JP2006069206A - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006069206A
JP2006069206A JP2005229361A JP2005229361A JP2006069206A JP 2006069206 A JP2006069206 A JP 2006069206A JP 2005229361 A JP2005229361 A JP 2005229361A JP 2005229361 A JP2005229361 A JP 2005229361A JP 2006069206 A JP2006069206 A JP 2006069206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
forming
generation chamber
pressure generation
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005229361A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005229361A priority Critical patent/JP2006069206A/ja
Publication of JP2006069206A publication Critical patent/JP2006069206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 振動板の薄膜化および微細化を可能にするとともに、振動板の耐久性を高めることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】 液体を吐出する吐出口119に連通する圧力発生室115と、圧力発生室115に対応して設けられる圧電素子108〜110と、圧力発生室115と圧電素子108〜110との間に設けられる振動板111と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法は、平板状の基板101の一方の主面に溝(凹部)104を有する基板101を用意する用意工程と、溝(凹部)104内に圧電素子108〜110を形成する圧電素子形成工程と、基板101の一方の主面と圧電素子108〜110との上に平坦な振動板111を形成する振動板形成工程と、振動板111の上に圧力発生室115を形成する圧力発生室形成工程と、基板101の少なくとも圧電素子108〜110の周辺を除去する除去工程と、を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液体にエネルギーを加えることによって液体を吐出させる液体吐出ヘッド(以下、「インクジェット記録ヘッド」とも称する)の製造方法に関する。
近年では、インクジェット記録装置が、記録性能が良く低コストであることから、パーソナルコンピュータの出力装置として広く利用されるようになっている。このインクジェット記録装置には、熱エネルギーによってインクに気泡を発生させ、その気泡による圧力波によりインク滴を吐出させるもの、静電力によりインク滴を吸引吐出させるもの、圧電素子のような振動子による圧力波を利用したもの等が開発されている。
上記のインクジェット記録装置のうち、圧電素子を用いたものは、インク吐出口に連通したインク流路と、そのインク流路に連通した圧力発生室とを有し、この圧力発生室に設けられ、振動板膜に接合された圧電体薄膜に所定の電圧を印加すると、圧電体薄膜が伸縮することによって、圧電体薄膜と振動板膜とが一体となって振動を起こして圧力発生室内のインクが圧縮され、それによりインク吐出口からインク液滴が吐出するような構成になっている。
ところで、近年では、インクジェット記録装置においては記録性能の向上、特に高解像度および高速記録が求められている。このためには、1回に吐出されるインク滴の吐出量を少なくし、さらに高速駆動をすることが必要である。これらのことを実現するにあたって、特許文献1では、圧力発生室での圧力損失を小さくするために圧力発生室の容積を縮小する方法が開示されている。
さらに、目的は異なるが基板として表面の面方位が{110}のシリコン基板を用い、そのシリコン基板の{111}面をインク圧力発生室の側面に配置したインクジェットヘッドが特許文献2に開示されている。また、特許文献3には、シリコン基板に設けられたキャビティに対向する領域に圧電素子を配し、各圧力発生室間の隔壁の剛性を確保することでクロストークを防止したヘッドが開示されている。
特開平9−123448号公報 特許第3168713号明細書 特開2000−246898号公報
従来は、容積の小さい圧力発生室を簡易な工程で形成することができなかった。また、振動板を薄膜化するためにも複雑な工程が必要だった。これらの理由で、圧電体薄膜を吐出圧発生素子に用いたインクジェット記録ヘッドを、高密度に集積された状態に形成することが困難だった。
また、特許文献3に開示された圧電素子部の形成方法では、振動板が中空で急角度に曲がっているため、その一部に応力が集中して耐久性に問題が生じる可能性があった。さらに、液室内に素子部が突出するために流路抵抗が増大して、吐出周波数に悪影響を与えるおそれがあった。
そこで本発明は、振動板の薄膜化および微細化を可能にするとともに、振動板の耐久性を高めることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、液体を吐出する吐出口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室に対応して設けられる圧電素子と、前記圧力発生室と前記圧電素子との間に設けられる振動板と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法であって、平板状の基板の一方の主面に凹部を有する当該基板を用意する用意工程と、前記凹部内に前記圧電素子を形成する圧電素子形成工程と、前記基板の一方の主面と前記圧電素子との上に平坦な前記振動板を形成する振動板形成工程と、前記振動板の上に前記圧力発生室を形成する圧力発生室形成工程と、前記基板の少なくとも前記圧電素子の周辺を除去する除去工程と、を有する。
上記本発明の製造方法によれば、振動板の薄膜化および微細化を可能にするとともに振動板の耐久性を高めることが可能な液体吐出ヘッドを製造することができる。
上記本発明の製造方法によって製造された液体吐出ヘッドによれば、振動板が基板上に平面状に形成され、振動板の圧力発生室とは反対側に配置された圧電素子を取り囲む空間が基板に形成されているので、振動板の薄膜化および微細化を可能にするとともに、振動板の耐久性を高めることが可能である。さらに、圧電素子は空間を形成する基板の壁面に囲まれるので、液体吐出ヘッドの組立工程中に圧電素子や振動板に破損や歪みが生じることを抑えることができる。また、振動板全体が基板に支持されているので、液体吐出ヘッドの機械的な強度が高い。さらには、圧力発生室内の振動板は平面形状であるため圧力発生室内の流れ抵抗を損なうことがないので、液体の吐出周波数を高めることが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、振動板の薄膜化および微細化を可能にするとともに、振動板の耐久性を高めることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの平面図であり、図2は図1に示したインクジェット記録ヘッドの底面図である。また、図3は図1に示したA−A線における断面図であり、図4は図1に示したB−B線における断面図である。
本実施形態のインクジェット記録ヘッドは、基板101として表面の面方位が{110}のシリコンウエハが用いられている。基板101には、振動板111の背面の振動板背面空間101aが異方性エッチングによって形成されているとともに、液体を下面側から上面側に供給するための液体供給口101bが形成されている。振動板111は基板101の上面とほぼ同一平面上に設けられており、さらにその上を覆うように圧力発生室115が形成されている。圧力発生室115の上部には吐出口119が形成されている。
振動板111の圧力発生室115とは反対側の面上には、振動板を駆動して吐出圧力を発生させる圧電素子108〜110が設けられている。圧電素子は、圧電体膜109と、その上面側に設けられた上電極110と、その下面側に設けられた下電極108とで構成されている。圧電素子108〜110は、基板101にエッチングによって形成された空間120で取り囲まれている。基板101に液相の異方性エッチングで空間120を形成した場合には、空間120を形成する基板101のエッチング面はSi{111}面である。
このような構成を有するインクジェット記録ヘッドでは、不図示の液体溜めから液体供給口101bに流入し連通孔121を通って圧力発生室115内に供給された液体は、符号122の経路で示すように、振動板111の変形によって吐出口119から外部に吐出され、吐出口119に対向配置された記録媒体に付着する。これにより、記録媒体に画像が記録される。
次に、本実施形態のインクジェット記録ヘッドの製造プロセスの一例を図5〜図9を使って順を追って説明する。
(1)まず、図3に示すように、表面の面方位が{110}であるシリコン基板101を熱酸化して両面に酸化膜102を形成し、上面側の酸化膜102を部分的にエッチングして、振動板背面空間101aと液体供給口101bを形成するための所定のパターン103を形成する。
(2)さらに、パターン103の部分を、高密度プラズマエッチング装置(ICP)で上面から見た図8のように長方形にエッチングして、溝(凹部)104を形成する。溝104の深さは2〜4μm程度である。溝104は、長方形の長辺が基板101の{111}面と等価の面に平行になるように形成する。
以下では異方性エッチングを用いたプロセスを記述しているが、基板101の貫通エッチングにICPを用いるのであればシリコン基板の面方位に制限はない。
(3)さらに、基板101の上面の液体供給口101bを形成する部分の酸化膜102を除去する。そして、LPCVD法などによってポリシリコンまたはアモルファスシリコンを堆積して、液体供給口101bを形成する部分と溝104およびその周囲の部分に犠牲層105を形成する(図9参照)。
このとき、液体供給口101bを形成する部分の犠牲層105は図9のように狭角が70.5度をなす平行四辺形とし、その平行四辺形の長辺が基板101の{111}面と等価の面に平行になるように配置する。
(4)次に、この基板101の上面上に、CVD法でSi34膜106とSiO2膜107とを堆積する。厚さはそれぞれ1000〜4000Å(100〜400nm)である。
この工程では、Si34膜106とSiO2膜107とのどちらかを単独で堆積しても良い。
(5)振動板111の後背部を形成する犠牲層105に合わせて、高温に耐えることができるPt/Ti等の金属で下電極108を形成する。さらに、この下電極108上に、スパッター等の方法でチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の薄膜を堆積後にパターニングして圧電体部109を形成する。この圧電体部109を形成した後に、O2雰囲気下で680℃、5時間の焼成を行う。さらに、圧電体部109の上に高温に耐えるPt/Tiなどの金属を堆積した後にパターニングして上電極110を形成する。また、そのパターニングに用いたレジストでPZTのパターニングも行う。以上により、溝104内に圧電素子108〜110を構成する。
(6)次に、図6に示すように、基板101の上面上にプラズマCVD等を使ってSiNx膜を堆積してこれをパターニングし、振動板111を形成する。振動板111の膜厚は1〜4μm程度である。この後、基板101の上面側の、液体供給口101bを形成する部分の上のSiO2膜106はパターニングして除去しておく。
(7)次に、後工程で除去されて圧力発生室115等を構成するための型材となる第1パターン112を、振動板111の上に形成する。その形成方法としては印刷技術やフォトリソ技術を利用することができるが、微細パターンを形成できるので感光性樹脂を利用したフォトリソ技術が望ましい。第1パターン112の材料としては厚膜のパターニングが可能で、後にアルカリ溶液や有機溶剤で溶解除去可能なものが好ましい。そのような材料として、例えば、THBシリーズ(JSR製)やPMERシリーズ(東京応化工業製)などを使用することができる。後述する実施例ではこの材料として東京応化工業製のPMER・HM−3000を使用しているが、材料は当然これに限定されるものではない。第1パターン112の膜厚としては、1度塗りで形成する場合には60μm以下、複数塗りで形成する場合でも90μm以下とすることが、膜厚の分布やパターニング性の観点から好ましい。
(8)次に、第1パターン112上に導電層113をスパッタリング等により成膜する。導電層113の材料としては、Pt、Au、Cu、Ni、Ti等を使用することができる。樹脂(第1パターン112)と導電層113との密着性がある程度良好でなくては微細なパターンを形成することができないので、第1パターン112上に他の金属からなる膜を成膜した後にPt、Au、Cu、Ni等を成膜して導電層113を形成しても良い。後に第1パターン112を除去する工程で吐出口119(図3参照)に対応する部分の導電層113を除去できる必要があるので、導電層113の厚さとしては1500Å(150nm)以下が良く、最適には1000Å(100nm)以下である。導電層113の厚さが1500Åより厚いと第1パターン112を除去する工程で吐出口119の部分の導電層113を完全に除去しきれない場合があるためである。
続いて、導電層113が形成された第1パターン112の上に、後に除去することで吐出口119を形成するための第2パターン114を形成する。第2パターン114の材料としては、THBシリーズ(JSR製)やPMERシリーズ(東京応化工業製)などを使用できる。後述する実施例では東京応化工業製のPMER・LA−900PMを使用しているが、当然これに限られるものではなく、厚膜のパターニングが可能で後にアルカリ溶液や有機溶剤で除去可能なものであれば他の材料を用いても良い。第2パターン114の膜厚としては、第1パターン112よりパターニングの精度が必要であるため30μm以下であることが好ましい。つまり、第1パターン112と第2パターン114の合計の膜厚を120μm以下に作成するのが好ましい。
圧力発生室115内に発生させた圧力を吐出力として効率良く利用するために、第1および第2パターン112,114は共に上面側が下面側より小さいテーパー状になっているのが好ましい。第1および第2パターン112,114の最適なテーパー形状は、コンピュータを用いたシミュレーションなどを利用して求めることができる。テーパーの形成方法としては様々な方法を用いることができるが、例えば、プロキシミティタイプの露光機を用いる場合には基板101とマスク(不図示)との間の距離(ギャップ)を露光中に徐々に離すことで形成することが可能である。また、グレイスケールマスクなどを利用しても形成することが可能である。当然、1/5や1/10などの縮小露光を利用すれば微小な吐出口の形成が容易である。さらに、グレイスケールマスクを利用すれば単純なテーパー形状ではなく螺旋状にするなど複雑な形状に形成することも容易である。
(9)次に、圧力発生室115や吐出口119を含む液体流路を構成する流路構造体118をメッキ処理により形成する。メッキの種類には電気メッキや無電解メッキなどがあり、それらを適時使い分けることができる。電気メッキは処理液が安価である点、および廃液処理が簡易である点が有利である。無電解メッキはつき回りがよい点、均一な膜が形成できる点、およびメッキ皮膜が硬く耐摩耗性がある点で優れている。使い分けの例としては、まず電気メッキでNi層を厚く形成し、その後、無電解メッキによりNi−PTFE複合メッキ層を薄く形成して、流路構造体118を形成することができる。この場合、所望の特性の皮膜を持つメッキ層を安価に形成することができるという利点がある。
メッキ材料の種類としてはCu、Ni、Cr、Zn、Sn、Ag、Auなどの単金属メッキ、合金メッキ、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などを析出させる複合メッキなどが挙げられる。耐薬品性や強度等の観点から、Niを用いることが好適である。また、メッキ膜に撥水性を与えるにはNi−PTFE複合メッキなどを用いる。
(10)前工程までで作成された基板101の上面側を後工程で用いられるエッチャントから保護するため、耐アルカリ性を持ち、後に有機溶剤などで除去可能な樹脂116で基板101の上面側を覆う。本実施形態では基板101の上面側を樹脂116で覆う構成としているが、これとは別に、基板101の下面側のみをエッチャントに接触させることが可能な治具に基板101を装着する手法を用いることもできる。
(11)続いて、基板101の下面側の酸化膜102を部分的にエッチングして、振動板背面空間101aと液体供給口101bを形成するための所定のパターンを形成する。これらのパターンは、図2に示すように平行四辺形の形状を有している。さらに、基板101の下面側の平行四辺形のパターンの狭角の近傍部分に、レーザー加工などによって先導孔(不図示)を開けても良い。これにより、基板101の異方性エッチングを行う際に平行四辺形の狭角の部分から発生する斜めのエッチングによって基板101の{111}面が傾斜することを抑制することができる。この先導孔はエッチングストップ層に限りなく近くまで到達していることが好ましい。先導孔の深さは、一般には基板101の厚さの60%、以上好ましくは70%以上、最適には80%以上である。当然のことであるが、先導孔は基板101を貫通してはならない。
この基板101をエッチャントに浸漬し、{111}面が露出するように異方性エッチングすれば、平面形状が平行四辺形の振動板背面空間101aおよび液体供給口101bを基板101に形成することができる。このとき用いることができるアルカリ系エッチャントとしてはKOH(水酸化カリウム)やTMAH(テトラ・メチル・アンモニウム・ハイドライド)などがあるが、環境の面からはTMAHを好適に使用することができる。
エッチング後は、耐アルカリ性の保護膜である樹脂116を有機溶剤などで溶解除去する。治具を使用した場合には基板101を治具から外す。そして、エッチングストップ層として機能する犠牲層105をドライエッチング等で除去する。これにより、圧電素子108〜110を取り囲む空間120が形成される。
(12)最後に、圧力発生室115や吐出口119を含む流路を形成する第1および第2パターン112,114をアルカリ溶液や有機溶剤によって除去する。
以上の工程により、図1等に示したインクジェット記録ヘッドが完成する。
なお、インクジェット記録ヘッドの作製工程は上記に説明した工程に限られず、例えば、基板101のエッチングを、エッチャントを用いた異方性エッチングに代えて、ICP(Inductively Coupled Plasma)によるエッチングで行うことも可能である。この場合には、最初の犠牲層105の埋め込み工程が不要になる。また、メッキのシードの形成に関し、シードの形成領域や形成の手順を入れ替えても良い。
(実施例1)
本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施例を図1〜図4を参照して説明する。
本実施例では、基板101として厚さ635μmのSi{110}ウエハを用いた。基板101には振動板111の下面側に圧電素子108〜110を設け、異方性エッチングによって基板101に振動板背面空間101aを形成し、圧電素子108〜110の周囲に空間120を形成した。これと同時に、液体供給口101bを基板101に形成した。
振動板111は、Si基板101の上面にSiNxを2μmの厚さで堆積し、これをパターニングして形成した。
圧電体膜109は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を2μmの厚さで堆積しパターニングして形成した。上電極110はPt/Tiを1500/50Å(150/5nm)の厚さにそれぞれ堆積し、パターニングして形成した。下電極108は、Pt/Tiの積層膜を1500/50Å(150/5nm)の厚さに堆積し、パターニングして形成した。圧電素子108〜110の下面側には、SiO2を2000Å(200nm)の厚さに堆積しパターニングして保護膜107を形成した。圧電素子108〜110の周囲には空間120が設けられているため、圧電素子108〜110および振動板111が変形したときに基板101に接触することがないので、圧電素子108〜110および振動板111の変形が拘束されることはなく、それらを十分に変位させることができる。
振動板111の短辺の長さは67μm、長辺の長さは3mmとした。この寸法での振動板111の最大変位は160nmであった。
基板101上には、圧力発生室115を個別に形成した。圧力発生室115の壁部材の材質はNiからなり、その壁部材はメッキによって形成した。圧力発生室115の内壁の高さは60μm、壁部材の厚さは20μmとした。圧力発生室115の一端には連通孔121を設け、各圧力発生室115を共通液室に連通させた。
圧力発生室115の他端の上部には上側開口の直径が20μmで下側開口の直径が30μmの吐出口119を形成した。これにより、圧力発生室115内の液体を振動板111の変形によって符号122に示す経路を通って吐出口119から吐出させることで、吐出された液体が記録媒体に付着して画像を記録することが可能になる。
図1は図3に示したインクジェット記録ヘッドの上面側を示す図である。ただし、電極等の図示は省略している。
本実施例では、圧力発生室115を、基板101のSi{111}面に対して垂直な方向に150個並列して配置した。ノズルの配列ピッチ(吐出口119の配列ピッチ)は84.7μmとした。なお、各圧力発生室115は長手方向が基板101の{111}面と平行に形成している。
図2は図3に示したインクジェット記録ヘッドの下面側を示す図である。
本実施例では、基板101のSi{111}面と平行に、狭角が70.5度をなす平行四辺形の長辺が配置されるように、エッチングによって振動板背面空間101aおよび液体供給口101bを形成した。振動板背面空間101aの長辺方向の長さは2.7mmとし、液体供給口101bの長辺方向の長さは500μmとした。
上記のように構成した本実施例のインクジェット記録ヘッドは、圧電素子108〜110と振動板111がSi基板101の振動板背面空間101aを形成する壁に囲まれるので、圧電素子108〜110等をより確実に保護することができ、そのため、記録ヘッドの電気実装時にも圧電素子108〜110等が破壊されることはなかった。また、振動板111全体が基板101に支持されているので記録ヘッドの機械的な強度は高い。さらに、圧力発生室115内の振動板111は平面形状であるため圧力発生室115内の流れ抵抗を損なうことがないので、液体の吐出周波数を高めることが可能である。
この記録ヘッドを用いて、粘度2cp(2×10-3Pa・s)の水性インクを使用して、吐出周波数20kHzで1.5plの液滴を吐出口119から吐出させたところ、記録ヘッドのノズル列方向の幅12.5mmにわたって不吐出のない高品位な記録物が得られた。
(実施例2)
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造プロセスの一実施例を、図5〜図9を参照して説明する。
(1)外径φ150mm、厚さ630μm、表面の面方位が{110}であるシリコン基板101を熱酸化して酸化膜102を形成し、上面側の酸化膜102を部分的にエッチングしてパターン103を形成し(図5(1))、さらにパターン103の部分を高密度プラズマエッチング装置(ICP)で上面から見た図8のように長方形にエッチングして溝104を形成した(図5(2))。溝104の深さは3μmとした。長方形の溝104の長辺の長さは3mm、短辺の長さは70μmとし、その長辺は{111}面と等価の面に平行になるように形成した。
(2)さらに、液体供給口101bに相当する部分の酸化膜102を除去し、LPCVD法でポリシリコン膜を3000Å(300nm)の厚さに堆積して、液体供給口101bに相当する部分と溝104およびその周囲部分に犠牲層105を形成した(図5(3))。
このとき、液体供給口101bを成す部分の犠牲層115は図9に示すように狭角が70.5度をなす平行四辺形とし、平行四辺形の長辺および短辺は{111}と等価の面に平行になるように配置する。
(3)この基板101上に、エッチングストップ層としてのSi34膜106をLPCVD法によって3000Å(300nm)の厚さに堆積し、さらにその上にSiO2膜107を熱CVD法によって2000Å(200nm)の厚さに堆積した(図5(4))。
(4)振動板の下面部を形成する犠牲層105に合わせて、Pt/Tiを1500/50Å(150/5nm)の厚さにそれぞれ堆積してこれをパターニングし、下電極108を形成した(図5(5))。
(5)この下電極108上に、PZTからなる薄膜をスパッター法で2μmの厚さに堆積して成膜を行い、その後にO2雰囲気下で680℃、5時間の焼成を行った。これにより、圧電体部109を形成した(図5(5))。
(6)圧電体部109上に、Pt/Tiを1500/50Å(150/5nm)の厚さにそれぞれ堆積してこれをパターニングし、上電極110を形成した。そして、同じレジストを用いてPZT膜である圧電体部109もパターニングした。以上により、圧電素子108〜110を形成した(図5(5))。
(7)次に、このようにして形成した圧電素子108〜110の上に、プラズマCVD等を使って、SiNx膜を2μmの厚さに堆積してこれをパターニングし、振動板111を形成した(図6(6))。この後、液体供給口121を成す部分の上のSiO2膜107をパターニングして除去した。
(8)振動板111上に圧力発生室115の型材である第1のパターン112をスピンナで60μmの厚さに形成し、これを乾燥した後にパターニングした(図6(7))。第1のパターン112には、PMER・HM−3000PM(東京応化工業製)を使用した。
(9)振動板111および第1のパターン112の上にメッキを行う際に用いる導電層113を形成した(図6(8))。導電層113は、Ti/Cuをそれぞれ250/750Å(25/75nm)の厚さにスパッタリングにより成膜し、それをパターニングすることで形成した。Ti層は基板に対するCu層の密着性向上や導電性向上を目的として成膜した。
(10)導電層113の上に、吐出口の型材となる第2のパターン114をスピンナで25μmの厚さに形成し、これを乾燥した後にパターニングした(図6(8))。第2のパターン114にはPMER・LA−900PM(東京応化工業株式会社製)使用し、その露光にはプロキシミティタイプの露光機を使いた。露光時にマスクと基板とのギャップを100μmにすることで、第2のパターン114をテーパー形状にした。
(11)次に、導電層113の上に電気メッキでNi層を20μmの厚さに形成し、その後無電解メッキによりNi−PTFE複合メッキ層を3μmの厚さに形成して、圧力発生室115を形成する壁部材となる流路構造体118を形成した(図6(9))。
(12)次に、基板101の上面側を保護するために環化ゴム系樹脂116を基板101の上面側に塗布した(図7(10))。環化ゴム系樹脂116にはOBC(東京応化工業製)を使用した。その後、基板101の下面側の酸化膜102を、図2に示す振動板背面空間101aおよび液体供給口101bを成す平行四辺形の形状にパターニングし、それらの平行四辺形の狭角の近傍部分にレーザー加工を施して、基板101に先導孔(不図示)を開けた。先導孔の深さは基板101の厚さの80%にした。そして、基板101の下面側に対して、TMAH22wt%、80℃にて、異方性エッチングを所定の時間行った。これにより、基板101に振動板背面空間101aおよび液体供給口101bが形成されると共に、振動板背面空間101a内の犠牲層105がエッチングされて圧電素子108〜110の周囲には空間120が形成された(図7(11))。
(13)この異方性エッチングを行った後、環化ゴム系樹脂116をキシレンで除去し、その後、圧電素子108〜110の下面側に残ったエッチングストップ層としてのSi34層106をケミカルドライエッチング(CDE法)で除去した(図7(11))。これにより、圧電素子108〜110が完成した。最後にダイレクトパス(荒川化学工業製)を使って、第1および第2のパターン112,114を除去した(図7(12))。その溶剤としては、パインアルファST−380(荒川化学工業株式会社製)を使用した。
このようにして完成した記録ヘッドの吐出口119の上側開口の径は15μmであり、下側開口の径は30μmであった。圧力発生室115の壁部材の厚さは23μmであった。形成された振動板背面空間101aの長辺方向の長さは3mm、液体供給口101bの長辺方向の長さは500μmであった。
この記録ヘッドを使って、粘度2cp(2×10-3Pa・s)の水性インクを用いて、吐出周波数25kHzで3plの液滴を吐出させたところ、不吐出のない高品位な記録物が得られた。また連続吐出試験で連続して1×1010回吐出させたところ、吐出性能に変化はなかった。
(実施例3)
本発明のインクジェット記録ヘッドの製造プロセスの他の実施例を、図10〜図13を参照して説明する。
(1)外径φ150mm、厚さ200μmのシリコン基板201に、熱酸化によって酸化膜202を6000Å(600nm)の厚さに形成し、上面側の酸化膜202を部分的にエッチングして開口部203を形成した(図10(1))。
(2)開口部203を高密度プラズマエッチング装置(ICP)でエッチングして、深さ3μmの溝部204を形成した(図10(2))。
(3)基板201の上面側に、エッチングストップ層としてLPCVD法でSi34膜205を3000Å(300nm)の厚さに堆積し、さらに保護膜として熱CVD法でSiO2膜206を2000Å(200nm)の厚さに堆積した(図10(3))。
(4)次に、図10(4)に示すように、溝部204内に50Å(5nm)の厚さのTiと1500Å(150nm)の厚さのPtとをスパッター法で堆積して下電極207を形成した。下電極207上にスパッター法でPZTの単結晶を2μmの厚さに堆積し、O2雰囲気下で680℃で5時間のアニールを行って圧電素子膜208を形成した。さらに、圧電素子膜208上に50Å(5nm)の厚さのTiと1500Å(150nm)の厚さのPtとをスパッター法で堆積し、パターニングして上電極209を形成した。
(5)基板201の上面上に、SiNx膜をプラズマCVD法を用いて2μmの厚さに堆積し、これをパターニングして振動板210を形成した(図11(5))。液体供給口(不図示)につながる部分のSiO2膜206をエッチングにより除去した。
(6)基板201の上面上に、圧力発生室の型材となる第1のパターン211を形成した(図11(6))。第1のパターン211は、PMER・HM−3000PM(東京応化工業製)をスピンナで60μmの厚さに形成し、乾燥した後にパターニングすることで形成した。
(7)振動板210および第1のパターン211の上にメッキを行う際に用いる導電層212を形成した(図11(7))。導電層212は、Ti/Cuをそれぞれ250/750Å(25/75nm)の厚さにスパッタリングにより成膜し、それをパターニングすることで形成した。Ti層は基板に対するCu層の密着性向上や導電性向上を目的として成膜した。
(8)導電層212の上に、吐出口の型材となる第2のパターン213をスピンナで25μmの厚さに形成し、これを乾燥した後にパターニングした(図11(7))。第2のパターン213にはPMER・LA−900PM(東京応化工業株式会社製)使用し、その露光にはプロキシミティタイプの露光機を使いた。露光時にマスクと基板とのギャップを120μmにすることで、第2のパターン213をテーパー形状にした。
(9)次に、導電層212の上に電気メッキでNi層を20μmの厚さに形成し、その後無電解メッキによりNi−PTFE複合メッキ層を3μmの厚さに形成して、圧力発生室を形成する壁部材となる流路構造体214を形成した(図11(8))。
(10)基板201の下面側の酸化膜202を、図13に示すように振動板背面空間および液体供給口を成す長方形形状にパターニング(202a)し、ICPにてSi基板201をエッチングしてエッチング層であるSi34膜205に到達するまで掘り込んで、振動板210の下面側に振動板背面空間201aと液体供給口(不図示)を形成した(図12(9))。このときに圧電素子207〜209の周囲に空間216ができるように、基板201の下面側のSiO2膜202のパターンを設計した。
(11)エッチングストップ層であるSi34膜205をケミカルドライエッチング(CDE法)で除去し、最後にダイレクトパス(荒川化学工業製)を使って各パターン211,213を除去した(図12(10))。このとき、溶剤としてパインアルファST−380(荒川化学工業株式会社製)を使用した。
このようにして完成した記録ヘッドの吐出口の上側開口の径は25μmであり、下側開口の径は35μmであった。圧力発生室の壁部材の厚さは21μmであった。形成された振動板背面空間201aの長辺方向の長さは3mm、液体供給口201bの長辺方向の長さは500μmであった。
この記録ヘッドを使って、粘度2cp(2×10-3Pa・s)の水性インクを用いて、吐出周波数25kHzで15plの液滴を吐出させたところ、不吐出のない高品位な記録物が得られた。また連続吐出試験で連続して1×1010回吐出させたところ、吐出性能に変化はなかった。
図14は、実施例3で作製されたインクジェット記録ヘッドのうちの並列する2つのノズル部を示す断面図である。
(実施例4)
図15は、実施例3の工程(10)においてSi基板の下面側に図13に示すようなパターン202aを形成せずに、ICPでSi基板を全部エッチングで取り去ったものを示している。
[比較例]
図16は、実施例2の工程(1)でSi基板に溝を形成せずに基板上に積層する形で圧電素子を作製し、圧電素子の下側と両側にポリシリコンの犠牲層を配置して、振動板背面空間404を形成したものである。このインクジェット記録ヘッドで連続吐出試験を行ったところ、3×107回の吐出で振動板402の角部403に亀裂が発生して吐出不能になるヘッドがあった。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの平面図である。 図1に示したインクジェット記録ヘッドの底面図である。 図1に示したA−A線における断面図である。 図1に示したB−B線における断面図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの他の製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの他の製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの他の製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドの他の製造プロセスを説明する図である。 本発明の実施例に係るインクジェット記録ヘッドのうちの並列する2つのノズル部を示す断面図である。 本発明によって製造されたインクジェット記録ヘッドの変形例を示す断面図である。 インクジェット記録ヘッドの比較例を示す断面図である。
符号の説明
101 基板
101a 振動板背面空間
101b 液体供給口
108 下電極
109 圧電体膜
110 上電極
111 振動板
117 圧力発生室
119 吐出口

Claims (7)

  1. 液体を吐出する吐出口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室に対応して設けられる圧電素子と、前記圧力発生室と前記圧電素子との間に設けられる振動板と、を有する液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    平板状の基板の一方の主面に凹部を有する当該基板を用意する用意工程と、
    前記凹部内に前記圧電素子を形成する圧電素子形成工程と、
    前記基板の一方の主面と前記圧電素子との上に平坦な前記振動板を形成する振動板形成工程と、
    前記振動板の上に前記圧力発生室を形成する圧力発生室形成工程と、
    前記基板の少なくとも前記圧電素子の周辺を除去する除去工程と、
    を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記用意工程と前記圧電素子形成工程との間において、選択的にエッチングを行うことが可能な犠牲層を前記凹部内に形成する工程と、耐エッチング性を有するパッシベーション層を少なくとも前記犠牲層の上に形成する工程と、を更に有する請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記基板の一部と前記パッシベーション層の一部とを除去することにより、前記圧力発生室に連通する液体供給口を前記基板に形成する工程を更に有する請求項2に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記圧力発生室形成工程は、前記圧力発生室となる第1のパターンを前記振動板の上に形成する工程と、前記第1のパターンの上に前記圧力発生室の壁を構成する部材となる第2のパターンを形成する工程と、前記第1のパターンを除去して前記圧力発生室を形成する工程と、を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記第1のパターンを除去して前記圧力発生室を形成する工程は、前記除去工程の後に行う請求項4に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記基板は表面の面方位が{110}であるシリコンからなる請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記除去工程は結晶軸異方性エッチングによって行う請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
JP2005229361A 2004-08-06 2005-08-08 液体吐出ヘッドの製造方法 Pending JP2006069206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005229361A JP2006069206A (ja) 2004-08-06 2005-08-08 液体吐出ヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231026 2004-08-06
JP2005229361A JP2006069206A (ja) 2004-08-06 2005-08-08 液体吐出ヘッドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006069206A true JP2006069206A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36150299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005229361A Pending JP2006069206A (ja) 2004-08-06 2005-08-08 液体吐出ヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006069206A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111113A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法
JP2014024214A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Canon Inc 液体吐出ヘッドの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111113A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd インクジェットヘッドの製造方法
JP2014024214A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Canon Inc 液体吐出ヘッドの製造方法
US9427953B2 (en) 2012-07-25 2016-08-30 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing liquid ejection head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7503114B2 (en) Method for producing ink jet head
JP4692534B2 (ja) シリコン製ノズル基板、シリコン製ノズル基板を備えた液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドを搭載した液滴吐出装置、及びシリコン製ノズル基板の製造方法
US7634855B2 (en) Method for producing ink jet recording head
JP4735281B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2006069206A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP4458052B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2009029012A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4363150B2 (ja) 液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2007168110A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2023538971A (ja) 一体化されたcmos回路を有するmemsデバイス
JP2004209740A (ja) 液体吐出ヘッド
JP2007237525A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP3842120B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2007276307A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2007253373A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JPH11138809A (ja) アクチュエータ及びインクジェット式記録ヘッド
JP5807362B2 (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2011000893A (ja) シリコン製ノズル基板、シリコン製ノズル基板を備えた液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドを搭載した液滴吐出装置、及びシリコン製ノズル基板の製造方法
JP2008142966A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2007185871A (ja) アクチュエータおよびアクチュエータ形成方法
JP2001010036A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置
JP4310296B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
KR102042625B1 (ko) 개선된 잉크젯 헤드 및 그 제조 방법
JP2003103778A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP4100447B2 (ja) 凹部を有するシリコン基板およびインクジェットヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071017

A521 Written amendment

Effective date: 20071213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02