JP2006069783A - 紙粉除去部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を除去可能な紙粉除去部材を提供すること。
【解決手段】送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbに嵌合するトラクタピン6aを有するピン付き回転体6を回転させることにより前記連続用紙Pを搬送する連続用紙搬送部材K1の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材K0は、前記送り孔付き連続用紙Pの用紙幅方向両サイドに形成された送り孔Pbに対応してそれぞれ配置され且つ、前記送り孔Pbにそれぞれ嵌合するトラクタピン6aを有するピン付き回転体6を有している。トラクタピン6aに前記送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbが嵌合した状態で前記連続用紙Pが搬送される際に前記トラクタピン6aは前記送り孔Pbに出入して送り孔Pbに付着した紙粉を除去する。
【選択図】 図2
【解決手段】送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbに嵌合するトラクタピン6aを有するピン付き回転体6を回転させることにより前記連続用紙Pを搬送する連続用紙搬送部材K1の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材K0は、前記送り孔付き連続用紙Pの用紙幅方向両サイドに形成された送り孔Pbに対応してそれぞれ配置され且つ、前記送り孔Pbにそれぞれ嵌合するトラクタピン6aを有するピン付き回転体6を有している。トラクタピン6aに前記送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbが嵌合した状態で前記連続用紙Pが搬送される際に前記トラクタピン6aは前記送り孔Pbに出入して送り孔Pbに付着した紙粉を除去する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用する画像形成装置の紙粉除去部材に関する。
従来の送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用する印刷装置の紙粉除去部材は、用紙搬送経路上で連続用紙の表面と裏面にブラシを接触させたり、擦り付けたり、又は、エアーを用紙に吹き付けたり、吸引させて紙粉を除去していた。
送り孔(スプロケット孔)付連続用紙を使用する印刷装置において、装置の誤動作や、印刷障害等に繋がる紙粉が装置内に蓄積される要因の一つとして、用紙の製造過程で、用紙表裏面に付着する紙粉があるが、最大の要因は、用紙に送り孔(スプロケット孔)を空ける際に残ったカスである。
この残留カス(紙粉)が付着した送り孔(スプロケット孔)がトラクタピンに接触することにより紙粉として装置内に多量に蓄積され、センサの誤動作や、装置の内部迄入り込み画像を形成するドラムに付着し、白スジ又は黒スジ等の印刷障害に繋がる要因となる。
製造過程で用紙の表裏面に付着する紙粉については、従来技術である程度除去は可能であるが、送り孔(スプロケット孔)に残留したカスは従来技術では除去が困難である。
この残留カス(紙粉)が付着した送り孔(スプロケット孔)がトラクタピンに接触することにより紙粉として装置内に多量に蓄積され、センサの誤動作や、装置の内部迄入り込み画像を形成するドラムに付着し、白スジ又は黒スジ等の印刷障害に繋がる要因となる。
製造過程で用紙の表裏面に付着する紙粉については、従来技術である程度除去は可能であるが、送り孔(スプロケット孔)に残留したカスは従来技術では除去が困難である。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を除去可能な紙粉除去部材を提供すること。
(O01)連続用紙の送り孔(スプロケット孔)の残留紙粉を除去可能な紙粉除去部材を提供すること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記課題を解決するために本発明の紙粉除去部材は、下記の構成要件(A01)〜(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)を有し前記連続用紙(P)を搬送する連続用紙搬送部材(K1〜K3)の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材(K0)、
(A02)前記送り孔付き連続用紙(P)の用紙幅方向両サイドに形成された送り孔(Pb)に対応してそれぞれ配置され且つ、前記送り孔(Pb)にそれぞれ嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)と、前記ピン付き回転体(6)を回転自在に支持する回転体支持部材(1〜5)と有する前記紙粉除去部材(K0)。
前記課題を解決するために本発明の紙粉除去部材は、下記の構成要件(A01)〜(A02)を備えたことを特徴とする。
(A01)送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)を有し前記連続用紙(P)を搬送する連続用紙搬送部材(K1〜K3)の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材(K0)、
(A02)前記送り孔付き連続用紙(P)の用紙幅方向両サイドに形成された送り孔(Pb)に対応してそれぞれ配置され且つ、前記送り孔(Pb)にそれぞれ嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)と、前記ピン付き回転体(6)を回転自在に支持する回転体支持部材(1〜5)と有する前記紙粉除去部材(K0)。
(本発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A02)を備えた本発明の紙粉除去部材では、連続用紙搬送部材(K1〜K3)は、送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)を回転させることにより前記連続用紙(P)を搬送する。前記連続用紙搬送部材(K1〜K3)の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)は、回転体支持部材(1〜5)により回転自在に支持される。
前記構成要件(A01)〜(A02)を備えた本発明の紙粉除去部材では、連続用紙搬送部材(K1〜K3)は、送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)を回転させることにより前記連続用紙(P)を搬送する。前記連続用紙搬送部材(K1〜K3)の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)は、回転体支持部材(1〜5)により回転自在に支持される。
前記送り孔付き連続用紙(P)が搬送される際、前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)が送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に挿入された後離脱するので、連続用紙(P)の送り孔(Pb)に残留している紙粉を効果的に除去することができる。したがって、前記紙粉除去部材(K0)の用紙搬送方向下流側に配置された連続用紙搬送部材(K1〜K3)に搬送される紙粉が減少する。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の紙粉除去部材は前記本発明において下記の構成要件(A03)を備えたことを特徴とする。
(A03)前記トラクタピン(6a)に前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)が嵌合した状態で前記連続用紙(P)が搬送される際に前記連続用紙(P)の搬送に従動して回転するように構成された前記ピン付き回転体(6)。
本発明の形態1の紙粉除去部材は前記本発明において下記の構成要件(A03)を備えたことを特徴とする。
(A03)前記トラクタピン(6a)に前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)が嵌合した状態で前記連続用紙(P)が搬送される際に前記連続用紙(P)の搬送に従動して回転するように構成された前記ピン付き回転体(6)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A03)を備えた本発明の形態1の紙粉除去部材では、前記送り孔付き連続用紙(P)の用紙幅方向両サイドに形成された送り孔(Pb)に対応してそれぞれ配置された紙粉除去部材(K0)の、前記送り孔(Pb)にそれぞれ嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)は、前記トラクタピン(6a)に前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)が嵌合した状態で前記連続用紙(P)が搬送される際に前記連続用紙(P)の搬送に従動して回転する。
前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)が送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に挿入された後離脱するので、連続用紙(P)の送り孔(Pb)に残留している紙粉を効果的に除去することができる。したがって、前記紙粉除去部材(K0)の用紙搬送方向下流側に配置された連続用紙搬送部材(K1〜K3)に搬送される紙粉が減少する。
前記構成要件(A03)を備えた本発明の形態1の紙粉除去部材では、前記送り孔付き連続用紙(P)の用紙幅方向両サイドに形成された送り孔(Pb)に対応してそれぞれ配置された紙粉除去部材(K0)の、前記送り孔(Pb)にそれぞれ嵌合するトラクタピン(6a)を有するピン付き回転体(6)は、前記トラクタピン(6a)に前記送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)が嵌合した状態で前記連続用紙(P)が搬送される際に前記連続用紙(P)の搬送に従動して回転する。
前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)が送り孔付き連続用紙(P)の送り孔(Pb)に挿入された後離脱するので、連続用紙(P)の送り孔(Pb)に残留している紙粉を効果的に除去することができる。したがって、前記紙粉除去部材(K0)の用紙搬送方向下流側に配置された連続用紙搬送部材(K1〜K3)に搬送される紙粉が減少する。
(本発明の形態2)
本発明の形態2の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態1において下記の構成要件(A04),(A05)を備えたことを特徴とする。
(A04)前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)に嵌合して搬送される連続用紙(P)の送り孔(Pb)が前記トラクタピン(6a)から離脱するのを防止するため前記連続用紙(P)に接近した接近位置と前記連続用紙(P)から離隔した離隔位置との間で移動可能に支持された用紙押さえ部材(7)、
(A05)前記接近位置に移動した時に連続用紙表面に接触する紙粉除去ブラシ(7c)が設けられた前記用紙押さえ部材(7)。
本発明の形態2の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態1において下記の構成要件(A04),(A05)を備えたことを特徴とする。
(A04)前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)に嵌合して搬送される連続用紙(P)の送り孔(Pb)が前記トラクタピン(6a)から離脱するのを防止するため前記連続用紙(P)に接近した接近位置と前記連続用紙(P)から離隔した離隔位置との間で移動可能に支持された用紙押さえ部材(7)、
(A05)前記接近位置に移動した時に連続用紙表面に接触する紙粉除去ブラシ(7c)が設けられた前記用紙押さえ部材(7)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A04),(A05)を備えた本発明の形態2の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)に接近した接近位置と前記連続用紙(P)から離隔した離隔位置との間で移動可能に支持された用紙押さえ部材(7)は、前記接近位置において、前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)に嵌合して搬送される連続用紙(P)の送り孔(Pb)が前記トラクタピン(6a)から離脱するのを防止する。
前記用紙押さえ部材(7)に設けられた紙粉除去ブラシ(7c)は、前記接近位置に移動した時に連続用紙表面に接触する。その状態で、連続用紙(P)が搬送されると、連続用紙(P)表面の前記送り孔(Pb)近傍の紙粉は紙粉除去ブラシ(7c)により除去される。
前記構成要件(A04),(A05)を備えた本発明の形態2の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)に接近した接近位置と前記連続用紙(P)から離隔した離隔位置との間で移動可能に支持された用紙押さえ部材(7)は、前記接近位置において、前記紙粉除去部材(K0)のトラクタピン(6a)に嵌合して搬送される連続用紙(P)の送り孔(Pb)が前記トラクタピン(6a)から離脱するのを防止する。
前記用紙押さえ部材(7)に設けられた紙粉除去ブラシ(7c)は、前記接近位置に移動した時に連続用紙表面に接触する。その状態で、連続用紙(P)が搬送されると、連続用紙(P)表面の前記送り孔(Pb)近傍の紙粉は紙粉除去ブラシ(7c)により除去される。
(本発明の形態3)
本発明の形態3の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態2において下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の表面側に配置された表面側ブラシ取付板(13)、
(A07)前記表面側ブラシ取付板(13)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の表面に接触する表面側紙粉除去ブラシ(13a)。
本発明の形態3の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態2において下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の表面側に配置された表面側ブラシ取付板(13)、
(A07)前記表面側ブラシ取付板(13)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の表面に接触する表面側紙粉除去ブラシ(13a)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A06),(A07)を備えた本発明の形態3の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の表面側に配置された表面側ブラシ取付板(13)には表面側紙粉除去ブラシ(13a)が支持される。前記表面側紙粉除去ブラシ(13a)は、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の表面に接触する。
前記表面側紙粉除去ブラシ(13a)は連続用紙(P)の表面側の用紙幅方向全領域の紙粉を除去する。
前記構成要件(A06),(A07)を備えた本発明の形態3の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の表面側に配置された表面側ブラシ取付板(13)には表面側紙粉除去ブラシ(13a)が支持される。前記表面側紙粉除去ブラシ(13a)は、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の表面に接触する。
前記表面側紙粉除去ブラシ(13a)は連続用紙(P)の表面側の用紙幅方向全領域の紙粉を除去する。
(本発明の形態4)
本発明の形態4の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態1ないし3のいずれかにおいて下記の構成要件(A08),(A09)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の裏面側に配置された裏面側ブラシ取付板(12)、
(A09)前記裏面側ブラシ取付板(12)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の裏面に接触する裏面接触ブラシ(12a)。
本発明の形態4の紙粉除去部材は前記本発明または本発明の形態1ないし3のいずれかにおいて下記の構成要件(A08),(A09)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の裏面側に配置された裏面側ブラシ取付板(12)、
(A09)前記裏面側ブラシ取付板(12)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙(P)の裏面に接触する裏面接触ブラシ(12a)。
(本発明の形態4の作用)
前記構成要件(A08),(A09)を備えた本発明の形態4の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の裏面側に配置された裏面側ブラシ取付板(12)は、裏面接触ブラシ(12a)を支持する。前記裏面側ブラシ取付板(12)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられた裏面接触ブラシ(12a)は、前記連続用紙(P)の裏面に接触する。
前記裏面側紙粉除去ブラシ(12a)は連続用紙(P)の裏面側の用紙幅方向全領域の紙粉を除去する。
前記構成要件(A08),(A09)を備えた本発明の形態4の紙粉除去部材では、前記連続用紙(P)の幅方向に沿って前記連続用紙(P)の裏面側に配置された裏面側ブラシ取付板(12)は、裏面接触ブラシ(12a)を支持する。前記裏面側ブラシ取付板(12)に支持され且つ前記連続用紙(P)の幅方向に沿って設けられた裏面接触ブラシ(12a)は、前記連続用紙(P)の裏面に接触する。
前記裏面側紙粉除去ブラシ(12a)は連続用紙(P)の裏面側の用紙幅方向全領域の紙粉を除去する。
前述の本発明の紙粉除去部材は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)紙粉除去部材のトラクタピンが送り孔付き連続用紙の送り孔に挿入された後離脱するので、連続用紙の送り孔に残留している紙粉を効果的に除去することができる。
(E02)紙粉除去部材が、前記連続用紙を搬送する連続用紙搬送部材の用紙搬送方向上流側に配置されるので、前記連続用紙は、その送り孔に付着した紙粉が除去されてから前記連続用紙搬送部材に搬送されるので、前記連続用紙搬送部材に蓄積される紙粉を少なくすることができる。
(E01)紙粉除去部材のトラクタピンが送り孔付き連続用紙の送り孔に挿入された後離脱するので、連続用紙の送り孔に残留している紙粉を効果的に除去することができる。
(E02)紙粉除去部材が、前記連続用紙を搬送する連続用紙搬送部材の用紙搬送方向上流側に配置されるので、前記連続用紙は、その送り孔に付着した紙粉が除去されてから前記連続用紙搬送部材に搬送されるので、前記連続用紙搬送部材に蓄積される紙粉を少なくすることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の送り孔付き連続用紙搬送装置を備えた画像形成装置の説明図である。
図1において、画像形成装置としての送り孔付き連続用紙を使用するプリンタUは、プリンタ支持面PS上に支持されている。前記プリンタUの右側上部にUI(ユーザインタフェース)が設けられている。UI(ユーザインタフェース)には、図示しない電源スイッチ、ディスプレイ、濃度調整スイッチ等が設けられている。前記UIの下側には右端部に図示しない制御ボードを収容するためのボード収容部Sが設けられている。
前記ボード収容部Sの左側には、ドラム状の感光体PRが回転可能に支持されている。前記感光体PRの上側には転写ロールTrが配置されている。前記感光体PRの周囲には、その回転方向に沿って前記転写ロールTr、クリーナCL、帯電器CC、現像器Dが配置されている。前記転写ロールTr、帯電器CCは、コロトロン式またはロール式のものを使用可能である。
図1において、画像形成装置としての送り孔付き連続用紙を使用するプリンタUは、プリンタ支持面PS上に支持されている。前記プリンタUの右側上部にUI(ユーザインタフェース)が設けられている。UI(ユーザインタフェース)には、図示しない電源スイッチ、ディスプレイ、濃度調整スイッチ等が設けられている。前記UIの下側には右端部に図示しない制御ボードを収容するためのボード収容部Sが設けられている。
前記ボード収容部Sの左側には、ドラム状の感光体PRが回転可能に支持されている。前記感光体PRの上側には転写ロールTrが配置されている。前記感光体PRの周囲には、その回転方向に沿って前記転写ロールTr、クリーナCL、帯電器CC、現像器Dが配置されている。前記転写ロールTr、帯電器CCは、コロトロン式またはロール式のものを使用可能である。
前記感光体PR、転写ロールTr、クリーナCL、帯電器CC、現像器Dは、左右方向(図1の画面に垂直な方向、Y軸方向)に移動可能な移動台1上に支持されている。前記移動台1の下方にはROS(潜像形成装置)が配置されている。前記ROS(潜像形成装置)の下方には電源回路Eが配置されている。
回転する前記感光体PRの表面は、帯電器CCにより一様に帯電され、前記帯電された感光体PR表面は、ROS(潜像形成装置)から出射されるレーザビームLにより静電潜像が形成される。前記感光体PR表面の静電潜像は現像器Dによりトナー像に現像される。前記感光体PR表面のトナー像は、前記転写ロールTrに対向する転写領域Q1に搬送される。
回転する前記感光体PRの表面は、帯電器CCにより一様に帯電され、前記帯電された感光体PR表面は、ROS(潜像形成装置)から出射されるレーザビームLにより静電潜像が形成される。前記感光体PR表面の静電潜像は現像器Dによりトナー像に現像される。前記感光体PR表面のトナー像は、前記転写ロールTrに対向する転写領域Q1に搬送される。
前記プリンタUは、送り孔付き連続用紙Pを収容する連続用紙収容部TR1を有している。前記連続用紙収容部TR1に収容された送り孔付き連続用紙Pは用紙搬送用のトラクタユニット(用紙搬送部材)K1,K2,K3およびガイドロールR,R等により前記転写領域Q1に搬送される。転写ロールTrは、前記送り孔付き連続用紙Pが前記転写領域Q1を通過する際に感光体PR表面のトナー像を送り孔付き連続用紙Pに転写する。なお、前記用紙搬送用のトラクタユニットK1の用紙搬送方向上流側には紙粉除去部材K0が配置されている。前記用紙搬送用のトラクタユニットK1,K2,K3と紙粉除去部材K0とは、ほぼ同様に構成されているが、トラクタユニットK1,K2,K3は駆動力により回転駆動されるのに対し、紙粉除去部材K0は連続用紙Pの搬送に従動して回転するように構成されている。なお、トラクタユニットK1,K2,K3および紙粉除去部材K0については、後述する。
前記トナー像が転写された送り孔付き連続用紙Pは、シートガイドG1にガイドされて定着領域Q2に搬送される。定着領域Q2を通過する送り孔付き連続用紙P上のトナー像はフラッシュランプを使用した定着器Fにより定着用の光を照射されて加熱定着される。
前記トナー像が転写された送り孔付き連続用紙Pは、シートガイドG1にガイドされて定着領域Q2に搬送される。定着領域Q2を通過する送り孔付き連続用紙P上のトナー像はフラッシュランプを使用した定着器Fにより定着用の光を照射されて加熱定着される。
前記定着領域Q2の通過時に定着器Fでトナー像が加熱定着された送り孔付き連続用紙Pは、冷却用ブロワ2から送風される冷却風により冷却される。前記冷却風は排気ダクト3から排気される。前記冷却風により冷却されたトナー像が形成された送り孔付き連続用紙Pは、一対のガイドバーRb,Rbの間を通って、シートガイドG2から下方のスタックトレイTR2に搬送される。
スタックトレイTR2に搬送された送り孔付き連続用紙Pは折り目(図示せず)により自動的に折り畳まれた状態で前記スタックトレイTR2上に積載される。前記スタックトレイTR2は矢印Ya方向に上下動可能に構成されており、積載された送り孔付き連続用紙Pの高さに応じて自動的に下方に移動し、順次搬送されて来る送り孔付き連続用紙Pが積載される位置が常時一定に保持される。
スタックトレイTR2に搬送された送り孔付き連続用紙Pは折り目(図示せず)により自動的に折り畳まれた状態で前記スタックトレイTR2上に積載される。前記スタックトレイTR2は矢印Ya方向に上下動可能に構成されており、積載された送り孔付き連続用紙Pの高さに応じて自動的に下方に移動し、順次搬送されて来る送り孔付き連続用紙Pが積載される位置が常時一定に保持される。
(用紙搬送用トラクタユニットおよび紙粉除去部材)
図2は用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去部材の説明図であり、図2Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去部材との説明図、図2Bは紙粉除去部材の説明図で前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
図2Aにおいて、送り孔付き連続用紙Pには、用紙搬送方向に所定間隔離れる毎に折り線(直線に沿って小さい孔(またはスリット等)が形成された部分)Paが形成されている。また、送り孔付き連続用紙Pの用紙幅方向両側には用紙搬送方向に沿って一定間隔aで且つ用紙搬送方向同一位置に送り孔Pb が形成されている。
前記用紙搬送方向に沿って、用紙搬送方向上流側に紙粉除去部材K0が配置された下流側にトラクタユニットK1が配置されている。
図2は用紙搬送用のトラクタユニットおよび紙粉除去部材の説明図であり、図2Aはトラクタユニットと用紙と紙粉除去部材との説明図、図2Bは紙粉除去部材の説明図で前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
図2Aにおいて、送り孔付き連続用紙Pには、用紙搬送方向に所定間隔離れる毎に折り線(直線に沿って小さい孔(またはスリット等)が形成された部分)Paが形成されている。また、送り孔付き連続用紙Pの用紙幅方向両側には用紙搬送方向に沿って一定間隔aで且つ用紙搬送方向同一位置に送り孔Pb が形成されている。
前記用紙搬送方向に沿って、用紙搬送方向上流側に紙粉除去部材K0が配置された下流側にトラクタユニットK1が配置されている。
図2Aにおいて、前記用紙幅方向に離れて配置された左右一対のトラクタユニットK1,K1は、用紙幅方向に延びる固定シャフトS0に支持されている。一対のトラクタユニットK1,K1の中の右側(Y側)のトラクタユニットK1は固定シャフトS0に固定支持されている。左側のトラクタユニットK1は固定シャフトS0上にスライド可能且つ固定可能に支持されており、使用される連続用紙の幅に応じて固定シャフトS0上で位置調節される。
各トラクタユニットK1,K1はガイドフレーム1を有している。ガイドフレーム1には軸受2,3が装着されており、前記トラクタシャフトS1,S2は前記軸受2,3により前記ガイドフレーム1に対して回転可能に支持されている。
各トラクタユニットK1,K1はガイドフレーム1を有している。ガイドフレーム1には軸受2,3が装着されており、前記トラクタシャフトS1,S2は前記軸受2,3により前記ガイドフレーム1に対して回転可能に支持されている。
前記トラクタシャフトS1,S2にはそれぞれタイミングプーリ4,5が装着されている。前記ガイドフレーム1と前記軸受2,3と、前記タイミングプーリ4,5とにより、ピンベルト(ピン付き回転体)6を回転可能に支持するベルト支持部材(回転体支持部材)(1〜5)が構成されている。図2A、図2Bにおいて、ピンベルト(ピン付き回転体)6の外周には複数のトラクタピン6aが一定間隔aで設けられている。前記トラクタピン6aは前記送り孔Pbに嵌合可能である。
前記トラクタシャフトS1には図示しない回転駆動部材から回転力が伝達されるように構成されている。トラクタシャフトS1が回転すると、前記用紙幅方向両側の端部に装着されたタイミングプーリ(ベルト駆動部材)4(図2B参照)が回転する。前記プーリ4の回転にともなって前記用紙幅方向両側のピンベルト6およびタイミングプーリ5も回転する。前記トラクタピン6aが前記送り孔Pbに嵌合している状態で前記ピンベルト6が回転すると、前記送り孔付き連続用紙Pは用紙搬送方向に搬送される。
図2Aにおいて紙粉除去部材K0,K0は、前記トラクタユニットK1,K1とほぼ同様に構成されている。すなわち、右側紙粉除去部材K0は固定シャフトS0に固定支持されており、左側の紙粉除去部材K0は、固定シャフトS0上にスライド可能且つ固定可能に支持されており、使用される連続用紙の幅に応じて固定シャフトS0上で位置調節される。
前記各紙粉除去部材K0は、前記トラクタユニットK1と同様に、ガイドフレーム1と前記軸受2,3と、前記タイミングプーリ4,5とにより構成されるベルト支持部材(1〜5)を有している。前記ベルト支持部材(1〜5)によりトラクタピン6aを有するピンベルト6が支持されている。ガイドフレーム1には軸受2,3が装着されており、前記トラクタシャフトS1,S2は前記軸受2,3により前記ガイドフレーム1に対して回転可能に支持されている。
前記各紙粉除去部材K0は、前記トラクタユニットK1と同様に、ガイドフレーム1と前記軸受2,3と、前記タイミングプーリ4,5とにより構成されるベルト支持部材(1〜5)を有している。前記ベルト支持部材(1〜5)によりトラクタピン6aを有するピンベルト6が支持されている。ガイドフレーム1には軸受2,3が装着されており、前記トラクタシャフトS1,S2は前記軸受2,3により前記ガイドフレーム1に対して回転可能に支持されている。
前記トラクタユニットK1の前記軸受2に支持されたトラクタシャフトS1には回転力が伝達されるが、紙粉除去部材K0の前記軸受2に支持されたトラクタシャフトS1に回転力を伝達する機構は設けられていない。
したがって、紙粉除去部材K0,K0はトラクタピン6aが嵌合する送り孔付連続用紙Pが搬送されると、ピンベルト6が前記連続用紙に従動して回転するように構成されている。
したがって、紙粉除去部材K0,K0はトラクタピン6aが嵌合する送り孔付連続用紙Pが搬送されると、ピンベルト6が前記連続用紙に従動して回転するように構成されている。
図2において、前記トラクタユニットK1および紙粉除去部材K0のガイドフレーム1には用紙押さえ部材7が連結されている。用紙押さえ部材7(図2A参照)はガイドフレーム1から外側に延びる押さえ部材固定部7aと前記押さえ部材固定部7aの外側端に回動可能に連結された押さえ部材可動部7bとを有している。
前記押さえ部材可動部7bは、トラクタユニットK1のトラクタピン6aに送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbが嵌合した状態で、トラクタピン6aの先端に接触する位置に回動する。そして、前記押さえ部材可動部7bは、図示しない弾性部材により、トラクタピン6aの先端に接触する位置に保持されて、連続用紙Pの送り孔Pbがトラクタピン6aから外れるのを防止する。
前記押さえ部材可動部7bは、トラクタユニットK1のトラクタピン6aに送り孔付き連続用紙Pの送り孔Pbが嵌合した状態で、トラクタピン6aの先端に接触する位置に回動する。そして、前記押さえ部材可動部7bは、図示しない弾性部材により、トラクタピン6aの先端に接触する位置に保持されて、連続用紙Pの送り孔Pbがトラクタピン6aから外れるのを防止する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の紙粉除去部材では、紙粉除去部材部K0においてトラクタピン6aに送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbを接触させる事により、前記送り孔付連続用紙Pの製造過程で発生した送り孔Pbの残留カスを除去することができる。
したがって紙粉除去部材K0では送り孔付連続用紙Pの前記残留カスをトラクタ部K1前段で除去できるため、装置内に蓄積される紙粉量を軽減でき、さらに紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを極めて低くすることができる。
前記構成を備えた実施例1の紙粉除去部材では、紙粉除去部材部K0においてトラクタピン6aに送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbを接触させる事により、前記送り孔付連続用紙Pの製造過程で発生した送り孔Pbの残留カスを除去することができる。
したがって紙粉除去部材K0では送り孔付連続用紙Pの前記残留カスをトラクタ部K1前段で除去できるため、装置内に蓄積される紙粉量を軽減でき、さらに紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを極めて低くすることができる。
図3は紙粉除去部材の実施例2の説明図で、前記実施例1の図2Aに対応する図である。
なおこの実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。この実施例2は下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。なお図3以降においては前記図2Aに示したトラクタユニットK1を図示しないこととする。
図3において、実施例2の紙粉除去部材K0は、押さえ部材可動部7bの前記トラクタピン6aに接触する側の面に紙粉除去ブラシ7cが設けられている。
なおこの実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。この実施例2は下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。なお図3以降においては前記図2Aに示したトラクタユニットK1を図示しないこととする。
図3において、実施例2の紙粉除去部材K0は、押さえ部材可動部7bの前記トラクタピン6aに接触する側の面に紙粉除去ブラシ7cが設けられている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の紙粉除去部材K0では、送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbにトラクタピン6aを接触させるとともに、前記紙粉除去ブラシ7cを接触させる。これによって用紙の製造過程で残った送り孔の残留カスを除去することができる。
したがって、実施例2の紙粉除去部材K0は送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbに残った残留カスをトラクタ部K1前段で除去することができる。また前記紙粉除去ブラシ7cを利用することによって紙粉除去性能が前記実施例1と比べて向上する。よって実施例2の紙粉除去部材K0では、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1よりもさらに低くすることができる。
前記構成を備えた実施例2の紙粉除去部材K0では、送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbにトラクタピン6aを接触させるとともに、前記紙粉除去ブラシ7cを接触させる。これによって用紙の製造過程で残った送り孔の残留カスを除去することができる。
したがって、実施例2の紙粉除去部材K0は送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbに残った残留カスをトラクタ部K1前段で除去することができる。また前記紙粉除去ブラシ7cを利用することによって紙粉除去性能が前記実施例1と比べて向上する。よって実施例2の紙粉除去部材K0では、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1よりもさらに低くすることができる。
図4は紙粉除去部材の実施例3の説明図で、前記実施例1の図2Aに対応する図である。
なおこの実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図4において、紙粉除去部材K0のシート搬送方向上流側(下側、−Z側)に用紙幅方向に最大用紙幅以上離れて配置された左右一対のアーム11,11は、図示しない画像形成装置本体フレームに支持されている。前記左右一対のアーム11,11により、連続用紙Pを挟んで配置された後側(−X側)ブラシ取付板(背面側ブラシ取付板)12および前側(X側)ブラシ取付板(表面側ブラシ取付板)13が支持されている。
なおこの実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図4において、紙粉除去部材K0のシート搬送方向上流側(下側、−Z側)に用紙幅方向に最大用紙幅以上離れて配置された左右一対のアーム11,11は、図示しない画像形成装置本体フレームに支持されている。前記左右一対のアーム11,11により、連続用紙Pを挟んで配置された後側(−X側)ブラシ取付板(背面側ブラシ取付板)12および前側(X側)ブラシ取付板(表面側ブラシ取付板)13が支持されている。
後側(−X側)ブラシ取付板(裏面側ブラシ取付板)12は前記アーム11,11に固定支持されており、前記後側(−X側)ブラシ取付板12の前側面に設けたブラシ(後面側(裏面側)紙粉除去ブラシ)12aは、連続用紙Pの後面(裏面)に接触している。
前側(X側)ブラシ取付板13は前記アーム11,11に形成されたスリット11a,11aに沿って前後方向(X軸方向)にスライド移動可能(位置調整可能)且つ、ネジ15により固定可能に支持されている。前記ネジ15は前記前側(X側)ブラシ取付板13の左右両端に螺合しているが、右側(Y側)の1個のみ図示している。前側(X側)ブラシ取付板13は、その後側面に設けたブラシ(前面側(表面側)紙粉除去ブラシ)13aが、連続用紙Pの前面(表面)に接触する状態で前記アーム11,11に固定される。
前側(X側)ブラシ取付板13は前記アーム11,11に形成されたスリット11a,11aに沿って前後方向(X軸方向)にスライド移動可能(位置調整可能)且つ、ネジ15により固定可能に支持されている。前記ネジ15は前記前側(X側)ブラシ取付板13の左右両端に螺合しているが、右側(Y側)の1個のみ図示している。前側(X側)ブラシ取付板13は、その後側面に設けたブラシ(前面側(表面側)紙粉除去ブラシ)13aが、連続用紙Pの前面(表面)に接触する状態で前記アーム11,11に固定される。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3の紙粉除去部材K0では、まず、12a,13aによって送り孔付連続用紙P前面および後面の紙粉を除去し、さらに送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbと紙粉除去部材K0のトラクタピン6aを接触させることにより、用紙の製造過程で残った連続用紙Pの表裏面の紙粉および送り孔付連続用紙Pの送り孔部Pbに残った残留カスを除去することができる。
また前記ブラシ12a,13aは実施例2の前記紙粉除去ブラシ7cと比べた場合、送り孔付連続用紙P面上の広い範囲において紙粉除去を行うことが可能である。
したがって画像形成装置に蓄積される紙粉量が実施例1および実施例2より軽減出来、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1および実施例2よりもさらに低くすることができる。
前記構成を備えた実施例3の紙粉除去部材K0では、まず、12a,13aによって送り孔付連続用紙P前面および後面の紙粉を除去し、さらに送り孔付連続用紙Pの送り孔Pbと紙粉除去部材K0のトラクタピン6aを接触させることにより、用紙の製造過程で残った連続用紙Pの表裏面の紙粉および送り孔付連続用紙Pの送り孔部Pbに残った残留カスを除去することができる。
また前記ブラシ12a,13aは実施例2の前記紙粉除去ブラシ7cと比べた場合、送り孔付連続用紙P面上の広い範囲において紙粉除去を行うことが可能である。
したがって画像形成装置に蓄積される紙粉量が実施例1および実施例2より軽減出来、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1および実施例2よりもさらに低くすることができる。
図5は紙粉除去部材の実施例4の説明図で、前記実施例1の図2Aに対応する図である。なおこの実施例4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5において、押さえ部材7は前記実施例2と同様に構成されている。また、紙粉除去機構シャフト11、後側ブラシ取付板12、前側ブラシ取付板13および前記2つの取付板12,13に装着されたブラシ12a,13aは前記実施例3と同様に構成されている。
図5において、押さえ部材7は前記実施例2と同様に構成されている。また、紙粉除去機構シャフト11、後側ブラシ取付板12、前側ブラシ取付板13および前記2つの取付板12,13に装着されたブラシ12a,13aは前記実施例3と同様に構成されている。
(実施例4の作用)
前記構成を備えた実施例4の紙粉除去部材K0では、前記実施例1〜3の紙粉除去機能をすべて備え持っている。
したがって画像形成装置に蓄積される紙粉量を前記実施例1〜3よりも軽減することができるため、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1〜3よりもさらに低減することができる。
前記構成を備えた実施例4の紙粉除去部材K0では、前記実施例1〜3の紙粉除去機能をすべて備え持っている。
したがって画像形成装置に蓄積される紙粉量を前記実施例1〜3よりも軽減することができるため、紙粉に起因するセンサの誤動作や印刷障害が発生する恐れを実施例1〜3よりもさらに低減することができる。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(変更例)
(H01)本発明はフラッシュランプを使用した定着装置以外の、例えば一対の定着ロールを有する定着装置を備えた画像形成装置においても適用可能である。
(変更例)
(H01)本発明はフラッシュランプを使用した定着装置以外の、例えば一対の定着ロールを有する定着装置を備えた画像形成装置においても適用可能である。
K0…紙粉除去部材、
K1〜K3…連続用紙搬送部材(トラクタユニット)、
P…送り孔付き連続用紙、
Pb…送り孔、
6…ピン付き回転体(ピンベルト)、
6a…トラクタピン、
7…用紙押さえ部材、
7c…紙粉除去ブラシ、
12…裏面側ブラシ取付板、
12a…裏面接触ブラシ、
13…表面側ブラシ取付板、
13a…表面側紙粉除去ブラシ、
(1〜5…回転体支持部材)、
K1〜K3…連続用紙搬送部材(トラクタユニット)、
P…送り孔付き連続用紙、
Pb…送り孔、
6…ピン付き回転体(ピンベルト)、
6a…トラクタピン、
7…用紙押さえ部材、
7c…紙粉除去ブラシ、
12…裏面側ブラシ取付板、
12a…裏面接触ブラシ、
13…表面側ブラシ取付板、
13a…表面側紙粉除去ブラシ、
(1〜5…回転体支持部材)、
Claims (5)
- 下記の構成要件(A01),(A02)を備えた紙粉除去部材、
(A01)送り孔付き連続用紙の送り孔に嵌合するトラクタピンを有するピン付き回転体を有し前記連続用紙を搬送する連続用紙搬送部材の用紙搬送方向上流側に配置された紙粉除去部材、
(A02)前記送り孔付き連続用紙の用紙幅方向両サイドにそれぞれ形成された送り孔に対応してそれぞれ配置され且つ、前記送り孔にそれぞれ嵌合するトラクタピンを有するピン付き回転体と、前記ピン付き回転体を回転自在に支持する回転体支持部材と有する前記紙粉除去部材。 - 下記の構成要件(A03)を備えた請求項1記載の紙粉除去部材、
(A03)前記トラクタピンに前記送り孔付き連続用紙の送り孔が嵌合した状態で前記連続用紙が搬送される際に前記連続用紙の搬送に従動して回転するように構成された前記ピン付き回転体。 - 下記の構成要件(A04),(A05)を備えた請求項1または2記載の紙粉除去部材、
(A04)前記紙粉除去部材のトラクタピンに嵌合して搬送される連続用紙の送り孔が前記トラクタピンから離脱するのを防止するため前記連続用紙に接近した接近位置と前記連続用紙から離隔した離隔位置との間で移動可能に支持された用紙押さえ部材、
(A05)前記接近位置に移動した時に連続用紙表面に接触する紙粉除去ブラシが設けられた前記用紙押さえ部材。 - 下記の構成要件(A06),(A07)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の紙粉除去部材、
(A06)前記連続用紙の幅方向に沿って前記連続用紙の表面側に配置された表面側ブラシ取付板、
(A07)前記表面側ブラシ取付板に支持され且つ前記連続用紙の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙の表面に接触する表面側紙粉除去ブラシ。 - 下記の構成要件(A08),(A09)を備えた請求項1ないし4のいずれか記載の紙粉除去部材、
(A08)前記連続用紙の幅方向に沿って前記連続用紙の裏面側に配置された裏面側ブラシ取付板、
(A09)前記裏面側ブラシ取付板に支持され且つ前記連続用紙の幅方向に沿って設けられ、前記連続用紙の裏面に接触する裏面接触ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004258353A JP2006069783A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 紙粉除去部材 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106696492A (zh) * | 2017-01-04 | 2017-05-24 | 嘉兴恒创电力设计研究院有限公司嘉善分公司 | 一种发票盖章切断收纳机 |
CN113003274A (zh) * | 2021-02-19 | 2021-06-22 | 王怀 | 一种用于熔喷布生产的传送吸杂装置 |
US11225094B2 (en) * | 2015-12-22 | 2022-01-18 | Seiko Epson Corporation | Liquid discharging apparatus |
-
2004
- 2004-09-06 JP JP2004258353A patent/JP2006069783A/ja active Pending
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