JP2006059985A - 通信用キャビネット装置 - Google Patents

通信用キャビネット装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006059985A
JP2006059985A JP2004239709A JP2004239709A JP2006059985A JP 2006059985 A JP2006059985 A JP 2006059985A JP 2004239709 A JP2004239709 A JP 2004239709A JP 2004239709 A JP2004239709 A JP 2004239709A JP 2006059985 A JP2006059985 A JP 2006059985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
line
hole
introduction
communication cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004239709A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Okamoto
博芳 岡元
Kazuaki Sato
和昭 佐藤
Akihiko Imada
昭彦 今田
Yukio Watanabe
幸夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamachi Denki KK
NTT ME Tokyo Corp
Original Assignee
Tamachi Denki KK
NTT ME Tokyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamachi Denki KK, NTT ME Tokyo Corp filed Critical Tamachi Denki KK
Priority to JP2004239709A priority Critical patent/JP2006059985A/ja
Publication of JP2006059985A publication Critical patent/JP2006059985A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】 占有面積の小さな通信用キャビネット装置を提供すること。
【解決手段】 外部から光通信線路または電気通信線路からなる導入通信線路が導入され、該導入通信線路に接続されるVDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54が収納され、前記導入通信線路からの信号をVDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54を介して各戸へ分配する導出通信線路がこれらから外部へ導出され、筐体本体11と、前面パネルと、筐体本体11を鉛直方向の壁面または水平方向の床面に設置する壁面設置穴24A及び床面設置穴23Aとを備えてなり、筐体本体11には、ケーブル導入孔23Bと、VDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54を着脱自在に取り付けるVDSL取付部26及び木板27とが備えてられていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line:超高速デジタル加入者線)などの通信機器を内部に設置する通信用キャビネット装置に関する。
近年、光ファイバやCATV(Community Antenna TeleVision)に代表される高速の通信回線を用いたブロードバンドサービスが普及している。これは、加入者宅に光ファイバケーブルを施設するFTTH(Fiber To The Home)方式によって構築されており、このようなブロードバンドサービスに加入することで、高速、大容量のブロードバンドサービスによって放送、映画、音楽などを視聴することが可能となる。しかし、一般的に既存のマンションや集合住宅において、加入者宅へ光ファイバケーブルを新たに敷設するには、配管やスペース確保、工事面で困難が伴うため、経路の一部に光ファイバケーブルを用いて既存の電話回線またはLAN(Local Area Network)用メタル配線をそのまま使用することができるVDSL方式を用いることが主流となりつつある。
これは、マンションや集合住宅の共用部分に、VDSL装置や光信号を電気信号に変換すると共に電気信号を光信号に変換するONU(Optical Network Unit:光加入者終端装置)などの通信機器を備えたキャビネットを設置し、このキャビネットを介して光ファイバケーブルと既存の電話回線またはLAN用メタル配線とを接続するものである。
しかしながら上記従来の通信用キャビネット装置には、以下の課題が残されている。すなわち、VDSL装置やONUなどの通信機器は、一般的に19インチラックを用いたキャビネット内に収納されており、マンションや集合住宅の共用部分によっては、このキャビネットを配置するスペースが不足するという問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、占有面積の小さな通信用キャビネット装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の通信用キャビネット装置は、外部から光通信線路または電気通信線路からなる導入通信線路が導入され、該導入通信線路に接続される複数の通信機器が収納され、前記導入通信線路からの信号を前記複数の通信機器を介して各戸へ分配する導出通信線路が前記複数の通信機器から外部へ導出される通信用キャビネット装置であって、前面が開口する箱状の筐体本体と、該筐体本体の開口部を閉塞する蓋体と、該蓋体が取り付けられた前記筐体本体を鉛直方向の壁面または水平方向の床面に設置する設置手段とを備えてなり、前記筐体本体には、前記導入通信線路を導入する線路導入用孔と、前記導出通信線路を導出する線路導出用孔と、前記複数の通信機器を着脱自在に取り付ける通信機器取付部とが備えてられていることを特徴とする。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、通信機器取付部によって複数の通信機器を着脱自在に取り付け、線路導入用孔及び線路導出用孔を介して各通信線路を筐体本体内部に設けられた複数の通信機器に接続している。そして、この筐体本体は、設置手段によって鉛直方向の壁面に設置することが可能となっている。これにより、筐体本体を配置するために必要なスペースが、縮小化される。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記筐体本体は、矩形に組み立てられる天板、左右の側板及び底板と、これら一方の開口部を閉塞する裏板とを供えてなり、該筐体本体に、前記蓋体が着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、筐体本体が、矩形に組み立てられており、この筐体本体の開口部に蓋体が着脱可能に取り付けられている。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記線路導入用孔及び前記線路導出用孔には、ゴムシートが張設され、該ゴムシートを貫通して前記導入及び導出通信線路が導入、導出されることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、線路導入用孔及び線路導出用孔が、各通信線路が貫通可能なゴムシートによって覆われていることで、線路導入用孔及び線路導出用孔から水などの液体や虫やゴミなどが侵入することを抑制する。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記線路導入用孔あるいは前記線路導出用孔のどちらか一方または双方は、前記左右の側板と、前記底板とに形成されていることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、線路導入用孔及び線路導出用孔が左右の側版と底板とに形成されていることによって、各通信線路の曲がりや通信線路の導入出位置に応じて複数設けられた線路導入用孔及び線路導出用孔の中から適宜選択して用いることができる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記裏板の内面側には、扁平な前記通信機器を前記裏板の内面に沿って支持する前記通信機器取付部が設けられ、前記蓋体の下部及び上部と、前記天板の上部と、前記左右の側板とには、通風孔が形成されていることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、通信機器が通信機器取付部によって裏板の内面に沿って支持されているので、筐体本体の上下間でエアーフローが発生する。これにより、筐体本体及び蓋体に設けられた通風孔を介して筐体本体の内部で発生した熱を効率よく排気することができる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記通信機器取付部は、前記通信機器の寸法に応じて該通信機器の取り付けを可能とする取付調整機構を有することが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、寸法の異なる通信機器を取り付ける場合であっても、取り付け調整機構によって容易に通信機器を取り付けることができる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記取付調整機構は、前記通信機器側に固定されて雄ネジ挿通孔を有する固定板と、前記筐体本体側に固定されて前記通信機器の寸法に応じて選択可能な複数の取付孔を有する取付板と、該取付板に係合可能な係合部材と、該係合部材に支持された雌ネジ部材と、該雌ネジ部材に螺着可能な雄ネジ部材を備えてなり、前記通信機器に固定された前記固定板の挿通孔が、雄ネジを挿通してこれを前記取付孔の任意のものに係合させた係合部材に支持されている雌ネジに螺合させて前記通信機器を取り付けるように構成されていることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、取付板に形成された取付孔に雌ネジ部材が支持された係合部材を係合し、通信機器に取り付けられた固定板の挿通孔に雄ネジ部材を螺着することによって通信機器が筐体本体に取り付けられる。ここで、取付孔が取付板に複数形成されていることによって、通信機器の寸法に応じて係合部材を係合させる取付孔を選択することによって、寸法の異なる通信機器を取り付ける場合であっても、容易に通信機器を取り付けることができる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記筐体本体の前面に掲示板が設けられていることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、筐体本体の前面に掲示板を設けることによって筐体本体を設置したスペースを有効活用することができる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記掲示板は、前記導入または導出通信線路と連携された表示部を有することが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、表示部に、導入または導出通信線路から伝送された映像信号を表示させる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記掲示板は、無線通信と連携された表示部を有することが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、表示部に、無線通信によって伝送された映像信号を表示させる。
また、本発明にかかる通信用キャビネット装置は、前記表示部には、防犯用カメラからの映像が表示されることが好ましい。
この発明にかかる通信用キャビネット装置によれば、表示部に、防犯用カメラから伝送された映像信号を表示させる。
本発明の通信用キャビネット装置によれば、通信機器取付部によって複数の通信機器を着脱自在に取り付け、線路導入用孔及び線路導出用孔を介して各通信線路を筐体本体内部に設けられた複数の通信機器に接続している。そして、この筐体本体は、設置手段によって鉛直方向の壁面に設置することが可能となっている。これにより、筐体本体を配置するために必要なスペースが、縮小化される。
以下、本発明にかかる通信用キャビネット装置の一実施形態を、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態による通信用キャビネット装置1は、例えば、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line:超高速デジタル加入者線)方式で用いる通信機器を内部に設置する通信用キャビネット装置であって、マンションや集合住宅などの共用部分に設置されるものである。
この通信用キャビネット装置1は、図1から図3に示すように、箱状の筐体2と、筐体2の内部に配置された通信機器部3と、この通信機器部3に電力を供給するタップ4と、筐体2の前面を覆う掲示板5とを備えており、マンションや集合住宅などの共同部分の壁に取り付けられている。
筐体2は、図1及び図2に示すように、前面に開口を有する箱状の部材である筐体本体11と、この開口を覆う前面パネル(蓋体)12とを備えており、内部に後述するVDSL装置(通信機器)51を取り付けるための金具であるVDSL取付部(通信機器取付部)26と、後述するPT(Premises Termination、通信機器)52、ONU(Optical Network Unit:光加入者終端装置、通信機器)53及びメタルケーブル端子盤(通信機器)54を取り付けるための木板(通信機器取付部)27とを備えている。
筐体本体11は、矩形に組み立てられる天板21、左右の側板22及び底板23と、これらの開口を閉塞する裏板24とによって構成されている。
天板21には、よろい戸構造を有する通風孔21Aが形成されている。そして、この通風孔21Aは、筐体2の内部側から図示しないメッシュによって覆われている。
また、左右の側板22には、上部によろい戸構造を有する通風孔22Aが形成され、下部に図示しない光ファイバケーブル(導入通信線路)やメタルケーブル(導入通信線路、導出通信線路)を導入するためのケーブル導入孔(線路導入用孔、線路導出用孔)22Bが形成されている。この通風孔22Aは、上述と同様に、筐体2の内側か図示しないメッシュによって覆われている。また、このケーブル導入孔22Bには、ゴムシート25が張設されており、各ケーブルを導入する際にこのゴムシート25に切り込みを入れることによって筐体2の内部にケーブルを導入することができるように構成されている。
なお、この両側面の上側には、図示しないファンを取り付けることが可能なとなっている。
そして、裏板24には、筐体2を壁面に設置する際に固定用に使用する壁面設置穴(設置手段)24Aが形成されており、図示しないネジによって取り付けられるVDSL取付部26と、雄ネジ27Aによって取り付けられる木板27と、タップ4とが取り付けられている。
壁面設置穴24Aは、4箇所に設けられており、未使用時には図示しないグロメットによって覆われている。
VDSL取付部26は、図4(a)に示すように、断面コ字状の部材であって長手方向の両端にフランジ部31Aが形成されたVDSL取付コ字状金具(取付板、取付調整機構)31と、断面L字状の部材であってフランジ部31Aに取り付けられるVDSL取付L字状金具(固定板)32とを備えている。
VDSL取付コ字状金具31のフランジ部31Aには、図4(b)に示すように、VDSL取付L字状金具32に取り付けられるVDSL装置51の厚みに応じた位置に、図4(c)に示すような係合部材33及び雌ネジ部材34によって構成されたケージナット(雌ネジ部材)35を取り付け可能なケージナット取付穴31Bが複数形成されている。そして、このケージナット取付穴31Bにケージナット35を取り付けて雄ネジ部材34Aと螺合することによってフランジ部31AにVDSL取付L字状金具32を取り付けている。このように、ケージナット35を用いてVDSL取付コ字状金具31とVDSL取付L字状金具32とを取り付けることによって、フランジ部31Aに雄ネジ部材34Aを螺合させるためのネジ穴を形成する必要がなく、これによりフランジ部31Aを薄くすることができる。
また、底板23には、筐体2を床面に設置する際に固定用に使用する床面設置穴(設置手段)23Aと、ケーブル導入孔(線路導入用孔、線路導出用孔)23Bがと形成されている。床面設置穴23Aは、4箇所に設けられており、上述と同様に、未使用時には図示しないグロメットによって覆われている。また、ケーブル導入孔23Bは、上述と同様に、ゴムシート36によって覆われている。
前面パネル12は、図5に示すように、板状の部材であって、よろい戸構造を有する通風孔12Aが形成されている。この通風孔12Aは、上述と同様に、前面パネル12の裏面側から図示しないメッシュによって覆われている。
また、前面パネル12の下側の縁部には、筐体本体11の開口の縁部に形成された断面L字状の耳部11Aに設けられた図示しないスリットと係合するガイドピン12Bが形成されている。そして、両側縁の上部には、鍵穴12Cが設けられており、この鍵穴12Cに図示しない鍵を差し込んで旋回させることにより前面パネル12の両側縁からロック板片12Dが突出するように構成されている。鍵を旋回してこのロック板片12Dを突出させることで、耳部11Aに形成された図示しないロック用スリットに係止するように構成されている。
以上より、ガイドピン12B及びロック板片12Dが耳部11Aにそれぞれ形成されたスリットと掛止することにより、前面パネル12が筐体本体11に取り付けられる。
筐体2の前面の上下両側縁には、図6に示すように、掲示板5を取り付ける上部掲示板取付部37及び下部掲示板取付部38がそれぞれ設けられている。
上部掲示板取付部37は、図6(a)に示すように、断面ほぼW字状の上部金具41と、後述する掲示板5の引掛け金具61をこの引掛け金具61に形成された取付穴61Aに引っ掛けるための掲示板引掛けネジ42とを備えている。そして、この上部金具41は、上部金具41に設けられた貫通孔である取付穴41Aを介して雄ネジ44により天板21に取り付けられている。
下部掲示板取付部38は、図6(b)に示すように、断面ほぼコ字状の下部金具45と、この下部金具45に取り付けられて下部金具45と共に掲示板5を挟持する断面ほぼL字状のスライド金具46とを備えており、下部金具45に設けられた貫通孔である取付穴45Aを介して雄ネジ47を底板23に取り付けられている。
下部金具45は、一端に長手方向にわたってフランジ部45Bが形成されており、後述する掲示板5の耳部5Aに引っ掛かるように構成されている。
スライド金具46は、一端に長手方向にわたって形成されたフランジ部46Aと下部金具45とで掲示板5を挟持するように構成されており、短手方向に形成された長穴の貫通孔であるスライド孔46Bを介して雄ネジ48A及び雌ネジ48Bを螺合させることによって下部金具45に取り付けられている。なお、スライド金具46は、雄ネジ48Aを緩めることにより、図6(b)の二点鎖線に示すように、前後にスライド可能となっている。
タップ4は、裏面にマグネットが設けられており、裏板24に取り付けられている。
そして、通信機器部3は、図3に示すように、VDSL装置51と、PT52と、ONU53と、メタルケーブル端子盤54とを備えている。
VDSL装置51は、マンションや集合住宅に予め設けられている電話回線用のメタル屋内配線やLAN(Local Area Network)用のメタルケーブル配線を用いてLANを構築する装置である。そして、VDSL装置51は、ONU53との間で信号を送受信するように構成されている。
また、このVDSL装置51の上下両側面には、VDSL取付L字状金具32がそれぞれ取り付けられており、これを備えたVDSL取付部26によって、底板24の内面に沿うように取り付けられている。
PT52は、電話局内に配置された図示しないOLT(Optical Line Terminal:光伝送路終端装置)を経由する光ファイバケーブルをマンションや集合住宅の内部に配設された集合住宅側の光ファイバケーブルに接続する装置であって、この集合住宅側の光ファイバケーブルを介してONU53に接続されている。そして、このPT52は、図示しない木ネジによって木板27に取り付けられている。
ONU53は、光ファイバケーブルを介してPT52に接続されると共に、メタルケーブルを介してVDSL装置51に接続されている。そして、ONU53は、PT52から光ファイバケーブルを介して伝送された光信号を電気信号に変換してVDSL装置51に伝送し、VDSL装置51から伝送された電気信号を光信号に変換してPT52に伝送するように構成されている。そして、このONU53は、上述したPT52と同様に、図示しない木ネジによって木板27に取り付けられている。
メタルケーブル端子盤54は、電話局内に配置された電話交換機からメタルケーブルによって、図示しないMDF(Main Distributing Frame:本配線盤)を経由して接続されている。そして、このメタルケーブル端子盤54は、メタルケーブルを介してVDSL装置51に接続されている。また、このメタルケーブル端子盤54は、上述したPT52及びONU53と同様に、図示しない木ネジによって木板27に取り付けられている。
このようにVDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54が配置されることによって、筐体2の下から吸気し、上から排気するようなエアーフローとなるように構成されている。
なお、本実施形態では、通信機器部3が、VDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54をそれぞれ1つずつ備えていたが、加入者の回線数に応じて複数備えることも可能である。
掲示板5は、表面にピンを用いて紙などを掲示することが可能な板状の部材であって、図6及び図7に示すように、裏面の周縁には断面がL字状の耳部5Aが設けられている。そして、裏面の上部の2箇所には、掲示板取付金具37に引っ掛けて止めることが可能な引掛け金具61が設けられている。
この引掛け金具61を掲示板取付金具37に引っ掛け、下部掲示板取付金具38のスライド金具46をスライドさせて、このスライド金具46と下部金具45とで掲示板5を挟持する。これにより、掲示板5が、筐体2の前面にガタツキなく取り付けられる。
このように構成された通信用キャビネット装置1によれば、扁平なVDSL装置51、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54が、それぞれVDSL取付部26、木板27によって裏板24の内面に沿って取り付けることで、通信用キャビネット装置1を設置する際の占有面積が縮小化される。これにより、マンションや集合住宅における共同部分において使用されていないデッドスペースに設置することができる。
さらに、筐体2の前面パネル12の前面に、掲示板5が取り付けられていることによって、通信用キャビネット装置1が設置されたスペースを、有効活用することができる。
また、メタルケーブルや光ファイバケーブルを筐体2の内部に導入するためのケーブル導入孔22B、23Bが筐体本体11の両側面と底面とに設けられているので、各ケーブルの引き回しに応じて導入するケーブル導入孔を選択することができる。そして、これらケーブル導入孔22B、23Bがそれぞれゴムシート25、36によって覆われていることによって、ケーブル導入孔22B、23Bから筐体の内部に水などの液体や虫やゴミなどが侵入することを抑制する。
同様に、通風孔12A、21A、22Aがよろい戸構造となっていると共に、通風孔12A、21A、22Aを筐体2の内部側からメッシュで覆うことによって、筐体2の内部に虫やゴミなどが容易に侵入することを抑制する。
また、VDSL装置51がVDSL取付部26によって筐体2に取り付けられ、PT52と、ONU53と、メタルケーブル端子盤54とが木板27によって筐体2に取り付けられていることで、筐体2の下から吸気し、上から排気するようなエアーフローとなる。これにより、これら通信機器による発熱による筐体2内部の温度上昇が、効率よく抑えられる。
また、VDSL取付コ字状金具31のフランジ部31Aにケージナット取付穴31Bが複数形成されていることで、寸法の異なるVDSL装置51を取り付ける場合であっても、容易にVDSL装置51を取り付けることができる。
また、前面パネル12がガイドピン12B及びロック板片12Dによって筐体本体11に取り付けられているので、前面パネル12を取り外して筐体2内部を観察することができる。これにより、通信用キャビネット装置1を設置するスペースが小さい場合であっても、保守、点検を行うときに容易に取り外しできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態において、掲示板5は前面パネル12を覆うように設けられていたが、前面パネル12自体が掲示板の機能を有するような構造としてもよい。このようにすることで、部品点数を削減することができる。
また、PT52、ONU53及びメタルケーブル端子盤54が木板27に取り付けられていたが、筐体2の下面側から吸気して上面側から排気するエアーフローとなるような配置であればよく、VDSL装置51と同様に、それぞれが金属製の取付金具によって取り付けられてもよい。
また、通信用キャビネット装置1は、マンションや集合住宅の共用部分における壁に設置されたが、床面に設置されてもよい。この場合、水やゴミなどから通信機器部3を保護するため、図8に示すような架台71の上に載置する。
この架台71は、床面に固定するための図示しない床面固定穴が設けられており、床面に雄ネジなどで固定されている。また、架台71の上面には、筐体2を設置するための筐体取付孔71Aと、筐体2下面からの通風が行えるように通風孔71Bが設けられており、筐体2が、筐体2の底面に形成された床面設置穴23Aを介して雄ネジなどで固定されている。さらに、架台71の一方の側面には、通風が行えるように通風孔71Cが設けられている。
このようにすることで、通信用キャビネット装置1を、設置箇所の状況に応じて容易に選択することができるよう構成されている。そして、架台71の一側面にのみ通風孔71Cが設けられていることによって、設置場所に応じて通風孔71Cが設けられた側面を前面側とするか、後面側とするか選択することができ、より設置場所の状況に応じて容易に選択できる。
また、掲示板5には、ピンを用いて紙などが掲示される構造であったが、これに限らず、磁石によって紙などを掲示するような構造であってもよい。
また、筐体2の前面に掲示板5を取り付けたが、これに限らず、液晶表示装置であってもよい。この液晶表示装置に表示させる映像情報は、例えば管理室で選択して表示させるものであったり、筐体2の内部に導入された光ファイバケーブルやメタルケーブルを用いてネットワーク上で選択して表示させるものであったり、無線によって選択して表示させるものであってもよい。また、マンションや集合住宅内に配置された監視カメラによる映像を表示するように構成されてもよい。
本発明の一実施形態における通信用キャビネット装置を示す斜視図である。 図1における筐体を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。 図1における筐体本体を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)におけるA−A断面矢視図である。 図3におけるVDSL取付金具を示すもので、(a)は斜視図、(b)はフランジ部の側面図、(c)はケージナットの上面図である。 図2における前面パネルを示す正面図である。 図1における掲示板の取り付け状態を示す要部拡大図である。 図1における掲示板を示す背面図である。 本発明の一実施形態以外の本発明を適用可能な架台を示すもので、(a)は斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。
符号の説明
1 通信用キャビネット装置
5 掲示板
11 筐体本体
12 前面パネル(蓋体)
12A、21A、22A 通風孔
21 天板
22 側板
22B、23B ケーブル導入孔(線路導入用孔、線路導出用孔)
23 底板
23A 床面設置穴(設置手段)
24 裏板
24A 壁面設置穴(設置手段)
25、36 ゴムシート
26 VDSL取付部(通信機器取付部)
27 木板(通信機器取付部)
31 VDSL取付コ字状金具(取付板、取付調整機構)
32 VDSL取付L字状金具(固定板)
33 係合部材
34 雌ネジ部材
34A 雄ネジ部材
51 VDSL装置(通信機器)
52 PT(通信機器)
53 ONU(通信機器)
54 メタルケーブル端子盤(通信機器)

Claims (11)

  1. 外部から光通信線路または電気通信線路からなる導入通信線路が導入され、該導入通信線路に接続される複数の通信機器が収納され、前記導入通信線路からの信号を前記複数の通信機器を介して各戸へ分配する導出通信線路が前記複数の通信機器から外部へ導出される通信用キャビネット装置であって、
    前面が開口する箱状の筐体本体と、該筐体本体の開口部を閉塞する蓋体と、該蓋体が取り付けられた前記筐体本体を鉛直方向の壁面または水平方向の床面に設置する設置手段とを備えてなり、
    前記筐体本体には、前記導入通信線路を導入する線路導入用孔と、前記導出通信線路を導出する線路導出用孔と、前記複数の通信機器を着脱自在に取り付ける通信機器取付部とが備えてられていることを特徴とする通信用キャビネット装置。
  2. 前記筐体本体は、矩形に組み立てられる天板、左右の側板及び底板と、これら一方の開口部を閉塞する裏板とを供えてなり、
    該筐体本体に、前記蓋体が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の通信用キャビネット装置。
  3. 前記線路導入用孔及び前記線路導出用孔には、ゴムシートが張設され、該ゴムシートを貫通して前記導入及び導出信線路が導入、導出されることを特徴とする請求項1または2に記載の通信用キャビネット装置。
  4. 前記線路導入用孔あるいは前記線路導出用孔のどちらか一方または双方は、前記左右の側板と、前記底板とに形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の通信用キャビネット装置。
  5. 前記裏板の内面側には、扁平な前記通信機器を前記裏板の内面に沿って支持する前記通信機器取付部が設けられ、
    前記蓋体の下部及び上部と、前記天板の上部と、前記左右の側板とには、通風孔が形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の通信用キャビネット装置。
  6. 前記通信機器取付部は、前記通信機器の寸法に応じて該通信機器の取り付けを可能とする取付調整機構を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信用キャビネット装置。
  7. 前記取付調整機構は、前記通信機器側に固定されて雄ネジ挿通孔を有する固定板と、前記筐体本体側に固定されて前記通信機器の寸法に応じて選択可能な複数の取付孔を有する取付板と、該取付板に係合可能な係合部材と、該係合部材に支持された雌ネジ部材と、該雌ネジ部材に螺着可能な雄ネジ部材を備えてなり、
    前記通信機器に固定された前記固定板の挿通孔が、雄ネジを挿通してこれを前記取付孔の任意のものに係合させた係合部材に支持されている雌ネジに螺合させて前記通信機器を取り付けるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の通信用キャビネット装置。
  8. 前記筐体本体の前面に掲示板が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信用キャビネット装置。
  9. 前記掲示板は、前記導入または導出通信線路と連携された表示部を有することを特徴とする請求項8に記載の通信用キャビネット装置。
  10. 前記掲示板は、無線通信と連携された表示部を有することを特徴とする請求項8に記載の通信用キャビネット装置。
  11. 前記表示部には、防犯用カメラからの映像が表示されることを特徴とする請求項9または10に記載の通信用キャビネット装置。
JP2004239709A 2004-08-19 2004-08-19 通信用キャビネット装置 Withdrawn JP2006059985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004239709A JP2006059985A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 通信用キャビネット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004239709A JP2006059985A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 通信用キャビネット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006059985A true JP2006059985A (ja) 2006-03-02

Family

ID=36107211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004239709A Withdrawn JP2006059985A (ja) 2004-08-19 2004-08-19 通信用キャビネット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006059985A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103441460A (zh) * 2013-08-20 2013-12-11 江苏经纬轨道交通设备有限公司 一种电气箱
CN104730659A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 国家电网公司 光端机机柜及其布置方法
CN105120619A (zh) * 2015-09-22 2015-12-02 江苏亨通光网科技有限公司 一种多功能家庭信息箱
CN107196225A (zh) * 2017-06-23 2017-09-22 国网天津市电力公司 一种小体积的高压环网柜

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103441460A (zh) * 2013-08-20 2013-12-11 江苏经纬轨道交通设备有限公司 一种电气箱
CN104730659A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 国家电网公司 光端机机柜及其布置方法
CN105120619A (zh) * 2015-09-22 2015-12-02 江苏亨通光网科技有限公司 一种多功能家庭信息箱
CN107196225A (zh) * 2017-06-23 2017-09-22 国网天津市电力公司 一种小体积的高压环网柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6788535B2 (en) Outdoor electronic equipment cabinet
KR102650346B1 (ko) 스마트 월
EP0851255B1 (en) Optical fiber distribution facility
US6501899B1 (en) Vertical cable management system
RU2567504C2 (ru) Удаленное розеточное устройство
US8153893B2 (en) Vertical patching system
US20110291852A1 (en) Rack System Cover
CN103261929A (zh) 用于将光纤壳体附接到设备机架及从设备机架释放光纤壳体的方法
JP3540120B2 (ja) 架空設置型通信機器
JP2006059985A (ja) 通信用キャビネット装置
JP2013187495A (ja) マルチメディア情報盤
US10085076B2 (en) Omedia panel
KR20190063935A (ko) 국선과 구내선의 접속장치
KR20190021561A (ko) 광섬유국선의 접속장치
JP2017130559A (ja) 情報分電盤
US20030108305A1 (en) Device for connecting one or more optical fibres to an optical converter
KR200261552Y1 (ko) 광섬유 설치부를 갖는 통신 단자함
KR200498106Y1 (ko) 덮개 개폐 방향의 전환 가능한 광분배함
US20050078701A1 (en) Network interface device and housing
CN218824789U (zh) 一种用于pol网络的onu接入箱
US7331829B2 (en) Snap-in mounting bracket-terminal block
JPH11202146A (ja) オプティカルファイバスプライスハウジング
KR200486400Y1 (ko) 돔형 카메라 장치
KR20240137948A (ko) 광섬유 설치부를 갖는 통신 단자함
IES20040153A2 (en) Multi-wiring system for houses

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106