JP2006026092A - 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法 - Google Patents

加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006026092A
JP2006026092A JP2004208962A JP2004208962A JP2006026092A JP 2006026092 A JP2006026092 A JP 2006026092A JP 2004208962 A JP2004208962 A JP 2004208962A JP 2004208962 A JP2004208962 A JP 2004208962A JP 2006026092 A JP2006026092 A JP 2006026092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration
information
section
information representing
body motion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004208962A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Inoue
茂之 井上
Shinji Tanaka
真司 田中
Koji Yamamoto
浩司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004208962A priority Critical patent/JP2006026092A/ja
Publication of JP2006026092A publication Critical patent/JP2006026092A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 計測時の制限を緩和しつつ、短時間かつ安価に人の姿勢や運動に関して定量的に解析し得る身体運動解析装置等を提供する。
【解決手段】 装着具2の装着部5は、ベルト状の器具であり、センサユニット10を被験者1の腰部に固定する。センサユニット10の計測部9は、被験者1の状態や運動に伴って生じた加速度を計測する。信号発生部7は、被験者1による歩行開始と停止を表す指示に基づいて、解析対象のデータであることを表す区間特定信号を生成する。通信制御部8は、加速度データに区間特定信号を付加して身体運動解析装置20の通信制御部11に送信する。通信制御部11は、受信したデータに区間特定信号が含まれているか否かを判別し、区間特定信号が含まれている場合は、その区間内の加速度データを運動解析部12に送信する。運動解析部12は、通信制御部11から受信した加速度データを用いて被験者1の運動能力について解析を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、人間の姿勢や運動能力について解析を行うためのリハビリテーションシステム、スポーツトレーニング装置、行動異常検知装置などに利用可能な加速度送信装置、身体運動解析装置及びその方法等に関する。
従来の身体運動解析装置としては、被験者の行動を映像として記録するものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の「身体特徴点検出装置および身体運動解析装置」では、身体運動の様子を撮影することによって収集した身体部品毎の運動上の特徴に基づいて運動解析を行っている。
図22は、特許文献1の身体運動解析装置200の機能構成を示すブロック図である。この身体運動解析装置200は、身体の運動を撮影する撮影手段131、身体の知識を記憶する身体知識記憶手段132、撮影した画像から身体部のみを抽出する身体抽出手段133、抽出した身体部を、身体の部品に分ける身体部品抽出手段134、画像における身体の部品の中から身体特徴点を検出する可視特徴点検出手段135、身体の部品の中で画像中で見えない身体特徴点を検出する未知特徴点検出手段136、身体特徴点検出方法の結果を時系列の身体特徴点データとして記憶する身体特徴点記憶手段137、身体運動の知識を記憶する身体運動知識記憶手段138、運動に関する周囲の環境の知識を記憶する運動環境知識記憶手段139、運動環境知識を考慮して、時系列の身体特徴点データと身体運動の知識から、身体運動を解析する身体運動解析手段140、熟練者の身体運動の知識を記憶する熟練者身体運動知識記憶手段141、身体運動解析結果をもとに、用途に応じたアドバイスを与えるアドバイス作成手段142により構成される。
特開平10−111940号公報(第9頁、図11)
しかしながら、上記特許文献1の身体運動解析装置200を用いて測定を行う場合は、特定の専門知識を有する必要があり、被験者自身が自分で計測することができない。また、特許文献1に示す身体運動解析装置においては、人体の運動(軌跡)の計測は、撮影手段131の設置された場所や光学的な視野内で行わねばならず、運動を行う領域、運動の種類などが限定されてしまうという問題がある。
さらに、従来の技術においては、取り扱うデータが膨大かつ冗長であるため、データ収集やデータ分析には多くの労力を要し、時間や費用などにおいて制約があるリハビリテーションやスポーツトレーニングの現場では活用される機会が極めて少ないという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、計測時の制限を緩和しつつ、短時間かつ安価に人の姿勢や運動に関して定量的に解析し得る身体運動解析装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る加速度情報送信装置は、人の行動に応じた加速度を時間の経過に沿って計測する加速度計測手段と、計測された前記加速度を表す情報を、人の身体運動について解析を行う身体運動解析装置に送信する情報送信手段と、前記加速度を表す情報の一部が前記身体運動解析装置において解析対象とする区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号を受け付ける信号受付手段とを備え、前記情報送信手段は、前記信号受付手段において前記区間特定信号が受け付けられた場合は、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号を付加して前記送信を行うことを特徴とする。
これにより、被験者が装着する加速度情報送信装置は、解析を希望する加速度データについては、被験者自身で決定したタイミングで加速度を計測して身体運動解析装置に送信するので、計測時の制限を緩和しつつ、短時間かつ安価に加速度データを取得することが可能となる。
さらに、上記目的を達成するために、本発明に係る身体運動解析装置は、加速度を表す情報を受信する情報受信手段と、受信された前記加速度を表す情報に解析対象区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号が付加されているか否かを判別する信号判別手段と、受信された前記加速度を表す情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る人が転倒した状態か否かを判定すると共に、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて運動機能を解析する判定解析手段とを備える。
これにより、身体運動解析装置は、受信した情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る被験者が転倒した状態か否かを判定すると共に、その情報に区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて被験者の運動機能を解析することが可能となる。
なお、上記目的を達成するために、本発明は、上記加速度情報送信装置や身体運動解析装置の特徴的な構成手段をステップとする加速度情報送信方法や身体運動解析方法として実現したり、それらのステップを全て含むプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのプログラムは、加速度情報送信装置や身体運動解析装置が備えるROM等に格納しておくだけでなく、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明により、被験者に加速度センサ装着させることによって、被験者の転倒事象を遂次監視すると共に、短時間かつ制約を受けることなく、宅内にて歩行機能等について、被験者自身が運動機能について自己管理することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施の形態において、本発明について図面を用いて説明するが、本発明はこれらに限定することを意図しない。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る身体運動解析システム100の概略図である。この身体運動解析システム100は、被験者1から取得した加速度データに基づいて、転倒の発生の検出や歩幅、歩行速度等を算出するシステムであり、装着具2と身体運動解析装置20とを備える。
装着具2は、被験者1の腰部に装着されるベルト状の器具であり、後述するセンサユニット10などを内蔵する。センサユニット10は、被験者1の状態や歩行等の運動に伴って生じた加速度を計測し、そのデータを無線(例えば、bluetooth(「ザ ブルートゥース エスアイジー インコーポレーテッド」の登録商標)に準拠した通信方式)で身体運動解析装置20に送信する。
身体運動解析装置20は、一般的なパーソナルコンピュータの機能を備えると共に、装着具2(より具体的にはセンサユニット10)から送信された加速度データを、上記bluetoothに準じた通信方式等によって受信し、この加速度データに基づいて被験者1の転倒の発生の検出や歩幅、歩行速度等を算出する機能を有する。
なお、以下では、被験者1の状態(姿勢)や歩行等の運動に応じた前後方向、左右方向及び垂直方向の加速度を計測し、計測した加速度に基づいて転倒の発生の検出や歩幅、歩行速度、スタンス及び左右の脚の速度差等を算出する実施例について説明する。
図2は、本発明に係る装着具2に内蔵されているセンサユニット10の装着位置とその座標軸との関係を模式的に示した図である。図2に示されるように、センサユニット10は、装着部5によって、被験者1の背中側の腰部中央に固定される。また、本発明においては、被験者1の加速度を計測する際、左右方向をX軸方向(右方向を"正の方向")とし、前後方向をY軸方向(前方向を"正の方向")と定義することとする。
図3は、上記身体運動解析システム100における装着具2および身体運動解析装置20のそれぞれの機能構成を示すブロック図である。
まず、装着具2について説明する。装着具2は、装着部5、異常報知部6、信号発生部7、通信制御部8および計測部9を備える。
装着部5は、センサユニット10を被験者1の腰部に固定するためのベルト状の器具であり、その内側にセンサユニット10を格納するポケットを備えている。
異常報知部6は、通信制御部8からの指示により、被験者1又は周囲の人に対して音声、ブザー又は発光(例えば、LEDを用いる。)などによって警告を行う。
信号発生部7は、例えばトグル式のスイッチ及びスイッチの状態を表す2色のLEDを備え、被験者1からの指示によって歩行の開始又は歩行の停止を表す信号(例えば、開始から停止までの期間中、所定のフラグを「1」に設定する。)を生成し、通信制御部8に送信する。
通信制御部8は、例えば、制御プログラム等を格納するROMやRAM等を備えるCPUであり、センサユニット10全体を制御する。さらに、通信制御部8は、計測部9において計測された加速度データを、例えば、上記bluetoothに準拠した通信方式によって身体運動解析装置20に送信する。さらに、通信制御部8は、信号発生部7から歩行の開始/停止を表す信号を受信した場合は、これらの信号を加速度データに付加して(又は異なるチャンネルで)身体運動解析装置20に送信する。
計測部9は、IC型の加速度センサ(例えば、3軸の加速度について計測が可能なセンサ)により、被験者1が歩行することによって生ずる、前後方向、左右方向又は上下方向の加速度を計測し、この加速度を表す情報(以下、「加速度データ」という。)を通信制御部8に送信する。より詳細に説明すると、例えば、所定の時間(例えば、10秒間)、被験者1の歩行における前後方向の加速度をモニタリングし、最大±2G(1G=9.8[m/s2])の加速度に応じた電圧変化を125Hzのサンプリング周波数、16ビットの量子化ビット数でサンプリングしてA/D変換を行い、このA/D変換された加速度データを通信制御部8に送信する。
図4は、上記装着具2の具体的な構成例を示す図である。図4(a)は、装着具2を展開した場合の正面図である。また、図4(b)は、センサポケット28の位置において(装着具2の中央で)切断した場合の上面図である。図4(a)に示されるように、装着具2は、長さが110cmの基底素材23をベースとするベルトであり、中央にセンサポケット28とバッテリポケット29、および右端にI/F(インターフェイス)ポケット22とを備える。ただし、センサポケット28およびバッテリポケット29が固定されるセンサ固定素材25は、非伸縮性の繊維素材である。したがって、装着部5は、伸縮素材であるところの基底素材23を用いた二つの領域とそれら領域に対して挟まれる形で接合されるセンサ固定素材25からなる3つの領域によって構成される。
さらに、センサポケット28は、ゴムを編み込みし、伸縮素材であるセンサ固定ベルト26によって固定される。センサ固定ベルト26は、中央でセンサポケットに接合縫製される。センサ固定ベルト26の両端は、自由な着脱を可能にしたために、基底素材の伸縮を全く妨げない構成になっている。
図4(b)は、センサ固定ベルト26、基底素材23、およびセンサポケット28の相互の位置関係を示す図である。すなわち、センサポケット28は、基底素材23およびセンサ固定素材25からなる帯状の面と、伸縮可能なセンサ固定ベルト26に挟み込まれる形態を有する。このような形態を採ることにより、帯状の装着部5を人体の腰部に巻く形で装着した場合、基底素材23の伸縮性により各ポケットが安定し、センサ固定ベルト26の面ファスナ(雄)27を基底素材23の面ファスナ(雌)に接合させることで、図4(b)に示すような分力が発生し、センサ位置を固定し、装着具2自身を安定して保持させることが可能となる。
図5は、上記図4(a)に示す装着具2を中央で切断した場合の断面図の一例である。図5に示すように、センサポケット28は、センサ固定ベルト26によって装着具2に固定される。
次に、身体運動解析装置20について説明する。身体運動解析装置20は、通信制御部11、運動解析部12、運動判定部13、運動機能評価部14および蓄積部15を備える。
通信制御部11は、上記装着具2における通信制御部8と同様に、制御プログラム等を格納するROMやRAM等を備えるCPUであり、身体運動解析装置20全体を制御する。さらに、通信制御部11は、装着具2から送信されてきた加速度データを、例えば、上記bluetoothに準拠した通信方式によって受信し、運動解析部12に送信する。
運動解析部12は、通信制御部11から受信した加速度データに対して所定の時間間隔で波形解析を行って、歩行周期を算出する。
図6は、運動解析部12の詳細な機能構成を示すブロック図である。図6に示されるように、運動解析部12は、周波数分析部32、極大値検出部33、極大値周波数検出部34、最低周波数検出部35、配列保存部36及び評価部37を備える。
周波数分析部32は、通信制御部11から受信した加速度データに対して周波数分析を実行する。極大値検出部33は、周波数分析部32から入力したパワースペクトラムからパワーの極大値を検出する。極大値周波数検出部34は、極大値検出部33において検出された極大値に対応する周波数を検出する。最低周波数検出部35は、極大値周波数検出部34において抽出された各周波数の中から、0Hzを除いた最低の周波数を検出する。配列保存部36は、最低の周波数、最低の周波数に対応する極大値、及び上記加速度データが計測された日時とを対応付けて保存する。評価部37は、配列保存部36に蓄積されているデータから、指定された日時のデータを読み出して通信制御部11に出力する。
運動判定部13は、上記運動解析部12において算出された歩行周期を用いて、歩幅や歩行速度、歩行時のスタンス(左右方向の脚の開き)及び左右の脚の速度差を算出する一方、被験者1の運動が歩行か否かを判定する。さらに、運動判定部13は、加速度データに基づいて、被験者1が転倒したか否かを検出する。例えば、歩行の途中に転倒した場合は、周期性の有る加速度データが突然一方向の重力のみ示す加速度データに変化するため、この変化を検出することによって可能となる。
運動機能評価部14は、例えば液晶パネルなどの表示装置を備え、通信制御部21の指示により、被験者1の運動に関する情報(例えば、歩幅や歩行速度など)について評価すると共に、被験者1の運動能力に関する情報を表示する。
蓄積部15は、例えば、RAMや固定ディスク等からなる記憶装置であり、装着具2から受信した加速度を表す情報を記憶すると共に、運動判定部13において検出された転倒の発生や、運動判定部13において算出された歩幅、歩行速度、スタンスおよび左右の脚の速度差などを表す情報を記憶する。
次に、上記運動判定部13における加速度データから歩行速度を算出する方法について、図7〜図9を参照しながら詳細に説明する。
図7は、被験者1の歩行機能テストにおける脚運びと加速度の変化との対応を時間の経過に従って示した一例である。図7における曲線41は、被験者1が歩行機能テストを実施した際の左右方向の加速度の変化を示した図である。一方、曲線42は、上記歩行機能テストを実施した際の前後方向の加速度の変動を示した図である。上記の図2において説明したように、左右方向の加速度に対しては「右向き」を正の方向と定義し、前後方向の加速度に対しては「前向き」を正の方向と定義している。本実施の形態においては、次の(1)式における歩行速度の定義を用いることとする。
歩行速度=歩行周期×歩幅 (1)
ここで、上記(1)式における「歩行周期」とは、図7における曲線42(即ち、前後方向の加速度の変化)の平均周期(例えば、T(i)−T(i-1)[sec]に相当する10周期の平均)とする。この場合、上記曲線42においては、負の値から正の値に変化する過程でゼロクロスする、隣り合う2点を用いることとする。
さらに、上記(1)式における「歩幅」については、例えば上記の10周期に亙って計測した前後方向の加速度の曲線42をフーリエ変換してパワースペクトルを求め、さらにそのピーク値(これを「周波数パワー」という。)の常用対数を求める。
図8は、上記図7の曲線42の周波数スペクトルを模式的に示した図である。図8に示される例では、周波数が「1」(即ち、1歩に要する時間が1秒)において周波数パワーが最大となる例(曲線501〜曲線504)を示しており、各々の最大パワーの常用対数値が示されている。従って、図8の曲線504の場合は、1秒間に8歩あるいたこととなる。
図9は、実験的に算出された、周波数パワーの常用対数と歩幅との関係を示す一例である。図9に示されるように、最大周波数パワーの常用対数と歩幅とは比例関係にある。図9の曲線601に基づいて、下記の(2)式が導出される(ここで、歩幅の単位は[cm]である。)。
歩幅=143×(最大周波数パワーの常用対数)−271 (2)
なお、上記の関係は、個人毎に1つの曲線が定義され得る(従って、被験者が3人いる場合は、曲線601〜603のように3本の曲線が定義され得る。)。
以上の説明で明らかなように、上記(2)式で算出された「歩幅」を、上記(1)式に代入することにより「歩行速度」を算出することが可能となる。
なお、上記の歩幅と同様に、「スタンス」を算出することが可能である。つまり、歩幅は、前後方向の加速度の曲線42に基づいて算出したが、スタンスは、左右方向の加速度の曲線41に基づいて、同様の手法で算出することができる。
図10は、歩行時のスタンスを変えて収集した左右方向の加速度波形のパワースペクトラムを用いて特定した、最低の周波数におけるパワー値を示すスタンス評価指数と歩行スタンスとの関係の一例を示す図である。図10において、横軸が歩行スタンス[cm]を示し、縦軸が上記極大値を常用対数で表したスタンス評価指数である。図10により、歩行時のスタンスと極大値との間には線形の関係があることがわかる。
次に、上記運動判定部13における、被験者1の運動が歩行か否かを判定する方法について説明する。
図11は、上記運動判定部13において歩行判定時に参照される、被験者1の歩行時における上下方向の加速度の変化を示す波形の一部である。
一般に歩行時は、脚の接地に伴って床(又は地面)からの反力が律動的に生じる。図11は、上記の床反力の変化を示している。
そこで、運動判定部13は、以下に示す何れかの条件を満たした場合に「歩行」と判定する。すなわち、
(条件1):
「規定時間(例えば、160[msec])の上下方向の加速度において、「極大→極小→極大」の変化が発生し、かつ、極大値−極小値間(又は極小値−極大値間)の振幅(図11の場合であれば、A−B間又はB−C間の振幅)が規定値(例えば、0.15G)以上であり、かつ極大値と極小値(又は極小値と極大値)の中点(図11の場合であれば、D又はE)の値が規定範囲(例えば、0.5G〜1.5G)に収まる場合」
(条件2):
「所定の時間(例えば2秒)に条件1が規定回数(例えば5回)以上発生し、その際の被験者の姿勢が立位の場合」
の2条件である。
さらに、以下では、上記運動判定部13における、被験者1の歩行時の左右の脚の速度差を算出する方法について説明する。
上記図7は、運動判定部13において左右の脚の速度差を算出する場合の処理内容を説明するための図でもあり、被験者1の脚運びと左右方向及び上下方向の加速度データとの対応関係を示した図である。
本実施の形態においては、被験者1の回復度を定量化することが特徴であるため、左右の脚の速度の差異を左右差判定ポイントとして、健常脚による速度に対する非健常脚による速度の比率(百分率)として定義することとする。即ち、
[左右差判定ポイント]
=[非健常脚による速度]/[健常脚による速度]×100 (3)
によって表現する。
図7に示されるように、左右の脚に起因する前後方向の速度は、前後方向の加速度の正の部分を時間軸に沿って積分した値で定義され、一つの積分区間は、前後方向の加速度が正になった時点から負になった時点までの区間で定義される。しかし、前後方向の加速度だけを参照した場合、加速度の有無は判別できても、その加速度が左右のどちらの脚に起因するのかを判別することは不可能である。そこで、本実施の形態では、左右方向の加速度を用いてこの問題を解決することとする。
即ち、左右方向の加速度の変動に対しては、脚の左右の運びの関与が強く、左脚が接地している時の左右方向の加速度は正の方向に偏位し、右足が接地している時の左右方向の加速度は負の方向に偏位することから、左右の脚に起因する前後方向の速度を算出する際に、左右方向の加速度データを参照することで、前後方向の加速度が左と右のどちらの脚に起因するのかを判別することが可能となる。
上記のように、本実施の形態においては、左右の脚に起因する速度を算出する際は、積分開始時点における左右方向の加速度が負である場合は右脚が接地しており、正である場合は左脚が接地しているという一定の関係を利用している。
なお、前記積分期間は、計測された加速度の時間的変化に基づいて周波数スペクトルを生成し、生成された周波数スペクトルの中から極大値を有する周波数スペクトルを特定する。さらに、特定された周波数スペクトルの周波数を特定し、特定された周波数の半周期をもって積分期間とする。
次に、上記のように構成される身体運動解析システム100の動作について説明する。図12は、身体運動解析システム100の処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、身体運動解析装置20の通信制御部11は、加速度モードフラグを初期化(0を設定)し(S1)、その後、一定時間毎に装着具2から送信されてくる加速度データを受信すると共に、この加速度データに付加されている加速度モードフラグの値を判別する(S2)。この「加速度モードフラグ」は、被験者1の歩行について計測中か否か(即ち、解析対象の加速度データか否か)を示すフラグであり、計測中を示す値は「1」である。
次に、身体運動解析装置20の通信制御部11は、装着具2から受信した加速度モードフラグが「1」の場合は(S4:YES)、運動解析処理(S6)、歩行速度算出処理(S7)及び左右差判定処理(S8)を実行する。
さらに、身体運動解析装置20の運動機能評価部14は、上記の各処理によって算出された歩行速度等に基づいて評価を行い、その評価結果を表示する(S9)。
一方、上記加速度モードフラグが「0」の場合は(S4:NO)、身体運動解析装置20の運動判定部13は、姿勢判定処理(S12)を実行し、転倒していると判定した場合は(S13:YES)、その旨を表す情報を通信制御部11に送信する(S14)。これにより、身体運動解析装置20の通信制御部11は、装着具2の通信制御部8に被験者1が転倒した旨表す情報を送信する。
この後、身体運動解析装置20の通信制御部11は、加速度モードフラグを初期化して、被験者1について歩行等の解析を継続する場合は(S11:YES)、上記の処理を繰り返す(S2〜S14)。
図13は、上記図12における運動解析処理(S5)の内容を示すフローチャートである。
最初に、周波数分析部32は、通信制御部11から加速度データを受信すると(S1301)、この加速度データに対して周波数分析を実行し(S1302)、その結果を極大値検出部33に出力する。
次に、極大値検出部33は、周波数分析部32から入力したパワースペクトラムからパワーの極大値を検出する(S1303)。これにより、極大値周波数検出部34は、極大値検出部33において検出された極大値に対応する周波数を検出する(S1304)。
さらに、最低周波数検出部35は、極大値周波数検出部34において検出された各周波数の中から、0Hzを除いた最低の周波数を検出する(S1305)。そして、配列保存部36は、最低の周波数、最低の周波数に対応する極大値、及びそれらの計測日時とからなる配列を保存する。
評価部37は、配列保存部36に蓄積されているデータから、指定された日時のデータを読み出して通信制御部11に出力する(S1306)。
図14は、上記図12における歩行速度算出処理(S7)の内容を示すフローチャートである。
最初に、身体運動解析装置20の通信制御部11は、装着具2から送信された加速度データを受信し(S1401:Yes)、この加速度データに基づいて、歩行周期を算出する(S1402)。次に、通信制御部11は、受信した加速度データが左右方向の場合は(S1403:Yes)、算出した歩行周期の値を2倍する(S1304)。さらに、通信制御部11は、受信した加速度データに基づいて歩幅を推定し(S1405)、上記歩行周期と歩幅から歩行速度を算出する(S1406)。
図15は、上記図12における左右差判定処理(S8)の内容を示すフローチャートである。
最初に、通信制御部11を介して加速度データを受信すると(S1501)、運動解析部12において加速度データが解析され、運動判定部13において歩行速度が算出される(S1502)。さらに、運動判定部13は、算出された歩行速度に基づいて、左右差判定ポイントを算出する(S1503)。運動機能評価部14は、算出された左右差判定ポイント等を表示する(S1504)。
より詳細には、所定の時間区間内で同時に計測された前後方向の加速度情報と左右方向の加速度データが入力されると(S1501)、入力された加速度データに対して、一つの積分区間ごとにその積分値を算出し保持する。
さらに、各積分値に対して、その積分開始時における左右方向の加速度の符号を参照することにより、各積分値が左右どちらの脚に対応しているかを示すラベルを付与する。その様にして左右脚に振り分けられた積分値を平均して、健常脚による速度と非健常脚による速度を算出する(S1502)。
このとき、身体運動解析装置20においては、予め、左右どちらの脚が非健常脚であり、他の足が非健常脚であるという情報を保持しており、最終的には、上記(3)式で定義した左右差判定ポイントを生成する。
なお、両足とも非健常脚の場合は加速の大きい方を健常脚とみなす。また、左右の脚の判別が困難な場合も同様である。
さらに、前記左右差の判定ステップ(S1503)で生成された左右差判定ポイントは運動機能評価部14に送信され表示される(S1504)。
次に、運動機能評価部14における各種データの表示例について説明する。
図16は、被験者1に関する身体運動機能の一つである歩行速度の変化を表示した一例であり、例えば、股関節置換手術の患者を対象として術後のリハビリの回復過程における歩行速度の変化の様子を示したグラフである。図16の例では、術後5日目から第1回目の計測を開始し、第1回目の計測値を100とした場合の、その後の歩行速度変化率を術後の経過日数と対応付けて示した図である。図16の例からわかるように、運動機能評価部14は、10日間毎の集計機能も有している。
図17は、上記図10の関係を利用して作成した、歩行テストによって得られたスタンスの変化の様子を示す一例である。図17において、横軸は歩行テストの日付、縦軸は歩行スタンス評価指数を示している。図17では、日付の進行に伴って左右方向の歩行スタンスが短縮しており、下肢機能不全患者(被験者1)の運動機能回復の度合いを定量的に把握することができる。
図18は、運動機能評価部14における、歩幅や歩行速度の最新の計測値と前回計測値との比較を行った場合の表示例である。
図19は、上記運動機能評価部14に表示された、被験者1の左右差判定ポイントの変化の様子を示す図であり、術後日数に対応する左右差判定ポイントをグラフ化したものである。医療施設のスタッフ等は、被験者1の回復状況を把握すると共に、適切なアドバイス等も行うことが可能となる。
図20は、運動機能評価部14に表示された、被験者1の身体運動機能の回復程度を定量的に表示した一例であり、上記(3)式で算出された左右差判定ポイントの表示例である。
なお、上記実施の形態の身体運動解析装置20をインターネット等のネットワークを介して遠隔地にある医療施設の端末(例えば、パーソナルコンピュータ)に接続することも可能である。
図21は、上記のように、被験者宅102にある身体運動解析装置20と医療施設4の端末129とがネットワーク3を介して接続されている様子を示した図である。図21に示されるように身体運動解析装置20と端末129とをネットワーク3を介して接続することにより、被験者1の回復度等に関する情報を両装置で共有することが可能となる。
以上のように、本発明に係る身体運動解析システムを用いることにより、被験者の転倒事象を遂次監視すると共に、短時間かつ制約を受けることなく、宅内にて歩行機能等について、被験者自身が運動機能について計測を行うことが可能となる。
以上のように、本発明に係る加速度送信装置、身体運動解析装置及びその方法は、リハビリテーションシステム、スポーツトレーニング装置などとして適用が可能である。
本発明に係る身体運動解析システムの概略図である。 本発明に係る装着具に内蔵されているセンサユニットの装着位置とその座標軸との関係を模式的に示した図である。 本発明に係る身体運動解析システムにおける装着具および身体運動解析装置のそれぞれの機能構成を示すブロック図である。 (a)は、装着具2を展開した場合の正面図である。(b)は、センサポケット28の位置において(装着具を切断した場合の上面図である。 図4(a)の装着具の断面図の一例を示す図である。 図3における運動解析部の詳細な機能構成を示すブロック図である。 被験者の歩行機能テストにおける脚運びと加速度の変化との対応を時間の経過に従って示した一例である。 前後方向の加速度曲線に関する周波数スペクトルを模式的に示した図である。 実験的に算出された、周波数パワーの常用対数と歩幅との関係を示す一例である。 最低の周波数におけるパワー値を示すスタンス評価指数と歩行スタンスとの関係の一例を示す図である。 運動判定部において歩行判定時に参照される、被験者の歩行時における上下方向の加速度の変化を示す波形の一部である。 本発明に係る身体運動解析システムの処理の流れを示すフローチャートである。 図12における運動解析処理の内容を示すフローチャートである。 図12における歩行速度算出処理の内容を示すフローチャートである。 図12における左右差判定処理の内容を示すフローチャートである。 被験者に関する身体運動機能の一つである歩行速度の変化を表示した一例である。 図10の関係を利用して作成した、歩行テストによって得られたスタンスの変化の様子を示す一例である。 運動機能評価部における、歩幅や歩行速度の最新の計測値と前回計測値との比較を行った場合の表示例である。 運動機能評価部に表示された、被験者の左右差判定ポイントの変化の様子を示す図である。 運動機能評価部に表示された、被験者の身体運動機能の回復程度を定量的に表示した一例である。 被験者宅にある身体運動解析装置と医療施設の端末とがネットワークを介して接続されている様子を示した図である。 従来の身体運動解析装置の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 被験者
2 装着具
3 ネットワーク
4 医療施設
5 装着部
6 異常報知部
7 信号発生部
8 通信制御部
9 計測部
10 センサユニット
11 通信制御部
12 運動解析部
13 運動判定部
14 運動機能評価部
15 蓄積部
20 身体運動解析装置
21 通信制御部
22 歩行速度検出部
23 基底素材
26 センサ固定ベルト
28 センサポケット
29 バッテリポケット
32 周波数分析部
33 極大値検出部
34 極大値周波数検出部
35 最低周波数検出部
36 配列保存部
37 評価部
100 身体運動解析システム
102 被験者宅
129 端末
131 撮影手段
132 身体知識記憶手段
133 身体抽出手段
134 身体部品抽出手段
135 可視特徴点検出手段
136 未知特徴点検出手段
137 身体特徴点記憶手段
138 身体運動知識記憶手段
139 運動環境知識記憶手段
140 身体運動解析手段
141 熟練者身体運動知識記憶手段
142 アドバイス作成手段
200 身体運動解析装置

Claims (12)

  1. 人の行動に応じた加速度を時間の経過に沿って計測する加速度計測手段と、
    計測された前記加速度を表す情報を、人の身体運動について解析を行う身体運動解析装置に送信する情報送信手段と、
    前記加速度を表す情報の一部が前記身体運動解析装置において解析対象とする区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号を受け付ける信号受付手段とを備え、
    前記情報送信手段は、
    前記信号受付手段において前記区間特定信号が受け付けられた場合は、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号を付加して前記送信を行う
    ことを特徴とする加速度情報送信装置。
  2. 前記信号受付手段は、
    ユーザから所定のスイッチの押下を受け付け、当該受け付けられた押下に基づいて、前記解析対象とする区間を表し得る所定のフラグをセットする
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度情報送信装置。
  3. 前記所定のフラグは、前記解析対象とする区間の始点と終点を表すフラグである
    ことを特徴とする請求項2記載の加速度情報送信装置。
  4. 前記加速度情報送信装置は、さらに、
    前記身体運動解析装置から異常行動の発生に関する異常情報を受信する異常情報受信手段と、
    受信した前記異常情報に基づいて異常行動の発生を報知する異常報知手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度情報送信装置。
  5. 加速度を表す情報を受信する情報受信手段と、
    受信された前記加速度を表す情報に解析対象区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号が付加されているか否かを判別する信号判別手段と、
    受信された前記加速度を表す情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る人が転倒した状態か否かを判定すると共に、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて運動機能を解析する判定解析手段と
    を備えることを特徴とする身体運動解析装置。
  6. 前記判定解析手段は、
    受信された前記解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて、歩幅、歩行速度、スタンスおよび左右の脚の速度差のうち、少なくとも一の運動機能について解析を行う
    ことを特徴とする請求項5記載の身体運動解析装置。
  7. 前記身体運動解析装置は、さらに、
    受信した前記加速度を表す情報に基づいて、当該情報に係る人について異常行動が発生したか否かを判別する異常行動判別手段と、
    前記異常行動の発生があったと判別された場合に、その旨を表す情報を前記加速度情報送信装置に送信する異常情報送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項5記載の身体運動解析装置。
  8. 人の行動に応じた加速度を測定し、当該加速度を表す加速度情報を送信する加速度情報送信装置と、受信した加速度を表す情報に基づいて人の運動機能について解析を行う身体運動解析装置とを備える身体運動解析システムであって、
    前記加速度情報送信装置は、
    人の行動に応じた加速度を時間の経過に沿って計測する加速度計測手段と、
    計測された前記加速度を表す情報を、前記身体運動解析装置に送信する情報送信手段と、
    前記加速度を表す情報の一部が前記身体運動解析装置において解析対象とする区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号を受け付ける信号受付手段とを備え、
    前記情報送信手段は、前記信号受付手段において前記区間特定信号が受け付けられた場合は、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号を付加して前記送信を行い、
    前記身体運動解析装置は、
    送信された前記加速度を表す情報を受信する情報受信手段と、
    受信された前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されているか否かを判別する信号判別手段と、
    受信された前記加速度を表す情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る人が転倒した状態か否かを判定すると共に、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて運動機能を解析する判定解析手段と
    を備えることを特徴とする身体運動解析システム。
  9. 人の行動に応じた加速度を時間の経過に沿って計測する加速度計測ステップと、
    計測された前記加速度を表す情報を、人の身体運動について解析を行う身体運動解析装置に送信する情報送信ステップと、
    前記加速度を表す情報の一部が前記身体運動解析装置において解析対象とする区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号を受け付ける信号受付ステップとを含み、
    前記情報送信ステップでは、
    前記信号受付ステップにおいて前記区間特定信号が受け付けられた場合は、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号を付加して前記送信を行う
    ことを特徴とする加速度情報送信方法。
  10. 加速度を表す情報を受信する情報受信ステップと、
    受信された前記加速度を表す情報に解析対象区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号が付加されているか否かを判別する信号判別ステップと、
    受信された前記加速度を表す情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る人が転倒した状態か否かを判定すると共に、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて運動機能を解析する判定解析ステップと
    を含むことを特徴とする身体運動解析方法。
  11. 加速度情報送信装置のためのプログラムであって、
    人の行動に応じた加速度を時間の経過に沿って計測する加速度計測ステップと、
    計測された前記加速度を表す情報を、人の身体運動について解析を行う身体運動解析装置に送信する情報送信ステップと、
    前記加速度を表す情報の一部が前記身体運動解析装置において解析対象とする区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号を受け付ける信号受付ステップとを含み、
    前記情報送信ステップでは、
    前記信号受付ステップにおいて前記区間特定信号が受け付けられた場合は、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号を付加して前記送信を行う
    ことを特徴とする、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 身体運動解析装置のためのプログラムであって、
    加速度を表す情報を受信する情報受信ステップと、
    受信された前記加速度を表す情報に解析対象区間の加速度を表す情報であることを表す区間特定信号が付加されているか否かを判別する信号判別ステップと、
    受信された前記加速度を表す情報に基づいて、一定時間毎に、当該情報に係る人が転倒した状態か否かを判定すると共に、前記加速度を表す情報に前記区間特定信号が付加されている場合は、当該区間特定信号によって表される解析対象区間の加速度を表す情報に基づいて運動機能を解析する判定解析ステップと
    を含むことを特徴とする、コンピュータに実行させるためのプログラム。

JP2004208962A 2004-07-15 2004-07-15 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法 Pending JP2006026092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208962A JP2006026092A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208962A JP2006026092A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006026092A true JP2006026092A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35893107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208962A Pending JP2006026092A (ja) 2004-07-15 2004-07-15 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006026092A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008206575A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Hitachi Ltd 情報管理システム及びサーバ
EP2022394A1 (en) 2007-08-03 2009-02-11 Konica Minolta Sensing, Inc. Pulse oximeter
JP2010104396A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nec Corp 状況判定装置、状況判定システム、その方法及びプログラム
JP2010536040A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 ディーピー テクノロジーズ インコーポレイテッド 距離計算を含むヒトの行動モニタ装置
JP2012505683A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 転倒検出システム
JP2012065749A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Citizen Holdings Co Ltd 体動検出装置
JP2012518506A (ja) * 2009-02-26 2012-08-16 モベア エス.アー 人の歩行を検出するためのシステムおよび方法
JP2014068714A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kitasato Institute 関節角度測定システム
US8872646B2 (en) 2008-10-08 2014-10-28 Dp Technologies, Inc. Method and system for waking up a device due to motion
US8876738B1 (en) 2007-04-04 2014-11-04 Dp Technologies, Inc. Human activity monitoring device
JP2014208257A (ja) * 2014-06-11 2014-11-06 国立大学法人東北大学 歩行解析システム
US8902154B1 (en) 2006-07-11 2014-12-02 Dp Technologies, Inc. Method and apparatus for utilizing motion user interface
US8949070B1 (en) 2007-02-08 2015-02-03 Dp Technologies, Inc. Human activity monitoring device with activity identification
US8996332B2 (en) 2008-06-24 2015-03-31 Dp Technologies, Inc. Program setting adjustments based on activity identification
JP2016041155A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 高知県公立大学法人 姿勢および歩行状態推定装置
JP2016220922A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 移動運動解析装置及びシステム並びにプログラム
JP2016220923A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 移動運動解析装置及びシステム並びにプログラム
US9940161B1 (en) 2007-07-27 2018-04-10 Dp Technologies, Inc. Optimizing preemptive operating system with motion sensing
JP2020504806A (ja) * 2016-10-05 2020-02-13 マイ メディック ウォッチ プロプライエタリー リミテッドMy Medic Watch Pty Ltd アラートシステム
WO2020203020A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 旭化成株式会社 生体情報測定器及びこれを用いた生体情報測定方法
JP2020185064A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社ジェイテクト 歩幅算出システム
US11436907B2 (en) 2011-06-22 2022-09-06 Thinkware Corporation Safety service system and method thereof
JP7459965B2 (ja) 2020-10-30 2024-04-02 日本電気株式会社 判別装置、判別システム、判別方法、およびプログラム

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9495015B1 (en) 2006-07-11 2016-11-15 Dp Technologies, Inc. Method and apparatus for utilizing motion user interface to determine command availability
US8902154B1 (en) 2006-07-11 2014-12-02 Dp Technologies, Inc. Method and apparatus for utilizing motion user interface
US8949070B1 (en) 2007-02-08 2015-02-03 Dp Technologies, Inc. Human activity monitoring device with activity identification
US10744390B1 (en) 2007-02-08 2020-08-18 Dp Technologies, Inc. Human activity monitoring device with activity identification
JP2008206575A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Hitachi Ltd 情報管理システム及びサーバ
US8876738B1 (en) 2007-04-04 2014-11-04 Dp Technologies, Inc. Human activity monitoring device
US10754683B1 (en) 2007-07-27 2020-08-25 Dp Technologies, Inc. Optimizing preemptive operating system with motion sensing
US9940161B1 (en) 2007-07-27 2018-04-10 Dp Technologies, Inc. Optimizing preemptive operating system with motion sensing
EP2022394A1 (en) 2007-08-03 2009-02-11 Konica Minolta Sensing, Inc. Pulse oximeter
JP2010536040A (ja) * 2007-08-08 2010-11-25 ディーピー テクノロジーズ インコーポレイテッド 距離計算を含むヒトの行動モニタ装置
US8996332B2 (en) 2008-06-24 2015-03-31 Dp Technologies, Inc. Program setting adjustments based on activity identification
US11249104B2 (en) 2008-06-24 2022-02-15 Huawei Technologies Co., Ltd. Program setting adjustments based on activity identification
US9797920B2 (en) 2008-06-24 2017-10-24 DPTechnologies, Inc. Program setting adjustments based on activity identification
US8872646B2 (en) 2008-10-08 2014-10-28 Dp Technologies, Inc. Method and system for waking up a device due to motion
JP2012505683A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 転倒検出システム
JP2010104396A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nec Corp 状況判定装置、状況判定システム、その方法及びプログラム
JP2012518506A (ja) * 2009-02-26 2012-08-16 モベア エス.アー 人の歩行を検出するためのシステムおよび方法
JP2012065749A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Citizen Holdings Co Ltd 体動検出装置
US11436907B2 (en) 2011-06-22 2022-09-06 Thinkware Corporation Safety service system and method thereof
JP2014068714A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kitasato Institute 関節角度測定システム
JP2014208257A (ja) * 2014-06-11 2014-11-06 国立大学法人東北大学 歩行解析システム
JP2016041155A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 高知県公立大学法人 姿勢および歩行状態推定装置
JP2016220923A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 移動運動解析装置及びシステム並びにプログラム
JP2016220922A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 移動運動解析装置及びシステム並びにプログラム
JP2020504806A (ja) * 2016-10-05 2020-02-13 マイ メディック ウォッチ プロプライエタリー リミテッドMy Medic Watch Pty Ltd アラートシステム
WO2020203020A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 旭化成株式会社 生体情報測定器及びこれを用いた生体情報測定方法
JPWO2020203020A1 (ja) * 2019-04-04 2021-12-23 旭化成株式会社 生体情報測定器及びこれを用いた生体情報測定方法
JP7228678B2 (ja) 2019-04-04 2023-02-24 旭化成株式会社 生体情報測定器及びこれを用いた生体情報測定方法
JP2020185064A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社ジェイテクト 歩幅算出システム
JP7283217B2 (ja) 2019-05-10 2023-05-30 株式会社ジェイテクト 歩幅算出システム
JP7459965B2 (ja) 2020-10-30 2024-04-02 日本電気株式会社 判別装置、判別システム、判別方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006026092A (ja) 加速度情報送信装置、身体運動解析装置および身体運動解析方法
US7387611B2 (en) Physical movement analyzer and physical movement analyzing method
US10198928B1 (en) Fall detection system
JP4504071B2 (ja) 身体運動解析装置
US20070063850A1 (en) Method and system for proactive telemonitor with real-time activity and physiology classification and diary feature
EP2005887B1 (en) Gait assessment system
JP5644304B2 (ja) 体動信号についての情報処理方法、体動信号についての情報処理装置およびパーキンソン病の診断装置
JP5896240B2 (ja) 運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラム
JP2010005033A (ja) 歩行動作分析装置
JP2016525383A (ja) 転倒検出システム及び方法
JP4603884B2 (ja) 平衡状態解析システム、プログラム、および記録媒体
JP2003024287A (ja) 身体状態の監視装置
WO2021210461A1 (ja) スタビリティ評価システム、プログラム及び方法
JPWO2004026138A1 (ja) 身体運動評価装置、及び身体運動評価システム
CN108338790B (zh) 步态分析及跌倒评估系统
KR100661112B1 (ko) 재활치료가 필요한 대상의 평형기능 측정, 진단 및 훈련시스템
JP6241488B2 (ja) 運動支援装置、運動支援方法及び運動支援プログラム
JP6033784B2 (ja) 歩行動作監視装置及び歩行動作解析システム
JP2005342254A (ja) 歩行周期検出装置
JP5659644B2 (ja) 情報処理方法,情報処理システム,情報処理装置,情報処理用プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2018007979A (ja) 運動支援装置及び運動支援方法、運動支援プログラム
JP2012059167A (ja) 情報処理方法,情報処理システム,情報処理装置,表示装置,情報処理用プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6432665B2 (ja) 運動装置、腕降り角度検出方法及びプログラム
JP3696047B2 (ja) 健康状態診断装置
US11304649B2 (en) System and method for self-assessment of physical capabilities and condition changes