JP2006055738A - 汚染物質の処理方法および処理装置 - Google Patents
汚染物質の処理方法および処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006055738A JP2006055738A JP2004239702A JP2004239702A JP2006055738A JP 2006055738 A JP2006055738 A JP 2006055738A JP 2004239702 A JP2004239702 A JP 2004239702A JP 2004239702 A JP2004239702 A JP 2004239702A JP 2006055738 A JP2006055738 A JP 2006055738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nitrogen
- concentration
- combustion
- pollutant
- contaminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
【解決手段】 有機ハロゲン化合物に汚染された汚染物質を還元雰囲気中で加熱する還元加熱工程を備えた汚染物質の処理方法であって、空気を高濃度窒素と高濃度酸素とに分離し、該高濃度窒素を前記還元加熱工程に供給するとともに、高濃度酸素を前記還元加熱工程に用いられる燃焼装置の燃焼用として使用することを特徴とする汚染物質の処理方法による。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明に係る汚染物質の処理装置の一実施形態を示した概略フロー図である。図1に示すように、本実施形態の汚染物質の処理装置1は、汚染物質Aの流れ方向上流側から順に、該汚染物質Aを還元雰囲気中で加熱する還元加熱炉2と、該還元加熱炉2から排出された汚染物質を冷却する冷却器3とを備えている。
また、本実施形態の処理装置1は、前記還元加熱炉2を加熱するための加熱ガスを供給する燃焼装置4と、還元加熱炉2内に還元雰囲気としての高濃度窒素を供給する窒素発生装置5とを備えている。
本実施形態では、前記不活性ガスとして窒素ガスが供給されており、これによって還元加熱炉2内は、酸素濃度が3%以下、好ましくは酸素濃度が1%以下であるような還元雰囲気となるよう構成されている。
汚染物質Aを該還元加熱炉2において還元雰囲気中で加熱することにより、該汚染物質A中に含まれるPCB類等の有機ハロゲン化合物を、分解あるいは蒸発させることによって除去することができる。
また、該還元加熱炉2における汚染物質Aの滞留時間は、通常20〜180分とし、好ましくは、30〜120分とする。
そして、本実施形態の処理装置1では、該窒素発生装置5にて副生した高濃度酸素Cが前記燃焼装置4に供給され、燃焼用空気として使用されるように構成されている。
該冷却器3における汚染物質Aの冷却は、酸素濃度が3%以下の雰囲気下で行うことが好ましく、さらには、酸素濃度1%以下の雰囲気下で行うことがより好ましく、不活性ガス雰囲気下で行うことが最も好ましい。このように、酸素濃度の低い雰囲気下で100℃以下まで急冷することにより、ダイオキシン等の有機ハロゲン化合物の再合成を有効に防止することができる。
また、前記油水分離装置13にて分離された水は、活性炭吸着装置17を経ることによって清浄な排水として放出されるように構成されている。
油水分離装置13としては、例えば、静置分離装置や、減圧蒸留装置を利用することができ、油中から水分を除去することで前記ナトリウム分散体が無駄に消費されるのを防止することができる。
また、前述のように、油洗浄式ガス洗浄装置の洗浄油として有機ハロゲン化合物よりも沸点の低い油を使用した場合には、油水分離装置の後段にさらに減圧蒸留装置を設け、洗浄油の少なくとも一部を減圧蒸留によって除去し、洗浄油中の有機ハロゲン化合物の濃度を上げることができる。このようにすれば、効率良く有機ハロゲン化合物と金属ナトリウムとを反応させ、金属ナトリウムによる処理時間を短縮することができる。また、アルカリ金属処理工程で処理すべき油量を減らすことができる。
2 還元加熱炉
3 冷却器
A 汚染物質
B 高濃度窒素
C 高濃度酸素
D 排ガス
E 燃焼排ガス
Claims (4)
- 有機ハロゲン化合物に汚染された汚染物質を還元雰囲気中で加熱する還元加熱工程を備えた汚染物質の処理方法であって、
空気を高濃度窒素と高濃度酸素とに分離し、高濃度窒素を前記還元加熱工程に供給するとともに、高濃度酸素を前記還元加熱工程に用いられる燃焼装置の燃焼用として使用することを特徴とする汚染物質の処理方法。 - PSA方式のガス分離装置により、空気を高濃度窒素と高濃度酸素とに分離することを特徴とする請求項1記載の汚染物質の処理方法。
- 有機ハロゲン化合物に汚染された汚染物質を還元雰囲気中で加熱するための還元加熱炉と、該還元加熱炉に燃焼ガスを供給するための燃焼装置と、空気を高濃度窒素と高濃度酸素とに分離して高濃度窒素を前記還元加熱炉に供給する窒素発生装置とを備えてなり、該窒素発生装置によって分離された高濃度酸素が、前記燃焼装置の燃焼用として供給されるように構成されたことを特徴とする汚染物質の処理装置。
- 前記窒素発生装置が、PSA方式の窒素発生装置であることを特徴とする請求項3記載の汚染物質の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004239702A JP2006055738A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 汚染物質の処理方法および処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004239702A JP2006055738A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 汚染物質の処理方法および処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006055738A true JP2006055738A (ja) | 2006-03-02 |
Family
ID=36103659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004239702A Pending JP2006055738A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 汚染物質の処理方法および処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006055738A (ja) |
-
2004
- 2004-08-19 JP JP2004239702A patent/JP2006055738A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI336269B (en) | Equipment for and method of treating exhausted combustion gas | |
JP2007203290A (ja) | 排ガスの処理方法 | |
JP2007181784A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
JP4702715B2 (ja) | 複合廃棄物焼却処理システム及び方法 | |
JP2011099071A (ja) | ガス化ガス精製排水の処理方法及び処理設備 | |
JP5478141B2 (ja) | 揮発性特定有害物質による汚染土壌又は汚泥の浄化装置並びに浄化方法 | |
JP2008132413A (ja) | 燃焼排ガス処理装置及び湿式集塵機排水処理方法 | |
JP2008049305A (ja) | 揮発性有機塩素化合物分解システム及び揮発性有機塩素化合物の分解方法 | |
JP2008168169A (ja) | ネオン回収方法 | |
JP2008272536A (ja) | 有機ハロゲン化合物等の有害物質を含有する固体の処理装置 | |
JP2005262196A (ja) | ポリ塩化ビフェニルで汚染された汚染物の処理方法とその処理装置 | |
JP2009000662A (ja) | 廃棄物処理設備の排ガス処理方法及び装置 | |
JP2008029967A (ja) | 汚染物質の処理方法及び処理装置 | |
JP2006055738A (ja) | 汚染物質の処理方法および処理装置 | |
JP4518382B2 (ja) | 有機ハロゲン化合物の除去方法および除去装置 | |
JP2009056355A (ja) | 汚染地下水の浄化方法 | |
JP3645237B2 (ja) | 有機ハロゲン化合物で汚染された汚染物質の処理設備における吸着材の再生方法 | |
JP2004321919A (ja) | 土壌浄化方法 | |
JP2006075677A (ja) | 汚染物質の処理方法および処理装置 | |
JP2001311515A (ja) | 灰溶融炉の排ガス処理方法およびそのシステム | |
JP5301113B2 (ja) | 銅系吸収剤の再利用方法 | |
JP4781005B2 (ja) | 湿式集塵機排水処理方法 | |
JP4891887B2 (ja) | 白金系触媒装置又はパラジウム系触媒装置を用いた有機ハロゲン化合物を含む廃棄物の加熱処理方法及び加熱処理装置 | |
JP2015058397A (ja) | セメントキルン排ガスの処理装置及び処理方法 | |
JP2006218392A (ja) | 汚染物の浄化方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070314 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090626 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091023 |