JP2005348963A - 遊技機、および遊技機用監視システム - Google Patents

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仁 小林
Nobuyuki Kato
信之 加藤
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Abstract

【課題】中継基板や遊技盤に対する不正行為を効率的に防止することが可能な遊技機用の不正監視システムを提供する。
【解決手段】パチンコ機1は、サブ統合基板37の保護カバーである裏カバー60に、ICタグ26が設置されているとともに、そのICタグ26とRF通信可能なアンテナ32が、遊技盤32の裏面に、閉じた裏カバー60に設置されたICタグ26と対峙するように設置されている。そして、R/Wユニット21を用いて、パチンコ機1,1・・に搭載されたICタグ26とアンテナ32との間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、電気回路40および払出基板39を覆う裏カバー60の不正開放の有無を監視するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に対する不正行為の有無を監視するための遊技機用監視システムに関するものである。
遊技機の一種であるパチンコ機においては、作動内容を制御するROM等の制御素子を偽造されたものにすり替える不正行為が行われることがある。このため、かかる不正行為を防止するために、制御素子を収納した収納ボックスに封印シールを貼着したり、閉じる方向にのみ回転する封印ビスを用いて収納ボックスをかしめ止めして収納ボックスの開放を困難にする方法等が考案されている。
ところが、上記した封印シールを貼着する方法は、制御基板ボックスを開放して偽造されたROMへの交換が行われた後に、精巧な偽造封印シールを貼られてしまうと不正行為が行われたか否かを判断することができない。また、封印ビスによって収納ボックスをかしめ止めする方法は、封印ビスを特殊な工具で強制的に開放方向に回転させることにより収納ボックスが開放されてしまうおそれがある。
それゆえ、出願人は、主制御基板を収納した分割式の収納ボックスにICタグとアンテナとを別々に設置するとともに、遊技機の裏面に監視制御装置を設置し、その監視制御装置を利用してICタグとアンテナとの間で無線通信を短時間の周期で繰り返し実行させることによって、収納ボックスの不正開放の有無を監視する自動監視システムについて提案した。(特許文献1)。
特開2004−81464号公報
上記したICタグとアンテナにより不正の有無を監視する自動監視システムによれば、主制御基板に対する不正行為を効率的に監視することができる。しかしながら、近年では、遊技内容の複雑高度化に伴い、遊技球払出装置等の部材の作動を制御するための副次的な制御基板が、主制御基板とは別に設けられることが多くなっている。そして、それらの副制御基板と主制御基板とを接続した電気配線や、副制御基板と主制御基板との間に設けられる中継基板に、導線を接続させ、その導線を介して、副制御基板を意のままに制御する、という不正行為(いわゆる「ぶら下がり行為」)が増加してきており、特許文献1に開示された技術は、そのような電気配線や中継基板等の電気回路への不正行為に対して、必ずしも効果的なものであるとはいえない。一方、遊技機の遊技盤が別の遊技盤と取り替えられるという不正行為も増加してきており、特許文献1に開示された技術は、そのような遊技盤の不正な取り替え行為に対しても、効果的なものであるとはいえない。
本発明の目的は、上記従来の不正防止手段が有する問題点を解消し、中継基板や遊技盤に対する不正行為を効率的に防止することが可能な遊技機用の不正監視システムを提供することにある。
かかる本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、遊技に関連した主たる動作内容を制御するための主制御基板と、遊技媒体の払い出しに関連した動作内容を制御するための副制御基板とが設けられているとともに、それらの制御基板が電気回路を介して接続された遊技機であって、裏面に保護カバーが開閉自在に設置されており、その保護カバーによって、前記電気回路および副制御基板が覆われているとともに、前記保護カバーに、ICタグおよびアンテナの内の片方が設置されており、かつ、他方が、閉じた前記保護カバーに設置されたICタグあるいはアンテナとRF通信可能に対峙するように設置されており、監視制御装置からの指令に基づいて、前記ICタグと前記アンテナとの間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、前記保護カバーの不正開放の有無を監視することにある。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、主制御基板が電気回路および副制御基板とともに保護カバーで覆われていることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、各種の遊技部材を設置した遊技盤に、閉じた前記保護カバーに設置されたICタグあるいはアンテナとRF通信可能に対峙するように、アンテナあるいはICタグが設置されていることにある。
請求項4に記載された発明の構成は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、保護カバーの外周から所定の距離を隔てた内側に監視部材設置部が設けられており、その監視部材設置部にICタグが設置されていることにある。
請求項5に記載された発明の構成は、アンテナを介してICタグとの間でRF通信を行うための監視制御装置を用い、請求項1〜4のいずれかに記載された遊技機に搭載されたICタグとアンテナとの間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、前記保護カバーの不正開放の有無を監視することを特徴とする遊技機用監視システム。
請求項1に記載された遊技機によれば、監視制御装置を利用してICタグとアンテナとの間でRF通信を周期的に行い、その通信状態の変化を検知することにより、保護カバーの不正開放の有無を監視することによって、副制御基板およびその副制御基板と主制御基板とを接続した電気回路に対する不正行為(いわゆる「ぶら下がり行為」)を非常に効率的に監視することが可能となる。
請求項2に記載された遊技機によれば、主制御装置を電気回路および副制御基板とともに非常に低コストで効率的に監視することが可能となる。
請求項3に記載された遊技機によれば、遊技盤を不正に取り外して他の遊技盤と取り替える不正行為を非常に効率的に監視することが可能となる。
請求項4に記載された遊技機によれば、ICタグが保護カバーの外周から所定の距離を隔てた内側に保持されるので、ICタグに対して不正行為が行われる事態(すなわち、ICタグが不正行為者にとって都合の良い別のものとすり替えられてしまう等の事態)を防止することが可能となる。
請求項5に記載された遊技機用監視システムによれば、電気回路、副制御基板や遊技盤に対する不正行為を非常に効率的に監視することが可能となる。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態であるパチンコ機、およびそのパチンコ機を用いた不正監視システムについて、以下の目次にしたがって詳細に説明する。
1.パチンコ機の構成
2.パチンコ機を用いた不正監視システムの構成
3.パチンコ機および不正監視システムの動作内容
4.パチンコ機および不正監視システムの効果
5.遊技機および不正監視システムの変更例
1.パチンコ機の構成
図1〜図3は、本発明のパチンコ機を示したものである。パチンコ機1は、周囲が機枠22によって覆われており、その機枠22には、遊技盤23を嵌め込み設置したミドル枠24が、左端縁を中心として開閉自在に取り付けられている。ミドル枠24に嵌め込まれた遊技盤23の略中央には、液晶画面に各種の動画を表示可能な図柄表示装置52が設置されており、その図柄表示装置52の下側には、開閉式の入賞装置である普通電動役物51が設置されている。また、その普通電動役物51の下側には、幅広な長方形状の大入賞口50が、下端縁を中心として開閉自在に設置されている。さらに、遊技盤に23は、サイドランプ53,53や電飾ランプ54,54等の各種の発光部材が設置されている。加えて、遊技盤23の前方には、ガラス扉31が片開き自在に取り付けられている。
また、ガラス扉31の下側には、遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための供給皿56が前方へ突出するように設けられており、その供給皿56の下側には、供給皿56から溢れた遊技球を貯留させるための貯留皿57が、供給皿56と同様に前方へ突出するように設けられている。また、供給皿56と貯留皿57との間には、効果音を発生させるためのスピーカ58が内蔵されており、貯留皿57の右側には、遊技球を遊技盤23上に発射するための発射ハンドル59が前方へ突出するように設けられている。
一方、ミドル枠24の裏側には、各種の装置や部材を設置するための合成樹脂製の機構板61が固着されており、その機構板61の裏面の中央よりやや上方には、図柄制御基板34を内蔵した図柄制御ユニット33が設置されている。また、図柄制御ユニット33の下側には、基板集合板42が設置されており、その基板集合板42上には、サブ統合基板37、払出基板39、図柄制御基板34、音基板35、発光基板36が搭載されている。さらに、その基板集合板42の下側には、パチンコ機1の主たる動作(特定の入賞装置を周期的に開放する「大当たり状態」を生起させるか否かの決定等)を実行する主制御基板25が、分割式の収納ケース26に覆われた状態で設置されている。さらに、収納ケース26には、スピーカ58から発生させる効果音の態様を制御するための音基板35と、サイドランプ23,23や電飾ランプ54,54等の発光部材の発光態様を制御するための発光基板36とが内蔵されている。なお、払出基板39、図柄制御基板34、音基板35、発光基板36は、副制御基板として機能するものであり、サブ統合基板37は、主制御基板25と副制御基板とを結ぶ中継基板として機能するものである。
また、機構板61の左端縁際の上方には、裏カバー60が左端縁を軸として開閉自在に設置されており、図柄表示ユニット33、基板集合板42、および、基板集合板42上に搭載された副制御基板である払出基板39と主制御基板25とを接続した電気回路40が、その裏カバー60によって覆われた状態になっている(すなわち、裏カバー60は、図柄表示ユニット33、サブ統合基板37、払出基板39および電気回路40の保護カバーとして機能するものである)。裏カバー60は、不透明な合成樹脂によって、片方を開口した横長な直方体の箱状(すなわち、横長な長方形状の平板部63の周囲を直角に折り返した形状)に一体的に形成されている。また、開放側の側板64の先端際には、帯状の当接板65が側板64と直交するように延設されている。そして、その当接板65の内側には、直方体状の台座66が、側板64より内側に突出するように設けられており、その台座66の表面には、扁平な長方形状のICタグ26が接着剤等によって強固に接着されている。
ICタグ26は、他のICタグと識別するためのIDコード等の識別情報が記憶手段(EEPROM等)の上書消去禁止区域に記憶されている。そして、所定のアンテナとの間で、所定の周波数(ここでは、13.56MHz)を利用してRF送受信を行うことが可能であり、呼出波を受信すると、識別情報を含む反射波を、所定の通信範囲(約3mm)内に出力(返信)する。また、外部からの電源供給を受けることなく必要なときにいつでも反射波を返信することができ、呼出波に乗せて送信された特定のデータ(異常の履歴等)を記憶手段に記憶しておくこともできる。
一方、裏カバー60の右側には、遊技盤23の裏面と直交するように支持板74a,74bが平行に設けられており、それらの支持板74a,74bの間に、賞品球や貸出球を払い出すための遊技球払出装置73が設置されている。なお、遊技球払出装置73による賞品球や貸出球の払出動作は、払出基板39によって制御されるようになっている。そして、裏カバー60が閉じられた場合には、裏カバー60の当接板65の外側の端縁と内側の支持板74aとの間にわずかな隙間しか形成されないようになっている。
また、図4の如く、遊技盤の裏面の右側には、アンテナ設置部19が約5mm程度の深さの凹状に設けられており、そのアンテナ設置部19には、ICタグ26とRF通信を行うアンテナ32が設置されている。アンテナ32は、ガラスコンポジット(たとえば、CEM3)からなる薄い板状の基板の表面に、送受信回路を渦巻き状に形成したものである。また、送受信回路35の両端縁には、それぞれ、端子が接続されており、それらの端子が、ケーブル71に接続されている。
一方、図5は、パチンコ機1の制御機構の概略を示すブロック図であり、主制御基板25は、電気回路40により、サブ統合基板37を介して、副制御基板である払出基板39、図柄制御基板34、音基板35、発光基板36と接続されている。そして、主制御基板25からの指令が、サブ統合基板37を介して、払出基板39、図柄制御基板34、音基板35、発光基板36へと伝達されるようになっている。
かかるパチンコ機1は、主制御基板25に記憶されたプログラムにしたがって、主たる遊技動作を実行する。そして、発射ハンドル59の回転操作によって打ち出された遊技球が普通電動役物51に入賞すると、主制御基板25において「抽選」を実行し、「大当たり」を生起させるか否かを決定する。また、「抽選」を実行すると略同時に、図柄表示装置52の液晶画面に表示された図柄を変動させ(他の図柄と順々に入れ替わる動画を表示し)、所定時間後に停止させて新たな図柄を表示する。さらに、「抽選」において「大当たり」が生起した場合には、図柄の変動後に、予め設定された「大当たり図柄」を表示するとともに、「大当たり状態」を生起させて、大入賞口50を所定回数だけ断続的に開放させる。また、「大当たり状態」の生起に伴い、スピーカ58から所定の効果音を発生させるとともに、サイドランプ53,53や電飾ランプ54,54等の発光部材を所定の態様で発光させる。さらに、大入賞口50や各種の入賞装置に遊技球が入賞した場合には、払出基板39によって制御された遊技球払出装置73の作動によって、所定数の遊技球を賞品球として供給皿56に払い出す。なお、遊技球払出装置73による払出動作、図柄表示装置52における図柄表示の態様、スピーカ58における効果音の発生態様、および発光部材の発光態様は、主制御基板25からの指令に基づいて、サブ統合基板37で統括して制御される。また、主制御基板25からサブ統合基板37への信号伝達は一方通行になっており、サブ統合基板37から主制御基板25へは、信号が送信されないようになっている。
2.パチンコ機を用いた不正監視システムの構成
図6は、パチンコ機1,1・・を用いた不正監視システム(以下、監視システムSという)を示したものであり、図7は、監視システムSを導入したパチンコホールの外観を示す説明図である。島設備である設置台41の裏側には、監視制御装置であるR/Wユニット21,1・・が、各パチンコ機1,1・・の上方に位置するように設置されている。各R/Wユニット21,1・・は、LANケーブル等を介して、各設置台41に設置された監視状態報知手段である警報表示器44、およびパチンコホール全体を管理するホールコンピュータである管理装置45と接続されている。また、各R/Wユニット21,1・・は、各パチンコ機1,1・・の遊技盤23の裏面に設置されたアンテナ32と接続されている。なお、R/Wユニット21は、CPU、RAM、ROM、EEPROM、I/Oインタフェイス等を一体にモールディングしたICチップやICタグ26との間でのRF(Radio Frequency)送受信を行うためのRF回路等を搭載した基板(図示せず)を、分割式のケースで覆ったものである。
3.不正監視システムの動作内容
かかる監視システムSにおいては、各R/Wユニット21,1・・が、接続されたパチンコ機1の遊技盤23の裏面に設置されたアンテナ32を利用して、所定の周期(たとえば、50msの周期)で、パチンコ機1の裏カバー60に設置されたICタグ26とのRF送受信を周期的に実行する(すなわち、ケースアンテナ32から呼出波を送信すると、その呼出波を受信したICタグ26が、直ちに反射波を返信する)。したがって、裏カバー60が不正に開放されたり、遊技盤23が不正に取り外されたりした場合には、ICタグ26とアンテナ32との通信が不通となる。そのような場合には、R/Wユニット21から、接続されたパチンコ機1、警報表示器44、および管理装置45へ「異常信号」が送信されることにより、設置台41のパチンコ機1の上方に設置された呼出ランプ46が所定の態様で発光するとともに、警報表示器44の警報ランプが所定の態様で発光し、管理装置45の表示装置(図示せず)に所定のメッセージが表示される。パチンコホールの店員、管理者は、それらの報知により、裏カバー60の不正開放や遊技盤23の不正取り外し等の事態を直ちに検知することができる。
4.パチンコ機および不正監視システムの効果
パチンコ機1は、上記の如く、裏面に保護カバーである裏カバー60が開閉自在に設けられており、その裏カバー60によって、電気回路40および副制御基板である払出基板39等が覆われているとともに、裏カバー60にICタグ26が設置されており、かつ、そのICタグ26とRF通信可能なアンテナ32が、閉じた裏カバー60に設置されたICタグ26と対峙する部位に設置されている。それゆえ、監視制御装置であるR/Wユニット21を利用して、ICタグ26とアンテナ32との間でRF通信を周期的に行い、その通信状態の変化を検知することにより、裏カバー60の不正開放の有無を監視することによって、サブ統合基板37を含む電気回路40および副制御基板である払出基板39等に対する不正行為を非常に効率的に監視することができる。
また、パチンコ機1は、主制御基板25が電気回路40および払出基板39等の副制御基板とともに裏カバー60で覆われているため、主制御基板25を電気回路40や払出基板39等の副制御基板とともに非常に低コストで効率的に監視することができる。
さらに、パチンコ機1は、各種の遊技部材を設置した遊技盤23に、閉じた裏カバー60に設置されたICタグ26とRF通信可能に対峙するように、アンテナ32が設置されているため、遊技盤23を不正に取り外して他のものと取り替える不正行為をも非常に効率的に監視することができる。
加えて、パチンコ機1は、裏カバー60の外周から所定の距離を隔てた内側に監視部材設置部である台座66が設けられており、その台座66にICタグ26が設置されているため(すなわち、台座66が当接板65の分だけ裏カバー60の周縁から内側に設置されており、その台座66にICタグ26が設置されているため)、ICタグ26に対して不正行為が行われる事態(すなわち、ICタグ26がすり替えられてしまう等の事態)を防止することができる。
一方、監視システムSは、監視制御装置であるR/Wユニット21を用い、パチンコ機1,1・・に搭載されたICタグ26とアンテナ32との間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、サブ統合基板37を覆う裏カバー60の不正開放の有無を監視するものであるため、電気回路40、副制御基板や遊技盤23に対する不正行為を非常に効率的に監視することができる。加えて、監視システムSは、R/Wユニット21をパチンコ機1,1・・を設置するための島設備(すなわち、設置台41)の裏側に設置するものであり、各パチンコ機1,1・・の内部にR/Wユニット21を設置するためのスペースを設ける必要がないので、監視システムSによれば、既存の各パチンコ機1,1・・の改造等をすることなく、非常に容易にかつ安価に不正監視システムを導入することが可能となる。
5.遊技機および不正監視システムの変更例
なお、本発明の遊技機および不正監視システムの構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、遊技盤、主制御基板、副制御基板、電気回路、ICタグ、アンテナ、図柄制御基板、中継基板、裏カバー、台座、監視制御装置、警報表示器、管理装置等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、遊技機は、保護カバーにICタグを設置するとともに、遊技盤の裏面にアンテナを設置したものに限定されず、保護カバーにアンテナを設置するとともに、遊技盤の裏面にICタグを設置したものに変更することも可能である。また、遊技盤の裏面にICタグやアンテナを設置したものに限定されず、閉じた保護カバーのICタグやアンテナと対峙するように、機構板にICタグやアンテナを設置したものに変更することも可能である。加えて、遊技機は、上記実施形態の如く、保護カバーが周縁の一部のみを遊技盤(あるいは機構板)の裏面に当接させた状態で中継基板を覆ったものに限定されず、保護カバーが周縁全体を遊技盤(あるいは機構板)の裏面に当接させた状態で電気回路および副制御基板を覆ったものに変更することも可能である。
また、遊技機は、電気回路(主制御基板と副制御基板とを接続した電気回路)および副制御基板のみを保護カバーで覆ったものに限定されず、主制御基板を電気回路および副制御基板とともに保護カバーで覆ったものに変更することも可能である。かかる構成を採用した場合には、主制御装置を電気回路および副制御基板とともに非常に低コストで効率的に監視することが可能となる、というメリットがある。また、電気回路の途中に副制御基板を統括して制御するサブ統合基板を介在させたものに限定されず、主制御基板と副制御基板とを電気配線によって直接的に接続したものでも良い。加えて、遊技機は、入賞を検出するための近接スイッチと主制御基板とを接続した電気回路を保護カバーで覆ったものに変更することも可能であり、かかる構成を採用した場合には、近接スイッチに導線を接続して不正な入賞検出信号を送信するタイプの不正行為を効率的に監視することが可能となる、というメリットがある。
さらに、本発明の遊技機用監視システムは、裏カバーおよび遊技盤の監視のみを行うものに限定されず、機枠、ミドル枠、ガラス扉の不正開放や遊技盤に設置された開閉式の入賞装置の不正開放等の不正行為を、裏カバーや遊技盤に対する不正行為とともに監視するもの等に変更することも可能である。
加えて、本発明の遊技機用監視システムは、上記実施形態の如くパチンコ機を監視するものに限定されず、スロットマシーン、スロットマシーン型パチンコ機等の他の遊技機を監視するものに変更することも可能である。
本発明の遊技機用監視システムは、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、各種の遊技機用の不正監視システムとして好適に用いることができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の背面斜視図(ミドル枠を開放し、裏カバーを開放した状態の背面斜視図)である。 遊技盤の裏面の状態を示す斜視図である(なお、図6においては、中継基板上の制御素子の記載が省略されている)。 パチンコ機の制御機構の概略を示すブロック図である。 パチンコ機を用いた監視システムを示す説明図である。 監視システムを導入したパチンコホールの外観を示す説明図である。
符号の説明
1・・パチンコ機(遊技機)、21・・R/Wユニット(監視制御装置)、23・・遊技盤、25・・主制御基板、26・・ICタグ、32・・アンテナ、34・・図柄制御基板、37・・サブ統合基板、39・・払出基板(副制御基板)、60・・裏カバー、66・・台座(監視部材設置部)。

Claims (5)

  1. 遊技に関連した主たる動作内容を制御するための主制御基板と、遊技媒体の払い出しに関連した動作内容を制御するための副制御基板とが設けられているとともに、それらの制御基板が電気回路を介して接続された遊技機であって、
    保護カバーが開閉自在に設置されており、その保護カバーによって、前記電気回路および副制御基板が覆われているとともに、
    前記保護カバーに、ICタグおよびアンテナの内の片方が設置されており、かつ、他方が、閉じた前記保護カバーに設置されたICタグあるいはアンテナとRF通信可能に対峙するように設置されており、
    監視制御装置からの指令に基づいて、前記ICタグと前記アンテナとの間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、前記保護カバーの不正開放の有無を監視することを特徴とする遊技機。
  2. 主制御基板が電気回路および副制御基板とともに保護カバーで覆われていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 各種の遊技部材を設置した遊技盤に、閉じた前記保護カバーに設置されたICタグあるいはアンテナとRF通信可能に対峙するように、アンテナあるいはICタグが設置されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の遊技機。
  4. 保護カバーの外周から所定の距離を隔てた内側に監視部材設置部が設けられており、その監視部材設置部にICタグが設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. アンテナを介してICタグとの間でRF通信を行うための監視制御装置を用い、請求項1〜4のいずれかに記載された遊技機に搭載されたICタグとアンテナとの間でRF通信を周期的に行って、その通信状態の変化を検知することにより、前記保護カバーの不正開放の有無を監視することを特徴とする遊技機用監視システム。
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