JP2006011136A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察者の視覚を妨げず、コントラスト及び画質も低下しない画像表示装置を提供することにある。
【解決手段】 観察者の目10の位置に対して光学的に共役な位置に、画像を投影するためのプロジェクタ12が配置され、プロジェクタ12は、点状の光源18と、集光レンズ20と、画像素子22と、投影レンズ24とを含んでいる。光源18から出射された白色光は集光レンズ20、画像素子22を通過して投影レンズ24によりその焦点に収束される。全反射ミラー30は、この投影レンズ24の焦点またはその近傍に配置され、画像素子22を通過した光をスクリーン14方向に投影する。スクリーン14の光を反射する面には再帰性反射材が塗布されており、スクリーン14に投影された光は、スクリーン14で再帰性反射して観察者の目10に到達し、観察者が画像を見ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AR(Augmented Reality)の分野において用いられる画像表示装置の改良に関する。
近年、現実世界とバーチャル世界とをシームレスに融合するAR(Augmented Reality)が注目されており、特に、実空間画像とバーチャル空間画像とを融合して表示する画像表示装置が種々提案されている。
このような、AR分野における画像表示装置は、実空間画像とバーチャル空間画像とを違和感なく重畳する必要があり、このために、両画像間の遮蔽関係すなわち観察者に近い空間または物体により遠い空間または物体が遮蔽されるという関係の維持が要求される。また、この他に、輝度、コントラストの一致、焦点深度の一致等も求められる。
図2には、上記AR分野における従来の画像表示装置の構成例が示される。図2において、観察者の目10の位置に対して光学的に共役な位置に、画像を投影するためのプロジェクタ12が配置され、プロジェクタ12から出射された光をスクリーン14の方向に反射するようにハーフミラー16が配置されている。ここで、スクリーン14には、再帰性反射材が塗布されている。また、プロジェクタ12は、点状の光源18と、集光レンズ20と、拡散板26と、画像素子22と、投影レンズ24とを含んでいる。
このような構成により、画像素子22上の画像がスクリーン14に投影され、再帰性反射により観察者の目10に入射して観察者が画像を見ることができる。このとき、スクリーン14以外には再帰性反射材が塗布されていないので、スクリーン14以外の物体に画像を投影しても投影画像は観察者が観察できないほど暗くなり、この輝度差を利用することによりバーチャル物体と実物体との遮蔽関係を表現することができる。
なお、下記特許文献1にも、再帰性反射スクリーンとハーフミラーとプロジェクタとを組み合わせた画像表示装置が開示されている。
特開2000−10194号公報
しかし、上記従来の技術においては、ハーフミラー16を観察者の目のすぐ前に置くので、観察者の視覚を妨げるという問題があった。
また、観察者はハーフミラー16を介して画像を観察するため、実画像及びバーチャル画像共にコントラストが低下し、外光の写り込みにより画質も低下するという問題もあった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、観察者の視覚を妨げず、コントラスト及び画質も低下しない画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、画像表示装置であって、画像を投影するために観察者の眼の位置に対して光学的に共役あるいは同軸な位置に配置され、光の出射側に光を収束させる投影レンズを有するプロジェクタと、入射光を入射方向に再帰性反射するスクリーンと、前記投影レンズの焦点またはその近傍に配置され、前記プロジェクタから出射した光を前記スクリーン方向に反射する全反射ミラーと、を備えることを特徴とする。
また、上記画像表示装置において、前記全反射ミラーは、前記投影レンズの焦点から2.6mm以内の範囲に配置されることを特徴とする。
また、上記画像表示装置において、前記全反射ミラーは、長辺が2mm以下の大きさであることを特徴とする。
また、上記画像表示装置において、前記全反射ミラーは、非平面鏡であることを特徴とする。
本発明によれば、全反射ミラーを投影レンズの焦点またはその近傍に配置しているので、全反射ミラーを小型化でき、観察者の視覚を妨げない。また、プロジェクタから出射した光を全反射ミラーによりスクリーン方向に反射しているので、コントラスト及び画質の低下も抑制できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本発明にかかる画像表示装置の構成例の配置図が示される。図1において、観察者の目10の位置に対して光学的に共役あるいは同軸な位置に、画像を投影するためのプロジェクタ12が配置され、プロジェクタ12から出射された光をスクリーン14の方向に反射するように小型の全反射ミラー30が配置されている。
ここで、スクリーン14は、プロジェクタ12により投影された画像を映し出して観察者に提示するためのものであり、任意の形状とすることができる。図1では、平面形状の例が示されているが、例えば曲面形状、閉曲面を有する立体形状等としてもよい。また光を反射する面には再帰性反射材が塗布されている。
上記プロジェクタ12は、点状の光源18と、集光レンズ20と、画像素子22と、投影レンズ24とを含んでいる。画像素子22は、液晶等で構成され、プロジェクタ12が投影する画像を形成する。光源18から出射された白色光は集光レンズ20により平行光に変換され、画像素子22を通過する。画像素子22を通過した光は投影レンズ24により投影レンズ24の焦点に収束される。全反射ミラー30は、この投影レンズ24の焦点またはその近傍に配置されている。
以上のような構成とすると、画像素子22を通過した光は投影レンズ24の焦点に収束されるので、投影レンズ24の焦点またはその近傍に配置されて投影レンズ24から入射した光を全て反射するために必要となる全反射ミラー30の大きさを小さくすることができる。このため、本実施形態では、全反射ミラー30を小型化でき、観察者の目10のすぐ前に置いても、観察者の視覚を妨げることを防止できる。
また、全反射ミラー30は、画像素子22を通過した光の光軸をスクリーン14方向に回転させ、観察者の視野前方に画像を投影する。スクリーン14に投影された光は、スクリーン14で再帰性反射して観察者の目10に到達し、観察者が画像を見ることができる。本実施形態では、全反射ミラー30を使用しているので、ハーフミラーを使用した場合のコントラスト及び画質の低下を抑制することができる。また、ハーフミラーでは、1回光が通過する毎に光量が減少するが、全反射ミラー30では光量の減少を抑制できる。このため、光源18の出力を小さくでき、装置の小型化を容易にできる。
さらに、変形例として、全反射ミラー30の位置に凸面鏡または凹面鏡のような非平面ミラーを配置してもよい。凸面鏡を使用した場合には、画像を拡大することができ、凹面鏡を使用した場合には、画像を縮小し、解像度を上げることができる。
上記再帰性反射材は、光源の方向に強い指向性を持って反射する材料であり、コーナーキューブアレイ又はガラスビーズなどを用いて実現される。なお、再帰性反射材の利用例として、自転車の反射板や交通標識などがある。
本実施形態において、全反射ミラー30は、上述したように投影レンズ24の焦点またはその近傍に配置される。この場合、全反射ミラー30を配置できる焦点近傍の範囲は以下のようにして決定される。
画像素子22の長辺をq(mm)、画像素子22からの光を全反射ミラー30上に集光する投影レンズ24の焦点距離をf(mm)とした場合、長辺方向の画角θは
(数1)
tanθ/2=(q/2)/f=q/2f
と表される。
全反射ミラー30の長辺をl(mm)、投影レンズ24の焦点からの許容オフセット距離、すなわち投影レンズ24からの光を受けてスクリーン14方向に反射することができる全反射ミラー30の位置と投影レンズ24の焦点位置との光軸方向のオフセット距離をd(mm)とした場合
(数2)
d=l・(1−(tanθ/2)) / (2√2tanθ/2)
と表される。ここで、全反射ミラー30は、光軸に対して45度の傾きとされていることを前提としている。
また、実験の結果、画像観察時に視界前方に置いたときに許容される、すなわち観察者の視界を妨げないミラーの大きさは、長辺lが2mm程度であることが判明した。実用上、プロジェクタ12を構成する画像素子22は長辺が20mm、投影レンズ24の焦点距離は40mm程度である。従って、上記式から画角θは
(数3)
tanθ/2=0.25
θ=28.1°
となり、全反射ミラー30の長辺が2mmの時に投影レンズ24の焦点からの許容されるオフセットdは、d=2.65mm(約2.6mm)となる。
以上の結果から、全反射ミラー30は、その大きさを、長辺l=2mm以内とすれば観察者の視界を妨げず、また、投影レンズ4の焦点から2.6mm以内の範囲に配置すれば、投影レンズ24からの光をスクリーン14方向に反射することができる。
本発明にかかる画像表示装置の構成例の配置図である。 AR分野における従来の画像表示装置の構成例の配置図である。
符号の説明
10 目、12 プロジェクタ、14 スクリーン、16 ハーフミラー、18 光源、20 集光レンズ、22 画像素子、24 投影レンズ、26 拡散板、30 全反射ミラー。

Claims (4)

  1. 画像を投影するために観察者の眼の位置に対して光学的に共役あるいは同軸な位置に配置され、光の出射側に光を収束させる投影レンズを有するプロジェクタと、
    入射光を入射方向に再帰性反射するスクリーンと、
    前記投影レンズの焦点またはその近傍に配置され、前記プロジェクタから出射した光を前記スクリーン方向に反射する全反射ミラーと、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、前記全反射ミラーは、前記投影レンズの焦点から2.6mm以内の範囲に配置されることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の画像表示装置において、前記全反射ミラーは、長辺が2mm以下の大きさであることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項記載の画像表示装置において、前記全反射ミラーは、非平面ミラーであることを特徴とする画像表示装置。
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