JP2006081958A - 厨芥処理機 - Google Patents
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Abstract
【課題】厨芥処理部からの被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさないようにした厨芥処理機を提供することを目的とする。
【解決手段】脱臭ユニット2を、厨芥処理部1で生じた被処理空気を下方に導く円筒4と、螺旋状の触媒担持体5を有する触媒体6と、触媒体6を加熱する加熱手段7と、加熱手段7を覆った保護材8と、触媒体6を収容した筐体9とを有するものとし、脱臭ユニット2の円筒4により下方に導かれた被処理空気を、触媒体6を構成する螺旋状の触媒担持体5を通して上方より外部へ放出するようにした。これにより、厨芥処理部1からの被処理空気による加熱手段7の腐食問題は起こらないし、含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない。また、被処理空気が触媒担持体5を通過する時には、すでに加熱されているため、触媒担持体5の表面温度を下げることがなく、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さない。
【選択図】図1
【解決手段】脱臭ユニット2を、厨芥処理部1で生じた被処理空気を下方に導く円筒4と、螺旋状の触媒担持体5を有する触媒体6と、触媒体6を加熱する加熱手段7と、加熱手段7を覆った保護材8と、触媒体6を収容した筐体9とを有するものとし、脱臭ユニット2の円筒4により下方に導かれた被処理空気を、触媒体6を構成する螺旋状の触媒担持体5を通して上方より外部へ放出するようにした。これにより、厨芥処理部1からの被処理空気による加熱手段7の腐食問題は起こらないし、含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない。また、被処理空気が触媒担持体5を通過する時には、すでに加熱されているため、触媒担持体5の表面温度を下げることがなく、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さない。
【選択図】図1
Description
本発明は、脱臭手段を備えた厨芥処理機に関するものである。
従来、この種の厨芥処理機における脱臭手段としては、触媒層とその加熱手段とを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の厨芥処理機の脱臭手段を示すものである。図に示すように、脱臭ユニット34は、触媒層31とこの触媒層31の上流側で臭気ガスを蛇行させる空気経路32と、この空気経路32と触媒層31とを加熱する加熱手段33とから構成されている。
特開平8−39046号公報
しかしながら、前記従来の構成では、触媒層31と加熱される空気経路32が別々に構成されるため、触媒ユニットが大きくなり、また、触媒層がハニカム体であるため、対象となる厨芥処理部からの被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こし、被処理空気の流量が下がるため、十分な脱臭効果を発揮できていないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、厨芥処理部からの被処理空気が通過する部分は十分な空間が有り、被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさないようにした厨芥処理機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の厨芥処理機は、脱臭ユニットを、厨芥処理部で生じた被処理空気を下方に導く円筒と、この円筒の外部に配置した、螺旋状の触媒担持体を有する触媒体と、円筒の内部に配置して触媒体を加熱する加熱手段と、この加熱手段を覆った保護材と、触媒体を収容した筐体とを有するものとし、脱臭ユニットの円筒により下方に導いた被処理空気を、触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体を通して上方より外部へ放出するようにしたものである。
これにより、被処理空気は加熱手段を配置した円筒内部を通過するときに十分に加熱される。そのとき加熱手段が保護材によって保護されているため、被処理空気が腐食性のガスであっても加熱手段を腐食する問題は起こらない。その後、螺旋状の触媒担持体を通過するときに被処理空気に含まれる悪臭成分などは分解除去される。この場合、厨芥処理部からの被処理空気が通過する部分は十分な空間が有り、被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない。そして、被処理空気が触媒担持体を通過する時には、すでに被処理空気が加熱されているため、触媒担持体の表面温度を下げることがなく、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さない。
本発明の厨芥処理機は、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
第1の発明は、厨芥処理部と、これと連結した脱臭ユニットとを備え、前記脱臭ユニットは、厨芥処理部で生じた被処理空気を下方に導く円筒と、この円筒の外部に配置した、螺旋状の触媒担持体を有する触媒体と、円筒の内部に配置して触媒体を加熱する加熱手段と、この加熱手段を覆った保護材と、触媒体を収容した筐体とを有し、脱臭ユニットの円筒により下方に導いた被処理空気を、触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体を通して上方より外部へ放出するようにした厨芥処理機とすることにより、被処理空気は加熱手段を配置した円筒内部を通過するときに十分に加熱される。そのとき加熱手段が保護材によって保護されているため、被処理空気が腐食性のガスであっても加熱手段を腐食する問題は起こらない。その後、螺旋状の触媒担持体を通過するときに被処理空気に含まれる悪臭成分などは分解除去される。この場合、厨芥処理部からの被処理空気が通過する部分は十分な空間が有り、被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない。そして、被処理空気が触媒担持体を通過する時には、すでに被処理空気が加熱されているため、触媒担持体の表面温度を下げることがなく、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さない。
第2の発明は、特に、第1の発明において、加熱手段を覆った保護材は、二つの保護部材よりなり、一方の保護部材の先端が他方の保護部材の先端を包み込むように接合したことにより、保護部材は加熱されると膨張し、冷却されると収縮するが、二つの保護部材で構成しているため、膨張、収縮による歪みを抑えることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体は、表面に凹凸を施したことにより、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒担持体の表面積が大きく触媒担持量も増加することができるため、一層、悪臭成分の処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体は、その螺旋間隔を1mm以上100mm以下としたことにより、被処理空気が触媒表面を通過するときに、担持体の表面積が大きく触媒担持量も増加することができ、また、触媒体の螺旋の間隔は微粒子が通過できる間隔としているため、被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない脱臭ユニットとすることができる。このため、悪臭成分の処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、触媒担持体に担持された触媒は、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムのいずれか1種としたことにより、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒が貴金属であるため処理性能を大きくすることができ、一層、悪臭成分の処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、触媒担持体に担持された触媒は、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムの2種以上としたことにより、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒が貴金属であるため処理性能を大きくすることができ、より一層、悪臭成分の処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、触媒体を加熱する加熱手段は、シーズヒータとしたことにより、加熱手段を円筒内部に配置するときに、加工性が良く、効果的に被処理空気が円筒内部を通過するときに加熱することができるので、被処理空気は触媒体を通過する前に十分に加熱される。そのため、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒表面の温度が下がることなく悪臭成分を分解することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、触媒体を加熱する加熱手段は、セラミックヒータとしたことにより、円筒内部に配置された加熱手段に被処理空気が通過するときに、加熱手段が被処理空気に含まれる腐食性ガスによって腐食されることなく、被処理空気が円筒内部を通過するときに加熱することができるので、被処理空気は触媒体を通過する前に十分に加熱される。そのため、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒表面の温度が下がることなく悪臭成分を分解することができる。
第9の発明は、特に、第1〜第8のいずれか1つの発明において、触媒体の温度を200℃以上1000℃以下としたことにより、被処理空気が触媒表面を通過するときに、触媒温度が十分に上昇しているため、悪臭成分の処理能力を高くすることができる。また、触媒温度が過剰に上昇しないため、触媒の凝集が起こらず、一層、悪臭成分の処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における厨芥処理機を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態における厨芥処理機を示すものである。
図に示すように、本実施の形態における厨芥処理機11は、厨芥処理部1と、これと連結部3で連結した脱臭ユニット2とを備えている。
前記脱臭ユニット2は、厨芥処理部1で生じた被処理空気を下方に導く円筒4と、この円筒4の外部に外周を取り巻くように配置した、螺旋状の触媒担持体5を有する触媒体6と、円筒4の内部に配置して触媒体6を加熱する加熱手段7と、この加熱手段7を覆った保護材8と、触媒体6を収容した筐体9とを有し、脱臭ユニット2の円筒4により下方に導かれた被処理空気を、触媒体6を構成する螺旋状の触媒担持体5を通して上方の空気出口10より外部へ放出するようにしている。
そして、保護材8は、図2に示すように、二つの円筒状の保護部材8A、8Bからなり、接合部21で一方の先端が他方の先端を包み込むように接合している。なお、接合部21の構成は、図3に示すような構成としてもよい。いずれにしても、保護材8の膨張、収縮により歪みが出ないようにここで抑制するようにしている。
以上のように構成された厨芥処理機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、厨芥処理機11の厨芥処理部1から生ずる被処理空気は、図示していない通風手段により連結部3を通って、円筒4の内部を通過しその下方へ導かれる。その際、被処理空気は円筒4の内部に配置された加熱手段7によって加熱される。そのとき加熱手段7が保護材8によって保護されているため、被処理空気が腐食性のガスであっても加熱手段7を腐食する問題は起こらない。その後、被処理空気は螺旋状の触媒担持体5の表面を通過する。螺旋状の触媒担持体5は加熱手段7によってすでに加熱されているため、触媒体6の作用により被処理空気に含まれる悪臭成分などは分解除去される。処理された空気は螺旋状の触媒担持体5の表面を通過した後、上方の空気出口10から排出される。この場合、厨芥処理部1からの被処理空気が通過する部分は十分な空間が有り、被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こさない。そして、被処理空気が触媒担持体5を通過する時には、すでに被処理空気が加熱されているため、触媒担持体の表面温度を下げることがなく、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さない。なお、加熱手段7が加熱と冷却を繰り返すと、保護材8A、8Bも膨張、収縮するが、例えば、接合部21が一方の先端が他方の先端を包み込む構成とすることで、保護材の膨張、収縮による歪みは抑えることができる。
次に、本実施の形態における厨芥処理機の実験例について説明する。
(実験例1)
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機11Aは、触媒として白金、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸が無いステンレス、加熱手段7としてシーズヒータを用いた。また、厨芥処理機11Bは、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸を施したステンレスを用いて、それ以外は厨芥処理機11Aと同一とした。従来例として厨芥処理機11Cは、図1の厨芥処理機の脱臭ユニット2に、図5の従来構成の脱臭ユニットを用い、触媒として厨芥処理機11Aと同量の白金を担持したハニカム体、加熱手段7としては面状ヒータを用いた。
厨芥処理機11A、11B、11Cについて以下の手段を用いて評価を行った。厨芥処理機の脱臭ユニット2に、硫化メチル濃度が500ppmとなるように調整を行った被処理空気を、流量が10、13、16、20、25、30L/分となるように流し、加熱手段7はすべて220Wとなるように調整を行い、触媒温度が一定になった時の硫化メチルの除去率を測定した。結果を図4に示す。
図4から明らかなように、本実施の形態の厨芥処理機11A、11Bの方が、従来の厨芥処理機11Cよりも、流量が多いときでは硫化メチルの除去率が高いことがわかる。特に、厨芥処理機11Bの方が流量の多いときに硫化メチルの除去率が高いこともわかる。これにより、本実施の形態における厨芥処理機は、流量が多いときに従来例の厨芥処理機よりも性能が高く、より多くの硫化メチルを処理できることがわかる。
(実験例2)
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機11Dは、触媒として白金、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸を施したステンレス、加熱手段7としてシーズヒータを用いた。そして、螺旋状の触媒担持体5の螺旋間隔を1、5、10、20、50、100、200mmと変えて、以下の手段を用いて評価を行った。
厨芥処理機11Dに硫化メチル濃度が500ppmとなるように調整を行った被処理空気を、流量が20L/分となるように流し、加熱手段7はすべて220Wとなるように調整を行い、触媒温度が一定になった時の硫化メチルの除去率を測定した。結果を(表1)に示す。
(表1)から明らかなように、本実施の形態の厨芥処理機11Dを用いれば、触媒担持体5の螺旋間隔が狭いほど硫化メチルの除去率が高いことがわかる。また、螺旋間隔が1mm以下では被処理空気に含まれる微粒子などが目詰まりを起こすため適当ではない。これにより、本実施の形態の厨芥処理機11Dは、螺旋の間隔を1〜100mm、望ましくは1〜20mmとすることで、多くの硫化メチルを処理できることがわかる。
(実験例3)
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機11Eは、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸を施したステンレス、加熱手段7としてシーズヒータを用いた。
厨芥処理機11Eについて、触媒を白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、白金+パラジウム、白金+ロジウム、白金+ルテニウムと変えて、螺旋状の触媒担持体5の間隔を5mmとして、以下の手段を用いて評価を行った。
厨芥処理機11Eに硫化メチル濃度が500ppmとなるように調整を行った被処理空気を、流量が20L/分となるように流し、加熱手段7はすべて220Wとなるように調整を行い、触媒温度が一定になった時の硫化メチルの除去率を測定した。結果を(表2)に示す。
(表2)から明らかなように、本実施の形態の厨芥処理機11Eは、触媒として、貴金属を用いれば硫化メチルの除去率が高いことがわかる。特に、白金やパラジウムを用いたときにその活性は高く、硫化メチルの除去率が高い。これにより、本実施の形態の厨芥処理機11Eは、触媒として、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウムの貴金属、あるいはこれらの混合物を用いることで、多くの硫化メチルを処理できることがわかる。
(実験例4)
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機11Fは、触媒として白金、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸を施したステンレスを用いた。
厨芥処理機11Fについて、加熱手段7をシーズヒータ、セラミックヒータ、窒化珪素ヒータと変えて、螺旋状の触媒担持体5の間隔を5mmとして、以下の手段を用いて評価を行った。
厨芥処理機11Fに硫化メチル濃度が500ppmとなるように調整を行った被処理空気を、流量が20L/分となるように流し、加熱手段7はすべて220Wとなるように調整を行い、触媒温度が一定になった時の硫化メチルの除去率を測定した。結果を(表3)に示す。
(表3)から明らかなように、本実施の形態の厨芥処理機11Fは、加熱手段7としてシーズヒータ、セラミックヒータ、窒化珪素ヒータ用いることで、硫化メチルの除去率が高いことがわかる。特に、シーズヒータを用いたときにその活性は高く、硫化メチルの除去率が高い。また、セラミックヒータとすれば、加熱手段7に被処理空気が通過するときに、加熱手段7が被処理空気に含まれる腐食性ガスによって腐食されることがない。これにより、本実施の形態の厨芥処理機11Fは、加熱手段7として、シーズヒータ、セラミックヒータ、窒化珪素ヒータを用いることで、多くの硫化メチルを処理できることがわかる。
(実験例5)
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機としては、図1に示した構成のものを用いた。
厨芥処理機11Gは、触媒として白金、螺旋状の触媒担持体5として表面に凹凸を施したステンレス、加熱手段7としてシーズヒータを用いた。
厨芥処理機11Gについて、触媒体6の温度を150、200、400、600、800、1000℃と変えて、以下の手段を用いて評価を行った。
厨芥処理機11Gに硫化メチル濃度が500ppmとなるように調整を行った被処理空気を、流量が20L/分となるように流し、加熱手段7はすべて触媒体6の温度が前記温度となるように電力の調整を行い、触媒温度が一定になった時の硫化メチルの除去率を測定した。結果を(表4)に示す。
(表4)から明らかなように、本実施の形態の厨芥処理機11Gを用いれば、触媒体6の温度が高いほど硫化メチルの除去率が高いことがわかる。また、触媒体6の温度が1000℃以上では貴金属触媒が凝集を起こすため性能の面から適当ではない。これにより、本実施の形態の厨芥処理機11Gは、触媒体6の温度を200〜1000℃、望ましくは400〜800℃とすることで、多くの硫化メチルを処理できることがわかる。
以上のように、本発明にかかる厨芥処理機は、脱臭処理能力が高く臭気を外部に出さないものとすることができるので、厨芥処理部の方式に関係なく適用することができ、また大型のゴミ処理施設などの厨芥処理機にも適用できる。
1 厨芥処理部
2 脱臭ユニット
4 円筒
5 触媒担持体
6 触媒体
7 加熱手段
8 保護材
9 筐体
10 空気出口
11 厨芥処理機
2 脱臭ユニット
4 円筒
5 触媒担持体
6 触媒体
7 加熱手段
8 保護材
9 筐体
10 空気出口
11 厨芥処理機
Claims (9)
- 厨芥処理部と、これと連結した脱臭ユニットとを備え、前記脱臭ユニットは、厨芥処理部で生じた被処理空気を下方に導く円筒と、この円筒の外部に配置した、螺旋状の触媒担持体を有する触媒体と、円筒の内部に配置して触媒体を加熱する加熱手段と、この加熱手段を覆った保護材と、触媒体を収容した筐体とを有し、脱臭ユニットの円筒により下方に導いた被処理空気を、触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体を通して上方より外部へ放出するようにした厨芥処理機。
- 加熱手段を覆った保護材は、二つの保護部材よりなり、一方の保護部材の先端が他方の保護部材の先端を包み込むように接合した請求項1に記載の厨芥処理機。
- 触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体は、表面に凹凸を施した請求項1に記載の厨芥処理機。
- 触媒体を構成する螺旋状の触媒担持体は、その螺旋間隔を1mm以上100mm以下とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
- 触媒担持体に担持された触媒は、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムのいずれか1種とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
- 触媒担持体に担持された触媒は、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムの2種以上とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
- 触媒体を加熱する加熱手段は、シーズヒータとした請求項1〜6のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
- 触媒体を加熱する加熱手段は、セラミックヒータとした請求項1〜6のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
- 触媒体の温度を200℃以上1000℃以下とした請求項1〜8のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
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Cited By (1)
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WO2013069922A1 (ko) * | 2011-11-09 | 2013-05-16 | 엠에이티플러스 주식회사 | 무 화염 촉매 열 산화 소각장치 |
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2004
- 2004-09-14 JP JP2004266377A patent/JP2006081958A/ja active Pending
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