JP2006066098A - 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器 - Google Patents

照光式押しボタンスイッチ及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006066098A
JP2006066098A JP2004244123A JP2004244123A JP2006066098A JP 2006066098 A JP2006066098 A JP 2006066098A JP 2004244123 A JP2004244123 A JP 2004244123A JP 2004244123 A JP2004244123 A JP 2004244123A JP 2006066098 A JP2006066098 A JP 2006066098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
switch body
switch
operation panel
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004244123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4234651B2 (ja
Inventor
Hirokatsu Omori
博克 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Denshi Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Denshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Denshi Co Ltd filed Critical Sanwa Denshi Co Ltd
Priority to JP2004244123A priority Critical patent/JP4234651B2/ja
Publication of JP2006066098A publication Critical patent/JP2006066098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4234651B2 publication Critical patent/JP4234651B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 操作パネル内への静電気の進入を防止することができる照光式押しボタンスイッチを提供する。
【解決手段】 操作パネル2の取付孔3に挿入して取り付けられるスイッチボディ4に出没可能に収容された押ボタン5を一方向に摺動付勢させる導電性の弾性部材6を備え、前記弾性部材6に接触する第1接触部7と、前記スイッチボディ4を前記取付孔3に挿入して取り付けたとき、該操作パネル2の導電性の部分に接触する第2接触部8とを有する導電性のアース部材9を備えたことにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各種ゲーム機等の電子機器に取り付けられる照光式押しボタンスイッチに関し、特に静電気が電子機器等の筐体内に流れることを防止することのできる照光式押しボタンスイッチ及び電子機器に関するものである。
テレビゲーム、メダルゲーム、プライズマシン、クレーンゲーム、音楽系ゲーム、子供向けゲームなどの各種ゲーム機等の電子機器には、ディスプレイ装置等の表示装置と共に入力装置としての照光式押しボタンスイッチが取り付けられている。
この種の照光式押しボタンスイッチとしては、本出願人が先に提案した特許文献1に記載されているもの等が知られている。この照光式押しボタンスイッチは、先端に鍔部を有する筒状のケース本体と、ケース本体に取り付けられ、マイクロスイッチを有するランプホルダーと、ケース本体内に一部がケース体の軸方向へ移動可能に収容され、マイクロスイッチを作動させるプランジャーと、プランジャーの先端に取り付けた押しボタンと、ケース本体内のプランジャーの外周に設けられ、プランジャーを押しボタンがケース本体から突出した状態で付勢するスプリング部と、を備えている。マイクロスイッチは、例えば、配線を介してゲーム機内の基板に電気的に接続されており、押しボタンを指で押すと、スプリング部の付勢力に抗してプランジャーがケース本体の軸方向に移動してマイクロスイッチが作動され、電気的信号がゲーム機内の基板等に送られる。これにより、ゲーム機を操作したりすることができ、遊戯を楽しめる。また、この照光式押しボタンスイッチは、ケース本体内のランプホルダーのランプソケットにランプが取り付けられ、このランプからの光が押しボタンを介してケース本体外に照射されるように構成されている。
特開2001−307581号公報
ところで、前述の照光式押しボタンスイッチは、押しボタンを指で押すことによりマイクロスイッチを作動させることができるが、押しボタンを指で押すとき、静電気放電がスプリング部との間になされ、この静電気放電がされたスプリング部とランプソケットの間になされて静電気がケース本体内を流れて配線を通じて例えばゲーム機の筐体内の基板等に流れることがある。このように、基板に静電気が流れると、該基板に設けられている回路を破壊して遊戯をできなくなったり、ノイズが発生して誤動作を生じたりするという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、静電気が基板へ流れることを防止することができる照光式押しボタンスイッチ及びその照光式押しボタンスイッチを備えた電子機器を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る照光式押しボタンスイッチは、操作パネルの取付孔に挿入して取り付けられるスイッチボディに出没可能に収容された押ボタンを一方向に摺動付勢させる導電性の弾性部材を備えた照光式押しボタンスイッチにおいて、前記弾性部材に接触する第1接触部と、前記スイッチボディを前記取付孔に挿入して取り付けたとき、前記操作パネルの導電性の部分に接触する第2接触部とを有する導電性のアース部材を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、弾性部材に接触する第1接触部と操作パネルの導電性の部分に接触する第2接触部とを有する導電性のアース部材を備えたことにより、弾性部材に静電気が流れたとき、その静電気は弾性部材に接触しているアース部材に流れ、さらにアース部材から操作パネルに流れる。その結果、電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止される。また、スイッチボディを操作パネルの取付孔に挿入して取り付けたとき、アース部材の第2接触部が操作パネルに接触するので、アース部材を操作パネルに接触させるための作業が不要となり、組み付け作業性が向上する。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチにおいて、前記第2接触部が、前記スイッチボディの前記取付孔への挿入方向とは反対方向に傾斜している板バネであることが好ましい。この発明によれば、第2接触部が板バネであるので、第2接触部と操作パネルとの接触状態を良好に維持することができ、静電気をアース部材から操作パネルに確実に流すことができる。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチにおいて、前記弾性部材がコイルバネであり、該コイルバネの一端部が前記スイッチボディに接触していると共に他端部が前記押ボタンに接触し、前記アース部材が前記スイッチボディに取り付けられ、該アース部材の第1接触部が前記コイルバネの一端部に接触していることが好ましい。
この発明よれば、コイルバネの一端部はスイッチボディに接触しているために、スイッチボディに対する位置がほとんど変わらない。このため、アース部材の第1接触部とコイルバネの一端部との接触状態を良好に維持することができ、静電気をコイルバネからアース部材に確実に流すことができる。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチにおいて、前記スイッチボディに、前記コイルバネの一端部が接触するバネ接触部を設け、前記第1接触部が、前記バネ接触部に面接触するワッシャー状のリングであり、前記第2接触部が、該リング部の外周縁部から突出する薄板状の舌片であることが好ましい。
この発明よれば、コイルバネの一端部が接触するバネ接触部に、第1接触部であるリングが面接触することにより、リングがバネ接触部とコイルバネの間に配置される、すなわち、コイルバネの付勢力によりバネ接触部とコイルバネとで挟持されるので、リングとコイルバネの接触状態を一層良好に維持することができ、静電気をコイルバネからアース部材に一層確実に流すことができる。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチにおいて、前記アース部材が、前記弾性部材に一体的に形成されていることが好ましい。この発明よれば、アース部材を別途必要としないので、部品点数を増やすことなく静電気を操作パネルに流すことができる。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチにおいて、前記第2接触部が、前記スイッチボディの外表面に装着される板バネであり、前記第1接触部が、該板バネから突出して前記弾性部材に接触する突出片であることが好ましい。
前記の目的を達成するための本発明に係る電子機器は、前記の本発明に係る照光式押しボタンスイッチを備えたことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に静電気は弾性部材からアース部材を介して操作パネルに流れるので、電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止される。
以上説明したように本発明に係る照光式押しボタンスイッチ及び電子機器によれば、弾性部材に接触する第1接触部と、スイッチボディを取付孔に挿入して取り付けたとき、操作パネルの導電性の部分に接触する第2接触部とを有する導電性のアース部材を備えたので、極めて簡単な組み付け易い構成で弾性部材を流れる静電気を操作パネルに流すことができ、ランプホルダーを介して電子機器の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることを有効に防止することができるものである。
以下、本発明に係る照光式押しボタンスイッチを添付図面に基づいて詳述する。
図1及び図2は本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチの一例を示す図である。図3は本発明に係る第1のアース部材の一例を示す図である。図4は本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチの他の例を示す図である。図5は本発明に係る第1のアース部材の他の例を示す図である。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチは、電子機器の筐体である操作パネルに取り付けられるものである。電子機器としては、特に限定されないが、パチンコ、パチスロ、カジノ機器などの各種のゲーム機や自動販売機、券売機、現金自動入金・自動支払い機(ATM(Automatic Teller Machine))等が挙げられる。ゲーム機としては、具体的には、パチンコ、パチスロ、カジノ機器、テレビゲーム、メダルゲーム、プライズマシン、クレーンゲーム、音楽系ゲーム、子供向けゲーム等が挙げられる。電子機器、例えば、ゲーム機の筐体である操作パネル等は、導電性材料である鉄板が用いられているので、静電気が流れやすくなっている。この操作パネルには、本発明に係る押しボタンスイッチを取り付けるための取付孔がゲーム機に応じて1つ又は2つ以上設けられている。
本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチは、図1、図2及び図4に示すように、操作パネル2の取付孔3に挿入して取り付けられるスイッチボディ4に出没可能に収容された押ボタン5を一方向に摺動付勢させる導電性の弾性部材6を備え、前記弾性部材6に接触する第1接触部7と、前記スイッチボディ4を前記取付孔3に挿入して取り付けたとき、該操作パネル2の導電性の部分に接触する第2接触部8とを有する導電性のアース部材9を備えたことを特徴とする。
スイッチボディ4は、例えば、合成樹脂等の絶縁材料により円筒状に形成されている。スイッチボディ4の一端部側は、外径及び内径の寸法が大きい大径部41が形成され、この大径部41は取付フランジとして機能するものである。なお、スイッチボディ4の一端部は、操作パネル2の取付孔3に挿入される端部(後端部ということがある。)とは反対側の端部(先端部ということがある。)をいう。すなわち、スイッチボディ4の外表面及び内表面は、階段状に形成されている。大径部41以外のスイッチボディ4(小径部42ということがある。)の外径は、取付孔3の径より小さい例えば若干小さな寸法の径で形成されていることが好ましい。大径部41の外径は、取付孔3の径より大きな寸法の径で形成されていることが好ましい。
また、小径部42の周面には、ネジ溝が設けられており、例えば、取付ナット11が螺合される。小径部42の内壁の中央部よりやや後端部側には、その径方向内方に延びるバネ接触部45が設けられている。バネ接触部45は、小径部42の内表面の周方向全体に形成されてもよいし(すなわちリング状に形成されていてもよいし)、その周方向に等間隔をあけて2つ以上形成されたものであってもよい。バネ接触部45は、例えば断面略矩形状に形成されている。このバネ接触部45の先端面が脚部接触面45aとして形成され、その大径部41側の側面がバネ接触面45bとして形成され、残りの側面がストッパ接触面45cとして形成されている。小径部42及び大径部41からなるスイッチボディ4に押ボタン5が収容されている。
押ボタン5は、プランジャー50とボタンカバー15とからなる。プランジャー50は、例えば、合成樹脂等の絶縁材料により形成されている。プランジャー50は、例えば、円筒部51と、その円筒部51より突出した脚部52とからなる。
円筒部51は、スイッチボディ4の大径部41内にその同軸上(略同軸上を含む。)に収容されている。円筒部51は、軸方向の長さが大径部41の軸方向の長さより短い寸法で形成されていると共に、外径が大径部41の内径より小さい寸法で形成されている。
円筒部51の周面(外表面)の軸方向略中央部より他端部側(スイッチボディ4の他端部側)には、その径方向外方に延びる摺動片部53が設けられている。摺動片部53は、円筒部51の周面の周方向に等間隔をあけて2つ以上形成されたものであってもよいが、その周方向全体に形成されていることが好ましい。すなわち、摺動片部53は、リング状に形成されていることが好ましい。摺動片部53の外径は、大径部41の内径より若干小さな寸法の径で形成されており、円筒部51が大径部41内をその軸方向に移動し得るようになっている。
また、円筒部51の周面(外表面)の一端部の近傍には、その径方向外方に突出する係合突部55が設けられている。この円筒部51の摺動片部53より一端部側の外表面にその表面及び円筒部51の一端部側の開口部を覆うようにボタンカバー15が着脱可能に取り付けられている。
ボタンカバー15は、光透過性材料で形成されている。このボタンカバー15は、指等で押圧される円形状の押圧部15aと、その押圧部15aの周縁部に設けられ、その軸方向に延びる円筒状の着脱部15bとからなる。押圧部15a及び着脱部15bの外径は、摺動片部53の外径より若干小さな寸法で形成されている。着脱部15bの内径は、大径部41の外径より若干大きな寸法で形成されている。また、着脱部15bの外表面には、ボタンカバー15をプランジャー50の円筒部51に取り付けたとき、係合突部55と係合してボタンカバー15がプランジャー50から外れ難くするための係合凹部16が設けられている。
円筒部51の一端部側(スイッチボディ4の一端部側)は開放されていると共に、その他端部側には、スイッチボディ4の内径より径が小さな寸法の径のライト孔56が設けられている。すなわち、円筒部51の他端部側は、径方向内方に延びる壁部(バネ接触壁部57ということがある。)が設けられ、このバネ接触壁部57にライト孔56が設けられている。バネ接触壁部57には、脚部52が立設されている。
脚部52は、例えばライト孔56の周縁部であって対向する2箇所のバネ接触壁部57の表面に一体的に2つ形成されている。脚部52は、円筒部51の軸方向に延びて形成されている。2つの脚部52、52は、互いに対向する表面(内表面ということがある。)と反対側の表面(外表面ということがある。)の間の長さがバネ接触部45の内径より若干小さな寸法で形成されていることが好ましい。2つの脚部52、52の長さは、プランジャー50をスイッチボディ4内に収容したとき、バネ接触部45より突出する寸法で、かつ、スイッチボディ4の後端部側に取り付けられるスイッチを作動し得る寸法で形成されていることが好ましい。これにより、2つの脚部52、52の外表面がそれぞれバネ接触部45に接触すると共に、円筒部51の摺動片部53が大径部41の内面に接触してプランジャー50がスイッチボディ4に対してスイッチボディ4の軸方向に移動し得るようになっている。すなわち、押ボタン5(プランジャー50)がスイッチボディ4に出没可能に収容されている。
脚部52の先端部は、スイッチを作動し得る形状に形成されている。脚部52の先端部近傍の外表面には、その表面から突出するストッパ部58が設けられており、このストッパ部58がバネ接触部45に接触してプランジャー50の突出方向の移動が規制されるようになっている。すなわち、プランジャー50は、ストッパ部58がバネ接触部45に接触する個所とバネ接触壁部57が大径部41を形成する壁に接触する個所との間の範囲内で往復移動し得るようになっている。
脚部52のストッパ部58から先端部までの外表面は、2つの脚部52、52の間隔が漸次短くなるように漸次傾斜された傾斜面59として形成されている。また、2つの脚部52、52は、互いが対向する方向に可撓可能に形成されており、脚部52をその先端部からスイッチボディ4内に挿入したとき、バネ接触部45に接触して脚部52が内側(互いに対向する側)に可撓してバネ接触部45内をストッパ部58が通ることができるようになっている。脚部52とスイッチボディ4との間のスイッチボディ4内に弾性部材6が設けられている。
弾性部材6は、プランジャー50をスイッチボディ4から突出する方向(突出方向ということがある。)に付勢する導電性の弾性部材である。弾性部材6としては、特に限定されないが、例えば、コンプレッションスプリングであるコイルバネ61等であることが好ましい。コイルバネ61の内径は、2つの脚部52、52の外表面間の長さより長い寸法の径で形成されていると共に、その外径は、スイッチボディ4の内径より若干小さな寸法の径で形成されていることが好ましい。コイルバネ61の両端部はリング状に形成されていることが好ましい。このコイルバネ61は、一端部がバネ接触部45に当接されていると共に、他端部がバネ接触壁部57に当接されており、その付勢力によりプランジャー50を突出方向に付勢する、すなわち、脚部52のストッパ部58がバネ接触部45に当接するように付勢するように形成されている。
また、スイッチボディ4の後端部には、スイッチボックス70が着脱可能に取り付けられている。スイッチボックス70には、例えば機械式接点方式、フォトインタラプタ方式等のスイッチとしてのマイクロスイッチ(図示せず)が設けられており、ボタンカバー15を指等で押圧することよりプランジャー50が没入方向(突出方向とは反対方向)に移動して脚部52の先端部によってマイクロスイッチが作動され、マイクロスイッチからの電気信号が配線75を介して操作パネル2内の基板等に送られるようになっている。
また、スイッチボックス70には、脚部52、52間に位置されるランプホルダー71が設けられている。ランプホルダー71の外表面は、2つの脚部52、52のスイッチボディ4の軸方向の移動を妨げないと共に、その外表面に2つの脚部52、52の先端部の内表面が接触又は近接し得る形状で形成されており、プランジャー50がスイッチボディ4から抜け出ないようになっている。ランプホルダー71には、操作パネル2内の基板等に配線75を介して電気的に接続されているランプソケット(図示せず)が設けられ、このランプソケットにランプ72が装着されている。ランプ72は、照光式の押しボタンスイッチに用いられているものであれば特に限定されない。ランプ72は、配線75を介して流れる電流により点灯するものであり、この点灯により円筒部51内に設けられた光透過性を有するプレート18を介してボタンカバー15が内部から照らされるようになっている。なお、プレート18は光透過性材料で形成され、所望の色が施されている。
アース部材9は、スイッチボディ4に設けられている。アース部材9は、コイルバネ61に静電気が流れたとき、静電気を操作パネル2に流すためのものであり、導電性材料で形成されている。アース部材9は、コイルバネ61に接触する第1接触部7と、スイッチボディ4を取付孔3に挿入して取り付けたとき、操作パネル2に接触する第2接触部8とを備えている。
アース部材9は、例えば、薄板リング状に形成された第1接触部7であるリング、すなわちワッシャー状のリング91と、リング91の外周縁部から突出する第2接触部8である薄板状の舌片92とから形成されていてもよい。
リング91の外径は、スイッチボディ4の小径部42の内径より小さい、例えば若干小さい寸法の径で形成されていると共に、その内径は、バネ接触部45の内径と同じか小さい例えば若干小さい寸法の径で形成されていることが好ましい。このリング91は、バネ接触部45のバネ接触面45bとコイルバネ61の一端部との間に配置されている。すなわち、リング91は、バネ接触部45のバネ接触面45bに面接触していると共に、コイルバネ61の付勢力によりバネ接触部45とコイルバネ61とで挟持されている。
舌片92は、リング91の外周縁部から一体的に突出する薄板状の板バネで形成されている。舌片92は、スイッチボディ4の小径部42の貫通孔47を貫通して小径部42の外表面から突出すると共に、スイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜されていることが好ましい。この舌片92の傾斜角度は、舌片92の先端部又は先端部近傍が操作パネル2に接触し得る範囲内から任意に選ばれる。この舌片92の幅は、特に限定されないが、舌片92をリング91に対して折り曲げることができる範囲内から選ばれる寸法であることが好ましい。舌片92の長さ(突出長さ)は、スイッチボディ4を取付孔3に挿入して取り付けたとき、操作パネル2に接触すれば特に限定されないが、スイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜した状態で操作パネル2に接触し得る範囲内から選ばれる寸法であることが好ましい。舌片92は、図2及び図3に示す例では、リング91の外周縁部にその周方向に180°(略180度を含む)間隔に2つ設けられているが、これに限定されず、図4及び図5に示すように、1つでもよいし、また、3つ以上でもよい。
貫通孔47は、舌片92が貫通して小径部42の外表面から傾斜した状態で突出し得る形状で形成されていることが好ましい。この貫通孔47は、例えば、小径部42の軸方向にスリット状に形成されている。具体的には例えば、貫通孔47は、バネ接触部45と小径部42の一端部(大径部41側の端部)との間の略中央部から他端部までの壁が完全に切り欠かれた第1スリット47aと、その小径部42の略中央部から一端部までの壁の外表面側の一部が小径部42の軸に沿って切り欠かれた第2スリット47bとから形成されている。また、第2スリット47bが形成されている小径部42の壁部の他端部(バネ接触部45側の端部)の外表面側の角部は、傾斜されて舌片92が接触する舌片部接触部47cとして形成され、この舌片部接触部47cに舌片92が傾斜した状態で位置される。第2スリット47bの深さは、小径部42の外周に螺合された取付ナット11と舌片部接触部47cとで舌片92を挟持し得る寸法で形成されていることが好ましい。第1スリット47a及び第2スリット47bの幅は、アース部材9を所定の位置に位置決めできる範囲から任意に設定され、少なくとも舌片92の幅より大きな寸法で形成されている。
アース部材9は、1つの舌片92を有する場合には、舌片92が所定の傾斜角度で傾斜した状態でスイッチボディ4に設けるようにしてもよい。具体的には、舌片92側を斜め下にしてアース部材9をスイッチボディ4内にその開口部から挿入する。この挿入は、舌片92の先端部を第1スリット47aに挿入してから第2スリット47b上に舌片92の先端部が位置されるように、リング91を水平にしてリング91をバネ接触部45のバネ接触面45bに面接触させるように行う。これにより、アース部材9をスイッチボディ4に設けることができる。なお、この場合、バネ接触部45が略水平に位置されている前提で説明している。
また、アース部材9が2つ以上の舌片92を有する場合には、各舌片92を反対側(アース部材9をスイッチボディ4に設けたときのリング91に対する傾斜側とは反対側)に傾斜させる。このリング91をバネ接触部45に対向させる。このとき、各舌片92が貫通孔47と対向するように位置決めする。この状態のまま、アース部材9をスイッチボディ4内にその先端部の開口部から挿入して、リング91をバネ接触部45のバネ接触面45bに面接触させると共に、各舌片92をそれぞれ第1スリット47aに挿入する。リング91をバネ接触面45bに面接触させた後に各舌片92を大径部41側に折り曲げて傾斜させることによって、アース部材9をスイッチボディ4に設けることができる。
これらのようにすれば、アース部材9をスイッチボディ4に設けることができる。このとき、舌片92の傾斜角度、すなわち、舌片92の先端部の位置は、スイッチボディ4を取付孔3に取り付けたときに操作パネル2に接触している状態より小径部42の外表面から離れている位置に位置されていることが好ましい。
アース部材9をスイッチボディ4に設けた後に、コイルバネ61をその一端部からスイッチボディ4内にその先端部の開口部から挿入して、コイルバネ61の一端部をバネ接触部45のバネ接触面45b上のアース部材9のリング91に接触させ、コイルバネ61をスイッチボディ4内に収容する。
収容後、プランジャー50を脚部52の先端からスイッチボディ4内に挿入する。すなわち、脚部52の先端をスイッチボディ4の先端部の開口部からスイッチボディ4内に挿入する。脚部52の先端は、コイルバネ61内を通ってバネ接触部45に接触し、傾斜面59がバネ接触部45と接触することによって2つの脚部52、52が互いが対向する方向に可撓しつつ進む。脚部52は、ストッパ部58がバネ接触部45を通り過ぎると、可撓した状態から元の状態に戻り、脚部52の外表面がバネ接触部45の脚部接触面45bに接触すると共に、ストッパ部58がストッパ接触面45cに接触し、プランジャー50の突出方向の移動が規制される。これにより、プランジャー50がスイッチボディ4に出没可能に収容される。このプランジャー50は、予め円筒部51内にプレート18が設けられていると共に、ボタンカバー15が装着されている。
そして、プランジャー50を収容したスイッチボディ4を取付孔3にその後端部から挿入する。なお、取付孔3にネジ溝が設けられている場合には、螺合しつつスイッチボディ4を取付孔3に挿入する。この挿入は、大径部41が操作パネル2に接触するまで行う。このとき、小径部42の貫通孔47からアース部材9の舌片92が突出しており、この舌片92が操作パネル2に接触する。すなわち、スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に挿入することにより、ワンタッチでアース部材9を操作パネル2に接触することができる。アース部材9の舌片92がスイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜されていることにより、舌片92が邪魔になることなくスイッチボディ4を取付孔3に挿入することができる。
また、舌片92の先端部が、スイッチボディ4を取付孔3に取り付けたときに操作パネル2に接触している状態より小径部42の外表面から離れている位置に位置されていることにより、スイッチボディ4を取付孔3に挿入するときに、その取付孔3を形成する操作パネル2が舌片92の表面に接触して小径部42の外表面方向に可撓し、この状態で舌片92が操作パネル2に接触する。その結果、舌片92は元の状態に戻ろうとするので、舌片92は確実に操作パネル2に接触することになる。
スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に取り付けた後、その小径部42の外表面にその後端部から取付ナット11を螺合させ、スイッチボディ4の大径部41と取付ナット11とで操作パネル2を挟持してスイッチボディ4を操作パネル2に固定する。このように、取付ナット11を螺合させてスイッチボディ4を操作パネル2に固定させたとき、取付ナット11と舌片部接触部47cとで舌片92の中間部(両端部の間の部分)が挟持されることにより、舌片92が湾曲し難くなり、舌片92の操作パネル2への接触を長期間にわたって確実に行うことができる。
スイッチボディ4を固定した後、スイッチボディ4の後端部にスイッチボックス70を取り付けることにより、本発明の押しボタンスイッチ1が操作パネル2に取り付けられることになる。ランプ72が点灯すると、プレート18を介してボタンカバー15が内部から照らされる。そのボタンカバー15を例えば指で押圧すると、プランジャー50がスイッチボディ4の軸方向に移動してスイッチボディ4内に没入又は略没入し、プランジャー50の脚部52の先端部がマイクロスイッチを作動させる。その結果、マイクロスイッチからの電気信号が配線75を介して操作パネル2内の基板等に送られ、ゲーム機を操作したりすることができ、遊戯を楽しめる。
ボタンカバー15を指等で押圧した場合には、静電気放電がプランジャー50、そのプランジャー50に接触しているコイルバネ61との間になされることがある。その場合、そのコイルバネ61からアース部材9を介して操作パネル2に静電気が流れる。すなわち、コイルバネ61に静電気が流れたとき、その静電気はコイルバネ61に非接触のランプソケットよりもコイルバネ61に接触している導電性のアース部材9に流れ、アース部材9から操作パネル2に流れる。その結果、各種ゲーム機等の電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止される。
したがって、本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチ1は、極めて簡単な組み付け易い構成でコイルバネ61を流れる静電気を操作パネル2に流すことができ、ランプホルダーを介して各種ゲーム機等の電子機器の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることを有効に防止することができるものである。
また、コイルバネ61の一端部はスイッチボディ4のバネ接触部45に接触し、この接触位置はスイッチボディ4に対してほとんど変わらないために、スイッチボディ4に設けられているアース部材9とコイルバネ61の一端部との接触状態を良好に維持することができ、静電気をコイルバネ61からアース部材9に確実に流すことができる。また、第2接触部8である舌片92が板バネとして形成されているために、操作パネル2との接触状態を良好に維持することができ、静電気をアース部材9から操作パネル2に確実に流すことができる。よって、コイルバネ61に流れた静電気を確実に操作パネル2に流すことができる。
また、リング91は、バネ接触部45のバネ接触面45bに面接触していると共に、コイルバネ61の付勢力によりバネ接触部45とコイルバネ61とで挟持されているために、リング91とコイルバネ61の接触状態を一層良好に維持することができ、静電気をコイルバネ61からアース部材9に一層確実に流すことができる。
図6は本発明に係る第2の照光式押しボタンスイッチの一例を示す図である。図7は本発明に係る弾性部材の一例を示す図である。この第2の照光式押しボタンスイッチは、図6及び図7に示すように、アース部材9が弾性部材101と一体的に形成されていることを特徴とする。なお、前記の第1の照光式押しボタンスイッチと同じ部材には同じ名称及び同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
弾性部材101は、バネ部102とアース部103とからなり、導電性材料で形成されている。バネ部102は、例えば、前記の第1の押しボタンスイッチ1のコイルバネ61と略同じ構造のものである。すなわち、バネ部102の内径は、2つの脚部52、52の外表面間の長さより長い寸法の径で形成されていると共に、その外径は、スイッチボディ4の内径より若干小さな寸法の径で形成されていることが好ましい。バネ部102の両端部はリング状に形成されていることが好ましい。このバネ部102は、一端部がバネ接触部45に当接されていると共に、他端部がバネ接触壁部57に当接されており、その付勢力によりプランジャー50を突出方向に付勢する、すなわち、脚部52のストッパ部58がバネ接触部45に当接するように付勢するように形成されている。
アース部103は、アース部材9であり、バネ部102の一端部の周縁部から突出したバネ部102と同じ断面円形の棒状に形成されている。アース部103は、バネ部102に一体的に接続されている直線部105と、その直線部105から一体的に延びる傾斜部106とからなる。
直線部105は、第1接触部7であり、バネ部102のリング状の一端部にそのリング状の一端部と同一(略同一を含む)平面状であってその径方向外方に延びて形成されている。
傾斜部106は、第2接触部8であり、前記の第1の押しボタンスイッチ1における舌片92と同じ機能を奏するものである。すなわち、傾斜部106は、スイッチボディ4の小径部42の貫通孔107を貫通して小径部42から突出すると共に、スイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜されている。この傾斜部106の傾斜角度は、傾斜部106の先端部又は先端部近傍が操作パネル2に接触し得る範囲内から任意に選ばれる。傾斜部106の長さ(突出長さ)は、スイッチボディ4を取付孔3に挿入して取り付けたとき、操作パネル2、特に取付孔3を形成する操作パネル2に接触すれば特に限定されないが、スイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜した状態で操作パネル2に接触し得る範囲内から選ばれる寸法であることが好ましい。傾斜部106は、図6及び図7に示す例では、バネ部102の一端部の外周縁部に1つ設けられているが、これに限定されず、2つ以上設けるようにしてもよい。
貫通孔107は、前記の第1の押しボタンスイッチ1における貫通孔47と略同じ形状であり、異なる点が第2スリット107bの深さの寸法でそれ以外は同じ(略同じ)に形成されている。第2スリット107bの深さは、傾斜部106の直径に応じて形成されている。すなわち、第2スリット107bの深さは、スイッチボディ4が取付孔3に取り付けられて第2スリット107bに傾斜部106が位置されたとき、傾斜部106の周面に第2スリット107bの底部と取付孔3を形成する操作パネル2とが接触し得る寸法で形成されていることが好ましい。
弾性部材101は、アース部103を反対側に傾斜させる。この弾性部材101の一端部をバネ接触部45に対向させる。このとき、アース部103が貫通孔107と対向するように位置決めする。この状態のまま、弾性部材101をスイッチボディ4内にその開口部から挿入して、弾性部材101の一端部をバネ接触部45のバネ接触面45bに面接触させると共に、アース部103を第1スリット107aに挿入する。この挿入されたアース部103を大径部41側に折り曲げて傾斜させることによって、弾性部材101をスイッチボディ4に設けることができる。
弾性部材101をスイッチボディ4に設けた後に、プランジャー50をスイッチボディ4内に挿入して出没可能に収容する。収容後、スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に後端部から挿入する。このとき、小径部42の貫通孔107から弾性部材101の傾斜部106が突出し、この傾斜部106が操作パネル2に接触する。すなわち、スイッチボディ4を取付孔3に挿入することにより、ワンタッチで傾斜部106を操作パネル2に接触することができる。その傾斜部106がスイッチボディ4の取付孔3への挿入方向とは反対方向に傾斜されていることにより、傾斜部106が邪魔になることなくスイッチボディ4を取付孔3に挿入することができる。
また、スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に挿入したとき、傾斜部106の先端部及びその近傍は、第2スリット107b内に収容されて、第2スリット107bと取付孔3を形成する操作パネル2とで挟持されるので、確実に傾斜部106を操作パネル2に接触させることができる。
スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に取り付けた後、その小径部42の外表面にその後端部から取付ナット11を螺合させ、スイッチボディ4の大径部41と取付ナット11とで操作パネル2を挟持してスイッチボディ4を操作パネル2に固定する。
固定後、スイッチボディ4の後端部にスイッチボックス70を取り付けることにより、本発明の第2の押しボタンスイッチ100が操作パネル2に取り付けられる。この押しボタンスイッチ100のボタンカバー15を指等で押圧した場合には、指等から静電気がボタンカバー15に放電することがあり得る。その場合、その静電気は、ボタンカバー15からボタンカバー15に接触しているプランジャー50、そのプランジャー50に接触している弾性部材101に流れ、さらにその弾性部材101のアース部103から操作パネル2に流れる。特に操作パネル2がゲーム機の筐体であると導電性材料例えば鉄板が用いられているので、確実に静電気が操作パネル2に流れることになる。その結果、各種ゲーム機等の電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止される。
したがって、本発明に係る第2の照光式押しボタンスイッチ100は、極めて簡単な組み付け易い構成でコイルバネ61を流れる静電気を操作パネル2に流すことができ、ランプホルダーを介して各種ゲーム機等の電子機器の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることを有効に防止することができるものである。
図8は本発明に係る第3の照光式押しボタンスイッチの一例を示す図である。図9は本発明に係る第2のアース部材の一例を示す図である。この第3の照光式押しボタンスイッチは、図8に示すように、アース部材9がスイッチボディ4の外表面に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。なお、前記の第1の照光式押しボタンスイッチと同じ部材には同じ名称及び同じ符号を付し、その説明を省略することがある。
アース部材9は、スイッチボディ4の外表面に装着される板バネ115と、その板バネ115から突出してスイッチボディ4を貫通しスイッチボディ4内に設けられているコイルバネ61に接触する突出片116とからなり、導電性材料で形成されている。
板バネ115は、第2接触部8であり、小径部42の大径部41側の端部の外周にその周方向に延びる取付部112に装着されている。板バネ115は、特に限定されないが、例えば、略円弧状の板バネである。この板バネ115は、円の半分より大きい円弧(優弧)状に形成されていることが好ましい。また、板バネ115の厚さは、特に限定されないが、板バネ115を取付部112に容易に装着し得る寸法で形成されていることが好ましい。
突出片116は、第1接触部7であり、板バネ115に一体的に形成されていることが好ましい。突出片116は、例えば、矩形薄平板状に形成されている。この突出片116は、例えば、板バネ115の一方の内周縁部の中央部(略中央部を含む。)からその径方向内方に延びて形成されている。この突出片116は、スイッチボディ4の小径部42の貫通孔113を貫通してスイッチボディ4内に設けられているコイルバネ61に接触する長さに形成されている。
貫通孔113は、小径部42の大径部41側の端部、すなわち、大径部41が操作パネル2に接触する壁に沿った小径部42の端部にスイッチボディ4の径方向に延びて形成されている。この貫通孔113に突出片116を挿入したとき、板バネ115が小径部42の端部外周に接触するが、この接触個所が取付部112として形成されている。取付部112は、取付ナット11を螺合するのに支障がない場合にはネジ溝が設けられていてもよいが、その支障がある場合にはネジ溝を設けないようにする。。
アース部材9の板バネ115の両端部を互いが離間する方向に移動させる。すなわち、板バネ115の両端部を広げ、この板バネ115を取付部112に装着すると共に、突出片116を貫通孔113に挿入することにより、アース部材9をスイッチボディ4に設けることができる。このスイッチボディ4内には、その開口部からコイルバネ61を挿入してコイルバネ61の一端部をバネ接触部45に接触させてから、プランジャー50をスイッチボディ4内に挿入して出没可能に収容しておくことが望ましい。これにより、アース部材9の突出片116の先端がコイルバネ61の周縁部の一部に接触する。
このスイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に後端部から挿入する。このとき、小径部42の外周にアース部材9の板バネ115が装着されているので、この板バネ115が操作パネル2に接触する。すなわち、スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に挿入することにより、ワンタッチでアース部材9を操作パネル2に接触することができる。
スイッチボディ4を操作パネル2の取付孔3に取り付けた後、小径部42の外表面にその後端部から取付ナット11を螺合させ、大径部41と取付ナット11とで操作パネル2を挟持してスイッチボディ4を操作パネル2に固定する。
固定後、スイッチボディ4の後端部にスイッチボックス70を取り付けることにより、本発明の第3の押しボタンスイッチ110が操作パネル2に取り付けられる。この押しボタンスイッチ110のボタンカバー15を指等で押圧した場合には、指等から静電気がボタンカバー15に放電することがあり得る。その場合、その静電気は、ボタンカバー15からボタンカバー15に接触しているプランジャー50、そのプランジャー50に接触しているコイルバネ61に流れ、さらにそのコイルバネ61からアース部材9を介して筐体に流れる。すなわち、コイルバネ61に静電気が流れたとき、その静電気はコイルバネ61に非接触のランプソケットよりもコイルバネ61に接触している導電性のアース部材9に流れ、アース部材9から操作パネル2に流れる。特に操作パネル2がゲーム機の筐体であると導電性材料例えば鉄板が用いられているので、確実に静電気が操作パネル2に流れることになる。その結果、各種ゲーム機等の電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止される。
したがって、本発明に係る第3の照光式押しボタンスイッチ110は、極めて簡単な組み付け易い構成でコイルバネ61を流れる静電気を操作パネル2に流すことができ、ランプホルダーを介して各種ゲーム機等の電子機器の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることを有効に防止することができるものである。
本発明に係る照光式押しボタンスイッチは、操作パネル内への静電気の進入を防止することができるので、例えば、各種ゲーム機等の電子機器内の基板へ静電気が流れ、基板を破壊したり、誤動作を生じたりすることが防止され、遊戯を十分に楽しめることができるものである。
本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチの一例を示す側面図である。 本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチの一例を示す側断面図である。 本発明に係る第1のアース部材の一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明に係る第1の照光式押しボタンスイッチの他の例を示す側断面図である。 本発明に係る第1のアース部材の他の例を示す図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明に係る第2の照光式押しボタンスイッチの一例を示す側断面図である。 本発明に係る弾性部材の一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明に係る第3の照光式押しボタンスイッチの一例を示す側断面図である。 本発明に係る第2のアース部材の一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)図中のA−A線矢視断面図である。
符号の説明
1 第1の照光式押しボタンスイッチ
2 筐体
3 取付孔
4 スイッチボディ
5 プランジャー
6 弾性部材
7 第1接触部
8 第2接触部
9 アース部材
15 ボタンカバー
41 大径部
42 小径部
45 バネ接触部
47 貫通孔
61 コイルバネ
91 リング
92 舌片
100 第2の照光式押しボタンスイッチ
101 弾性部材
102 バネ部
103 アース部
107 貫通孔
110 第3の照光式押しボタンスイッチ
113 貫通孔
115 板バネ
116 突出片

Claims (7)

  1. 操作パネルの取付孔に挿入して取り付けられるスイッチボディに出没可能に収容された押ボタンを一方向に摺動付勢させる導電性の弾性部材を備えた照光式押しボタンスイッチにおいて、前記弾性部材に接触する第1接触部と、前記スイッチボディを前記取付孔に挿入して取り付けたとき、前記操作パネルの導電性の部分に接触する第2接触部とを有する導電性のアース部材を備えたことを特徴とする、照光式押しボタンスイッチ。
  2. 前記第2接触部が、前記スイッチボディの前記取付孔への挿入方向とは反対方向に傾斜している板バネであることを特徴とする、請求項1に記載の照光式押しボタンスイッチ。
  3. 前記弾性部材がコイルバネであり、該コイルバネの一端部が前記スイッチボディに接触していると共に他端部が前記押ボタンに接触し、
    前記アース部材が前記スイッチボディに取り付けられ、該アース部材の第1接触部が前記コイルバネの一端部に接触していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の照光式押しボタンスイッチ。
  4. 前記スイッチボディに、前記コイルバネの一端部が接触するバネ接触部を設け、
    前記第1接触部が、前記バネ接触部に面接触するワッシャー状のリングであり、前記第2接触部が、該リング部の外周縁部から突出する薄板状の舌片であることを特徴とする、請求項3に記載の照光式押しボタンスイッチ。
  5. 前記アース部材が、前記弾性部材に一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の照光式押しボタンスイッチ。
  6. 前記第2接触部が、前記スイッチボディの外表面に装着される板バネであり、前記第1接触部が、該板バネ部から突出して前記弾性部材に接触する突出片であることを特徴とする、請求項1に記載の照光式押しボタンスイッチ。
  7. 前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の照光式押しボタンスイッチを備えたことを特徴とする、電子機器。
JP2004244123A 2004-08-24 2004-08-24 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器 Active JP4234651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244123A JP4234651B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244123A JP4234651B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006066098A true JP2006066098A (ja) 2006-03-09
JP4234651B2 JP4234651B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=36112424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004244123A Active JP4234651B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4234651B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203632A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Canon Inc 電子機器
FR2950192A1 (fr) * 2009-09-16 2011-03-18 Schneider Electric Ind Sas Dispositif electrique de signalisation et/ou de commande pour bouton-poussoir
EP2315224A3 (en) * 2009-10-20 2012-02-22 Alps Electric Co., Ltd. Operating panel body
JP2014086292A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Kita Denshi Corp 操作スイッチ装置及び遊技機
JP2015029633A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 株式会社北電子 操作スイッチ装置及び遊技機
JP2015220120A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 三和電子株式会社 壁埋込み型照光式押しボタンスイッチ

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345470U (ja) * 1976-09-24 1978-04-18
JPS56175933U (ja) * 1980-05-30 1981-12-25
JPS57112436U (ja) * 1980-12-29 1982-07-12
JPS60149026U (ja) * 1984-03-14 1985-10-03 エスエムケイ株式会社 キ−ボ−ドスイツチ
JPH0218222U (ja) * 1988-07-20 1990-02-06
JPH0241336U (ja) * 1988-09-12 1990-03-22
JPH05300984A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Sanwa Denshi Kk 多段式押釦スイッチ並びにこの多段式押釦スイッチを用いたテレビゲーム機
JPH1027529A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 押釦スイッチ
JP2001307581A (ja) * 2000-04-17 2001-11-02 Sanwa Denshi Kk 照光式押し釦スイッチ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345470U (ja) * 1976-09-24 1978-04-18
JPS56175933U (ja) * 1980-05-30 1981-12-25
JPS57112436U (ja) * 1980-12-29 1982-07-12
JPS60149026U (ja) * 1984-03-14 1985-10-03 エスエムケイ株式会社 キ−ボ−ドスイツチ
JPH0218222U (ja) * 1988-07-20 1990-02-06
JPH0241336U (ja) * 1988-09-12 1990-03-22
JPH05300984A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Sanwa Denshi Kk 多段式押釦スイッチ並びにこの多段式押釦スイッチを用いたテレビゲーム機
JPH1027529A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 押釦スイッチ
JP2001307581A (ja) * 2000-04-17 2001-11-02 Sanwa Denshi Kk 照光式押し釦スイッチ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203632A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Canon Inc 電子機器
FR2950192A1 (fr) * 2009-09-16 2011-03-18 Schneider Electric Ind Sas Dispositif electrique de signalisation et/ou de commande pour bouton-poussoir
EP2299462A1 (fr) * 2009-09-16 2011-03-23 Schneider Electric Industries SAS Dispositif électrique de signalisation et/ou de commande pour bouton-poussoir
EP2315224A3 (en) * 2009-10-20 2012-02-22 Alps Electric Co., Ltd. Operating panel body
JP2014086292A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Kita Denshi Corp 操作スイッチ装置及び遊技機
JP2015029633A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 株式会社北電子 操作スイッチ装置及び遊技機
JP2015220120A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 三和電子株式会社 壁埋込み型照光式押しボタンスイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4234651B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4344737B2 (ja) 遊技機用押ボタンスイッチ
US7323959B2 (en) Trackball device
JP4543009B2 (ja) 遊技機操作用スイッチ装置
JP5070998B2 (ja) レバースイッチ及び遊技機
US6545576B1 (en) Switch assemblies
EP1763050A1 (en) Switch Assembly
JP4234651B2 (ja) 照光式押しボタンスイッチ及び電子機器
JP4184926B2 (ja) ステアリングスイッチ装置
US9443680B2 (en) Electronic device and input device thereof
JP4187035B2 (ja) 電子機器に用いるトラックボール装置
JP2006019130A (ja) プッシュスイッチ
TW202236328A (zh) 按鍵輸入裝置
JP5363828B2 (ja) 遊技機
JP2009050362A (ja) ボタンスイッチ
JP2007080279A5 (ja)
JP7003963B2 (ja) スイッチ装置、スイッチシステム、キー入力装置及びキー入力システム
JP3144060U (ja) ボタン装置
WO2010058208A1 (en) Amusement machine and push button assembly
JP2004221078A (ja) Ledインジケータ付き押しボタンスイッチ
JP2006180999A (ja) 遊技機の操作ユニット取付装置
JP2009054326A (ja) スイッチボタン装置
JP4619196B2 (ja) 押圧スイッチ付き摺動式電子部品
JP4439390B2 (ja) 操作つまみ
JP2010157388A (ja) ロータリスイッチ
CN115020142A (zh) 开关装置、支架、保持方法以及保持机构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080910

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4234651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250