JP2005344690A - 車両用補機駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補助エンジンを大型化することなく、補機駆動時のエンジンストールを防止することができる車両用補機駆動装置を提供する。
【解決手段】 車両用補機駆動装置1によれが、入力された操舵状態信号に基づいてパワステポンプ8cの負荷トルクが増大すると判断された場合、コンプレッサ8dの駆動及びオルタネータ8bの発電が停止される。その結果、コンプレッサ8d及びオルタネータ8bの駆動負荷が低減されるので、サブエンジン6のエンジンストールを防止することが可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用補機駆動装置に関し、特に、複数のエンジンを備えた車両における車両用補機駆動装置に関する。
車両走行用の主エンジンと、主エンジンを始動及び再始動すると共にパワーステアリング用オイルポンプ等の補機類を駆動する補助エンジンとを備えた車両用エンジンが、特許文献1に記載されている。
補助エンジンは、主エンジンの始動及び再始動時を除いて、パワーステアリング用オイルポンプ、オルタネータ、エアコン用コンプレッサ等の車両用補機を駆動する。
特開昭57−76263号公報
パワーステアリング用オイルポンプ等の車両用補機を駆動するために必要な負荷トルクは、車両用補機の稼動状態に応じて変化する。車両用補機の負荷トルクは、例えば、駆動開始時に増大する。そのため、複数の車両用補機の駆動開始時期が重なったときには、各車両用補機の負荷トルク合計が補助エンジンで出力することができる最大トルクを超える場合が発生し得る。このような場合、補助エンジンがストールするおそれがある。
一方、すべての車両用補機の最大負荷トルクの合計値を上回るように補助エンジンの最大トルクを設定しようとすると、補助エンジンの大型化や燃費の悪化等をまねく。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、補助エンジンを大型化することなく、補機駆動時のエンジンストールを防止することができる車両用補機駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用補機駆動装置は、複数の車両用補機と、車両駆動用の主エンジンと別に設けられ、複数の車両用補機を駆動する補助エンジンと、複数の車両用補機の稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、稼動状態検出手段により検出された複数の車両用補機の稼動状態に基づいて、複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減する負荷低減手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用補機駆動装置によれば、稼動状態検出手段により検出された複数の車両用補機の稼動状態に基づいて、1又は2以上の車両用補機の駆動負荷が低減される。そのため、補助エンジンにより駆動される複数の車両用補機全体の駆動負荷が過度に増大しないように駆動負荷を調節することができる。
また、本発明に係る車両用補機駆動装置は、補助エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段を備え、負荷低減手段が、運転状態検出手段により検出された補助エンジンの運転状態をさらに考慮して、複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減することが好ましい。
本発明に係る車両用補機駆動装置によれば、複数の車両用補機の稼動状態に加え、補助エンジンの運転状態がさらに考慮されて、車両用補機の駆動負荷が低減される。そのため、補助エンジンが安定した運転を継続することができなくなる程、車両用補機全体の駆動負荷が増大することを防止することができる。
また、稼動状態検出手段が、複数の車両用補機の駆動負荷を検出し、運転状態検出手段が、補助エンジンの駆動トルクを検出し、負荷低減手段が、複数の車両用補機の駆動負荷の合計値が補助エンジンの駆動トルク以上となる場合に、複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減することが好ましい。
このようにすれば、補助エンジンの駆動トルクを超えて複数の車両用補機全体の駆動負荷が増大することを防止することができる。
また、本発明に係る車両用補機駆動装置では、負荷低減手段が、複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減するときに、車両の走行性能に与える影響が少ない車両用補機から駆動負荷を低減することが好ましい。
このようにすれば、車両用補機の駆動負荷を低減する際に、車両の走行性能に与える影響を抑えることが可能となる。
上記複数の車両用補機は、パワーステアリング用オイルポンプ、オルタネータ及びエアコン用コンプレッサを有し、負荷低減手段が、複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減するときに、エアコン用コンプレッサ、オルタネータ、パワーステアリング用オイルポンプの順番に駆動負荷を低減することが好ましい。
この場合、車両用補機の駆動負荷を低減する際に、車両の走行性能に与える影響が少ないエアコン用コンプレッサから順番に駆動負荷が低減される。その結果、車両の走行性能に与える影響をより効果的に抑えることが可能となる。
本発明によれば、補助エンジンを大型化することなく、補機駆動時のエンジンストールを防止することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。
まず、図1及び図2を用いて、車両用補機駆動装置1の全体構成について説明する。図1は、車両用補機駆動装置1の全体構成を示す図である。図2は、車両用補機駆動装置1により駆動される車両用補機の配置を示す図である。
車両用補機駆動装置1が搭載された車両は、車両駆動用のメインエンジン(主エンジン)5と、車両用補機を駆動するメインエンジン5よりも小排気量のサブエンジン(補助エンジン)6とを備えている。
本実施形態では、車両用補機としてウォータポンプ8a、オルタネータ8b、パワーステアリング用オイルポンプ(以下「パワステポンプ」という)8c、エアコン用コンプレッサ(以下単に「コンプレッサ」という)8dを備えている。なお、図1においては簡単のためウォータポンプ8aのみを示し、他の車両用補機の図示を省略した。
ウォータポンプ8aは、エンジン冷却系の冷却水を循環させるポンプである。ラジエータで冷却された冷却水、又はラジエータをバイパスされた冷却水は、ウォータポンプ8aによりメインエンジン5及びサブエンジン6内部に圧送され、メインエンジン5及びサブエンジン6を冷却する。ウォータポンプ8aから吐出される冷却水量は、ウォータポンプ8aの回転数に依存する。
オルタネータ8bは、交流発電機であり、発生した交流電流をダイオードによって整流し、各電装品に電力を供給する。発生電圧は回転速度に比例して増減するため、オルタネータ8bは、発生電圧を常に規定値にするボルテージレギュレータを備えている。また、運転状態に応じてオルタネータ8bの発電電圧を制御することにより、オルタネータ8bの発電負荷を調節することができる。
パワステポンプ8cは、ステアリングアシストに必要な油圧を発生させる油圧ポンプであり、吸入された作動油を所定の圧力まで昇圧して吐出する。
コンプレッサ8dは、エアコンの冷媒を圧縮するものである。本実施形態では、コンプレッサ8dに連続可変容量コンプレッサを用いた。連続可変容量コンプレッサは、マグネットクラッチを介してプーリーに連結されたシャフトと一体回転可能に設けられた斜板の回転運動を、シューを介してピストンの往復運動に替え、冷媒の吸入・圧縮・吐出を行うものである。
連続可変容量コンプレッサでは、流量制御弁56を制御して斜板の傾き角度を変えてピストンストロークを変化させることにより、吐出容量が制御される。例えば、熱負荷が大きくなった場合や加速制御などが終了し容量を大きくさせる場合には、斜板の傾きを大きくすることにより、ピストンストロークが増大される。その結果、吐出容量が増大される。一方、熱負荷が小さくなった場合や加速時・高速運転時など容量を小さくさせる場合には、斜板の傾きを小さくすることにより、ピストンストロークが減少される。その結果、吐出容量が減少される。
後述するサブエンジン用電子制御ユニット50には、マグネットクラッチを断続するマグネットクラッチリレー55が接続されている。このマグネットクラッチリレー55をオン・オフすることによりマグネットクラッチが解放・係合される。コンプレッサ8dの吐出容量を変化させることにより、またマグネットクラッチを断続することにより、コンプレッサ8dの駆動負荷を調節することができる。
メインエンジン5には、トランスミッション10が連結されている。トランスミッション10に伝達されたメインエンジン5の駆動力は、ディファレンシャル及びドライブシャフト等を介して駆動輪に伝達される。そして、伝達された駆動力によって駆動輪が回転されることにより、車両が駆動される。一方、メインエンジン5のクランクシャフト5aには、電磁的にその解放及び係合を行うことができる電磁クラッチ30を介してメインクランクプーリー5bが接続されている。メインエンジン5から出力された駆動力は、電磁クラッチ30を介してメインクランクプーリー5bに伝達される。
サブエンジン6は、排気量が100〜150cc程度の単気筒エンジンであり、例えば、ロングストローク化や膨張比を大きくすること等により熱効率を向上させたエンジンである。
サブエンジン6には、サブエンジン6を始動するスタータモータ22が取付けられている。サブエンジン6のクランクシャフト6bには、ワンウェイクラッチ60を介してプラネタリギヤユニット7が取付けられている。ワンウェイクラッチ60は、サブエンジン6側から出力される駆動力を伝達し、サブエンジン6側に入力される駆動力を遮断するものである。また、プラネタリギヤユニット7は、ワンウェイクラッチ60を介して伝達されたサブエンジン6の駆動力を増幅するものである。
プラネタリギヤユニット7は、サンギヤ7aと、このサンギヤ7aの周囲に配置されたプラネタリギヤ7bと、このプラネタリギヤ7bのさらに外周に配置されたリングギヤ7cと、プラネタリギヤ7bを保持するプラネタリキャリア7dとからなる。
クランクシャフト6bは、サンギヤ7aに接続されており、サンギヤ7aに入力されたサブエンジン6の駆動力は、プラネタリギヤユニット7のギヤ比(減速比)に応じて増幅され、プラネタリキャリア7dから出力される。
ここで、プラネタリギヤユニット7のギヤ比は、サンギヤ7aの歯数をZs、リングギヤ7cの歯数をZiとすると、次式で表される。
ギヤ比=(1+ρ)/ρ ・・・(1)
ただし、ρ=Zs/Ziである。
例えば、ギヤ比を6とした場合、サブエンジン6の駆動力は6倍に増幅され、回転数は1/6倍に減速される。このギヤ比は、サブエンジン6の駆動力等に基づいて定められる。
プラネタリキャリア7dにはサブクランクプーリー6cが取付けられており、プラネタリキャリア7dから出力された駆動力は、サブクランクプーリー6cに伝達される。本実施形態において、サブクランクプーリー6cには、大径プーリー6dと大径プーリー6dより直径の小さい小径プーリー6eとを備えたダブルプーリーを用いた。
小径プーリー6eとメインクランクプーリー5bとにはベルトB1が掛けられており、ベルトB1により小径プーリー6eとメインクランクプーリー5bとの間で駆動力の伝達が行われる。
一方、大径プーリー6dには、ウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dとの間で駆動力を伝達するベルトB2が掛けられている。ウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dは、ベルトB2により伝達されたメインエンジン5又はサブエンジン6の駆動力により駆動される。
より具体的には、電磁クラッチ30が解放された場合、メインエンジン5から各車両用補機への駆動力の伝達が遮断される。このとき、サブエンジン6の駆動力が、ワンウェイクラッチ60、プラネタリギヤユニット7、サブクランクプーリー6c及びベルトB2を介してウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8d
に伝達される。そして、この伝達されたサブエンジン6の駆動力によりウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dが駆動される。
一方、電磁クラッチ30が係合された場合、メインエンジン5から出力された駆動力が、電磁クラッチ30、ベルトB1、サブクランクプーリー6c及びベルトB2を介してウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dに伝達される。そして、この伝達されたメインエンジン5の駆動力によりウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dが駆動される。
メインエンジン5及びサブエンジン6の運転は、電子制御装置9によって制御される。電子制御装置9は、メインエンジン5の運転を制御するメインエンジン用電子制御ユニット(以下、メインECUという)40及びサブエンジン6の運転を制御するサブエンジン用電子制御ユニット(以下、サブECUという)50を備えている。
メインECU40には、メインエンジン5のクランク位置を検出するクランクアングルセンサ14、車両の速度を検出する車速センサ41、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ42及び電磁クラッチ30等が接続されている。また、メインECU40は、インジェクタを駆動するインジェクタドライバ、点火プラグに点火信号を出力する出力回路、及び、電磁クラッチ30を駆動するドライバ回路等を備えている。
メインECU40は、その内部に演算を行うマイクロプロセッサ、このマイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM及び12Vバッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM等を有している。
メインECU40では、上記各種センサからの出力値に基づいて燃料噴射量や点火時期などの制御値が算出される。そして、算出された制御値に基づいてドライバ回路等が駆動され、メインエンジン5の運転が総合的に制御される。
サブECU50には、サブエンジン6のクランク位置を検出するクランクアングルセンサ51、コンプレッサの稼動・停止要求を検出するエアコンスイッチ52、コンプレッサ8dのマグネットクラッチを断続するマグネットクラッチリレー55、コンプレッサ8dの吐出容量を制御する流量制御弁56等が接続されている。
また、サブECU50は、例えば操舵トルク信号等のパワーステアリング装置の操舵状態を示す信号が入力される入力回路やオルタネータ8bのボルテージレギュレータに対して発電電圧制御信号を出力する出力回路等を備えている。
サブECU50は、メインECU40と同様に、マイクロプロセッサ等により構成されている。サブECU50は、上記各種センサからの出力値に基づいて、燃料噴射量や点火時期などの最適値を算出し、算出した値に基づいて、サブエンジン6の運転を制御する。
サブECU50では、オルタネータ8bに対する発電電圧制御信号、パワーステアリング装置の操舵状態、マグネットクラッチリレー55や流量制御弁56の制御状態等に基づいて、ウォータポンプ8a,オルタネータ8b,パワステポンプ8c,コンプレッサ8dの稼動状態が検出されると共に、これら車両用補機の駆動負荷が算出される。
また、サブECU50では、クランクアングルセンサ51からの検出信号に基づいて算出されたサブエンジン6のエンジン回転数に基づいてサブエンジン6の回転数変動や駆動トルクなど、即ちサブエンジン6の運転状態が検出される。さらに、サブECU50は、車両用補機の稼動状態等に応じて、発電負荷の低減、コンプレッサ吐出容量の減少やマグネットクラッチの解放等を行うことによりオルタネータ8bやコンプレッサ8d等の駆動負荷を低減する。このように、サブECU50は、稼動状態検出手段、運転状態検出手段及び負荷低減手段として機能する。
なお、メインECU40とサブECU50とは、例えばCAN(Controller Area Network)等の通信回線48で接続されており、相互にデータの交換が可能となるように構成されている。
次に、図3を用いて、車両用補機駆動装置1の動作について説明する。図3は、車両用補機駆動装置1による補機駆動負荷低減処理の処理手順を示すフローチャートである。この補機駆動負荷低減処理は、車両のイグニションスイッチがON状態にされてサブECU50の電源が投入されることにより起動され、所定時間毎に繰り返して実行される。なお、以下に説明する処理は、特に記載のない限り、サブECU50によって行われる。また、本処理が実行されるときに、電磁クラッチ30は解放されている。
ステップ100では、入力された操舵状態信号に基づいて、パワーステアリング装置が操舵されことによりパワステポンプ8cを駆動するための負荷トルクが増大するか否かについての判断が行われる。ここで、パワステポンプ8cの負荷トルクが増大すると判断された場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、パワステポンプ8cの負荷トルクが増大しないと判断された場合には、ステップS110に処理が移行する。
ステップS102では、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが稼動中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが稼動中である場合には、ステップS104に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが稼動中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが停止しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS104では、マグネットクラッチリレー55がオフされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが解放されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dに伝達されるサブエンジン6の駆動力が遮断される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が停止される。その結果、コンプレッサ8dを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。
続くステップS106では、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが稼動中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが稼動中である場合には、ステップS108に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが稼動中ではない場合、即ちオルタネータ8bが停止しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS108では、オルタネータ8bの発電を停止する発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bの発電が停止される。その結果、オルタネータ8bを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS100が否定された場合、即ちパワステポンプ8cの負荷トルクが増大しないと判断された場合、ステップS110において、オルタネータ8bに対して発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bによる発電が開始される。
続くステップS112では、エアコンスイッチ52の操作状態に基づいて、コンプレッサ8dの稼動要求が有るか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dの稼動要求がない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、コンプレッサ8dの駆動要求があるときには、ステップS114に処理が移行する。
ステップS114では、マグネットクラッチリレー55がオンされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが係合されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dにサブエンジン6の駆動力が伝達される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
次に、図4を用いて、車両用補機駆動装置1による補機駆動負荷低減処理の他の処理手順について説明する。この補機駆動負荷低減処理は、車両のイグニションスイッチがON状態にされてサブECU50の電源が投入されることにより起動され、所定時間毎に繰り返して実行される。なお、以下に説明する処理は、特に記載のない限り、サブECU50によって行われる。また、本処理が実行されるときに、電磁クラッチ30は解放されている。
ステップS200では、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが停止中である場合には、ステップS202に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが停止中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが稼動しているときには、ステップS212に処理が移行する。
ステップS202では、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが停止中である場合には、ステップS204に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが停止中ではない場合、即ちオルタネータ8bが稼動しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS204では、オルタネータ8bに対して発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bによる発電が開始される。
続くステップS206では、オルタネータ8b稼動開始後所定時間経過したか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8b稼動開始後所定時間経過していない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、オルタネータ8b稼動開始後所定時間経過しているときには、ステップS208に処理が移行する。
ステップS208では、エアコンスイッチ52の操作状態に基づいて、コンプレッサ8dの稼動要求が有るか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dの稼動要求がない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、コンプレッサ8dの駆動要求があるときには、ステップS210に処理が移行する。
ステップS210では、マグネットクラッチリレー55がオンされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが係合されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dにサブエンジン6の駆動力が伝達される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS200が否定された場合、即ちコンプレッサ8dが稼動中であるときには、ステップS212において、コンプレッサ8d稼動開始後所定時間経過したか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8d稼動開始後所定時間経過していない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、コンプレッサ8d稼動開始後所定時間経過しているときには、ステップS214に処理が移行する。
ステップS214では、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが停止中である場合には、ステップS216に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが停止中ではない場合、即ちオルタネータ8bが稼動しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS216では、オルタネータ8bに対して発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bによる発電が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
次に、図5を用いて、車両用補機駆動装置1による補機駆動負荷低減処理のさらに他の処理手順について説明する。この補機駆動負荷低減処理は、車両のイグニションスイッチがON状態にされてサブECU50の電源が投入されることにより起動され、所定時間毎に繰り返して実行される。なお、以下に説明する処理は、特に記載のない限り、サブECU50によって行われる。また、本処理が実行されるときに、電磁クラッチ30は解放されている。
ステップS300では、サブエンジン6のエンジン回転数を一定の目標回転数に制御する回転数制御が実行中であるか否かについての判断が行われる。ここで、回転数制御が実行中である場合には、ステップS302に処理が移行する。一方、回転数制御が実行中ではない場合には、本処理から一旦抜ける。
ステップS302では、サブエンジン6のエンジン回転数の変化幅が所定値A以下であるか否かについての判断が行われる。ここで、エンジン回転数の変化幅が所定値A以下である場合には、ステップS304に処理が移行する。一方、エンジン回転数の変化幅が所定値Aより大きい場合には、ステップS316に処理が移行する。
ステップS304では、サブエンジン6のエンジン回転数の変化幅が所定値B以下であるか否かについての判断が行われる。なお、所定値Bは、所定値Bよりも小さい値に設定される。ここで、エンジン回転数の変化幅が所定値B以下である場合には、ステップS306に処理が移行する。一方、エンジン回転数の変化幅が所定値Bより大きい場合には、ステップS316に処理が移行する。
ステップS304が肯定された場合、即ちサブエンジン6のエンジン回転数の変化幅が所定値B以下の場合には、ステップS306において、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが停止中である場合には、ステップS308に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが停止中ではない場合、即ちオルタネータ8bが稼動しているときには、ステップS310に処理が移行する。
ステップS308では、オルタネータ8bに対して発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bによる発電が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS306が肯定された場合、即ちちオルタネータ8bが稼動している場合には、ステップS310において、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが停止中である場合には、ステップS312に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが停止中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが稼動しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS312では、エアコンスイッチ52の操作状態に基づいて、コンプレッサ8dの稼動要求が有るか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dの稼動要求がない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、コンプレッサ8dの駆動要求があるときには、ステップS314に処理が移行する。
ステップS314では、マグネットクラッチリレー55がオンされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが係合されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dにサブエンジン6の駆動力が伝達される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS302又はステップS304が否定された場合、即ちサブエンジン6のエンジン回転数の変化幅が所定値より大きい場合には、ステップS316において、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが稼動中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが稼動中である場合には、ステップS318に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが稼動中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが停止しているときには、ステップS320に処理が移行する。
ステップS318では、マグネットクラッチリレー55がオフされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが解放されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dに伝達されるサブエンジン6の駆動力が遮断される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が停止される。その結果、コンプレッサ8dを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS316が否定された場合、ステップS320では、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが稼動中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが稼動中である場合には、ステップS322に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが稼動中ではない場合、即ちオルタネータ8bが停止しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS322では、オルタネータ8bの発電を停止する発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bの発電が停止される。その結果、オルタネータ8bを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。その後、本処理から一旦抜ける。
次に、図6を用いて、車両用補機駆動装置1による補機駆動負荷低減処理のさらに他の処理手順について説明する。この補機駆動負荷低減処理は、車両のイグニションスイッチがON状態にされてサブECU50の電源が投入されることにより起動され、所定時間毎に繰り返して実行される。なお、以下に説明する処理は、特に記載のない限り、サブECU50によって行われる。また、本処理が実行されるときに、電磁クラッチ30は解放されている。
ステップS400では、車両用補機それぞれを駆動するために必要な負荷トルクが算出される。ここで、オルタネータ8b及びコンプレッサ8dを例にして、車両用補機の負荷トルクの求め方について説明する。まず、オルタネータ8bの負荷トルクの求め方について説明する。サブECU50のROMには、サブエンジン6のエンジン回転数(又はサブエンジン6のエンジン回転数とプーリ比とから算出されるオルタネータ8bの回転数)と、オルタネータ8bの発電電圧と、オルタネータ8bの負荷トルクとの関係を定めたマップ(オルタネータ負荷トルクマップ)が記憶されている。サブエンジン6のエンジン回転数及び発電電圧に基づいてこのオルタネータ負荷トルクマップが検索されることにより、オルタネータ8bの負荷トルクが求められる。
図7に示されるオルタネータ負荷トルクマップに記憶されているオルタネータ8bの負荷トルクは、所定のエンジン回転数以下の領域において、エンジン回転数の上昇に伴って増大し、所定のエンジン回転数で最大となる。所定のエンジン回転数より高回転の領域においては、エンジン回転数の上昇に伴って減少する。また、発電電圧の上昇に伴い、同一エンジン回転数における負荷トルクが上昇する。
次に、コンプレッサ8dの負荷トルクの求め方について説明する。サブECU50のROMには、サブエンジン6のエンジン回転数(又はサブエンジン6のエンジン回転数とプーリ比とから算出されるコンプレッサ8dの回転数)と、コンプレッサ8dの吐出容量と、コンプレッサ8dの負荷トルクとの関係を定めたマップ(コンプレッサ負荷トルクマップ)が記憶されている。サブエンジン6のエンジン回転数及び吐出容量に基づいてこのコンプレッサ負荷トルクマップが検索されることにより、コンプレッサ8dの負荷トルクが求められる。
図8に示されるコンプレッサ負荷トルクマップに記憶されているコンプレッサ8dの負荷トルクは、エンジン回転数の上昇に伴って増大する。また、吐出容量の増大に伴い、同一エンジン回転数における負荷トルクが増大する。
次に、ステップS402では、ステップS400で求められた車両用補機それぞれの負荷トルクが加算され、全補機の総合負荷トルクTallが算出される。
続くステップS404では、サブエンジン6の駆動トルクTmaxが求められる。サブECU50のROMには、サブエンジン6のエンジン回転数とサブエンジン6の駆動トルクとの関係を定めたマップ(駆動トルクマップ)が記憶されている。サブエンジン6のエンジン回転数に基づいてこの駆動トルクマップが検索されることにより、サブエンジン6の駆動トルクTmaxが求められる。
続いて、ステップS406では、ステップS402で算出された全補機の総合負荷トルクTallがステップS404で求められたサブエンジン6の駆動トルクTmax以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmax以上である場合には、ステップS408に処理が移行する。一方、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmaxより小さい場合にはステップS424に処理が移行する。
ステップS408では、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが稼動中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが稼動中である場合には、ステップS410に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが稼動中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが停止しているときには、ステップS418に処理が移行する。
ステップS410では、コンプレッサ8dの負荷トルクの低減制御が行われる。コンプレッサ8dの負荷トルクの低減は、例えば、流量制御弁56を制御してコンプレッサ8dの吐出容量を減少させることにより行われる。コンプレッサ8dの吐出容量が減少されて負荷トルクが低減された後、再度、全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxが求められる。全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxの求め方は上記ステップS400〜ステップS404と同一であるので、ここでは説明を省略する。
続いてステップS412では、ステップS410で算出された全補機の総合負荷トルクTallがサブエンジン6の駆動トルクTmax以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmax以上である場合には、ステップS414に処理が移行する。一方、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmaxより小さい場合には、本処理から一旦抜ける。
ステップS414では、マグネットクラッチリレー55がオフされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが解放されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dに伝達されるサブエンジン6の駆動力が遮断される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が停止される。その結果、コンプレッサ8dを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。その後、全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxが求められる。全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxの求め方は上記ステップS400〜ステップS404と同一であるので、ここでは説明を省略する。
続くステップS416では、ステップS414で算出された全補機の総合負荷トルクTallがサブエンジン6の駆動トルクTmax以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmax以上である場合には、ステップS418に処理が移行する。一方、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmaxより小さい場合には、本処理から一旦抜ける。
ステップS418では、オルタネータ8bの負荷トルクの低減制御が行われる。オルタネータ8bの負荷トルクの低減は、例えば、オルタネータ8bの発電電圧を低下させることにより行われる。オルタネータ8bの発電電圧が低下されて負荷トルクが低減された後、全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxが求められる。全補機の総合負荷トルクTall及びサブエンジン6の駆動トルクTmaxの求め方は上記ステップS400〜ステップS404と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、ステップS420では、ステップS418で算出された全補機の総合負荷トルクTallがサブエンジン6の駆動トルクTmax以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmax以上である場合には、ステップS422に処理が移行する。一方、総合負荷トルクTallが駆動トルクTmaxより小さい場合には、本処理から一旦抜ける。
ステップS422では、オルタネータ8bの発電を停止する発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bの発電が停止される。その結果、オルタネータ8bを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS406が否定された場合、即ちステップS402で算出された全補機の総合負荷トルクTallがステップS404で求められたサブエンジン6の駆動トルクTmaxより小さい場合、ステップS424では、例えば、発電電圧の制御状態に基づいて、オルタネータ8bが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、オルタネータ8bが停止中である場合には、ステップS426に処理が移行する。一方、オルタネータ8bが停止中ではない場合、即ちオルタネータ8bが稼動しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS426では、オルタネータ8bに対して発電電圧制御信号が出力されることにより、オルタネータ8bによる発電が開始される。
続いて、ステップS428では、例えばマグネットクラッチリレー55の駆動状態に基づいて、コンプレッサ8dが停止中であるか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dが停止中である場合には、ステップS430に処理が移行する。一方、コンプレッサ8dが停止中ではない場合、即ちコンプレッサ8dが稼動しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS430では、エアコンスイッチ52の操作状態に基づいて、コンプレッサ8dの稼動要求が有るか否かについての判断が行われる。ここで、コンプレッサ8dの稼動要求がない場合には、本処理から一旦抜ける。一方、コンプレッサ8dの駆動要求があるときには、ステップS432に処理が移行する。
ステップS432では、マグネットクラッチリレー55がオンされ、コンプレッサ8dのマグネットクラッチが係合されることにより、マグネットクラッチを介してコンプレッサ8dにサブエンジン6の駆動力が伝達される。それにより、コンプレッサ8dの駆動が開始される。その後、本処理から一旦抜ける。
本実施形態によれば、入力された操舵状態信号に基づいてパワステポンプ8cの負荷トルクが増大すると判断された場合、コンプレッサ8dの駆動及びオルタネータ8bの発電が停止される。その結果、コンプレッサ8d及びオルタネータ8bを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。このように、パワステポンプ8cの負荷トルクが増大するときにサブエンジン6の駆動負荷が低減されるので、サブエンジン6を大型化することなく、エンジンストールを防止することが可能となる。
また、本実施形態によれば、オルタネータ8bの稼動開始後所定時間経過した後にコンプレッサ8dの稼動が開始される。または、コンプレッサ8dの稼動開始後所定時間経過した後にオルタネータ8bの稼動が開始される。このように、駆動負荷が特に増大するオルタネータ8b及びコンプレッサ8dの稼動開始時期が重なることを防止することにより、サブエンジン6を大型化することなく、エンジンストールを防止することが可能となる。
また、本実施形態によれば、サブエンジン6のエンジン回転数変化が大きい場合には、コンプレッサ8dの駆動及びオルタネータ8bの発電が停止される。その結果、コンプレッサ8d及びオルタネータ8bを駆動するための負荷トルクが不要となり、駆動負荷が低減される。このように、サブエンジン6の運転状態が不安定になった場合には、サブエンジン6の駆動負荷が低減されるので、サブエンジン6を大型化することなく、エンジンストールを防止することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、全補機の総合負荷トルクTallがステップS404で求められたサブエンジン6の駆動トルクTmax以上である場合には、コンプレッサ8d及びオルタネータ8bの駆動負荷が低減される。そのため、サブエンジン6の駆動トルクを超えて車両用補機の駆動負荷が増大することを防止することができる。
コンプレッサ8d及びオルタネータ8bの駆動負荷を低減する際、車両の動力・操縦・制動等の走行性能に与える影響が少ないコンプレッサ8dの駆動負荷が初めに低減され、その次にオルタネータ8bの駆動負荷が低減される。その結果、車両の走行性能に与える影響を効果的に抑えつつ、サブエンジン6のエンジンストールを防止することが可能となる。なお、車両性能には、上記走行性能のほか、空調・振動・騒音・音響等の快適性能、室内・各部操作性・荷室等の実用性能、安全性能及び耐久性能等がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、電子制御装置9をメインECU40とサブECU50とを用いて構成したが、単一のECUで構成してもよい。
実施形態に係る車両用補機駆動装置の全体構成を示す図である。 実施形態に係る車両用補機駆動装置により駆動される車両用補機の配置を示す図である。 実施形態に係る車両用補機駆動装置による補機駆動負荷低減処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る車両用補機駆動装置による補機駆動負荷低減処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る車両用補機駆動装置による補機駆動負荷低減処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る車両用補機駆動装置による補機駆動負荷低減処理の処理手順を示すフローチャートである。 オルタネータの負荷トルクマップの一例を示す図である。 エアコン用コンプレッサの負荷トルクマップの一例を示す図である。
符号の説明
1…車両用補機駆動装置、5…メインエンジン、6…サブエンジン、7…プラネタリギヤユニット、8a…ウォータポンプ、8b…オルタネータ、8c…パワーステアリング用オイルポンプ、8d…エアコン用コンプレッサ、9…電子制御装置、30…電磁クラッチ、40…メインECU、50…サブECU、51…クランクアングルセンサ、52…エアコンスイッチ、53…マグネットクラッチリレー、54…流量制御弁。

Claims (5)

  1. 複数の車両用補機と、
    車両駆動用の主エンジンと別に設けられ、前記複数の車両用補機を駆動する補助エンジンと、
    前記複数の車両用補機の稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、
    前記稼動状態検出手段により検出された前記複数の車両用補機の稼動状態に基づいて、前記複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減する負荷低減手段と、を備えることを特徴とする車両用補機駆動装置。
  2. 前記補助エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段を備え、
    前記負荷低減手段は、前記運転状態検出手段により検出された前記補助エンジンの運転状態をさらに考慮して、前記複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用補機駆動装置。
  3. 前記稼動状態検出手段は、前記複数の車両用補機の駆動負荷を検出し、
    前記運転状態検出手段は、前記補助エンジンの駆動トルクを検出し、
    前記負荷低減手段は、前記複数の車両用補機の駆動負荷の合計値が前記補助エンジンの駆動トルク以上となる場合に、前記複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減する、ことを特徴とする請求項2に記載の車両用補機駆動装置。
  4. 前記負荷低減手段は、前記複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減するときに、車両の走行性能に与える影響が少ない車両用補機から駆動負荷を低減する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用補機駆動装置。
  5. 前記複数の車両用補機は、パワーステアリング用オイルポンプ、オルタネータ及びエアコン用コンプレッサを有し、
    前記負荷低減手段は、前記複数の車両用補機に含まれる1又は2以上の車両用補機の駆動負荷を低減するときに、前記エアコン用コンプレッサ、前記オルタネータ、前記パワーステアリング用オイルポンプの順番に駆動負荷を低減する、ことを特徴とする請求項4に記載の車両用補機駆動装置。
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