JP2006002075A - 汚れの除去性に優れたフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)官能基Xを含有する合成樹脂と(B)防汚成分が直接または(C)硬化剤で結合されている硬化物からなるフィルムであって、防汚成分(B)が(B1)官能基Xおよび/または硬化剤(C)と反応し得る官能基Y1を有する液状のポリジアルキルシロキサン、または(B2)官能基Xおよび/または硬化剤(C)と反応し得る官能基Y2を有する液状のフルオロポリエーテルであり、かつ該フィルムの一方の表面に防汚成分(B)が偏在しているフィルム。
【選択図】なし
Description
(1)前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2(以下、合わせて「官能基Y」ということもある)が水酸基またはアミノ基であり、硬化剤(C)がイソシアネート化合物である組合せ、この場合、硬化剤(C)としては加水分解性アルキルシリケート残基を有するイソシアネート化合物が好ましい、
(2)前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがカルボキシル基、アミノ基またはエポキシ基であり、硬化剤(C)がアミノ化合物、エポキシ化合物、アイジリジン化合物またはカルボジイミド化合物である組合せ、
(3)前記樹脂(A)が有する官能基Xがアミノ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはカルボキシル基であり、硬化剤(C)がエポキシ化合物または有機酸である組合せ、
(4)前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボニル基またはカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはカルボキシル基であり、硬化剤(C)がエポキシ化合物またはヒドラジド化合物である組合せ、
(5)前記樹脂(A)が有する官能基Xがエポキシ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはエポキシ基であり、硬化剤(C)が有機酸またはアミノ化合物である組合せがあげられる。
(6)前記樹脂(A)が有する官能基Xが加水分解性アルキルシリケート残基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yが水酸基または加水分解性アルキルシリケート残基である組合せ、
(7)前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yが加水分解性アルキルシリケート残基である組合せ
が好ましくあげられる。この場合、さらに硬化触媒(D)を含んでいることが好ましい。
(A)官能基Xを含有する合成樹脂と(B)防汚成分とを含み硬化剤を含まない組成物であって、防汚成分(B)が(B1)官能基Xと反応し得る官能基Y1を有する液状のポリジアルキルシロキサン、または(B2)官能基Xと反応し得る官能基Y2を有する液状のフルオロポリエーテルであるフィルム形成組成物
を用いて形成できる。
(1)官能基を有さないフルオロアルキル基
C4F9C2H4−、C8F17C2H4−、C9F19C2H4−、C4F9SO2N(CH3)C2H4−、C4F9C2H4N(CH3)C3H9−など
(2)官能基を有しないフルオロエーテル基
CF3OCF2CF2O−C2H4−、
CF3(CF2CF2O)2−C2H4−、
CF3O(CF2O)2(CF2CF2O)2−、
CF3CF2CF2O(CF2CF2CF2O)7−、
F−(C3F6O)6−(C2F4O)2−
などがあげられる。
(3)官能基を有するフルオロアルキル基
OHC2H4CF2CF2CF2CF2C2H4−、
HOOCCF2CF2CF2CF2C2H4−など
(4)官能基を有するフルオロエーテル基
HOCH2CF2O(CF2CF2O)3−C2H4−、HOOCCF2O(CF2CF2O)3−C2H4−など
があげられる。
官能基Y1がOH:
チッソ(株)製:サイラプレーンFM−4421、FM−0421、FM−0411、FM−0425、FM−DA11、FM−DA21など
信越化学工業(株)製:KF−6001、KF−6002、X−22−4015、X−22−176DXなど
官能基Y1がNH2または−R14−NH−R15−NH2:
チッソ(株)製:サイラプレーンFM−3321、FM−3311、FM−3325など
信越化学工業(株)製:KF−860、KF−861、KF−865、KF−8002、X−22−161Bなど
日本ユニカー(株)製:FZ−3501、FZ−3789、FZ−3508、FZ−3705、FZ−4678、FZ−4671、FZ−4658など
官能基Y1がエポキシ基:
チッソ(株)製:サイラプレーンFM−0521、FM−5521、FM−0511、FM−0525など
信越化学工業(株)製:KF−101、X−22−163B、X−22−169Bなど
日本ユニカー(株)製:L−9300、FZ−3736、FZ−3720、LE−9300、FZ−315など
官能基Y1がCOOH:
信越化学工業(株)製:X−22−162C、X−22−3701Eなど
日本ユニカー(株)製:FZ−3703など
官能基Y1がSH:
信越化学工業(株)製:KF−2001、X−22−167Bなど
官能基Y1が−(C2H4O)a(C3H6O)bR1:
信越化学工業(株)製:KF−353、KF−355A、KF−6015など
つぎに官能基含有フルオロポリエーテル(B2)について説明する。
R16−(C3F6O)l−(C2F4O)m−(CF2O)n−(C2F4)p−(CH2)r−Y2
(式中、R16はH、炭素数1〜8のアルキル基、FまたはCqF2q+1O−(q=1〜5);Y2は前記のとおり;l、m、n、pおよびrは同じかまたは異なる0または1〜200の整数で、すべてがゼロになることはない)で示される官能基含有フルオロポリエーテルが好ましい。
官能基Y2がOH:
F(C3F6O)nCF2CF2CH2OH (n=10〜14)、
OHCH2CF2O(CF2CF2O)n−(CFO)m−CF2CH2OH (nの平均は25、mの平均は5)
など
官能基Y2がNH2または−NH−R15−NH2:
F(C3F6O)nCF2CF2CH2NH2 (nの平均は12)など
官能基Y2がエポキシ基:
など
官能基Y2がCOOH:
F(C3F6O)nCF2CF2COOH (nの平均は25)など
官能基Y2がI(ヨウ素):
F(C3F6O)nCF2CF2I (nの平均は10)など
なお、そのほかたとえば米国特許第5,279,820号明細書に記載されたものも使用できる。
(I)フルオロオレフィンと官能基含有非フッ素系単量体との共重合体、
(II)官能基含有フルオロオレフィンと官能基を有しないフルオロオレフィンとの共重合体、
(III)2種以上の樹脂をブレンドして調製した官能基含有フッ素樹脂ブレンド物、
(IV)フッ素樹脂粒子にさらに官能基含有非フッ素系単量体をシード重合した複合化樹脂(シード重合体)。
(i)CF2=CF(CF2)aZ
(ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);aは1〜10の整数)
具体例としては、
CF2=CFCF2−COOH
などがあげられる。
(ii)CF2=CF(CF2CF(CF3))b−Z
(ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);bは1〜5の整数)
具体例としては、
CF2=CFCF2CF(CF3)−COOH、
CF2=CF(CF2CF(CF3))2−COONH4
などがあげられる。
(iii)CF2=CF−O−(CFRf3)c−Z
(Rf3はFまたはCF3;ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);cは1〜10の整数)
具体例としては、
CF2=CF−O−CF2CF2CF2COOH
などがあげられる。
(iv)CF2=CF−O−(CF2CFRf3O)d−Z
(Rf3はFまたはCF3;ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);dは1〜10の整数)
具体例としては、
CF2=CF−O−CF2CF(CF3)OCF2CF2COOH、
CF2=CF−O−CF2CF(CF3)OCF2CF2SO3H
などがあげられる。
(v)CH2=CFCF2−O−(CF(CF3)CF2O)e−CF(CF3)−Z
(ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);eは0または1〜10の整数)
具体例としては、
(vi)CF2=CFCF2−O−(CF(CF3)CF2O)f−CF(CF3)−Z
(ZはSO3MまたはCOOM(MはH、NH4またはアルカリ金属);fは1〜10の整数)
具体例としては、
CF2=CFCF2O−CF(CF3)CF2O−CF(CF3)COOH、
CF2=CFCF2O−CF(CF3)CF2O−CF(CF3)SO3H
などがあげられる。
CH2=CHOH、
CH2=CHO(CH2)4OH
などをあげることができる。
などをあげることができる。
(1)前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yが水酸基またはアミノ基である場合:
硬化剤(C)としてはイソシアネート化合物が好ましい。
(2)前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがカルボキシル基、アミノ基またはエポキシ基である場合:
硬化剤(C)としてはアミノ化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物またはカルボジイミド化合物が好ましい。
(3)前記樹脂(A)が有する官能基Xがアミノ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはカルボキシル基である場合:
硬化剤(C)としてはエポキシ化合物または有機酸が好ましい。
(4)前記樹脂(A)が有する官能基Xがエポキシ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはエポキシ基である場合:
硬化剤(C)としては有機酸またはアミノ化合物が好ましい。
(5)前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボニル基またはカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Yがアミノ基またはカルボキシル基である場合:
硬化剤(C)としてはエポキシ化合物またはヒドラジド化合物が好ましい。
で示されるものである。
樹脂(A):水酸基含有フルオロオレフィン樹脂
防汚成分(B):アミノ基含有ジアルキルシロキサン
硬化剤(C):加水分解性アルキルシリケート残基含有イソシアネート(さらに要すればポリイソシアネート)
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
樹脂(A):フルオロオレフィン樹脂に水酸基含有アクリル系単量体をシード重合した複合化樹脂の水性分散体
防汚成分(B):アミノ基含有ポリジアルキルシロキサンの水性分散体
硬化剤(C):ポリイソシアネート
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:水性分散型
樹脂(A):水酸基含有フルオロオレフィン樹脂
防汚成分(B):アミノ基含有フルオロポリエーテル
硬化剤(C):ポリイソシアネート
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
樹脂(A):水酸基含有フルオロオレフィン樹脂
防汚成分(B):水酸基含有ポリジアルキルシロキサン
硬化剤(C):ポリイソシアネート
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
樹脂(A):カルボキシル基含有フルオロオレフィン樹脂
防汚成分(B):カルボキシル基含有ポリジアルキルシロキサン
硬化剤(C):アミノ化合物
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
樹脂(A):加水分解性アルキルシリケート含有フルオロオレフィン樹脂
防汚成分(B):水酸基含有ポリジアルキルシロキサン
硬化剤(C):なし
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
樹脂(A):フルオロオレフィン樹脂とカルボキシル基含有アクリル樹脂とのシード重合体(複合化樹脂)
防汚成分(B):アミノ基含有ポリジアルキルシロキサン
硬化剤(C):エポキシ化合物
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:水性分散型
樹脂(A):フルオロオレフィン樹脂とカルボニル基とカルボキシル基含有アクリル樹脂とのシード重合体(複合化樹脂)
防汚成分(B):アミノ基含有ポリジアルキルシロキサン
硬化剤(C):ヒドラジド化合物
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:水性分散型
樹脂(A):フルオロオレフィン樹脂と水酸基含有非フッ素系樹脂とのブレンド
防汚成分(B):アミノ基含有ジアルキルシロキサン
硬化剤(C):加水分解性アルキルシリケート残基含有イソシアネート
硬化触媒(D):ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)(任意)
組成物形態:有機溶剤型または水性分散型
測定方法:赤外分光光度計で水酸基の吸収領域を測定し、検量線を用いて計算する。
測定方法:JIS K5407の電位差滴定法にて測定する。
測定装置:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により25℃で測定。分子量は標準物質としてポリスチレンを使用して換算する。
測定条件:40℃、流量1ml/分、展開溶剤THF
測定方法:後述の元素分析法で測定する。
上記のとおり。ただし、アミノ基の数はつぎのNMRにより測定する。
測定装置:ブルカーバイオスピン社(ドイツ)製のAC−300
測定条件:プロトンを測定。溶剤は重アセトン。
測定装置:ジェイサイエンス(株)製のCHN CORDERとオリオリサーチ(株)製のイオナナライザー901
測定装置:示差走査熱量計(DSC。セイコー電子(株)製のRDC220)
測定条件:20℃/分の昇温速度で2ndランの値を使用。
測定装置:(株)東京計器製のB型回転粘度計
測定条件:60rpm、25℃
測定装置:アッベ屈折率計
測定方法:25℃でフィルム法にて測定。被験組成物をポリプロピレン板に塗布し80℃で2時間乾燥後、得られたフィルムについて測定する。
ゼッフルGK−510(水酸基含有テトラフルオロエチレン共重合体。水酸基価60mgKOH/g、酸価9mgKOH/g、数平均分子量12000、フッ素含有率36質量%、樹脂の屈折率1.4、酢酸ブチル溶液、固形分50%。合成樹脂1)の100部に、硬化剤としてコロネートHX(日本ポリウレタン(株)製のイソシアネート系硬化剤)の5部、硬化触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTDL)の1%酢酸ブチル溶液の2部を加え、さらにアミノ基含有シリコーンオイル(NUC SILICONE FZ3705。日本ユニカー(株)製のアミノ変性シリコーンオイル。防汚成分1)の1部と酢酸ブチル50部を加え、よく撹拌してフィルム形成組成物を得た。
フィルムの両面にマジック(株)製の油性インク(マジックインキ。(株)内田洋行の登録商標。)の赤色を塗り、24時間放置したのち、紙タオルにより空拭きで拭き取り、拭き取れなかった領域の残存率をつぎの基準で評価する。
A:5%未満
B:5〜15%
C:15%超で30%以下
D:30%超
フィルムの両面に関西ペイント(株)製のラッカースプレーの赤色をスプレー塗布し、24時間放置したのち、紙タオルにより空拭きで拭き取り、拭き取れなかった領域の残存率をつぎの基準で評価する。
A:5%未満
B:5〜15%
C:15%超で30%以下
D:30%超
フィルムの両面に資生堂(株)製の毛染め液の黒色を刷毛で塗布し、24時間放置したのち、紙タオルにより空拭きで拭き取り、拭き取れなかった領域の残存率をつぎの基準で評価する。
A:5%未満
B:5〜15%
C:15%超で30%以下
D:30%超
フィルムの両面に大塚食品(株)製のレトルトカレーをナイフコートし、24時間放置したのち、紙タオルにより空拭きで拭き取り、拭き取れなかった領域の残存率をつぎの基準で評価する。
A:5%未満
B:5〜15%
C:15%超で30%以下
D:30%超
JIS K5400に準じ、サンシャインウェザオメータ(スガ試験機(株)製)を用い、500時間の促進耐候性試験を行なったのち、前記の油性インク汚染試験を行なう。
可視光透過率を(株)島津製作所製の紫外可視分光光度計により、可視領域600nmでの光線透過率(%)を調べる。
ゼッフルGK−550(水酸基含有テトラフルオロエチレン共重合体。水酸基価95mgKOH/g、酸価なし、数平均分子量10000、フッ素含有率36質量%、樹脂の屈折率1.4、酢酸ブチル溶液、固形分60%。合成樹脂2)の100部に、硬化剤としてコロネートHX(日本ポリウレタン(株)製のイソシアネート系硬化剤)の10部、硬化触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTDL)の1%酢酸ブチル溶液の2部を加え、さらにアミノ基含有シリコーンオイル(防汚成分1)の1部と酢酸ブチル100部を加え、よく撹拌してフィルム形成組成物を得た。
ゼッフルGK−510の100部に、硬化剤としてコロネートHXの5部および硬化触媒としてDBTDLの2部を加え、よく撹拌して比較用のフィルム形成組成物を得た。このフィルム形成組成物を用いて実施例1と同様にして試験用のフィルムを作製した。
実施例2で調製したフィルム形成組成物をエアスプレー法によりガラス板(日本テストパネル(株)製)に乾燥膜厚が30μmとなる量で塗布し、室温(約25℃)で20分間乾燥後、120℃で30分間加熱して硬化させた。この硬化フィルムをガラス板から慎重に剥離して本発明のフィルムを得た。
実施例2において、配合に防汚成分としてアミノ基含有シリコーンオイル(防汚成分1)に代えて、F(C3F6O)12CF2CF2CH2NH2(防汚成分2)を使用したほかは実施例2と同様にしてフィルム形成組成物を得た。このフィルム形成組成物を用いて実施例1と同様にして試験用のフィルムを作製した。
1000mlのステンレススチール製オートクレーブに酢酸ブチル200g、ビニルトリメトキシシラン(TMVS)29.5g、n−ブチルビニルエーテル(nBVE)20.0g、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)5.0gを仕込み、0℃に氷冷したのち、減圧下に脱気した。これにイソブチレン(IB)33.5gとテトラフルオロエチレン(TFE)100gを仕込み、攪拌下に50℃に加熱し、28時間反応させ、反応器内圧力が1.4MPaGから1MPaGに下がった時点で反応を停止して加水分解性アルキルシリケート残基含フッ素共重合体(合成樹脂3)を得た(収率24.6%)。得られた加水分解性アルキルシリケート基含有含フッ素共重合体は、19F−MNR、1H−MNRおよび元素分析での分析の結果、TFE/IB/nBVE/TMVS=45/40/8/7モル%であり、GPCにより測定した数平均分子量は3900、DSCにより測定したガラス転移温度は−21℃であった。
実施例2で調製したフィルム形成組成物をエアスプレー法によりポリプロピレン(PP)製シートに乾燥膜厚が30μmとなる量で塗布し、室温(約25℃)で20分間乾燥後、120℃で30分間加熱して硬化させた。この硬化フィルムをPPシートから剥離した後、PPシート側の表面にアクリル系接着剤(ブライマルN580.ローム・アンド・ハース社製)を50g/m2の塗布量で塗布し乾燥して本発明の積層フィルムを得た。
実施例6において、基材をメラミン樹脂板としたほかは同様にして貼付物を作製し、防汚性と耐候性を実施例1と同様にして調べたところ、実施例2の自由面と同じ防汚性と耐候性を示した。また、耐候性試験後も、フィルムとメラミン樹脂板は剥離していなかった。
合成樹脂1の70部およびt−ブチルメタクリレート/ヒドロキシエチルメタクリレート(90/10モル%)共重合体の50%酢酸ブチル溶液(合成樹脂4)の30部に、硬化剤としてコロネートHX(日本ポリウレタン(株)製のイソシアネート系硬化剤)の5部、硬化触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTDL)の1%酢酸ブチル溶液の2部を加え、さらにアミノ基含有シリコーンオイル(防汚成分1)の1部と酢酸ブチル100部を加え、よく撹拌してフィルム形成組成物を得た。
基材として実施例6の塩化ビニル樹脂製壁紙(サンゲツ(株)製)の防汚性と耐候性を実施例1と同様にして調べたところ、全ての評価でDを示した。
基材として実施例8のポリカーボネート板にアミノ基含有シリコーンオイル(防汚成分1)を塗布量50g/m2で塗布し、室温で乾燥した後、防汚性と耐候性を実施例1と同様にして調べたところ、カレー汚染試験結果がBであったほかは全ての評価でDを示した。
実施例2で調製したフィルム形成組成物を塗料として実施例8のポリカーボネート板に直接塗布(塗布量100g/m2)して、塗装ポリカーボネート板を作製した。この塗装ポリカーボネート板の防汚性と耐候性と透明性を実施例1と同様にして調べたところ、防汚性と耐候性は実施例2の自由面と同じ評価であったが、透明性が著しく低下した。これは、溶剤の酢酸ブチルがポリカーボネート板の表面を溶解したためである。
実施例2で調製したフィルム形成組成物をエアスプレー法によりポリプロピレン(PP)製シートに乾燥膜厚が30μmとなる量で塗布し、室温(約25℃)で20分間乾燥後、塗膜表面にアクリル系接着剤(ブライマルN580。ローム・アンド・ハース社製)を50g/m2の塗布量で重ねて塗布した。この積層物を120℃で30分間加熱して硬化、乾燥して本発明の積層フィルムを得た。
ゼッフルGK−550(合成樹脂2)の100部に、硬化剤としてサイメル303(日本サイテック(株)製のメラミン樹脂)の60部、硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸の40%イソプロピルアルコール溶液の3部を加え、さらにアミノ基含有シリコーンオイル(防汚成分1)の0.6部と酢酸ブチル100部を加え、よく撹拌してフィルム形成組成物を得た。
Claims (30)
- (A)官能基Xを含有する合成樹脂と(B)防汚成分が(C)硬化剤で結合されている硬化物からなるフィルムであって、防汚成分(B)が(B1)官能基Xおよび/または硬化剤(C)と反応し得る官能基Y1を有する液状のポリジアルキルシロキサン、または(B2)官能基Xおよび/または硬化剤(C)と反応し得る官能基Y2を有する液状のフルオロポリエーテルであり、かつ該フィルムの一方の表面に防汚成分(B)が偏在しているフィルム。
- 前記樹脂(A)が、官能基含有フッ素樹脂、官能基含有非フッ素アクリル樹脂、官能基含有ポリエステル樹脂、官能基含有ウレタン樹脂および/または官能基含有エポキシ樹脂である請求項1記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、カルボニル基、ニトリル基および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項1または2記載のフィルム。
- 前記ポリジアルキルシロキサン(B1)が有する官能基Y1が、水酸基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、チオール基、−(C2H4O)a−(C3H6O)bR1(R1は炭素数1〜8のアルキル基、aとbは同じかまたは異なり1〜40の整数)および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム。
- 前記フルオロポリエーテル(B2)が有する官能基Y2が、水酸基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、チオール基、ニトリル基、ヨウ素原子および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)の官能基Xおよび防汚成分(B)の官能基Y1またはY2における加水分解性アルキルシリケート残基が、−SiR2 3-m(OR3)m(式中、R2は炭素数1〜18のフッ素原子を含んでいてもよい非加水分解性の炭化水素基;R3は炭素数1〜18の炭化水素基;mは1〜3の整数)で示されるケイ素含有官能基である請求項3〜5のいずれかに記載のフィルム。
- 前記硬化剤(C)が、イソシアネート化合物、アミノ化合物、エポキシ化合物、有機酸、ヒドラジド化合物、アジリジン化合物、カルボジイミド化合物および/またはSi(OR4)4(R4は炭素数1〜10の非フッ素アルキル基)、R5Si(OR6)3(R5およびR6は同じかまたは異なり、炭素数1〜10の非フッ素アルキル基)、これらの単独縮合オリゴマーおよびこれらの共縮合コオリゴマーよりなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2が水酸基またはアミノ基であり、硬化剤(C)がイソシアネート化合物である請求項1記載のフィルム。
- 前記防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がアミノ基である請求項8記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がアミノ基であり、硬化剤(C)としてイソシアネート化合物と、Si(OR4)4(R4は炭素数1〜10の非フッ素アルキル基)、単独縮合オリゴマーおよび/または共縮合コオリゴマーとを併用してなる請求項1記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)の水酸基価が10〜300mgKOH/gである請求項8〜10のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が、フッ素含有率10質量%以上の水酸基含有フッ素樹脂である請求項8〜11のいずれかに記載のフィルム。
- 前記防汚成分(B)のアミノ当量が1000以上である請求項9〜12のいずれかに記載のフィルム。
- 前記硬化剤(C)が、加水分解性アルキルシリケート残基を有するイソシアネート化合物である請求項8〜13のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がカルボキシル基、アミノ基またはエポキシ基であり、硬化剤(C)がアミノ化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物またはカルボジイミド化合物である請求項1記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xがアミノ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がアミノ基またはカルボキシル基であり、硬化剤(C)がエポキシ化合物または有機酸である請求項1記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xがカルボニル基またはカルボキシル基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がアミノ基またはカルボキシル基であり、硬化剤(C)がエポキシ化合物またはヒドラジド化合物である請求項1記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xがエポキシ基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2がアミノ基またはエポキシ基であり、硬化剤(C)が有機酸またはアミノ化合物である請求項1記載のフィルム。
- (A)官能基Xを含有する合成樹脂が(B)防汚成分と結合されている硬化物を含むフィルムであって、防汚成分(B)が(B1)官能基Xと反応し得る官能基Y1を有する液状のポリジアルキルシロキサン、または(B2)官能基Xと反応し得る官能基Y2を有する液状のフルオロポリエーテルであり、かつ該フィルムの一方の表面に防汚成分(B)が偏在しているフィルム。
- 前記樹脂(A)が、官能基含有フッ素樹脂、官能基含有非フッ素アクリル樹脂、官能基含有ポリエステル樹脂、官能基含有ウレタン樹脂および/または官能基含有エポキシ樹脂である請求項19記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基、カルボニル基、ニトリル基および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項19または20記載のフィルム。
- 前記ポリジアルキルシロキサン(B1)が有する官能基Y1が、水酸基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、チオール基、−(C2H4O)a−(C3H6O)bR1(R1は炭素数1〜8のアルキル基、aとbは同じかまたは異なり1〜40の整数)および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項19〜21のいずれかに記載のフィルム。
- 前記フルオロポリエーテル(B2)が有する官能基Y2が、水酸基、アミノ基、エポキシ基、カルボキシル基、チオール基、ニトリル基、ヨウ素原子および/または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項19〜21のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)の官能基Xおよび防汚成分(B)の官能基Y1またはY2における加水分解性アルキルシリケート残基が、−SiR2 3-m(OR3)m(式中、R2は炭素数1〜18のフッ素原子を含んでいてもよい非加水分解性の炭化水素基;R3は炭素数1〜18の炭化水素基;mは1〜3の整数)で示されるケイ素含有官能基である請求項21〜23のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが加水分解性アルキルシリケート残基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2が水酸基または加水分解性アルキルシリケート残基である請求項19記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が有する官能基Xが水酸基であり、防汚成分(B)が有する官能基Y1またはY2が加水分解性アルキルシリケート残基である請求項19記載のフィルム。
- さらに硬化触媒(D)を含む請求項1〜26のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)が官能基含有フルオロオレフィン樹脂である請求項1〜27のいずれかに記載のフィルム。
- 前記樹脂(A)と防汚成分(B)との配合割合が、樹脂(A)100質量部に対して防汚成分(B)が0.01質量部以上で50質量部以下である請求項1〜28のいずれかに記載のフィルム。
- 請求項1〜29のいずれかに記載のフィルムの前記防汚成分(B)が偏在していない側の表面に接着剤層が設けられている積層フィルム。
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