終了条件が成立したか否かを判定する。なお、本実施形態に係るスロットマシン1においては、そのBBゲームで遊技者が獲得したメダル枚数が360枚を超えたときにはBBゲームの終了条件が成立したものとし、逆に、獲得メダル枚数が360枚未満であるときは、BBゲームの終了条件が成立していないものとする。
そして、終了条件が成立していなければ(S530:NO)、S410に戻る。終了条件が成立している場合(S530:YES)は、S560に進み、ミッションゲーム数が0より大か否かを判定する。ミッションゲーム数が0以下、すなわちS400で報知された回数以内でBBゲームが終了した場合(S560:NO)はS570に進み、特典付与フラグをセットする。なお、S560の処理が本発明の遊技条件判定手段に相当する。
特典付与フラグがセットされると、BB終了後に更なる特典としてCTが遊技者に付与され、この処理が本発明の特典付与手段に相当する。こうして特典付与フラグがセットされるとS580に進み、BBゲームを終了し、BB遊技処理を終了する。
一方、ミッションゲーム数が0より大と判定された場合(S560:YES)、すなわちS400で報知された回数以内にBBゲームを終了させることができなかった場合は直接S580に進み、BBゲームを終了させる。
以上に説明したBB遊技処理によれば、一般遊技を制限回数、消化する間に遊技条件が成立すれば、BBゲーム終了後にCTという特典が付与されるので、BBゲームに新たな遊技興趣を持たせることができるとともに、BBゲームの都度、制限回数がS400の処理により変化する可能性があり、BBゲームにおける遊技興趣を更に高めることができる。
このとき、制限回数は役物回数表示器23や図示しない演出表示部に表示されるので、BBゲームに当選した遊技者が新たな遊技興趣を確実に得られる。
また、報知された制限回数内に遊技状態を成立させるように遊技者が努力したり祈ったりすることができるので、特別遊技状態において、目的意識を持った遊技ができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、ミッションゲーム数の報知ステップ(S400)にて報知された回数以内でBBゲームが終了した場合は、BBゲーム終了後に特典としてCTが遊技者に付与されたが、本実施形態に係るスロットマシン1は、所定のミッションゲーム数以内に所定枚数以上のメダルを獲得した場合に、BBゲーム終了後に特典としてCTが遊技者に付与されるものである。
なお、本実施形態は、BB遊技処理以外は、第1実施形態と同じであるので、第1実施形態との相違点であるBB遊技処理についてのみ説明する。
図8は、本実施形態に係るスロットマシン1におけるBB遊技処理を示すフローチャートであり、本処理が起動すると、先ずS600にて、ミッションゲーム数およびこの報知されたミッションゲーム数以内で獲得すべきメダル枚数(以下、ミッションメダル枚数ともいう)を報知する。
なお、ミッションゲーム数とは、(BB内部当選時)またはBBゲームに移行する態様でリール75L〜75Rが停止した時(BB入賞成立時)に抽選により決定される第1実施形態と同意義であり、ミッションメダル枚数とは、BBゲームの終了条件である360枚より低い枚数である。
そして、S610では1〜3枚の遊技メダルが投入されるのを待ち、S620でスタートレバー9が操作(図8では「レバー操作」と記載)されたか否かを判定し、スタートレバー9が操作された場合(S620:YES)はS630に進み、ミッションゲーム数を1減算し、S640に進み、一方、スタートレバー9が操作されていない場合(S620:NO)はS620に戻り、スタートレバー9が操作されるまで待つ。
S640では回胴回転始動装置を作動させ、続くS650で抽選処理を行なう。そしてS660にて全ての回胴の回転を開始し、S670にて停止ボタン13L〜13Rの操作に応じて回胴を順次停止させる。S680にて入賞したか否かを判定する。入賞したと判定された場合(S680:YES)はS690に進み、入賞枚数のメダルを払い出した後、S700に移行し、払い出しメダル枚を積算して合計払い出しメダル枚数をカウントし、S710に進む。なお、入賞していないと判定された場合(S680:NO)は直接S710に進む。
そして、S710ではRBゲーム中であるか否かを判定し、RBゲーム中でないと判定された場合(S710:NO)にはS720に進み、RB役に入賞に移行する役(ここでは、リプレイ役)に入賞)したか否かを判定する。
このとき、RB役に入賞したと判定された場合(S720:YES)はS730に進み、RBゲームを行ない、S740に移行する。RB役に入賞しなかったと判定された場合(S720:NO)は直接S740に進む。
また、S710にてRBゲーム中でないと判定された場合(S710:YES)にはS750に進み、RBゲームの終了条件が成立したか否かを判定し、RBゲームの終了条件が成立している場合(S750:YES)にはS760に進み、実際にRBゲームを終了させた後、S740に進む。一方、RBゲームが終了していない場合(S750:NO)には、直接S740に進む。
また、S740ではBBゲームの終了条件が成立したか否かを判定する。なお、第1実施形態と同様に、BBゲームで遊技者が獲得したメダル枚数が360枚を超えたときにはBBゲームの終了条件が成立したものとし、逆に、獲得メダル枚数が360枚未満であるときは、BBゲームの終了条件が成立していないものとする。
このとき、終了条件が成立していなければ(S740:NO)、S610に戻る。終了条件が成立している場合(S740:YES)は、S770に進み、ミッションゲーム数がS600にて報知した回数以下、つまりS630にて減じたミッションゲーム数が1以上であって、かつ、S700にて積算した合計払い出しメダル枚数がS600にて報知したミッションメダル枚数以上であるか否かを判定する。
そして、ミッションゲーム数がS600にて報知した回数以下であって、かつ、S700にて積算した合計払い出しメダル枚数がS600にて報知したミッションメダル枚数以上である場合(S770:YES)には、S780に進み、特典付与フラグをセットする。
特典付与フラグがセットされると、BB終了後に更なる特典としてCTが遊技者に付与された後、S790に進み、BBゲームを終了し、BB遊技処理を終了する。
一方、S700にて積算した合計払い出しメダル枚数がS600にて報知したミッションメダル枚数以上になる前にミッションゲーム数がS600にて報知した回数となった場合、つまりS700にて積算した合計払い出しメダル枚数がS600にて報知したミッションメダル枚数以上になる前にS630にて減じたミッションゲーム数が0となった場合(S770:NO)には、直接S790に進み、BBゲームを終了させる。
以上に説明したように、本実施形態においても、一般遊技を制限回数以内の一般遊技中に遊技条件が成立すれば、BBゲーム終了後にCTという特典が付与されるので、BBゲームに新たな遊技興趣を持たせることができるとともに、BBゲームの都度、ミッションゲーム数やミッションメダル数がS400の処理により変化する可能性があり、BBゲームにおける遊技興趣を更に高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、スロットマシン1では、ミッションゲームが「ミッションゲーム数内にBBゲームを終了させること」であったが、他のゲームにしてもよい。例えば、所定ゲーム数内に小役当りにすること、所定ゲーム数内にジャックインすること、RBを所定数内に終えること等が挙げられる。
また、上述の実施形態では、ミッション達成後に得られる特典をCTとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばミッション完了後に得られる特典をAT(Assist Time:小役に内部当選したことを遊技者に報知し、停止ボタン13L〜13Rの押し順等により小役を揃えることができる状態)やRT(Replay Time:賞態様として再遊技役が決定される確率が上昇された遊技状態)等にしてもよい。また、これらの中から付与される都度、抽選等により選んでもよい。
また、上述の実施形態では、ミッション達成の特典として遊技者に必ずCTを与えたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ミッション達成の特典として、例えばCTやAT等が付与され得る抽選の機会が付与されるようにしてもよい。なお、抽選によりCTが当選した場合には、所定のCT図柄が揃ってCT入賞成立に基づいてCTゲームが開始される。
また、スロットマシン1では、プリペイドカードを用いてメダルを借りることが可能となっていたが、プリペイドカードを使用しない公知のメダル貸出機によりメダルを借りて遊技を行うようにしてもよい。また、スロットマシン1では、メダルを使用して遊技を行うものとしていたが、パチンコ遊技機に使用する遊技球を使用して、遊技を行うようにしてもよい。
また、特典付与手段が与える特典を小役入賞以外のものにしても構わない。
本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンの制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスロットマシンのリ−ルに描かれている図柄を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、CPUにおいて実行されるメイン処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、CPUにおいて実行される抽選処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、CPUにおいて実行されるリール停止処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおいて、CPUにおいて実行されるBB遊技処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンにおいて、CPUにおいて実行されるBB遊技処理のフローチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン 63…CPU
9…スタートレバー 5…1枚BETボタン
7…3枚BETボタン 13L〜13R…停止ボタン
75L〜75R…リール

Claims (6)

  1. 外周面に複数の図柄が形成された複数個の回胴を有し、該複数の回胴の回転および停止により前記図柄の変動停止表示を可能とした可変表示手段と、
    前記複数の回胴の各々を停止させる停止操作手段と、
    乱数抽選によって賞態様を決定する賞態様決定手段と、
    前記賞態様決定手段で決定された賞態様と前記停止操作手段の操作とに基づいて、前記回胴の停止位置を制御する停止制御手段と、
    前記可変表示装置に停止表示された図柄配列に基づいて、遊技者に賞遊技価値を付与する賞遊技価値付与手段と、
    前記可変表示手段に停止表示された図柄配列が予め定められた特定態様である場合に、遊技者にとって有利な特別遊技状態を開始する特別遊技状態発生手段と、
    前記特別遊技状態中において、前記賞遊技価値付与手段により遊技者に付与される賞遊技価値量が予め定められた所定の上限を超えた場合に、前記特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、
    前記特別遊技状態開始手段が前記特別遊技状態を開始する場合に、前記特別遊技状態における遊技条件を決定する遊技条件決定手段と、
    前記特別遊技状態終了手段が前記特別遊技状態を終了する場合に、前記遊技条件が成立しているか否かを判定する遊技条件判定手段と、
    前記遊技条件判定手段により遊技条件が成立していると判定された場合に、前記特別遊技状態終了後に遊技者に特典を付与する特典付与手段とを備えることを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記特別遊技状態は、前記賞態様決定手段により決定される賞態様が、前記賞遊技価値の付与を伴う賞態様となる確率が高くなるビックボーナス遊技状態であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 前記特別遊技状態は、前記複数の回胴のうち少なくとも1つ以上の回胴の停止制御を、前記停止操作手段の操作のみに基づいて行うチャレンジタイム遊技状態であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記遊技条件は、前記特別遊技状態の開始から終了までの遊技回数であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の回胴式遊技機。
  5. 前記遊技条件は、前記特別遊技状態の開始から所定の遊技回数が経過するまでに、前記賞遊技価値付与手段によって遊技者に付与される賞遊技価値量であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の回胴式遊技機。
  6. 前記遊技条件決定手段により決定された前記遊技条件を遊技者に報知する遊技条件報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の回胴式遊技機。
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