JP2006071261A - ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】氷片の放出口に摩耗粉などが混入し難い構造の扉開閉機構を備えるディスペンサを提供する。
【解決手段】ディスペンサの本体2の前面に配設された開閉扉機構7は、氷片を貯留する貯氷庫に画成された放出口を開閉するように枢支軸11回りに回動自在に枢支される開閉扉8と、開閉扉8を開閉駆動させるように開閉扉にリンク機構を介して連結する駆動手段である電磁ソレノイド14とを備えている。電磁ソレノイド14のプランジャ13と開閉扉8の扉ブラケット81とを連結するリンク機構の各構成要素、すなわち、ガイド穴17を備える支持側板16、連結軸19、作動板20、枢支ピン21、枢支軸11、扉支持側板18は、放出口5aとシュート10とで構成される氷片の氷放出路の上方に臨む位置から外れた位置に配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、氷片を放出するディスペンサに関し、特に、氷片を貯留する貯氷庫に画成された氷片の放出口を塞ぐ扉開閉機構に関する。
従来から喫茶店やレストランなどの飲食施設において、水やジュースなどの飲料水を提供する際には、コップに所要量の氷片を供給するアイスディスペンサが使用されている。このアイスディスペンサは、所定寸法の氷片を連続的に製造する製氷装置と、この製氷装置で製造された氷片を貯留する貯氷庫と、この貯氷庫の放出口を開閉する開閉扉を作動させる開閉装置などを基本的に備えており、使用者が所定の押しボタンスイッチあるいは放出レバーを押すと氷片が放出口から放出されるように構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
図7及び8を用いて、貯氷庫100の放出口101の開閉動作を説明する。貯氷庫100の前面に開設された放出口101には、枢支軸102に回動自在(矢印方向)に枢支された開閉扉103が配置されており、捻りばね104のばね力によって、常には放出口101を閉成する方向に付勢されている。開閉扉103を開閉作動させる開閉装置105は、貯氷庫100の外壁に取付けられており、開閉装置105を作動させると開閉扉103が放出口101を開放する方向に回動し、放出口101から氷片が放出されシュート106を介してコップなど(図示せず)に案内されるように構成されている。
開閉装置105は、プランジャ107を下方に指向させた電磁ソレノイド108を備えており、プランジャ107の下端には連結軸109を介して作動板110が回動自在に枢支されている。この作動板110の下端は、開閉扉103の枢支軸102による枢支位置から偏位した位置に、枢支ピン111を介して回動自在に枢支されている。このような構成の開閉装置105において、電磁ソレノイド108が励磁されていない時には、開閉扉103は捻りばね104のばね力により放出口101を閉成するように付勢されているが、使用者が上述した押しボタンスイッチを押すことによって電磁ソレノイド108が励磁されると、プランジャ107を上方に引き込むことにより作動板110を引き上げるので、捻りばね104の弾力に抗して開閉扉103が枢支軸102を中心として回動し、放出口101を開放する。また、この開閉扉103が開くと同時に、貯氷庫100の内部に配設された攪拌装置であるアジテータ120が回転し、貯氷室100内の氷片に回転力が与えられて、放出口101から氷片が放出される。その後、使用者が押しボタンスイッチを離すと、電磁ソレノイド108への通電が切られて消磁し、開閉扉103は捻りばね104のばね力により再び放出口101を閉成するように構成されている。
また、ディスペンサには、製氷装置による製氷運転中は、貯氷庫100内のアジテータ120も回転するように構成されているため、アジテータ120の先端付近に位置する氷片が開閉扉103側へ押し付けられて、開閉扉103を開けようとする力が働くことがあるため、開閉装置105には、必要時以外に開閉扉103が回動しないようにロックする開閉扉ロック機構116が設けられている。この開閉扉ロック機構116は、作動板110にロックアーム支持軸112を介して回動自在に且つ作動軸110と平行に設けられた金属製の開閉扉用ロックアーム113を備えており、このロックアーム113には、プランジャ107が連結されていると共に枢支軸102の外周面と係合する半円形状のフック部114が形成されている。また、開閉扉ロック機構116は、ロックアーム支持軸112の外周にロックアーム付勢ばね115を備えており、このロックアーム付勢ばね115のばね力でロックアーム113のフック部114を枢支軸102の外周面に押し付けて開閉扉103をロックするように構成されている。
特許第3190840号公報 特許第3307880号公報 特開2003−56959号公報
しかしながら、上述のように構成されたディスペンサの開閉装置105や開閉扉ロック機構116の構成要素、例えば、プランジャ107,作動板110、ロックアーム113、枢支軸102等は、総て氷片の放出口101やシュート106からなる氷放出路の上方に位置しているため、各構成要素間の摺動部からの摩耗粉や埃が氷放出路に落下あるいは堆積して、放出口101から放出される氷片に混入してしまうという問題があった。
また、開閉扉103の開閉装置105や開閉扉ロック機構116を限られた狭い場所で組み立てる必要があることから作業性が悪く、そのゆえ、メインテナンス時の部品の点検や、必要に応じた部品の交換がしづらく、さらには、摩耗粉や埃の放出口101への落下を防ぐためのカバーを取付けるスペースも存在しないことが知られていた。
従って、本発明は、上述した従来の技術の問題を解決するためになされたもので、氷片の放出口に摩耗粉などが混入し難い構造の扉開閉機構を備えるディスペンサを提供することを主な目的とするものである。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明によれば、ディスペンサは、氷片を貯留する貯氷庫に画成された放出口を開閉するように枢支軸回りに回動自在に枢支される開閉扉と、前記開閉扉を開閉駆動させるように該開閉扉にリンク機構を介して連結する駆動手段とを備えており、前記開閉扉と前記駆動手段とを連結する前記リンク機構を、前記放出口から放出される前記氷片の氷放出路の上方位置から外れた位置に配設したことを特徴としている。
前記リンク機構が、少なくとも、一対の支持側板と、該支持側板に各々に画成されたガイド穴と、一対の該ガイド穴を貫通して延在すると共に前記駆動手段に連結され前記ガイド穴に沿って往復動する連結軸と、一端が該連結軸に回動自在に接続されると共に他端が前記開閉扉に枢支ピンを介して回動自在に接続される左右一対の作動板と、を備えており、前記一対の作動板間に連結シャフトを設けることも好ましい。また、前記開閉扉に前記枢支ピンを軸支する軸受を配設し、該軸受の延長シャフト部の表面で、前記開閉扉が前記放出口を塞ぐ方向へ常時付勢する捻りばねをスライド可能に係止することもできる。
開閉扉と駆動するためのリンク機構を、放出口から放出される氷片の氷放出路の上方位置から外れた位置に配設するので、リンク機構の構成要素間の摺動部から摩耗粉が落下しても氷放出口に落ちないため、氷片に摩耗分が混入することがなくなる。
次に、本発明の好適な実施の形態を、添付図面を参照しながら説明するが、図中、同一符号は、同一又は対応部分を示すものとする。
以下では、本発明を、オーガ式製氷機を組み入れたアイスディスペンサに適用した例を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るアイスディスペンサ1の概略を示す一部破断して示す側面図である。アイスディスペンサ1は、筐状の本体2を備えており、この本体2の内部には、オーガスクリュー4を備えるオーガ式製氷機3が配設されると共に、このオーガ式製製氷機3の上部に、この製氷機で製造された氷片を貯留する貯氷庫5が配設されていて、冷却円筒内壁面に形成された層状の薄氷をオーガスクリュー4により削氷しつつ上方へ移動し、固定刃で圧縮してから所要形状に切断し、貯氷庫5に貯留されるようになっている。
貯氷庫5の内部には、複数の攪拌棒からなる攪拌装置6がオーガスクリュー4の上方に回転自在に配設されており、貯氷庫5の内部に堆積した氷片群を攪拌して相互に固結するのを防止すると共に、貯氷庫に開設された放出口5aからの氷片の円滑な放出を助けるべく機能する。また、この攪拌装置6は、使用者がアイスディスペンサ1の所定の押しボタンスイッチや放出レバー(図示せず)を押して氷片が要求された際には、単独で回転するが、オーガ式製氷機3による製氷運転中は、オーガスクリュー4と同期して回転するように構成されている。貯氷庫5の前面側には、貯氷庫5の放出口5aを開閉する開閉扉8を駆動するための扉開閉機構7が取付ブラケット9(図2参照)を介して配設されている。貯氷庫5の放出口5aの周囲には、前面に位置する開閉扉8の側方及び下方を囲むように、上側が開放されたシュート10が取付けられており、扉開閉機構7により開閉扉8が開いて放出口5aから氷片が放出されると、シュート10に案内されて開口部2aを介して外部に放出されるように構成されている。このように、氷片は、貯氷庫5の放出口5aからシュート10に案内されて放出されるので、放出口5aとシュート10とは、氷片の「氷放出路」を構成する。
次に、扉開閉機構7を、図2及図3を用いて詳述する。図2は開閉扉8が放出口5aを塞いだ状態を示す側面図で、図3はその斜視図である。開閉扉機構7は、枢支軸11回りに回動自在に枢支された開閉扉8と、開閉扉8を開閉駆動させる駆動手段である電磁ソレノイド14と、電磁ソレノイド14のプランジャ13及び開閉扉8間を連結するリンク機構とから構成されている。ここで、一構成要素であるリンク機構は、ガイド穴17を備える支持側板16と、連結軸19と、作動板20と、枢支ピン21と、枢支軸11と、扉支持側板18とから構成されている。以下に、これらの機構を詳述する。
アイスディスペンサ1の貯氷庫5の外壁の前側において、氷片の放出口5aの上方に臨む位置には、取付ブラケット9を介して横断面がコ字状の取付支持枠15が取付けられている。下方に位置する氷放出路に埃が落下しないようにするためには、取付支持枠15に上板を取付けておくのが好ましい。取付支持枠15の左右一対の支持側板16は、貯氷庫5に対して前方に且つ下方に位置するシュート10の一対の側板10aの外側の位置において平行に延出しており、支持側板16の下方には、各々鉛直方向に細長いガイド穴17が画成されている。取付支持枠15の内部には、駆動手段である電磁ソレノイド14がプランジャ13を下方に指向する状態で固定されている。プランジャ13の下端には、左右の支持側板16に画成されたガイド穴17を貫通して外側まで延在する連結軸19が取付けられている。この連結軸19は、プランジャ13の鉛直方向動に合わせて、ガイド穴17に沿って鉛直方向に往復動するように構成されている。また、一対の支持側板16の外側に突出した部分において、連結軸19には、各々作動板20の一端部が回動自在に接続されている。このように、プランジャ13に取付けられた連結軸19とガイド穴17との摺動部、連結軸19と作動板20との摺動部は、いずれも、支持側板16の外側、すなわち、シュート10の一対の側板10aの外側に位置するように構成されている。
一方、開閉扉8には、この開閉扉8をリンク機構と接続するための扉ブラケット81が取付けられている。扉ブラケット81は、開閉扉8を取付ける固定平板部86と、シュート10の一対の側板10aの内側において固定平板部86から各々前方に平行に延出している一対の第1支持板82と、第1支持板82から各々シュート10の側板10aを越えて外側に突出するする外延出板83と、シュート10の側板10aの外側において外延出板83から各々後方(貯氷庫5に向かう方向)に平行に延出する一対の第2支持板84とから構成されている。なお、図3から良く分かるように、開閉扉8が放出口5aを閉じた状態の位置に置いて、扉ブラケット81の外延出板83がシュート10の側板10aと干渉しないようにするために、外延出板83には、各々切欠部85が画成されている。なお、第2支持壁84は、上方に位置する支持側板16と鉛直方向において同じ平面内に位置するように配置されている。
扉ブラケット81の第1支持板82は、枢支軸11を介して左右一対の扉支持側板18に回動自在に接続されている。扉支持側板18は、各々支持側板16の下側において、一対のシュート10の側板10aの外側位置に取付けられている。また、扉支持側板18は、支持側板16と一体成形してもよい。なお、枢支軸11は、後述する開閉扉8のロック機構26との関係で、一側が他側より長く突出している。扉ブラケット81の第2支持板84には、開閉扉8の枢支軸11による回動位置から偏位した位置において、枢支ピン21を介して上述した作動板20の他端部が回動自在に接続されている。このような構成により、プランジャ13の鉛直方向動に合わせて連結軸19がガイド穴17に沿って往復動すると、作動板20、枢支ピン21を介して扉ブラケット81の第2支持板84が、すなわち開閉扉8が枢支軸11回りに揺動するように構成されている。また、図2に示すように、取付支持枠15の支持側板16と開閉扉8の扉ブラケット81とに跨って捻りばね12が取付けられており、開閉扉8が放出口5aを塞ぐ方向へ常時付勢されている。以上のように、扉ブラケット81の第1支持板82に取付けられた枢支軸11と扉支持側板18との摺動部、第2支持板84と枢支ピン21との摺動部、さらには、枢支ピン21と作動板20との摺動部は、いずれも、シュート10の一対の側板10aの外側に位置するように構成されている。なお、プランジャ13の下側位置には、氷片の放出口5a及びシュート10からなる氷放出路を覆うように、前方に水平方向に延在するカバー50が取付支持枠15の下端に取付けられている。このカバー50は、図2に示すように縁部を上側に突出させた受け皿状のものでも、あるいは、図3に示すように、単なる板状のものでも良い。
次に、ディスペンサ1の扉のロック機構26を説明する。ロック機構26の構成要素は、従前のものと同じであるが、組み付け位置が一側の支持側板16の外側、すなわち、シュート10の側板10aの外側に位置する点で、従前のものと異なる。すなわち、ロック機構26は、一側の作動板20にロックアーム支持軸24を介して回動自在に且つ作動板20と平行に設けられたロックアーム22を備えており、このロックアーム22には、プランジャ13が連結されていると共に枢支軸11の外周面と係合する半円形状のフック部23が形成されている。また、ロック機構26は、ロックアーム支持軸24の外周にロックアーム付勢ばね25を備えており、一端がロックアーム22に、他端が作動軸20に係止されている。そして、ロックアーム付勢ばね25のばね力でロックアーム22のフック部23を枢支軸11の外周面に押し付けて開閉扉8をロックするように構成されている。このように、ロック機構26の総ての構成要素は、氷片の放出口5aから見て、一側の作動板20の外側に配設されている。
以上のように構成された扉開閉機構7を備えたアイスディスペンサ1の動作を説明する。使用者が押しボタンスイッチや氷放出レバー(図示せず)を押すと、その時の貯氷庫5内部の氷片の貯留状態によるが、例えば、貯氷庫5が満杯状態であれば、ギャードモータ(図示せず)が回転を始めて攪拌装置6を回転させると同時に、電磁ソレノイド14に通電され、プランジャ13が鉛直上方へ引き上げられる。その際、プランジャ13に枢支された連結軸19が支持側板16のガイド穴17に沿って上方へ移動し、作動板20を介して枢支ピン21、並びにロックアーム22を上方へ引き上げる。これによりフック部23が枢支軸11から外れてロックが解除されると共に、開閉扉8が枢支軸11を中心に下から前方上向きに揺動して、貯氷庫5の放出口5aを開放する。そして、氷片が攪拌装置6の回転力を受けて貯氷庫5の放出部5aから押し出され、シュート10を滑り落ちて所定のコップの中に落ちる。
その後、所望量の氷片がコップに入ると、使用者は、押しボタンスイッチや氷放出レバーを離す。そうすると、ギャードモータが停止して攪拌装置6の回転が止まると共に、電磁ソレノイド14への通電が止まる。そうすると、開閉扉8の開動作とは逆方向にリンク機構が作動し、プランジャ13の自重による鉛直下方への押し出し動によって連結軸19が支持側板16のガイド穴17に沿って下方へ移動し、作動板20を介して枢支ピン21が下方へ押されることと共に捻りばね12のばね力とにより、開閉扉8が枢支軸11を中心に上から後方下向きに揺動して、貯氷庫5の放出口5aを閉鎖する。同時に、ロックアーム22が下方に押されると共にロックアーム付勢ばね25のばね力により、フック部23が枢支軸11の外周面に押し付けられて開閉扉8がロックされる。
以上のような開閉扉8の開閉動作中、開閉扉8の扉ブラケット81と駆動手段である電磁ソレノイド14のプランジャ13とを連結するリンク機構の各構成要素間の摺動部、すなわち、プランジャ13に取付けられた連結軸19とガイド穴17との摺動部、連結軸19と作動板20との摺動部、扉ブラケット81の第1支持板82に取付けられた枢支軸11と扉支持側板18との摺動部、第2支持板84と枢支ピン21との摺動部、さらには、枢支ピン21と作動板20との摺動部は、いずれも、シュート10の一対の側板10aの外側に、すなわち、氷片の放出口5a及びシュート10で構成する氷放出路の上方に臨む位置から外れた位置に位置するため、摺動部からの摩耗粉が落下しても氷放出路に落ちることが無く、氷片に摩耗粉が混入することがない。加えて、開閉扉8のロック機構26の各構成要素間の摺動部も、開閉扉機構7のリンク機構より外側に位置しているため、摺動部からの摩耗粉が氷放出路に落下することがない。さらに、氷放出路を覆うようにカバー50を取付けてあるため、氷放出路への埃などの落下物をより確実に無くすことができる。
また、開閉扉機構7やロック機構26の各構成要素を取付支持枠15の外側に位置させたため、広い空間で組み立て作業を行うことができ、非常に作業性がよく、市場での部品交換も楽になる。また、上述したように、従来は取付けることができなかった氷片の放出口5aを臨む上方位置に、氷放出路を覆うようにカバーを簡単に取付けることができるようになる。
次に、図4及び図5を参照しながら、本発明に係る第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態においては、第1の実施形態の左右一対の作動板20の間に連結シャフト60を配設し、一対の作動板20を接続固定したものである。このように、一対の作動板20を連結させると、作動板間の左右の位置を決めることができ、広がったり狭まったりすることが無く、開閉扉機構7のリンク機構がスムーズに動作できるようになる。以下に、その詳細を説明する。
図5にリンク機構の概略が示してあるが、左右一対の作動板20の中央付近には、両者を連結する連結シャフト60が取り付け固定されている。作動板20の連結棒19側の端部には、貫通穴200が画成されており、この貫通穴200に断面T字形の軸受部201が、そのフランジ部202が作動板20の外側面に当接するように嵌め付けられ、ボス部203が貫通穴200に嵌挿されている。連結棒19は、左右一対の支持側板16に画成されたガイド穴17の各々外側位置において、作動板20に軸受部201を介して回動自在に取付けられている。脱落防止のために、連結棒19の一側には拡径頭部19aが一体成形されており、他側の先端には割りピン191が嵌め込まれている。
作動板20の開閉扉用扉ブラケット81側の端部には、内向きに突出するボス210が一体成形されており、このボス210が枢支ピン21として機能する。詳述すると、扉ブラケット81の第2支持板84には、貫通穴211が画成されており、この貫通穴211に断面T字形の軸受部212が、そのフランジ部213が第2支持板84の外側面に当接するように嵌め付けられ、ボス部214が貫通穴211に挿入されている。作動板20のボス210は、軸受部212を介して扉ブラケット81を回動自在に支持している。また、ボス210は、軸受部212を貫通して第2支持板84の内側まで突出しており、その先端と第1支持板82との間に、隙間220が画成されている。ボス210の軸受部212より内側のシャフト部分210aには、上述した開閉扉8が放出口5aを塞ぐ方向へ常時付勢するための捻りばね12の一端が挿入されており、さらに、ワッシャー215で押さえて、割ピン216で固定している。
このような構成において、扉を開く際に電磁ソレノイド14が通電されると、プランジャ13が上方へ吸引され、さらにプランジャ13と連結している連結軸19、並びに作動板19に軸受部201を介して回動自在に支持されている左右一対の作動板20がガイド穴17を鉛直方向上方へ移動する。一方、扉を閉じる際には電磁ソレノイド14への通電をなくすと、プランジャ13の吸引は止まり、プランジャ13の自重と捻りばね12の付勢力で、連結軸19と左右一対の作動板20とがガイド穴17に沿って鉛直方向下方へ移動する。
以上のような扉の開閉時には、左右一対の作動板20が同時に動作することになるが、この作動板20の動作は、一対の軸受部201と一対の軸受部212の4カ所で受けられている。ここで、作動板20の連結軸19側の一対の軸受部201は、連結軸19を固定する際に、作動板20の左右方向の位置決めを行うことができるが、扉ブラケット81側の一対の軸受部212は、捻りばね12を取付けたり、ボス210の先端が第1支持板82に緩衝しないように隙間220を空ける長さに形成されているために、左右の位置決めをすることができず、一対の作動板20の扉ブラケット81側の間隔が広がったり狭まったりして、結果として作動板20にねじれが発生することが考えられる。このように作動板20にねじれが発生すると、扉開閉時における作動板20の動きが悪くなったり、最悪動作しなくなることも考えられる。また、各軸受部201及び軸受部212に偏摩耗が発生し、軸受部の耐久性が低下することも考えられる。さらには、作動板20の外側に配設されたロックアーム22の動作不良にも繋がることが考えられる。
しかしながら、第2の実施形態のように、左右一対の作動板20を中央付近で連結シャフト60で固定することにより、作動板20の軸受部が存在する両端において、作動板20が広がったり狭まったりすることがなく、作動板20がスムーズに動作する。その結果、作動板20の各軸受部201及び212に偏摩耗が生じることが無く、軸受の寿命が向上する。
次に、図6を参照しながら、本発明に係る第3の実施形態を説明する。この第3の実施形態においては、第2の実施形態とは、開閉扉8が放出口5aを塞ぐ方向へ常時付勢するための捻りばね12の係止方法が異なっているが、その他の点は同じため、説明は省略する。
扉ブラケット81の第2支持板84の貫通穴211には、延長シャフト部231付きの軸受230が嵌着されている。すなわち、軸受230は、拡径部232と延長シャフト部231との段付き部材として構成されており、軸受230を貫通穴211に挿入した際に、拡径部232が第2支持板84の外側面に当接すると共に、延長シャフト部231の先端部233が第1支持板82の外側に当接するように構成されている。拡径部232の外面から内側に向かって支持孔234が画成されている。支持孔234の深さは、軸受230を貫通孔211に取付けた際に、第2支持板84の内側面に対応する位置ぐらいまでである。支持孔234には、枢支ピンとして機能する作動板20に一体成型されたボス210’が嵌着される。この際、ボス210’の先端は、第2支持板84の内側面に達するので、確実にボス210’を支持することができる。
一方、第2支持板84から第1支持板82に渡って突出している延長シャフト部231には、この延長シャフト部231を挿着する際に、捻りばね12を通しておく。このように延長シャフト部231の表面に係止された捻りばね12は、第1支持板82の外側面と第2支持板84の内側面との間で距離Lだけ左右にスライド可能な状態になる。
以上のように構成された捻りばねの係止方法と、図5に示した第2の実施形態における捻りばねの係止方法と比べてみると、第2の実施形態のものでは、作動板20のボス210に捻りばね12を通し、この捻りばね12をワッシャー215で押さ付けて割りピン216で固定しているので、捻りばね12は外側(すなわち、作動板20側)へ押さえ付けられる。このため、捻りばね12に折れが生じたり、偏摩耗が発生する場合が考えられる。また、軸受部212と扉ブラケット81の第1支持板82との寸法幅が狭いため、捻りばね12、ワッシャー215、及び割ピン216を組み付ける際に時間が掛かかると共に、市場での部品交換がし難いということが考えられる。
しかしながら、第3の実施形態では、軸受部230の延長シャフト部231に捻りばね12を挿入するだけで、組み付けが終了するため、組立が容易になると共に、市場での作業性が向上する。また、ワッシャーを無くすことにより、捻りばね12が押し付けられることが無く、自由に延長シャフト部231の表面でスライド可能に係止されため、捻りばねが自然体、すなわち、ばねの製作上のバラツキが吸収でき、応力の掛からない状態で存在するため、捻りばね12の偏摩耗が少なくなり、耐久性が向上する。さらに、延長シャフト部231の先端部233が第1支持板82の外側面に当接しているため、捻りばね12が軸受230から外れることもない。
以上のように、本発明を、オーガ式製氷機を組み入れたアイスディスペンサに適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、オーガ式ではない別の製氷機を備えるアイスディスペンサにも、同様に適用することができるし、あるいは、氷のみのアイスディスペンサではなく、氷に加えて、水やジュースなどの清涼飲料水も同時に抽出できるようなディスペンサにも、同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施形態に係るアイスディスペンサの概略を示す一部破断側面図である。 図1に示したアイスディスペンサの開閉扉が放出口を塞いだ状態の扉開閉機構を示す側面図である。 図2の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る扉開閉機構の概略を示す斜視図である。 図4の部分正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る捻りばねの係止方法の概略を示す部分正面図である。 従来の扉の開閉機構を示す側面構成図である。 図7の正面図である。
符号の説明
1 アイスディスペンサ
2 本体
3 オーガ式製氷機
5 貯氷庫
5a 放出口
6 攪拌装置
7 扉開閉機構
8 開閉扉
9 取付ブラケット
11 枢支軸
12 捻りばね
13 プランジャ
14 電磁ソレノイド
15 取付支持枠
16 支持側板
17 ガイド穴
18 扉支持側板
19 連結軸
20 作動板
21 枢支ピン
22 ロックアーム
23 フック部
24 ロックアーム支持軸
25 ロックアーム付勢ばね
26 ロック機構
50 カバー
60 連結シャフト
81 扉ブラケット
82 第1支持板
83 外延出板
84 第2支持板
85 切欠
86 固定平板部
201,212 軸受部
210,210’ ボス
230 軸受部
231 延長シャフト部

Claims (3)

  1. 氷片を貯留する貯氷庫に画成された放出口を開閉するように枢支軸回りに回動自在に枢支される開閉扉と、
    前記開閉扉を開閉駆動させるように該開閉扉にリンク機構を介して連結する駆動手段と、を備えるディスペンサにおいて、
    前記開閉扉と前記駆動手段とを連結する前記リンク機構を、前記放出口から放出される前記氷片の氷放出路の上方位置から外れた位置に配設したことを特徴とするディスペンサ。
  2. 前記リンク機構は、少なくとも、一対の支持側板と、該支持側板に各々に画成されたガイド穴と、一対の該ガイド穴を貫通して延在すると共に前記駆動手段に連結され前記ガイド穴に沿って往復動する連結軸と、一端が該連結軸に回動自在に接続されると共に他端が前記開閉扉に枢支ピンを介して回動自在に接続される左右一対の作動板と、を備えており、
    前記一対の作動板間に連結シャフトを設けたことを特徴とする請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 前記開閉扉に前記枢支ピンを軸支する軸受を配設し、
    該軸受の延長シャフト部の表面で、前記開閉扉が前記放出口を塞ぐ方向へ常時付勢する捻りばねをスライド可能に係止したことを特徴とする請求項2に記載のディスペンサ。
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