JP2005332392A - プログラマブルモジュール管理 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラマブルデバイス又はモジュールの管理乃至制御を簡素化する。
【解決手段】モジュールに関連付けられている電子タグに対し、可搬型プログラミングデバイス50により電子的にプログラミングを施す。この可搬型プログラミングデバイス50は、携帯型データ受信機、データプロセッサ59及び携帯型タグライタを備え、携帯型データ受信機及び携帯型タグライタは別々の又は共通の通信素子46を備える。携帯型データ受信機は、モジュールに関連付けられている電子タグからデータを受信する。データプロセッサ59は、通信素子46にて受信したデータをプログラムされた処理指令に従い解析し、受信したデータに基づくプロセッサ処理結果を提供する。携帯型タグライタは、プロセッサ処理結果に応じて電子タグのタグメモリ部分にタグ内容情報を書き込む。
【選択図】図8

Description

本発明は、プログラマブルデバイス又はモジュールの管理乃至制御に関する。本発明は、例えば、物理的にはそっくりだがそのプログラミング内容によって機能乃至構成を変えられるモジュールについて、その在庫や機能乃至構成を管理等するのに有用である。
製造されたデバイスその他の物品又はそのパッケージをユーザが追尾できるようにする手段としては、例えば、モデルナンバーやシリアルナンバーその他の識別子を含むバーコードを追尾対象物(生産物やそのパッケージ)に印刷しておき光学スキャナで検出できるようにする、無線周波数(RF)送信機を含む無線周波数識別(RFID)デバイスを追尾対象物に付しておきリーダで読み取れるようにする、磁気タグを追尾対象物に付しておきセンサで近接検出できるようにする等、旧来のものから最近のものまで様々なシステムが実施又は提案されている。
米国特許第6262662号(B1) 米国特許第6584290号(B2) 米国特許第6176425号(B1) 米国特許第6008727号 米国特許第6326946号(B1) 米国特許第6346884号(B1) 米国特許第6351621号(B1) "The Write Stuff: Understanding the Value of Read/Write RFID Functionality," Technologies Corporation, 2003, page.1-4 "Applications, Intermec-Authentication, Applications for Flying Null Technology"、[online]、2003年5月20日検索、インターネット<URL:www.flying-null.com> "Flying Null, A Unique Product Identity, Flying Null Technology-the new concept in remote magnetic sensing"、[online]、2003年5月20日検索、インターネット<URL:www.flying-null.com>
ここに、本発明の実施形態に係る可搬型プログラミングデバイスは、モジュールに関連付けられている電子タグに対し電子的にプログラミングを施す可搬型プログラミングデバイスであって、通信素子を備えモジュールに関連付けられている電子タグからデータを受信する携帯型データ受信機と、通信素子にて受信したデータをプログラムされた処理指令に従い解析し受信したデータに基づくプロセッサ処理結果を提供するデータプロセッサと、通信素子を備えプロセッサ処理結果に応じて電子タグのタグメモリ部分にタグ内容情報を書き込む携帯型タグライタと、を備える。
本発明の実施に適するタグは、その機能面からいえば、情報を格納しておくためのタグメモリを備えプログラミングを施すことが可能なタグ即ちプログラマブルタグ、特に電子的にプログラミング可能なプログラマブル電子タグである。また、その用途面からいえば、本発明の実施に適するタグは、印刷装置その他の機械用の可換モジュール(交換可能なモジュール)等といった各種の製品に付される(或いは何れにせよ関連付けられる)モジュールタグである。以下、本発明の好適な実施形態を、プログラマブル電子モジュールタグを例にして説明する。
図1に、例えば機械乃至システムの可換部分乃至消耗部品であるモジュール30に関連付けられているプログラマブル電子モジュールタグ20を示す。本願でモジュール30の一例として想定しているのは、消費されるトナーを収蔵しているトナーカートリッジ等の印刷装置用消耗モジュールである。トナーカートリッジは、電子写真印刷装置内に組み込めるよう設計及び製造され、印刷プロセス実行時にトナーを吐出するモジュールである。但し、本発明を適用できるモジュール30はこの種のモジュールに限られるものではない。本願においては、プログラマブル電子モジュールタグ20を関連付けることができる(例えばその本体や梱包用容器に付すことができる)何れのデバイスをも包含する意味で、「モジュール」という言葉を使用している。
図5にプログラマブル電子モジュールタグ20の一例構成を示す。この図に示すプログラマブル電子モジュールタグ20は、情報格納用のタグメモリ24を含むタグ内電子回路22と、情報をプログラマブル電子モジュールタグ20内に取り込みまたプログラマブル電子モジュールタグ20から情報を送り出すためのタグ側通信素子26と、を備えている。タグ内電子回路22内のプロセッサ(CPU)28は計算その他の機能を実現する手段であり、インタフェース用電子回路29はCPU28、メモリ24及び通信素子26を相互に接続する手段である。なお、プログラマブル電子モジュールタグ20を構成する部品の配置や接続関係等に関しては、様々な態様を採用可能である。
本発明を実施するに当たり通信素子26を無線通信素子とすれば、この無線通信素子を用いて他のデバイスとの間で無線通信リンクを確立することができる。無線通信素子としては、具体的にはRF(無線周波数)アンテナを使用することができ、RFアンテナを用いれば他のデバイスとの間でRFによる通信リンクを確立することができる。
通信素子26として用いる無線通信素子は、能動型通信素子とすることもできるし受動型通信素子とすることもできる。能動型通信素子とは、この場合でいえば、内蔵電源によって駆動されるタイプの通信素子を指している。能動型通信素子とする場合は、プログラマブル電子モジュールタグ20内に電池(図示せず)等の電源を組み込んでおく。プログラマブル電子モジュールタグ20内の各部材乃至回路も、この電源からの電力にて動作させることができる。また、受動型通信素子とは、この場合でいえば、RFリーダ(RF利用型タグリーダ)やRFライタ(RF利用型タグライタ)といった他のデバイスからRF信号を受信し、受信したRF信号からエネルギを取り出して利用するタイプの通信素子を指している。タグに対して問いかけを発するRFリーダやタグから情報を取り出すRFライタ等といったデバイスからのRF信号は、プログラマブル電子モジュールタグ20内の部材乃至回路のうち少なくともRFアンテナ及びインタフェース用電子回路29を、短時間だけ動作させるのには十分なエネルギを有する信号とすることができ、当該RF信号を電力源として利用することにより、RFアンテナによる情報送受信を行うことができる。
タグ内電子回路22内にあるタグメモリ24内には、例えば特定の情報が特定の位置に格納されるよう、各種の情報を格納する。例えば、RFアンテナを介して受信した情報をタグメモリ24内に格納することができる。無論、タグメモリ24からの情報の読み出しも可能である。例えば、タグメモリ24から情報を選択的に読み出すことが可能であり、通信素子26例えばRFアンテナが動作しているのであれば、当該選択的に読み出された情報をRFアンテナから送信することができる。
この図に示す通信素子26は無線通信素子であるが、この無線通信素子に代えて又はこれと共に、有線通信素子(図示せず)を設けることもできる。この有線通信素子は、例えば、プラグその他のコネクタを介しタグメモリ24を外部通信システムに接続する。このようにすれば、当該外部通信システムからタグメモリ24内に情報を取り込み、またタグメモリ24から当該外部通信システムへと情報を送り出すことができる。
プログラマブル電子モジュールタグ20は、例えば図1に示すようにトナーカートリッジ等のモジュール30に直接付すことができるけれども、これに加え又はこれに代えて、モジュール容器にプログラマブル電子モジュールタグ20を付すこともできる。図2〜図4に、移送用にモジュール30を梱包する際用いられる容器32を、その容器32に収められたモジュール30と共に示す。まず、図2に示す実施形態においては、プログラマブル電子モジュールタグ20は容器32を形成する基材(例えば段ボール)に埋め込まれている。この図においては容器32が直線的な形状を有しているが、容器32の形状は他の様々な形状ともすることができる。また、容器32の内部には、印刷装置用可換モジュール等の梱包対象モジュール30だけでなく、当該モジュール30を保護するため各種の補助梱包材乃至詰め物(図示せず)も封入され得る。更に、全く同じモジュールを複数個、1個の容器32内に収納梱包することもできるし、互いに関連のある別々のモジュールを組み合わせて、1個の容器32内に収納梱包することもできる。何れにせよ、モジュール(例えばトナーカートリッジ)30と、その容器32に付されている(付される)プログラマブル電子モジュールタグ20と、の間の関連付けは、プログラマブル電子モジュールタグ20が付された(付される)容器32内にモジュール30を置くことそれ自体によって、達成される。なお、本実施形態を採用する場合、容器32内のモジュール30に別のプログラマブル電子モジュールタグ20を直接付すこと(図1参照)は、行ってもかまわないが、省略することもできる。
次に、図3及び図4に示す実施形態においては、容器32に付されているラベル33上にプログラマブル電子モジュールタグ20が付されている。この容器32の一方の側(図3中の上側)には、容器32を開くときに外向きに開かれる開閉部34が形成されている。図示した実施形態における開閉部34は両バタ式であり、閉じたとき頂面に1本の継ぎ目が形成されるよう容器32の頂面を二分する2個の容器基材片36、38から、形成されている。従って、この開閉部34にて容器32を開くと図4に示す状態となる。また、開閉部としては、両バタ式又は片バタ式のものの他、蓋式のものやプルタブ式のものがある。例えば蓋式の開閉部は、蓋の輪郭に沿った形の開口面を有する容器本体と、これとは別体の基材片からなり容器本体にぴったりはまる周縁部を有する蓋から、構成される。また、プルタブ式の開閉部は、容器基材を引き裂くプルタブか、或いはミシン目の線に沿って容器の一部を別体化できるプルタブによって、構成される。何れにせよ、プログラマブル電子モジュールタグ20が付されているラベル33は、好ましくは開閉部34の継ぎ目を跨ぐよう、容器32にしっかりと付す。
プログラマブル電子モジュールタグ20内のタグメモリ24内への情報の書込は、対応するモジュール30又はその容器32にそのプログラマブル電子モジュールタグ20が付された後等、モジュール30の種類やタイプ等も考慮して決定された様々な形態及び時点にて、行うことができる。従って、様々な時点で、またモジュール30が配置される様々な場所で、タグメモリ24内に情報を書き加えることができる。
図6に示すようにモジュールタグプログラマ40を備える可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、可搬型モジュールタグプログラマとしてもまたタグ診断デバイスとしても機能し得る(そのように構成し得る)デバイスであり、携帯可能な構成として実現できる。また、可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、例えば上掲の何れかの手法により何れかのモジュール30との関連づけが済まされているプログラマブル電子モジュールタグ20に対し電子的にプログラミングを施せるよう、構成されている。モジュールタグプログラマ40は、いま取り扱っているモジュール30に関連付けられているプログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24内に情報を格納させることができるよう、構成されている。
モジュールタグプログラマ40は、プログラマブル電子モジュールタグ20から電子的に情報を読み出すことができるタグリーダと、プログラマブル電子モジュールタグ20に情報をプログラミングできるタグライタとを、備えている。即ち、携帯可能に構成されている場合、可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、モジュール30に関連付けられているプログラマブル電子モジュールタグ20からデータを受信する携帯型データ受信機としての機能と、プログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24内に情報を書き込む携帯型タグライタとしての機能とを、併有しているといえる。注記すべきことに、タグリーダとタグライタの間でその構成部材を全て又は大部分共用できる。モジュールタグプログラマ40は、更に、図8に示すようにタグプログラマ内電子回路44及びタグプログラマ側通信素子46を備えており、タグリーダとタグライタとにより共用される(又はそれぞれに設けられている)タグプログラマ側通信素子46を用いプログラマブル電子モジュールタグ20側の通信素子26と通信することによって、モジュールタグプログラマ40とプログラマブル電子モジュールタグ20との間に通信リンクを形成する。
タグプログラマ側通信素子46は、例えば、RFアンテナ等の無線通信素子とすることができる。そのようにする場合、タグプログラマ側通信素子46たるRFアンテナは、タグプログラマ側通信素子46とタグ側通信素子26との距離が互いの所定動作可能圏内にあるときにタグ側無線通信素子26たるRFアンテナを動作させられるよう、ひいてはモジュールタグプログラマ40がモジュールタグプログラマ40とプログラマブル電子モジュールタグ20との間に通信リンクを確立できるよう、十分なエネルギを輻射する構成とする。
モジュールタグプログラマ40とプログラマブル電子モジュールタグ20との間に通信リンクが確立された後は、モジュールタグプログラマ40とプログラマブル電子モジュールタグ20との間でこの通信リンクを介し情報を交換することができる。なお、ここで例示しているのはRF無線通信リンクであるが、他種の通信リンクを用いることもできる。例えば、図示しないプラグやソケットに接続された有線伝送路を用いて、タグリーダとプログラマブル電子モジュールタグ20との間に有線通信リンクを形成することができる。また、例えば有線伝送路乃至ケーブル48を利用して外部に対する通信リンクを形成することができる。即ち、他のシステム(例えばコンピュータその他の情報取扱システム)からモジュールタグプログラマ40へ或いはモジュールタグプログラマ40から他のシステムへとデータを渡せるよう、有線伝送路乃至ケーブル48等により外部に対する通信リンクを形成することができる。
可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、モジュールタグプログラマ40に加えてユーザインタフェース部材を有している。ここでいうユーザインタフェース部材としては、一つには、モジュールタグプログラマ40に対してユーザが情報を与えられるようにしているユーザ入力用素子があり、もう一つには、モジュールタグプログラマ40からユーザに情報を提示乃至通知できるようにしている対ユーザ通知用素子がある。
図7〜図10に可搬型モジュールタグ処理デバイス50の一例、特に携帯型に構成したものを示す。図示した例は、ユーザ入力用素子として、タグプログラマ内電子回路44に接続されたキーパッド52を備えている。このキーパッド52は、ユーザがタグプログラマ内電子回路44例えばデータプロセッサ59に対してプログラミング指令等の入力情報を与えられるようにする手段である。本発明を実施するに当たりユーザ入力用素子として利用できるものとしては、この他、マイク及び音声認識装置乃至ソフトがある。有線通信ポート54に接続可能なコンピュータ側にこれらマイク及び音声認識機能を実装しこのコンピュータを有線通信ポート54に接続すれば、当該コンピュータからモジュールタグプログラマ40に対してユーザ入力信号を与えることができる。コンピュータと有線通信ポート54の間は、ケーブル等の接続手段により随時接続すればよい。また、可搬型モジュールタグ処理デバイス50に組み込まれたタグプログラマ内電子回路44内には、例えば動作中に情報を蓄えておくためのデバイスメモリを設けることができる。そのようにすれば、可搬型モジュールタグ処理デバイス50がこの内部記憶を利用し随時、データ及び情報をダウンロード或いはアップロードすることができる。即ち、可搬型モジュールタグ処理デバイス50にこの種の情報格納能力を与えておけば、有線通信ポート54等を介した外部システムとの継続的通信が行われていない時点(例えばケーブル等が外されているとき)であっても、可搬型モジュールタグ処理デバイス50を動作させることができる。
更に、ユーザがコンピュータのキーボードやマウスを操作することによりコンピュータから可搬型モジュールタグ処理デバイス50へと入力情報を与えられるようにすることも、可能である。例えば図11に示す接続状態においては、ポータブルコンピュータ95がケーブル96を介し可搬型モジュールタグ処理デバイス50に接続されている。ケーブル96の両端のうち一方は可搬型モジュールタグ処理デバイス50の有線通信ポート54に、他方はポータブルコンピュータ95のポートのうち何れかに、それぞれ接続されている。ポータブルコンピュータ95のポートのうちケーブル96による接続に使用できるポートとしては、パラレル(プリンタ)ポート、シリアルポート、USB(Universal Serial Bus)ポート等、コンピュータにて通常利用できる各種のポートを挙げることができる。ユーザがポータブルコンピュータ95に入力した情報は、ユーザ入力信号としてポータブルコンピュータ95から有線通信ポート54を介し可搬型モジュールタグ処理デバイス50へと運ばれる。ポータブルコンピュータ95から可搬型モジュールタグ処理デバイス50への通信は、更に、赤外線信号やRF信号等を用いて無線で実行することもできる。例えば、図7等に示されている外部アンテナ56は、無線通信リンクを介し他の構成部材又はシステムからユーザ入力情報を受信するための接続点として、使用することができる。アンテナスイッチ58は、例えば可搬型モジュールタグ処理デバイス50内の回路と外部アンテナ56との間を接続/切断するための手段とすることができ、また通信手段を外部アンテナ56から有線通信ポート54へ又はその逆へと切り替えるための手段とすることもできる。なお、本件技術分野に親しい者であれば、ユーザから可搬型モジュールタグ処理デバイス50へと情報を与えモジュールタグプログラマ40により使用させるための機構として、他種の機構があり得ることを認識できる。
タグプログラマ内電子回路44はデータプロセッサ59を備えている。データプロセッサ59は、タグプログラマ側通信素子46にて受信したデータや、キーパッド52等のユーザ入力用素子から入力された情報を処理する。後に説明する手順においては、データプロセッサ59は、タグプログラマ側通信素子46にて受信した情報乃至データを、プログラムされている処理指令即ちデータプロセッサ59内の又はこれに付随するメモリ内に格納されている処理指令に従い解析し、受信した情報乃至データに基づくプロセッサ処理結果を提供する(タグライタはこのプロセッサ処理結果に応じてプログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24にタグ内容情報を書き込む)。データプロセッサ59は、所定条件に従いデータを操作する。例えば、データプロセッサ59は、ユーザ入力用素子を介して与えられた指令を解釈するよう、タグプログラマ側通信素子46にてプログラマブル電子モジュールタグ20から受信した情報を確認するよう、またプログラマブル電子モジュールタグ20から受信したデータについての計算を実行するよう、構成することができる。タグプログラマ側データプロセッサ59は、更に、タグプログラマ側通信素子46を介し情報を送信させること等によって、プログラマブル電子モジュールタグ20に対してある種の情報を発するよう、構成されている。
可搬型モジュールタグ処理デバイス50に設けられているユーザインタフェース部材のうち、ユーザに情報を提示乃至通知するための対ユーザ通知用素子としては、例えば、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)部60、発光表示部62、音響出力部64等を設けることができる。本実施形態におけるGUI部60は、グラフィクス又はテキストによるメッセージを表示できるよう、例えばLCD(液晶)スクリーンによって構成されている。タグプログラマ内電子回路44は、GUI部60により表示されるメッセージを制御する。GUI部60には、また、ユーザがキーパッド52により入力したデータを確認するための情報も、表示できる。
また、発光表示部62からはユーザに対して単純な可視信号を発することができる。発光表示部62は、例えば二種類の信号を発光するよう構成すればよい。その場合、例えば、一種類目は否定的な状態乃至結果を示す赤信号、二種類目は肯定的な状態乃至結果を示す緑信号とする。また、三種類の信号を発光するよう発光表示部62を構成することもできる。その場合、三種類の信号によって三種類の状態を表現することができる他、一種類目及び二種類目の信号に係る機能(例えば状態乃至結果の表示)とは別の機能(例えば電源投入状態の表示)を三種類目の信号に割り当てて表現させることもできる。更に、発光信号乃至発光素子の個数を更に異なる個数とすることができる。そして、発光表示部62は、1個又は複数個のLED(発光ダイオード)その他の発光デバイスを用いて実現することができる。
更に、スピーカ等の音響出力部64を設け一種類又は複数種類の可聴信号を鳴音させるようにすれば、ユーザに対して更なる通知を行うことができるし、鳴音させる可聴信号の種類によって異なる状態を通知することができる。例えば、否定的な状態乃至結果を通知するときにはブザー音を発し、肯定的な状態乃至結果を通知するときにはビープ音を発する、といった具合である。また、可聴信号は、ある種の状態に対してユーザの注意を喚起するために使用することもできる。そして、発光表示部62や音響出力部64といった簡素な信号発生デバイスのみでユーザに対し十分な情報を提供できる用例であれば、GUI部60を設ける必要はない。
そして、可搬性を確保拡張するため可搬型モジュールタグ処理デバイス50には電池66が内蔵されており、可搬型モジュールタグ処理デバイス50を構成する部材のうち電源を必要とする部材に対してはこの電池66から電力を供給できる(但しタグプログラマ側通信素子46は受動型にすることができる)。スイッチ68は、可搬型モジュールタグ処理デバイス50をユーザが随意にオンオフできるようにするためのスイッチである。無論、図示しない電源コードによりタグ処理デバイスを電源に接続する、という実施形態も可能である。
また、用途によっては、モジュールタグプログラマ40を含む可搬型モジュールタグ処理デバイス50の構成部品乃至要素のうち使用位置に配置される部品乃至要素の個数を制限することが有用な場合もある。ここでいう使用位置とは、プログラマブル電子モジュールタグ20が付された物体例えばモジュール30又はモジュール収納容器32に対してモジュールタグプログラマ40が近づく位置のことである。この位置に近づく部品乃至要素(即ちプログラマブル電子モジュールタグ20に近づける部材)の個数を制限するには、例えば、アンテナ等のタグプログラマ側通信素子46と、可搬型モジュールタグ処理デバイス50を構成する電子回路のうちアンテナ等の直近に配置する必要がある(又は配置するのが好ましい)部分のみを、使用位置に置くようにすればよい。可搬型モジュールタグ処理デバイス50を構成する電子回路のうち他の部分例えばデータプロセッサ59や、ユーザインタフェース部材は、使用位置から離れた場所に置くことができる。使用位置に置かれている部品乃至要素(アンテナ等)とそこから離れた場所に置かれている部品乃至要素(データプロセッサ59等)との間を接続するには、それらの間を接続する通信素子を追加すればよい(図示せず)。
更に、図6は、モジュール30に対し関連付けられているプログラマブル電子モジュールタグ20にプログラミングを施すプロセスを、概念的に示している。この図においては、モジュール30が収められている容器32にしっかりと付されているプログラマブル電子モジュールタグ20をプロセスの対象としているが、本件技術分野における習熟者であれば認識できる通り、モジュール30それ自体に付されているプログラマブル電子モジュールタグ20も、このプロセスの対象とすることができる。その場合、このプロセスは、そのモジュール30が容器32内にあるのかそれとも容器32外にあるのかを問わず、モジュール30に付されたプログラマブル電子モジュールタグ20に対して適用することができる。
使用に当たっては、モジュールタグプログラマ40を備える可搬型モジュールタグ処理デバイス50を、プログラマブル電子モジュールタグ20に近づける。例えば、図3に示したようにモジュール30が収められておりプログラマブル電子モジュールタグ20が付されている容器32を、モジュールタグプログラマ40に十分近づければ、タグ側通信素子26とタグプログラマ側通信素子46との間、従ってプログラマブル電子モジュールタグ20とモジュールタグプログラマ40との間に、通信リンクを確立することができる。
モジュールタグプログラマ40とプログラマブル電子モジュールタグ20との間に通信リンクが確立されたならば、タグ読み取りプロセスを開始できる状態となる。即ち、モジュールタグプログラマ40のうちタグリーダとして機能している部分によってプログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24(図5参照)から情報、例えばタグ識別情報を読み出せる状態になる。タグ識別情報は、例えばプログラマブル電子モジュールタグ20の真正性(又はこれを含むアイデンティティ)を確認するためタグリーダにて利用できるタグ認証情報を含んでいる。タグ識別情報には、このタグ認証情報に代えて又はこれと共に、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に係るモジュール30の型式番号や構成(コンフィギュレーション)状態を識別できる情報を含めることができ、その種の情報が含まれていればタグリーダは当該情報を読み取ることができる。タグ読み取りプロセス、即ちこのようなタグ識別情報をプログラマブル電子モジュールタグ20から読み取るためプロセスは、上掲の通り通信リンクが確立されている状態でユーザが可搬型モジュールタグ処理デバイス50のキーパッド52上の特定目的ボタンを押すことにより、開始される(或いは、その動作中は周期的にタグ読み取り指令を放射する動作を続けるよう、可搬型モジュールタグ処理デバイス50を構成してもよい)。
タグ読み取りプロセスが開始されると可搬型モジュールタグ処理デバイス50は識別要求を発する。タグ内電子回路22は、タグ識別情報を含むタグ応答を送信することによりこの識別要求に対して応答するよう、構成されている。識別要求及びタグ応答の種類、性格、内容、交換手順等は設計上の細部に依存するが、識別要求及びタグ応答の交換を通じてセキュリティを向上させることもできる。例えば、タグメモリ24内の特定位置から読み出されたデータをそのままタグ応答に含めることもできるが、計算により生成したデータをタグ応答に含めればセキュリティを向上させることができる。具体的には、タグメモリ24内の特定データ及び(多くの場合は)識別要求中に含まれている情報に基づき所定識別プロセスに従いタグ側プロセッサ(CPU)28が計算して生成したデータを、タグ応答とすればよい。データ通信及びデータセキュリティに親しい者であれば、通信リンク上でデータを通信する際のセキュリティを確保向上させる技術をいくつか示し得るであろうし、その種の技術を応用すればプログラマブル電子モジュールタグ20とモジュールタグプログラマ40のタグリーダ部分との間の通信リンクによるより安全なデータ通信を達成できるであろう。タグ応答を受信すると、タグプログラマ側通信素子46はそのタグ応答をタグプログラマ内電子回路44のタグリーダ部分(のうち好適な部分)に送る。
タグ読み取りプロセスにおいてタグプログラマ側通信素子46がプログラマブル電子モジュールタグ20から受信するタグ応答は、プログラマブル電子モジュールタグ20から提供されるタグ識別情報を含んでいる。タグプログラマ内電子回路44のデータプロセッサ59は、このとき一種のデータベリファイアとして機能する。即ち、受信したタグ応答中に含まれているタグ識別情報を所定識別条件(所定タグ識別条件)と比較し、そのタグ識別情報が当該所定識別条件に合致していることを判別・確認することにより、プログラマブル電子モジュールタグ20のアイデンティティを確認する。データ確認(ベリフィケーション)に親しい者であれば、タグ識別情報が所定識別条件に合致していることを判別・確認するのに利用できる判別技術や識別条件を、様々に示すことができるであろう。
プログラマブル電子モジュールタグ20のアイデンティティを確認すると、モジュールタグプログラマ40側のデータプロセッサ59は、例えば、モジュールタグプログラマ40のうちタグライタとして機能し得る部分に対しタグ内容をプログラミングする権限を付与し、プログラマブル電子モジュールタグ20へのプログラミングを行わせる。プログラマブル電子モジュールタグ20に対するプログラミングのため、データプロセッサ59は、タグプログラマ側通信素子46によりプログラマブル電子モジュールタグ20に対し、プログラミングするタグ内容を表すタグ内容情報を送信させる。タグ側通信素子26は送信されたタグ内容情報を受信し、タグ内電子回路22は受信したタグ内容情報に対応するタグ情報をそのタグメモリ24内に格納する(タグ内電子回路22はそのように構成されている)。また、このような手順によりプログラマブル電子モジュールタグ20へのプログラミングを行うに当たって、プログラミングするタグ内容をデータプロセッサ59における識別結果に応じて変えることもできる。例えば、データプロセッサ59は、タグ識別情報が複数の所定タグ識別条件(第1所定タグ識別条件、第2所定タグ識別条件等々)のうち何れに合致しているのかを判別し、何れのタグ識別条件に合致しているかに応じて異なるタグ内容情報を、タグライタによりプログラマブル電子モジュールタグ20にプログラミングさせる。即ち、タグ識別情報が第1所定タグ識別条件に合致していると判別された場合には第1タグ内容情報を、またタグ識別情報が第2所定タグ識別条件に合致していると判別された場合には第2タグ内容情報を、という具合に異なるタグ内容情報を書き込む。各所定タグ識別条件間の関係は、例えば、第1所定タグ識別条件と第2所定タグ識別条件とが相互排他的になるよう設定する。なお、タグ内容情報には、例えば、モジュール構成設定情報即ちモジュール30の構成(コンフィギュレーション)を設定するための情報(構成情報とも呼ぶ)が含まれる。
ユーザは、タグ内容のプログラミングに関し、例えばユーザインタフェース部材を構成するユーザ入力用素子を操作することによって、タグ内容プログラミング指令をモジュールタグプログラマ40に対して与える。例えば、ユーザは、キーパッド52上にある各種のキーを所定順序乃至手順で押すことにより、可搬型モジュールタグ処理デバイス50のモジュールタグプログラマ40において特定のタグ内容(即ちプログラミングすべきタグ内容を表すタグ内容情報)を一組、発生させることができる。
モジュールタグプログラマ40側のデータプロセッサ59は、タグ識別情報とプログラミング内容とが一致していることを確認するよう、構成できる。即ち、ユーザから与えられる特定のタグ内容プログラミング指令が、識別されたモジュールについて認められている(或いは一致している)指令であることを確認するよう、構成できる。この確認も、タグ識別情報と所定識別条件との比較による判別に属する処理であるといえる。モジュール30の識別はそのモジュール30に関連付けられているプログラマブル電子モジュールタグ20上のタグ識別情報に基づき行えるから、この確認は、プログラマブル電子モジュールタグ20から受信したタグ識別情報を所定識別条件、即ちユーザから与えられるタグ内容プログラミング指令を受信できると認め得るモジュールについての所定識別条件と比較することによって、行うことができる。データプロセッサ59によってこの比較が行われた結果、“ユーザから与えられたタグ内容プログラミング指令に係るタグ内容は、受信したタグ識別情報にて識別されたモジュールにプログラミングしてよいものである、と認められる”と判別された場合、モジュールタグプログラマ40の動作は、(必要に応じ他の確認、判別等を経つつも)そのモジュール30に係るプログラマブル電子モジュールタグ20にプログラミングを施す動作(タグライタにより構成情報を書き込む動作等)に移行する。これに対し、認められないと判別された場合は、可搬型モジュールタグ処理デバイス50はユーザに対し信号を発して警報する。これら通知又は警報のための信号は、例えば、音響出力部64から発せられる可聴信号、発光表示部62を構成する1個又は複数個の発光素子から発せられる可視信号、GUI部60上に表示されるメッセージ、又はこれらの組合せ等として、発生させればよい。
可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、更に、ユーザ識別情報とタグ識別情報とが一致していることを確認するよう、構成できる。即ち、タグ内容プログラミング指令を与えたユーザが、そのようなこと(タグ内容プログラミング指令を発することやそれにより特定のタグ内容をプログラミングすること)を行ってよいと認められるユーザであることを、確認するよう構成できる。この確認も、タグ識別情報と所定識別条件との比較による判別に属する処理であるといえる。ユーザ識別情報とタグ識別情報とが一致していることを確認するため、可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、例えば、ユーザに対してユーザ識別情報の入力を促し、ユーザはこれに応じて例えばキーパッド52からユーザ識別情報を入力する。ユーザに関連付けられているデバイス例えばキーカードからユーザ識別情報等を読み取れる識別情報読み取りデバイスを、可搬型モジュールタグ処理デバイス50に設けて利用してもよい。
以上述べた構成上、機能上乃至プロセス上の特徴点を適宜組み合わせれば、使用上の利便性乃至柔軟性を高め、或いはセキュリティを確保向上させることができるし、その組合せ方は様々である。例えば、ある特定のユーザはある特定のタイプのタグ内容プログラミング指令(構成プログラミング指令)しか発することができないようにする、ある特定のユーザはそのタグ識別情報により識別されるある特定のタイプのモジュールに対してしかタグ内容プログラミング指令(構成プログラミング指令)を発することができないようにする、ある特定のユーザはある上限個数のタグ内容プログラミング指令(構成プログラミング指令)しか発することができないようにする(即ちそのユーザがプログラミングできるプログラマブル電子モジュールタグ20の個数を上限制限する)、といったことが可能である。
可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、プログラマブル電子モジュールタグ20に関連付けられているモジュール30がどのカテゴリに分類されるのかを識別するよう、構成することができる。例えば、第1カテゴリに係るカテゴリ識別条件、第2カテゴリに係るカテゴリ識別条件、等々といった具合に、カテゴリ毎にカテゴリ識別条件(群)を準備し、データプロセッサ59に保持させておく(或いはデータプロセッサ59が利用できるようにしておく)。ここでいうカテゴリとは、例えば、これまでのモジュール使用量(印刷モジュールであればその印刷モジュールがこれまでに提供してきた印刷物の量)、そのモジュールに適用可能なマーケティングプログラムタイプ(売りきりかリースか等)、サービスプログラムタイプ(包括的か個別課金か等)、等といった条件に係るカテゴリである。データプロセッサ59は、タグプログラマ側通信素子46によりプログラマブル電子モジュールタグ20から受信した情報(例えばタグ識別情報を含む)を解析することにより、その情報が所定のカテゴリ識別条件(例えばタグ識別条件を含む)のうち何れと合致しているのかを判別し、合致していると判別したカテゴリに相応するプロセッサ処理結果を生成する。生成されたプロセッサ処理結果は、コンピュータ95等、他のシステムに送信されるか、或いは、GUI部60等のユーザインタフェース部材を通じてユーザに提供される。前述した手順に従いこのプロセッサ処理結果をタグ内容情報として書き込むこともできる。
モジュール使用量に基づくカテゴリ分類に際しては、可搬型モジュールタグ処理デバイス50は、既に消費乃至使用が開始されているモジュール30に付されているプログラマブル電子モジュールタグ20からタグ情報を読み取る。読み取られるタグ情報には、例えば、その時点までにおけるそのモジュール30の使用量に関する情報(例えばそのモジュール30の組込先マシン例えば印刷装置がそのモジュール30のプログラマブル電子モジュールタグ20に随時書き込むトナー消費量推定値等の使用量データ)が、含まれている。データプロセッサ59は、プログラマブル電子モジュールタグ20から読み取られる情報のうちこの使用量データを使用量条件(群)と比較し、そのモジュール30を複数通りの使用量カテゴリのうち何れかに分類し、表示等によって分類先カテゴリをユーザに通知する。この手順をより一般的に(即ちタグ情報に基づくカテゴリ分類一般に適用できる形で)示したものが、図12である。この図に示す手順においては、データプロセッサ59は、読み取られたタグ情報をまずカテゴリ識別条件C1と比較することにより(183)、そのタグ情報がカテゴリ識別条件C1と合致しているかどうか即ちモジュール30が第1カテゴリに該当するかどうかを判別する。タグ情報がカテゴリ識別条件C1と合致しなかった場合は、データプロセッサ59は、タグ情報をカテゴリ識別条件C2と比較することにより(185)、そのタグ情報がカテゴリ識別条件C2と合致しているかどうか即ちモジュール30が第2カテゴリに該当するかどうかを判別する。データプロセッサ59は、こういった比較処理を、カテゴリ識別条件又はその組合せそれぞれ毎に(例えばN個目のカテゴリ識別条件CNまで繰り返して)行うことができる(187)。データプロセッサ59は、例えば、タグ情報が何れかのカテゴリ識別条件と合致した場合に、該当するカテゴリをGUI部60により表示させユーザに知らせるよう(188)、構成することができる。そもそも準備されているカテゴリの個数が少ないのであれば、発光信号部62からの発光信号やスピーカ等の音響出力部64からの可聴信号によって、該当するカテゴリを知らせてもよい。また、タグ情報が何れの所定カテゴリ識別条件とも合致しなかった場合に“合致せず”という結果を表示(又は発光、鳴音)によりユーザに通知するよう、データプロセッサ59を構成することができる(189)。ユーザは、“合致せず”を含む各種カテゴリの何れにモジュール30が分類されたかに応じて、そのモジュール30を適宜再生、回収等にまわすこともできる。可搬型モジュールタグ処理デバイス50に例えば一体型プリンタが組み込まれているのであれば、カテゴリ判別結果(例えば該当カテゴリ)をそのプリンタを用いてラベル上に印刷し、そのラベルを対応するモジュール30に付すようにすることも、可能である。
より具体的な用途例でいえば、プログラマブル電子モジュールタグ20を付すことができるモジュール30としては、電子写真式印刷装置において用いられる各種の印刷装置用可換モジュール、例えばトナーを収蔵する印刷モジュールやフォトレセプタ等を挙げることができる。その場合、タグ情報には、例えば、その印刷装置用可換モジュールの寄与により現時点までに作成された画像枚数等の情報を、使用量データとして含めておく。可搬型モジュールタグ処理デバイス50はタグ情報を読み取り、(例えばそのデータプロセッサ59において)このタグ情報に基づき作成済画像枚数を識別する。データプロセッサ59は、識別された画像枚数を、それぞれ画像枚数に関するしきい値を含む一種類又は複数種類のカテゴリ識別条件(この場合使用量条件)と比較する。データプロセッサ59は、この比較を通じてモジュール30をカテゴリ分類する。印刷モジュール(トナーカートリッジ)を例としていうなら、識別された画像枚数が第1しきい値未満ならそのモジュール30を“充填再利用”カテゴリに分類し、第1しきい値超第2しきい値未満(但し第1しきい値<第2しきい値)ならそのモジュール30を“部分再生”カテゴリに分類し、第2しきい値超ならそのモジュール30を“全面再生”カテゴリに分類し、という具合である。こういったカテゴリ分類の結果を示す情報を利用すれば、例えばそのモジュール30を最も適切な処理設備に送る等、適切な処置を執ることができる。
上に示した例における複数種類のカテゴリ識別条件は相互排他的なものであるが、カテゴリ分類は、非排他的な条件群によっても、或いは互いに全く異種の条件群に基づきつつ、行うことができる。例えば、タグ情報に画像枚数を示す情報及び製造日を示す情報が含まれている場合、画像枚数が第1しきい値未満で且つ製造日が所定日より前ならそのモジュール30を特定カテゴリに分類する、といった分類の仕方が可能である。即ち、画像枚数が第1しきい値未満であっても製造日が所定日より後ならまた別のカテゴリに分類される。なお、以上述べた幾通りかのカテゴリ分類プロセスはそれぞれ一例に過ぎず、本件技術分野における習熟者であれば、以上の記述を含め本願による開示を検討することにより、カテゴリ分類プロセスを所望の分類目的に応じて構築することができる。
本発明の実施形態においては、こういったカテゴリ分類能力を小型且つ可搬型のデバイス(可搬型モジュールタグ処理デバイス50)に持たせ適切な宛先へと送れるようにしているため、モジュール30を中央処理設備に持ち込む際の待ちを廃することができる。このように早めの時点でカテゴリ分類を行えるようにしたため、本発明の実施形態によれば、モジュール30の移送回数乃至頻度を減らすことができ、モジュール処理全体の速度を向上させることができる。
カテゴリ分類に使用するカテゴリ識別条件としては、更に、そのモジュール30が故障しているかどうか、また故障しているのであればどのようなモードで故障しているのか、といった事柄を判別するための条件を含めることができる。この種の条件を用いてカテゴリ分類を行うことにより得られる情報、即ち故障モードに基づくカテゴリ分類の結果を示す情報を利用すれば、その故障したモジュール30を適切な修理設備に送ることができる。
また、データプロセッサ59に診断修理機能(テスト機能)を持たせることもできる。例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20に対してタグ診断デバイス(例えばそのデータプロセッサ59に診断修理機能を持たせた可搬型モジュールタグ処理デバイス50。以下の説明はこの例による)により各種の診断テストを実行させるための指令を、当該タグ診断デバイスのデータプロセッサ59にプログラミングする。すると、データプロセッサ59は、タグ診断デバイスからプログラマブル電子モジュールタグ20へと所定情報要求を送らせる。診断デバイスのタグリーダはプログラマブル電子モジュールタグ20から応答(診断の基礎となるデータ)を受信する。データプロセッサ59は、所定情報要求に対するプログラマブル電子モジュールタグ20からの応答(診断基礎データの返信)の有無や応答の内容について解析を行い、そのプログラマブル電子モジュールタグ20が適正なパラメータ範囲内にて動作しているかどうかを判別して、診断結果を示す情報をプロセッサ処理結果として提供する。具体的には、データプロセッサ59は、図13に示した各種の診断テスト100を実行するよう、構成できる。
この図においては、多岐に亘る診断テスト100をその性質に従い枝状に分類して描いている。図示した枝のうち一つは、例えば、そのタイプ乃至カテゴリが異なる多数のプログラマブル電子モジュールタグ20に対して適用可能な一群の一般テスト102を含んでいる。一般テスト102は、更に、例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20がその通信素子26により正常に通信していることを確認するための一群の通信シーケンステスト104と、プログラマブル電子モジュールタグ20のアイデンティティ及び認証性を確認するための一群の認証テスト106とを、含んでいる。
診断テスト100のもう一つの枝は、例えば、特定モデル乃至カテゴリに属するプログラマブル電子モジュールタグ20向けの一群の分類(カテゴリ)別テスト108を含んでいる。分類(カテゴリ)別テスト108は、例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20から読み取ったデータのサイズ及びタイプが期待していたサイズ及びタイプであることを確認するための一群のデータ完全性テスト110と、プログラマブル電子モジュールタグ20から読み取ったデータがそのプログラマブル電子モジュールタグ20に係るモジュール30乃至マシンと一致している(矛盾していない)ことを確認するための一群のタグ構成一致性テスト112とを、含んでいる。
図14に、プログラミングされているデータプロセッサ59による制御下にタグ診断デバイス例えば可搬型モジュールタグ処理デバイス50が実行する診断テストのうちいくつかを、概念的に示す。この図においては、多くの状況に論理的に対処できるような順番で各種テストを実行するようにしているが、これとは異なった順番で実行するようにしてもよい。また、何れのテストも、タグ性能上許容できる所定パラメタ範囲内でプログラマブル電子モジュールタグ20が動作しているかどうかを判別するためのテストであるが、テストの内容が異なれば使用される判別条件は異なるものとなる。テスト毎に異なる判別条件を用いているため、タグ診断デバイスは、タグ不正常動作についてのエラー分類の中から一種類又は複数種類を識別してその結果を自分のユーザに対し知らせることができる。
図示の如く、診断テスト100のうち最初に実行されるのは、プログラマブル電子モジュールタグ20がタグ診断デバイスとの間で適正に通信リンクを確立することを確認するための一群の通信テスト104であり、これらのテストにおいてタグ診断デバイスとの間で適正に通信リンクを確立できなければ、そのプログラマブル電子モジュールタグ20は、恐らく、タグ診断デバイス以外のデバイス、例えばプログラマブル電子モジュールタグ20にプログラミングを施すためのデバイスやプログラマブル電子モジュールタグ20を読み取るためのデバイス(他の可搬型モジュールタグ処理デバイス50等)との間で通信リンクを確立する能力も、欠いているであろう。通信テスト104は、例えば、タグメモリ24の特定セル群からデータを読み出すよう又はタグメモリ24の特定セル群にある種のデータを書き込むよう指令を与え、その上で当該特定セル群からデータを読み出してデータが正しく伝送及び格納されたかを確認する、というテストを含んでいる。また、プログラマブル電子モジュールタグ20の中には、そのセルについて書き込み又は読み出しを行うとそのプログラマブル電子モジュールタグ20の性能に影響が現れてしまうような所定のセルを、そのタグメモリ24内に有しているものがある。通信テスト104は、この種のセルを回避しその種のセルについては書き込み又は読み出しを行わない手順によって、実行する。更に、プログラマブル電子モジュールタグ20の構成にもよるが、上述のものとは異なる内容を含む一群の通信テスト、例えば当該プログラマブル電子モジュールタグ20を構成するタグメモリ24、CPU28等の部分間を接続するデータバス等のリンクが適正に動作していることを確認できるいくつかの通信テストを、実行する一群の通信テスト104に含めてもよい。なお、各通信テスト104の詳細については、タグメモリ24等のメモリ部分を含めプログラマブル電子モジュールタグ20の構成に応じて決めればよい。
データプロセッサ59は、一群の通信テスト104の結果に基づき、プログラマブル電子モジュールタグ20との通信が所定パラメータ範囲内で行われたかどうかを判別する(120)。また、データプロセッサ59は、通信テスト104の結果を、タグ診断デバイスが利用できる各種の対ユーザ通知用素子を用いて、ユーザに通知することができる。例えば、GUI部60上にメッセージを表示させればよい。特に、何れかの通信テスト104にて不合格(失敗)という結果が得られている場合は、データプロセッサ59は、いくつかある所定のエラー分類の中から不合格内容に該当するエラー分類を識別し、例えば“応答なし”といった具合に、GUI部60上にそのエラーの詳細を表示させる(122)。また、データプロセッサ59は、発光信号部62や音響信号部64を動作させユーザに対しテスト結果を警報することもできる。例えば、タグ診断デバイスは、一群の通信テスト104にて通信リンク確立失敗との結果が得られているなら発光信号部62を赤く発光させたり音響出力部64からある種の可聴信号例えばブザー音を鳴音させたりする一方、成功という結果が得られているなら発光信号部62を緑で発光させたり音響出力部64から異なる可聴信号例えばベル音を鳴音させたりするよう、構成することができる。或いは、通信テスト104を含め各段階のテスト結果が合格であったというだけではユーザに通知することはせず、タグ診断デバイスの動作を単純に次のテストに進めるだけにする、という実施形態も可能である。
また、これら通信テスト104は、タグ診断デバイスのプログラミングに従い、所定条件が整ったときに開始するようにすればよい。例えば、ユーザがキーパッド52上の特定のキー又はキーの組合せを押したときや、通信ポート(有線通信ポート54や外部アンテナ56)のうち一つを介して外部デバイスから指令を受け取ったときに、一群の通信テスト104が開始されるよう、タグ診断デバイスにプログラミングしておけばよい。
プログラマブル電子モジュールタグ20との間で基本的な(即ち下位的な)通信を行えることが一群の通信テスト104において確認されたならば、より複雑なテスト、例えばそのプログラマブル電子モジュールタグ20が真正なものであり偽物ではないことを確かめるための一群の認証テスト106を、行うことができる。認証テスト106には、例えばエミュレーションテストを含めることができる。ここでいうエミュレーションテストとは、プログラマブル電子モジュールタグ20に対して各種の問いかけを発して探りを入れ、期待していた好適な結果がそのプログラマブル電子モジュールタグ20から返ってくるかどうかを判別するテストである。実行する認証テスト106には、更に、メモリマップ確認テストやメモリテスト、即ちプログラマブル電子モジュールタグ20に含まれるタグメモリ24等のメモリ部分に格納されている特定の読み出し専用データについて確認するテストの他、タグ識別情報を引き出してそのプログラマブル電子モジュールタグ20のカテゴリ乃至分類を判別するテストを、含めることができる。
また、通信テスト乃至通信シーケンステスト104のうちいくつかを、認証テスト106の一部、特にプログラマブル電子モジュールタグ20が適正なシーケンスに従い情報を発することを確認するためのテストとして位置づけて、実行することができる。これは、ある種の問いかけに対してある所定の返答を返すよう、プログラマブル電子モジュールタグ20を設計できることに基づいている。例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20は、ある種の問いかけに応じてそのメモリ部分(例えばタグメモリ24)のあるセルの内容を読み出して通信素子26から送出するよう、構成することができる。また例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20は、また別種の問いかけに応じそのCPU28がメモリ部分(例えばタグメモリ24)のあるセルの内容について所定の計算、例えば1個又は複数個のメモリセルの内容を暗号化する計算や1個又は複数個のメモリセルの内容を所定方式乃至公式(これは固定しておいてもよいし所定規則に従い時間経過により変化させてもよい)に従い操作する計算を実行し、通信素子26からその計算の結果を返答するよう、構成することができる。タグ診断デバイス側においては、その通信素子46を用いてプログラマブル電子モジュールタグ20側の通信素子26からの返答を受信する。タグ診断デバイス側のデータプロセッサ59は、受信した返答を解析することによって、認証できるプログラマブル電子モジュールタグ20から返ってくると期待される返答に対して実際に受信した返答が一致している(矛盾していない)かどうかを、判別する(124)。
これら認証テスト106の結果もまた、GUI部60、発光信号部62、音響出力部64、その組合せ等を用いて、ユーザに対して通知することができる。例えば、プログラマブル電子モジュールタグ20から受信した返答は認証できるプログラマブル電子モジュールタグ20から返ってくると期待される返答と一致していない(矛盾している)、と判別したデータプロセッサ59は、そのプログラマブル電子モジュールタグ20(及びモジュール30を含むアセンブリ)をその頒布元又は指定場所まで回付すべき旨のメッセージを、GUI部60により表示させることができる(126)。
診断対象プログラマブル電子モジュールタグ20は認証できるものである、との結果が一群の認証テスト106において得られた場合は(124)、タグ診断デバイスの動作は一群のデータ完全性テスト110へと進む。ここでも、タグ診断デバイス内の電子回路44及びデータプロセッサ59は、その通信素子(RFアンテナ)46によりテスト用の問いかけを一種類又は複数種類輻射させる。プログラマブル電子モジュールタグ20は、その通信素子(RFアンテナ)26によりこれらのテスト用問いかけを受信し、設計的に定められている所定手順に従いこれらの問いかけを処理することによってタグ返答を作成し、作成したこれらのタグ返答をその通信素子26から送信する。また、実行するデータ完全性テスト110には、データフォーマットを確認するテストや、データ範囲を確認するテストや、タグ内電子回路22内で使用される変数間の関係を確認するテスト等を、含めることができる。
データプロセッサ59は、受信したタグ返答を、期待していたタグ返答と比較する(128)。その結果、そのプログラマブル電子モジュールタグ20は何れかのタグ完全性テスト110に合格していない、と判別した場合、データプロセッサ59は、ユーザインタフェース部材を用いてユーザに不合格を通知する。例えば、データ完全性テスト不合格というメッセージを、GUI部60上に表示させる(130)。このメッセージには、そのプログラマブル電子モジュールタグ20及び対応するモジュール30からなるアセンブリをその頒布元例えば製造者や頒布者(仲買人や卸)まで回付すべき旨の指示を、含めることができる。また、この不合格通知は、上記表示と併せ又はこれに代え、発光信号部62又はこれを構成する発光素子のうち特定の一つを発光させることや、音響出力部64から特定種類の可聴信号を鳴音させることや、それらを組み合わせて行うこと等によっても、行うことができる。
あるモジュール30に係るプログラマブル電子モジュールタグ20が通信テスト104、タグ認証テスト106及びデータ完全性テスト110に含まれるテストのうち何れか一つでも不合格であった場合、そのモジュール30が組み込まれているマシン例えば印刷装置のユーザは、そのモジュール30を交換する必要があろう。そのため、タグ診断デバイスにおいては、システムを発注乃至購入する際に提出する情報(モジュール発注情報)に含めるべく、そのユーザに対して、そのモジュール30を用いていた又は用いようとしていたマシンについての情報の入力を求める(132)。タグ診断デバイスを含む(又はタグ診断デバイスに含まれる)診断システムやタグ診断デバイス外の発注システムは、このマシン構成情報を用いそのマシンの構成に適するモジュール構成を識別し、識別結果に基づきモジュール発注情報を作成して(134)、診断ルーチンを終えるための処理に進む(144)。
また、状況によっては、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に対するプログラミングをやり直せばそのプログラマブル電子モジュールタグ20を適正に使用できるようになることもあるし、そのような状況をプログラマブル電子モジュールタグ20の不合格の仕方から察知できることがある。例えば、通信テスト104及び認証テスト106には合格したがデータ完全性テスト110のうちあるものについては不合格であった場合等が、特にそうである。そこで、データプロセッサ59は、不合格の仕方を解析することにより、その不合格が、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に再びプログラミングを施すことにより矯正できるような種類の不合格に該当するかどうかを、判別する。
プログラマブル電子モジュールタグ20に再びプログラミングを施せばその不合格を矯正できるとデータプロセッサ59が判別した場合、プログラマブル電子モジュールタグ20に再びプログラミングを施すプロセスが起動される(133)。このプロセスにおいては、タグ診断デバイス側の通信素子(RFアンテナ)46を動作させ再プログラミング情報を送信する動作を、マシン構成情報その他、プログラマブル電子モジュールタグ20から読み取った情報又はユーザが入力した情報に基づき、タグ診断デバイス側のデータプロセッサ59が実行する。その結果送信された再プログラミング情報はプログラマブル電子モジュールタグ20側の通信素子(RFアンテナ)26により受信され、これに含まれている訂正タグ内容情報即ち訂正版のタグ内容情報はタグメモリ24内に格納される。言い換えれば、データプロセッサ59は訂正タグ内容情報を含むプロセッサ処理結果を提供し、タグライタは、プログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24に訂正タグ内容情報を書き込む。このような再プログラミングプロセスは、自動的に行わせることもできるし、GUI部60上に指示乃至問いかけを表示しこれに応じユーザがキーパッド52その他のユーザ入力用素子から入力するのを待つという形態即ちインタラクティブな形態でも行わせることもできる。インタラクティブな形態による再プログラミングプロセスには、例えば、再プログラミングに関するユーザ権限を認証するためのプロセスを含めることができる。このユーザ権限認証プロセスにおいては、例えば、まずタグ診断デバイスがユーザに対してそのアイデンティティを示す情報即ちユーザ個人を特定できるユーザアイデンティティ情報を要求する。ユーザは、キーパッド52上の一連のキーによる入力によって、要求された情報を入力することができる。タグ診断デバイスにアイデンティティカードリーダが付設又は接続されている場合は、このカードリーダによりアイデンティティカードからユーザアイデンティティ情報を読み取ることによっても、この入力を行うこともできる。データプロセッサ59は、入力されたユーザアイデンティティ情報に基づき、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に対する再プログラミング処理を起動する権限がそのユーザに備わっているかどうか等を識別する。そして、自動プロセスであれインタラクティブプロセスであれプログラマブル電子モジュールタグ20に対して再プログラミングが施された後は、例えばそのプログラマブル電子モジュールタグ20について再び一群の診断テスト100を実行する。これにより、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に対する再プログラミングに成功したかどうかを確認することができる。場合によっては、この再テストでは通信テスト104及び認証テスト106を省略し直ちにデータ完全性テスト110に進めるようにしてもよい。
一群のデータ完全性テスト110の結果から見てデータ完全性が十分に備わっていると判別できる場合(128)、例えばデータプロセッサ59において、そのプログラマブル電子モジュールタグ20が使用されている環境に対してそのプログラマブル電子モジュールタグ20が整合していることを確認するため一群の一致性テスト112が起動される。これらの一致性テスト112においては、そのプログラマブル電子モジュールタグ20に係るモジュール30がどのような環境で最善の能力を発揮できるよう設計されているのかを示す情報、例えばそのモジュール30がどのような機械向けかを示す情報やそのモジュール30がどのような地理的領域向けかを示す情報が、利用される。この種の情報は、そのモジュール30に係るプログラマブル電子モジュールタグ20上に格納されている。
一致性テスト112には、モジュール設計製造時に想定していた地理的領域にてそのプログラマブル電子モジュールタグ20に係るモジュール30が使用されていることを確認するための地理的確認テストを、含めることができる。一致性テスト112には、更に、マシンプロダクトファミリ確認テスト及びマシンプロダクトタイプ確認テストを含めることができる。これらのテストや後述のサービスプラン確認テストにおいて利用するため、タグ診断デバイスのオペレータは、そのモジュール30が使用される又は使用されているマシンの構成についての情報即ちマシン構成情報を入力するよう、求められる(136)。オペレータは、キーパッド52を用いて、或いは通信ポート(有線通信ポート54や外部アンテナ56)のうち一つを介しタグ診断デバイスと通信するポータブルコンピュータ等、他のデバイスを用いて、この情報を入力する。入力された情報を利用するマシンプロダクトファミリ確認テスト及びマシンプロダクトタイプ確認テストは、そのマシンと、プログラマブル電子モジュールタグ20に係るモジュール30との一致性を、確認するためのテストであって、場合によっては、両者を結合させて単一のマシンモデル確認テストとすることもできる。マシンモデル確認テストにおいては、プログラマブル電子モジュールタグ20を読み取るタグ診断デバイスが読み取った情報により識別されたモジュール30についての適正マシンモデルリストに対し、そのマシンのモデルナンバー(型式番号)が合致していることを、確認する。
一致性テスト112には更に、サービスプラン確認テストを含めることができる。ここに、プログラマブル電子モジュールタグ20と関連付けられたモジュール30が組み込まれる各種のマシンは、様々に異なったサービスプランの下で運用することができ、またモジュール30のタイプが違えばそれにふさわしいサービスプランもまた違うものになる。例えば、マシンが印刷装置でありモジュール30がトナーカートリッジ等の可換モジュールであるなら、サービスプラン毎に異なるタイプのトナーカートリッジが使用され得る。具体的には、ユーザが可換モジュールを個別に購入して使用するマシンについてはあるタイプのモジュール30がふさわしく、ユーザが(可換モジュールを個別に購入せずに)所定印刷量毎に支払いを行うマシンについてはまた別のタイプのモジュール30がふさわしい、といった具合である。サービスプラン確認テストは、そのマシンのサービスプランにふさわしいプログラマブル電子モジュールタグ20が用いられていることを確認することによって、そのプログラマブル電子モジュールタグ20が、適当な種類の情報を記録でき且つ当該情報をマシンのユーザに対して提供できるタイプのものであること、従ってユーザがその情報を受けてそのマシンのサービスプランに従いそのマシンを適切に管理できるようになっていることを、確かめるためのテストである。ユーザがステップ136で入力するマシン構成情報には、このサービスプラン確認テストにて使用する情報、即ちマシンサービスプランに関する情報が含まれている。
データプロセッサ59は、そのマシンが置かれている地理的領域、そのマシンの構成並びにそのマシンについてのマシンサービスプランの何れに対してもそのプログラマブル電子モジュールタグ20がふさわしい(両者間に一致性乃至整合性があり特に矛盾を来さない)ものであるかどうかを、一致性テスト112の結果を調べることによって判別する(138)。プログラマブル電子モジュールタグ20はマシン用の特定可換モジュールに関連付けられているのであるから、モジュール30とマシンとの間に整合性乃至一致性があるかどうかについても、プログラマブル電子モジュールタグ20に対する一致性テスト112によって、少なくともある程度は明らかになる。
プログラマブル電子モジュールタグ20が地理的領域、マシン(構成)及びマシンサービスプランの何れに対しても一致性乃至整合性を呈していることが一致性テスト112によって明らかとなった場合(138)、タグ診断デバイスは診断ルーチンを終えるための処理に進む(144)。診断ルーチンを終える前に、タグ診断デバイスは、表示等の手段によりユーザに対し全診断テスト合格である旨通知することができる(142)。
プログラマブル電子モジュールタグ20が地理的領域、マシン(構成)及びマシンサービスプランのうち何れかに対して一致性乃至整合性を呈していないことが一致性テスト112によって明らかとなった場合(138)、タグ診断デバイスは、例えば不合格通知を表示させる(140)。例えば、ユーザインタフェース部材により“一致性なし”等のテキストメッセージを表示させることができる。その際に、その不一致がどういった性質の不一致であるのかについてのテキスト情報又はグラフィック情報を併せて表示させることもできる。こういった表示に代えて、又はこれと共に、発光信号部62を構成する発光素子のうち少なくとも1個により可視的に信号を表示する、音響出力部64により可聴的に信号を発する、等という手段を使用してもよい。そして、タグ診断デバイスその他のシステムは、その不一致がどういった性質の不一致であるのかに応じて、発注すべき正しいモジュール(のタイプ)を識別し、正しいモジュール発注情報を生成する(134)。
以上述べた一群の診断テスト100を実行するに際しては、タグ診断デバイスが各テスト毎にプログラマブル電子モジュールタグ20からデータを読み取るようにしてもよいし、タグ診断デバイスが例えば通信テスト104の際にタグメモリ24の全内容を一遍に読み出しタグ診断デバイス上のメモリ内にそれらのタグデータを格納するようにしてもよい。後者の如く全タグデータを取り込んでしまえば、タグ診断デバイス側のデータプロセッサ59は、取り込んだタグデータに基づき認証テスト106、データ完全性テスト110及びタグ一致性テスト112を行うことができる。即ち、プログラマブル電子モジュールタグ20からデータを再び送らせる必要はない。また、全タグデータを一遍に取り込むことによりデータを選択的に送らせるための通信が不要になり、従ってタグメモリ24内に格納されている情報の構造に関する所有権情報を通信再開時に明示することが不要になる。
図15に、タグ診断デバイスに搭載されている(即ちタグ診断デバイスを構成している)ソフトウエア組織の例を示す。この図に示す組織においては各ソフトウエアがモジュール化されている。このように診断ソフトウエアをモジュール的に組織しておけば、サポート及び保守が容易になり、また特定のプログラマブル電子モジュールタグ20向けの新たなテストを診断ソフトウエアに追加すること、特に診断ソフトウエアの他の部分に影響乃至混乱を及ぼさないで追加することができる。
図示したモジュールのうち主GUI(グラフィカルユーザインタフェース)モジュール150は、タグ診断デバイスの各種機能乃至能力に対するユーザアクセスを制御するためのコードを含んでいる。主GUIモジュール150は、例えば、GUI部60上で実現されるパスワード制御インタフェースを制御する。主GUIモジュール150は、また例えば、各種テストを通じユーザをナビゲーションする動作を制御する。
モードフロー/制御モジュール152は、診断テストモジュール154やタグダンプ制御モジュール156を含む他のモジュール間のやりとりを制御する。診断テストモジュール154は、診断テスト100を実行乃至管理する。タグダンプ制御モジュール156は、プログラマブル電子モジュールタグ20に含まれるタグメモリ24の全内容についてその読み出し(ダンプ)を管理することにより、タグ診断デバイスがプログラマブル電子モジュールタグ20からのデータを解析できるようにしている。これとは別モジュールとなっているタグダンプモードGUIモジュール158は、GUI部60を介してユーザに情報を提供できるモジュールである。診断モードGUIモジュール160は、診断テスト100中にユーザに与える指示乃至情報を制御する。例えば、診断モードGUIモジュール160は、GUI部60上にエラーメッセージを表示させる際にエラーメッセージ毎に違う色で表示させることにより、ユーザの注意をより多く喚起できるようにする。アプリケーションアクセスセキュリティモジュール162は、タグ診断デバイスに対するアクセスやタグ診断デバイスを用いた診断テスト100の実行を制限できるようにしているモジュールである。例えば、アプリケーションアクセスセキュリティモジュール162は、パスワード確認を実行し、またパスワードを変更する仕組みを提供する。
通信モジュール164は、タグ診断デバイスとプログラマブル電子モジュールタグ20との通信のうち、基本的な通信即ち下位的な通信を取り扱う。エラーメッセージモジュール166は、全てのエラー分類と、各エラーメッセージに対応するエラーコードやエラーメッセージ(GUI部60上に表示させる情報)と、のリストを含んでいる。周辺ハードウエア対応モジュール168は、アクセサリとして付加されるバーコードスキャナ(図示せず)等の周辺ハードウエアとのやりとりを取り扱うためのコードを含んでいる。構成記述別モジュール170は、一種類又は複数種類実装されており、各特定モデルのプログラマブル電子モジュールタグ20に固有な情報(プログラマブル電子モジュールタグ20の個別モデルについての情報)、プログラマブル電子モジュールタグ20の各特徴乃至構成についての情報、データにおける特定の変数や定義や解釈についての情報等を、含んでいる。
PC/ネットワーク通信モジュール172は、タグ診断デバイスの通信ポート(有線通信ポート54や外部アンテナ56)のうち一つを介してデータネットワークコンピュータその他の外部デバイスと情報を交わすのに必要なコードを、含んでいる。
暗号化データファイル生成モジュール174は、タグダンプ制御モジュール156によりプログラマブル電子モジュールタグ20から取り寄せたデータ即ちタグデータを暗号化するためのコードを、含んでいる。タグデータを暗号化することにより、情報を無権限アクセスから保護することができる。
これらのソフトウエアモジュールは、タグ診断デバイス内に設けられている記憶デバイス例えばハードドライブ(図示せず)内に格納しておけばよい。また、これらのソフトウエアモジュールを、タグ診断デバイスの回路のうち図8に示した電子回路44の一部として形成されているファームウエア内に、組み込むこともできる。
タグメモリ24には様々な時点で情報乃至データを格納することができる。例えば、容器32内に収められているモジュール30の物理的構成(コンフィギュレーション)を表す情報等、特定の種類の情報については、例えば容器32内にモジュール30を収めおえたとき等に一括して、タグメモリ24内に格納すればよい。マーケティングパーツ番号即ち市場流通時等に使用する部品番号等の情報は、後の時点でタグメモリ24内に追加すればよい。流通問屋や仲買人(頒布者)の倉庫を特定する追尾情報や、そのモジュール30の実装乃至組込を担当するサービス技術者を特定する情報等の情報も、後の時点でタグメモリ24内に追加すればよい。容器32に付されているプログラマブル電子モジュールタグ20のタグメモリ24内に追尾情報を随時書き込むようにすれば、その容器32がどこにあったかやどのような段階を経てきたかに関する履歴を、容器32それ自体により保持させることができる。即ち、随所で使用されているタグリーダによってこの情報にアクセスすることにより、別にタグリーダから中央追尾システムにアクセスせずとも、モジュール30が収められている容器32の履歴を識別することができる。
モジュールへのプログラマブル電子モジュールタグの付し方の例を示す図である。 モジュール容器へのプログラマブル電子モジュールタグの付し方の例を示す図である。 モジュール容器へのプログラマブル電子モジュールタグの付し方の他の例を示す図である。 図3に示した例にてモジュール容器を開いた後の状態を示す図である。 一実施形態に係るプログラマブル電子モジュールタグを示す図である。 可搬型モジュールタグ処理デバイスを用いてプログラマブル電子モジュールタグにプログラミングを施している場面を示す図である。 一実施形態に係る可搬型モジュールタグ処理デバイスの斜視図である。 図7に示した可搬型モジュールタグ処理デバイスを図7中の線8−8に沿って切断して描いた断面図である。 図7に示した可搬型モジュールタグ処理デバイスの頂面図である。 図7に示した可搬型モジュールタグ処理デバイスの後部端面図である。 本発明の一実施形態に係る可搬型モジュールタグ処理デバイスを含むタグ処理システムの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプロセスの一部分を示す概略フローチャートである。 本発明の一実施形態に係るシステムの部分構造を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るシステムの一部分を示す概略フローチャートである。 本発明の一実施形態に係るシステムの部分構造を示す概略図である。

Claims (6)

  1. 通信素子を備えモジュールに関連付けられている電子タグからデータを受信する携帯型データ受信機と、
    通信素子にて受信したデータをプログラムされた処理指令に従い解析し受信したデータに基づくプロセッサ処理結果を提供するデータプロセッサと、
    通信素子を備えプロセッサ処理結果に応じて電子タグのタグメモリ部分にタグ内容情報を書き込む携帯型タグライタと、
    を備え、モジュールに関連付けられている電子タグに対し電子的にプログラミングを施す可搬型プログラミングデバイス。
  2. 請求項1記載の可搬型プログラミングデバイスにおいて、
    データプロセッサが、自分に対してプログラムされた処理指令を格納しておくためのメモリを有する可搬型プログラミングデバイス。
  3. 請求項1記載の可搬型プログラミングデバイスにおいて、
    携帯型データ受信機が、電子タグからタグ識別情報を受信し、
    データプロセッサが、タグ識別情報が第1所定タグ識別条件に合致しているのかそれとも第2所定タグ識別条件に合致しているのかを判別し、
    携帯型タグライタが、タグ識別情報が第1所定タグ識別条件に合致していると判別された場合には第1タグ内容情報を、またタグ識別情報が第2所定タグ識別条件に合致していると判別された場合には第2タグ内容情報を、タグ内容情報として書き込む可搬型プログラミングデバイス。
  4. 請求項3記載の可搬型プログラミングデバイスにおいて、
    第1所定タグ識別条件と第2所定タグ識別条件とが相互排他的である可搬型プログラミングデバイス。
  5. 請求項1記載の可搬型プログラミングデバイスにおいて、
    携帯型データ受信機が、電子タグから診断の基礎となるデータを受信し、
    データプロセッサが、診断の基礎となるデータを解析し診断結果を示す情報をプロセッサ処理結果として提供する可搬型プログラミングデバイス。
  6. 請求項5記載の可搬型プログラミングデバイスにおいて、
    データプロセッサが、訂正タグ内容情報を含むプロセッサ処理結果を提供し、
    携帯型タグライタが、電子タグのタグメモリ部分に訂正タグ内容情報を書き込む可搬型プログラミングデバイス。
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