JP2006050411A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 当該半導体装置の正常な動作を確保しつつ、低消費電力化を実現することのできる半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 主回路2は、クリティカルパスの第1論理回路21と、比較的高速な第2論理回路22とから構成されている。第2論理回路22には第1の電源電圧VDD1が供給されている。第1論理回路21には、通常、第2の電源電圧VDD2を供給されており、主回路2の正常な動作は確保されている。しかしながら、クロック供給回路6がクロックの供給を停止している時、又は信号供給源3からの入力信号Dinの信号電位が固定されている時には、第1論理回路21の電源電圧を第1の電源電圧VDD1に下げる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路等の半導体装置及びこれを用いた携帯機器等の電気機器に関する。特にクリティカルパスを含む回路の電源電圧を調整する機能を有する半導体装置及びこれを用いた携帯機器等の電気機器に関する。
一般に、半導体集積回路の最高動作周波数を決定する回路パスをクリティカルパスと言う。半導体集積回路に供給する電源電圧の大きさを大きくすれば、クリティカルパスの動作速度も向上し、半導体集積回路の最高動作周波数をより高くすることができるのであるが、一方において消費電力が増大するという問題が発生する。この問題に鑑み、従来よりクリティカルパスの動作速度の向上を図りながら低消費電力化を実現する技術が提案されている。
例えば、下記特許文献1や下記特許文献2には、低速動作で足りる低速動作型論理回路を低電圧源により駆動する一方、高速動作が必要な高速動作型論理回路を高電圧源により駆動することで、半導体集積回路の動作周波数を低下させることなく、消費電力を抑制しようとした技術が開示されている。
特開平5−299624号公報 特開平7−249067号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の構成においては、クリティカルパスを有する高速動作方論理回路に常に高電圧源からの比較的高い電源電圧を供給する必要があるため、消費電力の抑制効果が十分ではない。
本発明は、上記の点に鑑み、当該半導体装置の正常な動作を確保しつつ、低消費電力化を実現することのできる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る半導体装置は、第1論理回路、及び前記第1論理回路の前段又は後段に接続され、前記第1論理回路に供給される電源電圧と等しいか或いは前記電源電圧よりも低い第1の電源電圧にて動作する第2論理回路から構成される主回路と、 前記第1論理回路への入力信号の状態に応じて、前記第1論理回路に供給される電源電圧を制御する制御回路と、を備えたことを特徴とする。
そして、例えば具体的には、前記半導体装置は、前記第1論理回路の前段に配置されるフリップフロップにクロックを供給可能なクロック供給回路を更に備え、前記制御回路は、前記クロック供給回路にクロックの供給を行わせているときは、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う一方、前記クロック供給回路にクロックの供給を停止させているときは、前記第1の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う。
前記クロック供給回路がクロックの供給を行っているときは、比較的高電圧の第2の電源電圧が第1論理回路に供給されるので、第1論理回路の動作速度は比較的高速となり、主回路の正常な動作は確保される。一方、前記クロック供給回路がクロックの供給を停止しているときは、比較的低電圧の第1の電源電圧が第1論理回路に供給されるので、第1論理回路の動作速度は比較的低速となるが、フリップフロップへのクロックの供給停止により第1論理回路への入力信号がローレベル又はハイレベルに固定されるため、主回路の動作に問題は生じない。つまり、主回路の正常な動作は確保されており、第1論理回路の電源電圧が比較的低電圧の第1の電源電圧となることから、主回路の低消費電力化が実現される。
また、例えば、前記制御回路は、前記主回路への入力信号が反転動作を行うときは、この反転動作に先立って、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う一方、前記主回路への入力信号の電位が一定時間以上固定されているときは、前記第1の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う。
主回路への入力信号が反転動作をしているとき、即ち、第1論理回路への入力信号が反転動作をしているときは、比較的高電圧の第2の電源電圧が第1論理回路に供給されるので、第1論理回路の動作速度は比較的高速となり、主回路の正常な動作は確保される。一方、主回路への入力信号の電位が固定されているとき、即ち、第1論理回路への入力信号の電位が固定されているときは、比較的低電圧の第1の電源電圧が第1論理回路に供給されるので、第1論理回路の動作速度は比較的低速となるが、第1論理回路への入力信号の電位が固定されているため、主回路の動作に問題は生じない。つまり、主回路の正常な動作は確保されており、第1論理回路の電源電圧が比較的低電圧の第1の電源電圧となることから、主回路の低消費電力化が実現される。
また、例えば、前記第1の電源電圧を発生する電源発生回路と、前記第1の電源電圧に基づく電圧を昇圧して前記第2の電源電圧を発生する昇圧回路と、前記第1の電源電圧又は前記第2の電源電圧の一方を選択する選択回路とを有する電源回路を更に備えるようにするとよい。
そして、例えば、前記第1論理回路に前記第1の電源電圧を供給しているときには、前記昇圧回路の動作を停止させてもよい。
これにより、前記昇圧回路の無駄な動作がなくなるため、更なる低消費電力化が実現される。
尚、本明細書及び特許請求の範囲において、電源電圧が「高い」とは、電源電圧が負である場合には、電圧の絶対値が大きいことを意味し、電源電圧が「低い」とは、電源電圧が負である場合には、電圧の絶対値が小さいことを意味する。従って、例えば、−4ボルトの第2の電源電圧は、−3ボルトの第1の電源電圧よりも電圧が高いことになる。
上述した通り、本発明に係る半導体装置によれば、当該半導体装置の正常な動作を確保しつつ、低消費電力化を実現することのできる。従って、これを用いた携帯機器の動作時間を延ばすことができる。
以下、本発明に係る半導体装置の第1実施形態につき、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態の半導体装置の回路構成図である。
半導体装置1は、信号供給源3から与えられる入力信号Dinを入力して信号Doutを出力する順序回路から成る主回路2と、信号供給源3と、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等から成り、所定の演算処理を行うと共に、主回路2内の第1論理回路21及びDフリップフロップ(以下、「DFF」という)23に供給される電源電圧を調整する制御回路4と、外部から入力電圧Vinを入力し、半導体装置1内の各回路に第1の電源電圧VDD1(例えば、2V)を供給すると共に、制御回路4による制御に応じて第1の電源電圧VDD1または電圧の大きさが第1の電源電圧VDD1より大きい第2の電源電圧VDD2(例えば、3V)を主回路2内の第1論理回路21及びDFF23に供給する電源回路5と、所定の周波数(例えば、100メガヘルツ)のクロックを発生して主回路2にそのクロックを供給するためのクロック供給回路6と、から概略構成されている。尚、制御回路4が主回路2に入力信号Dinを与える場合は、信号供給源3はなくてもよい。また、制御回路4が主回路2にクロックを与える場合や、図示されない他の回路(他のCPU等)が主回路2にクロックを与える場合などにおいては、クロック供給回路6の省略も可能である。この際、主回路2にクロックを与える制御回路4や図示されない他の回路は、クロック供給回路としての機能を兼務するとも考えられる。
主回路2は、第1論理回路21と、第2論理回路22と、DFF23、24及び25と、から構成されている。DFF23は、D端子に与えられる信号をクロック信号の立ち上がりに同期してラッチし、そのラッチした信号をQ端子から出力するポジティブエッジトリガ型のDフリップフロップである。勿論、ポジティブエッジトリガ型に代えて、ネガティブエッジトリガ型のDFFを採用しても構わない。DFF24及びDFF25も同様である。
主回路2への入力信号Dinは、DFF23のD端子に入力されており、DFF23のQ端子からの信号が第1論理回路21への入力信号となっている。第1論理回路21は、主回路2のクリティカルパスとなる組み合わせ回路から構成されており、その出力は後段のDFF24のD端子に与えられている。
第2論理回路22は、組み合わせ回路から成り、DFF24のQ端子からの信号を入力信号として、その出力をDFF25のD端子に与えている。DFF25は、Q端子から主回路2の出力信号Doutを出力する。クロック供給回路6は、DFF23、24及び25等に自身の発生したクロックを供給するためのものであるが、そのクロックの供給/未供給(供給するか又は供給しないか)は、制御回路4によって制御される。
具体的には、クロック供給回路6は、制御回路4からクロック供給実行信号(例えば、ローレベルの制御信号)を受けると、DFF23、24及び25の夫々のクロック入力端子にクロックを与えるが、制御回路4からクロック供給停止信号(例えば、ハイレベルの制御信号)を受けると、DFF23、24及び25へのクロックの供給を停止する(DFF23、24及び25のクロック入力端子の電位はローレベル又はハイレベルで固定される)ようになっている。
電源回路5は、外部からの入力電圧Vinを入力して第1の電源電圧VDD1を出力するDC/DCコンバータ(電源発生回路)51と、その第1の電源電圧VDD1を昇圧して第2の電源電圧VDD2を出力する昇圧回路52と、それら第1の電源電圧VDD1と第2の電源電圧VDD2とを入力し、第1の電源電圧VDD1と第2の電源電圧VDD2の何れかを第1論理回路21及びDFF23に電源電圧として与えるためのマルチプレクサ(選択回路)53と、から構成されている。
上記マルチプレクサ53による切換動作により、主回路2の第1論理回路21とDFF23の電源電圧VDDは、第1の電源電圧VDD1と第2の電源電圧VDD2とで切り換えられるが、第2論理回路22、DFF24、25の夫々の電源電圧は、常に第1の電源電圧VDD1となっている。
制御回路4は、マルチプレクサ53の上記切換動作を制御するための信号をマルチプレクサ53に与えると共に、昇圧回路52に昇圧動作を実行させるためのイネーブル信号又は昇圧動作を停止させるためのディスイネーブル信号を与えている。より詳しくは、イネーブル信号とは、昇圧回路52のイネーブル入力端子(Enable)に対するハイレベルの信号であり、ディスイネーブル信号とは、そのイネーブル入力端子に対するローレベルの信号である。
また、制御回路4は、内部にレジスタ41を備えている。レジスタ41は、昇圧回路52の昇圧率又は昇圧量(=VDD2−VDD1)を設定するためのデータを記憶している。昇圧回路52は、レジスタ41に記憶されているデータ(昇圧率又は昇圧量)に基づいて、第1の電源電圧VDD1を第2の電源電圧VDD2に昇圧する。尚、レジスタ41の記憶しているデータは書き換え可能となっている。
また、制御回路4は、自らが信号供給源3を制御することにより、又は入力信号Dinに関する情報を信号供給源3から受け取ることにより、主回路2への入力信号Dinがどのような電圧波形を持った入力信号であるかを認知可能となっている。
第1論理回路21と第2論理回路22に同じ電源電圧を供給した場合において、自身への入力信号レベル(論理レベル)の変化を出力信号レベルに反映する時間(遅延時間或いは伝播遅延時間)は、第2論理回路22の方が第1論理回路21より短い。言い換えれば、第2論理回路22の動作速度は、第1論理回路21の動作速度より速い。例えば、第1の電源電圧VDD1にて動作する第1論理回路21においては、その入力信号(DFF23のQ端子からの信号)レベルの変化を出力信号(DFF24のD端子への信号)レベルに反映する時間が14nsec(ナノ秒)であるのに対し、第1の電源電圧VDD1にて動作する第2論理回路22においては、その入力信号(DFF24のQ端子からの信号)レベルの変化を出力信号(DFF25のD端子への信号)レベルに反映する時間が8nsecである。
従って、同一の電源電圧供給下において、クロック供給回路6の発生するクロックの周波数を上げていった場合、第2論理回路22は第1論理回路21より高い周波数まで正常に動作する。そして、第1論理回路21は、主回路2を構成する回路パスの中で遅延時間が最大となるクリティカルパスとなっている。
第1の電源電圧VDD1の電圧値は、第2論理回路22の正常な動作が確保されるように設定されている。即ち、第2論理回路22は、常にクロックの立ち上がりのタイミングでDFF24から出力される信号レベルを反映した信号レベルを次のクロックの立ち上がりのタイミングまでにDFF25のD端子に与えることができる。第1の電源電圧VDD1は、第2論理回路22の正常な動作が確保される範囲において、なるだけ低い電圧に設定するのが低消費電力化の観点から望ましい。
第1論理回路21も、クロックの立ち上がりのタイミングでDFF23から出力される信号レベルを反映したレベルの信号を次のクロックの立ち上がりのタイミングまでにDFF24のD端子に与える必要がある(即ち、第1論理回路21が正常に動作する必要がある)。しかし、電源電圧VDDが第1の電源電圧VDD1の場合、第1論理回路21は、自身への入力信号レベルの変化を反映したレベルの信号を次のクロックの立ち上がりのタイミングまでにDFF24のD端子に与えることができない(逆に言えば、そのように第1の電源電圧VDD1の電圧値は設定されている)。
一方、電源電圧VDDが第2の電源電圧VDD2の場合、第1論理回路21は、自身への入力信号レベルの変化を反映したレベルの信号を次のクロックの立ち上がりのタイミングまでにDFF24のD端子に与えることができる(逆に言えば、そのように第2の電源電圧VDD2の電圧値は設定されている)。
(クロック停止制御)
制御回路4が、クロック供給回路6にクロック供給実行信号を与えると、クロック供給回路6は、自身の発生したクロックをDFF23、24及び25に供給するが、この時、制御回路4は、昇圧回路52にイネーブル信号を与えて昇圧動作を行わせると共に、マルチプレクサ53を制御して昇圧回路52から出力される第2の電源電圧VDD2側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。従って、この場合は、第2の電源電圧VDD2が第1論理回路21及びDFF23の電源電圧となる。これにより、第1論理回路21の正常な動作が確保され、ひいては主回路2の正常な動作が確保される。
一方、制御回路4が、クロック供給回路6にクロック供給停止信号を与えると、クロック供給回路6は、DFF23、24及び25へのクロックの供給を停止する。この時、制御回路4は、昇圧回路52にディスイネーブル信号を与えて昇圧動作を停止させると共に、マルチプレクサ53を制御して第1の電源電圧VDD1側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。従って、この場合は、第1の電源電圧VDD1が第1論理回路21及びDFF23の電源電圧となり、主回路2の電力消費が抑えられる。また、DFF23にクロックが供給されていないことから、第1論理回路21の入力信号はローレベル又はハイレベルに固定されるため、主回路2の動作に問題は生じない。つまり、主回路2の正常な動作は(擬似的に)確保されている。
尚、上記クロック供給停止信号は、主回路2の機能が必要とならないスタンバイ状態等において、発せられる。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係る半導体装置の第2実施形態を説明する。第2実施形態における半導体装置の回路構成は図1におけるものと同一であるため、その構成の説明は省略する。第2実施形態においては、制御回路4はクロック供給回路6に常にクロック供給実行信号を与えている。また、クロック供給回路6を、制御回路4からの信号とは無関係に常にクロックをDFF23、24及び25に供給するものとして回路構成を変形してもよい。
上述したように、制御回路4は、自らが信号供給源3を制御することにより、又は入力信号Dinに関する情報を信号供給源3から受け取ることによりで、主回路2への入力信号Dinがどのような電圧波形を持った入力信号であるかを認知可能となっている。例えば、制御回路4が信号供給源3を制御することにより、信号供給源3から3つのパターンの入力信号Dinを出力されるものとして説明する。勿論、本発明において入力信号Dinのパターンの数は3つに限定されない。
図2は、入力信号Dinがパターン1の場合における半導体装置の動作を示すものである。図2は、上から、入力信号Din、昇圧回路52のイネーブル入力端子(Enabale)への入力信号、電源電圧VDD、第1論理回路21の出力信号、クロック供給回路6が出力するクロックの電圧波形を示している。図2に示す如く、パターン1の入力信号Dinは、或る時点から反転動作(入力信号の信号電位(レベル)がローレベルからハイレベルへ、又はハイレベルからローレベルへ反転する動作)を繰り返し行う信号である。
当初、昇圧回路52のイネーブル入力端子にはローレベルの信号が与えられ、電源電圧VDDは第1の電源電圧VDD1となっているが、最初の入力信号Dinのローレベルからハイレベルへの切り換わり(反転動作)のタイミングより所定時間t1前に、制御回路4は、昇圧回路52のイネーブル入力端子への信号をハイレベルに切り換えると共に、マルチプレクサ53を制御して昇圧回路52から出力される第2の電源電圧VDD2側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。つまり、入力信号Dinの反転動作に先立って、電源電圧VDDを第2の電源電圧VDD2とする。尚、図2に示す如く、第1論理回路21の出力信号は、クロックの立ち上がりに同期して変化する(勿論、変化しない場合もある)。
図3は、入力信号Dinがパターン2の場合における半導体装置の動作を示すものである。図3は、上から、入力信号Din、昇圧回路52のイネーブル入力端子(Enabale)への入力信号、電源電圧VDDの電圧波形を示している。図3に示す如く、パターン2の入力信号Dinは、反転動作を繰り返し行う信号である。
図2を用いて説明したのと同様に、最初の入力信号Dinのローレベルからハイレベルへの切り換わり(反転動作)のタイミングより所定時間t1前に、制御回路4は、昇圧回路52のイネーブル入力端子への信号をハイレベルに切り換えると共に、マルチプレクサ53を制御して昇圧回路52から出力される第2の電源電圧VDD2側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。これにより、電源電圧VDDは第2の電源電圧VDD2となる。
しかし、入力信号Dinの電位が一定時間t2以上、ハイレベルで固定されると、制御回路4は、昇圧回路52のイネーブル入力端子への信号をローレベルに切り換えると共に、マルチプレクサ53を制御して第1の電源電圧VDD1側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。これにより、電源電圧VDDは第1の電源電圧VDD1となる。
その後も、入力信号Dinが反転動作を行うタイミングのt1前には、電源電圧VDDが第2の電源電圧VDD2となるように電源回路5は制御され、入力信号Dinの電位が一定時間t2以上、ハイレベルで固定されると、電源電圧VDDが第1の電源電圧VDD1となるように電源回路5は制御される。図示されていないが、入力信号Dinの電位が一定時間t2以上、ローレベルで固定された場合も、同様に、電源電圧VDDが第1の電源電圧VDD1となるように電源回路5は制御される。
図4は、入力信号Dinがパターン3の場合における半導体装置の動作を示すものである。図4は、上から、入力信号Din、昇圧回路52のイネーブル入力端子(Enabale)への入力信号、電源電圧VDDの電圧波形を示している。図4に示す如く、パターン3の入力信号Dinは、常にローレベルに固定されている。この場合、制御回路4は、昇圧回路52のイネーブル入力端子への信号をローレベルにすると共に、マルチプレクサ53を制御して第1の電源電圧VDD1側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。これにより、電源電圧VDDは第1の電源電圧VDD1となる。入力信号Dinが、ローレベルでなく、常にハイレベルに固定されている場合も同様に、電源電圧VDDは第1の電源電圧VDD1とされる。
入力信号Dinがパターン1又はパターン2となっている時は、第1論理回路21への入力信号(DFF23のQ端子からの出力信号)も反転動作を繰り返しており、第1論理回路21は、自身への入力信号レベルの変化を次のクロックの立ち上がりまでに出力信号(DFF24のD端子への信号)レベルに反映させる必要がある。しかし、上述のように入力信号Dinの反転動作に先立って、第2の電源電圧VDD2が第1論理回路21の電源電圧として供給されるため、第1論理回路21の正常な動作が確保され、ひいては主回路2の正常な動作が確保される。
また、パターン2の一部の期間やパターン3のように、入力信号Dinの電位が一定時間t2以上、ハイレベル又はローレベルで固定されている場合、制御回路4は、昇圧回路52のイネーブル入力端子への信号をローレベルに切り換えると共に、マルチプレクサ53を制御して第1の電源電圧VDD1側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続させる。入力信号Dinの電位が固定されている時は、第1論理回路21への入力信号もローレベル又はハイレベルに固定されるため、主回路2の動作に問題は生じない。つまり、主回路2の正常な動作は(擬似的に)確保されている。そして、この場合は、第1の電源電圧VDD1が第1論理回路21及びDFF23の電源電圧となるため、主回路2の電力消費が抑えられる。
例えば、半導体装置1がデジタルカメラ等の画像処理機器(不図示)に備えられており、主回路2が画像処理を行うための順序回路である場合を考える。この場合、その画像処理機器が常に画像処理を行っているということは少なく、表示画面(不図示)に表示されている画像が暫く(例えば、数秒)変化しないような状態(静止画像再生モード)等においては、主回路2にパターン3のような入力信号Dinが主回路2に与えられることも多い。このような場合に、クリティカルパスとなる第1論理回路21の電源電圧を第1の電源電圧VDD1に下げるようにすれば、低消費電力化に非常に有効である。
また、レジスタ41の記憶データ(昇圧回路52の昇圧率又は昇圧量を設定するためのデータ)は書き換え可能となっているため、設計変更や仕様変更を行う場合にも柔軟に対応が可能である。つまり、昇圧回路52が出力する第2の電源電圧VDD2を、必要に応じて可変することができる。
尚、第2論理回路22は、第1論理回路21の前段に配置されていてもいいし、低電池電源電圧VDD1にて動作する他の論理回路(不図示)が主回路2に含まれていてもいい。また、第1論理回路21に、クリティカルパスとなる組み合わせ回路以外の回路パスが含まれていても構わない。
<<その他、変形等>>
上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、制御回路4からイネーブル信号が出力されたときのみ昇圧回路52はイネーブル状態となって昇圧動作を行うと説明した。しかしながら、常に昇圧回路52がイネーブル状態となるように変形してもよい。また、入力信号Dinが反転動作を行うタイミングより所定時間t3(但し、t3>t1;t3は図2、図3では図示せず)前に昇圧回路52がイネーブル状態となるようにしてもよい。このような変形は、特に第2の電源電圧VDD2の立ち上がり時間が問題になる場合に有効である。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、DFF23の電源電圧を電源電圧VDDとしているが、必ずしもそうする必要はなく、DFF23の電源電圧を第1の電源電圧VDD1に固定しても構わない。しかしながら、DFF23の伝播遅延時間を出来るだけ短くして、より高いクロックの周波数まで第1論理回路21の正常動作を確保する観点から、DFF23の電源電圧は電源電圧VDDとすることが望ましい。
本発明を適用すれば、低消費電力化が実現される。従って、温度上昇抑制の観点からも低消費電力化が望まれるSOC(System On a Chip)等の半導体装置に本発明は好適である。また、本発明を適用すれば、低消費電力化が実現されるので、携帯電話機及びPHS(Personal Handyphone System)等の低消費電力化が望まれる移動体通信機や携帯機器、並びにパーソナルコンピュータに代表される情報処理機器等、様々な電気機器に本発明に係る半導体装置は好適である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の回路構成図である。 図1の半導体装置の動作を説明するための図である。 図1の半導体装置の動作を説明するための図である。 図1の半導体装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 主回路
3 信号供給源
4 制御回路
5 電源回路
6 クロック供給回路
21 第1論理回路
22 第2論理回路
23、24、25 DFF
41 レジスタ
51 DC/DCコンバータ
52 昇圧回路
53 マルチプレクサ
VDD1 第1の電源電圧
VDD2 第2の電源電圧

Claims (6)

  1. 第1論理回路、及び前記第1論理回路の前段又は後段に接続され、前記第1論理回路に供給される電源電圧と等しいか或いは前記電源電圧よりも低い第1の電源電圧にて動作する第2論理回路から構成される主回路と、
    前記第1論理回路への入力信号の状態に応じて、前記第1論理回路に供給される電源電圧を制御する制御回路と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1論理回路の前段に配置されるフリップフロップにクロックを供給可能なクロック供給回路を更に備え、
    前記制御回路は、前記クロック供給回路にクロックの供給を行わせているときは、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う一方、前記クロック供給回路にクロックの供給を停止させているときは、前記第1の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御回路は、前記主回路への入力信号が反転動作を行うときは、この反転動作に先立って、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う一方、前記主回路への入力信号の電位が一定時間以上固定されているときは、前記第1の電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の電源電圧を発生する電源発生回路と、前記第1の電源電圧に基づく電圧を昇圧して前記第2の電源電圧を発生する昇圧回路と、前記第1の電源電圧又は前記第2の電源電圧の一方を選択する選択回路とを有する電源回路を更に備えた
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1論理回路に前記第1の電源電圧を供給しているときには、前記昇圧回路の動作を停止させている
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の半導体装置を備えたことを特徴とする電気機器。
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